JP2019119474A - 部品収納テープ、及びこれを用いたテープフィーダー並びに部品実装装置 - Google Patents

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大山 和義
Kazuyoshi Oyama
和義 大山
晴康 藤田
Haruyasu Fujita
晴康 藤田
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Abstract

【課題】テープフィーダーによる電子部品の適切な供給特性を確保することが可能な部品収納テープ、及びこれを用いたテープフィーダー並びに部品実装装置を提供する。【解決手段】部品収納テープ10は、複数の部品収納部13が長手方向Lに沿って1列に並んで配置されたキャリアテープ11と、部品収納部13を覆うようにキャリアテープ11に接合されたカバーテープ12とを備える。カバーテープ12は、部品収納部13を挟んで幅方向Wに互いに離間した、長手方向Lに沿って延在する第1接合部14及び第2接合部15において、キャリアテープ11に接合される。第1接合部14及び第2接合部15の各々は、幅方向Wの内側の内端縁141,151が部品収納部13から外側へ所定の間隔D1A,D1Bをおいて配置され、幅方向Wの外側の外端縁142,152がカバーテープ12の第1端縁121及び第2端縁122と揃うように配置される。【選択図】図7A

Description

本発明は、電子部品を収納する部品収納テープ、及びこれを用いたテープフィーダー、並びに当該テープフィーダーを備えた部品実装装置に関する。
プリント配線板等の基板上に電子部品を搭載(実装)し、電子回路基板を生産する部品実装装置は、テープフィーダーを備えている。テープフィーダーは、電子部品を収納した部品収納テープが巻回されたリールから当該部品収納テープを間欠的に送出しながら電子部品を供給するものである。部品実装装置の部品供給ユニットには、複数のテープフィーダーが並列に配置されており、これらテープフィーダーにより供給される電子部品が、部品搭載用のヘッドユニットによりピックアップされて基板上に搭載される。
テープフィーダーに適用される部品収納テープは、電子部品を収納する複数の部品収納部が1列に並んで配置されたキャリアテープと、複数の部品収納部を覆うようにキャリアテープに接合されたカバーテープとを備えている(例えば、特許文献1参照)。カバーテープは、複数の部品収納部を挟んでキャリアテープの幅方向に互いに離間した、キャリアテープの長手方向に沿って延在する2つの接合部においてキャリアテープに接合される。
テープフィーダーは、電子部品の供給時において部品収納テープの部品収納部内で電子部品を露出させる部品露出部を備えている。この部品露出部は、従来、2つの接合部においてキャリアテープに接合されたカバーテープを、部品収納テープの送出に応じて、そのテープ送り方向とは反対の向きに、キャリアテープの長手方向に沿って引っ張りながら剥離することにより、電子部品を露出させる。このような引張剥離方式の部品露出部を備えたテープフィーダーに適用される部品収納テープにおいては、接合部の剥離強度などが規格化されている(例えば、JIS C0806−3)。また、カバーテープを剥離するときに接合部を起点としてカバーテープが引き裂かれることがないように、JEITA(電子情報技術産業協会)の技術レポート「ETR−7022:表面実装部品のテーピングに関わるガイダンス」に従って、カバーテープの幅方向両端部の各々に非接合部分を設けるように部品収納テープを設計することが一般的である。つまり、2つの接合部の各々において、幅方向の外側の外端縁は、カバーテープの幅方向端縁から内側へ離れて配置されている。
特開2017−7697号公報
ところで、近年、オートローディング方式のテープフィーダーが主流となりつつある。オートローディング方式のテープフィーダーは、部品収納テープの先端を所定位置にセットしておくと、ボタン操作に応じて部品収納テープを自動的に部品供給位置にローディングすることができ、また、前記所定位置に部品補充用の後続テープの先端をセットしておけば、先行テープが全て送出された後、後続テープが自動的に部品供給位置にローディングされて、当該後続テープについて間欠的なテープ送出動作が開始されるように構成されたものである。
上記のオートローディング方式のテープフィーダーは、引張剥離方式とは異なる方式の部品露出部を備えている。この部品露出部は、接合部を支点としてカバーテープを、キャリアテープとの対向面が外側へ開放するように屈曲させて、キャリアテープの幅方向の外側に向かって開くことにより、電子部品を露出させる。このようなカバーテープを屈曲させる方式の部品露出部では、接合部から内側に突出するように、すなわち、接合部から部品収納部に近接する方向側に突出するように、カバーテープの屈曲に伴う屈曲部が少なからず形成される。
オートローディング方式のテープフィーダーに、カバーテープの幅方向両端部の各々に非接合部分が設けられた従来の部品収納テープを適用した場合、次のような問題が発生する。すなわち、従来の部品収納テープにおいては、非接合部分を設ける必要があるから、テープ幅方向に関する接合部の位置は非接合部分によって制約を受け、部品収納部から所定値を超えて離れた位置に接合部を配置することができない。このため、部品露出部による部品露出処理においてカバーテープが屈曲されると、当該カバーテープの屈曲部が部品収納部に至るまで突出してしまう可能性がある。つまり、従来の部品収納テープでは、テープ幅方向に関する接合部の位置が非接合部分によって制約を受けるため、接合部と部品収納部との間の間隔を、カバーテープの屈曲部が収まる範囲に設定することができない。カバーテープの屈曲部が部品収納部に至るまで突出すると、テープフィーダーによる電子部品の供給特性が悪化し、部品実装装置のヘッドユニットによる電子部品の取出し性が悪化する。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、テープフィーダーによる電子部品の適切な供給特性を確保することが可能な部品収納テープ、及びこれを用いたテープフィーダー並びに部品実装装置を提供することにある。
本発明の一の局面に係る部品収納テープは、電子部品を露出させる部品露出部を備えたテープフィーダーに適用される。この部品収納テープは、複数の部品収納部が、厚み方向の一方の主面に長手方向に沿って1列に並んで配置されたキャリアテープと、前記複数の部品収納部を覆い、当該複数の部品収納部を挟んで前記キャリアテープの幅方向に互いに離間した、前記長手方向に沿って延在する第1接合部及び第2接合部において前記主面に接合されるカバーテープと、を備える。前記カバーテープは、前記部品露出部による前記電子部品の露出時において、前記第1接合部と前記第2接合部との間で切断されて切断片に区分され、前記切断片が前記第1接合部及び前記第2接合部を支点として屈曲されて前記幅方向の外側に向かって開かれる。前記第1接合部及び前記第2接合部の各々において、前記幅方向の内側の内端縁は前記部品収納部から外側へ所定の間隔をおいて配置され、前記幅方向の外側の外端縁は前記カバーテープの幅方向端縁と揃うように配置される。
この部品収納テープによれば、カバーテープは、部品収納部を挟んで幅方向に互いに離間した、長手方向に沿って延在する第1接合部及び第2接合部においてキャリアテープに接合される。第1接合部及び第2接合部の各々において、幅方向の外側の外端縁は、カバーテープの幅方向端縁と揃うように配置される。つまり、部品収納テープを厚み方向から見た平面視において、第1接合部及び第2接合部の各々の外端縁はカバーテープの幅方向端縁に揃えられており、従来の部品収納テープのように、カバーテープの幅方向両端部の各々に非接合部分が設けられていない。このため、本発明に係る部品収納テープでは、幅方向に関する接合部の位置が非接合部分によって制約を受けることがない。これにより、第1接合部及び第2接合部の各々において、幅方向の内側の内端縁から部品収納部までの間の間隔を、カバーテープの切断片の屈曲により形成される屈曲部が収まる範囲に、設定することができる。従って、部品露出部による部品露出処理に伴ってカバーテープの切断片に形成される屈曲部が、部品収納部に至るまで突出することを可及的に抑止することができ、テープフィーダーによる電子部品の適切な供給特性を確保することが可能となる。
本発明の他の局面に係る部品収納テープは、電子部品を露出させる部品露出部を備えたテープフィーダーに適用される。この部品収納テープは、複数の部品収納部が、厚み方向の一方の主面に長手方向に沿って1列に並んで配置されたキャリアテープと、前記複数の部品収納部を覆い、当該複数の部品収納部を挟んで前記キャリアテープの幅方向に互いに離間した、前記長手方向に沿って延在する第1接合部及び第2接合部において前記主面に接合されるカバーテープと、を備える。前記カバーテープは、前記部品露出部による前記電子部品の露出時において、前記第1接合部及び前記第2接合部のうちの一方の接合部で剥離されて剥離片が形成され、前記剥離片が他方の接合部を支点として屈曲されて前記幅方向の外側に向かって開かれる。前記一方の接合部において、前記幅方向の外側の外端縁は、前記カバーテープの幅方向端縁から内側へ所定の間隔をおいて配置される。前記他方の接合部において、前記幅方向の内側の内端縁は前記部品収納部から外側へ所定の間隔をおいて配置され、前記幅方向の外側の外端縁は前記カバーテープの幅方向端縁と揃うように配置される。
この部品収納テープによれば、カバーテープは、部品収納部を挟んで幅方向に互いに離間した、長手方向に沿って延在する第1接合部及び第2接合部においてキャリアテープに接合される。部品露出部による電子部品の露出時において、カバーテープは、第1接合部及び第2接合部のうちの一方の接合部で剥離されて剥離片が形成され、その剥離片が他方の接合部を支点として屈曲される。ここで、部品露出部により剥離される一方の接合部において、幅方向の外側の外端縁は、カバーテープの幅方向端縁から内側へ所定の間隔をおいて配置されている。つまり、カバーテープは、一方の接合部から外側に延在する非接合部分を有する。このように、部品露出部により剥離される一方の接合部に対応してカバーテープの非接合部分が設けられることによって、一方の接合部を起点としてカバーテープが引き裂かれることを可及的に抑止することができる。
更に、他方の接合部において、幅方向の外側の外端縁は、カバーテープの幅方向端縁と揃うように配置される。つまり、部品収納テープを厚み方向から見た平面視において、他方の接合部の外端縁はカバーテープの幅方向端縁に揃えられており、非接合部分が設けられていない。このため、本発明に係る部品収納テープでは、幅方向に関する他方の接合部の位置が非接合部分によって制約を受けることがない。これにより、他方の接合部において、幅方向の内側の内端縁から部品収納部までの間の間隔を、カバーテープの剥離片の屈曲により形成される屈曲部が収まる範囲に、設定することができる。従って、部品露出部による部品露出処理に伴ってカバーテープの剥離片に形成される屈曲部が、部品収納部に至るまで突出することを可及的に抑止することができ、テープフィーダーによる電子部品の適切な供給特性を確保することが可能となる。
本発明の他の局面に係るテープフィーダーは、上記の部品収納テープを用いて電子部品を供給するテープフィーダーであって、前記部品収納テープの前記第1接合部と前記第2接合部との間で前記カバーテープを切断して切断片を形成し、前記切断片を、前記第1接合部及び前記第2接合部を支点として屈曲させて前記キャリアテープの幅方向の外側に向かって開くことにより、前記部品収納部内で前記電子部品を露出させる部品露出部を備える。
このテープフィーダーによれば、部品露出部による部品露出処理に伴ってカバーテープの切断片に形成される屈曲部が、部品収納部に至るまで突出することが可及的に抑止される部品収納テープを用いて、電子部品を供給する。これにより、電子部品の適切な供給特性が確保されたテープフィーダーを実現することができる。
本発明の他の局面に係るテープフィーダーは、上記の部品収納テープを用いて電子部品を供給するテープフィーダーであって、前記部品収納テープの前記第1接合部及び前記第2接合部のうちの一方の接合部で前記カバーテープを剥離して剥離片を形成し、前記剥離片を、他方の接合部を支点として屈曲させて前記キャリアテープの幅方向の外側に向かって開くことにより、前記部品収納部内で前記電子部品を露出させる部品露出部を備える。
このテープフィーダーによれば、部品露出部による部品露出処理に伴ってカバーテープの剥離片に形成される屈曲部が、部品収納部に至るまで突出することが可及的に抑止される部品収納テープを用いて、電子部品を供給する。これにより、電子部品の適切な供給特性が確保されたテープフィーダーを実現することができる。
本発明の他の局面に係る部品実装装置は、上記のテープフィーダーと、前記テープフィーダーにより供給された電子部品を、基板に搭載するヘッドユニットと、を備える。
この部品実装装置によれば、電子部品の適切な供給特性が確保されたテープフィーダーを備えているので、ヘッドユニットによる電子部品の良好な取出し性を確保することができる。
以上説明したように、本発明によれば、テープフィーダーによる電子部品の適切な供給特性を確保することが可能な部品収納テープ、及びこれを用いたテープフィーダー並びに部品実装装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る部品実装装置の構成を示す平面図である。 本発明の第1実施形態に係るテープフィーダーを概略的に示す図である。 第1実施形態に係るテープフィーダーに備えられるテープガイドの構成を示す図である。 第1実施形態に係るテープフィーダーの制御系を示すブロック図である。 第1例の部品収納テープを示す図であって、第1実施形態に係るテープフィーダーに適用される部品収納テープの斜視図である。 第1例の部品収納テープの平面図である。 図5の部品収納テープを切断面線VII−VIIから見た断面図である。 第1例の部品収納テープの第1変形例を示す断面図である。 従来技術の部品収納テープにおいて部品露出処理が施された様子を示す断面図である。 第1例の部品収納テープの第2変形例を示す平面図である。 図9の部品収納テープにおいて部品露出処理が施された様子を示す断面図である。 第2実施形態に係るテープフィーダーの制御系を示すブロック図である。 第2例の部品収納テープを示す図であって、第2実施形態に係るテープフィーダーに適用される部品収納テープの斜視図である。 第2例の部品収納テープの平面図である。 図12の部品収納テープを切断面線XIV−XIVから見た断面図である。 第2例の部品収納テープの変形例を示す平面図である。 図15の部品収納テープにおいて部品露出処理が施される様子を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態に係る部品実装装置、テープフィーダー及び部品収納テープについて図面に基づき説明する。まず、本発明の実施形態に係る部品収納テープが適用されたテープフィーダーを備える部品実装装置について、説明する。
[部品実装装置の構成]
図1は、部品実装装置1の構成を示す平面図である。なお、以下では、方向関係についてはXYZ直交座標軸を用いて説明する。X方向は水平面と平行な方向であり、Y方向は水平面上でX方向と直交する方向であり、Z方向はX、Y両方向に直交する上下方向である。また、X方向の一方向側を「+X側」と称し、X方向の一方向側とは反対の他方向側を「−X側」と称する。また、Y方向の一方向側を「+Y側」と称し、Y方向の一方向側とは反対の他方向側を「−Y側」と称する。また、Z方向の一方向側を「+Z側」と称し、Z方向の一方向側とは反対の他方向側を「−Z側」と称する。
部品実装装置1は、基板Pに電子部品(以下、単に「部品」ということがある)を搭載(実装)して電子回路基板を生産する装置である。部品実装装置1は、装置本体1aと、移動フレーム2と、コンベア3と、テープフィーダー5が装着される部品供給ユニット4と、ヘッドユニット6と、第1駆動機構7と、第2駆動機構8と、撮像装置9とを備える。
装置本体1aは、部品実装装置1を構成する各部が配置される構造体であり、Z方向から見た平面視で略矩形状に形成されている。コンベア3は、X方向に延び、装置本体1aに配置される。コンベア3は、基板PをX方向に搬送する。基板Pは、コンベア3上を搬送されて、所定の部品搭載位置(基板P上に部品が搭載される位置)に位置決めされるようになっている。
部品供給ユニット4は、装置本体1aにおけるY方向の+Y側及び−Y側の領域部分にそれぞれ、X方向に2箇所ずつ合計4箇所に配置される。部品供給ユニット4は、装置本体1aにおいて、テープフィーダー5が複数並設された状態で装着される領域であって、後述のヘッドユニット6に備えられる保持具である吸着ノズル63による吸着対象の部品毎に、各テープフィーダー5のセット位置が区画されている。
テープフィーダー5は、装置本体1aの部品供給ユニット4に着脱自在に装着されている。テープフィーダー5は、テープを担体(キャリア)として、IC、トランジスタ、コンデンサ等の小片状の電子部品(部品)を供給する部品供給装置である。このテープフィーダー5の構成の詳細については後述する。
移動フレーム2は、X方向に延び、装置本体1aに、所定の移動方向(Y方向)に移動可能に支持される。この移動フレーム2にヘッドユニット6が搭載されている。ヘッドユニット6は、X方向に移動可能となるように、移動フレーム2に搭載される。すなわち、ヘッドユニット6は、移動フレーム2の移動に伴ってY方向に移動可能であり、且つ、移動フレーム2に沿ってX方向に移動可能である。ヘッドユニット6は、部品供給ユニット4に装着されたテープフィーダー5と、コンベア3により搬送された基板Pの所定の部品搭載位置とにわたって移動可能とされ、テープフィーダー5から部品を取り出すとともに、その取り出した部品を部品搭載位置において基板P上に搭載(実装)する。
ヘッドユニット6は、ヘッド本体61と、回転体62と、吸着ノズル63とを含む。ヘッド本体61は、ヘッドユニット6の本体部分を構成する。回転体62は、円柱状に形成され、鉛直軸(Z方向に延びる軸)を回転中心として回転可能に、ヘッド本体61に設けられる。
回転体62の外周縁端部には、複数の吸着ノズル63が、周方向に所定の間隔をおいて配設されている。吸着ノズル63は、テープフィーダー5により供給された部品を吸着して保持可能な保持具である。吸着ノズル63は、電動切替弁を介して負圧発生装置、正圧発生装置及び大気の何れかに連通可能とされている。つまり、吸着ノズル63に負圧が供給されることで当該吸着ノズル63による部品の吸着保持(部品の取り出し)が可能となり、その後、正圧が供給されることで当該部品の吸着保持が解除される。なお、本実施形態では、吸着ノズル63以外の保持具として、例えば部品を把持して保持するチャックなどであってもよい。
第1駆動機構7は、装置本体1aの+X側及び−X側の端部に配設される。第1駆動機構7は、移動フレーム2をY方向に移動させる機構である。第1駆動機構7は、例えば、駆動モーターと、Y方向に延び、駆動モーターに連結されるボールねじ軸と、移動フレーム2に配設されてボールねじ軸と螺合するボールナットと、を含んで構成される。このような構成の第1駆動機構7は、駆動モーターによるボールねじ軸の回転駆動に伴ってボールナットがボールねじ軸に沿って進退することにより、移動フレーム2をY方向に移動させる。
第2駆動機構8は、移動フレーム2に配設される。第2駆動機構8は、ヘッドユニット6を移動フレーム2に沿ったX方向に移動させる機構である。第2駆動機構8は、第1駆動機構7と同様に、例えば、駆動モーターと、X方向に延び、駆動モーターに連結されるボールねじ軸と、ヘッドユニット6に配設されてボールねじ軸と螺合するボールナットと、を含んで構成される。このような構成の第2駆動機構8は、駆動モーターによるボールねじ軸の回転駆動に伴ってボールナットがボールねじ軸に沿って進退することにより、ヘッドユニット6をX方向に移動させる。
なお、第1駆動機構7及び第2駆動機構8は、当例では、駆動モーターによりボールねじ軸を介して移動フレーム2及びヘッドユニット6を移動させる構成である。しかし、例えばリニアモーターを駆動源として移動フレーム2やヘッドユニット6をダイレクトに駆動する構成であってもよい。
撮像装置9は、基板認識カメラ91と、部品認識カメラ92とを含む。基板認識カメラ91は、ヘッドユニット6のヘッド本体61の下面において、回転体62よりも外側(−X側)に固定されている。基板認識カメラ91は、基板Pの品種の識別や位置決めのために、ヘッドユニット6と共に移動して、基板Pの上面に記された各種マークを上方から撮像するものである。
部品認識カメラ92は、装置本体1a上の各部品供給ユニット4とコンベア3との間の位置にそれぞれ配設される。部品認識カメラ92は、ヘッドユニット6による基板Pに対する部品の搭載前に、吸着ノズル63に保持された部品の姿勢を認識するために、吸着ノズル63に保持された部品を下方から撮像するものである。
[テープフィーダーの構成]
<第1実施形態>
図1に加えて図2〜図4を参照して、第1実施形態に係るテープフィーダー5について説明する。図2は、第1実施形態に係るテープフィーダー5を概略的に示す図である。図3は、テープフィーダー5のテープガイド45の構成を示す図である。図4は、テープフィーダー5の制御系を示すブロック図である。
テープフィーダー5は、部品収納テープ10を用いて部品を供給する、オートローディング方式のテープフィーダーである。テープフィーダー5は、部品供給ユニット4に設けられた取付部31に取り付けられている。取付部31には、X方向に一定間隔で並びかつY方向に互いに平行に延びる複数のスロット32と、これらスロット32よりも前側の位置でX方向に伸びる固定台33とが設けられている。そして、各スロット32にテープフィーダー5がセットされ、各テープフィーダー5が固定台33に固定されている。これにより、部品供給ユニット4に、複数のテープフィーダー5がX方向に横並びに整列して配置されている。
テープフィーダー5は、前後方向(Y方向)に細長い形状をなす本体部41を備えている。部品供給装置5は、前記スロット32に本体部41が挿入(セット)された状態で、固定台33に固定されている。
テープフィーダー5は、さらに、本体部41の前端部分に備えられた第1テープ送出部42と、本体部41の後端部分に備えられた第2テープ送出部43と、本体部41に設けられたテープ通路44と、テープガイド45と、制御部57とを備えている。
テープ通路44は、部品収納テープ10を案内するための通路である。テープ通路44は、本体部41の後端部から前側上部に向かって斜め上方に延びている。部品収納テープ10は、本体部41の後端部からその内部に導入され、テープ通路44を通じて本体部41の上面前部に案内されている。
ここで、テープフィーダー5に適用される部品収納テープ10について、図5を参照して説明する。図5は、テープフィーダー5に適用される部品収納テープであって、第1例の部品収納テープ10を示す。部品収納テープ10は、キャリアテープ11と、当該キャリアテープ11に接合されるカバーテープ12とを備える帯状のテープである。キャリアテープ11の厚み方向Tの一方の主面11S(上面)には、部品Eを収納する複数の凹状の部品収納部13が、長手方向Lに沿って1列に並んで配置されている。カバーテープ12は、複数の部品収納部13を覆うように、2つの接合部14,15においてキャリアテープ11の主面11Sに接合される。2つの接合部14,15は、複数の部品収納部13を挟んでキャリアテープ11の幅方向Wに互いに離間し、キャリアテープ11の長手方向Lに沿って延在する。以下では、2つの接合部14,15において、キャリアテープ11の幅方向Wの一方側W1の接合部を第1接合部14と称し、キャリアテープ11の幅方向Wの他方側W2の接合部を第2接合部15と称する。また、キャリアテープ11のうち部品収納部13に対して幅方向Wの他方側W2の側方には、長手方向Lに一定間隔で並びかつキャリアテープ11をその厚み方向Tに貫通する複数の嵌合孔16が設けられている。なお、部品収納テープ10がテープフィーダー5に装着された状態において、キャリアテープ11の長手方向LはY方向に一致し、幅方向WはX方向に一致し、厚み方向TはZ方向に一致する。部品収納テープ10の構成の詳細については、後述する。
テープフィーダー5のテープガイド45は、本体部41の前部上面に設けられている。テープガイド45は、テープ通路44を通過した部品収納テープ10を覆い、当該部品収納テープ10を本体部41の上面に沿って略水平に部品供給位置P1まで案内するものである。部品供給位置P1は、前記ヘッドユニット6に部品の取り出しを行わせる位置であり、本体部41の上面前端に近い位置に設定されている。
図3に示すように、テープガイド45のうち、部品供給位置P1に対応する位置には開口部45Aが設けられ、この開口部45Aよりも後方側の位置には、部品露出部451が設けられている。部品露出部451は、テープガイド45によりガイドされる部品収納テープ10の部品収納部13内において、部品Eを露出させる部品露出処理を行う。部品露出部451は、挿入部4511と、刃部4512と、カバーテープ後処理部4513とを含む。
挿入部4511は、先細状に形成された薄板状の部分であり、テープガイド45によりガイドされ、先端が自由端とされた状態の部品収納テープ10に対し、キャリアテープ11とカバーテープ12との間に挿入される。部品露出部451において刃部4512は、挿入部4511に対してテープ送り方向の下流側に配置され、部品収納テープ10の走行に応じてカバーテープ12を、テープ送り方向に沿った直線状に切断し、2つの切断片123を形成する(図5参照)。なお、テープ送り方向は、キャリアテープ11の長手方向Lに一致する。部品露出部451においてカバーテープ後処理部4513は、刃部4512に対してテープ送り方向の下流側に配置される。カバーテープ後処理部4513は、刃部4512により切断されて形成されたカバーテープ12の2つの切断片123の各々を、第1接合部14及び第2接合部15をそれぞれ支点とし、キャリアテープ11との対向面が外側へ開放するように屈曲させて、キャリアテープ11の幅方向Wの外側に向かって開く(図5参照)。これにより、部品収納テープ10の部品収納部13内において、部品Eを露出させることができる。このようにして部品収納部13内において露出された部品Eは、部品供給位置P1において、テープガイド45の開口部45Aを介して、部品実装装置1におけるヘッドユニット6の吸着ノズル63により吸着されて取り出される。
第1テープ送出部42は、テープガイド45の下方に配置される第1スプロケット51と、第1モーター52と、第1モーター52の駆動力を第1スプロケット51に伝達する、複数枚の伝動ギヤからなる第1ギヤ群53とを備えている。第1スプロケット51は、テープガイド45に沿って案内される部品収納テープ10の嵌合孔16に嵌合する歯を有している。つまり、第1テープ送出部42は、第1スプロケット51を第1モーター52により回転駆動することにより、部品収納テープ10を部品供給位置P1に向かって送出する。
第2テープ送出部43は、本体部41の後端部に配置される第2スプロケット54と、第2モーター55と、第2モーター55の駆動力を第2スプロケット54に伝達する、複数枚の伝動ギヤからなる第2ギヤ群56とを備えている。第2スプロケット54は、上方から前記テープ通路44内に臨んでおり、当該テープ通路44に沿って案内される部品収納テープ10の嵌合孔16に嵌合する歯を有している。つまり、第2テープ送出部43は、第2スプロケット54を第2モーター55により回転駆動することにより、部品収納テープ10を前方(部品供給位置P1)に向かって送出する。
制御部57は、CPU(Central Processing Unit)、制御プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)、CPUの作業領域として使用されるRAM(Random Access Memory)等から構成されている。制御部57は、CPUがROMに記憶された制御プログラムを実行することにより、テープフィーダー5の動作を統括的に制御する。制御部57は、例えば、第1モーター52及び第2モーター55の駆動を制御することにより、第1テープ送出部42及び第2テープ送出部43による部品収納テープ10の送出動作を制御する。
(部品収納テープについて)
次に、第1実施形態に係るテープフィーダー5に適用される部品収納テープ10について、図5に加えて図6及び図7Aを参照して、詳細に説明する。図6は、第1例の部品収納テープ10の平面図である。図7Aは、図5の部品収納テープ10を切断面線VII−VIIから見た断面図である。
部品収納テープ10は、前述したように、複数の部品収納部13が長手方向Lに沿って1列に並んで配置されたキャリアテープ11と、各部品収納部13を覆うようにキャリアテープ11の主面11Sに接合されたカバーテープ12と、を備える。キャリアテープ11において、各部品収納部13は、主面11Sから下方に窪んだ凹状に形成され、その凹状の開口が矩形状とされている。カバーテープ12は、複数の部品収納部13を挟んでキャリアテープ11の幅方向Wに互いに離間し、キャリアテープ11の長手方向Lに沿って延在する第1接合部14及び第2接合部15において主面11Sに接合される。
図5、図6及び図7Aに示される部品収納テープ10は、テープ幅が例えば8mm、12mmの帯状の紙テープであって、キャリアテープ11の幅方向Wの他方側W2の端部にのみ、第1スプロケット51及び第2スプロケット54の歯と嵌合する複数の嵌合孔16が形成されている。各嵌合孔16は、キャリアテープ11の幅方向Wの他方側W2の端縁112よりも内側に形成されている。なお、部品収納テープ10は、図7Bの第1変形例にて示されるように、エンボステープであってもよい。図7Bに示されるエンボステープとしての部品収納テープ10は、テープ幅が例えば8mm、12mm、16mmの帯状のテープであって、紙テープの場合と同様に、キャリアテープ11の幅方向Wの他方側W2の端部にのみ、第1スプロケット51及び第2スプロケット54の歯と嵌合する複数の嵌合孔16が形成されている。
キャリアテープ11は、部品収納テープ10の基体となる帯状のテープである。部品収納テープ10が紙テープの場合、キャリアテープ11を構成する材料は、紙である。一方、部品収納テープ10がエンボステープの場合、キャリアテープ11を構成する材料は、特に限定されるものではなく、例えば、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル(ポリエチレンテレフタレート等)、ポリ塩化ビニル、ポリアミド、ポリアセタールのような各種合成樹脂が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合せて用いることができる。また、必要に応じて、これらの合成樹脂に、カーボンブラック、グラファイト、カーボン繊維等の導電性フィラーが混合されてもよい。これにより、キャリアテープ11に導電性を付与することができ、キャリアテープ11の帯電を効果的に抑制することができるため、静電気による部品Eの破壊を抑制することができる。また、必要に応じて、発泡剤や滑剤等の各種添加剤を添加してもよい。
カバーテープ12は、例えば、基材層とシーラント層とが積層された多層構造の帯状のテープである。多層構造のカバーテープ12は、シーラント層をキャリアテープ11の主面11Sと対向する側に配置し、ヒートシールされることにより、第1接合部14及び第2接合部15において主面11Sに接合される。
カバーテープ12の基材層を構成する材料としては、特に限定されるものではなく、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ナイロン6、ナイロン66、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン、ポリ塩化ビニル、ポリアクリレート、ポリメタアクリレート、ポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリアリレート、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリフェニレンエーテル、ポリカーボネート、ABS樹脂などが挙げられる。また、カバーテープ12のシーラント層を構成する材料としては、特に限定されるものではなく、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン系樹脂、ポリカーボネート、(メタ)アクリル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂などが挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
カバーテープ12がキャリアテープ11の主面11Sに接合された状態において、カバーテープ12における幅方向Wの一方側W1の端縁(以下、「第1端縁」と称する)121は、厚み方向Tから見た平面視において、キャリアテープ11における幅方向Wの一方側W1の端縁111と揃うように配置される。一方、カバーテープ12における幅方向Wの他方側W2の端縁(以下、「第2端縁」と称する)122は、キャリアテープ11の幅方向Wの他方側W2の端部に形成された嵌合孔16から内側(部品収納部13に近づく側)へ所定の間隔をおいて配置される。つまり、嵌合孔16は、キャリアテープ11における幅方向Wの他方側W2の端縁112とカバーテープ12の第2端縁122との間に配置され、カバーテープ12によって塞がれることがないようにされている。
第1接合部14及び第2接合部15の各々の幅は、特に限定されるものではなく、例えば、0.1mm以上1.5mm以下に設定される。第1接合部14及び第2接合部15の各々において、幅方向Wの内側の内端縁141,151は、それぞれ、部品収納部13から外側へ所定の間隔D1A,D1Bをおいて配置される。具体的には、幅方向Wの一方側W1の接合部である第1接合部14の内端縁(以下、「第1内端縁」と称する)141は、部品収納部13における幅方向Wの一方側W1の開口端縁131から外側へ所定の間隔D1Aをおいて配置される。前記間隔D1Aは、例えば、0.2mm以上に設定される。一方、幅方向Wの他方側W2の接合部である第2接合部15の内端縁(以下、「第2内端縁」と称する)151は、部品収納部13における幅方向Wの他方側W2の開口端縁132から外側へ所定の間隔D1Bをおいて配置される。前記間隔D1Bは、例えば、0.2mm以上に設定される。
また、第1接合部14及び第2接合部15の各々において、幅方向Wの外側の外端縁142,152は、それぞれ、カバーテープ12における幅方向Wの各端縁121,122と揃うように配置される。具体的には、第1接合部14の外端縁(以下、「第1外端縁」と称する)142は、厚み方向Tから見た平面視において、カバーテープ12における幅方向Wの一方側W1の第1端縁121と揃うように配置される。一方、第2接合部15の外端縁(以下、「第2外端縁」と称する)152は、厚み方向Tから見た平面視において、カバーテープ12における幅方向Wの他方側W2の第2端縁122と揃うように配置される。
そして、テープフィーダー5の部品露出部451による部品Eの露出時において、カバーテープ12は、第1接合部14と第2接合部15との間で切断されて2つの切断片123に区分される。更に、部品露出部451によって2つの切断片123の各々が、第1接合部14及び第2接合部15をそれぞれ支点とし、キャリアテープ11との対向面が外側へ開放するように屈曲されて、キャリアテープ11の幅方向Wの外側に向かって開かれる(図5、図7A及び図7B参照)。これにより、部品収納部13内において部品Eが露出される。
部品露出部451によりカバーテープ12の各切断片123が屈曲されると、第1接合部14及び第2接合部15の各々から部品収納部13に近接する方向側(内側)に突出するように、各切断片123に屈曲部123AAが形成される(図7A及び図7B参照)。
ここで、図8に示すように、従来の部品収納テープ100では、第1接合部14の第1外端縁142は、カバーテープ12の第1端縁121から内側へ離れて配置され、第2接合部15の第2外端縁152は、カバーテープ12の第2端縁122から内側へ離れて配置されている。つまり、従来の部品収納テープ100では、カバーテープ12の幅方向両端部の各々に非接合部分123Bが設けられている。
上記構成の従来の部品収納テープ100に対し、本実施形態に係る部品収納テープ10では、前述したように、厚み方向Tから見た平面視において、第1接合部14の第1外端縁142はカバーテープ12の第1端縁121に揃えられ、第2接合部15の第2外端縁152はカバーテープ12の第2端縁122に揃えられている。つまり、本実施形態に係る部品収納テープ10では、カバーテープ12の幅方向両端部の各々に非接合部分が設けられていない。このため、部品収納テープ10では、幅方向Wに関する第1接合部14及び第2接合部15の各々の位置が、非接合部分によって制約を受けることがない。これにより、第1接合部14の第1内端縁141から部品収納部13までの間の間隔D1Aと、第2接合部15の第2内端縁151から部品収納部13までの間の間隔D1Bとを、カバーテープ12の各切断片123の屈曲により形成される屈曲部123AAが収まる範囲に、設定することができる。従って、部品露出部451による部品露出処理に伴ってカバーテープ12の各切断片123に形成される屈曲部123AAが、部品収納部13に至るまで突出することを可及的に抑止することができ、テープフィーダー5による部品Eの適切な供給特性を確保することが可能となる。
また、テープフィーダー5は、部品露出部451による部品露出処理に伴ってカバーテープ12の各切断片123に形成される屈曲部123AAが、部品収納部13に至るまで突出することが可及的に抑止される部品収納テープ10を用いて、部品Eを供給する。これにより、部品Eの適切な供給特性が確保されたテープフィーダーを実現することができる。部品露出部451は、第1接合部14及び第2接合部15でキャリアテープ11に対してカバーテープ12を剥離することなく、カバーテープ12を切断することにより、部品収納部13内において部品Eを露出させる。このため、テープフィーダー5に適用される部品収納テープ10においては、カバーテープ12がキャリアテープ11から剥がれない程度に接合されていればよく、JIS C0806−3に準拠した、第1接合部14及び第2接合部15における剥離強度を管理する必要がない。これにより、部品収納テープ10の製品規格管理が簡便なものとなる。更に、部品実装装置1は、部品Eの適切な供給特性が確保されたテープフィーダー5を備えているので、ヘッドユニット6による部品Eの良好な取出し性を確保することができる。
次に、部品収納テープ10の第2変形例について、図9及び図10を参照して説明する。図9は、部品収納テープ10の第2変形例に係る部品収納テープ10Aの平面図である。図10は、部品収納テープ10Aにおいて部品露出処理が施された様子を示す断面図である。
部品収納テープ10Aは、前述の部品収納テープ10と同様に、複数の部品収納部13Aが長手方向Lに沿って1列に並んで配置されたキャリアテープ11Aと、各部品収納部13Aを覆うようにキャリアテープ11Aの主面11ASに接合されたカバーテープ12Aと、を備える。カバーテープ12Aは、複数の部品収納部13Aを挟んでキャリアテープ11Aの幅方向Wに互いに離間し、キャリアテープ11Aの長手方向Lに沿って延在する第1接合部14A及び第2接合部15Aにおいて主面11ASに接合される。
図9及び図10に示される部品収納テープ10Aは、テープ幅が例えば32mm以上の幅広のテープである。幅広の部品収納テープ10Aでは、キャリアテープ11Aにおける幅方向Wの他方側W2の端部に複数の第1嵌合孔16Aが形成されるとともに、キャリアテープ11Aにおける幅方向Wの一方側W1の端部にも複数の第2嵌合孔17Aが形成されている。幅広の部品収納テープ10Aが適用されるテープフィーダー5は、第1嵌合孔16A及び第2嵌合孔17Aの各々に嵌合する一対の第1スプロケット51と、一対の第2スプロケット52とを備えて構成される。
カバーテープ12Aがキャリアテープ11Aの主面11ASに接合された状態において、カバーテープ12Aにおける幅方向Wの一方側W1の第1端縁121Aは、第2嵌合孔17Aから内側(部品収納部13Aに近づく側)へ所定の間隔をおいて配置される。つまり、第2嵌合孔17Aは、キャリアテープ11Aにおける幅方向Wの一方側W1の端縁111Aとカバーテープ12Aの第1端縁121Aとの間に配置され、カバーテープ12Aによって塞がれることがないようにされている。一方、カバーテープ12Aにおける幅方向Wの他方側W2の第2端縁122Aは、第1嵌合孔16Aから内側(部品収納部13Aに近づく側)へ所定の間隔をおいて配置される。つまり、第1嵌合孔16Aは、キャリアテープ11Aにおける幅方向Wの他方側W2の端縁112Aとカバーテープ12Aの第2端縁122Aとの間に配置され、カバーテープ12Aによって塞がれることがないようにされている。
幅方向Wの一方側W1の接合部である第1接合部14Aの第1内端縁141Aは、部品収納部13Aにおける幅方向Wの一方側W1の開口端縁131Aから外側へ所定の間隔D1AAをおいて配置される。一方、幅方向Wの他方側W2の接合部である第2接合部15Aの第2内端縁151Aは、部品収納部13Aにおける幅方向Wの他方側W2の開口端縁132Aから外側へ所定の間隔D1BAをおいて配置される。
また、第1接合部14Aの第1外端縁142Aは、厚み方向Tから見た平面視において、カバーテープ12Aにおける幅方向Wの一方側W1の第1端縁121Aと揃うように配置される。一方、第2接合部15Aの第2外端縁152Aは、厚み方向Tから見た平面視において、カバーテープ12Aにおける幅方向Wの他方側W2の第2端縁122Aと揃うように配置される。
そして、テープフィーダー5の部品露出部451による部品Eの露出時において、カバーテープ12Aは、第1接合部14Aと第2接合部15Aとの間で切断されて2つの切断片123Aに区分される。更に、部品露出部451によって2つの切断片123Aの各々が、第1接合部14A及び第2接合部15Aをそれぞれ支点とし、キャリアテープ11Aとの対向面が外側へ開放するように屈曲されて、キャリアテープ11Aの幅方向Wの外側に向かって開かれる(図10参照)。これにより、部品収納部13A内において部品Eが露出される。部品露出部451によりカバーテープ12Aの各切断片123Aが屈曲されると、第1接合部14A及び第2接合部15Aの各々から部品収納部13Aに近接する方向側(内側)に突出するように、各切断片123Aに屈曲部123AAが形成される(図10参照)。
部品収納テープ10Aでは、前述したように、厚み方向Tから見た平面視において、第1接合部14Aの第1外端縁142Aはカバーテープ12Aの第1端縁121Aに揃えられ、第2接合部15Aの第2外端縁152Aはカバーテープ12Aの第2端縁122Aに揃えられている。つまり、部品収納テープ10Aでは、カバーテープ12Aの幅方向両端部の各々に非接合部分が設けられていない。このため、部品収納テープ10Aでは、幅方向Wに関する第1接合部14A及び第2接合部15Aの各々の位置が、非接合部分によって制約を受けることがない。これにより、第1接合部14Aの第1内端縁141Aから部品収納部13Aまでの間の間隔D1AAと、第2接合部15Aの第2内端縁151Aから部品収納部13Aまでの間の間隔D1BAとを、カバーテープ12Aの各切断片123Aの屈曲により形成される屈曲部123AAが収まる範囲に、設定することができる。
<第2実施形態>
次に、図11のブロック図を参照して第2実施形態に係るテープフィーダー5Aを説明するとともに、図12〜図14を参照してテープフィーダー5Aに適用される部品収納テープ20を説明する。図12は部品収納テープ20の斜視図であり、図13は部品収納テープ20の平面図であり、図14は図12の部品収納テープ20を切断面線XIV−XIVから見た断面図である。
第2実施形態に係るテープフィーダー5Aは、部品実装装置1に適用可能である。第2実施形態に係るテープフィーダー5Aは、前述の第1実施形態に係るテープフィーダー5に対して、テープガイド45Aの構成が異なる。第2実施形態に係るテープフィーダー5Aは、テープガイド45Aの構成以外は、第1実施形態に係るテープフィーダー5と同様に構成される。このように第2実施形態に係るテープフィーダー5Aは、第1実施形態に係るテープフィーダー5と同様の部分を有する。従って、以下の説明及び図において、対応する同様の部分については同一の参照符号を付すとともに、説明を省略する。
まず、テープフィーダー5Aに適用される部品収納テープ20について、図12を参照して簡単に説明する。部品収納テープ20は、複数の部品収納部23が長手方向Lに沿って1列に並んで配置されたキャリアテープ21と、各部品収納部23を覆うようにキャリアテープ21の主面21Sに接合されたカバーテープ22と、を備える。カバーテープ22は、複数の部品収納部23を挟んでキャリアテープ21の幅方向Wに互いに離間し、キャリアテープ21の長手方向Lに沿って延在する第1接合部24及び第2接合部25において主面21Sに接合される。
テープフィーダー5Aのテープガイド45Aには、部品露出部451Aが設けられている。部品露出部451Aは、テープガイド45Aによりガイドされる部品収納テープ20の部品収納部23内において、部品Eを露出させる部品露出処理を行う。部品露出部451Aは、剥離部452とカバーテープ後処理部453とを含む。
剥離部452は、第1テープ送出部42及び第2テープ送出部43による、テープ通路44での部品収納テープ20の走行に応じて、第1接合部24でカバーテープ22を剥離し、剥離片223を形成する(図12参照)。カバーテープ後処理部453は、剥離部452に対してテープ送り方向の下流側に配置される。カバーテープ後処理部453は、剥離部452により剥離されて形成されたカバーテープ22の剥離片223を、第2接合部25を支点とし、キャリアテープ21との対向面が外側へ開放するように屈曲させて、キャリアテープ21の幅方向Wの外側に向かって開く(図12参照)。これにより、部品収納テープ20の部品収納部23内において、部品Eを露出させることができる。このようにして部品収納部23内において露出された部品Eは、部品実装装置1におけるヘッドユニット6の吸着ノズル63により吸着されて取り出される。
(部品収納テープについて)
次に、第2実施形態に係るテープフィーダー5Aに適用される部品収納テープ20について、詳細に説明する。図12〜図14に示される部品収納テープ20は、テープ幅が例えば8mm、12mmの帯状の紙テープであって、キャリアテープ21の幅方向Wの他方側W2の端部にのみ、第1スプロケット51及び第2スプロケット54の歯と嵌合する複数の嵌合孔26が形成されている。各嵌合孔26は、キャリアテープ21の幅方向Wの他方側W2の端縁212よりも内側に形成されている。なお、部品収納テープ20は、前述の第1実施形態に係るテープフィーダー5に適用される部品収納テープ10と同様に、エンボステープであってもよい。エンボステープとしての部品収納テープ20は、テープ幅が例えば8mm、12mm、16mmの帯状のテープであって、紙テープの場合と同様に、キャリアテープ21の幅方向Wの他方側W2の端部にのみ、第1スプロケット51及び第2スプロケット54の歯と嵌合する複数の嵌合孔26が形成されている。
カバーテープ22がキャリアテープ21の主面21Sに接合された状態において、カバーテープ22における幅方向Wの一方側W1の第1端縁221は、厚み方向Tから見た平面視において、キャリアテープ21における幅方向Wの一方側W1の端縁211と揃うように配置される。一方、カバーテープ22における幅方向Wの他方側W2の第2端縁222は、キャリアテープ21の幅方向Wの他方側W2の端部に形成された嵌合孔26から内側(部品収納部23に近づく側)へ所定の間隔をおいて配置される。つまり、嵌合孔26は、キャリアテープ21における幅方向Wの他方側W2の端縁212とカバーテープ22の第2端縁222との間に配置され、カバーテープ22によって塞がれることがないようにされている。
幅方向Wの一方側W1の接合部である第1接合部24の第1内端縁241は、部品収納部23における幅方向Wの一方側W1の開口端縁231から外側へ所定の間隔D2Aをおいて配置される。一方、第1接合部24の第1外端縁242は、カバーテープ22における幅方向Wの一方側W1の第1端縁221から内側へ所定の間隔D3をおいて配置される。
幅方向Wの他方側W2の接合部である第2接合部25の第2内端縁251は、部品収納部23における幅方向Wの他方側W2の開口端縁232から外側へ所定の間隔D2Bをおいて配置される。前記間隔D2Bは、例えば、0.2mm以上に設定される。一方、第2接合部25の第2外端縁252は、厚み方向Tから見た平面視において、カバーテープ22における幅方向Wの他方側W2の第2端縁222と揃うように配置される。
そして、テープフィーダー5Aの部品露出部451Aによる部品Eの露出時において、カバーテープ22は、第1接合部24で剥離されて剥離片223が形成される。更に、部品露出部451Aによって剥離片223が第2接合部25を支点とし、キャリアテープ21との対向面が外側へ開放するように屈曲されて、キャリアテープ21の幅方向Wの外側に向かって開かれる(図12及び図14参照)。これにより、部品収納部23内において部品Eが露出される。
部品露出部451Aによりカバーテープ22の剥離片223が屈曲されると、第2接合部25から部品収納部23に近接する方向側(内側)に突出するように、剥離片223に屈曲部223AAが形成される(図14参照)。
部品収納テープ20では、前述したように、部品露出部451Aにより剥離される第1接合部24において、幅方向Wの外側の第1外端縁242は、カバーテープ22の第1端縁221から内側へ所定の間隔D3をおいて配置されている。つまり、カバーテープ22は、第1接合部24から外側に延在する非接合部分を有する。このように、部品露出部451Aにより剥離される第1接合部24に対応してカバーテープ22の非接合部分が設けられることによって、第1接合部24を起点としてカバーテープ22が引き裂かれることを可及的に抑止することができる。
更に、第2接合部25において、幅方向Wの外側の第2外端縁252は、カバーテープ22の第2端縁222と揃うように配置される。つまり、部品収納テープ20を厚み方向Tから見た平面視において、第2接合部25の第2外端縁252はカバーテープ22の第2端縁222に揃えられており、非接合部分が設けられていない。このため、部品収納テープ20では、幅方向Wに関する第2接合部25の位置が非接合部分によって制約を受けることがない。これにより、第2接合部25において、幅方向Wの内側の第2内端縁251から部品収納部23までの間の間隔D2Bを、カバーテープ22の剥離片223の屈曲により形成される屈曲部223AAが収まる範囲に、設定することができる。従って、部品露出部451Aによる部品露出処理に伴ってカバーテープ22の剥離片223に形成される屈曲部223AAが、部品収納部23に至るまで突出することを可及的に抑止することができ、テープフィーダー5Aによる部品Eの適切な供給特性を確保することが可能となる。
また、テープフィーダー5Aは、部品露出部451Aによる部品露出処理に伴ってカバーテープ22の剥離片223に形成される屈曲部223AAが、部品収納部23に至るまで突出することが可及的に抑止される部品収納テープ20を用いて、部品Eを供給する。これにより、部品Eの適切な供給特性が確保されたテープフィーダーを実現することができる。更に、部品実装装置1は、部品Eの適切な供給特性が確保されたテープフィーダー5Aを備えることにより、ヘッドユニット6による部品Eの良好な取出し性を確保することができる。
次に、部品収納テープ20の変形例について、図15及び図16を参照して説明する。図15は、部品収納テープ20の変形例に係る部品収納テープ20Aの平面図である。図16は、部品収納テープ20Aにおいて部品露出処理が施された様子を示す断面図である。
部品収納テープ20Aは、前述の部品収納テープ20と同様に、複数の部品収納部23Aが長手方向Lに沿って1列に並んで配置されたキャリアテープ21Aと、各部品収納部23Aを覆うようにキャリアテープ21Aの主面21ASに接合されたカバーテープ22Aと、を備える。カバーテープ22Aは、複数の部品収納部23Aを挟んでキャリアテープ21Aの幅方向Wに互いに離間し、キャリアテープ21Aの長手方向Lに沿って延在する第1接合部24A及び第2接合部25Aにおいて主面21ASに接合される。
図15及び図16に示される部品収納テープ20Aは、テープ幅が例えば32mm以上の幅広のテープである。幅広の部品収納テープ20Aでは、キャリアテープ21Aにおける幅方向Wの他方側W2の端部に複数の第1嵌合孔26Aが形成されるとともに、キャリアテープ21Aにおける幅方向Wの一方側W1の端部にも複数の第2嵌合孔27Aが形成されている。
カバーテープ22Aがキャリアテープ21Aの主面21ASに接合された状態において、カバーテープ22Aにおける幅方向Wの一方側W1の第1端縁221Aは、第2嵌合孔27Aから内側(部品収納部23Aに近づく側)へ所定の間隔をおいて配置される。つまり、第2嵌合孔27Aは、キャリアテープ21Aにおける幅方向Wの一方側W1の端縁211Aとカバーテープ22Aの第1端縁221Aとの間に配置され、カバーテープ22Aによって塞がれることがないようにされている。一方、カバーテープ22Aにおける幅方向Wの他方側W2の第2端縁222Aは、第1嵌合孔26Aから内側(部品収納部23Aに近づく側)へ所定の間隔をおいて配置される。つまり、第1嵌合孔26Aは、キャリアテープ21Aにおける幅方向Wの他方側W2の端縁212Aとカバーテープ22Aの第2端縁222Aとの間に配置され、カバーテープ22Aによって塞がれることがないようにされている。
幅方向Wの一方側W1の接合部である第1接合部24Aの第1内端縁241Aは、部品収納部23Aにおける幅方向Wの一方側W1の開口端縁231Aから外側へ所定の間隔D2AAをおいて配置される。一方、第1接合部24Aの第1外端縁242Aは、カバーテープ22Aにおける幅方向Wの一方側W1の第1端縁221Aから内側へ所定の間隔D3Aをおいて配置される。
幅方向Wの他方側W2の接合部である第2接合部25Aの第2内端縁251Aは、部品収納部23Aにおける幅方向Wの他方側W2の開口端縁232Aから外側へ所定の間隔D2BAをおいて配置される。一方、第2接合部25Aの第2外端縁252Aは、厚み方向Tから見た平面視において、カバーテープ22Aにおける幅方向Wの他方側W2の第2端縁222Aと揃うように配置される。
そして、テープフィーダー5Aの部品露出部451Aによる部品Eの露出時において、カバーテープ22Aは、第1接合部24Aで剥離されて剥離片223Aが形成される。更に、部品露出部451Aによって剥離片223Aが第2接合部25Aを支点とし、キャリアテープ21Aとの対向面が外側へ開放するように屈曲されて、キャリアテープ21Aの幅方向Wの外側に向かって開かれる(図16参照)。これにより、部品収納部23A内において部品Eが露出される。部品露出部451Aによりカバーテープ22Aの剥離片223Aが屈曲されると、第2接合部25Aから部品収納部23Aに近接する方向側(内側)に突出するように、剥離片223Aに屈曲部223AAが形成される(図16参照)。
部品収納テープ20Aでは、前述したように、部品露出部451Aにより剥離される第1接合部24Aにおいて、幅方向Wの外側の第1外端縁242Aは、カバーテープ22Aの第1端縁221Aから内側へ所定の間隔D3Aをおいて配置され、カバーテープ22Aは、第1接合部24Aから外側に延在する非接合部分を有する。これにより、部品露出部451Aにより剥離される第1接合部24Aを起点としてカバーテープ22Aが引き裂かれることを可及的に抑止することができる。
更に、第2接合部25Aにおいて、幅方向Wの外側の第2外端縁252Aは、カバーテープ22Aの第2端縁222Aと揃うように配置され、非接合部分が設けられていない。このため、部品収納テープ20Aでは、幅方向Wに関する第2接合部25Aの位置が非接合部分によって制約を受けることがない。これにより、第2接合部25Aにおいて、幅方向Wの内側の第2内端縁251Aから部品収納部23Aまでの間の間隔D2BAを、カバーテープ22Aの剥離片223Aの屈曲により形成される屈曲部223AAが収まる範囲に、設定することができる。
1 部品実装装置
5,5A テープフィーダー
6 ヘッドユニット
451,451A 部品露出部
10,10A,20,20A 部品収納テープ
11,11A,21,21A キャリアテープ
11S,11AS,21S,21AS 主面
12,12A,22,22A カバーテープ
121,121A,221,221A 第1端縁
122,122A,222,222A 第2端縁
123,123A 切断片
13,13A,23,23A 部品収納部
14,14A,24,24A 第1接合部
141,141A,241,241A 第1内端縁
142,142A,242,242A 第1外端縁
15,15A,25,25A 第2接合部
151,151A,251,251A 第2内端縁
152,152A,252,252A 第2外端縁
16,16A,17A,26,26A,27A 嵌合孔
223,223A 剥離片
E 電子部品
L 長手方向
T 厚み方向
W 幅方向

Claims (5)

  1. 電子部品を露出させる部品露出部を備えたテープフィーダーに適用される部品収納テープであって、
    複数の部品収納部が、厚み方向の一方の主面に長手方向に沿って1列に並んで配置されたキャリアテープと、
    前記複数の部品収納部を覆い、当該複数の部品収納部を挟んで前記キャリアテープの幅方向に互いに離間した、前記長手方向に沿って延在する第1接合部及び第2接合部において前記主面に接合されるカバーテープと、を備え、
    前記カバーテープは、前記部品露出部による前記電子部品の露出時において、前記第1接合部と前記第2接合部との間で切断されて切断片に区分され、前記切断片が前記第1接合部及び前記第2接合部を支点として屈曲されて前記幅方向の外側に向かって開かれ、
    前記第1接合部及び前記第2接合部の各々において、前記幅方向の内側の内端縁は前記部品収納部から外側へ所定の間隔をおいて配置され、前記幅方向の外側の外端縁は前記カバーテープの幅方向端縁と揃うように配置される、部品収納テープ。
  2. 電子部品を露出させる部品露出部を備えたテープフィーダーに適用される部品収納テープであって、
    複数の部品収納部が、厚み方向の一方の主面に長手方向に沿って1列に並んで配置されたキャリアテープと、
    前記複数の部品収納部を覆い、当該複数の部品収納部を挟んで前記キャリアテープの幅方向に互いに離間した、前記長手方向に沿って延在する第1接合部及び第2接合部において前記主面に接合されるカバーテープと、を備え、
    前記カバーテープは、前記部品露出部による前記電子部品の露出時において、前記第1接合部及び前記第2接合部のうちの一方の接合部で剥離されて剥離片が形成され、前記剥離片が他方の接合部を支点として屈曲されて前記幅方向の外側に向かって開かれ、
    前記一方の接合部において、前記幅方向の外側の外端縁は、前記カバーテープの幅方向端縁から内側へ所定の間隔をおいて配置され、
    前記他方の接合部において、前記幅方向の内側の内端縁は前記部品収納部から外側へ所定の間隔をおいて配置され、前記幅方向の外側の外端縁は前記カバーテープの幅方向端縁と揃うように配置される、部品収納テープ。
  3. 請求項1に記載の部品収納テープを用いて電子部品を供給するテープフィーダーであって、
    前記部品収納テープの前記第1接合部と前記第2接合部との間で前記カバーテープを切断して切断片を形成し、前記切断片を、前記第1接合部及び前記第2接合部を支点として屈曲させて前記キャリアテープの幅方向の外側に向かって開くことにより、前記部品収納部内で前記電子部品を露出させる部品露出部を備える、テープフィーダー。
  4. 請求項2に記載の部品収納テープを用いて電子部品を供給するテープフィーダーであって、
    前記部品収納テープの前記第1接合部及び前記第2接合部のうちの一方の接合部で前記カバーテープを剥離して剥離片を形成し、前記剥離片を、他方の接合部を支点として屈曲させて前記キャリアテープの幅方向の外側に向かって開くことにより、前記部品収納部内で前記電子部品を露出させる部品露出部を備える、テープフィーダー。
  5. 請求項3又は4に記載のテープフィーダーと、
    前記テープフィーダーにより供給された電子部品を、基板に搭載するヘッドユニットと、を備える、部品実装装置。
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