JP2006114764A - パッケージ電子部品および電子部品マウンタ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】テープ状本体3の収納穴1に電子部品2が収納された電子部品連4と、電子部品連4を収容する収容ケース5であって、互いに対向する2つの主面部6と、主面部に直交する側面部7を有し、側面部7の幅は多重に巻回した電子部品連4の厚みと略等しく、かつ、側面部7(7a)には、電子部品連4を取り出すための取出口8が形成されており、側面部7(7a)の内面に、電子部品連4の外周面が当接した状態で、電子部品連4が収容され、取出口8から電子部品連4を順次取り出すことができるように構成された収容ケース5とを備えた構成とする。
【選択図】図1
Description
(a)長手方向に沿って配設された複数の収納穴に電子部品が収納されたテープ状本体を多重に巻回した電子部品連と、
(b)前記電子部品連を収容する収容ケースであって、
互いに対向する2つの主面部と、主面部に直交する側面部を有し、
前記側面部の幅は前記多重に巻回した電子部品連の厚みと略等しく、かつ、
前記側面部には、電子部品連を取り出すための取出口が形成されており、
前記取出口から電子部品連を順次取り出すことができるように構成された収容ケースと
を具備することを特徴としている。
前記収容ケースの側面部の、前記電子部品連が当接する位置には、前記テープ状本体に形成された送り穴を露出させる開口部が形成されているとともに、
前記収容ケースの主面部の、前記開口部が形成された側面部と対向する対向側面部寄りの位置から主面部の中央部にかけて、前記電子部品連を支持・付勢して、前記電子部品連の外周面を前記側面部に当接させる付勢部材を挿入するための挿入孔が形成されていることを特徴としている。
請求項2〜7のパッケージ電子部品を保持する保持手段と、
パッケージ電子部品を構成する前記収容ケースの前記開口部を介して前記送り穴に嵌合し、前記電子部品連を前記取出口方向に送り出す搬送手段と、
前記収容ケースに形成された前記挿入口を介して挿入され、巻回された状態の前記電子部品連の外周面が、前記開口部の形成された収容ケースの側面部に当接するように側面部に向かって付勢する付勢手段と、
前記収容ケースに形成された前記取出口より取り出された前記電子部品連から、前記電子部品を真空吸引により取り出した後、所定の実装位置に電子部品を供
給する吸引ヘッドと
を具備することを特徴としている。
また、リール(巻芯およびフランジ)を必要としないので、パッケージ電子部品のエンド端を交換基準とすることが可能で、マウンタの動作の無駄を省くことができる。
また、カメラモジュールなどクリーン度が要求される電子部品の実装工程では紙テープの紙粉が問題とされるが、本願発明のパッケージ電子部品においては、電子部品連が紙テープであっても、収容ケースに収容されているため、紙粉の発生や飛散を抑制することができる。また、収容ケースに紙粉を吸引除去するための機構(掃除機のようなもの)を取り付けることにより、さらに防塵性能を向上させることができる。
また、収容ケースの主面部に形成された挿入孔から付勢部材を挿入し、電子部品連の外周面が収容ケースの側面部(内面)に当接するように電子部品連を付勢することにより、スプロケットピンなどの部材を電子部品連の送り穴に確実に係合させることが可能になるとともに、電子部品連の接線方向への安定した取り出しが可能になる。
また、上記収容ケースに形成される付勢部材用の挿入口の形状にも特別の制約はなく、楕円形、長穴、スリット状貫通孔などの種々の形状とすることが可能である。
なお、収容ケースの折り畳みの態様には特別の制約はなく、具体的な収容ケースの形状などを考慮して折り畳みの態様を決定することが可能で、例えば、収容ケースの側面部の幅方向略中央が折り畳み部となるような態様で折り畳むように構成したり、所定の稜線部で折り畳むように構成したりすることが可能である。
なお、収容ケースを折り畳むことにより、総厚みを1.5mm程度にまで薄くすることが可能になり、従来のリールを用いていた場合に比べて、容積を、例えば1/10程度にまでに低減させることが可能になる。
特に、PP(ポリプロピレン)およびPS(ポリスチレン)は、市場性が高く、安価で入手が容易なこと、リサイクル性が高いこと、成形性、加工性が良好なことなどから、収容ケースの構成材料として最適である。
また、図7に示すように、収容ケース5の下部にローラ23を取り付けて、このローラ23を介して収容ケース5を移動させるように構成することも可能である。
なお、凸部の形状に特別の制約はなく、例えば、図8(b)に示すような楕円形を組み合わせたような形状の凸部24cを設けることも可能である。
また、図9(a)に示すように、複数の円形の突起25を設けたり、図9(b)に示すように、しぼ加工26を施したりすることによっても、同様の作用効果を得ることができる。
また、収容ケース5の、電子部品マウンタ20への取付部分や自動搬送手段との係合部など、耐久性や形状精度が要求される部分には、金属インサート成型などの方法を用いて、必要な耐久性や形状精度などを確保することができ。
また、上記パッケージ電子部品14はリールを用いていないので、小型化を図ることが可能になるとともに、リールを廃棄する場合に生じるような廃棄物を減らして環境への負荷の軽減や資源の有効利用などを図ることができる。
また、搬送手段12により電子部品連4を搬送して取り出すことができるため、手動で電子部品連4を取り出す必要がなく、実装工程における作業性を向上させることが可能になり、生産性を高めることができる。
したがって、本願発明は、電子部品マウンタを用いて実装される電子部品をテープに保持した電子部品連(パッケージ電子部品)およびそれを用いて電子部品の実装を行う電子機器の製造工程などに広く適用することができる。
2 電子部品
3 テープ状本体
4 電子部品連
4a 電子部品連の上側の外周面
5 収容ケース
6 主面部
7 側面部
7(7a) 上面側の側面部
7(7b) 対向側面部
7(7c) 垂直方向の側面部
7L 折り畳み部
7R 稜線部
8 取出口
9 封止テープ
10 開口部
11 送り穴
12 搬送手段(スプロケット)
13 ピン(スプロケットピン)
14 パッケージ電子部品
15 付勢手段(付勢部材、ローラ)
16 挿入孔
17 係合部
18 基板
19 保持手段
20 電子部品マウンタ
21 吸引ヘッド
22 フィーダテーブル
23 ローラ
24a 円形の凸部
24b 十文字形状の凸部
24c 楕円形を組み合わせたような形状の凸部
25 複数の円形の突起
26 しぼ加工
27 文字表示
28 バーコード
29 切り目
30 折り曲げ片
31 ICチップ
Claims (8)
- (a)長手方向に沿って配設された複数の収納穴に電子部品が収納されたテープ状本体を多重に巻回した電子部品連と、
(b)前記電子部品連を収容する収容ケースであって、
互いに対向する2つの主面部と、主面部に直交する側面部を有し、
前記側面部の幅は前記多重に巻回した電子部品連の厚みと略等しく、かつ、
前記側面部には、電子部品連を取り出すための取出口が形成されており、
前記取出口から電子部品連を順次取り出すことができるように構成された収容ケースと
を具備することを特徴とするパッケージ電子部品。 - 前記電子部品連のテープ状本体には、長手方向に沿って送り穴が形成されており、
前記収容ケースの側面部の、前記電子部品連が当接する位置には、前記テープ状本体に形成された送り穴を露出させる開口部が形成されているとともに、
前記収容ケースの主面部の、前記開口部が形成された側面部と対向する対向側面部寄りの位置から主面部の中央部にかけて、前記電子部品連を支持・付勢して、前記電子部品連の外周面を前記側面部に当接させる付勢部材を挿入するための挿入孔が形成されていること
を特徴とする請求項1記載のパッケージ電子部品。 - 前記収容ケースが折り畳み可能に構成されていることを特徴とする請求項1または2記載のパッケージ電子部品。
- 前記収容ケースが展開可能に構成されていることを特徴とする請求項1または2記載のパッケージ電子部品。
- 前記収容ケースが、紙、樹脂、金属、紙と樹脂のコンポジット、および樹脂と金属のコンポジットからなる群より選ばれる少なくとも1種からなるものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のパッケージ電子部品。
- 前記収容ケースには、電子部品マウンタの保持手段と係合する係合部が設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のパッケージ電子部品。
- 前記収容ケースの主面部の内面に、しぼ加工または凹凸パターン形成加工が施されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のパッケージ電子部品。
- 請求項2〜7のパッケージ電子部品を保持する保持手段と、
パッケージ電子部品を構成する前記収容ケースの前記開口部を介して前記送り穴に嵌合し、前記電子部品連を前記取出口方向に送り出す搬送手段と、
前記収容ケースに形成された前記挿入口を介して挿入され、巻回された状態の前記電子部品連の外周面が、前記開口部の形成された収容ケースの側面部に当接するように側面部に向かって付勢する付勢手段と、
前記収容ケースに形成された前記取出口より取り出された前記電子部品連から、前記電子部品を真空吸引により取り出した後、所定の実装位置に電子部品を供給する吸引ヘッドと
を具備することを特徴とする電子部品マウンタ。
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