JP2006001666A - リール保護具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 リールの側板の撓み、変形などを防止することができるとともに、リールの搬送の際の外圧、衝撃などによっても、リールの側板の撓み、変形などを防止でき、電子部品実装用フィルムキャリアテープの側端部の破損損傷、配線パターンの損傷を防止することができるリール保護具を提供する。
【解決手段】 長尺状のテープを巻装するための軸部と、巻装されたテープを保持するように軸部の両端に固着された一対の離間する側板部とを備えたリールを保護するために、側板部外方からリールに着脱自在に嵌着できるリール保護具によって、リールに嵌着した際に、リールの一対の離間する側板部外周を部分的に覆うように嵌合され、側板部の間を一定に保持することのできるリール間隔規制部によって、リールの側板部の撓みを防止する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子部品実装用フィルムキャリアテープ(TAB(Tape Automated Bonding)テープ、T-BGA(Tape Ball Grid Array)テープ、CSP(Chip Size Package)テープ、 ASIC(Application Specific Integrated Circuit)テープなど)、COF(Chip
On Film)、2メタル(両面配線)テープ、多層配線テープなど(以下、単に「電子部品実装用フィルムキャリアテープ」と言う)の製造、検査、IC実装の際などの各種工程において、電子部品実装用フィルムキャリアテープの巻取りに使用するリールを保護するためのリール保護具に関する。
エレクトロニクス産業の発達に伴い、IC(集積回路)、LSI(大規模集積回路)などの電子部品を実装するプリント配線板の需要が急激に増加しているが、電子機器の小型化、軽量化、高機能化が要望され、これら電子部品の実装方法として、最近ではTABテープ、T-BGAテープおよびASICテープ、COF(Chip On Film)、2メタル(両
面配線)テープ、多層配線テープなどの電子部品実装用フィルムキャリアテープを用いた実装方式が採用されている。特に、パーソナルコンピュータなどのように高精細化、薄型化、液晶画面の額縁面積の狭小化が要望されている液晶表示素子(LCD)を使用する電子産業においてその重要性が高まっている。
さらに、最近では携帯電話のディスプレーのカラー液晶化に伴って、電子部品実装用フィルムキャリアテープの需要が大幅に増大しているとともに、パーソナルコンピュータに接続されるプリンターにおける印字制御の分野におけるフィルムキャリアテープの需要の増加も著しく増大している。
このような電子部品実装用フィルムキャリアテープは、例えば、エッチング・レジスト剥離工程、ソルダーレジスト処理工程、電気検査工程、外観検査工程などの各種の処理工程を経て製造されるのが一般的である。
ところで、このような各種処理工程においては、リールに巻かれた電子部品実装用フィルムキャリアテープを巻き出した後、所定の処理工程を行い、処理工程が終了した電子部品実装用フィルムキャリアテープを巻取り用のリールで巻き取って、次の工程などにリールごと搬送するのが通常である。
このような電子部品実装用フィルムキャリアテープの巻装用リールでは、最近では、処理効率などを考慮して、巻き取り径が大型化するにともなって、搬送時の取り扱い、搬送時の運搬効率を考慮して、軽量化が図られ、アルミニウム、合成樹脂などの軽量な素材で作製されるようになっている。
しかしながら、このような大径化、軽量化したリールでは、リールの強度が不足して、例えば、搬送時に、リールの側板部が撓んだりして変形して、リールの側板部の間の距離が変化してしまい、電子部品実装用フィルムキャリアテープの側端部が破損損傷したり、電子部品実装部の配線パターンが損傷するおそれがある。
このため、従来より、このようなリールの撓み変形による電子部品実装部テープの損傷を防止するために、リールの側板同士を一定間隔に離間するピンを嵌合することが行われている。
すなわち、従来のリール保護機能を備えた電子部品実装用フィルムキャリアテープの巻装用リール200は、図6に示したように、長尺状の電子部品実装用フィルムキャリアテープを巻装するための軸部202と、軸部202の両端に固着された一対の離間する側板部204とを備えている。
そして、このリール200の、一対の離間する側板部204の外周縁部には、図6および図7に示したように、適宜間隔を置いてピン嵌合切欠部208が形成されている。
このピン嵌合切欠部208にそれぞれ、嵌合ピン300を、着脱自在に嵌合することによって、これらの嵌合ピン300によって、側板部204の外周縁部が一定間隔に保持されるようになっている。その結果、リール200の強度を保持することによって、リールの側板部の撓み変形による電子部品実装用フィルムキャリアテープの破損損傷を防止するようになっている。
すなわち、図7および図8に示したように、嵌合ピン300は、大径の間隔保持部304と、間隔保持部304の長手方向の両端に設けられた小径の嵌合部302が設けられている。この小径の嵌合部302が、リール200の側板部204のピン嵌合切欠部208に嵌合することによって、ピン嵌合切欠部208に、嵌合ピン300が着脱自在に嵌合するように構成されている。
この際、リール200の側板部内壁面206に、嵌合ピン300の長手方向の両端に設けられたピン段差面306が当接し、一対の離間した側板部204の間隔が、嵌合ピン300の間隔保持部304より狭まることがないようになっている。これにより、リールの側板部の撓み変形による電子部品実装用フィルムキャリアテープの破損損傷を防止するようになっている。
一方、特許文献1(特開平9−12228号公報)においては、キャリアテープ保護を安定して信頼性のあるものとし、特に、巻取りリールの幅方向に対する衝撃力による変形防止を確実にし、電子部品の高い品質の確保を実現するとともに、キャリアテープの巻きゆるみの発生もなく保持する、キャリアテープ巻取りリール用保護材が提案されている。
すなわち、特許文献1のキャリアテープ巻取りリール用保護材は、図9に示したように、キャリアテープ巻取リールに巻き付けたキャリアテープを被包するテープ状保護材401から構成されている。
このテープ状保護材401は、キャリアテープ巻取りリールのフランジ(側板)の間のリールの幅より大きなテープ幅を有しており、導電性硬質合成樹脂製のテープをスパイラル状に巻きぐせをつけて構成したものである。そして、テープ状保護材401は、テープ状保護材401の外表面に係止凸部403が一定間隔離間して形成されるとともに、テープ状保護材401の内表面に、この係止凸部403と係合する係止凹部404が形成されている。
これによって、キャリアテープを巻装したキャリアテープ巻取りリールのフランジ(側板)の間に、テープ状保護材401を巻きつけて、係止凸部403と係止凹部404を係合することによって、キャリアテープ巻取りリールのフランジ(側板)の間を一定に保持するとともに、キャリアテープを保護するように構成されている。
特開平9−12228号公報
しかしながら、図6〜図8に示したような従来のリール保護機能を備えた電子部品実装
用フィルムキャリアテープの巻装用リール200では、リール200のピン嵌合切欠部208に嵌合ピン300を嵌合したり、ピン嵌合切欠部208から嵌合ピン300を取り外す際に、これらの部材の摩擦によりピン嵌合切欠部208と嵌合ピン300から金属粉、樹脂屑などが生じるおそれがあり、電子部品実装用フィルムキャリアテープの配線パターンに異物が付着して、短絡、インナーリード曲がりなどの製品不良が発生することになる。
また、リール200のピン嵌合切欠部208に対して、嵌合ピン300の繰り返し着脱操作を行った場合には、リール200のピン嵌合切欠部208が破損損傷したり、嵌合ピン300が磨耗損傷して、嵌合ピン300がピン嵌合切欠部208から脱落してしまい、リール200の変形が発生し、電子部品実装用フィルムキャリアテープが破損損傷するおそれがある。
また、リール200のピン嵌合切欠部208への嵌合ピン300の嵌合によって、側板部204の間を一定間隔に離間しており、いわゆる1点支持に近い状態であるので、リール200を搬送する際の外圧、衝撃などによって、ピン嵌合切欠部208が破損損傷するおそれもある。
さらに、このようなリール200のピン嵌合切欠部208の破損損傷によって、巻き取り、巻きだしの際に電子部品実装用フィルムキャリアテープが破損損傷するおそれがある。
さらに、この場合、リール200のピン嵌合切欠部208に嵌合ピン300を嵌合したり、ピン嵌合切欠部208から嵌合ピン300を取り外す作業は、比較的小さい部品である嵌合ピン300を手(指)で持って作業を行わなければならず、煩雑な作業が必要であり、熟練を有する作業でもあり、時間がかかりコストが高くつくことにもなっている。
一方、特許文献1に示したようなテープ状保護材401においては、テープ状保護材401の巻きぐせをのばしながら、リールの側板間に挿入して、リールに巻装したキャリアテープに巻き付けなければならず、キャリアテープへのテープ状保護材の装着作業は、煩雑で熟練を有する作業であり、時間がかかりコストが高くつくことにもなっている。
また、この場合、テープ状保護材401の巻きぐせをのばしながら、リールの側板間に挿入して、リールに巻装したキャリアテープに巻き付けなければならないために、リールの側板とテープ状保護材401が接触し摩擦によって、これらの部材の金属粉、樹脂屑などが生じるおそれがあり、電子部品実装用フィルムキャリアテープの配線パターンに異物が付着して、短絡、インナーリード曲がりなどの製品不良が発生することになる。
さらに、テープ状保護材401の巻きぐせをのばしながら、リールの側板間に挿入して、リールに巻装したキャリアテープに巻き付けるだけであるので、リールの側板の間、特に外周縁部の間は、何ら距離を一定にするように保護されていない状態であるので、リールの側板が撓んで変形して、電子部品実装用フィルムキャリアテープの側端部が破損損傷したり、電子部品実装部の配線パターンが損傷するおそれがある。
また、上記のいずれの場合でも、リール自体を保護するものではないので、リールの搬送の際の振動などによってリール同士が接触して、リールの側板がゆがんだり、変形して、側板の間の距離が変化して、巻装されている電子部品実装用フィルムキャリアテープがゆがんだり部分的な変形が生じて、電子部品実装用フィルムキャリアテープの側端部が破損損傷したり、電子部品実装部の配線パターンが損傷するおそれがある。
本発明は、このような現状に鑑み、簡単な操作で、リールの側板同士の離間距離を一定に保持することができ、リールの側板を保護することにより、リールの側板の撓み、変形などを防止することができるとともに、リールの搬送の際の外圧、衝撃などによっても、リールの側板の撓み、変形などを防止でき、電子部品実装用フィルムキャリアテープの側端部の破損損傷、配線パターンの損傷を防止することができるリール保護具を提供することを目的とする。
また、本発明は、金属粉、樹脂屑などの異物が生じるおそれがなく、電子部品実装用フィルムキャリアテープの配線パターンの短絡、インナーリード曲がりなどの製品不良が発生することがないリール保護具を提供することを目的とする。
本発明は、前述したような従来技術における課題及び目的を達成するために発明されたものであって、本発明のリール保護具は、
長尺状のテープを巻装するための軸部と、巻装されたテープを保持するように軸部の両端に固着された一対の離間する側板部とを備えたリールを保護するために、側板部外方からリールに着脱自在に嵌着されるリール保護具であって、
前記リール保護具が、
前記リール保護具をリールに嵌着した際に、前記リールの一対の離間する側板部外周を部分的に覆うように嵌合される、前記リールの一対の離間する側板部外周に沿った形状のリール保護外周部と、
前記リール保護外周部の両側部に形成され、前記リール保護具をリールに嵌着した際に、前記リールの側板部の外表面に沿って嵌合される、一対の側板保護部と、
前記リール保護外周部の内方側に突設するように設けられ、前記リール保護具をリールに嵌着した際に、前記リールの一対の側板部の間に嵌合して、前記リールの側板部の間を一定に保持して、リールの側板部の撓みを防止するリール間隔規制部と、
を備えていることを特徴とする。
このように構成することによって、リール保護具を側板部外方からリールに装着した際に、一対の側板保護部が、リールの側板部の外表面に沿って嵌合されるとともに、リール保護外周部が、リールの一対の離間する側板部外周を部分的に覆うように嵌合される。また、この状態で、リール保護外周部の内方側に突設するように設けられたリール間隔規制部が、リールの一対の側板部の間に嵌合して、リールの側板部の間を一定に保持することになる。
従って、リール保護具をリールに装着した際に、リール保護具の一対の側板保護部とリール保護外周部とリール間隔規制部によって、リールの側板部外縁部分に嵌着した状態となるので、リール保護具がリールから脱落するおそれがない。
しかも、リール間隔規制部によって、リールの側板部の間の距離を一定に保持することができるので、このリール間隔規制部が、側板部の間の補強材として機能して、リールの搬送の際の外圧、衝撃などによっても、リールの側板の撓み、変形などが発生せず、電子部品実装用フィルムキャリアテープの側端部の破損損傷、配線パターンの損傷を防止することができる。
さらに、リール保護具をリールに装着した際に、リール保護具の一対の側板保護部とリール保護外周部とリール間隔規制部によって、リールの側板部外縁部分に嵌着した状態となるので、リールの側板部外縁部分が保護された状態となって、リールの搬送の際の外圧、衝撃力などを緩和することができ、その結果、リールの側板の撓み、変形などを防止でき、電子部品実装用フィルムキャリアテープの側端部の破損損傷、配線パターンの損傷を
防止することができる。
また、リール保護具を側板部外方からリールに装着するだけでよいので、装着作業が容易であり、しかも、従来の嵌合ピン、テープ状保護材を用いた場合のように、着脱作業にともなう、金属粉、樹脂屑などの異物が生じるおそれがなく、電子部品実装用フィルムキャリアテープの配線パターンの短絡、インナーリード曲がりなどの製品不良が発生することがない。
また、本発明のリール保護具は、前記リール間隔規制部が、前記リール保護外周部の内方側に、複数個一定間隔離間して突設するように設けられていることを特徴とする。
このように構成することによって、複数個のリール間隔規制部が、リールの一対の側板部の間に嵌合して、リールの側板部の間を一定に保持することになるとともに、この複数個のリール間隔規制部が、側板部の間の補強材としてより機能して、リールの搬送の際の外圧、衝撃などによっても、リールの側板の撓み、変形などが発生せず、電子部品実装用フィルムキャリアテープの側端部の破損損傷、配線パターンの損傷を防止することができる。
また、リール保護具をリールに装着した際に、複数個のリール間隔規制部が、リールの一対の側板部の間に嵌合するので、リール保護具がリールから脱落するのをさらに防止することができる。
また、本発明のリール保護具は、前記リール保護外周部が、前記リール保護具をリールに嵌着した際に、前記リールの一対の側板部に一定間隔で設けられた側板切欠部に嵌合して、前記リール保護具をリールに着脱自在に嵌合するための側板切欠嵌合部を備えることを特徴とする。
このように構成することによって、リール保護具をリールに装着した際に、リール保護外周部に備えられた側板切欠嵌合部が、リールの側板切欠部に嵌合した状態となるので、リール保護具がリールから脱落するのをさらに防止することができる。
また、従来のように、嵌合ピンをリールの側板切欠部に嵌合するのではないので、着脱作業にともなう、金属粉、樹脂屑などの異物が生じるおそれがなく、電子部品実装用フィルムキャリアテープの配線パターンの短絡、インナーリード曲がりなどの製品不良が発生することがない。
しかも、この側板切欠嵌合部が、リールの側板部の間を一定に保持することになるとともに、この側板切欠嵌合部が、側板部の間の補強材としてより機能して、リールの搬送の際の外圧、衝撃などによっても、リールの側板の撓み、変形などが発生せず、電子部品実装用フィルムキャリアテープの側端部の破損損傷、配線パターンの損傷を防止することができる。
また、本発明のリール保護具は、前記側板保護部には、側部補強用リブ部が形成されていることを特徴とする。
このように側板保護部に、側部補強用リブ部が形成されているので、リール保護具をリールに装着した際に、側部補強用リブ部によって、側板保護部が補強されることになり、リールの側板部が撓んだり、変形するのをさらに防止でき、リールの搬送の際の外圧、衝撃などによっても、リールの側板の撓み、変形などが発生せず、電子部品実装用フィルムキャリアテープの側端部の破損損傷、配線パターンの損傷を防止することができる。
また、本発明のリール保護具は、前記側部補強用リブ部が、前記側板保護部の外面側に
突設するように形成されていることを特徴とする。
このように側部補強用リブ部が、側板保護部の外面側に突設するので、この外側に突設した側部補強用リブ部によって、リール搬送の際にリール同士が接触するのを防止することができ、リールの搬送の際の外圧、衝撃などによっても、リールの側板の撓み、変形などが発生せず、電子部品実装用フィルムキャリアテープの側端部の破損損傷、配線パターンの損傷を防止することができる。
しかも、この外側に突設する側部補強用リブ部が、リール保護具を取り扱う際の滑り止めとしても機能し、リールへの装着作業が容易となる。
また、本発明のリール保護具は、前記側部補強用リブ部が、前記側板保護部の内面側に突設するように形成され、これにより、前記リール保護具をリールに嵌着した際に、前記リールの一対の側板部の外表面に沿って、前記側部補強用リブ部が嵌合されるように構成されていることを特徴とする。
このように構成することにより、リール保護具をリールに嵌着した際に、側板保護部の内面側に突設するように形成された側部補強用リブ部が、リールの一対の側板部の外表面に沿って嵌合されることになり、リール保護具がリールから脱落するのをさらに防止することができる。
また、本発明のリール保護具は、前記側板保護部には、前記側板保護部の内面側に突設するように設けられ、前記リール保護具をリールに嵌着した際に、前記リールの一対の側板部に形成された外周環状溝部に沿って嵌合される外周環状嵌合突起を備えることを特徴とする。
このように構成することによって、リール保護具をリールに嵌着した際に、側板保護部の内面側に突設するように設けられた外周環状嵌合突起が、リールの側板部に形成された外周環状溝部に嵌合することになり、リール保護具がリールから脱落するのをさらに防止することができるとともに、リール保護具が、リールの軸部を基準にして側板部外周上を摺動して位置ずれが生じるのを防止することができる。
また、本発明のリール保護具は、前記リールの一対の側板部には、複数の外周環状溝部が一定間隔離間して形成され、この外周環状溝部に対応して、前記外周環状嵌合突起が複数個一定間隔離間して形成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、リールの側板部の複数個の外周環状溝部にそれぞれ、側板保護部の外周環状嵌合突起が嵌合することになるので、リール保護具がリールから脱落するのをさらに防止することができるとともに、リール保護具が、リールの軸部を基準にして側板部外周上を摺動して位置ずれが生じるのを防止することができる。
また、本発明のリール保護具は、前記リールが、電子部品実装用フィルムキャリアテープの巻き取りに使用するものであることを特徴とする。
このように構成することによって、リールの搬送の際の外圧、衝撃などによっても、リールの側板の撓み、変形などが発生せず、電子部品実装用フィルムキャリアテープの側端部の破損損傷、配線パターンの損傷を防止することができる。
また、本発明のリール保護具は、前記リール保護具が、合成樹脂から形成されていることを特徴とする。
このように合成樹脂、例えば、ポリスチレン(PS)、ポリプロピレン(PP)、ポリフェニレンエーテル(PPE)、ポリカーボネイト(PC)、ポリエチレンテレフタレート(PET)を使用し、射出成形の押出成形、真空成形などにより、リール保護具を簡単
に作製することができる。しかも、リール保護具が合成樹脂で作製されているので、搬送の際の振動、衝撃力を緩和することができ、リールの撓み、変形などを防止することができ、電子部品実装用フィルムキャリアテープの側端部の破損損傷、配線パターンの損傷を防止することができる。
また、リール保護具が合成樹脂で作製されているので、軽量で作業性も良好であって、着脱作業の際にも、金属粉などが発生せず、電子部品実装用フィルムキャリアテープの配線パターンの短絡などが生じることもない。
また、本発明のリール保護具は、透明または半透明の合成樹脂から形成されていることを特徴としている。
このように構成することによって、リール保護具をリールに嵌着する際に、リールの側板切欠部と、リール保護具の側板切欠嵌合部とが目視可能となり、正確に位置合わせして嵌着することができ、装着作業が容易となる。
また、本発明のリール保護具は、前記リール保護具が、前記リールの側板部外周に沿って、一定の間隔となるように複数個使用して、前記リールと嵌着するように用いられるものであることを特徴とする。
このようにリールの側板部外周に沿って、一定の間隔となるようにリール保護具を複数個使用して、リールと嵌着することによって、リールが側板部外周に沿って、複数箇所で補強されることになって、リールの搬送の際の外圧、衝撃などによっても、リールの撓み、変形などが発生することなく、電子部品実装用フィルムキャリアテープの側端部の破損損傷、配線パターンの損傷を防止することができる。
また、本発明は、上記のリール保護具を、リールに嵌着して構成したリール搬送体である。
また、本発明のリールの搬送体は、前記リールが、長尺状のテープが巻装されたものであることを特徴とする。
また、本発明は、上記のリール保護具を、リールに嵌着してリールを搬送することを特徴とするリールの搬送方法である。
このように上記のリール保護具を、リールに嵌着して構成したリール搬送体およびリールの搬送方法によれば、リールの搬送の際の外圧、衝撃などによっても、リールの撓み、変形などが発生することなく、リールに巻装したテープの側端部の破損損傷、配線パターンの損傷を防止することができる。
本発明によれば、簡単な操作で、リールの側板同士の離間距離を一定に保持することができ、リールの側板を保護することにより、リールの側板の撓み、変形などを防止することができるとともに、リールの搬送の際の外圧、衝撃などによっても、リールの側板の撓み、変形などを防止でき、電子部品実装用フィルムキャリアテープの側端部の破損損傷、配線パターンの損傷を防止することができるリール保護具を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態(実施例)を図面に基づいてより詳細に説明する。
図1は、本発明のリール保護具の使用状態を説明する斜視図、図2は、図1の部分拡大斜視図、図3は、図2のリール保護具幅方向の側面図、図4は、図3のリール保護具の長手方向の横断面図である。
図1〜図4において、10は、本発明のリール保護具を示している。
図1に示したように、リール保護具10は、図示しないが、長尺状のテープ、例えば、電子部品実装用フィルムキャリアテープを巻装するリール100に用いられるものである。
すなわち、図1に示したように、リール100は、長尺状のテープを巻装するための軸部102と、巻装されたテープを保持するようにこの軸部102の両端に固着された一対の離間する略円板形状の側板部104、104とを備えている。
この側板部104の外周縁部には、一定間隔(角度)離間して複数個の側板切欠部110が形成されている。また、側板部104の側板部外壁面108の外周縁部近傍には、これらの側板切欠部110の内周側に、これらの側板切欠部110の形成位置に対応するように、一定間隔(角度)離間して略円弧状に複数個の外周環状溝部112が形成されている。
なお、このリール100の側板部104には、軽量化のために、一定間隔(角度)離間して複数個の開口部101が形成されている。
一方、リール保護具10は、図1および図2に示したように、側板部104の外周に沿った形状の弓状に湾曲したリール保護外周部12を備えている。このリール保護外周部12は、リール保護具10をリール100に嵌着した際に、リール100の一対の離間する側板部104の外周を部分的に覆うように嵌合されるものである。
また、リール保護具10は、このリール保護外周部12の両側部12a、12bから垂直に延設された、相互に平行で、一定間隔離間した一対の側板保護部14、14を備えている。
これらの側板保護部14、14は、リール保護具10をリールに100に嵌着した際に、リール100の側板部104、104の外表面に沿って嵌合されるものである。
さらに、リール保護外周部12には、一定間隔離間した複数個の略矩形状のリール間隔規制部16が、リール保護外周部12の内方側に突設するように形成されている。これらのリール間隔規制部16は、リール保護具10をリールに100に嵌着した際に、図5に示したように、リール100の一対の側板部104、104の間に嵌合して、リール100の側板部104、104の間を一定に保持して、リール100の側板部104の撓みなどを防止するためのものである。
なお、この実施例の場合には、リール間隔規制部16は、複数個一定間隔離間して設けたが、この数は特に限定されるものではなく、1個であってもよく、また、リール保護外周部12の長手方向に延設した1個のリール間隔規制部16であってもよい。
また、リール間隔規制部16の内方側への突設距離Lとしては、リール100の一対の側板部104、104の間を一定間隔に保持する機械的強度などを考慮すれば、2〜30mm、好ましくは5〜20mm、更に好ましくは5〜10mmとするのが望ましい。
また、図1に示したように、リール保護外周部12の長手方向の両端部近傍にはそれぞれ、リール保護外周部12の内方側に突設するように形成され、リール保護外周部12の幅方向に延設された略半円柱形状の側板切欠嵌合部18、18が備えられている。
この側板切欠嵌合部18は、リール保護具10をリール100に嵌着した際に、リール100の一対の側板部104に一定間隔で設けられた側板切欠部110に嵌合して、リール保護具10をリールに着脱自在に嵌合するためのものである。
また、この側板切欠嵌合部18の断面形状と、嵌合部であるリール100の側板切欠部110の形状とは、その横断面形状が略同一形状であり、いずれも略半円形状であり、これにより相互に着脱が滑らかに行うことができるようになっている。
なお、この際、リール100の側板部104の側板切欠部110に、リール保護外周部12の側板切欠嵌合部18が嵌合するので、リール保護具10が、リール100の軸部102を中心として、リール100外周円弧方向への摺動して、位置ずれが発生するのを防止することができる。
なお、この実施例の場合には、2個の側板切欠嵌合部18を、リール保護外周部12の長手方向の両端部近傍に形成したが、この側板切欠嵌合部18の数、形成位置は、特に限定されるものではなく、1個でもよく、3個以上であってもよい。
さらに、一対の側板保護部14、14にはそれぞれ、図1、図2、図4に示したように、リール保護外周部12の両側部12a、12bとの接合部の近傍位置に、リール保護外周部12と同等に湾曲した形状で、側板保護部14の内側に突設するように設けられた、複数の外周環状嵌合突起20、20が一定間隔離間して形成されている。
これらの外周環状嵌合突起20、20は、リール保護具10をリール100に嵌着した際に、図5に示したように、リール100の側板部104の複数個の外周環状溝部112にそれぞれ、側板保護部14の外周環状嵌合突起20が嵌合して、リール保護具10をリールに着脱自在に嵌合するためのものである。
この外周環状嵌合突起20の形成位置は、外周環状溝部112の外周方向の周壁113の位置と略同一となるように配置されており、これによりリール保護具10を装着した際に外周環状嵌合突起20が、外周環状溝部112の外周端に係合してリール保護具10を係止できるようになっている。
又、外周環状溝部112の位置と、外周環状溝部112と周壁113との距離を変化することによって、係止状態を自在に変化させることができる。
なお、この際、リール100の側板部104の複数個の外周環状溝部112にそれぞれ、側板保護部14の外周環状嵌合突起20が嵌合するので、リール保護具10が、リール100の軸部102を中心として、リール100外周円弧方向への摺動して、位置ずれが発生するのを防止することができる。
また、図5に示したように、外周環状嵌合突起20の断面形状は隅角部15が丸く形成されてあり、これによりリール保護部10をリール100に係合する際に、外周環状溝部112に外周環状嵌合突起20が係合することができるようになっている。
なお、この実施例の場合には、図4に示したように、6個の外周環状嵌合突起20を設けたが、この外周環状嵌合突起20の数、形成位置は、リール100の側板部104の複数個の外周環状溝部112に対応するように設ければよく、特に限定されるものではなく、1個でもよい。
また、一対の側板保護部14、14にはそれぞれ、図1、図2に示したように、側板保護部14の内側に突設するように、リール保護外周部12の長手方向に垂直に、一定間隔離間して複数の側部補強用リブ部22、22が形成されている。
これらの側部補強用リブ部22、22は、リール保護具10をリール100に嵌着した際に、側部補強用リブ部22,22によって、側板保護部14を補強して、リール100
の側板部104が撓んだり、変形するのを防止するためのものである。
この場合、側部補強用リブ部22の数、形成位置は、リール100の側板部104の複数個の外周環状溝部112に対応するように設ければよく、特に限定されるものではなく、1個であってもよいが、側板保護部14の強度を考慮すれば、複数個形成するのが好ましい。
また、この実施例の場合には、側部補強用リブ部22を、リール保護外周部12の長手方向に垂直に形成したが、この形成方向は特に限定されるものではなく、例えば、リール保護外周部12の長手方向に平行な方向、リール保護外周部12の長手方向に斜め方向、さらには、格子状に設けることも可能である。
さらに、この実施例の場合には、側部補強用リブ部22を、側板保護部14の内側に突設するように設けることによって、リール保護具10をリール100に嵌着した際に、側板保護部14の内面側に突設するように形成された側部補強用リブ部22が、リール100の一対の側板部104の外表面に沿って嵌合されることになり、リール保護具10がリールから脱落するのを防止している。
しかしながら、この場合、部補強用リブ部22が、側板保護部14の外面側に突設するように形成されていてもよい。
この場合には、外側に突設した側部補強用リブ部22によって、リール搬送の際にリール同士が接触するのを防止することができ、リールの搬送の際の外圧、衝撃などによっても、リール100の側板部104の撓み、変形などが発生することがない。また、この外側に突設する側部補強用リブ部22が、リール保護具10を取り扱う際の滑り止めとしても機能し、リール100への装着作業が容易となる。
このように構成される本発明のリール保護具10は、下記のように使用される。
図1の矢印で示したように、長尺状のテープ、例えば、電子部品実装用フィルムキャリアテープを巻装したリール100の一対の側板部104、104の外方から、リール保護具10のリール保護外周部12、一対の離間する側板部104で画成される開口部側を、リール100の一対の側板部104、104の外周縁に装着する(図2参照)。
これにより、リール保護外周部12が、リール100の一対の離間する側板部104の外周を部分的に覆うように嵌合される(図2、図5参照)。また、一対の側板保護部14、14が、リール100の側板部104、104の外表面に沿って嵌合される(図2、図5参照)。
また、この状態で、リール保護外周部12に形成されたリール間隔規制部16が、図5に示したように、リール100の一対の側板部104、104の間に嵌合して、リール100の側板部104、104の間を一定に保持する。
この結果、図5の矢印で示したように、リール100の搬送の際に、振動や衝撃によって、外力が作用した際にも、リール間隔規制部16が強度補助部材として機能して、リール100の側板部104の撓み、変形などを防止することができる。
また、リール保護外周部12に設けられた側板切欠嵌合部18が、リール100の一対の側板部104に設けられた側板切欠部110に嵌合される。この際、リール100の側板部104の側板切欠部110に、リール保護外周部12の側板切欠嵌合部18が嵌合するので、リール保護具10が、リール100の軸部102を中心として、リール100外周円弧方向への摺動して、位置ずれが発生するのが防止される。
さらに、図5に示したように、リール100の側板部104の複数個の外周環状溝部112にそれぞれ、側板保護部14の外周環状嵌合突起20が嵌合する。この際、リール100の側板部104の複数個の外周環状溝部112にそれぞれ、側板保護部14の外周環状嵌合突起20が嵌合するので、リール保護具10が、リール100の軸部102を中心として、リール100外周円弧方向への摺動して、位置ずれが発生するのが防止される。
なお、この際、このように複数個のリール保護具10を、リール100の一対の側板部104、104の外周縁に装着すれば、上記したようにリール間隔規制部16が強度補助部材として機能して、リール100の側板部104の撓み、変形などを防止する効果がより発揮される。なお、このリール保護具10の数は、特に限定されるものではなく、リール100の径などに応じて、適宜設定すればよい。
このようにリール保護具10を、リール100の一対の側板部104、104の外周縁に装着して、リール100を所定の場所に搬送した後は、リール保護具10を、リール100の一対の側板部104、104の外周縁から取り外すだけで、リール100に巻装した電子部品実装用フィルムキャリアテープなどの長尺テープがすぐに使用できる状態となる。
なお、リール保護具10の材質としては、アルミニウムなどの金属、合成樹脂などが使用可能であり、特に限定されるものではないが、合成樹脂、例えば、ポリスチレン(PS)、ポリプロピレン(PP)、ポリフェニレンエーテル(PPE)、ポリカーボネイト(PC)、ポリエチレンテレフタレート(PET)を使用すれば、射出成形の押出成形、真空成形などにより、リール保護具を簡単に作製することができる。
しかも、リール保護具10が合成樹脂で作製されている場合には、搬送の際の振動、衝撃力を緩和することができ、リール100の撓み、変形などを防止することができ、電子部品実装用フィルムキャリアテープの側端部の破損損傷、配線パターンの損傷を防止することができるので好ましい。
また、リール保護具10が合成樹脂で作製されている場合には、軽量で作業性も良好であって、着脱作業の際にも、金属粉などが発生せず、電子部品実装用フィルムキャリアテープの配線パターンの短絡などが生じることもないので好ましい。
また、リール保護具10を合成樹脂で作製する場合には、透明または半透明の合成樹脂から形成されているのが望ましい。このように構成することによって、リール保護具10をリール100に嵌着する際に、リールの側板切欠部110と、リール保護具10の側板切欠嵌合部18とが目視可能となり、正確に位置合わせして嵌着することができ、装着作業が容易となる。
以上、本発明の好ましい実施の態様を説明してきたが、本発明はこれに限定されることはなく、上記実施例では、長尺テープとして、電子部品実装用フィルムキャリアテープを例にとって説明したが、その他、例えば、映写機のフィルムなどを巻装するリールに対しても使用することが可能である。
また、上記実施例では、電子部品実装用フィルムキャリアテープなどの長尺テープを巻装した状態のリールに対して適用したが、長尺テープを巻装していないいわゆる空の状態のリールに対しても用いることも可能であるなど本発明の目的を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
図1は、本発明のリール保護具の使用状態を説明する斜視図である。 図2は、図1のリール保護具の拡大斜視図である。 図3は、図2のリール保護具幅方向の側面図である。 図4は、図3のA−A線に沿うリール保護具の長手方向の横断面図である。 図5aは、図3のB−B線に沿うリール保護具の短手方向の縦断面図、図5bは、リールのリール幅方向に外力を加えた際、リール保護具が嵌合されていない場合の状態図、図5cは、図5aの部分拡大図である。 図6は、従来のリール保護具の使用状況を説明する斜視図である。 図7は、図6のリール保護具の拡大斜視図である。 図8は、図6のリール保護具の拡大斜視図である。 図9は、従来のリール保護具の実施例を示す平面図である。
符号の説明
10 リール保護具
12 リール保護外周部
12a、12b 両側部
14 側板保護部
15 隅角部
16 リール間隔規制部
18 側板切欠嵌合部
20 外周環状嵌合突起
22 側部補強用リブ部
100 リール
101 開口部
102 軸部
104 側板部
108 側板部外壁面
110 側板切欠部
112 外周環状溝部
113 周壁
200 リール
202 軸部
204 側板部
206 側板部内壁面
208 ピン嵌合切欠部
300 嵌合ピン
302 嵌合部
304 間隔保持部
306 ピン段差面
401 テープ状保護材
403 係止凸部
404 係止凹部
L 突設距離

Claims (16)

  1. 長尺状のテープを巻装するための軸部と、巻装されたテープを保持するように軸部の両端に固着された一対の離間する側板部とを備えたリールを保護するために、側板部外方からリールに着脱自在に嵌着されるリール保護具であって、
    前記リール保護具が、
    前記リール保護具をリールに嵌着した際に、前記リールの一対の離間する側板部外周を部分的に覆うように嵌合される、前記リールの一対の離間する側板部外周に沿った形状のリール保護外周部と、
    前記リール保護外周部の両側部に形成され、前記リール保護具をリールに嵌着した際に、前記リールの側板部の外表面に沿って嵌合される、一対の側板保護部と、
    前記リール保護外周部の内方側に突設するように設けられ、前記リール保護具をリールに嵌着した際に、前記リールの一対の側板部の間に嵌合して、前記リールの側板部の間を一定に保持して、リールの側板部の撓みを防止するリール間隔規制部と、
    を備えることを特徴とするリール保護具。
  2. 前記リール間隔規制部が、前記リール保護外周部の内方側に、複数個一定間隔離間して突設するように設けられていることを特徴とする請求項1に記載のリール保護具。
  3. 前記リール保護外周部が、前記リール保護具をリールに嵌着した際に、前記リールの一対の側板部に一定間隔で設けられた側板切欠部に嵌合して、前記リール保護具をリールに着脱自在に嵌合するための側板切欠嵌合部を備えることを特徴とする請求項1から2のいずれかに記載のリール保護具。
  4. 前記側板保護部には、側部補強用リブ部が形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のリール保護具。
  5. 前記側部補強用リブ部が、前記側板保護部の外面側に突設するように形成されていることを特徴とする請求項4に記載のリール保護具。
  6. 前記側部補強用リブ部が、前記側板保護部の内面側に突設するように形成され、これにより、前記リール保護具をリールに嵌着した際に、前記リールの一対の側板部の外表面に沿って、前記側部補強用リブ部が嵌合されるように構成されていることを特徴とする請求項4に記載のリール保護具。
  7. 前記側板保護部には、前記側板保護部の内面側に突設するように設けられ、前記リール保護具をリールに嵌着した際に、前記リールの一対の側板部に形成された外周環状溝部に沿って嵌合される外周環状嵌合突起を備えることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のリール保護具。
  8. 前記リールの一対の側板部には、複数の外周環状溝部が一定間隔離間して形成され、この外周環状溝部に対応して、前記外周環状嵌合突起が複数個一定間隔離間して形成されていることを特徴とする請求項7に記載のリール保護具。
  9. 前記リールが、電子部品実装用フィルムキャリアテープの巻取りに使用するものであることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載のリール保護具。
  10. 前記リール保護具が、合成樹脂から形成されていることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載のリール保護具。
  11. 前記リール保護具が、透明または半透明の合成樹脂から形成されていることを特徴とする請求項10に記載のリール保護具。
  12. 前記リール保護具が、前記リールの側板部外周に沿って、一定の間隔となるように複数個使用して、前記リールと嵌着するように用いられるものであることを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載のリール保護具。
  13. 請求項1から12に記載のリール保護具を、リールに嵌着して構成したリール搬送体。
  14. 前記リールが、長尺状のテープが巻装されたものであることを特徴とする請求項13に記載のリール搬送体。
  15. 請求項1から12に記載のリール保護具を、リールに嵌着してリールを搬送することを特徴とするリールの搬送方法。
  16. 前記リールが、長尺状のテープが巻装されたものであることを特徴とする請求項15に記載のリール搬送方法。
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