JP2781055B2 - 研削砥石のドレッシング方法 - Google Patents

研削砥石のドレッシング方法

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JP2781055B2 JP11759190A JP11759190A JP2781055B2 JP 2781055 B2 JP2781055 B2 JP 2781055B2 JP 11759190 A JP11759190 A JP 11759190A JP 11759190 A JP11759190 A JP 11759190A JP 2781055 B2 JP2781055 B2 JP 2781055B2
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敏 松井
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、消耗性のドレツシング工具を用いて研削砥
石、特にダイヤモンド砥石やCBN砥石(以下、超砥粒砥
石という)をドレツシングする方法に関する。
〔従来の技術〕
超砥粒砥石(以下、研削砥石と呼ぶ)をドレツシング
するときには、ドレツシング工具としてA系砥粒やC系
砥粒からなる普通砥石を使用する。そして、第6図に示
すように研削砥石1の幅方向に所定の切込み量を与えた
ドレツシング工具2を移動させたり、第7図に示すよう
に研削砥石1を棒状のドレツシング工具2に連続的に切
り込ませることにより研削砥石1をドレツシングしてい
た。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記した第1の従来技術すなわち、ドレツシング工具
2を研削砥石1の幅方向に移動させてドレツシングする
方法では、ドレツシング工具2は研削砥石1に対して送
り込む側でより多く研削されるため、(a)→(b)→
(c)の過程を経て、研削砥石1の作業面3は傾斜面に
ドレツシングされてしまう。このときの傾斜量はドレツ
シング切込み量にほぼ等しいため、能率よくドレツシン
グするために切込み量を大きくすると、それだけ傾斜量
が大きくなり、能率よく高精度にドレツシングすること
が困難であつた。
また、上記した第2の従来技術すなわち、ドレツシン
グ工具2を研削砥石1に連続的に切り込んでドレツシン
グする方法では、常にドレツシング工具2の同じ位置が
ドレツシングに関与することになり、研削砥石1の作業
面3の形状がドレツシング工具2に転写されてしまうた
め、研削砥石1の形状誤差が修正されず、高精度なドレ
ツシングを行うことが困難であつた。
本発明の目的は、上記した従来技術の課題を解決し、
高能率かつ高精度なドレツシングを可能とする研削砥石
のドレツシング方法を提供するにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記した課題は、消耗性のドレツシング工具により研
削砥石をドレツシングする方法において、ドレツシング
工具と研削砥石とを研削砥石の作業面に対して角度θを
なす方向に相対的に移動させるとともに、ドレツシング
工具と研削砥石との相対的な切り込み量を1回当り略B
・tanθ(Bは研削砥石の幅)としてドレツシングする
ことにより解決される。
〔作用〕
第2図はドレツシング中における研削砥石1とドレツ
シング工具2との関係を示すものであり、二点鎖線で示
す部分はドレツシング工具2がドレツシングにより消耗
する単位時間当りの断面積である。
同図から明らかなように、本発明によれば、研削砥石
1のすべての作業面3がドレツシング工具2を等量ずつ
研削することになる。この結果、作業面3の形状誤差を
修正でき、しかも、作業面3が傾斜面になることもな
い。
〔実 施 例〕
第1図(a)〜(e)は本発明によるドレツシング方
法により、回転の軸心Cが水平で幅Bの平形の研削砥石
1を角柱形状のドレツシング工具2により作業面3が水
平となるようにドレツシングする場合の順序を示すもの
である。なお、ドレツシング工具2は水平面すなわち作
業面3に対して角度θだけ傾斜した方向に送り運動を与
えられるようになつている。
ドレツシング工具2は、まず同図(a)で示すように
上端を研削砥石1の左下端に接触した状態から矢印の方
向に送られ、(b)を経て(c)で1回のドレツシング
を終了する。次に、ドレツシング工具2は矢印の方向に
送られ(d)の状態となる。ここで、ドレツシング工具
2と研削砥石1との間にt=B・tanθの切込みを与え
ると(e)の状態すなわち(a)の状態に戻り、上記と
同様にして2回目のドレツシングが行われる。以下、こ
の動作を必要回数だけ繰返すことにより、研削砥石1を
ドレツシングする。
ここで、ドレツシング工具2がドレツシグにより消耗
する単位時間当りの断面積は第2図の二点鎖線で示す部
分である。同図から明らかなように、本発明によれば、
研削砥石1のすべての作業面3がドレツシング工具2を
等量ずつ研削することになる。
以下、本発明の一実施例を示す第3図により説明す
る。第3図は本発明のドレツシング方法を、平面研削盤
における研削砥石のドレツシングに適用した場合の構成
例を示したものである。4は研削盤のテーブルで、テー
ブル4上にドレツシング装置5が取り付けられている。
ドレツシング装置5は以下の部分より構成される。6は
ベース。7は傾斜台で、ベース6に対して軸8のまわり
に回転自在に保持されている。9はアジヤストボルトで
ベース6に螺合されており、他端が傾斜台7に当接して
いる。10はスプリングで、ベース6と傾斜台7に固定さ
れ、両者を引き寄せる方向に力が作用するようになつて
いる。11はスライダで、傾斜台7上に、図において左右
方向に摺動自在に保持されている。12は送りねじで、傾
斜台7に回転自在に保持され、かつ、スライダ11と螺合
している。13はモータで、傾斜台7に固定され、送りね
じ12と結合されている。2は普通砥石より成るドレツシ
ング工具で、スライダ11に固定されている。1は平形の
研削砥石である。
以上の構成において、アジヤストボルト9を回すこと
により、傾斜台7をベース6に対して所望の角度θだけ
傾斜させる。次に、モータ13を回転させて、ドレツシン
グ工具2を左端側に移動し、研削砥石1から離れた所に
位置決めする。続いて、研削砥石1を回転させ、かつ、
ドレツシング工具2に対してB・tanθだけ切り込ませ
る。この状態で再びモータ13を回転させ、ドレツシング
工具2を右端側に移動し、ドレツシング工具2が研削砥
石1から離れたら、再度左端側に戻す。以下同様に、ド
レツシング工具2が左端側に位置したときに、研削砥石
1にB・tanθの切込み量を与えて、ドレツシング工具
2を左端→右端→左端と一往復させる。この動作を繰り
返すことにより、研削砥石1をドレツシングすることが
できる。
なお、上記実施例では、テーブル4上に傾斜機能を有
するドレツシング装置5を取り付けてドレツシングする
ようにしたが、ドレツシング工具2を直接テーブル4上
に角度θだけ傾斜させて取り付け、第3図においてテー
ブル4の左右方向の動きと、研削砥石1の上下方向の動
きとのNC装置等により制御して、研削砥石1がテーブル
4に対して角度θだけ傾斜する方向に移動するようにし
てもよい。また、NC装置等を有しない研削盤において、
テーブル4及び研削砥1の動きを連続運動とし、その移
動速度比を適切に選定することにより、研削砥石1をテ
ーブル4に対して角度θをなす方向に移動するようにし
てもよい。これらの方法によれば、特別のドレツシング
装置5を必要としないので、ドレツシングのための費用
を低減することができる。さらに、これらの場合、第4
図(a)(b)に示すようにあらかじめドレツシング工
具2に角度θの傾斜面を設けるようにすれば、ドレツシ
ング工具2を傾斜させるための部材もなくすことができ
る。なお、第4図(b)は研削砥石1だけでなく、ドレ
ツシング工具2も回転させる場合を示している。
なお、以上の各実施例においては、棒状のドレツシン
グ工具2を用いたが、ドレツシング工具2の形状は棒状
のものに限定されるものではなく、円板形状やカツプ形
状、あるいは、その他の形状であつてもよい。また、上
記各実施例では、ドレツシング工具2を普通砥石により
構成したが、ドレツシング工具2はドレツシング能力を
有する消耗性の材料であればよく、普通砥石に限定され
るものではない。例えば、金属材料をドレツシング工具
(電極材料)2として、これを研削しながら放電ドレツ
シングを行うような場合においても、本発明の方法は有
効である。
また、研削砥石1も平形の研削砥石に限らず、第5図
に示すようにカツプ形の研削砥石であつても良い。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、本発明のドレツシング方法によ
れば、研削砥石の作業面のすべてがドレツシング工具を
等量ずつ研削するようにでき、かつ常にドレツシング工
具の異なる位置がドレツシングに関与するようにでき
る。この結果、上記第1の従来技術のように作業面3が
傾斜面になることはないし、また、第2の従来技術のよ
うに研削砥石1の作業面3に形状誤差があつても、これ
がドレツシング工具2に転写されることもなく、高精度
かつ高能率なドレツシングができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明により研削砥石をドレツシングする場合
の順序を示す図。第2図はドレツシング中の研削砥石と
ドレツシング工具との関係を示す図。第3図は本発明を
適用した装置の一実施例図。第4図および第5図は他の
実施例図。第6図および第7図は従来技術の説明図であ
る。 1……研削砥石 2……ドレツシング工具 3……作業面。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】消耗性のドレツシング工具により研削砥石
    をドレツシングする方法において、ドレツシング工具と
    幅Bの研削砥石とを研削砥石の作業面に対して角度θで
    相対的に移動させ、相対的切込み量を1回当り略B・ta
    nθとすることを特徴とする研削砥石のドレツシング方
    法。
JP11759190A 1990-05-09 1990-05-09 研削砥石のドレッシング方法 Expired - Lifetime JP2781055B2 (ja)

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