JP2006113485A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 光源を保護する光源蓋部を用い、該光源蓋部の鏡体により反射された閃光の照射方向を任意に変更することができる撮像装置の提供。
【解決手段】 装置筺体10のストロボ13の周囲に回転可能に外嵌された環部14にストロボ蓋部15が枢支されている。ストロボ蓋部15にはストロボ13から照射された閃光が入射できる位置に鏡体15aが取り付けられており、この鏡体15aによって反射された閃光が被写体の方向へ照射される。環部14は、ストロボ13からの閃光軸aを中心として回転可能であるので、ストロボ13から照射された閃光の鏡体15aへの入射角度を任意に変更することができる。従って、被写体に照射される閃光の照射角度が任意に変更することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、閃光を照射する光源を備えた撮像装置に関する。
カメラは、光量が少ない状況では良好に撮影を行なうことができないので瞬間的に閃光を照射できるストロボを備えている。ストロボは、室内での撮影又は夜間の撮影のほか、日中の撮影においても逆光となる場合に利用される。また、ストロボが被写体に対してより適正な光量を照射できるように、ストロボからの照射光量を制御するカメラも提供されている。このように、ストロボからの照射光量を制御することによって、暗所での撮影時における赤目現象の発生を低減することができる。
しかし、このようなカメラを用いて、例えば、被写体までの距離が30cm程度の近景を撮影するマクロ撮影を行なう場合、被写体までの距離が近すぎるためにストロボの照射光量を適正に制御することができず、被写体に過剰な閃光が照射され、特に画像中央部分に発生する白飛びを防止することが困難である。
このような白飛びを防止する構成として、撮像レンズを備えたレンズ部と、ストロボを備えた本体部との2つの部分を有し、本体部に対してレンズ部が回転自在に構成されたカメラが知られている(例えば、特許文献1参照)。このようなカメラで撮影する場合、本体部に対してレンズ部を適切に回転させてストロボから照射される閃光の照射方向を被写体からずらすことによって、撮像画像の中央の被写体へ照射される光量を低減し、白飛びの発生を軽減することができる。
一方、カメラに設けられたレンズを被覆して保護するレンズカバーを紐体によってカメラ本体に吊り下げた構成を有するカメラがあり、ユーザは、非撮影時にはレンズにレンズカバーを装着してレンズを保護し、撮影時にはレンズカバーをレンズから取り外して用いている。
特開平10−243266号公報
しかし、特許文献1で開示されているカメラでは、撮像画像の中央の被写体に照射される閃光量を低減することによって白飛びの発生を軽減できるが、ストロボからの閃光の照射方向を被写体に対して上下方向にずらすことができるにすぎないという問題がある。
また、レンズカバーが紐体により吊り下げられたカメラにあっては、紐体により吊り下げられたレンズカバーを手動で脱着操作する必要があるため、このレンズカバーの脱着操作が億劫になり、改善策が要望されていた。特に、撮影時には、レンズから取り外したレンズカバーが紐体により吊り下げられているため、紐体が邪魔であった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、光源からの閃光の鏡体への入射角度を任意に変更できることにより、被写体に照射する閃光の照射方向を任意に変更でき、撮影画像の白飛びを防止することができる撮像装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、装置筺体に外嵌された環部に光源蓋部が枢支されているので、装置筺体を把持した状態であっても光源蓋部に邪魔されることなく閃光の照射方向を変更することができる撮像装置を提供することにある。
更に、本発明の他の目的は、内面に鏡体を有する光源蓋部を光源を開放した状態でロックできることにより、撮像時に、閃光の鏡体への入射角度を維持することができるので、設定された照射方向への閃光の照射を継続することができる撮像装置を提供することにある。
また、本発明の目的は、非撮像時にレンズを保護するレンズ蓋部が、装置筺体と対向する位置まで開放回転された場合に光源と重なる位置にフィルタを配置することにより、フィルタを通った閃光を用いた撮影を行なうことができる撮像装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、レンズ蓋部が、装置筺体と対向する位置まで開放回転された場合に自身の重心を通ってレンズの光軸に平行な軸を中心として回転し、所定位置で回転を停止した場合に、それぞれ光源と重なる位置にフィルタを有することにより、それぞれの所定位置に回転させることによって異なるフィルタを通した閃光による撮影を行なうことができる撮像装置を提供することにある。
本発明に係る撮像装置は、閃光を照射する光源を装置筺体に備えた撮像装置において、前記光源に対向配置され、装置筺体の前記光源の周囲に枢支されて前記光源を開閉することが可能な光源蓋部を備え、該光源蓋部は、内面に鏡体を有することを特徴とする。
本発明によれば、光源を開閉することが可能な光源蓋部を備えることにより、携行時等の非撮像時には、光源を閉鎖することによって光源を保護することが可能となる。また、光源蓋部の内面に鏡体を有することにより、撮像時には、光源を開放することによって光源から照射された閃光が鏡体に対して90°以外の入射角度で入射し、鏡体によって反射させて被写体の方向に照射することが可能である。更に、光源蓋部が装置筺体に枢支されていることにより光源蓋部の紛失を防止することが可能である。
本発明に係る撮像装置は、前記光源蓋部は、前記光源から照射される閃光軸を中心として回転可能に装置筺体に枢支されていることを特徴とする。
本発明によれば、光源蓋部が光源からの閃光軸を中心として回転可能であることにより、光源蓋部の回転に従って、光線から照射されて鏡体に反射された閃光の照射方向を変更することが可能である。
本発明に係る撮像装置は、装置筺体の前記光源の周囲に回転可能に外嵌される環部を備え、前記光源蓋部は、前記環部に枢支されていることを特徴とする。
本発明によれば、装置筺体の光源の周囲に回転可能に環部が外嵌されており、この環部に光源蓋部が枢支されていることにより、装置筺体を把持した状態であっても、光源蓋部に邪魔されることなく環部を回転操作することが可能であり、撮像時の手振れを防止できる。
本発明に係る撮像装置は、前記光源蓋部を前記光源を開放した状態でロックするロック手段を備えることを特徴とする。
本発明によれば、光源蓋部が光源を開放した状態で前記光源蓋部をロックすることにより、撮像時に光源蓋部に風圧等の外力が加わった場合であっても光源蓋部を所定位置で維持することが可能である。
本発明に係る撮像装置は、レンズを有する撮像部及び閃光を照射する光源を装置筺体に備えた撮像装置において、前記レンズに対向配置され、装置筺体の前記レンズの周囲に枢支されて前記レンズを開閉することが可能なレンズ蓋部を備え、該レンズ蓋部は、装置筺体と対向する位置まで開放回転することが可能であり、前記光源は、前記レンズ蓋部が装置筺体と対向する位置まで開放回転した場合に、前記レンズ蓋部に対向する位置に配置されており、前記レンズ蓋部は、装置筺体と対向する位置まで開放回転した場合に前記光源と重なる位置にフィルタを有することを特徴とする。
本発明によれば、レンズを開閉することが可能なレンズ蓋部を備えることにより、携行時等の非撮像時には、レンズを閉鎖することによってレンズを保護することが可能となる。また、レンズ蓋部が装置筺体と対向する位置まで開放回転された場合に光源と重なる位置にフィルタを有することにより、撮像時には、フィルタを通った閃光を用いた撮影を行なうことが可能となる。更に、レンズ蓋部が装置筺体に枢支されていることによりレンズ蓋部の紛失を防止することが可能である。
本発明に係る撮像装置は、前記レンズ蓋部は、装置筺体と対向する位置まで開放回転した場合に自身の重心を通って前記レンズの光軸に平行な軸を中心として回転可能な回転蓋部材を有し、該回転蓋部材は、複数の所定位置のそれぞれで回転を停止した場合に前記光源と重なる位置にフィルタを有することを特徴とする。
本発明によれば、レンズ蓋部が装置筺体と対向する位置まで開放回転された場合に自身の重心を通ってレンズの光軸に平行な軸を中心として回転可能であり、複数の所定位置のそれぞれで回転を停止した場合に光源と重なる位置にそれぞれフィルタを有することにより、それぞれの所定位置へ回転させることによってそれぞれ対応するフィルタを通した閃光による撮影を行なうことが可能となる。
本発明に係る撮像装置は、前記フィルタは、それぞれ異なるフィルタ特性を有することを特徴とする。
本発明によれば、レンズ蓋部に設けられた複数のフィルタがそれぞれ異なるフィルタ特性を有することにより、各フィルタを通した異なる閃光による撮影を行なうことが可能となる。
本発明に係る撮像装置は、前記回転蓋部材を前記所定位置のそれぞれで位置決めする手段を備えることを特徴とする。
本発明によれば、回転可能なレンズ蓋部を所定位置に位置決めする手段を備えることにより、レンズ蓋部に設けられた各フィルタを光源と重なる位置に容易に配置することが可能となる。
本発明では、携行時等の非撮像時には、光源蓋部で光源を閉鎖することによって光源を保護することができるので誤って光源が汚れたり、傷ついたりするのを防ぐことができる。また、撮像時には、光源を開放することによって光源から照射された閃光を鏡体で反射させることができるので被写体の方向に照射することができる。具体的には、光源から照射された閃光の鏡体への入射角度に応じて、前記鏡体で反射させた閃光の照射方向を被写体に対して水平方向にずらすことができる。更に、光源蓋部が装置筺体に枢支されていることにより光源蓋部の紛失を防止することができる。
本発明では、光源蓋部が光源からの閃光軸を中心として回転可能であるため、光源蓋部の回転に従って変化する鏡体の向きに基づいて、光線から照射されて鏡体に反射された閃光の照射方向を被写体に対して垂直方向にずらすことができる。よって、撮像時に、光源を開放する方向に光源蓋部を回転させ、更に閃光軸を中心に回転させた場合には、被写体に対して所望の照射角度で閃光を照射することができる。
本発明では、装置筺体に回転可能に外嵌された環部に光源蓋部が枢支されているので、装置筺体を把持した状態であっても、光源蓋部に邪魔されることなく環部を回転操作することができるので、光源蓋部の光源開放位置を狂わせることなく環部を容易に回転させることができる。これにより、撮像時の手振れを防止できると共に、被写体への閃光の照射角度を自由に変更することができる。
本発明では、光源蓋部が光源を開放する状態で前記光源蓋部をロックすることができるので、光源蓋部を所定位置まで正確に回転操作することができると共に、光源蓋部を所定位置まで回転操作した場合には、光源蓋部に風圧等の外力が加わった場合であっても光源蓋部を所定位置で維持することができる。これにより、ユーザによって一旦設定された照射方向への閃光の照射による撮像を継続することができる。
本発明では、携行時等の非撮像時には、レンズ蓋部でレンズを閉鎖することによってレンズを保護することができるので誤ってレンズが汚れたり、傷ついたりするのを防ぐことができる。また、撮像時には、レンズ蓋部を装置筺体と対向する位置まで開放回転させることによってレンズ蓋部に邪魔されることなく撮像することができる。また、レンズ蓋部を装置筺体と対向する位置まで開放回転させた場合に光源と重なる位置にフィルタを配置することによってフィルタを通った閃光を用いた撮影を行なうことができる。更に、レンズ蓋部が装置筺体に枢支されていることによりレンズ蓋部の紛失を防止することができる。
本発明では、レンズ蓋部が装置筺体と対向する位置まで開放回転された場合に、自身の重心を通ってレンズの光軸に平行な軸を中心として回転可能であり、複数の所定位置のそれぞれで回転を停止した場合に光源と重なる位置にそれぞれフィルタを有するので、それぞれの所定位置へ回転させることによってそれぞれ対応するフィルタを通した閃光による撮影を行なうことができる。また、各フィルタを異なるフィルタ特性のものにより構成した場合には、各フィルタを通した異なる閃光による撮影を行なうことができる。
本発明では、回転可能なレンズ蓋部を所定位置に容易に位置決めすることができるので、レンズ蓋部に設けられた各フィルタを光源と重なる位置に容易に配置することができる。
以下に、本発明に係る撮像装置をその実施形態を示す図面に基づいて詳述する。
(実施形態1)
図1は本発明に係る撮像装置の構成を示す斜視図、図2(a)は撮像装置の上面図、図2(b)は撮像装置の側面図である。
本実施形態1の撮像装置1は、上部に半円形の湾曲面を有し、略直方体をなす装置筺体10と、該装置筺体10に取り付けられたレンズ11、ビューファインダ12及び瞬間的に閃光を照射するストロボ(光源)13とを備えたデジタルビデオカメラである。また、撮像装置1は、レンズ11を介して取得した撮像状況を目視確認するためのモニタ部(図示せず)も備えており、レンズ11を被写体へ向け、ビューファインダ12又はモニタ部で撮像状況を確認しながら撮像する。
装置筺体10には、レンズ11、ビューファインダ12、ストロボ13及びモニタ部のほか、レンズ11を介して捉えた光学像を映像信号に変換するCCD撮像素子及び該CCD撮像素子が変換した映像信号に各種処理を行なう処理回路等からなる撮像部等と、これらの各部を制御する制御部とが内蔵されている。よって、撮像装置1は、装置筺体10に内蔵された制御部による制御に従って、例えば、撮像部による撮像タイミング、具体的にはシャッターの開放タイミングに同期してストロボ13を発光させて閃光を照射させ、撮像部により映像の撮像処理を行なう。
装置筺体10は、一側面の所定箇所にストロボ13を備えており、ストロボ13の周囲を取り囲むように円筒状の環部14が取り付けられている。環部14は、ストロボ13から照射された閃光の閃光軸aを中心として回転可能に構成されている。更に、環部14にはストロボ蓋部(光源蓋部)15が枢支されている。
ストロボ蓋部15は、ストロボ13と対向する円板状の鏡体15aと、該鏡体15aの裏面に接合され、鏡体15aを保護する保護板15bとを有している。また、ストロボ蓋部15は、ストロボ13からの閃光軸aに対して直交するストロボ保護位置から、例えば、鏡体15aの鏡面のなす角度が閃光軸aに対して45°となるストロボ開放位置へ回転可能となるように構成されている。
なお、図1及び図2における各図は、ストロボ蓋部15をストロボ開放位置まで回転させた状態を示している。また、ストロボ蓋部15の回転可能な角度は、45°に限られず、90°までであればレンズ11に対向する被写体に対して適切な閃光を照射することができる。更に、鏡体15aは平面鏡を用いているが、その他、凸面鏡又は凹面鏡を用いてもよい。
以下に、環部14及びストロボ蓋部15の構成について具体的には説明する。図3は環部14及びストロボ蓋部15の構成を示す拡大縦断面図、図4(a)はロック部材の構成を示す拡大正面図、図4(b)は図4(a)のIV−IV線の断面図である。また、図5(a)はストロボ蓋部15をストロボ開放位置へ回転させた状態の説明図、図5(b)は図5(a)の状態から環部14を反時計回りに90°回転させた状態の説明図である。
装置筺体10の外壁には、一側面の所定箇所に円形断面を有する孔部10aが穿設されており、孔部10aの外縁に沿って外側に突設された環状凸部10bと、該環状凸部10bの外周壁に更に突設された凸部10cとが設けてある。なお、ストロボ13は、装置筺体10の内部に装着されており、閃光の照射面を孔部10aから外側に向けて配置してある。
環部14は、装置筺体10の孔部10aの外縁から突設された環状凸部10bに回転自在に外嵌される円形の環部であり、装置筺体10の凸部10cに係合する環状の係合凸部14aと、装置筺体10の環状凸部10bが当接する円板状のフランジ14bとを有しており、環状凸部10bに取り外し可能に外嵌されている。これにより、環部14は、閃光軸aを中心として回転可能である。また、環部14のフランジ14bは、離隔した位置に突設された二つの枢軸14d,14dと、該枢軸14d,14d間に配され、ストロボ蓋部15を所定位置でロックするロック部材(ロック手段)5とを有する。このロック部材5は、離隔して対向し、その内側に係止凹部51aが設けられた一対の可撓板部51,51を有する。
環部14及び環状凸部10bの一方には、周方向の複数位置に位置決め用の凹部が設けられており、環部14及び環状凸部10bの他方には、前記位置決め用の凹部に係合する位置決め用の凸部が設けられており、凹部及び凸部の係合により環部14を周方向の複数位置で容易に位置決めできるように構成されている。
ストロボ蓋部15の保持板15bには、枢軸14d,14dが内嵌される二つの軸孔16,16と、ロック部材5の可撓板部51,51間に嵌合される嵌合軸部16aとが設けられている。この嵌合軸部16aは係止凹部51aに対応する凸部16bを有しており、ストロボ蓋部15がストロボ開放位置へ揺動するとき、凸部16bが可撓板部51,51を撓ませつつ係止凹部51aと係合することによりストロボ蓋部15をロックする。
上述したように、ストロボ蓋部15をストロボ開放位置まで回転させると、ストロボ蓋部15の嵌合軸部16aがロック部材5の可撓板部51,51間に嵌入され、凸部16bが係止凹部51aと係合することによりストロボ蓋部15がロックされる。これにより、図5(a)に示すように、ストロボ13から照射された閃光の鏡体15aへの入射角度を45°に維持することができ、撮像時には、鏡体15aによって反射された閃光をレンズ11に対向する被写体へ適切に照射することができる。
また、撮像時には、装置筺体10を把持した状態で、環部14を把持する手の指で環部14を回転操作することにより、ストロボ開放位置にロックされているストロボ蓋部15を、ストロボ13からの閃光軸aを中心とする任意の位置、例えば図5(b)のように90°回転させた位置に移動させることができるため、撮像時の手振れを防止しつつ、ストロボ13からの閃光の照射方向を上下にずらすことができる。
従って、被写体に対して自由な方向に閃光の照射方向をずらすことができるため、撮影画像に発生し得る白飛び又は赤目を軽減することができると共に、ストロボ13からの閃光を間接光として利用することができ、ユーザの意図する作風における自由度を高めることができる。
また、環部14の装置筺体10への取着部分には位置決め用の凹部及び位置決め用の凸部が設けられているため、環部14に枢支されたストロボ蓋部15を所定の位置へ正確に移動させることができ、また、前記凹部及び凸部の係合/離脱時にクリック感を得ることができ、環部14を目視することなく環部14の移動位置を知ることができる。
従来の撮像装置はストロボにカバーがない場合が多く、汚れや傷が付き易かったが、上述した構成の撮像装置1では、携行時等の非撮像時には、ストロボ蓋部15がストロボ保護位置にあるのでストロボ13の表面を保護することができるため、安心して持ち運ぶことができる。
上述した実施形態1では、撮像装置1の装置筺体10が環部14を備え、該環部14にストロボ蓋部15を枢支してある構成について説明したが、環部14とストロボ蓋部15とを一体的に構成してもよい。また、上述した実施形態1では、本発明に係る撮像装置をデジタルビデオカメラに適用した例について説明したが、デジタルスチルカメラ、携帯電話等のレンズ及びストロボを備えた装置であればよい。
(実施形態2)
以下に、実施形態2に係る撮像装置について説明する。図6(a)は実施形態2に係る撮像装置の構成を示す斜視図、図6(b)は撮像装置の側面図である。本実施形態2の撮像装置2は、略直方体をなす装置筺体20と、該装置筺体20に取り付けられたレンズ21、ビューファインダ22、瞬間的に閃光を照射するストロボ(光源)23及びシャッターボタン24とを備えたデジタルスチルカメラである。また、撮像装置2は、レンズ21を介して取得した撮像状況を目視確認するためのモニタ部(図示せず)も備えており、レンズ21及びストロボ23を被写体へ向け、ビューファインダ22又はモニタ部で撮像状況を確認しながら撮像する。
装置筺体20には、レンズ21、ビューファインダ22、ストロボ23、シャッターボタン24及びモニタ部のほか、レンズ21を介して捉えた光学像を映像信号に変換するCCD撮像素子及び該CCD撮像素子が変換した映像信号に各種処理を行なう処理回路等からなる撮像部等と、これらの各部を制御する制御部とが内蔵されている。よって、撮像装置2は、装置筺体20に内蔵された制御部による制御に従って、例えば、撮像部による撮像タイミング、具体的にはシャッターボタン24の操作に従ったシャッターの開放タイミングに同期してストロボ23を発光させて閃光を照射させ、撮像部により映像の撮像処理を行なう。
装置筺体20は、同一側面の適宜箇所にレンズ21及びストロボ23を備えており、レンズ21から所定間隔を隔てて環状の環状凸部25が突設されている。また、装置筺体20には、環状凸部25の上方に取付部27が設けられており、取付部27には円板状のレンズ蓋部26が取り付けられている。
レンズ蓋部26は、装置筺体20の環状凸部25が有する円形断面の直径と同程度の直径を有する円板状の板体からなり、適宜箇所を矩形断面にくりぬいて、それぞれフィルタが装着されている。図6に示すレンズ蓋部26には、例えば、ガラス板からなり無色透明のフィルタ26a、ストロボ23からの閃光を拡散する拡散フィルタ26b、ストロボ23からの閃光を集光するスポットフィルタ26c及びいずれかの色が着色された着色フィルタ26dの4つのフィルタが放射線状に装着されている。なお、フィルタの種類はこれらに限られない。
レンズ蓋部(回転蓋部材)26は、レンズ21の光軸bに対して直交するレンズ保護位置から、装置筺体20と対向する位置、具体的には、取付部27を中心として180°回転させたレンズ開放位置へ回転可能となるように構成されている。レンズ蓋部26がレンズ保護位置に配置されている場合、環状凸部25及びレンズ蓋部26は、レンズ21を保護するレンズカバーとして機能する。従って、携行時等の非撮像時にはレンズ蓋部26をレンズ保護位置に配置させておくことにより、レンズ21の表面を保護することができるため、安心して持ち運ぶことができる。なお、図6(a)はレンズ蓋部26がレンズ保護位置に配置してある状態を示しており、図6(b)はレンズ蓋部26をレンズ開放位置まで回転させた状態を示している。
また、レンズ蓋部26は、レンズ開放位置まで開放回転された場合に、図6(b)に示すように、ストロボ23と重なる位置にフィルタ26aが装着されている。更に、レンズ蓋部26は、後述するように、取付部27に枢支された補強リング29に回転可能に取り付けられており、レンズ開放位置まで回転された場合に自身の重心を通ってレンズ21の光軸bに平行な軸を中心として図6(b)中の矢符で示す方向に回転可能である。
以下に、環状凸部25及びレンズ蓋部26の構成について具体的に説明する。図7はレンズ蓋部26の構成を示す拡大縦断面図、図8は図7の状態からレンズ蓋部26をレンズ開放位置まで回転させた状態の説明図である。装置筺体20の外壁には、レンズ21の配置位置に円形断面を有する孔部20aが穿設されており、装置筺体20の内部に装着されたレンズ21が撮像面を孔部20aから外側に向けて配置してある。
装置筺体20には、孔部20aから所定距離を隔てた位置に環状凸部25が突設されており、環状凸部25の上方に軸孔27aを有する取付部27が設けられている。レンズ蓋部26は、取付部27の軸孔27aに内嵌される枢軸29aを有する補強リング29に回転可能に取り付けられている。枢軸29aの下端部には凸部29bが設けられており、取付部27の軸孔27aはこの凸部29bに対応する係止凹部27bを有している。なお、係止凹部27bは軸孔27aの上端周壁に形成されており、凸部29bは、レンズ蓋部26がレンズ保護位置にある場合には軸孔27aの下端周壁に配置される位置に設けられている。従って、レンズ蓋部26がレンズ保護位置からレンズ開放位置へ回転するとき、枢軸29aの凸部29bが軸孔27aの周壁によって撓みつつ係止凹部27bと係合することによってレンズ蓋部26がロックされる。
補強リング29は、レンズ蓋部26がレンズ保護位置にある場合に装置筺体20の環状凸部25に支持されるように、環状凸部25の円形断面と同程度の円形断面を有するリングであり、レンズ蓋部26を回転可能に係止する凸部29cが突設されている。一方、レンズ蓋部26は、外周縁に沿って溝が形成されており、この溝の外周壁からラジアル方向内側に突設され、この溝に嵌合させた補強リング29の凸部29cに係合する環状の係合凸部28を有している。
補強リング29の凸部29c及びレンズ蓋部26の係合凸部28の一方には、周方向の複数位置に位置決め用の凹部が設けられており、補強リング29の凸部29c及びレンズ蓋部26の係合凸部28の他方には、前記位置決め用の凹部に係合する位置決め用の凸部が設けられている。よって、位置決め用の凹部及び凸部の係合により、レンズ蓋部26をレンズ開放位置で、図6(b)中の矢符で示す方向に回転させる場合に周方向の複数位置で容易に位置決めできる位置決め手段として利用できる。
なお、本実施形態では、上述した位置決め用の凹部及び凸部を、フィルタ26a,26b,26c,26dのそれぞれがストロボ23と重なる位置に配置されるように、適切な4箇所に設けられている。また、位置決め用の凹部及び凸部が係合することにより、レンズ蓋部26の回転をロックすることができ、一旦ストロボ23と重なる位置に配置されたフィルタ26における位置が、撮像時においてずれることがない。
上述したように、レンズ蓋部26をレンズ開放位置まで回転させると、装置筺体20に突設されている取付部27の係合凹部27bに、レンズ蓋部26が取り付けられた補強リング29の凸部29が係合するのでレンズ蓋部26をロックすることができる。これにより、非撮像時にはレンズカバーとして機能するレンズ蓋部26を、撮像時にはレンズ開放位置で維持することができ、撮影の邪魔とならないと共に、レンズカバーの紛失を防止することができる。
また、レンズ蓋部26をレンズ開放位置まで回転させた場合、レンズ蓋部26を補強リング29との係合箇所でスライドさせることによって回転させることができ、レンズ蓋部26に装着されているフィルタ26a,26b,26c,26dを順にストロボ23と重なる位置に配置することができる。従って、各種のフィルタ26a,26b,26c,26dを通した閃光を用いた撮像を行なうことができ、ユーザの意図する作風における自由度を高めることができる。
また、レンズ蓋部26の補強リング29との取着部分に設けられている位置決め用の凹部及び位置決め用の凸部によって、撮像に用いるフィルタを変える場合に、前記凹部及び凸部の係合/離脱時にクリック感を得ることができると共に、レンズ蓋部26を所定の位置へ正確に移動させることができる。
上述した実施形態2では、本発明に係る撮像装置をデジタルスチルカメラに適用した例について説明したが、デジタルビデオカメラ、携帯電話等のレンズ及びストロボを備えた装置であればよい。
本発明に係る撮像装置の構成を示す斜視図である。 (a)は撮像装置の上面図、(b)は撮像装置の側面図である。 環部及びストロボ蓋部の構成を示す拡大縦断面図である。 (a)はロック部材の構成を示す拡大正面図、(b)は(a)のIV−IV線の断面図である。 (a)はストロボ蓋部をストロボ開放位置へ回転させた状態の説明図、(b)は(a)の状態から環部を反時計回りに90°回転させた状態の説明図である。 (a)は実施形態2に係る撮像装置の構成を示す斜視図、(b)は撮像装置の側面図である。 レンズ蓋部の構成を示す拡大縦断面図である。 図7の状態からレンズ蓋部をレンズ開放位置まで回転させた状態の説明図である。
符号の説明
1,2 撮像装置
10,20 装置筺体
11,21 レンズ
13,23 ストロボ(光源)
14 環部
15 ストロボ蓋部(光源蓋部)
15a 鏡体
26 レンズ蓋部(回転蓋部材)
26a,26b,26c,26d フィルタ
5 ロック部材(ロック手段)
a 閃光軸
b 光軸

Claims (8)

  1. 閃光を照射する光源を装置筺体に備えた撮像装置において、
    前記光源に対向配置され、装置筺体の前記光源の周囲に枢支されて前記光源を開閉することが可能な光源蓋部を備え、
    該光源蓋部は、内面に鏡体を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記光源蓋部は、前記光源から照射される閃光軸を中心として回転可能に装置筺体に枢支されていることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 装置筺体の前記光源の周囲に回転可能に外嵌される環部を備え、
    前記光源蓋部は、前記環部に枢支されていることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記光源蓋部を前記光源を開放した状態でロックするロック手段を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかひとつに記載の撮像装置。
  5. レンズを有する撮像部及び閃光を照射する光源を装置筺体に備えた撮像装置において、
    前記レンズに対向配置され、装置筺体の前記レンズの周囲に枢支されて前記レンズを開閉することが可能なレンズ蓋部を備え、
    該レンズ蓋部は、装置筺体と対向する位置まで開放回転することが可能であり、
    前記光源は、前記レンズ蓋部が装置筺体と対向する位置まで開放回転した場合に、前記レンズ蓋部に対向する位置に配置されており、
    前記レンズ蓋部は、装置筺体と対向する位置まで開放回転した場合に前記光源と重なる位置にフィルタを有することを特徴とする撮像装置。
  6. 前記レンズ蓋部は、装置筺体と対向する位置まで開放回転した場合に自身の重心を通って前記レンズの光軸に平行な軸を中心として回転可能な回転蓋部材を有し、
    該回転蓋部材は、複数の所定位置のそれぞれで回転を停止した場合に前記光源と重なる位置にフィルタを有することを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  7. 前記フィルタは、それぞれ異なるフィルタ特性を有することを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
  8. 前記回転蓋部材を前記所定位置のそれぞれで位置決めする手段を備えることを特徴とする請求項6又は7に記載の撮像装置。
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