JP2002349493A - ブラシレスファンモータ - Google Patents

ブラシレスファンモータ

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JP2002349493A
JP2002349493A JP2001155442A JP2001155442A JP2002349493A JP 2002349493 A JP2002349493 A JP 2002349493A JP 2001155442 A JP2001155442 A JP 2001155442A JP 2001155442 A JP2001155442 A JP 2001155442A JP 2002349493 A JP2002349493 A JP 2002349493A
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fan motor
brushless fan
rotating
brushless
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JP2001155442A
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Eiji Kawai
英司 川井
Eisuke Moroi
英祐 諸井
Asao Kino
朝男 木野
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Asmo Co Ltd
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Asmo Co Ltd
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Brushless Motors (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
  • Motor Or Generator Cooling System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 将来的に車両の電源電圧の仕様が変更増大さ
れた場合であっても、現状の性能を維持しつつ、トラン
ジスタを含む現状の駆動回路を変更することなくそのま
ま使用してこれに対応できるブラシレスファンモータを
得る。 【解決手段】 ブラシレスファンモータ10は、回転フ
ァン22の回転により吸入口16から空気を吸入し排出
口18から排出することができる。排出口18近傍に
は、モータ駆動回路の一部を構成し放熱フィン48が一
体に設けられたトランジスタ36が配置されており、回
転ファン22による排出風でトランジスタ36が強制的
に冷却される。したがって、将来的に仮に車両の電源電
圧が変更増大されても、大きな流速及び流量の排出風に
よってトランジスタ36は強制的に冷却されることにな
り、現状のままのトランジスタ36の使用が可能にな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はブラシレスファンモ
ータに係り、特に車両等のオートエアコン装置における
車室内温度検出センサ用送風機(通風機)として用いて
好適なブラシレスファンモータに関する。
【0002】
【従来の技術】ブラシレスファンモータは種々の分野で
用いられているが、例えば、車両等のオートエアコン装
置における車室内温度検出センサ用送風機(通風機)と
しても広く適用されている。
【0003】この種の例えばブラシレスファンモータ
は、ケーシングを備えている。ケーシングは、全体とし
て渦巻状に形成されており、吸入口及び排出口との間に
通風路が形成されている。このケーシング(通風路)内
には、ロータマグネットを一体に有した回転ファン(ロ
ータ)が回転自在に収容されている。また、通風路の側
面には、回転ファンのロータマグネットに対して回転磁
界を付与するためのコイル(ステータ電機子)が配置さ
れている。このコイルはステータ取付基盤に装着されて
おり、このステータ取付基盤は鉄製のヨークに固定され
ている。さらに、ステータ取付基盤には、ロータマグネ
ット位置決め用の位置決め磁石が固着されている。
【0004】コイルに通電されると、鉄製のヨークが磁
気回路の一部を形成し、ロータマグネットに回転磁界が
付与されて回転ファンが回転し、これにより吸入口から
空気が吸入され排出口から空気を排出することができ、
さらに、回転ファンの停止時には、位置決め磁石とロー
タマグネットとの吸引作用あるいは反発作用によって回
転ファンの停止状態が保持される(ディテントトルクが
生じて所定位置に位置決めされる)構成となっている。
【0005】ところで、一般的に、現在の車両の電源
(バッテリー)電圧は12Vであり、このため、このよ
うな車両に搭載される前記ブラシレスファンモータもそ
の駆動回路は12Vの電源電圧に対応できるように設定
されている。ここで、種々の事情により、将来的に、車
両の電源電圧の仕様が変更増大されることが想定される
(例えば、現状の12V仕様から42V仕様へ)。この
場合、コイル(ステータ電機子)に所定の磁界を生じさ
せるためのトランジスタを含む駆動回路は、前述の如く
12Vの電源電圧に対応できるように設定されているた
め、変更増大された電源電圧下では駆動回路のトランジ
スタの許容損失が定格オーバーとなり、そのまま使用す
ることはできなくなってしまう。
【0006】この場合、前記変更増大された電源電圧下
においても許容する損失値の(大きな定格の)トランジ
スタを用いて対応することが考えられるが、このような
トランジスタは当然ながら大型の外形形状であるため配
置スペースが増大したり、またコスト高になってしま
う。
【0007】また、トランジスタを含む駆動回路に別の
新たな回路抵抗を増設して対応することも考えられる
が、やはり同様に、新たな配置スペースが必要となって
装置の小型化を阻害し、また新たなコストが懸かること
になる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、将来的に車両の電源電圧の仕様が変更増大された
場合であっても、モータ特性、部品点数、組付け性、及
びコストの面で現状の性能を維持しつつ、トランジスタ
を含む現状の駆動回路を変更することなくそのまま使用
してこれに対応できるブラシレスファンモータを得るこ
とが目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明のブ
ラシレスファンモータは、吸入口及び排出口との間に通
風路が形成されたケースと、前記ケース内で回転自在に
設けられると共に周方向に沿ってN極及びS極が交互に
着磁され、付与された電磁力によって回転するロータマ
グネットと、前記ロータマグネットの回転に応じて回転
して前記吸入口から空気を吸入すると共に前記排出口か
ら前記空気を排出する回転ファンと、前記ロータマグネ
ットに対して回転磁界を付与するステータ電機子と、前
記ステータ電機子に対向して設けられ、前記回転ファン
の回転時に磁気回路の一部を形成すると共に、前記回転
ファンの停止時に前記ロータマグネットとの吸引作用あ
るいは反発作用によって前記回転ファンの停止状態を保
持する板状の磁性部材と、前記ステータ電機子に所定の
磁界を生じさせるためのトランジスタを含む駆動回路
と、を備えたブラシレスファンモータにおいて、前記駆
動回路を構成する前記トランジスタに放熱フィンを一体
に設け、かつ、前記トランジスタ及び放熱フィンを前記
排出口に配設した、ことを特徴としている。
【0010】請求項1記載のブラシレスファンモータで
は、ケーシングに形成された通風路内にロータマグネッ
トが回転自在に設けられており、さらにこのロータマグ
ネットの回転に応じて回転ファンが回転する。
【0011】トランジスタを含む駆動回路によってステ
ータ電機子に通電されると、磁性部材が磁気回路の一部
を形成し、ロータマグネットに回転磁界が付与されて回
転し、これに応じて回転ファンが回転する。これによ
り、吸入口から空気が吸入され排出口から空気が排出さ
れる。さらに、回転ファン(ロータマグネット)の停止
時には、磁性部材とロータマグネットとの吸引作用ある
いは反発作用によって回転ファンの停止状態が保持され
る(ディテントトルクが生じて所定位置に位置決めされ
る)。
【0012】ここで、請求項1記載のブラシレスファン
モータでは、放熱フィンが一体に設けられたトランジス
タが回転ファンによる排出風の排出口に配置されている
ため、この排出風によってトランジスタが強制的に冷却
される。したがって、将来的に仮に車両の電源電圧が変
更増大されても(例えば、現状の12Vから42Vに変
更されても)、大きな流速(風速)及び流量(風量)の
排出風によってトランジスタは強制的に冷却されること
になり、現状のままの(例えば、現状の12Vに適合す
る定格の)トランジスタの使用が可能になる。すなわ
ち、トランジスタを含む現状の駆動回路を変更すること
なくそのまま使用してこれに対応することができる。こ
れによって、配置スペースが増大したりコスト高になる
等の問題が生じることがない。
【0013】請求項2に係る発明のブラシレスファンモ
ータは、請求項1記載のブラシレスファンモータにおい
て、前記放熱フィンは前記回転ファンによる排出風に対
し前記トランジスタよりも風上側に位置し、かつ、前記
トランジスタ及び放熱フィンは前記排出風の流出方向に
沿って保持されている、ことを特徴としている。
【0014】請求項2記載のブラシレスファンモータで
は、放熱フィンが回転ファンによる排出風に対しトラン
ジスタよりも風上側に位置しているため放熱性が高く、
しかも、排出風の流出方向に沿って保持されているため
トランジスタ及び放熱フィンが排出風によって脱落する
ことがない。
【0015】請求項3に係る発明のブラシレスファンモ
ータは、請求項1記載のブラシレスファンモータにおい
て、前記放熱フィンは、前記トランジスタに直接に接合
するプレートと、前記回転ファンによる排出風の流出方
向に沿ってこれと平行に前記プレートの表面から立設す
る立設片と、を有する、ことを特徴としている。
【0016】請求項3記載のブラシレスファンモータで
は、放熱フィンのプレートがトランジスタに直接に接合
しているためトランジスタの熱をプレートが吸収し易
く、しかも、このプレートから放熱面積を増大させてい
る立設片へと熱が伝達されるため、冷却が促進される。
さらに、放熱フィンの立設片は排出風の流出方向に沿っ
てこれと平行に設けられているため、排出風の通風抵抗
すなわちモータの負荷抵抗になり難い。
【0017】請求項4に係る発明のブラシレスファンモ
ータは、請求項1記載のブラシレスファンモータにおい
て、前記放熱フィンは、前記回転ファンによる排出風に
対向するように互いに隣接して複数立設し、かつ、前記
排出風の流出方向に沿って順次高くされている、ことを
特徴としている。
【0018】請求項4記載のブラシレスファンモータで
は、複数立設された放熱フィンによって、冷却が促進さ
れる。さらに、これらの放熱フィンは排出風の流出方向
に沿って順次高くされているため(換言すれば、放熱フ
ィン周辺の風路形状が急激に変化することがないた
め)、排出風の通風抵抗すなわちモータの負荷抵抗にな
り難い。
【0019】請求項5に係る発明のブラシレスファンモ
ータは、請求項4記載のブラシレスファンモータにおい
て、前記放熱フィンの風上側に位置し、前記排出風の流
出方向に沿って次第に突出高さが高く形成され、前記排
出風を整流するための整流部材を設けた、ことを特徴と
している。
【0020】請求項5記載のブラシレスファンモータで
は、放熱フィンの風上側に設けられた整流部材によっ
て、排出風がより確実に整流される。したがって、より
一層モータの負荷抵抗になり難い。
【0021】
【発明の実施の形態】図1及び図2には、本発明の第1
の実施の形態に係るブラシレスファンモータ10の全体
構成が分解斜視図にて示されている。また、図3にはこ
のブラシレスファンモータ10の構成が縦断面図にて示
されており、図4にはこのブラシレスファンモータ10
の構成が正面図にて示されている。
【0022】ブラシレスファンモータ10は、車両等の
例えばオートエアコン装置における車室内温度検出セン
サ用送風機(通風機)として適用されている。
【0023】このブラシレスファンモータ10は、ケー
スとしてのハウジング12及びヨーク14を備えてい
る。ハウジング12は、全体としてスクロール形状(渦
巻き状)に形成されており、前面側には吸入口16が設
けられると共に角部には排出口18が設けられており、
吸入口16と排出口18との間に通風路20が構成され
ている。
【0024】ハウジング12(通風路20)内には、回
転ファン22が収容されている。回転ファン22は、そ
の回転軸24が軸受26を介してヨーク14に回転自在
に支持されており、さらに、ヨーク14側の底面にはロ
ータマグネット28が一体に設けられている。
【0025】また、通風路20の側面には、回転ファン
22のロータマグネット28に対向してステータ取付基
盤30が配置されている。このステータ取付基盤30
は、ハウジング12とヨーク14とによって挟持されて
固定されており、これにより通風路20の一部を構成し
ている(換言すれば、ハウジング12とステータ取付基
盤30とによって通風路20が構成されている)。
【0026】このステータ取付基盤30には、回転ファ
ン22のロータマグネット28に対して回転磁界を付与
するためのステータ電機子としてのコイル32、及び他
のモータ駆動回路素子33が装着されている。ここで、
これらのコイル32及び他の駆動回路素子33は、ステ
ータ取付基盤30の回転ファン22(ロータマグネット
28)と反対側の面(すなわち、ヨーク14側の面)に
装着されている。したがって、これらコイル32や他の
モータ駆動回路素子33は、ステータ取付基盤30によ
って構成される通風路20内に突出(露出)しないよう
に配置されている。このコイル32によって回転磁界が
ロータマグネット28に付与されて回転ファン22が回
転し、これにより吸入口16から空気が吸入され排出口
18から空気を排出することができる。
【0027】またさらに、コイル32に対向するヨーク
14には、磁気部材としてのインサート鉄板34が設け
られている。図5にも示す如く、このインサート鉄板3
4は、インサート成形によってヨーク14内に一体に埋
設されており、コイル32に対向して位置している。な
お、図5に示すインサート鉄板34の形状は、ロータマ
グネット28が4極の場合にこれに対応した一例であ
る。これにより、インサート鉄板34は、回転ファン2
2の回転時にコイル32と共に磁気回路の一部を形成す
ると共に、回転ファン22の停止時にはロータマグネッ
ト28との吸引作用あるいは反発作用によって回転ファ
ン22(ロータマグネット28)の停止状態を保持する
ことができる構成である。
【0028】また、排出口18近傍のステータ取付基盤
30には、モータ駆動回路の一部を構成するトランジス
タ36が取り付けられている。このトランジスタ36に
は放熱フィン48が一体に設けられている。ここで、こ
の放熱フィン48は、排出口18から排出(流出)され
る排出風(相対気流)に対しトランジスタ36よりも風
上側(上流側)に位置している。
【0029】またさらに、トランジスタ36及び放熱フ
ィン48の両側方、すなわち相対気流の上流側及び下流
側には、一対の支柱38が設けられている。この支柱3
8は、ヨーク14に一体に成形されており、トランジス
タ36及び放熱フィン48が倒れることを防止すること
ができるようになっている。
【0030】さらに、ステータ取付基盤30の一端部に
はコネクタターミナル40が取り付けられている。コネ
クタターミナル40は、ヨーク14に一体に設けられた
コネクタ部42内に延出している。コネクタ部42には
図示しない外部コネクタが嵌合されて車両の電気回路部
(図示省略)に接続される。
【0031】一方、ハウジング12の吸入口16には、
架橋部44が設けられている。架橋部44は、吸入口1
6の対向し合う内周面の間に架け渡されており、ハウジ
ング12に一体成形されている。また、架橋部44(吸
入口16)の近傍には、温度センサとしてのサーミスタ
46が取り付けられている。サーミスタ46のリード部
はコネクタターミナル40に接続されており、吸入口1
6から吸入される空気の温度を検出することができる。
【0032】次に本第1の実施の形態の作用を説明す
る。
【0033】上記構成のブラシレスファンモータ10で
は、ハウジング12とステータ取付基盤30によって通
風路20が構成され、この通風路20内に回転ファン2
2が回転自在に設けられている。
【0034】コイル32に通電されると、インサート鉄
板34が磁気回路の一部を形成し、ロータマグネット2
8に回転磁界が付与されて回転し、これに応じて回転フ
ァン22が回転する。これにより、吸入口16から空気
が吸入され排出口18から空気が排出される。さらに、
回転ファン22(ロータマグネット28)の停止時に
は、インサート鉄板34とロータマグネット28との吸
引作用あるいは反発作用によって回転ファン22の停止
状態が保持される(ディテントトルクが生じて所定位置
に位置決めされる)。
【0035】ここで、このブラシレスファンモータ10
では、放熱フィン48が一体に設けられたトランジスタ
36が回転ファン22による排出風の排出口18に配置
されているため、この排出風によってトランジスタ36
が強制的に冷却される。特に、放熱フィン48が回転フ
ァン22による排出風に対しトランジスタ36よりも風
上側に位置しているため放熱性が高く、しかも、排出風
の流出方向に沿って保持されているためトランジスタ3
6及び放熱フィン48が排出風によって脱落することが
ない。
【0036】したがって、将来的に仮に車両の電源電圧
が変更増大されても(例えば、現状の12Vから42V
に変更されても)、大きな流速(風速)及び流量(風
量)の排出風によってトランジスタ36は強制的に冷却
されることになり、現状のままの(例えば、現状の12
Vに適合する定格の)トランジスタ36の使用が可能に
なる。すなわち、トランジスタ36を含む現状の駆動回
路を変更することなくそのまま使用してこれに対応する
ことができる。これによって、配置スペースが増大した
りコスト高になる等の問題が生じることがない。
【0037】このように、本第1の実施の形態に係るブ
ラシレスファンモータ10は、将来的に車両の電源電圧
の仕様が変更増大された場合であっても、モータ特性、
部品点数、組付け性、及びコストの面で現状の性能を維
持しつつ、トランジスタ36を含む現状の駆動回路を変
更することなくそのまま使用してこれに対応することが
できる。
【0038】次に、本発明の他の実施の形態を説明す
る。
【0039】なお、前述した第1の実施の形態と基本的
に同一の部品には前記第1の実施の形態と同一の符号を
付与しそのその説明を省略する。
【0040】図6には、本発明の第2の実施の形態に係
るブラシレスファンモータ50の全体構成が分解斜視図
にて示されている。また、図7にはこのブラシレスファ
ンモータ50の構成が縦断面図にて示されており、図8
にはこのブラシレスファンモータ50の構成が正面図に
て示されている。
【0041】このブラシレスファンモータ50では、排
出口18近傍のステータ取付基盤30に、モータ駆動回
路の一部を構成するトランジスタ52が取り付けられて
いる。このトランジスタ52は所謂偏平状に形成されて
おり、さらに、放熱フィン54が一体に設けられてい
る。この放熱フィン54は、トランジスタ52の上面に
直接に接合するプレート56と、回転ファン22による
排出風の流出方向に沿ってこれと平行にプレート56の
表面から立設する立設片58と、を有する構成となって
いる。
【0042】なお、他の構成については前述した第1の
実施の形態に係るブラシレスファンモータ10と同一で
ある。
【0043】上記構成のブラシレスファンモータ50で
は、放熱フィン54のプレート56がトランジスタ52
に直接に接合しているためトランジスタ52の熱をプレ
ート56が吸収し易く、しかも、このプレート56から
放熱面積を増大させている立設片58へと熱が伝達され
るため、冷却が促進される。
【0044】したがって、将来的に仮に車両の電源電圧
が変更増大されても、大きな流速(風速)及び流量(風
量)の排出風によってトランジスタ52は強制的に冷却
されることになり、現状のままのトランジスタ52の使
用が可能になる。すなわち、トランジスタ52を含む現
状の駆動回路を変更することなくそのまま使用してこれ
に対応することができる。これによって、配置スペース
が増大したりコスト高になる等の問題が生じることがな
い。
【0045】また特に、放熱フィン54の立設片58は
排出風の流出方向に沿ってこれと平行に設けられている
ため、排出風の通風抵抗すなわちモータの負荷抵抗にな
り難い。したがって、ブラシレスファンモータ50の本
来のモータ特性(性能)が阻害されることがない。
【0046】図9には、本発明の第3の実施の形態に係
るブラシレスファンモータ60の全体構成が分解斜視図
にて示されている。また、図10にはこのブラシレスフ
ァンモータ60の構成が縦断面図にて示されており、図
11にはこのブラシレスファンモータ60の構成が正面
図にて示されている。
【0047】このブラシレスファンモータ60では、排
出口18近傍のステータ取付基盤30に、モータ駆動回
路の一部を構成するトランジスタ62が取り付けられて
いる。このトランジスタ62は所謂偏平状に形成されて
おり、さらに、放熱フィン64が一体に設けられてい
る。図12に詳細に示す如く、この放熱フィン64は、
複数枚によって構成されており、回転ファン22による
排出風に対向するように互いに隣接して立設されてい
る。またしかも、これら複数枚の放熱フィン64は、排
出風の流出方向に沿って順次高く形成されている。
【0048】なお、他の構成については前述した第1の
実施の形態に係るブラシレスファンモータ10と同一で
ある。
【0049】上記構成のブラシレスファンモータ60で
は、トランジスタ62から立設された複数枚の放熱フィ
ン64によって、冷却が促進される。
【0050】したがって、将来的に仮に車両の電源電圧
が変更増大されても、大きな流速(風速)及び流量(風
量)の排出風によってトランジスタ62は強制的に冷却
されることになり、現状のままのトランジスタ62の使
用が可能になる。すなわち、トランジスタ62を含む現
状の駆動回路を変更することなくそのまま使用してこれ
に対応することができる。これによって、配置スペース
が増大したりコスト高になる等の問題が生じることがな
い。
【0051】また特に、複数枚の放熱フィン64は排出
風の流出方向に沿って順次高く形成されているため(換
言すれば、放熱フィン64周辺の風路形状が急激に変化
することがないため)、排出風の通風抵抗すなわちモー
タの負荷抵抗になり難い。したがって、ブラシレスファ
ンモータ60の本来のモータ特性(性能)が阻害される
ことがない。
【0052】図13には、本発明の第4の実施の形態に
係るブラシレスファンモータ70の全体構成が分解斜視
図にて示されている。また、図14にはこのブラシレス
ファンモータ70の構成が縦断面図にて示されており、
図15にはこのブラシレスファンモータ70の構成が正
面図にて示されている。
【0053】このブラシレスファンモータ70では、排
出口18近傍のステータ取付基盤30に、前述した第3
の実施の形態に係るブラシレスファンモータ60と同様
のトランジスタ62及び放熱フィン64が取り付けられ
ている。
【0054】さらに、放熱フィン64の風上側には、整
流部材としてのテーパ突起72が設けられている。図1
6に詳細に示す如く、テーパ突起72は、前述した第1
の実施の形態に係るブラシレスファンモータ10の支柱
38と同様に、ヨーク14に一体に成形されており、ス
テータ取付基盤30から突出している。さらに、このテ
ーパ突起72は、排出風の流出方向に沿って次第に突出
高さが高くなるようにテーパ状に形成されており、排出
風を整流することができる構成である。
【0055】なお、他の構成については前述した第3の
実施の形態に係るブラシレスファンモータ60と同一で
ある。
【0056】上記構成のブラシレスファンモータ70で
は、トランジスタ62から立設された複数枚の放熱フィ
ン64によって、冷却が促進される。
【0057】特にこの場合、複数枚の放熱フィン64は
排出風の流出方向に沿って順次高く形成されており、し
かも、放熱フィン64の風上側にはテーパ突起72が設
けられているため、排出風がより確実に整流される。し
たがって、より一層モータの負荷抵抗になり難い。した
がって、ブラシレスファンモータ70の本来のモータ特
性(性能)が阻害されることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るブラシレスフ
ァンモータの全体構成を示す分解斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るブラシレスフ
ァンモータの全体構成を示す分解斜視図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係るブラシレスフ
ァンモータの全体構成を示す縦断面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係るブラシレスフ
ァンモータの全体構成を示す正面図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係るブラシレスフ
ァンモータの構成を示し、ハウジング及び回転ファンを
取り外した状態における正面図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係るブラシレスフ
ァンモータの全体構成を示す分解斜視図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係るブラシレスフ
ァンモータの全体構成を示す縦断面図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係るブラシレスフ
ァンモータの全体構成を示す正面図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態に係るブラシレスフ
ァンモータの全体構成を示す分解斜視図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態に係るブラシレス
ファンモータの全体構成を示す縦断面図である。
【図11】本発明の第3の実施の形態に係るブラシレス
ファンモータの全体構成を示す正面図である。
【図12】本発明の第3の実施の形態に係るブラシレス
ファンモータのトランジスタ及び放熱フィンの詳細を示
す断面図である。
【図13】本発明の第4の実施の形態に係るブラシレス
ファンモータの全体構成を示す分解斜視図である。
【図14】本発明の第4の実施の形態に係るブラシレス
ファンモータの全体構成を示す縦断面図である。
【図15】本発明の第4の実施の形態に係るブラシレス
ファンモータの全体構成を示す正面図である。
【図16】本発明の第4の実施の形態に係るブラシレス
ファンモータのトランジスタ及び放熱フィンの詳細を示
す断面図である。
【符号の説明】
10 ブラシレスファンモータ 12 ハウジング(ケース) 14 ヨーク(ケース) 16 吸入口 18 排出口 20 通風路 22 回転ファン 28 ロータマグネット 32 コイル(ステータ電機子) 34 インサート鉄板(磁性部材) 36 トランジスタ 38 支柱 48 放熱フィン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02K 29/00 H02K 29/00 Z (72)発明者 木野 朝男 静岡県湖西市梅田390番地 アスモ株式会 社内 Fターム(参考) 3H022 AA02 BA01 BA04 CA50 DA03 3H034 AA02 AA15 AA18 BB02 BB06 BB20 CC01 CC03 DD12 EE03 5H019 AA07 CC02 DD01 FF01 5H607 AA02 AA11 BB01 BB13 CC05 DD02 DD16 FF05 5H609 BB03 BB06 BB15 BB21 PP02 PP16 QQ02 RR05 RR17 RR33 RR42

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸入口及び排出口との間に通風路が形成
    されたケースと、 前記ケース内で回転自在に設けられると共に周方向に沿
    ってN極及びS極が交互に着磁され、付与された電磁力
    によって回転するロータマグネットと、 前記ロータマグネットの回転に応じて回転して前記吸入
    口から空気を吸入すると共に前記排出口から前記空気を
    排出する回転ファンと、 前記ロータマグネットに対して回転磁界を付与するステ
    ータ電機子と、 前記ステータ電機子に対向して設けられ、前記回転ファ
    ンの回転時に磁気回路の一部を形成すると共に、前記回
    転ファンの停止時に前記ロータマグネットとの吸引作用
    あるいは反発作用によって前記回転ファンの停止状態を
    保持する板状の磁性部材と、 前記ステータ電機子に所定の磁界を生じさせるためのト
    ランジスタを含む駆動回路と、 を備えたブラシレスファンモータにおいて、 前記駆動回路を構成する前記トランジスタに放熱フィン
    を一体に設け、かつ、前記トランジスタ及び放熱フィン
    を前記排出口に配設した、 ことを特徴とするブラシレスファンモータ。
  2. 【請求項2】 前記放熱フィンは前記回転ファンによる
    排出風に対し前記トランジスタよりも風上側に位置し、
    かつ、前記トランジスタ及び放熱フィンは前記排出風の
    流出方向に沿って保持されている、 ことを特徴とする請求項1記載のブラシレスファンモー
    タ。
  3. 【請求項3】 前記放熱フィンは、前記トランジスタに
    直接に接合するプレートと、前記回転ファンによる排出
    風の流出方向に沿ってこれと平行に前記プレートの表面
    から立設する立設片と、を有する、 ことを特徴とする請求項1記載のブラシレスファンモー
    タ。
  4. 【請求項4】 前記放熱フィンは、前記回転ファンによ
    る排出風に対向するように互いに隣接して複数立設し、
    かつ、前記排出風の流出方向に沿って順次高くされてい
    る、ことを特徴とする請求項1記載のブラシレスファン
    モータ。
  5. 【請求項5】 前記放熱フィンの風上側に位置し、前記
    排出風の流出方向に沿って次第に突出高さが高く形成さ
    れ、前記排出風を整流するための整流部材を設けた、こ
    とを特徴とする請求項4記載のブラシレスファンモー
    タ。
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