JP5484586B2 - ファンモータ及びこれを備えた空気調和機 - Google Patents

ファンモータ及びこれを備えた空気調和機 Download PDF

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Description

本発明は、ファンモータ及びこれを備えた空気調和機に関するものである。
従来の空気調和機には、室内機を薄型化・小型化するため、ファンユニットにプロペラファンを用いた構成が提案されている。このようなプロペラファンは、回転中心となるボス部、及びボス部から外周側へ形成された羽根を有する羽根部が設けられている。そして、羽根部を回転させるモータは、ボス部に設けられている。したがって、モータは主にアウターロータ型となっており、ロータ側(回転側)に羽根部が設けられている。このため、モータを大きくすると、モータの外側に配置される羽根の大きさが制限され、通風路を塞いでしまう。したがって、十分な風量を得ることができない、羽根部の設計自由度が少なくファン効率が低下してしまう等の問題点があった。また、通風路を確保するためにモータの大きさを小さくすると、モータ自体の効率が低下してしまうという問題点があった。
そこで、これらの問題点を解決するため、例えば「ステータ基板20上にはラジアルスリーブ軸受21aとスラスト転がり軸受21bとを上下方向に配置した軸受部21と、この軸受部21に回転自在に支持された回転軸22と一体の羽根部23を有した回転主部と、この羽根部23の外周方向に16極の駆動磁極を有する環状のマグネット24が固定されている。羽根部23は回転軸22を中心とした放射状の複数の羽根から構成されているものであり、合成樹脂等によって形成されている。…また、ステータ基板20上には上記マグネット24と所定の間隔を保って対向した3つのティースよりE型に形成された積層型の電機子鉄心25と、各ティースに巻回された電機子コイル26とよりなる電機子部27が集中的に配置してある。」(例えば特許文献1参照)というファンモータが提案されている。このようなファンモータは、ボス部にモータが備えられたものに比べて、ボス部を小さくすることができるため通風路が大きくでき、回転軸付近まで羽根にすることができる。このため、ファンモータの設計自由度が向上する。また、このようなファンモータは、ロータ半径を大きくできるため、大きなトルクを得ることができ、効率の向上が期待できる。
特開平8−298763号公報(段落0010,0012、図1)
しかしながら、このようなファンモータ(例えば特許文献1参照)は、ボス部を小さくできるものの、ステータをファンの外周の一部にU相、V相、W相を組みとして配置するため、ステータの両端に配置する相(ティース)に比べて中央に配置する相の磁気抵抗が小さくなり、磁気的アンバランスが生じるという問題点があった。また、このようなファンモータ(例えば特許文献1参照)は、ステータをロータの周囲全域に配置した一般的なモータ構成では発生しないような、ステータとロータ間の電磁加振力のアンバランスが生じるという問題点があった。このため、このようなファンモータ(例えば特許文献1参照)は、トルクリプル、騒音及び振動等が増加してしまうという問題点や、ファンモータの効率が低下してしまうという問題点があった。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、各相間の磁気的アンバランスを解消しながら、設計自由度を向上させることが可能なファンモータ及びこれを備えた空気調和機を得ることを目的としている。
また、本発明に係るファンモータは、羽根部と、羽根部の外周部に設けられたロータ、及び該ロータの外周側にギャップを介して配置され、内周面にティースが設けられたステータを有する三相モータと、ステータ及びロータの外周側を覆うように配置されたハウジングと、を備えたファンモータにおいて、ステータは、第1ステータ、第2ステータ及び第3ステータを1組以上備え、第1ステータは、ロータの回転方向に沿って、U相ティース、V相ティース及びW相ティースが順に配置された第1ティース群を少なくとも1つ備え、第2ステータは、ロータの回転方向に沿って、V相ティース、W相ティース及びU相ティースが順に配置された第2ティース群を少なくとも1つ備え、第3ステータは、ロータの回転方向に沿って、W相ティース、U相ティース及びV相ティースが順に配置され第3ティース群を少なくとも1つ備えたものである。そして、第1ティース群、第2ティース群及び第3ティース群のうちの一部のティース群は、ティースに巻き付けられたコイルの巻き方向が第1方向になっており、第1ティース群、第2ティース群及び第3ティース群のうちの残りの一部は、コイルの巻き方向が第1方向と逆方向となる第2方向になっており、第1ステータ、第2ステータ及び第3ステータは、コイルの巻方向を第1方向としているティース群が、互いの同相ティースが電気角で360°の整数倍だけ離れた位置となり、コイルの巻き方向を第2方向としたティース群が、コイルの巻き方向を第1方向としたティース群に対し、互いの同相ティースが電気角で360°×N+180°(Nは整数)離れた位置となるように配置され、第1ステータ、第2ステータ及び第3ステータの同相ティースに巻き付けられたコイルは、巻き方向を第1方向としたコイルの電流の流れ方向と巻き方向を第2方向としたコイルの電流の流れ方向とが逆向きとなるように、直列接続されているものである。
本発明においては、第1ステータ、第2ステータ及び第3ステータを所定の位置に配置し、各ステータの同相ティースに巻き付けられたコイルを直列接続している。このため、各相は、ステータの端に配置のティースに巻き付けられたコイルの数が同数になる。また、各相は、ステータの端以外に配置のティースのコイルに巻き付けられたコイルの数が同数になる。そして、各相においてこれらコイルを直列接続するため、各相の鎖交磁束が同一となり、磁気的にバランスがとれた状態とすることができる。
本発明の実施の形態1に係るファンモータを示す外観斜視図である。 本発明の実施の形態1に係るファンモータのステータを示す正面図である。 本発明の実施の形態1に係るファンモータにおける同相ティースの接続方法の一例を示す説明図である。 本発明の実施の形態2に係るファンモータを示す正面図である。 本発明の実施の形態2に係るファンモータの別の一例を示す正面図である。 本発明の実施の形態3に係るファンモータを示す正面図である。 本発明の実施の形態4に係るファンモータを示す正面図である。 本発明の実施の形態5に係る空気調和機の一例を示す縦断面図である。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係るファンモータを示す外観斜視図である。また、図2は、このファンモータのステータを示す正面図である。なお、図1に示す破線矢印は、羽根部20(換言するとロータ10)の回転方向を示している。
ファンモータ100は、軸流ファン構造であり、羽根部20、ロータ10及びステータ30を備えたモータ40、ハウジング50等から構成されている。
ハウジング50は、略四角形の額縁形状をしており、内側に羽根部20が設けられている。
羽根部20は、ボス部22及び複数の羽根21を備えている。ボス部22は、羽根部20の回転中心となるものであり、その外周部には、羽根21が形成されている。また、羽根21の外周部には、略円環状のリング23が形成されている。羽根部20(羽根21、ボス部22及びリング23)は、例えば樹脂材料で一体成形される。また、ボス部22の内側には回転シャフト及びこの回転シャフトが挿入されたベアリング(図示せず)が配置されている。このベアリングの外周部は例えばハウジング50に保持されている。
なお、羽根部20を形成する材料は、樹脂材料に限らず、磁気吸引力(ロータ10とステータ30との間の磁気吸引力)や空気抵抗等により変形しない剛性を確保できる材料であればよい。例えば、羽根部20を形成する材料は、金属材料等であってもよい。
羽根部20のリング23の外周面には、ロータ10が設けられている。このロータ10は、磁石11及びロータコア12を備えている。ロータコア12は略円環状をしており、リング23の外周面に設けられている。磁石11は、略円環状をしており、ロータコア12の外周面に設けられている。なお、磁石11は、1極ごとに分離したセグメント形状のものでもよいし、極間を未着磁にした略円環状のものでもよい。
磁石11は、例えば厚さ1.5mm、残留磁束密度0.245Tのラバー磁石である。また、この磁石11は、平板形状をしており、磁石11の配向は通常のパラレル着磁で、32極着磁されている。そして、磁石11は、ロータコア12の外周面に巻き付けられ、接着されている。また、本実施の形態1では、磁石11の軸方向幅(羽根部20の回転軸方向の幅)を、例えば10mmとし、ステータ30の軸方向幅と合わせている。
なお、磁石11の種類は、希土類焼結磁石、プラマグ磁石、フェライト磁石等を使用してもよい。また、磁石11のロータコア12への固定方法も、本実施の形態1の方法に限られるものではない。例えば、磁石11を略円環状に形成し、この磁石11の内周面にロータコア12をはめ込んでもよい。また例えば、磁石11を複数のセグメントに分割し、これらセグメントをロータコア12の外周面に貼付等してもよい。磁石11を複数のセグメントに分割する場合、各セグメントの周方向幅を極ピッチより小さくし、セグメント間にスペースを設けてもよい。また例えば、羽根部20を高速回転させて使用する場合、磁石11の外側からガラエポ(ガラス繊維+エポキシ樹脂)等の非磁性材料で固定するとよい。また例えば、セグメント形状に限らず、羽根部20を形成する樹脂材料を用いて磁石11(ロータコア12を含めてもよい)を埋め込んでもよい(二色成形等)。また例えば、磁石11の軸方向幅をステータ30の軸方向幅よりも大きくし、オーバーハングさせてもよい。これにより、ステータ30の軸方向側の端部からの磁束漏れを抑制できる。
ロータコア12は、電磁鋼板を積層接着し、リング状に加工したものである。ロータコア12の材質は、電磁鋼板の他、厚粉鉄心、その他磁性材料を採用することができる。なお、磁石11の配向をハルバック配向にした場合、磁路が内側(羽根部20側)にこないため、ロータコア12を設けなくともよい。ロータコア12は磁性体であるので、一般に重量が重い。このため、ロータコア12を設けないことにより、ファンモータ100の軽量化を図ることができる。なお、ロータ10の剛性不足によってロータ10が変形し、騒音が発生するような場合は、ロータコア12を設けて補強するのがよい。
図1に示すように、本実施の形態1に係るステータ30は、3つのステータ(ステータ30a、ステータ30b、ステータ30c)を備えている。これら各ステータは、図2に示すように同一形状となっている。より詳しくは、ステータ30の各ステータは、略L型のステータコア31を備えている。ステータコア31の両外周面がなす角度は、ステータ30が取り付けられるハウジング50の溝部(はめ込み部)と略同一角度(例えば略90°)となっている。このステータコア31の内周面(羽根部20と対向する面)には、ティース32が設けられている。本実施の形態1のモータ40は3相モータのため、ステータコア31の内周面には、3つのティース32(ティース32a、ティース32b、ティース32c)が設けられている。これらティース32a、ティース32b及びティース32cには、コイル(図示せず)が巻き付けられている。
また、ステータコア31の両端部には、内周面側に補助ティース33が設けられている。これにより、ティース32a及びティース32cに通電した際、補助ティース33を介した磁気回路が新たに加わることとなる。このため、ステータ30a、ステータ30b及びステータ30cのそれぞれにおいて、ティース32a及びティース32cの相の鎖交磁束が増加し、ティース32bの相の鎖交磁束との差を減少することができる。なお、補助ティース33が無い場合でもモータを構成することができるが、補助ティース33を設けることにより、コギング等をより抑制することが可能となる。
ステータ30の各ステータは、ロータコア12と同様、電磁鋼板を積層したものをワイヤカット等により図2に示す形状に加工している。なお、ステータ30の各ステータは、厚粉鉄心やその他磁性材料で形成されてもよい。
ここで、本実施の形態1においては、ステータ30の各ステータ(ステータ30a、ステータ30b、ステータ30c)をハウジングに取り付けた際、各ステータのティース32a、ティース32b及びティース32cは、ロータ10の回転方向に沿って、ティース32a、ティース32b及びティース32cの順で配置される。そして、各ステータに設けられたティース32a、ティース32b及びティース32cの相を以下のようにしている。
ステータ30aは、ティース32aがU相ティース32Uとなり、ティース32bがV相ティース32Vとなり、ティース32cがW相ティース32Wとなるように、各ティースにコイルが巻き付けられている。また、ステータ30bは、ティース32aがV相ティース32Vとなり、ティース32bがW相ティース32Wとなり、ティース32cがU相ティース32Uとなるように、各ティースにコイルが巻き付けられている。また、ステータ30cは、ティース32aがW相ティース32Wとなり、ティース32bがU相ティース32Uとなり、ティース32cがV相ティース32Vとなるように、各ティース32にコイルが巻き付けられている。
つまり、ステータ30aでは、V相ティース32Vの両側にU相ティース32U及びW相ティース32Wが配置されることになる。ステータ30bでは、W相ティース32Wの両側にV相ティース32V及びU相ティース32Uが配置されることになる。ステータ30cでは、U相ティース32Uの両側にW相ティース32W及びV相ティース32Vが配置されることになる。
なお、ステータ30aが本発明の第1ステータに相当し、ステータ30bが本発明の第2ステータに相当し、ステータ30cが本発明の第3ステータに相当する。また、ロータ10の回転方向に沿ってU相ティース32U、V相ティース32V及びW相ティース32Wの順で配置されるステータ30aのティース群が、本発明における第1ティース群に相当する。ロータ10の回転方向に沿ってV相ティース32V、W相ティース32W及びU相ティース32Uの順で配置されるステータ30bのティース群が、本発明における第2ティース群に相当する。ロータ10の回転方向に沿ってW相ティース32W、U相ティース32U及びV相ティース32Vの順で配置されるステータ30cのティース群が、本発明における第3ティース群に相当する。
本実施の形態1においては、第1ティース群、第2ティース群及び第3ティース群は、ティース32に巻き付けられたコイルの巻き方向が同一方向になっている。また、第1ティース群、第2ティース群及び第3ティース群の同相ティース(つまり、ステータ30a、ステータ30b及びステータ30cの同相ティース)に巻き付けられたコイルは、例えば図3に示すように、例えばY結線で直列接続されている。これら同相ティースに巻き付けられたコイルの接続方法は、各相が直列接続されていればよく、例えばΔ結線でもよい。なお、図3に示す「E」は、例えば3相電源である。
これらステータ30を構成するステータ30a、ステータ30b及びステータ30cは、ハウジング50の3箇所に設けられている。つまり、ハウジング50は、モータ40(ロータ10及びステータ30)の外周側を覆うように設けられている。ステータ30の各ステータをハウジング50に取り付ける際、ステータコア31の両外周面を、ハウジング50の溝部の内周面に当接する(接触させる)。また、ステータコア31の裏面を、ハウジング50の溝部の内周面に突設された段部(図示せず)に当接する(接触させる)。これにより、ステータ30の各ステータは、ハウジング50の溝部に位置決めされる。この状態で、固定用穴34からネジ等(図示せず)を挿入し、ステータ30の各ステータをハウジング50の溝部に固定する。
ステータ30の各ステータがハウジング50の溝部に固定された状態においては、各ステータにおけるティース32a、ティース32b、ティース32c及び補助ティース33の先端部と、ロータ10の磁石11の外周面と、の間に一定のギャップが形成されている。
また、これらステータ30を構成するステータ30a、ステータ30b及びステータ30cは、これらの各相ティースが以下の状態となるように、ハウジング50の3箇所に設けられる。
つまり、ロータ10のq軸がステータ30aのU相ティース32Uの中心に合う回転位置となっている状態においては、ステータ30b及びステータ30cも、ロータ10のq軸がU相ティース32Uの中心に合うようになっている。同様に、ロータ10のq軸がステータ30aのV相ティース32Vの中心に合う回転位置となっている状態においては、ステータ30b及びステータ30cも、ロータ10のq軸がV相ティース32Vの中心に合うようになっている。また同様に、ロータ10のq軸がステータ30aのW相ティース32Wの中心に合う回転位置となっている状態においては、ステータ30b及びステータ30cも、ロータ10のq軸がW相ティース32Wの中心に合うようになっている。
換言すると、本実施の形態1においては、第1ティース群、第2ティース群及び第3ティース群の同相ティース(つまり、ステータ30a、ステータ30b及びステータ30cの同相ティース)は、電気角で360°の整数倍だけ離れた位置に配置されている。
(動作説明)
このように構成されたファンモータ100においては、各相の磁気抵抗(鎖交磁束)は次のようになる。
ステータ30aは、ロータ10の回転方向に沿ってU相ティース32U、V相ティース32V及びW相ティース32Wの順で各ティース32が配置されている。このため、U相−V相間及びV相−W相間は、各ティース32が隣同士となるため、磁気回路の磁気抵抗は小さい。一方、U相−W相間では、ティース32の間隔が遠くなるため、磁気回路の磁気抵抗が大きくなる。このため、U相ティース32U及びW相ティース32Wは、V相ティース32Vに比べて、磁気抵抗が高くなる。したがって、U相ティース32U及びW相ティース32Wの鎖交磁束とV相ティース32Vの鎖交磁束には、差が生じてしまう。
しかしながら、ステータ30bは、ロータ10の回転方向に沿ってV相ティース32V、W相ティース32W及びU相ティース32Uの順で各ティース32が配置されているため、V相ティース32V及びU相ティース32Uは、W相ティース32Wに比べて、磁気抵抗が大きくなる。また、ステータ30cは、ロータ10の回転方向に沿ってW相ティース32W、U相ティース32U及びV相ティース32Vの順で各ティース32が配置されているため、W相ティース32W及びV相ティース32Vは、U相ティース32Uに比べて、磁気抵抗が高くなる。
このため、第1ティース群、第2ティース群及び第3ティース群の同相ティース(つまり、ステータ30a、ステータ30b及びステータ30cの同相ティース)に巻き付けられたコイルが直列接続されている本実施の形態1に係るファンモータ100においては、全体として各相の磁気抵抗を同じにすることができる(つまり、全体として各相の鎖交磁束を同じにすることができる)。
以上、本実施の形態1のように構成されたファンモータ100においては、全体として各相の磁気抵抗を同じにすることができるので、各相間の磁気的アンバランスを解消することができる。その際、ティース32の断面積を小さくするなどの手段を用いていないため、本来の磁気抵抗相当の値を確保できる。
なお、本実施の形態1では、第1ティース群、第2ティース群及び第3ティース群は、ティース32に巻き付けられたコイルの巻き方向が同一方向になっている。これに限らず、一部のティース群のコイルの巻方向を逆方向としてもよい。例えば、第1ティース群(つまり、ステータ30a)のコイルを第1方向に巻き、第2ティース群(つまり、ステータ30b)及び第3ティース群(つまり、ステータ30c)のコイルを第1方向と逆の第2方向に巻くとする。これにより、ロータ10のq軸がステータ30b及びステータ30cのU相ティース32Uの中心に合う回転位置となっているときに、ステータ30aのU相ティースの中心がロータ10の−q軸とあうように、ステータ30aを配置することができる。つまり、コイルの巻き方向を第2方向としたステータ(ティース群)は、コイルの巻き方向を第1方向としたステータ(ティース群)に対し、互いの同相ティースが電気角で360°×N+180°(Nは整数)離れた位置となるように配置することができる。このように各ステータ(つまり、各ティース群)毎にコイルの巻き方向を選択することにより、ステータの配置位置の自由度を向上させることができる。
このとき、コイルの巻き方向を第1方向としたティース群とコイルの巻き方向を第2方向としたティース群の同相コイルを直列接続する場合、各ティース群の同相コイルに流れる電流の方向を同じにすると、相全体としての鎖交磁束が減少してしまう。したがって、コイルの巻き方向を第1方向としたティース群とコイルの巻き方向を第2方向としたティース群の同相コイルを直列接続する場合、巻き方向を第1方向としたコイルの電流の流れ方向と巻き方向を第2方向としたコイルの電流の流れ方向とが逆向きとなるように、同相コイルを直列接続すればよい。このようにすることで、相全体としての鎖交磁束を個数和とすることができる(つまり、相全体の鎖交磁束を、全ティース群のコイル巻き方向を1方向のみとした条件で同相コイルを直列接続した際に得られるものと同じにすることができる)。
また、本実施の形態1ではモータ40(ロータ10及びステータ30)のスロットコンビネーションを示さなかったが、モータ40のスロットコンビネーションは特に限定されるものではない。例えばモータ40のスロットコンビネーションを、2:3、4:3、8:9等とすればよい。また、モータ40の駆動方法も、ベクトル制御や120°通電等、一般のモータ駆動方法を適用できる。また、モータ40の駆動方法としては、センサレス駆動も可能であるが、必要に応じてホールIC等の位置センサを配置してのセンサ付駆動も可能である。
実施の形態2.
実施の形態1ではステータ30a、ステータ30b及びステータ30cを1組用いてファンモータを構成したが、ステータ30a、ステータ30b及びステータ30cを複数組用いてファンモータを構成してもよい。なお、本実施の形態2では、ステータ30a、ステータ30b及びステータ30cを2組用いたファンモータ101について説明する。また、本実施の形態2において、特に記述しない項目については実施の形態1と同様とする。
図4は、本発明の実施の形態2に係るファンモータを示す正面図である。
本実施の形態2に係るファンモータ101は、ステータ30a、ステータ30b及びステータ30cを2つずつ備えている。また、2つのステータ30aは、羽根部20の回転軸に対して互いが対称となるように配置されている。つまり、2つのステータ30aは、対向位置(羽根部20の回転軸を中心として、互いの位置が機械角で180°回転した位置)に配置されている。ステータ30b及びステータ30cにおいても、同様に配置されている。
このように構成されたファンモータ101においては、ロータ10とステータ30との間に発生する磁気吸引力(換言すると、電磁加振力)をバランスさせることができるため、モータ40のトルクリプル、羽根部20が回転した際の振動、及び羽根部20が回転した際に発生する騒音等を抑制することができる。
なお、本実施の形態2では、同種のステータ(例えばステータ30a)のコイルの巻き方向を同一としているが、コイルの巻き方向は適宜変更すればよい。これにより、同種のステータ(例えばステータ30a)を対称配置しやすくなる。
また、本実施の形態2ではステータ30a、ステータ30b及びステータ30cを2組用いてファンモータ101を構成したが、ステータ30a、ステータ30b及びステータ30cを3組以上用いてファンモータを構成しても勿論よい。ステータ30b及びステータ30cを3組以上用いてファンモータを構成する場合、同種のステータを対称配置する以外にも、同種のステータを正多角形に配置してもよい。例えば、ステータ30b及びステータ30cを3組以上用いてファンモータを構成する場合、同種のステータの3つを正三角形に配置してもよい。また例えば、ステータ30b及びステータ30cを5組以上用いてファンモータを構成する場合、同種のステータの5つを正五角形に配置してもよい。同種のステータを正多角形に配置しても、ロータ10とステータ30との間に発生する磁気吸引力をバランスさせることができる。
また、本実施の形態2のようにステータ30b及びステータ30cを2組用いてファンモータ101を構成する場合、図5に示すようにファンモータ101を構成してもよい。
図5は、本発明の実施の形態2に係るファンモータの別の一例を示す正面図である。
図5に示すファンモータ101は、6つのステータを正六角形に近い配置とすることにより、ハウジング50の形状を正六角形にしている。このようにハウジング50を正六角形に形成することにより、複数個のファンモータ101を二次元に配置するとき、六方最密配置をとることができる。このため、ファンモータの配置総スペース中に占めるファン面積(風路面積)の比率を高くすることができる。したがって、配置されたファンモータ101全体での特性を向上させることができる。
実施の形態3.
ファンモータを複数配置する場合等、ファンモータの設置スペース等を考慮し、ハウジングの形状を長方形に形成することがある。このような場合、ステータ30の各ステータ(ステータ30a、ステータ30b、ステータ30c)を、例えば以下のように配置してもよい。なお、本実施の形態3では、ステータ30b及びステータ30cを2組用いたファンモータ102について説明する。また、本実施の形態3において、特に記述しない項目については実施の形態1又は実施の形態2と同様とする。
図6は、本発明の実施の形態3に係るファンモータを示す正面図である。
本実施の形態3に係るファンモータ102は、実施の形態2と同様に、ステータ30a、ステータ30b及びステータ30cを2つずつ備えている。また、本実施の形態3に係るファンモータ102は、実施の形態2と同様に、同種のステータを対称配置している。また、本実施の形態3に係るファンモータ102は、ハウジング50の形状を長方形に形成している。
ここで、ロータのq軸は極対数分存在するため、ステータ30の各ステータを配置できる位置(各ステータの例えばV相ティース32Vの中心がロータのq軸とあう位置)は複数あることとなる。また、ステータ30を構成するステータの一部のコイル巻き方向を逆にすることにより、このステータを例えばV相ティース32Vの中心がロータの−q軸とあう位置にも配置できるため、ステータ30の各ステータの配置位置はより多くなる。
そこで、本実施の形態3では、各ステータをハウジング50の短辺側のみに配置している。このようにステータ30の各ステータを配置することにより、ハウジング50の長辺間距離ぎりぎりまでの大きさの羽根部20(換言するとロータ10)を使用することができる。なお、ステータ30a及びステータ30cはハウジング50の角部近傍に設けられているが、本実施の形態3では、これら角部近傍も短辺側と称することとする。
一般に、ハウジング50の形状が長方形でアスペクト比が大きな場合、短辺側(ハウジング50の長手方向)には、羽根部20の外側となるスペースを大きく確保できる。しかしながら、長辺側(ハウジング50の短手方向)においては、羽根部20の外側となるスペースが小さくなってしまう。このため、ハウジング50の長辺側(ハウジング50の短手方向)にステータの配置スペースを確保しようとすると、羽根部20(換言するとロータ10)の径を小さくする必要が生じ、風量等のファン特性が低下してしまう。しかしながら、本実施の形態3に係るファンモータ102は、ステータ30の各ステータをハウジング50の短辺側のみに配置しているので、このような問題点を回避することができる。
なお、本実施の形態3では磁石11を32極としているため、q軸位置は16箇所(−q軸を含めると32箇所)となる。磁石11の極数を増加させるとq軸位置も増加し、その回転方向間隔も小さくなるため、羽根部20(換言するとロータ10)とハウジング50の長辺側との距離をよりいっそう小さくすることが可能となる。
また、本実施の形態3ではステータ30b及びステータ30cを2組用いたファンモータ102について説明したが、これらの組数は任意である。ステータ30の各ステータをハウジング50の短辺側のみに配置することにより、羽根部20(換言するとロータ10)とハウジング50の長辺側との距離を小さくすることができ、風量等のファン特性が低下してしまうことを防止できる。
実施の形態4.
実施の形態1〜実施の形態3では、1つのステータに1つのティース群が配置されていた。これに限らず、1のステータに同種のティース群を複数配置しても勿論よい。なお、本実施の形態3において、特に記述しない項目については実施の形態1〜実施の形態3と同様とする。
図7は、本発明の実施の形態4に係るファンモータを示す正面図である。なお、図7に示す破線矢印は、羽根部20(換言するとロータ10)の回転方向を示している。
本実施の形態4に係るファンモータ103は、実施の形態1と同様に、ステータ30d、ステータ30e及びステータ30fを1組備えている。また、ステータ30d、ステータ30e及びステータ30fの配置位置は、実施の形態1におけるステータ30a、ステータ30b及びステータ30cの配置位置と同様である。
しかしながら、本実施の形態4においては、ステータ30の各ステータには、複数のティース群(本実施の形態4では2つ)が設けられている。より詳しくは、ステータ30dには、2つの第1ティース群が設けられている。つまり、ステータ30dは、ロータ10の回転方向に沿って(図7の時計回り方向に)、U相ティース32U、V相ティース32V、W相ティース32W、U相ティース32U、V相ティース32V及びW相ティース32Wと6つのティース32が設けられている。また、ステータ30eには、2つの第2ティース群が設けられている。つまり、ステータ30eは、ロータ10の回転方向に沿って(図7の時計回り方向に)、V相ティース32V、W相ティース32W、U相ティース32U、V相ティース32V、W相ティース32W及びU相ティース32Uと6つのティース32が設けられている。また、ステータ30fには、2つの第3ティース群が設けられている。つまり、ステータ30fは、ロータ10の回転方向に沿って(図7の時計回り方向に)、W相ティース32W、U相ティース32U、V相ティース32V、W相ティース32W、U相ティース32U及びV相ティース32Vと6つのティース32が設けられている。
また、ステータ30d、ステータ30e及びステータ30fに設けられた各ティース32は、実施の形態1と同様に、同相ティース毎に直列接続されている。
このように1つのステータに同種のティース群を複数設けることにより、1つのステータに1つのティース群を設ける場合と比べ、各相間の磁気的アンバランスをより小さくすることができる。さらに、実施の形態1と同様に、各ティース32が同相ティース毎に直列接続されているの、各相間の磁気的アンバランスをさらに小さくすることができる。
なお、1つのステータに設けられる同種のティース群の数は、2つに限らず、3つ以上としても勿論よい。ただし、1つのステータに設けられる同種のティース群の数を多くしすぎた場合、ロータの周囲全てにステータを配置する従来のファンモータと同様の構造となってしまい、ハウジング50と羽根部20(換言するとロータ10)の隙間にステータを配置してスペースを有効利用するメリットが失われてしまう。
実施の形態5.
本実施の形態5では、実施の形態1〜実施の形態4に示したファンモータを空気調和機に用いた例について説明する。
図8は、本発明の実施の形態5に係る空気調和機の一例を示す縦断面図である。この図8は、実施の形態1に係るファンモータ100を、空気調和機の室内機200に用いた例を示している。また、図8は、図の左側を室内機200の前面側として示している。図8に基づいて、室内機200の構成について説明する。
なお、室内機200のファンモータとして、実施の形態2〜実施の形態4に示したファンモータを用いても勿論よい。
室内機200は、冷媒を循環させる冷凍サイクルを利用することで室内等の空調対象域に空調空気を供給するものである。この室内機200は、主に、室内空気を内部に吸い込むための吸込口111及び空調空気を空調対象域に供給するための吹出口115が形成されている筐体110と、この筐体110内に収納され、吸込口111から室内空気を吸い込み、吹出口115から空調空気を吹き出すファンモータ100と、吸込口111からファンモータ100までの風路に配設され、冷媒と室内空気とで熱交換することで空調空気を作り出す熱交換器114と、を有している。
吸込口111は、筐体110の上部に開口形成されている。吹出口115は、筐体110の下部(より詳しくは、筐体110の前面部下側)に開口形成されている。ファンモータ100は、吸込口111の下流側でかつ、熱交換器114の上流側に配設されている。また、ファンモータ100は、紙面直交方向に例えば3つ並べられている。なお、ファンモータ100の設置数は、あくまでも一例である。要求される風量等に応じて、ファンモータ100の設置数を適宜変更すればよい。
熱交換器114は、ファンモータ100の風下側に配置されている。この熱交換器114は、筐体110の前面側に配置された前面側熱交換器114aと、筐体110の背面側に配置された背面側熱交換器114bと、から構成されている。この熱交換器114には、例えばフィンチューブ型熱交換器等を用いるとよい。また、吸込口111には、グリル112やフィルター113が設けられている。さらに、吹出口115には、気流の吹出し方向を制御する機構、例えば図示省略のベーン等が設けられている。
ここで、室内機200内における空気の流れについて簡単に説明する。
まず、室内空気は、ファンモータ100によって筐体110の上部に形成されている吸込口111から室内機200内に流れ込む。このとき、フィルター113によって空気に含まれている塵埃が除去される。この室内空気は、熱交換器114を通過する際、熱交換器114内を流れる冷媒によって加熱又は冷却されて空調空気となる。そして、空調空気は、筐体110の下部に形成されている吹出口115から室内機200の外部、つまり空調対象域に吹き出されるようになっている。
このように構成された室内機200(空気調和機)においては、実施の形態1に示したファンモータ100を用いている。このファンモータ100は、羽根部のボスにモータが接続された従来のファンモータや羽根部の外周部全域にステータが配置された従来のファンモータと比べて薄型化でき、羽根21の面積を大きくすることができる。このため、本実施の形態5に係る室内機200は、従来の室内機よりも薄型化・小型化することが可能となる。また、従来の室内機と同様の大きさで本実施の形態5に係る室内機200を製作した場合、従来の室内機よりも風量の大きな室内機を得ることができる。
また、このように構成された室内機200(空気調和機)においては、実施の形態1に示したファンモータ100を用いている。このため、羽根部の外周部の一部にステータが設けられた従来のファンモータを搭載した室内機と比べ、騒音及び振動等を防止することができる。
なお、本実施の形態5ではファンモータ100を熱交換器114の風上側に配置したが、ファンモータ100を熱交換器114の風下側に配置しても勿論よい。
10 ロータ、11 磁石、12 ロータコア、20 羽根部、21 羽根、22 ボス部、23 リング、30 ステータ、30a〜30f ステータ、31 ステータコア、32 ティース、32a ティース、32b ティース、32c ティース、32U U相ティース、32V V相ティース、32W W相ティース、33 補助ティース、34 固定用穴、40 モータ、50 ハウジング、100〜103 ファンモータ、110 筐体、111 吸入口、112 グリル、113 フィルター、114 熱交換器、114a 前面側熱交換器、114b 背面側熱交換器、115 吹出口、200 室内機(空気調和機)。

Claims (8)

  1. 羽根部と、
    該羽根部の外周部に設けられたロータ、及び該ロータの外周側にギャップを介して配置され、内周面にティースが設けられたステータを有する三相モータと、
    前記ステータ及び前記ロータの外周側を覆うように配置されたハウジングと、
    を備えたファンモータにおいて、
    前記ステータは、第1ステータ、第2ステータ及び第3ステータを1組以上備え、
    前記第1ステータは、前記ロータの回転方向に沿って、U相ティース、V相ティース及びW相ティースが順に配置された第1ティース群を少なくとも1つ備え、
    前記第2ステータは、前記ロータの回転方向に沿って、V相ティース、W相ティース及びU相ティースが順に配置された第2ティース群を少なくとも1つ備え、
    前記第3ステータは、前記ロータの回転方向に沿って、W相ティース、U相ティース及びV相ティースが順に配置され第3ティース群を少なくとも1つ備え、
    前記第1ティース群、前記第2ティース群及び前記第3ティース群のうちの一部の前記ティース群は、ティースに巻き付けられたコイルの巻き方向が第1方向になっており、
    前記第1ティース群、前記第2ティース群及び前記第3ティース群のうちの残りの一部は、前記コイルの巻き方向が前記第1方向と逆方向となる第2方向になっており、
    前記第1ステータ、前記第2ステータ及び前記第3ステータは、
    前記コイルの巻方向を前記第1方向としている前記ティース群が、互いの同相ティースが電気角で360°の整数倍だけ離れた位置となり、
    前記コイルの巻き方向を前記第2方向とした前記ティース群が、前記コイルの巻き方向を前記第1方向とした前記ティース群に対し、互いの同相ティースが電気角で360°×N+180°(Nは整数)離れた位置となるように配置され、
    前記第1ステータ、前記第2ステータ及び前記第3ステータの同相ティースに巻き付けられた前記コイルは、巻き方向を前記第1方向とした前記コイルの電流の流れ方向と巻き方向を前記第2方向とした前記コイルの電流の流れ方向とが逆向きとなるように、直列接続されていることを特徴とするファンモータ。
  2. 前記ステータは、第1ステータ、第2ステータ及び第3ステータを2組以上備え、
    前記第1ステータ、前記第2ステータ及び前記第3ステータは、同種の前記ステータが前記羽根部の回転軸に対して対称に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のファンモータ。
  3. 前記ハウジングが長方形であり、
    前記第1ステータ、前記第2ステータ及び前記第3ステータは、前記ハウジングの短辺側のみに集中配置されていることを特徴とする請求項1〜請求項2のいずれか一項に記載のファンモータ。
  4. 前記ステータは、第1ステータ、第2ステータ及び第3ステータを2組備え、
    前記ハウジングが正六角形となっていることを特徴とする請求項1〜請求項2のいずれか一項に記載のファンモータ。
  5. 前記ステータは、第1ステータ、第2ステータ及び第3ステータを3組以上備え、
    前記第1ステータ、前記第2ステータ及び前記第3ステータは、同種の前記ステータが正多角形に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のファンモータ。
  6. 前記第1ステータは、2つ以上の前記第1ティース群を備え、
    前記第2ステータは、2つ以上の前記第2ティース群を備え、
    前記第3ステータは、2つ以上の前記第3ティース群を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のファンモータ。
  7. 前記第1ステータ、前記第2ステータ及び前記第3ステータの少なくとも1つには、端部に補助ティースが設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載のファンモータ。
  8. 室内空気を内部に吸い込むための吸込口及び空調空気を空調対象域に供給するための吹出口が形成された筐体と、
    前記筐体に収納された請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載のファンモータと、
    前記筐体に収納され、前記室内空気を熱交換して前記空調空気とする熱交換器と、
    を備えたことを特徴とする空気調和機。
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