JP2000272658A - キャリアテープおよび包装器具 - Google Patents

キャリアテープおよび包装器具

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JP2000272658A
JP2000272658A JP11078594A JP7859499A JP2000272658A JP 2000272658 A JP2000272658 A JP 2000272658A JP 11078594 A JP11078594 A JP 11078594A JP 7859499 A JP7859499 A JP 7859499A JP 2000272658 A JP2000272658 A JP 2000272658A
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tape
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Hisayoshi Kunii
井 久 良 国
Reikichi Hatori
鳥 励 吉 羽
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運搬中においても電子部品を安定して収納す
るとともに、環境保護・省資源にも資するキャリアテー
プおよび包装器具を提供する。 【解決手段】 長尺の可撓性テープと、この可撓性テー
プの主面から突起して電子部品1のテープ長手方向にお
ける大きさに対応する間隔で配設され、主面との間で電
子部品1の高さに対応した間隔をもって水平方向に延在
する頂部15Tを有する固定突起15と、可撓性テープ
の主面から突起して、電子部品1のテープ短手方向の大
きさに対応する間隔で相互に対をなすように電子部品1
のコーナ部に設けられた固定リブ14とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャリアテープお
よび包装器具に関し、特に、多ピンCSP(ChipSize P
ackage)型等の電子部品の収納・搬送に用いるキャリア
テープおよび包装器具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術によるキャリアテープおよび
包装器具について図面を参照しながら説明する。なお、
以下の各図において、同一の部分には、同一の参照番号
を付してその説明を適宜省略する。
【0003】図7(a)は、従来のキャリアテープの一
例を示す平面図であり、また、同図(b)は、同図
(a)の短手方向切断線G−Gに沿った横断面図であ
る。
【0004】図7に示すキャリアテープ60は、ポリ塩
化ビニル等の可撓性材料で形成され、表面に等間隔に設
けられ電子部品を収納する凹状のポケット61と、短手
方向両端、または片端に長手方向に沿って等間隔に設け
られた搬送用のスプロケットホール5と、を有するよう
に圧空真空成形機で成型される。ポケット61の底面に
は、電子部品が装着されたことを確認するための抜き窓
となる孔が設けられている。
【0005】キャリアテープ60に収納される電子部品
の一例を図8に示す。同図には、上面に製品情報等を示
すマーキング4がなされ、裏面にマトリクスをなすよう
に金属端子3が形成されたCSP型の電子部品1が示さ
れている。
【0006】図10は、従来の技術による包装器具の一
例を示す斜視図であり、図7に示すキャリアテープ60
と、このキャリアテープ60の表面をカバーし電子部品
1のポケット60からの飛出を防止する複合プラスチッ
ク製カバーテープ7と、リール69と、粘着テープと、
を備えている。
【0007】電子部品1を一般的に図9に示すように収
納・包装するには、テーピング機器を用いてキャリアテ
ープ60をリール69から繰り出し、凹状ポケット61
に電子部品1を収納した後、キャリアテープ60の表面
にカバーテープ67を熱貼着する。さらにこれをリール
69に再び巻き取り、最終端部を粘着テープ8にて貼付
けることにより包装を完了する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の技術によるキャリアテープおよび包装器
具には、以下のような問題点があった。
【0009】即ち、キャリアテープ60は電子部品1を
収納する凹状のポケット61を備えているが、電子部品
1の収納および取出は電子部品1をバキュームで吸着し
て処理するため、ポケット61のサイズが電子部品1の
幅と長さ、そして高さよりやや上回るようにポケット6
1を形成しなければならない。このため、電子部品1と
ポケット61の各側面との間に間隙が生じ、この隙間が
あるために、輸送中の振動や衝撃によって電子部品1が
ポケット61内で頻繁に移動し、電子部品1の金属端子
3がこすれたり、曲ったりすることにより損傷し、マー
キング4がこすれて消えかかったり、ダストが付着する
などの問題が発生していた。
【0010】さらに、キャリアテープ60の表面にカバ
ーテープ7をヒートシールしているために電子部品1を
取出して基板実装するときには、このカバーテープ7を
ヒートシール部から引剥がして破り取るため、再使用が
困難となる。電子部品1を取出した後は、キャリアテー
プ60は5cm前後にカットされ、カバーテープ7はボ
ビンに巻取った後廃棄処理していたため、環境上、資源
リサイクル上の問題を有していた。
【0011】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、搬送中においても電子部品を安定し
て収納するとともに、環境保護・省資源にも資するキャ
リアテープおよび包装器具を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下の手段に
より上記課題の解決を図る。
【0013】即ち、本発明にかかるキャリアテープは、
電子部品を主面に載置する長尺の可撓性テープと、この
可撓性テープの上記主面から突起して上記電子部品の第
1の方向における大きさに対応する第1の間隔で配設さ
れ、上記主面との間で上記電子部品の垂直方向の長さに
対応した間隔をもって水平方向に延在する頂部を有する
第1の保持部材と、上記可撓性テープの上記主面から突
起して、上記第1の方向に直交する第2の方向における
上記電子部品の大きさに対応する第2の間隔で相互に対
をなすように上記電子部品を載置する領域に近接して設
けられた第2の保持部材と、を備え、上記電子部品の収
納時および取出時には、上記可撓性テープが裏面方向に
湾曲されて上記第1の保持部材同士の上記第1の間隔と
上記第2の保持部材同士の第2の間隔とがそれぞれ拡大
し、上記電子部品の収納中は、上記第1の保持部材が、
対向する内側側面と上記頂部の下面とで上記電子部品を
係合させて上記電子部品の上記第1の方向および垂直方
向への移動を防止し、上記第2の保持部材が上記電子部
品の上記第2の方向への移動を防止することを特徴とす
る。
【0014】上記第2の保持部材は、上記電子部品が載
置されたことを確認するための第3の間隙が上記第1の
方向に形成されるように配設されることが好ましい。
【0015】また、上記第1の保持部材についても、上
記電子部品が載置されたことを確認するための孔を側面
に有すると良い。
【0016】上記電子部品は、裏面に形成された金属端
子を備え、上記可撓性テープは、上記金属端子の配設位
置に対応して設けられ上記電子部品の電気的特性を試験
するための接触子を通過させる端子孔を有することが好
ましい。
【0017】上記第1または第2の保持部材は、それぞ
れ上記金属端子が上記可撓性テープの表面に接触するこ
とを防止する第1または第2の段部を基部に有すると、
より好ましい。
【0018】また、本発明にかかる包装器具は、上述し
た本発明にかかるキャリアテープと、このキャリアテー
プを巻取るリールと、巻取られた上記キャリアテープの
最後端に貼着され上記キャリアテープの最後端部を止着
する粘着テープとを備えることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態のいく
つかについて図面を参照しながら説明する。まず、本発
明にかかるキャリアテープの第1の実施の形態について
図1〜図3を参照しながら説明する。本実施形態の特徴
は、図1に示すように、電子部品1の側面および上面に
係合してこれを固定する第1の保持部材である固定突起
15と、この固定突起15に固定される電子部品1の側
面に直交する側面に近接して設けられ電子部品1の移動
を阻止する第2の保持部材である固定リブ14とを備え
た点にある。
【0020】図1は、本実施形態のキャリアテープ10
を示し、同図(a)は平面図、(b)はA−A切断線に
沿った縦断面図、(c)はB−B線に沿った横断面図を
示す。
【0021】キャリアテープ10は、静電気防止対策シ
ートを用いて圧空真空成形等により次記する形状を有す
るように成型される。キャリアテープ10の表面のう
ち、電子部品1が収納される側の表面である主面には、
T字の横断面形状を有する固定突起15が短手方向の略
中央に設けられ、また、角柱形状の固定リブ14が固定
突起15よりもテープの周縁に近い位置であって、電子
部品載置領域11のコーナ部に対応する位置に設けられ
ている。キャリアテープ10の短手方向の両端には、直
径約4mmの丸抜き孔でなり、電子部品1の収納、取出
し、基板実装時の搬送機器が用いるためのスプロケット
ホール5が長手方向に沿って等間隔で設けられている。
【0022】図1(b)に示すように、固定突起15の
頂部15Tの下面とテープ主面との距離は、電子部品1
の高さと同一の距離を有し、また、固定突起14は、短
手方向における相互の間隔が電子部品1の長手方向の幅
と同一の長さを有するように配設されている。
【0023】固定突起15は、短手方向の側面と頂部1
5Tが電子部品1の短手方向側面と上面の端部に係合す
ることにより、電子部品1を長手方向から保持して固定
する。
【0024】固定リブ14は、図1(c)に示すよう
に、電子部品1の短手方向の幅よりもやや長い間隔で各
電子部品1個当りに4つ配設される。また長手方向の一
対の固定リブは、その間隔が電子部品1の長手方向の長
さをやや上回るように配設される。これにより、電子部
品1が短手方向に大きく移動することを防止する。さら
に、固定リブ14が電子部品1の長手方向の側面全てを
覆うことなく、長手方向に沿って所定の間隔をもって配
設されるので、この長手方向の間隙から電子部品1が載
置されているか否かを確認することができる。
【0025】また、キャリアテープ10内の電子部品の
載置領域の略中央には、円形状の端子孔13が設けら
れ、裏面側からソケット(図示せず)を差込んで電子部
品1の検査ができるようになっている。
【0026】キャリアテープ10に電子部品1を収納
し、またはキャリアテープ10から電子部品1を取出す
方法について図2を参照しながら説明する。
【0027】まず、図示しない包装機器(テーピングマ
シン)を用いて、キャリアテープ10が巻取られたリー
ルからキャリアテープ10を繰出し、図2に示すよう
に、リールの巻取り開始部の円弧よりもずっと半径が短
い曲面上に搬送することによりキャリアテープ10を長
手方向に大きく湾曲させ、これにより固定突起15同士
の間隔を拡大させ、電子部品1を電子部品載置領域11
に載置する。
【0028】次に、図示しない包装機器によりキャリア
テープ10を平坦面上に搬送することにより電子部品1
を固定突起15の短手方向側面と頂部15Tに係合させ
ることによりこれを固定する。電子部品1を収納した状
態のキャリアテープ10の平面図およびC−C切断線に
よる縦断面図を図3に示す。
【0029】このように、本実施形態のキャリアテープ
10によれば、固定突起15がテープの長手方向から電
子部品1を保持・固定し、さらに、短手方向から固定リ
ブ14が電子部品1の移動を防止するので、カバーシー
ト67を用いる必要がない。これにより、搬送コストが
低減するとともに、環境保護および省資源に助力するこ
とができる。
【0030】電子部品1を収納した後は、キャリアテー
プ10をリールに巻取り、最終端部を粘着テープ8で直
前に巻取られたキャリアテープの裏面に接着固定して包
装を終了する。
【0031】図4の斜視図は、上述した電子部品1の収
納および包装の最終工程におけるキャリアテープ10を
示し、同時に、本発明にかかる包装器具の第1の実施の
形態を示す。
【0032】同図に示すように、本実施形態の包装器具
50は、プラスチック等で形成されたリール9と、キャ
リアテープ10と、キャリアテープ10の最終端に設け
られた固定テープ8とを備えている。リール9は、従来
の技術により静電気発生の防止処理がなされたものであ
り、また、固定テープ8は、汎用の粘着テープ8を用い
る。
【0033】次に、本発明にかかるキャリアテープの第
2の実施の形態について図5を参照しながら説明する。
同図に示すように、本実施形態の特徴は、固定リブ24
および固定突起25の形状と配置位置にあり、収納する
電子部品1の金属端子3がキャリアテープの表面と接触
することを防止する段部24S,25Sをそれぞれの基
部に設けた点にある。
【0034】図5(a)は、本実施形態のキャリアテー
プ20を示す平面図であり、また同図(b)は、(a)
のD−D切断線に沿った縦断面図であり、さらに、同図
(c)は、(a)のE−E切断線に沿った横断面図であ
る。同図(b)に示すように、本実施形態のキャリアテ
ープ20が備える固定突起25は、緩やかな傾斜部でな
る段部25Sをその基部に備えている。段部25Sの傾
斜面と固定突起25の側面との境界線は、テープ表面か
らの高さが電子部品1の金属端子3の高さをやや上回る
位置になるように形成される。従って、固定突起25の
頂部もテープ表面からの距離が電子部品1の厚みをやや
上回るような位置に形成される。
【0035】同様に、固定リブ24は、同図(c)に示
すように、緩やかな傾斜部でなる段部24Sをその基部
に備え、段部24Sの傾斜面と固定リブ24の側面との
境界線は、テープ表面からの高さが電子部品1の金属端
子3の高さをやや上回る位置になるように形成される。
その他の点は、図1に示すキャリアテープ10と略同一
である。
【0036】このように、本実施形態のキャリアテープ
20は、段部24Sを基部に有する固定リブ24と、段
部25Sを基部に有する固定突起25とを備えるので、
電子部品1を収納した場合に、電子部品1の裏面に備え
られたボール型端子やリード端子がテープの表面に接触
することがない。これにより、より一層安定して電子部
品1を収納し運搬することができるキャリアテープが提
供される。
【0037】図8に示すキャリアテープ20に電子部品
1を収納し、またはこれから電子部品1を取出す方法
は、第1の実施形態で説明した方法と同一である。ま
た、本発明にかかる包装器具の第2の実施の形態は、図
4に示す包装器具50において、上述したキャリアテー
プ20をリールに巻取り、最後端部を粘着テープ8で固
定した形態であるので、その詳細な説明は省略する。
【0038】次に、本発明にかかるキャリアテープの第
3の実施の形態について図6を参照しながら説明する。
本実施形態は、第1の保持部材である固定突起35をテ
ープの長手方向に沿って配設し、短手方向から電子部品
1を保持し固定する点にその特徴がある。
【0039】本実施形態のキャリアテープ30の平面図
を図6(a)に、また、同図(a)のF−F切断線に沿
った横断面図図を同図(b)に示す。同図(a)に示す
ように、キャリアテープ30は、テープの長手方向に沿
ってテープ短手方向の周辺部に対をなすように対向して
設けられた固定突起35と、テープの短手方向に沿って
電子部品1のコーナ部に対応する位置に各2個ずつ、各
電子部品1に対して4個ずつ設けられた固定リブ34
と、テープの長手方向中心線に沿って等間隔に設けられ
た湾曲補助孔36とを備えている。その他の点は、図1
および図5にそれぞれ示すキャリアテープ10,20と
略同一である。
【0040】固定突起35は、電子部品1のテープ長手
方向の長さと略同一の幅を有し、テープの主面から垂直
に突起し、頂部がテープの中心側に延在するように形成
され、その短手方向の断面形状は、同図(b)に示すよ
うに、L字を天地逆転した形状となっている。固定突起
35の頂部の下面からテープ主面までの距離は、収納す
る電子部品1の高さと同一である。このような形状によ
り、固定突起35は電子部品1の側面のうち、テープ長
手方向に平行な側面と、この側面に連続する上面の周辺
部と係合することにより電子部品1を短手方向から保持
して固定する。
【0041】固定リブ36は、そのテープ長手方向の間
隔が電子部品1のテープ長手方向の幅と同一の距離とな
るように配設され、電子部品1をテープ長手方向から保
持し、電子部品1がテープ長手方向に移動することを防
止する。前述した実施形態と同様に、固定リブ34は、
電子部品載置領域31のコーナ部に対応して設けられ、
テープ短手方向に平行な側面全てを覆うことがないの
で、固定リブ34の短手方向における間隔が電子部品1
の載置を確認するための抜き窓をなす。
【0042】本実施形態のキャリアテープ30に電子部
品1を収納し、またはこれから電子部品1を取出すとき
は、テープの中心部を固定して短手方向の周辺からテー
プの裏面側に湾曲させることにより、対向する固定突起
35,35間の間隔を拡大する。テープの中心線に沿っ
て湾曲補助孔36が等間隔に設けられているので、テー
プは容易に湾曲され、電子部品1の収納・取出しは容易
に処理できる。なお、本実施形態においては湾曲補助孔
36は円形状のものを設けたが、これに限ることなく、
テープの湾曲を保持するものであれば、他の形状の孔で
も勿論良い。
【0043】本発明にかかる包装器具の第3の実施の形
態も、図4に示す包装器具50において、前述したキャ
リアテープ30をリール9に巻取り、最後端部を粘着テ
ープ8で固定した形態であるので、その詳細な説明は省
略する。
【0044】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は上記形態に限るものでなく、その要旨を
逸脱しない範囲で種々変更して実施することができる。
また、各部の形状や材料も仕様に応じて適宜変更するこ
とができる。
【0045】
【発明の効果】以上詳述したとおり、本発明は、以下の
効果を奏する。
【0046】即ち、本発明にかかるキャリアテープによ
れば、対向する内側側面と頂部下面とで電子部品を係合
させて第1の方向および垂直方向への移動を防止する第
1の保持部材と、電子部品の第2の方向への移動を防止
する第2の保持部材とを備えるので、カバーテープを用
いることなくキャリアテープのみで電子部品を強力に保
持するので、運搬・輸送中において電子部品に振動衝撃
の影響が及ぶおそれを解消することができる。これによ
り、電子部品の端子の摩耗や曲り等の損傷を防止でき、
摩擦によるマーキングの消失、ダストの発生や付着等の
おそれも解消することができる。さらに、キャリアテー
プは繰返し使用することができるので、環境保護および
省資源に資するとともに、収納・搬送コストを低減する
ことができる。
【0047】上記第1または第2の保持部材がその基部
に第1または第2の段部を有する場合は、電子部品の端
子を非接触状態で安定して保持するので、運搬・輸送時
の損傷のおそれをさらに解消することができる。
【0048】上記第1の方向をキャリアテープの短手方
向とし、上記第2の方向をキャリアテープの長手方向と
して選択する場合は、電子部品を収納しまたはこれを取
出すときに、キャリアテープを短手方向に湾曲させるこ
とができるので、キャリアテープを包装機器内で連続し
て流すことができる。これにより、収納・取出し処理の
スループットを向上させることができる。
【0049】また、本発明にかかる収納器具によれば、
上述した効果を奏するキャリアテープを備えるので、電
子部品を安定して確実に収納・搬送できるとともに、環
境保護および省資源にも資する収納器具が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるキャリアテープの第1の実施の
形態を示す平面図、縦断面図および横断面図である。
【図2】図1に示すキャリアテープに電子部品を収納
し、または図1に示すキャリアテープから電子部品を取
出す方法を説明する略示側面図である。
【図3】図1に示すキャリアテープに電子部品を収納し
た状態を示す平面図および縦断面図である。
【図4】本発明にかかる包装器具の第1の実施の形態を
示す斜視図である。
【図5】本発明にかかるキャリアテープの第2の実施の
形態を示す平面図、縦断面図および横断面図である。
【図6】本発明にかかるキャリアテープの第3の実施の
形態を示す平面図および横断面図である。
【図7】従来の技術によるキャリアテープの一例を示す
平面図および横断面図である。
【図8】図7に示すキャリアテープに収納される電子部
品の一例を示す斜視図および正面図である。
【図9】図7に示すキャリアテープに電子部品を収納し
た状態を示す横断面図である。
【図10】従来の技術による包装器具の一例を示す斜視
図である。
【符号の説明】
1 電子部品 2 電子部品の樹脂部 3 電子部品の端子 4 電子部品のマーキング 5 スプロケットホール 6 カバーテープ 8 粘着テープ 9,69 リール 10,30,40 キャリアテープ 11,21,31 電子部品載置領域 13 電子部品載置確認用の孔(抜き窓) 14,24,34 固定リブ(第2の保持部材) 15,25,35 固定突起(第1の保持部材) 23 電子部品検査用の孔(端子抜き窓) 24S,25S 段部 36 幅方向湾曲補助孔 50 包装器具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E067 AA24 AB47 AC04 AC11 AC18 BA01A BB14A EB23 EC08 EC11 ED08 EE19 EE46 FA01 FA09 FC01 GD10 5F044 RR00

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子部品を主面に載置する長尺の可撓性テ
    ープと、 前記可撓性テープの前記主面から突起して前記電子部品
    の第1の方向における大きさに対応する第1の間隔で配
    設され、前記主面との間で前記電子部品の垂直方向の長
    さに対応した間隔をもって水平方向に延在する頂部を有
    する第1の保持部材と、 前記可撓性テープの前記主面から突起して、前記第1の
    方向に直交する第2の方向における前記電子部品の大き
    さに対応する第2の間隔で相互に対をなすように前記電
    子部品を載置する領域に近接して設けられた第2の保持
    部材と、を備え、 前記電子部品の収納時および取出時には、前記可撓性テ
    ープが裏面方向に湾曲されて前記第1の保持部材同士の
    前記第1の間隔と前記第2の保持部材同士の第2の間隔
    とがそれぞれ拡大し、 前記電子部品の収納中は、前記第1の保持部材が、対向
    する内側側面と前記頂部の下面とで前記電子部品を係合
    させて前記電子部品の前記第1の方向および垂直方向へ
    の移動を防止し、前記第2の保持部材が前記電子部品の
    前記第2の方向への移動を防止するキャリアテープ。
  2. 【請求項2】前記第2の保持部材は、前記電子部品が載
    置されたことを確認するための第3の間隙が前記第1の
    方向に形成されるように配設されることを特徴とする請
    求項1に記載のキャリアテープ。
  3. 【請求項3】前記第1の保持部材は、前記電子部品が載
    置されたことを確認するための孔が側面に設けられたこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載のキャリアテー
    プ。
  4. 【請求項4】前記電子部品は、裏面に形成された金属端
    子を備え、 前記可撓性テープは、前記金属端子の配設位置に対応し
    て設けられ前記電子部品の電気的特性を試験するための
    接触子を通過させる端子孔を有することを特徴とする請
    求項1ないし3のいずれかに記載のキャリアテープ。
  5. 【請求項5】前記第1の保持部材は、前記金属端子が前
    記可撓性テープの表面に接触することを防止する第1の
    段部を基部に有することを特徴とする請求項2ないし4
    のいずれかに記載のキャリアテープ。
  6. 【請求項6】前記第2の保持部材は、前記金属端子が前
    記可撓性テープの表面に接触することを防止する第2の
    段部を基部に有することを特徴とする請求項2ないし5
    のいずれかに記載のキャリアテープ。
  7. 【請求項7】前記可撓性テープは、短手方向の端部に長
    手方向に沿って第4の間隔で設けられた搬送用のスプロ
    ケットホールを有することを特徴とする請求項1ないし
    6のいずれかに記載のキャリアテープ。
  8. 【請求項8】請求項1ないし7のいずれかに記載のキャ
    リアテープと、 前記キャリアテープを巻取るリールと、 巻取られた前記キャリアテープの最後端に貼着され前記
    キャリアテープの最後端部を止着する粘着テープとを備
    える包装器具。
JP11078594A 1999-03-23 1999-03-23 キャリアテープおよび包装器具 Withdrawn JP2000272658A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110876228A (zh) * 2018-09-04 2020-03-10 颀邦科技股份有限公司 挠性电路板卷带

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