JP2009056957A - インホイールモータ駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】油圧ディスクブレーキ及び駐車ブレーキ装置を装備しても、モータ出力軸の軸線方向に対する小型化を図り、ロータの半径方向に対する小型化を図ったインホイールモータ駆動装置を提供する。
【解決手段】インホイールモータ駆動装置11は車体にサスペンション17を介して取付けられて車輪13のホイール45に配置されているモータハウジング28と、モータハウジング28に収納されているステータ48、ロータ41と、ロータ41の回転力が伝達されホイール45を支持しているハブユニット38と、ハブユニット38の回転を制動するブレーキ機構23と、を備える。ロータ41の回転を抑制するロータ回り止め機構37を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、車輪に設けられ、ブレーキを備えたインホイールモータ駆動装置に関するものである。
車両には、車輪のホイールにインホイールモータを配置し、このインホイールモータにブレーキを付けたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
また、インホイールモータを採用したもので、油圧ディスクブレーキのディスクがインホイールモータの出力軸並びにインホイールモータのロータに一体的に設けられているものがある(例えば、特許文献2参照。)。
特開2006−1373公報(第5頁、図1) 特開2005−212656公報(第17頁、図1)
特許文献を図面に基づいて説明する。
図6は、従来の技術(特許文献1)を説明する図であり、従来のインホイールモータのブレーキ装置201は、車両のホイール202内側に配置された駆動用のインホイールモータ203と、インホイールモータ203とホイール202との間に配置された主ブレーキ装置204と、インホイールモータ203を挟んでホイール202と反対側に配置された駐車ブレーキ装置205と、を備えたので、ホイール202にインホイールモータ203が接近し、インホイールモータ203を小型、軽量化することができるというものである。
図7は、従来の技術(特許文献2)を説明する図であり、従来の電動式車輪駆動装置221は、電動モータ222のロータ223に回転部材224を接続し、回転部材224にディスクブレーキ装置225が配置されている。
しかし、特許文献1のインホイールモータのブレーキ装置201では、車両の車幅方向中央に向いているインホイールモータ203の内側にモータ軸を延長して駐車ブレーキ装置205を配置しているので、インホイールモータ203が車幅方向に延びて大きくなり、取付けのレイアウトの自由度が低下するという問題がある。
特許文献2の電動式車輪駆動装置221では、ロータ223とともに回転する回転部材224がステータハウジング226の半径方向の外方に延びてステータハウジング226の外方に出ているので、大きくなり、取付けのレイアウトの自由度が低下するととともに、重量が増加するという問題がある。
本発明は、油圧ディスクブレーキ及び駐車ブレーキ装置を装備しても、モータ出力軸の軸線方向に対する小型化を図り、ロータの半径方向に対する小型化を図り、軽量化を図り、製造が容易なインホイールモータ駆動装置を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、車体にサスペンションを介して取付けられて車輪のホイールに配置されているモータハウジングと、モータハウジングに収納されているステータ、ロータと、ロータの回転力が伝達されホイールを支持しているハブユニットと、ハブユニットの回転を制動するブレーキ機構と、を備えたインホイールモータ駆動装置において、ロータの回転を抑制するロータ回り止め機構を備えていることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、ブレーキ機構は、ハブユニットに中央が接続され、ステータとホイールとの間に押し付け面が配置されたディスクを備え、ロータ回り止め機構は、ディスクとロータとの間に配置されている駐車ブレーキ機構であることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、ロータ回り止め機構は、ロータの軸線に直交しているロータの側壁を押圧するロータ側壁押圧機構を備えていることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、ロータは、環状又は円柱状に形成され、その軸線を回転中心に回転し、軸線が車輪の軸線に平行又は交差するように配置され、ロータ回り止め機構は、車体に設けた駐車ブレーキ操作部に一端が連結され、他端がロータ側壁押圧機構に接続している回転軸を備え、ロータ側壁押圧機構は、回転軸に接続しているカムと、カムと側壁との間に側壁へ向けて配置され、カムが回動することで、側壁へ向かって前進して側壁を押し付ける摩擦材と、を備えていることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、ロータの側壁は、磁石を支持している側板であることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、インホイールモータのモータハウジング内のロータの回転を抑制するロータ回り止め機構を備えているので、ロータ回り止め機構でロータを直接押し付けて回転を抑制することができ、ロータやロータに接続したモータの出力軸に回転を抑制するための円盤などの部品を取付ける必要がない。従って、油圧ディスクブレーキ以外のブレーキ、例えば、駐車ブレーキ装置を装備しても、モータ出力軸の軸線方向に対する小型化を図ることができるという利点がある。
また、ロータ回り止め機構でロータを直接押し付けて回転を抑制することができ、ロータの半径方向の外方に位置しているモータハウジングのハウジング外周壁からロータ回り止め機構はほとんど出ない。従って、油圧ディスクブレーキ以外のブレーキ、例えば、駐車ブレーキ装置を装備しても、ロータの半径方向に対する小型化を図ることができるという利点がある。
請求項2に係る発明では、ブレーキ機構は、ハブユニットに中央が接続され、ステータとホイールとの間に押し付け面が配置されたディスクを備え、ロータ回り止め機構は、ディスクとロータとの間に配置されている駐車ブレーキ機構なので、油圧ディスクブレーキ及び駐車ブレーキ装置を装備しても、モータ出力軸の軸線方向に対する小型化をより図ることができるという利点がある。
また、ロータ回り止め機構は、ディスクとロータとの間に配置されている駐車ブレーキ機構なので、油圧ディスクブレーキ及び駐車ブレーキ装置を装備しても、ロータの半径方向に対する小型化をより図ることができるという利点がある。
請求項3に係る発明では、ロータ回り止め機構は、ロータの軸線に直交しているロータの側壁を押圧するロータ側壁押圧機構を備えているので、駐車ブレーキ用のディスクやドラムを新たに取付ける必要がなく、部品の数を削減することができるという利点がある。
また、駐車ブレーキ用のディスクやドラムを新たに取付ける必要がなく、軽量化を図ることができる。
請求項4に係る発明では、ロータは、環状又は円柱状に形成され、ロータ回り止め機構は、車体に設けた駐車ブレーキ操作部に一端が連結され、他端がロータ側壁押圧機構に接続している回転軸を備え、ロータ側壁押圧機構は、回転軸に接続しているカムと、カムと側壁との間に側壁へ向けて配置された摩擦材と、を備えているので、摩擦材とロータの側壁とで所望の摩擦係数を確保することができ、駐車ブレーキ装置を装備しても、より小型化を図ることができるという利点がある。
また、回転軸に接続しているカムと、カムと側壁との間に側壁へ向けて配置され、カムが回動することで、側壁へ向かって前進して側壁を押し付ける摩擦材と、を備えているので、側壁へ向けて摩擦材を直動させるもの、例えば、シリンダに比べ、ストロークのスペースを設ける必要がなく、より小型化を図ることができるという利点がある。
請求項5に係る発明では、ロータの側壁は、磁石を支持している側板なので、傾き(直角度)、回転時の振れ(バランス)、表面の程度(平面度、表面粗さ)が所望の範囲であり、切削加工や研削加工を施す必要がなく、製造は容易であるという利点がある。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。
図1は、本発明のインホイールモータ駆動装置(第1実施の形態)を右後輪に採用したときの内側状態を示す斜視図である。
インホイールモータ駆動装置11は、車両12の後の車輪13に配置されたインホイールモータ14を備え、インホイールモータ14で車輪13を駆動する。また、インホイールモータ14がサスペンション17を介して車体21に取付けられ、ブレーキ装置22のブレーキ機構であるところの油圧ディスクブレーキ機構23と、駐車ブレーキ装置24と、を備えている。
サスペンション17のサスアーム取付ブラケット27は、モータハウジング28の下部に取付けられていて、ロアアームやトレーリングアームを取付けるブラケットである。
油圧ディスクブレーキ機構23は、車両12の車室31に配置しているブレーキペダル(図に示していない)を足で操作すると、油圧によって作動するキャリパ32と、キャリパ32で挟まれるように押されるディスクであるところのブレーキディスク33と、を備える。
駐車ブレーキ装置24は、車室31の中央に駐車ブレーキ操作部であるところのパーキングブレーキレバー35が配置され、パーキングブレーキレバー35にパーキングブレーキケーブル36の一端がそれぞれ接続され、それぞれのパーキングブレーキケーブル36の他端が左右の後の車輪13の右ロータ回り止め機構37(図2参照)並びに左ロータ回り止め機構(右ロータ回り止め機構37と同様)に接続されている。
なお、駐車ブレーキ操作部は、手で操作するパーキングブレーキレバー35としたが、足で操作するペダルでもよい。
図2は、図1の2矢視図であり、車輪を省いて示している。
図3は、本発明のインホイールモータ駆動装置(第1実施の形態)の断面図である。図1を併用して説明する。
インホイールモータ駆動装置11はまた、インホイールモータ14のモータハウジング28が車両12の内側(矢印a1の方向)に設けているサスペンション17に取付けられ、インホイールモータ14に接続したハブユニット38を有し、ハブユニット38は、ロータ41に取付けた主モータ出力軸42に噛合う従モータ出力軸43に嵌合したハブ44を備え、ハブ44に油圧ディスクブレーキ機構23のブレーキディスク33が取付けられ、ハブ44にホイール45が取付けられている。
ブレーキディスク33は、インホイールモータ14の外側46に配置され、両面に押し付け面47を有する。
「インホイールモータ14の外側46」とは、車両12の外側(矢印a2の方向)に向いている部位である。
インホイールモータ14は、モータハウジング28と、モータハウジング28内に配置しているステータ48及びロータ41と、ロータ41に取付けた主モータ出力軸42と、主モータ出力軸42を支持する第1軸受け(転がり軸受け)51と、主モータ出力軸42に含まれる第1歯車(ピニオン)52と、第1歯車(ピニオン)52に噛合っている第2歯車(カウンターギア)53と、第2歯車(カウンターギア)53を含む従モータ出力軸43と、を備えている。
モータハウジング28は、ステータ48及びロータ41等を収納し、且つ、主モータ出力軸42を支持している主収納室55と、主収納室55に一体に車両12の外側(矢印a2の方向)に形成し、従モータ出力軸43を支持している副収納室56と、からなる。
主収納室55は、車両12の外側(矢印a2の方向)へ向いているハウジング外側壁57と、ハウジング外側壁57に対向している車両12の内側(矢印a1の方向)へ向いているハウジング内側壁58と、ハウジング内側壁58及びハウジング外側壁57に連なり、ロータ41の半径方向の外方に位置するハウジング外周壁61と、を有する。
ロータ41は、ステータ48と同心に配置されたロータ本体63と、ロータ本体63の一方の側部64に外周部65よりロータ本体63の半径方向の外方に向け突出させて形成しているフランジ部66と、フランジ部66に当接させるために、ロータ本体63の外周部65に他方から嵌め、外周部65に一体的に嵌合している側壁であるところの第1磁石固定プレート67と、第1磁石固定プレート67に一方の端面が当接しているとともにロータ本体63の外周部65に嵌合している磁石部材71と、磁石部材71の他方の端面を押圧しているとともにロータ本体63の外周部65に一体的に嵌合している側壁であるところの第2磁石固定プレート72と、を備えている。そして、車輪13の軸線Chに平行にロータ41の軸線Crが配置され、ロータ41の軸線Crを回転中心に回転する。
第1磁石固定プレート67は、ロータ本体63の外周部65の外径よりわずかに小さい内周部73(図4の第2磁石固定プレート72参照)が形成され、ロータ本体63の外周部65に対して、しまりばめであり、ロータ本体63に一体的となっている。
第2磁石固定プレート72も、第1磁石固定プレート67と同様、しまりばめであり、ロータ本体63に一体的となっている。そして、ロータ41の回転の安定を図るため、主モータ出力軸42の軸線に対する傾き(直角度)や回転時の振れ(バランス)の精度が高く、且つ、表面の程度(平面度、表面粗さ)が所望の範囲であり、所望の摩擦係数を確保している。つまり、第2磁石固定プレート72を押す駐車ブレーキ装置24のロータ回り止め機構37との組み合わせにおいて、一定の摩擦係数を確保することができるものである。
ロータ回り止め機構37は、モータハウジング28の主収納室55のハウジング外側壁57に配置された駐車ブレーキ機構であり、パーキングブレーキケーブル36に連結した回転軸74と、回転軸74に接続したロータ側壁押圧機構75と、カバー76と、を備える。
図4は、本発明のインホイールモータ駆動装置(第1実施の形態)が備えているロータ回り止め機構の斜視図である。図2を併用して説明する。
回転軸74は、レバー部81と、レバー部81に一体的に取付けた軸部82とからなり、レバー部81がモータハウジング28のハウジング外周壁61の近傍に配置されているとともに、ブレーキディスク33の外周部の近傍に配置されていて、半径方向の外方(矢印a3の方向)にほとんど膨出していない。
また、回転軸74は、軸部82が軸受け部材83で支持され、軸受け部材83がハウジング外側壁57に取付けられ、軸受け部材83を貫通した軸部82の他端に復帰ばね84が配置され、貫通した軸部82の他端にロータ側壁押圧機構75が配置されている。
ロータ側壁押圧機構75は、軸部82の他端にカム86が一体的に取付けられ、カム86に連結ラグ87が連結され、連結ラグ87にベース板部88が取付けられ、ベース板部88に摩擦材91が取付けられている。
カム86は、本体92にカム穴93が形成され、本体92にカム穴93を2分割するようにスリット部94が形成されている。そして、スリット部94に連結ラグ87がスライド自在に嵌合し、カム穴93に連結ラグ87に設けたピン95が移動自在に嵌合してカム穴93で押されることで、ベース板部88をロータ41へ向かって前進(矢印a4の方向)せさたり、後退(矢印a5の方向)させる。
ベース板部88は、ハウジング外側壁57のガイド開口部96に摺動自在(矢印a4の方向、矢印a5の方向)に支持されている。
摩擦材91は、中心角をθに形成したものである。なお、摩擦材91の中心角θ、つまり、摩擦材91の大きさは、任意である。
摩擦材91の材質は、任意である。
次に、本発明のインホイールモータ駆動装置(第1実施の形態)の作用を説明する。
図1及び図4でインホイールモータ駆動装置(第1実施の形態)11のロータ回り止め機構(駐車ブレーキ機構)37の機構を説明する。
図1に示した車両12の駐車ブレーキ操作部(パーキングブレーキレバー)35を矢印b1のように引くと、図4のパーキングブレーキケーブル36が矢印b2のように引かれて、回転軸74が回転軸74の軸線を中心にして矢印b3のように、復帰ばね84に抗して回転するので、カム穴93が回動してカム穴93に押されてピン95がロータ41へ向かって押される。その結果、ベース板部88とともに摩擦材91が前進(矢印a4の方向)して、ロータ41の第2磁石固定プレート72を押圧するので、ロータ41の回転は抑制される。
駐車ブレーキ操作部(パーキングブレーキレバー)35を戻すと、復帰ばね84によって、回転軸74とともにカム穴93が逆回転方向に回動してカム穴93に引かれてピン95がロータ41とは反対の方向(矢印a5の方向)へ向かって後退する。その結果、摩擦材91が後退(矢印a5の方向)して、ロータ41の第2磁石固定プレート72への押圧を解除するので、ロータ41は回転可能な状態となる。
図2、図3に示したロータ回り止め機構37は、モータハウジング28とブレーキディスク33との間に配置されているので、インホイールモータ14が車幅方向(X軸方向)に延びない。従って、油圧ディスクブレーキ(油圧ディスクブレーキ機構23)及び駐車ブレーキ装置24を装備しても、モータ出力軸(主モータ出力軸42)の軸線方向(X軸方向)に対するインホイールモータ駆動装置11の小型化を図ることができる。
また、図2、図3に示したロータ回り止め機構37は、モータハウジング28とブレーキディスク33との間に配置されているので、インホイールモータ14及びブレーキディスク33の半径方向の外方にほとんど出ない。従って、油圧ディスクブレーキ(油圧ディスクブレーキ機構23)及び駐車ブレーキ装置24を装備しても、ロータ41の半径方向に対するインホイールモータ駆動装置11の小型化を図ることができる。
ロータ回り止め機構37は、ロータ41の側壁であるところの第2磁石固定プレート72を押し付けるので、駐車ブレーキ用のディスクやドラムを新たに取付ける必要がなく、部品の数を削減することができる。
ロータ41の側壁(第2磁石固定プレート72)は、傾き(直角度)、回転時の振れ(バランス)、表面の程度(平面度、表面粗さ)が所望の範囲であり、切削加工や研削加工を施す必要がなく、製造は容易である。
なお、インホイールモータ駆動装置(第1実施の形態)11では、ハウジング外側壁57にロータ回り止め機構37を配置したが、ハウジング内側壁58にロータ回り止め機構37を配置してもよく、ハウジング外側壁57とハウジング内側壁58の両方に配置してもよい。言い換えると、ロータ41の第1磁石固定プレート67をロータ回り止め機構37で押すように設けてもよく、ロータ41の第1磁石固定プレート67並びに第2磁石固定プレート72の両方を同時に押すように設けてもよい。
次に、本発明のインホイールモータ駆動装置の別の実施の形態を説明する。
図5は、第2実施の形態を説明する図であり、図4に対応する図である。上記図1〜図4に示す実施の形態と同様の構成については、同一符号を付し説明を省略する。
第2実施の形態のインホイールモータ駆動装置11Bは、ロータ側壁押圧機構75Bを備えたことを特徴とする。
ロータ側壁押圧機構75Bは、軸部82の他端にカム86Bが一体的に取付けられてベース板部88Bを直接押し、ベース板部88Bとハウジング外側壁57との間にベース板復帰ばね101が設けられ、ベース板部88Bに摩擦材91が取付けられている。
ベース板部88Bは、ハウジング外側壁57のガイド開口部96に摺動自在(矢印a4の方向、矢印a5の方向)に支持されている。
次に、第2実施の形態の機構を説明する。
図1に示した車両12の駐車ブレーキ操作部(パーキングブレーキレバー)35を矢印b1のように引くと、図5のパーキングブレーキケーブル36が引かれて、回転軸74が回転軸74の軸線を中心にして矢印b3のように、復帰ばね84に抗して回転するので、カム86Bが回動してベース板部88Bをロータ41へ向かって押す。その結果、ベース板部88Bとともに摩擦材91が前進(矢印a4の方向)して、ロータ41の第2磁石固定プレート72を押圧するので、ロータ41の回転は抑制される。
駐車ブレーキ操作部(パーキングブレーキレバー)35を戻すと、復帰ばね84によって、回転軸74とともにカム86Bが逆回転方向に回動し、一方、ベース板復帰ばね101によってベース板部88Bがロータ41とは反対の方向(矢印a5の方向)へ向かって押し戻される。その結果、摩擦材91が後退(矢印a5の方向)して、ロータ41の第2磁石固定プレート72への押圧を解除するので、ロータ41は回転可能な状態となる。
第2実施の形態のインホイールモータ駆動装置11Bは、第1実施の形態のインホイールモータ駆動装置11と同様の効果を発揮する。
本発明のインホイールモータ駆動装置は、インホイールモータに好適である。
本発明のインホイールモータ駆動装置(第1実施の形態)を右後輪に採用したときの内側状態を示す斜視図である。 図2は、図1の2矢視図であり。 本発明のインホイールモータ駆動装置(第1実施の形態)の断面図である。 本発明のインホイールモータ駆動装置(第1実施の形態)が備えているロータ回り止め機構の斜視図である。 第2実施の形態を説明する図である。 従来の技術(特許文献1)を説明する図である。 従来の技術(特許文献2)を説明する図である。
符号の説明
11…インホイールモータ駆動装置、13…車輪、17…サスペンション、21…車体、23…ブレーキ機構(油圧ディスクブレーキ機構)、28…モータハウジング、35…駐車ブレーキ操作部(パーキングブレーキレバー)、37…ロータ回り止め機構、38…ハブユニット、41…ロータ、45…ホイール、47…押し付け面、48…ステータ、67…ロータの側壁(第1磁石固定プレート)、72…側壁(第2磁石固定プレート)、74…回転軸、75…ロータ側壁押圧機構、86…カム、91…摩擦材、Ch…車輪の軸線、Cr…ロータの軸線。

Claims (5)

  1. 車体にサスペンションを介して取付けられて車輪のホイールに配置されているモータハウジングと、該モータハウジングに収納されているステータ、ロータと、該ロータの回転力が伝達され前記ホイールを支持しているハブユニットと、該ハブユニットの回転を制動するブレーキ機構と、を備えたインホイールモータ駆動装置において、
    前記ロータの回転を抑制するロータ回り止め機構を備えていることを特徴とするインホイールモータ駆動装置。
  2. 前記ブレーキ機構は、前記ハブユニットに中央が接続され、前記ステータとホイールとの間に押し付け面が配置されたディスクを備え、
    前記ロータ回り止め機構は、前記ディスクと前記ロータとの間に配置されている駐車ブレーキ機構であることを特徴とする請求項1記載のインホイールモータ駆動装置。
  3. 前記ロータ回り止め機構は、前記ロータの軸線に直交しているロータの側壁を押圧するロータ側壁押圧機構を備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のインホイールモータ駆動装置。
  4. 前記ロータは、環状又は円柱状に形成され、その前記軸線を回転中心に回転し、前記軸線が前記車輪の軸線に平行又は交差するように配置され、
    前記ロータ回り止め機構は、前記車体に設けた駐車ブレーキ操作部に一端が連結され、他端が前記ロータ側壁押圧機構に接続している回転軸を備え、
    前記ロータ側壁押圧機構は、前記回転軸に接続しているカムと、該カムと前記側壁との間に前記側壁へ向けて配置され、前記カムが回動することで、前記側壁へ向かって前進して側壁を押し付ける摩擦材と、を備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のインホイールモータ駆動装置。
  5. 前記ロータの側壁は、磁石を支持している側板であることを特徴とする請求項3又は請求項4記載のインホイールモータ駆動装置。
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