JP2000014714A - 移動装置 - Google Patents

移動装置

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JP2000014714A
JP2000014714A JP10186173A JP18617398A JP2000014714A JP 2000014714 A JP2000014714 A JP 2000014714A JP 10186173 A JP10186173 A JP 10186173A JP 18617398 A JP18617398 A JP 18617398A JP 2000014714 A JP2000014714 A JP 2000014714A
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motor
inclination
sensor
detecting means
operator
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JP10186173A
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Yuichi Nanae
裕一 名苗
Naomasa Sato
直正 佐藤
Masaji Tanina
正次 谷名
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Sony Corp
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 傾斜面であっても直進性の高い移動装置を提
供すること。 【解決手段】 操作者により加えられる力により回転す
る少なくとも2つの回転部13r、13lと、前記各回
転部に装着され、前記操作者の力の一部を補助する動力
補助手段30r、30lと、前記各動力補助手段に通電
するためのバッテリ40と、移動方向の傾斜を検出する
第1の傾斜検出手段80と、前記移動方向に対して直交
方向の傾斜を検出する第2の傾斜検出手段90と、前記
第1及び第2の傾斜検出手段から得られる傾斜情報に基
づいて、前記各動力補助手段を別々に制御する制御手段
100とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、操作者が与える移
動するための力の一部を補助するようになっている移動
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】このような移動装置として車椅子を例に
その操作を説明する。操作者は、椅子部に腰を下ろし、
左右の車輪にそれぞれ固定されている各外輪を左右の手
でそれぞれ掴んで前方あるいは後方へ押し出して、各車
輪をそれぞれ回転させることにより、車椅子を所定の方
向に移動させる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の車椅子で平坦面
を移動する場合、操作者は、左右の外輪に加える押し出
し力を均等にすることにより直進することができる。と
ころが、車椅子で路面を移動する場合、路面には水はけ
を良くするために傾斜が付けられているので、左右の外
輪に加える押し出し力を均等にすると、傾斜側に回り込
んでしまい、直進することができない。従って、車椅子
で路面を直進移動するには、傾斜側の外輪に加える押し
出し力を大きくしなくてはならず、操作者にとって困難
であると共に負担になるという問題がある。そこで本発
明は上記課題を解消し、傾斜面であっても直進性の高い
移動装置を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明にあ
っては、操作者により加えられる力により回転する少な
くとも2つの回転部と、前記各回転部に装着され、前記
操作者の力の一部を補助する動力補助手段と、前記各動
力補助手段に通電するためのバッテリとを備えた移動装
置であって、移動方向の傾斜を検出する第1の傾斜検出
手段と、前記移動方向に対して直交方向の傾斜を検出す
る第2の傾斜検出手段と、前記第1及び第2の傾斜検出
手段から得られる傾斜情報に基づいて、前記各動力補助
手段を別々に制御する制御手段とを備えることにより達
成される。
【0005】上記構成によれば、移動装置が移動方向に
対して直交方向に傾斜している場合、移動装置が直進可
能なように複数の回転部に加えられる補助力が調整され
るので、操作者は複数の回転部に均等に力を加えても直
進することができ、操作者にとって操作が容易となり、
負担も軽減することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。
【0007】図1は、本発明の移動装置の好ましい実施
の形態として、車椅子の一例を示している。図1の車椅
子10は、布等で成る着座用シート11a、背もたれ用
シート11b及びウレタン等で成る肘かけ用クッション
11cが装着されている金属パイプで成る椅子部11、
椅子部11の左右にそれぞれ回転可能に取り付けられた
車輪(回転部)12r、12l、各車輪12r、12l
にそれぞれ固定された外輪(回転部)13r、13l、
椅子部11の左右であって各外輪13r、13lの前方
にそれぞれ回転可能に取り付けられたキャスタ14r、
14l、椅子部11の前方に突き出るように固定された
フットレスト15r、15l、各車輪12r、12lに
それぞれ装着されたブレーキ16r、16l等を備えて
いる。
【0008】ここまでの構成は従来の車椅子と略同一構
成であり、操作者は、椅子部11に腰を下ろしてフット
レスト15r、15lに両足を載せ、左右の外輪13
r、13lを左右の手でそれぞれ掴んで前方あるいは後
方へ押し出して、左右の車輪12r、12lをそれぞれ
回転させることにより、車椅子10を所定の方向に移動
させることができる。そして、左右のブレーキ16r、
16lを左右の手でそれぞれ操作することにより、左右
の車輪12r、12lの回転を減速させて車椅子10の
移動を停止させることができる。尚、キャスタ14r、
14lは、車椅子10を安定して自立させるためのもの
である。
【0009】本実施形態の車椅子10は、さらに、各車
輪12r、12lにそれぞれ装着され、操作者により各
外輪13r、13lに加えられる押し出し力の一部を補
助する動力補助手段30r、30l及び椅子部11の下
方に固定され、各動力補助手段30r、30l等に通電
するためのバッテリ40や各動力補助手段30r、30
l等を制御する制御手段100等が内蔵されたコントロ
ールボックス17等を備えている。
【0010】図2は、本実施形態の車椅子10の主制御
系を示しており、制御手段100を構成する中央演算処
理装置(CPU)101は、各種センサ110r、11
0l、70r、70l、80、90からの検出情報に基
づいて、左右の車輪12r、12lに回転力をそれぞれ
加える各動力補助手段30r、30lを構成するモータ
Mr、Mlを、各駆動回路101r、101lを介して
別々に制御するようになっている。即ち、各車輪12
r、12lには、各モータMr、Mlの回転速度をそれ
ぞれ検出する速度センサ110r、110lが備えられ
ている。各外輪13r、13lには、操作者の押し出し
力によるトルクをそれぞれ検出するトルクセンサ70
r、70lが備えられている。そして、椅子部11に
は、進行方向の傾斜を検出する進行方向傾斜センサ(第
1の傾斜検出手段)80と、進行方向に直交する方向の
傾斜を検出する進行直交方向傾斜センサ(第2の傾斜検
出手段)90が備えられている。
【0011】このような構成において、車椅子10の静
止時には、中央演算処理装置101は、進行方向傾斜セ
ンサ80と進行直交方向傾斜センサ90からの傾斜情報
に基づいて、モータMr、Mlを別々に制御する。中央
演算処理装置101が、例えば進行直交方向傾斜センサ
90からの傾斜情報により車椅子10が前進直交方向に
対して右に傾いていることを検知したときは、車椅子1
0の移動開始時に、右モータMrを左モータMlよりも
高トルクで回転させて、両輪12r、12lの速度差が
発生しないように、特に左の車輪12lが進み過ぎない
ように制御する。これにより、操作者が車椅子10の移
動を開始するときは、右の車輪12rが左の車輪12l
よりも高トルクでアシストされることになるので、操作
者は左右の外輪13r、13lに従来よりも小さい押し
出し力を均等に加えることにより、車椅子10を傾斜側
に回り込ませることなく容易に直進させることができ
る。
【0012】また、車椅子10の移動時には、中央演算
処理装置101は、各トルクセンサ70r、70lから
のトルク情報を主指示信号として、進行方向傾斜センサ
80と進行直交方向傾斜センサ90からの傾斜情報に加
えて各速度センサ110r、110lからの速度情報に
基づいて、モータMr、Mlを別々に制御する。中央演
算処理装置101が、例えば進行直交方向傾斜センサ9
0からの傾斜情報により車椅子10が前進直交方向に対
して右に傾いたことを検知し、さらに各トルクセンサ7
0r、70lからのトルク情報により左の車輪12lよ
りも右の車輪12rに大きい力が与えられたことを検知
したときは、右モータMrを左モータMlよりも高トル
クで回転させて、両輪12r、12lの速度差が発生し
ないように、特に左の車輪12lが進み過ぎないように
制御する。また、車椅子10の静止時には、左の車輪1
2lにブレーキがかからないように制御する。これによ
り、操作者が車椅子10を移動させているときは、右の
車輪12rが左の車輪12lよりも高トルクでアシスト
されることになるので、操作者は左右の外輪13r、1
3lに従来よりも小さい押し出し力を均等に加えること
により、車椅子10を傾斜側に回り込ませることなく容
易に直進させることができる。
【0013】図3は、図2の本実施形態の車椅子10の
主制御系の詳細例を示している。尚、左右の動力補助手
段30r、30l等は同一構成であるので、1つの動力
補助手段30r(30l)等のみを示している。図3に
おいて、制御手段100の中央演算処理装置101は、
バスを介してデジタル入出力部102、カウンタ10
3、アナログ入力部(アナログ/デジタル変換部)10
4、PWM信号作成ロジック部109のPWM(パルス
幅変調)データ部105に接続されている。クロック発
生部106はカウンタ103と中央演算処理装置101
にシステム動作の基準用のシステムクロックを与える。
アナログ入力部104は、進行方向傾斜センサ80、進
行直交方向傾斜センサ90、電流センサ150、温度セ
ンサ160からのアナログ信号を受けてデジタル変換す
る。
【0014】カウンタ103は、クロック発生部106
からのシステムクロックに基づいて、PWMデータ部1
05に対してPWMクロックφ(1/128キャリア)
を与える。PWMデータ部105は、チャンネルch0
〜チャンネルch3のカウンタユニット105a〜10
5kを有し、チャンネルch3はチャンネルch0〜チ
ャンネルch2の値をクリアするためのカウンタリセッ
トを備えている。PWMデータ部105のチャンネルc
h0〜チャンネルch2のカウンタユニット105a〜
105cは、カウンタユニット105d,105e,1
05fおよびアイソレーション用のフォトカプラ105
g,105h,105iを介して3相のモータMr(M
l)のドライバパワー段170に接続されている。この
パワー段170は、モータMr(Ml)のU相,V相,
W相をそれぞれPWM制御して適宜通電する。
【0015】デジタル入出力部102には、トルクセン
サ70r(70l)、アシストボタン180、ブレーキ
センサ140r(140l)、温度センサ160等が、
アイソレーション用のフォトカプラ180aを介して接
続され、さらに、モータMr(Ml)の速度センサ11
0r(110l)が、アイソレーション用のフォトカプ
ラ110aを介して接続されている。パワー段170は
エラー信号170eをアイソレーション用のフォトカプ
ラ170fを介してデジタル入出力部102に送ること
ができる。中央演算処理装置101は、パワー段170
に異常が生じるとこのエラー信号170eを受けて、直
ちにモータMr(Ml)を停止させる。
【0016】ここで、図4の回路ブロック図は、図3の
制御手段100に対して更にバッテリ40を含めた図で
ある。バッテリ40はコントロールボックス17から取
外し可能になっている。このバッテリ40は家庭用の商
用電源100Vで充電可能である。動力補助手段30r
(30l)が、操作者の押し出し力の一部をアシストし
た状態で、車椅子はたとえば70kmまで走行可能であ
る。バッテリ40は、一例として約4時間で満充電可能
であり、このバッテリ容量はたとえば28.8V−5A
h(144Wh)程度である。そのバッテリ40の重さ
は、たとえば1.3kgと軽いものである。
【0017】制御手段100は、中央演算処理装置10
1とメイン基板108を有している。中央演算処理装置
101に対しては、トルクセンサ70r(70l)、速
度センサ110r(110l)、進行方向傾斜センサ8
0、進行直交方向傾斜センサ90、ブレーキセンサ14
0r(140l)が関連している。進行方向傾斜センサ
80と進行直交方向傾斜センサ90はメイン基板108
に配置されており、DC−DC変換器108aは、バッ
テリ40からの電圧を5Vに設定して中央演算処理装置
101に与える。またメイン基板108のDC−DC変
換器108bはバッテリ40からの電圧を12Vに設定
してモータ基板32側に送ることができる。
【0018】3つの速度センサ110r(110l)
は、後で詳述するがモータ基板32に設けられており、
モータ回転角信号CSを、中央演算処理装置101側に
送ることができる。中央演算処理装置101は、このモ
ータ回転角信号CSに基づいて、3相モータMr(M
l)のロータの速度信号VSを生成でき、かつこの速度
信号VSから加速度情報(速度変化情報)ASを合成す
ることができる。モータ基板32は、上述した速度セン
サ110r(110l)、温度センサ160、誘起電圧
検出部32aおよび3つの駆動用コイルC1〜C3を有
している。メイン基板108のパワー段170は、これ
ら3つのコイルC1,C2,C3(U相,V相,W相に
相当)に対して駆動電圧を供給する。
【0019】次に、トルクセンサ70r(70l)、進
行方向傾斜センサ80、進行直交方向傾斜センサ90、
ブレーキセンサ140r(140l)およびアシストボ
タン180について順次説明していく。トルクセンサ7
0r(70l)は、図26に示すように、外輪13r
(13l)とモータMr(Ml)の回転側のハウジング
との間に取り付けられたゴム等で成る弾性体71と、モ
ータMr(Ml)内の固定側に取り付けられたリング状
の固定ヨーク72とを備えている。そして、固定ヨーク
72の外周側には、リング状の磁石(2極着磁)73が
取り付けられ、固定ヨーク72の内周側の1個所もしく
は2個所には、ホール素子74が取り付けられている。
さらに、固定ヨーク72のリング磁石73及びホール素
子74とそれぞれ対向するように、モータMr(Ml)
の回転側のハウジングに取り付けられた分断リング状の
回転ヨークB76と、回転ヨークB76と対向するよう
に、外輪13r(13l)に取り付けられたリング状の
回転ヨークA75とを備えている。そして、回転ヨーク
A75の外周側及び内周側には、分断リング状の突起部
が形成されている。このような構成において、外輪13
r(13l)に加えられた力は、弾性体71を介して車
輪12r(12l)に伝達されるので位相差が生じる。
回転ヨークB76と回転ヨークA75の突起部との対向
面積によりリング磁石73の磁気抵抗が変化、即ち上記
対向面積が大きいほど磁束が多くなるので、その磁界を
ホール素子74で検出することによりトルクを検出する
ことができる。
【0020】進行方向傾斜センサ80と進行直交方向傾
斜センサ90は、椅子部11への取り付け方向が異なる
のみでその他は同一の図5と図6に示すような構造であ
る。傾斜センサ80(90)は鉄基板81(91)に対
して軸受82(92)を介して、振り子89(99)が
回転可能に支持されている。軸受82(92)は焼結メ
タルもしくは樹脂の軸受であり、鉄基板81(91)に
は磁界検出用のホール素子84(94)が取付けられて
いる。振り子89(99)は、ヨーク88(98)とボ
ス86(96)および軸87(97)を有している。軸
87(97)はボス96(96)にはめ込まれており、
ボス86(96)はヨーク88(98)を保持してい
る。軸87(97)はEリング83(93)により軸受
82(92)に取付けられている。ヨーク88(98)
はマグネット85(95)を備えておりこのヨーク88
(98)は透磁性材料で作られている。
【0021】マグネット85(95)は図7に示すよう
に、N極85a(95a)とS極85b(95b)を有
している。図6のホール素子84(94)は、マグネッ
ト85(95)のN極85a(95a)とS極85b
(95b)の磁界の変化を、振り子89(99)がR方
向に移動することで検出する。この振り子89(99)
がR方向に傾斜する角度はプラスマイナスθで図5に示
しているが、この振り子89(99)の傾斜角度θは、
車椅子10の左右の車輪12r、12lを結ぶ線に対し
て鉛直方向の線VLに対する傾斜角度である。たとえば
登り坂の場合には振り子89が+θ方向に傾斜し、下り
坂の場合には振り子89は−θ方向に傾斜し、また、右
傾斜面の場合には振り子99が+θ方向に傾斜し、左傾
斜面の場合には振り子99は−θ方向に傾斜する。つま
り、図8に示すように、ホール素子85(95)の出力
は+θ方向の傾斜に対して直線的に減少し、−θ方向の
傾斜に対して直線的に上昇していくように設定されてい
る。ホール素子84(94)の出力は傾斜信号制御手段
100側に送られる。
【0022】ブレーキセンサ140r(140l)は、
たとえばマイクロスイッチが用いられ、ブレーキ16r
(16l)に取り付けられいる。そして、操作者がブレ
ーキ16r(16l)を操作することで、ブレーキセン
サ140r(140l)がオンし、操作者がブレーキ1
6r(16l)を離すことで、ブレーキセンサ140r
(140l)はオフする。ブレーキ16r(16l)が
操作されたかどうかは、ブレーキセンサ140r(14
0l)のブレーキ信号に基づいて中央演算処理装置10
1が判断する。尚、マイクロスイッチに代えてポテンシ
ョメータを用いても良い。
【0023】アシストボタン180は、介助者あるいは
操作者がオン/オフ操作するプッシュスイッチであり、
たとえば車椅子10を介助者が押して歩く際に、段差等
を乗り越えるとき等の必要時にモータMr(Ml)を作
動して、車輪12r(12l)に対して補助動力を与え
てアシストさせる。
【0024】次に、モータMr(Ml)の構造、速度セ
ンサ110r(110l)、電流センサ150および温
度センサ160について順次説明していく。図9は、モ
ータMr(Ml)および各種センサの付近をより詳しく
示している。モータMr(Ml)は、温度センサ160
とロータ位置センサ199を有している。更に、モータ
Mr(Ml)と中央演算処理装置101の間には電流セ
ンサ150が設けられている。モータMr(Ml)の構
造は、図10と図11に示しており、外側のロータRT
が回転し内側のステータSTが停止しているアウターロ
ータ型の3相のブラシレスモータである。
【0025】先ず、モータMr(Ml)のステータST
について説明する。ステータSTは、シャフト51に対
して一体となっている鉄芯53、ステータホルダ63、
放熱器64、モータ基板32等を備えている。ステータ
ST側のシャフト51のフランジ51aには、ネジ51
bを用いて鉄芯53が固定されている。鉄芯53にはコ
イルC1,C2,C3が巻かれている。このコイルC
1,C2,C3は、図13に示すような鉄芯歯部53e
に所定のパターンで巻かれているが、途中の鉄芯歯部5
3eには、逆起電圧検出用のコイル53dが設けられて
いる。
【0026】図10および図14に示すように、モータ
基板32は、ロータRTのハウジングキャップ58の反
射板67に対面するように配置されている。さらに、図
15に示すように、モータ基板32には、速度センサ1
10r(110l)が設けられている。この速度センサ
110r(110l)は、フォトリフレクタともいい、
円形状のモータ基板32の円周方向に沿って3つ所定間
隔をおいて設けられている。モータ基板32は図10に
示すように鉄芯53に対してネジ53fにより基板ホル
ダー53gを用いて固定されている。モータ基板32の
給電線押さえ板32hは給電線32jを押さえている。
この給電線32jは、図9の3つのコイルC1,C2,
C3に対してパワー段170から給電する給電線であ
る。モータ基板32の信号線押さえ板32kは、3本の
信号線32mを押さえている。この信号線32mは、速
度センサ110r(110l)と図9の中央演算処理装
置101を接続する信号線である。
【0027】さらに、モータ基板32には温度センサ1
60が設けられている。この温度センサ160は、モー
タMr(Ml)のコイル内部に挿入したセンサ(ダイオ
ード)であり、その温度センサ160の電圧を比較し
て、温度が上がって設定値を超えたら温度センサ160
は図9の中央演算処理装置101に対して温度検出信号
を出力する。中央演算処理装置101は、これを受けて
モータMr(Ml)に異常が生じたと判断しモータMr
(Ml)に対する通電を停止して駆動を止める。なお、
停止後、温度センサ160が検出する温度が所定値より
下がった場合には、ヒステリシスを用いた別系統の信号
が出されるので、それを受けてモータMr(Ml)の駆
動が再開する。
【0028】図15の3つの速度センサ110r(11
0l)は、図10のロータRTのハウジングキャップ5
8に取付けられた反射板67に対面している。この反射
板67は、図16のように24個のミラー部分67aと
の無反射部分67bが交互に設けられたものであり、円
周方向に沿って形成されている。各速度センサ110r
(110l)は、発光部111と受光部112を備えて
いる。発光部111の光Lは、反射板67のミラー部分
67aで反射して戻り光LRとなり受光部112に受光
できる。従って、速度センサ110r(110l)は、
非接触で光学的に、図16の反射板67のミラー部分6
7aのみの有無を検出することで、図10のモータMr
(Ml)のロータRTの回転にともなう速度信号VSを
図9のように中央演算処理装置101に送ることができ
る。
【0029】3つの速度センサ110r(110l)
は、図17に示すように、ゼロクロス点ZCの検出の時
間間隔ITを、カウンタ103で計測している。具体的
には、モータMr(Ml)のロータRTの1回転につい
て、24サイクル×6回のゼロクロス点があるので、こ
れをシステムクロックでカウントしている。なお、3つ
の速度センサ110r(110l)の間にはばらつきが
含まれていることがあるために、内部では6回の移動平
均を計算することで、3つの速度センサ110r(11
0l)のばらつきをキャンセルしている。PWM信号作
成ロジック部109は、図17の速度センサの出力11
0r(110l)(a),(b),(c)に基づいて、
矩形波の速度センサ出力110r(110l)(u),
(v),(w)を得ている。
【0030】図18は、この速度センサ出力110r
(110l)(u),(v),(w)に対応して、PW
M信号作成ロジック部109が形成したコイルC1,C
2,C3に対応するU相,V相,W相のスイッチングタ
イミングの一例を示している。図19は、PWM信号作
成ロジック部109がドライバ170に対するPWM信
号の波形例を示している。PWMデータ部105のユニ
ット105a〜105cは、U相,V相,W相の各相に
対応しており、それぞれ図19のようなデューティーで
駆動することができる。
【0031】電流センサ150は、GND側のセンス抵
抗(たとえば0.5オーム)に生じる両端の電圧を、ア
ナログ入力部104に取り込んでアナログ/デジタル変
換することで、電流に変換する。このように電流センサ
が必要なのは、次の理由からである。 (1)突入電流に制限をかけることで、バッテリーや駆
動回路素子の拡大電流定格を低く押えられる。特にリチ
ウムイオンバッテリーの信頼性向上に有効である。また
瞬間的な制限であるのでアシスト効果の低下は影響な
い。 (2)モータの異常検出ができる。
【0032】図10のモータ基板32において、給電線
32jは、放熱器64に設けられた封止チューブ66を
用いて、外部から給電線押さえ板32hを介してモータ
基板32に接続されている。この封止チューブ66は、
モータMr(Ml)の内部と外部との間をシールするも
のであり、コイル給電線32jが外に引っ張られると、
封止チューブ66が、放熱器64の穴64aに締まり、
これ以外外側へは出ない。つまり封止チューブ66は、
内側部分が外側部分に比べて径が大きくなっており、コ
イル給電線32jが外側方向X1方向に引っ張られたと
しても、封止チューブ66はこれ以上出ないようになっ
ている。コイル給電線32jは、ハウジングキャップ5
8と接触しないように給電線押さえ板32hで固定され
ている。
【0033】図10のステータホルダ63は、たとえば
アルミ製であり、放熱器64もたとえばアルミ製であ
る。放熱器64は放熱用のフィン64cを有している。
フィン64cは図11に示すように、車椅子10の進行
方向FF方向に複数枚形成されている。このようにステ
ータホルダ63と放熱器64を放熱性のよい材料で作る
ことにより、ステータSTのコイル(C1,C2,C
3)と鉄芯53付近で生じる熱を、外部に簡単に放熱し
て排除することができる。
【0034】次に、モータMr(Ml)のロータRTに
ついて説明する。図10のハウジングキャップ58はネ
ジ58nを用いてハウジング55に対して固定されてい
る。ハウジングキャップ58とハウジング55は、すで
に述べたステータSTを収容している。ハウジング55
は穴55hを有しており、この穴55hにはシャフト5
1が非接触で通っている。ハウジング55はベアリング
52,52bを介してステータSTに回転可能に支持さ
れている。ハウジングキャップ58は、モータ基板32
のモータシールド板32sに対面しており、ベアリング
52bを受けている。ハウジング55は、図20と図2
1のように車輪12r(12l)の各スポークに対して
取付けられている。従ってロータRTは車輪12r(1
2l)と一体に回転する。ハウジング55とハウジング
キャップ58は、ステータSTをほぼ囲っており、シャ
フト51は椅子部11に固定されている。
【0035】ハウジング55の内側には、ネジ22dに
よりロータケース54が設けられている。このロータケ
ース54には、一方向に着磁された短冊状の焼結ネオジ
マグネットのようなマグネット56が配置されている。
そのマグネット56の配列状態は図13と図22に示し
ている。つまりマグネット56はロータケース54の内
周囲方向に沿って48枚挿入してロータケース54に対
して接着されており、N極56aとS極56bの組み合
わせが24組設けられている。各マグネット56はロー
タRTの鉄芯53に所定の間隔をおいて対面している。
図13と図21に示すように、鉄芯53にはスキュー角
を設定している。このようにスキューをかけて斜めに設
定しているのは、コギングトルク(所謂トルク変動)を
防ぐためである。
【0036】なお、図13に示すように各相(U,V,
W相)に対して1スロット分逆起電圧検出コイル53d
を巻き、この逆起電圧検出コイル53dは受発光部11
1、112の代わりにコイルの通電タイミングを取るセ
ンサとして用いることも勿論できる。この場合には、セ
ンサレスドライブと同等の機能を有しているが、用途と
して起動が問題にならないというメリットがある。すな
わち、車椅子10が完全に停止状態では、逆起電圧検出
コイル53dには、通電タイミングを取る出力は発生し
ないが、操作者が移動を始める場合、車椅子10を動か
す為、逆起電圧検出コイル53dに出力が発生し、モー
タMr(Ml)の通電タイミングが得られ、センサレス
ドライブに特有の起動時の迷いがないからである。
【0037】図10のモータ31を組立てる際には、熱
伝導性のよいアルミ製のステータホルダ63は、シャフ
ト51に圧入する。シャフト51のフランジ51aに対
して、鉄芯53と基板ホルダ53gをネジ51bで共締
めする。この時鉄芯53とステータホルダ63は、十分
に熱結合させる。基板ホルダ53gに対してモータシー
ルド板32sをネジ53fで固定する。モータシールド
板32sに対してモータ基板32を角度調整しながらネ
ジ53pで固定する。その角度は、フォトリフレクタで
ある受発光部111、112の反射板67による信号が
コイル(C1,C2,C3)の通電タイミングになるよ
うにする。マグネット56の極数と反射板67の歯数
(ミラー部分の数)は等しくなるようになっている。放
熱器64はシャフト51に挿入して、モータシールド板
32sに密着させて、コイル(C1,C2,C3)から
の輻射熱がモータ基板32に伝わりにくくする。これに
よりモータ基板32を熱から保護することができる。
【0038】また、ステータホルダ63を通じてコイル
C1,C2,C3や鉄芯53の熱をも逃がすことができ
る。ただしコイルの耐熱が200℃程度であるのに対し
て、モータ基板32上の半導体は80℃程度なので、温
度勾配がつくようにステータホルダ63とモータシール
ド板32sとの間にスペーサを入れる方法もある。ロー
タRTはステータSTに対してベアリング52,52b
で回転可能に支持されているが、ロータRTはハウジン
グ55とハウジングキャップ58により両側から挟み込
んでネジ58nで固定している。この場合に両者の間に
パッキンを挟むことも考えられる。
【0039】次に、図23を参照して、モータMr(M
l)に関連して設けられているコイルカットリレー部2
00と充電回路用リレー部250について説明する。コ
イルカットリレー部200は、モータMr(Ml)のコ
イルC2,C3の一端部と、モータドライバパワー段1
70の間をオン/オフするためのリレー部である。ま
た、充電回路用リレー部250は、コイルC2,C3
と、バッテリ(2次電池)40の充電回路300との間
を電気的にオン/オフするリレーである。コイルカット
リレー部200はモータMr(Ml)がアシスト用に駆
動している場合に接続しており、中央演算処理回路10
1からは制御信号CSSが与えられると、コイルC2,
C3とパワー段170との間をオンする。そうでなく
て、制御信号CSSが与えられないとコイルカットリレ
ー部200はオフとなる。一方、充電回路用リレー部2
50は、充電制御信号PSSによりオンでき、充電制御
信号PSSが与えられないと充電回路用リレー部250
はオフとなる。
【0040】たとえば走行路面が登りである場合には、
コイルカットリレー部200はオンとなり充電回路用リ
レー部250はオフとなる。走行路面が平坦であり慣性
走行ができる場合には、コイルカットリレー部200は
オフとなり充電回路用リレー部250もオフとなる。走
行路面が下りである場合には、コイルカットリレー部2
00がオフとなり充電回路用リレー部250はオンにな
る。これにより走行路面が下りである場合には、モータ
Mr(Ml)はその電気自転車の下り走行により発電機
として機能して、充電回路用リレー部250を介してバ
ッテリの充電回路300を経てバッテリ40に対して充
電することができる。
【0041】次に、バッテリ40について説明する。繰
り返して充電の可能な2次電池として、たとえば最も好
ましくはリチウムイオン電池を採用している。このリチ
ウムイオン電池は、リチウムをドープ・脱ドープできる
炭素質材料を負極として、リチウムと遷移金属の複合酸
化物を正極とし、非水溶媒に電解質を加えた非水電解液
を用いている2次電池である。リチウムイオン電池は充
電が可能な電池でありニッケル−カドミウム電池に代わ
る有力な電池である。図24は、リチウムイオン電池
と、鉛電池およびニッケル−カドミウム電池の放電特性
を示している。図24の縦軸が電池の電圧を示し、横軸
が時間経過を示している。リチウムイオン電池の放電特
性は、特に電池容量が少くなると時間の経過とともに比
較的大きな傾斜をもって低下していく。そしてリチウム
イオン電池の初期の電圧は4V以上であり電圧が高く、
電圧が低下していっても3V程度までである。
【0042】これに対して鉛電池は初期の電圧が2V程
度であり時間経過とともにあまり電圧の変化がなく、ニ
ッケル−カドミウム電池は初期の電圧が1.数V程度で
あり、やはり電圧の変化が少ない。従って、リチウムイ
オン電池は、他の鉛電池やニッケル−カドミウム電池に
比べて、特に電池容量が少なくなると経時変化による電
圧の変化を把握し易いので、リチウムイオン電池の初期
電圧たとえば4.2Vから終止電圧2.7V程度までな
だらかに電圧が降下することを利用して、その電圧の降
下は電池の残量にほぼ比例することから、リチウムイオ
ン電池の残量の検知が簡単に行えるというメリットがあ
る。このようなリチウムイオン電池は、エネルギー密度
が高く、図24に示したように電圧が他の種類の2次電
池に比べて高く、しかも無公害な電池である。
【0043】図25はリチウムイオン電池の作動原理を
示しており、+の集電体41、−の集電体42およびセ
パレータ43を有している。これらの集電体41,42
およびセパレータ43は容器44の電解液45の中に配
置されている。リチウムイオン46はセパレータ43を
通り集電体42側に向かうことで充電をする。これに対
してリチウムイオン46が−集電体42からセパレータ
43を通り+集電体41側に向かう時に放電を起こす。
【0044】本発明の実施の形態では、速度センサ11
0r、110lは、回転部である車輪12r、12lの
モータMr、MlのロータRTに対して非接触であるの
で、速度情報を得るのにモータMr、MlのロータRT
に機械的なロスを与えることがない。また、モータM
r、MlのロータRTは、ステータSTに対して外側に
位置しており、モータMr、Mlはアウターロータ型の
モータである。このアウターロータ型のモータを使用す
ることにより、ロータRTは車輪12r、12lのスポ
ークに対して直接接続できるので、構造が簡単であり軽
量化できる。さらに、バッテリとして高電圧で使い勝手
のよいリチウムイオン2次電池を用いているが、Ni−
MH(ニッケル−メタルハライド)電池などの他の種類
の電池を使用しても勿論構わない。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
傾斜面であっても直進性の高い移動を容易にかつ負担な
く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の移動装置の好ましい実施の形態である
車椅子を示す斜視図。
【図2】図1の車椅子の主制御系を示すブロック図。
【図3】図2の車椅子の主制御系の詳細例を示す図。
【図4】図2の回路において中央演算処理装置、メイン
基板およびモータ基板を示す図。
【図5】傾斜センサの一例を示す正面図。
【図6】図5の傾斜センサの断面図。
【図7】図5の傾斜センサの振り子を示す図。
【図8】図5の傾斜センサの特性を示す図。
【図9】図3の回路図を別の形態で示したモータの駆動
型を示す図。
【図10】モータの一例を示す断面図。
【図11】図10のモータの側面図。
【図12】図10のモータのステータとロータの一部を
示す断面図。
【図13】図10のモータのステータを示す側面図。
【図14】図10のモータに設けられたモータ基板等の
一部を示す断面図。
【図15】図14のモータ基板を示す正面図。
【図16】図15のモータ基板に対面して配置される反
射板を示す正面図。
【図17】図10のモータの速度センサの出力例を示す
図。
【図18】図10のモータの速度センサの出力例とモー
タのスイッチングタイミングの一例を示す図。
【図19】図10のモータをPWM駆動する時のPWM
信号波形の一例を示す図。
【図20】図10のモータの斜視図。
【図21】図20のモータの分解斜視図。
【図22】図21のモータのロータの部分Zを拡大して
示す図。
【図23】図10のモータ付近の回路を示す図。
【図24】リチウムイオン電池およびその他の種類の電
池の放電特性の一例を示す図。
【図25】リチウムイオン電池の動作原理を示す図。
【図26】トルクセンサの一例を示す図。
【符号の説明】
10・・・車椅子、11・・・椅子部、12r、12l
・・・車輪、13r、13l・・・外輪、30r、30
l・・・動力補助手段、Mr、Ml・・・モータ、32
・・・モータ基板、40・・・バッテリ、70r、70
l・・・トルクセンサ、80・・・進行方向傾斜セン
サ、90・・・進行直交方向傾斜センサ、100・・・
制御手段、101・・・中央演算処理装置(CPU)、
110r、110l・・・速度センサ、140r、14
0l・・・ブレーキセンサ、150・・・電流センサ、
160・・・温度センサ、180・・・アシストボタ
ン、200・・・コイルカットリレー部、250・・・
充電回路用リレー部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷名 正次 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5H621 BB07 BB10 GA01 GA04 GA15 GA17 GB12 HH05 JK02 JK08 JK14 JK15

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作者により加えられる力により回転す
    る少なくとも2つの回転部と、前記各回転部に装着さ
    れ、前記操作者の力の一部を補助する動力補助手段と、
    前記各動力補助手段に通電するためのバッテリとを備え
    た移動装置であって、 移動方向の傾斜を検出する第1の傾斜検出手段と、 前記移動方向に対して直交方向の傾斜を検出する第2の
    傾斜検出手段と、 前記第1及び第2の傾斜検出手段から得られる傾斜情報
    に基づいて、前記各動力補助手段を別々に制御する制御
    手段とを備えたことを特徴とする移動装置。
  2. 【請求項2】 前記操作者により前記各回転部に加えら
    れるトルクを検出するトルク検出手段と、前記各動力補
    助手段の速度を検出する速度検出手段とを備え、前記制
    御手段が、前記各トルク検出手段から得られるトルク情
    報を主指示信号として、前記第1及び第2の傾斜検出手
    段から得られる傾斜情報に加えて前記各速度検出手段か
    ら得られる速度情報に基づいて、前記各動力補助手段を
    別々に制御する請求項1に記載の移動装置。
  3. 【請求項3】 前記回転部は、車椅子の車輪である請求
    項1に記載の移動装置。
  4. 【請求項4】 前記動力補助手段は、駆動用コイルを有
    し、前記車輪の車軸に設けられているステータと、駆動
    用マグネットを有し、前記車輪と一体に設けられて前記
    ステータに対して回転するロータとを備えるブレシレス
    モータである請求項3に記載の移動装置。
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