JP2007041150A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ファインダビューとライブビューとの自動切り替えが可能な撮像装置を提供する。
【解決手段】撮像装置である一眼レフカメラ1の被写体像観察部5は、撮像用CCD4と、第二反射ミラー7,第三反射ミラー8,接眼レンズ10からなる観察光学系と、アイピースシャッタであるシャッタ羽根45,46,47と、観察用被写体像を撮像するCCD22と、上記被写体像を上記観察光学系およびCCD22に導く半透過の第四反射ミラーと、CCD22により撮像した被写体像を表示するLCD38と、上記カメラ操作者が上記観察光学系を観察しているかいないかを検出する投、受光センサ13,14とを有しており、受光センサ14により上記操作者が上記観察光学系を観察していないことが検出された場合、上記アイピースシャッタを閉じ、上記LCD38にCCD22により撮像された上記被写体像を表示させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ファインダビューとライブビューとを切り替え可能な撮像装置に関する。
従来のファインダ光学系を介して被写体像を観察するファインダビューと撮像素子で撮像した被写体像をLCD上で観察するライブビュー(すなわち、電子ビューファインダEVFによる場合)とを切り替え可能な撮像装置として、特許文献1に開示されたものは、ファインダ開口部から撮像素子への外光の入射を遮るアイピースシャッタと、このシャッタの開閉状態を検出する検出スイッチの出力に応してLCDによる画像表示を制御する制御部とを設けたものである。本装置は、上記アイピースシャッタが閉じていない湯合はLCDにおけるライブビュー、すなわち、EVF(電子ビューファインダ)表示を禁止し、アイピースシャッタが閉じられている時のみ上記EVF表示を許容するように構成されている。本装置では、EVF表示状態でファインダ開口部からカメラ内部に侵入する外光が上記アイピースシャッタにより遮られ、撮像素子へ悪影響をなくすことができる。
特許文献1は、特開2002−281357号公報である。
しかし、上述の特許文献1に開示された撮像装置においては、ファインダビューとライブビューとの切り替えを手動操作で行う必要があり、その切り替えが煩わしく、緊急に撮影を開始する必要がある場合、シャッタチャンスを逃がしてしまうことがあるなどの問題があった。
本発明は、上述の問題を解決するためになされたものであり、ファインダビューとライブビューとの自動切り替えが可能であり、かつ、ライブビュー時にはファインダ開口部からの外部光の内部への侵入が防止される撮像装置を提供することを目的とする。
本発明の請求項1記載の撮像装置は、ファインダビューとライブビューとを切り替え可能な撮像装置において、第一の撮像素子と、撮影レンズからの被写体光が結像した被写体像を観察する観察光学系と、開閉可能であり、開いている状態では上記観察光学系から上記被写体像を観察可能にし、閉じている状態では外部光が上記撮像装置内部に侵入することを防止するアイピースシャッタと、被写体光束を反射し上記観察光学系へと導く観察位置と、該観察位置から退避し、被写体光束を上記第一の撮像素子に導く退避位置とに移動可能な可動ミラーと、上記可動ミラーの上記反射光束が結像し、上記被写体像を形成する焦点板と、上記焦点板の上記被写体像を撮像する第二の撮像素子と、上記焦点板と上記観察光学系との光学光路上の間に配置され、上記焦点板上の上記被写体像を上記観察光学系に導き、上記焦点板上の上記被写体像を上記第二の撮像素子にも導く半透過反射部材と、上記アイピースシャッタを駆動する駆動源と、上記第二の撮像素子により撮像した被写体像を外部に表示する外部表示手段と、上記撮像装置を操作する操作者が上記観察光学系を観察しているかいないかを検出する検出手段と、上記検出手段が、上記操作者が上記観察光学系を観察していないことを検出すると上記駆動源を駆動して上記アイピースシャッタを閉じ、上記外部表示手段に上記被写体像を表示する制御を行う制御手段とを有する。
本発明の請求項2記載の撮像装置は、請求項1に記載の撮像装置において、上記アイピースシャッタは、液晶表示装置である。
本発明によれば、ファインダビューとライブビューとの自動切り替えが可能であり、かつ、ライブビュー時にはファインダ開口部からの外部光の内部への侵入が防止される撮像装置を提供する。
以下、図を用いて本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の第一の実施形態の撮像装置である一眼レフカメラ(デジタルカメラ)の要部の構成を示す斜視図である。図2は、上記一眼レフカメラにおける被写体像観察部の制御部のブロック構成図である。
本実施形態の一眼レフカメラ(以下、カメラと記載する)1は、被写体像を光学ファインダを介して観察するファインダビューモードと、LCD表示部により観察するライブビューモードとを撮影者(操作者)の観察状態を検出することによって自動的に切り替えることが可能なカメラである。このカメラ1は、図1,2に示すようにカメラボディに着脱可能な撮影レンズ2と、上記カメラボディ側の主な要素として後述する第一反射ミラー(可動ミラー)3の後方であって、撮影レンズ2の光軸O1 上に配される第一の撮像素子である撮影用CCD4と、制御手段であるカメラボディ制御用CPU30(図2)およびCPU30によって制御される撮像のための各制御要素(図示せず)と、被写体像観察部5とを有している。
被写体像観察部5は、図1に示すように観察光軸として光軸O1 から右方向に直交する光軸O2 と、光軸O2 から上方に直交する光軸O3 と、光軸O3 から左方向に直交する光軸O4 と、光軸O4 から後方に直交する光軸O5 とを有している。
この被写体像観察部5は、被写体光束の進む順に光軸O1 ,O2 上に斜設する観察位置から光軸O1 の光路から退避した退避位置(撮影時)に移動可能な反射面を有する可動ミラーの第一反射ミラー3と、光軸O2 上に配される部材であって、焦点板6および半透過反射部材の第二反射ミラー7と、光軸O4 上に配される部材であって、反射面を有する第三反射ミラー8、半透過反射部材(ハ−フミラ−)である第四反射ミラー9、結像レンズ21、第二の撮像素子であるライブビュー用CCD22と、光軸O5 上に配される部材であって、接眼レンズ10およびファインダ本体に設けられるファインダ開口部12と、ファインダ開口部12の内側に配されるアイピースシャッタユニット11と、ファインダ開口部12の周辺に配される検出手段である投光用LED13および受光センサ14とを有し、さらに、第二反射ミラー7の背面側であって、被写体光束光路外の光軸O2 上に配される測光センサ23および被写体光束光路外の光軸O3 上に配される合焦エリア表示用LED24と、図2に示す被写体像観察部5の各制御要素を含む制御部とを有している。なお、第二,三,四反射ミラー7,8,9および接眼レンズ10により観察光学系が構成される。
なお、カメラ1が被写体観察状態であるファインダビューモードにおいては、撮影者は、ファインダ開口部12を覗いて接眼レンズ10を介して焦点板6上の被写体像を観察する。ライブビューモードにおいては、撮影者は、ファインダ開口部12から自分の眼部15を離し、CCD22により取り込まれた焦点板6上の被写体像を被写体像表示用LCD38(図2)にて観察する。
被写体像観察時に第二反射ミラー7に到達した上記被写体像の光束の一部は、第二反射ミラー7を透過し、その背面側に配される測光センサ23に入射し、被写体の輝度が検出される。第二反射ミラー7の背面に配されている合焦エリア表示用LED24からの光は、第二反射ミラー7を透過した後、第三反射ミラーで反射され、さらに、第四反射ミラー9で反射され、接眼レンズ10に入射し、また、一部の光は、第四反射ミラー9を透過して結像レンズ21に入射し、合焦エリアの表示がなされる。
アイピースシャッタユニット11の詳細について、図3〜5を用いて説明する。
図3は、上記アイピースシャッタユニットの分解斜視図である。図4は、シャッタ開放状態にあるときの上記アイピースシャッタユニットをカメラ内部側から見た図である。図5は、シャッタ閉状態にあるときの上記アイピースシャッタユニットをカメラ内部側から見た図である。
アイピースシャッタユニット11は、接眼レンズ10の後方側であって、ファインダ開口部12よりも内側に配されており、該開口部に密接するシャッタ羽根によりファインダ開口部12を遮蔽、または、開放するユニットである。このアイピースシャッタユニット11は、ファインダ本体の支軸41により回転可能に支持される羽根駆動板42と、同じく支軸41により回転可能に支持され、かつ、積層状態で羽根駆動板42により支持され、該駆動板42と一体的に回動駆動可能な1枚と同支持軸41により回動可能に支持され、この軸41まわりに羽根駆動板42により駆動される2枚とからなり、アイピースシャッタを構成する第一,二,三シャッタ羽根45,46,47と、ピニオン62を有する駆動源であるアイピースシャッタモータ61と、ピニオン62により駆動されるギヤ列63と、支持軸65によって支持され、ギヤ列63により駆動されるギヤ64が固着されたカム板66と、羽根駆動板42に支持されるカムフォロア43と、羽根駆動板42をシャッタ開放方向に付勢する付勢バネ44と、羽根回動位置検出用のフォトインタラプタ(以下,PIと記載する)48と有している。
羽根駆動板42には支軸41が嵌入する軸孔42aと、カムフォロア43を支持する支持ピン42bと、羽根駆動ピン42cと、付勢バネ44が懸架されるバネ掛け42dとが設けられる。
第一,二,三シャッタ羽根45,46,47は、それぞれ形状が異なり、支軸41と相対回転可能に嵌入する軸孔45a,46a,47aを有しており、第一シャッタ羽根45は、羽根駆動ピン42cが嵌入される遊びのない丸孔45bを有し、第二,三シャッタ羽根46,47は、それぞれ羽根駆動ピン42cが該ピン42cと相対移動可能な状態で挿入される長さの異なる円弧状長孔46b,47bを有している。
カム板66は、羽根駆動板42のカムフォロア43と当接しており、回転駆動された場合、カムフォロア43を介して羽根駆動板42を回動駆動する。
上述の構成を有するアイピースシャッタユニット11において、アイピースシャッタモータ61によりカム板66は、一方向の反時計回りにのみ回転駆動されるものとする。いま、図4のシャッタ開放状態にあるとき、カム板66が回動し、カムフォロア43を介して羽根駆動板42が時計回りに回動駆動されると、羽根駆動ピン42cを介してシャッタ羽根45,46,47が時計回りに回動され、ファインダ開口部12を遮蔽する閉位置に移動する(図5)。シャッタ羽根45,46,47が閉位置へ到達すると、シャッタ羽根45の一部がファインダ開口部12の外に配されるPI48の受光素子と発光素子との間に進入し、シャッタ閉じ状態を検知し、アイピースシャッタモータ61は停止される。シャッタ羽根45,46,47が上記閉位置にある状態では、接眼レンズ10を介した被写体像の観察が不可であると同時に外光がファインダ開口部12からカメラ内、また、観察光学系内へ侵入することも防止される。
シャッタ羽根45,46,47を上記閉位置から開放位置に回動駆動する場合は、アイピースシャッタモータ61を同一方向に駆動し、カム板66を同様に反時計回りに回転駆動して、羽根駆動板42を反時計回りに回動させる。その回動により付勢バネ44の付勢力により羽根駆動ピン42cを介してシャッタ羽根45,46,47は、それぞれ反時計回りに回動し、ファインダ開口部12を開放する開放位置に到達し(図4)、アイピースシャッタモータ61の駆動が停止される。
シャッタ羽根45,46,47には、上述したようにそれぞれに羽根駆動ピン42cが挿入する遊びのない丸孔45b,回動方向に互いに長さの異なる円弧状長孔46b,47bが設けられているので、上述の開放位置から閉位置までの回動角度がそれぞれ異なる。シャッタ羽根45,46,47が閉位置にあるときには、図5に示すようにそれぞれがずれた状態で縁部のみが重なって、開口部を遮蔽し、かつ、開放位置にあるときには、図4に示すようにずれのない状態で積み重なった状態で退避している。また、ファインダ開口部12の下方および上方位置にシャッタ羽根が当接可能なストッパ49a,49bが配されており、特に円弧状長孔をもつシャッタ羽根46,47が開放位置、または、閉位置を超えて移動することを規制している。
なお、上記PI48による閉位置検出に対する変形例として、図6のカム板の正面図に示すようにカム板66上に切り欠き67aを有するPI羽根67を固着し、切り欠き67aをシャッタ羽根回動位置検出用PI48Aにより検出する構成のものも適用可能である。この場合、PI48Aの位置と切り欠き67aの位置とがカム板66で駆動されるシャッタ羽根が閉位置に到達するしたとき一致するときように設けることになる。
撮影者がファインダを覗く状態を検出するためのLED13と受光センサ14とは、図7の接眼枠12Aをカメラ背面側から見た図に示すようにファインダ開口部12の外の上方位置に配される。図1のように被写体像観察時、撮影者がファインダ開口部12を覗いている状態(観察光学系を観察している接眼状態)では、LED13からの光は、撮影者の眼部15またはその周囲部分で反射し、受光センサ14に入射する。受光センサ14よりオン信号が出力され、後述する物体検出回路34およびCPU30によって撮影者がファインダを覗いている状態が検出できる。一方、撮影者がファインダ開口部12を覗いていない状態であり、外部表示装置であるLCD38を見ている状態では、上記反射光が受光センサ14に入射せず、オン信号が出力されないので、その状態が物体検出回路34およびCPU30によって検出される。なお、LED13と受光センサ14との配設位置は、図7に示す配設位置に限らず、ファインダ開口部12の周囲の左右,下の何れの位置でもよい。
被写体像観察部5を制御するための制御部は、図2に示すようにカメラ全体の制御を司るカメラボディ制御用CPU30と、CCD22より出力される被写体像の撮像信号を画像処理する画像処理回路31と、アイピースシャッタの羽根移動を検出するためのPI48を駆動し、その出力信号を検出する羽根検出回路32と、LED13を駆動するLED駆動回路33と、受光センサ14の出力信号を検出する物体検出回路34と、アイピースシャッタモータ61を駆動するモータ駆動回路35と、外部表示手段であって、ライブビュー時の被写体像を表示するためのLCD38と、CCD22より取り込まれた被写体像の画像信号に基づいて画像処理を行ってLCD38に被写体像を表示させるためのLCD駆動回路37と、画像処理回路31とLCD駆動回路37とを結ぶバスライン39とを有している。
上述した構成を有するカメラ1において、カメラ1が被写体像観察状態であるファインダビューモード、または、ライブビューモードの何れかにある時、第一反射ミラー3は、CCD4の前方の光軸O1 に対して斜設した観察位置に移動している(図1)。一方、撮影時には、第一反射ミラー3は、光軸O1 の光路上から退避した退避位置に移動している(図1の2点鎖線で示す第一反射ミラー3′の位置)。この撮影状態では、被写体光束はCCD4の結像面上に結像し、その被写体像がCCD4にて電気的撮像信号に変換される。さらに、図示しない画像処理回路にて画像処理され、撮影画像信号として画像記録部(図示せず)にバスライン39を介して送信される。CPU30は、これらの制御を司る。
上記被写体像観察時においては、被写体光束は、観察位置にある第一反射ミラー3にて光軸O2 に沿って反射され、焦点板6上に結像する。その被写体像の光束は、第二反射ミラー7と第三反射ミラー8で反射され、さらに、第四反射ミラー9で反射され、接眼レンズ10側に導かれる。接眼レンズ10を透過した上記被写体像の光束は、アイピースシャッタユニット11、ファインダ開口部12側に射出される。
また、第四反射ミラー9に到達した上記被写体像の光束の一部は、第四反射ミラー9を透過し、結像レンズ21を透過してCCD22の結像面上に結像する。CCD22にてその結像した被写体像の電気的撮像信号への変換がなされる。
いま、アイピースシャッタが閉状態にあるとき、撮影者が観察状態を変えて眼部15によりファインダ開口部12を覗いたとすると、上述したように受光センサ14よりオン信号が出力され、その信号は、物体検出回路34を経てCPU30に入力され、撮影者がファインダ開口部12を覗いたことが検知される。CPU30は、その検知信号に基づいてモータ駆動回路35を介してアイピースシャッタモータ61を駆動し、カム板66を回動駆動させる。カム板66の回動によりアイピースシャッタユニット11のシャッタ羽根45,46,47は、開放位置まで回動駆動され、ファインダ開口部12は開放状態となる。この開放状態では、ファインダビューが可能となる。すなわち、撮影者は、ファインダ開口部12より接眼レンズ10を介して焦点板6に結像している被写体像を観察することができる。
また、アイピースシャッタが開状態にあるとき、撮影者がファインダ開口部12を覗くのをやめたとすると、受光センサ14よりオフ信号が出力され、その信号は、物体検出回路34を経てCPU30に入力され、撮影者がファインダ開口部12を覗いていないことが検知される。CPU30は、その検知信号に基づいてモータ駆動回路35を介してアイピースシャッタモータ61が駆動され、カム板66の回動によりアイピースシャッタユニット11のシャッタ羽根45,46,47は、閉位置まで回動駆動され、ファインダ開口部12が遮蔽状態となる。この遮蔽状態では、ライブビューが可能となる。すなわち、ファインダ開口部12から侵入する外光のない状態のもとで焦点板6に結像している被写体像の光束が結像レンズを介してCCD22上の結像面に結像する。その被写体像から変換された電気的信号撮像信号は、画像処理回路31で画像処理された後、被写体像信号としてバスライン39を介してLCD駆動回路37内に取り込まれる。上記被写体像信号は、さらに、LCD駆動回路37で処理され、LCD38に被写体像として表示される。撮影者は、LCD38に表示される上記被写体像を観察することができる。
次に、本実施形態のカメラ1の撮影シーケンスにおける被写体像観察モードの切り替え処理を含む処理について、図8,9,10のフローチャートを用いて説明する。
図8は、カメラ1における「メイン処理」の一部を示すフローチャートであって、特に被写体像観察モードの切り替え処理に関する部分を示す。図9は、図8の「メイン処理」のルーチンで呼び出されるサブルーチン「ライブビューモードへの切り替え処理」のフローチャートである。図10は、図8の「メイン処理」のルーチンで呼び出されるサブルーチン「ライブビューモードの解除処理」のフローチャートである。
カメラ1においてパワースイッチがオンされると、CPU30の制御のもとで図8の「メイン処理」が立ち上げられ、制御動作が開始される。まず、ステップS1にて各制御部の初期化がなされ、撮影に関する各種の制御が実行される。そこで、カメラ1が被写体像観察可能状態になるとステップS2において、接眼状態がどうかの判別がなされる。詳しくは、受光センサ14の出力によって撮影者がファインダ開口部12を覗いているかどうかが受光センサ14の出力により検出される。該開口部12を覗いていることが検出された場合(接眼状態)は、ステップS3に進み、覗いていないことが検出された場合(非接眼状態)は、ステップS5に進む。
ステップS5では、図9に示すブルーチン「ライブビューモードへの切り替え処理」が呼び出される。そこで、ステップS11にてアイピースシャッタモータ61をオンとし、カム板66を回転させ、シャッタ羽根45,46,47をそれぞれ閉方向に回動させる。ステップS12にてアイピースシャッタ閉動作が完了したかをシャッタ羽根閉位置を検出するPI48の出力によって検知する。該閉動作が完了すると、ステップS13にてアイピースシャッタモータ61をオフとして、ステップS14に進む。
ステップS14では、ライブビュー用撮像素子であるCCD22を駆動して被写体像を電気的撮像信号に変換し、その画像信号による画像を外部画像表示装置であるLCD38に表示させ、ライブビュー状態としてメインフローに戻る。
上述したメインルーチンにてステップS3に進んだ場合、現在の観察状態がライブビュー状態であるかをチェックし、ライブビュー状態でなければ、言い換えると、ファインダビュー状態であれば、そのまま本サブルーチンからメインルーチンに戻る。ライブビュー状態であれば、ステップS4に進む。
ステップS4では、図10に示すブルーチン「ライブビューモードへの解除処理」が呼び出される。そこで、ステップS21にてアイピースシャッタモータ61を所定時間だけオンとし、カム板66を回転させ、シャッタ羽根45,46,47をそれぞれ開放方向に回動させる。ステップS22にてアイピースシャッタモータ61の所定時間の駆動完了によるアイピースシャッタ開動作が終了したことが確認されると、ステップS23に進み、アイピースシャッタモータ61をオフとする。
ステップS24では、ライブビュー用撮像素子であるCCD22の駆動を停止させ、外部画像表示装置であるLCD38の被写体像の表示を停止させて、ファインダビュー状態としてメインフローに戻る。
以上、説明したように本実施形態のカメラ1においては、被写体像観察時にてモード切り替えスイッチ等の操作を行うことなく、ファインダビューとライブビューの切り替えが自動的に行われ、切り替えの手間を必要とぜず、即座に何れかのビューモードに対応できる。すなわち、撮影者がファインダを覗くと、その覗いた状態を受光センサ14で検出し、自動的にアイピースシャッタを開いてファインダビューが可能な状態にセットされる。また、撮影者の眼部15がファインダから離れると、その状態を受光センサ14により検出し、自動的にアイピースシャッタを閉じてライブビューが可能な状態にセットされる。また、上記ライブビュー状態にセットされたとき、ファインダ開口部12がアイピースシャッタで完全に遮光されることから、外光のファインダ開口部12からの侵入が防止され、CCD22による被写体像の電気的撮像信号への変換が外光の影響を受けることなく行われ、画質の劣化が防止される。
次に,本発明の第二の実施形態の撮像装置である一眼レフカメラ(デジタルカメラ)について、図11,12を用いて説明する。
図11は、上記カメラの要部の構成を示す斜視図である。図12は、上記カメラにおける被写体像観察部のブロック構成図である。
本実施形態のカメラ71は、第一の実施形態のカメラ1における被写体像観察部5のアイピースシャッタユニット11に替えて透明状態と遮光状態とを切り替え可能な液晶表示装置である液晶アイピースシャッタ73を適用するものである。それ以外は、第一の実施形態のカメラ1と同様の構成を有しており、その同一の構成要素に対しては、同一の符号を付して、以下、異なる部分について説明する。
本実施形態のカメラ71の被写体像観察部72には、図11に示すように接眼レンズ10の後方であって、ファインダ開口部12の内側に液晶アイピースシャッタ73が配されている。この液晶アイピースシャッタ73は、図12に示す液晶制御回路74により駆動され、被写体像観察モードによってオフ状態(透明状態)とオン状態(不透明状態)とに切り替えられる。
上記被写体像観察モードは、第一の実施形態の場合と同様にファインダビューモードとライブビューモードとがあり、撮影者がファインダ開口部12を覗いている状態か否かを受光センサ14により検出し、覗いていることが検出された場合には、CPU30の制御のもとで液晶アイピースシャッタ73をオフとして透明状態になるように駆動し、接眼レンズ10を介して被写体像が観察可能なファインダビューモードにセットされる。覗いていないことが検出された場合には、CPU30の制御のもとで液晶アイピースシャッタ73をオンとして不透明状態(遮光状態)になるように駆動し、ファインダ開口部12からカメラ内部への外光の侵入のない状態でCCD22により被写体像が電気的撮像信号に変換され、画像処理される。その画像処理された被写体画像を外部画像表示部であるLCD38に表示され、ライブビューモードにセットされる。
本実施形態のカメラ71の撮影シーケンスにおける被写体像観察モードの切り替え処理を含むメイン処理は、図8に示した第一実施形態のカメラ1の場合と同様であるが、そのメイン処理ルーチンで呼び出されるサブルーチン「ライブビューモードへの切り替え処理」および「ライブビューモードの解除処理」の処理内容が異なる。以下、それらのサブルーチンについて、図13,14のフローチャートを用いて説明する。
本実施形態のカメラ71において、CPU30の制御のもとで図8のメイン処理ルーチンのステップS5でサブルーチン「ライブビューモードへの切り替え処理」が呼び出された場合、図13に示すようにステップS31にて液晶アイピースシャッタ73をオンとし、不透明状態(遮光状態)とする。ステップS32にてライブビュー用撮像素子であるCCD22の駆動を開始させ、外部画像表示部であるLCD38にCCD22で取り込まれた被写体像を表示させ、本サブルーチンのフローから抜け、メインフローに戻る。
また、図8のメイン処理ルーチンのステップS4でサブルーチン「ライブビューモードへの解除処理」が呼び出された場合、図14に示すようにステップS41にて液晶アイピースシャッタ73をオフとし、透明状態として、接眼レンズ10を介して被写体像を観察可能な状態とする。ステップS42にてライブビュー用撮像素子であるCCD22の駆動を停止させ、また、外部画像表示部であるLCD38における被写体像の表示を停止させ、本サブルーチンのフローから抜け、メインフローに戻る。
以上、説明したように本実施形態のカメラ71によれば、第一の実施形態のカメラの場合と同様に被写体像観察時にてモード切り替えスイッチ等の操作を行うことなく、ファインダビューとライブビューの切り替えが自動的に行われ、切り替えの手間を必要とぜず、即座に何れかのビューモードに対応できる。さらに、本実施形態では、アイピースシャッタユニットを組み込む必要がないので被写体像観察部72の接眼レンズまわりの占有スペ−スが小さくなり、カメラの小型化が実現できる。
この発明は、上記各実施の形態に限ることなく、その他、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を実施し得ることが可能である。さらに、上記各実施形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合せにより種々の発明が抽出され得る。
本発明の撮像装置は、ファインダビューとライブビューとの自動切り替えが可能であり、かつ、ライブビュー時にはファインダ開口部からの外部光の内部への侵入が防止される撮像装置として利用が可能である。
本発明の第一の実施形態の撮像装置である一眼レフカメラの要部の構成を示す斜視図である。 図1のカメラにおける被写体像観察部の制御部のブロック構成図である。 図1のカメラに適用されるアイピースシャッタユニットの分解斜視図である。 図3のアイピースシャッタユニットの開放状態をカメラ内部側から見た図である。 図3のアイピースシャッタユニットの閉状態をカメラ内部側から見た図である。 図3のアイピースシャッタユニットに適用されるPIの装着位置の変形例を示すカム板の正面図 図1のカメラの接眼枠をカメラ背面側から見た図である 図1のカメラにおける撮影シーケンスの「メイン処理」の一部のフローチャートであって、特に被写体像観察モードの切り替え処理に関する部分を示す。 図8の「メイン処理」のルーチンで呼び出されるサブルーチン「ライブビューモードへの切り替え処理」のフローチャートである。 図8の「メイン処理」のルーチンで呼び出されるサブルーチン「ライブビューモードの解除処理」のフローチャートである。 本発明の第二の実施形態の一眼レフカメラの要部の構成を示す斜視図である。 図11のカメラにおける被写体像観察部の制御部のブロック構成図である。 図11のカメラの撮影シーケンスにおける「メイン処理」のルーチンで呼び出されるサブルーチン「ライブビューモードへの切り替え処理」のフローチャートである。 図11のカメラの撮影シーケンスにおける「メイン処理」のルーチンで呼び出されるサブルーチン「ライブビューモードの解除処理」のフローチャートである。
符号の説明
3 …第一反射ミラー(可動ミラー)
4 …CCD(第一の撮像素子)
6 …焦点板
7 …第二反射ミラー(観察光学系)
8 …第三反射ミラー(観察光学系)
9 …第四反射ミラー
(観察光学系,半透過反射部材)
10 …接眼レンズ(観測光学系)
13 …LED(検出手段)
14 …受光センサ(検出手段)
22 …CCD(第二の撮像素子)
30 …CPU(制御手段)
38 …LCD(外部表示手段)
45 …第一シャッタ羽根(アイピースシャッタ)
46 …第二シャッタ羽根(アイピースシャッタ)
47 …第三シャッタ羽根(アイピースシャッタ)
61 …アイピースシャッタモータ(駆動源)
73 …液晶アイピースシャッタ(液晶表示装置)

Claims (2)

  1. ファインダビューとライブビューとを切り替え可能な撮像装置において、
    第一の撮像素子と、
    撮影レンズからの被写体光が結像した被写体像を観察する観察光学系と、
    開閉可能であり、開いている状態では上記観察光学系から上記被写体像を観察可能にし、閉じている状態では外部光が上記撮像装置内部に侵入することを防止するアイピースシャッタと、
    被写体光束を反射し、上記観察光学系へと導く観察位置と、該観察位置から退避し、被写体光束を上記第一の撮像素子に導く退避位置とに移動可能な可動ミラーと、
    上記可動ミラーの上記反射光束が結像し、上記被写体像を形成する焦点板と、
    上記焦点板の上記被写体像を撮像する第二の撮像素子と、
    上記焦点板と上記観察光学系との光学光路上の間に配置され、上記焦点板上の上記被写体像を上記観察光学系に導き、上記焦点板上の上記被写体像を上記第二の撮像素子にも導く半透過反射部材と、
    上記アイピースシャッタを駆動する駆動源と、
    上記第二の撮像素子により撮像した被写体像を外部に表示する外部表示手段と、
    上記撮像装置を操作する操作者が上記観察光学系を観察しているかいないかを検出する検出手段と、
    上記検出手段が、上記操作者が上記観察光学系を観察していないことを検出すると上記駆動源を駆動して上記アイピースシャッタを閉じ、上記外部表示手段に上記被写体像を表示する制御を行う制御手段と、
    を有することを特徴とした撮像装置。
  2. 上記アイピースシャッタは、液晶表示装置であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8542305B2 (en) 2007-03-30 2013-09-24 Casio Computer Co., Ltd. Imaging device having display brightness control function
JP2015170209A (ja) * 2014-03-07 2015-09-28 キヤノン株式会社 表示制御装置、表示制御装置の制御方法

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