JP2006116185A - 電動車両用駆動装置及びこれを具えた電動車椅子 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 電動車両の左右の駆動輪80,80の内周に設けられた駆動装置において、車軸22によって電動車両に片持ち支持されるケーシング30と、該ケーシング30の内部に収容され、車軸22と同軸の回転軸43を有するモータ40と、ケーシング30の外周に回転自由に嵌まり、モータ40の回転を受けて回転するハウジング50と、を具え、ハウジング50の外周に駆動輪80を一体回転可能に配置した。
【選択図】 図2
Description
蓋体は熱伝導性の高い金属で構成され、モータと電力制御部の放熱効果を高めている。また、電力制御部の取付位置を車軸に対してモータから離れた位置に設けることで、電力制御部の過熱を抑制する構成となっている。
車輪径が大きくなると、車椅子からベッド等へ移動する動作が困難となることがあり、また、車輪径が大きくなると、車椅子自体も大型化、重量化してしまうから、屋内での移動や小回り等に不便があった。
電動車両の左右の駆動輪の内周に設けられた駆動装置において、
車軸によって電動車両に片持ち支持されるケーシングと、
該ケーシングの内部に収容され、車軸と同軸の回転軸を有するモータと、
ケーシングの外周に回転自由に嵌まり、モータの回転を受けて回転するハウジングと、を具え、
ハウジングの外周に駆動輪を一体回転可能に配置した。
図1は、本発明の駆動装置(20)を左右の駆動輪(80)(80)に夫々配置した電動車椅子(10)の斜視図である。電動車椅子(10)は、使用者の腰掛ける座部(11)と背凭れ(12)を具え、座部(11)から下向きに延びるフレーム(13)には、左右一対の駆動装置(20)(20)と駆動輪(80)(80)が取り付けられている。また、駆動輪(80)(80)の前方には、駆動輪(80)(80)よりも小径の補助輪(14)(14)が支持されている。
座部(11)の下部には、バッテリーや電力制御部、その他制御手段等の制御ボックス(15)が配備されており、座部(11)の前方下部には足置きペダル(16)(16)、座部(11)の左右には肘置き(17)(17)が形成されている。さらに、使用者が操作する操作器(18)は、一方の肘置き(17)の側部に設けられており、背凭れ(12)の上部後方には介助者用のハンドル(19)(19)が延びている。
ケーシング(30)及びハウジング(50)は放熱特性を高めるために、熱伝導性の高い金属材料、例えば、アルミニウム合金により形成することが望ましい。
中ケーシング(35)は、一端が内ケーシング(31)に固定されている。内周面はモータ(40)の回転軸(43)に向けて延びた環状板(36)を具え、環状板(36)の内周縁には回転軸(43)を回転自由に支持するベアリング(36a)を具える。環状板(36)には、内ケーシング(31)側に電磁ブレーキ(60)が取り付けられており、裏面には、モータ(40)のステータ(46)が固定されている。
外ケーシング(37)は、一端が中ケーシング(35)に固定され、前記ステータ(46)の外周を包囲している。外ケーシング(37)の他端は環状の端板(38)が設けられており、端板(38)の内周縁にはモータ(40)の回転軸(43)を回転自由に支持するベアリング(38a)が配置されている。端板(38)の外面には、減速ギア(48)が装着されている。
内ケーシング(31)の端板(32)には、配線(24)を通す貫通孔(32a)以外に、図2に示すように、複数の放熱フィン(34)が形成されている。放熱フィン(34)は、後述するハウジング(50)に設けられた羽根(52)の回転により空冷される。
回転軸(43)のフレーム側は、電磁ブレーキ(60)の内部を貫通しており、電磁ブレーキ(60)のインナドライバ(62)と係合するキー溝(43a)が切られている。インナドライバ(62)は、ブレーキディスク(61)と係合している。
回転軸(43)の他端は減速ギア(48)と噛合している。
電磁ブレーキ(60)は、モータ(40)よりも車軸(22)側に設けることが望ましい。電磁ブレーキ(60)を車軸(22)側に設けたことにより、電磁ブレーキ(60)の配線(24)を短くすることができ、内部構造の簡略化を図り、メンテナンス性の向上を達成できる。
一方、電磁ブレーキ(60)を、減速ギア(48)よりも外側に配置すると、電磁ブレーキ(60)の配線(24)は、減速ギア(48)やモータ(40)の外側に通さざるを得ず、内部構造が複雑化し、装置の大型化やメンテナンス性の低下に繋がる。
ステータ(46)への通電により、ロータ(42)が回転すると、減速ギア(48)及びインターナルギア(55)を介して、蓋体(54)に駆動力が伝達され、ハウジング(50)が回転する。
蓋体(54)は、上記のように、インターナルギア(55)が切られており、抑え板(39)の中央から突設された軸(39b)にベアリング(39a)を介して回転自由に支持されている。
ハウジング(50)のフレーム側には、車軸(22)に向けて複数の羽根(52)(52)が突設されている。羽根(52)(52)は、内ケーシング(31)の放熱フィン(34)(34)と対向しており、ハウジング(50)の回転により、羽根(52)(52)が放熱フィン(34)(34)に空気を送り、冷却ファンとして作用する。これにより、モータ(40)や電磁ブレーキ(60)等から発生する熱が内部に留まることなく効率よく放散される。
駆動輪(80)は、タイヤ(85)から駆動装置(20)が突出しない位置に形成することが望ましい。本実施例の場合、スポーク(83)をハブケース(82)の先端側、即ち、車軸(22)とは逆側の位置に設けることにより、タイヤ(85)からの駆動装置(20)の突出量を小さくしている。
使用者が操作器(18)を介して、電動車椅子(10)の前進、後退又は旋回を指示すると、電磁ブレーキ(60)へ通電を行ない、ブレーキが解除されると共に、ステータ(46)に通電が行なわれて、ロータ(42)が回転する。ロータ(42)が回転すると、回転軸(43)から減速ギア(48)及びインターナルギア(55)を介してハウジング(50)に駆動力が伝達され、ハウジング(50)が回転する。これにより、ハウジング(50)に固定された駆動輪(80)(80)が回転して、電動車椅子(10)が前進、後退する。また、旋回は、左右の駆動装置(20)の回転速度を変えて行なわれる。
なお、上記実施例では、放熱フィン(34)は、ハウジング(50)と一体に形成しているが、別部材により形成してもよく、また、駆動輪(80)のハブケース(82)に設けてもよい。
(20) 駆動装置
(22) 車軸
(30) ケーシング
(34) 放熱フィン
(40) モータ
(43) 回転軸
(50) ハウジング
(60) 電磁ブレーキ
(80) 駆動輪
Claims (4)
- 電動車両の左右の駆動輪(80)(80)の内周に設けられた駆動装置において、
車軸(22)によって電動車両に片持ち支持されるケーシング(30)と、
該ケーシング(30)の内部に収容され、車軸(22)と同軸の回転軸(43)を有するモータ(40)と、
ケーシング(30)の外周に回転自由に嵌まり、モータ(40)の回転を受けて回転するハウジング(50)と、を具え、
ハウジング(50)の外周に駆動輪(80)を一体回転可能に配置したことを特徴とする電動車両用駆動装置。 - 駆動輪(80)は、車軸(22)とは逆側の端部近傍に配置される請求項1に記載の電動車両用駆動装置。
- ケーシング(30)は、車軸(22)側に放熱フィン(34)(34)を有しており、ハウジング(50)又は駆動輪(80)には、放熱フィン(34)(34)と対向する位置に、放熱フィン(34)(34)を冷却する羽根(52)(52)が設けられている請求項1又は請求項2に記載の電動車両用駆動装置。
- 請求項1乃至請求項3の何れかに記載の電動車両用駆動装置(20)を左右に具える電動車椅子。
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