JP3360809B2 - レンズフード - Google Patents

レンズフード

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JP3360809B2
JP3360809B2 JP10478298A JP10478298A JP3360809B2 JP 3360809 B2 JP3360809 B2 JP 3360809B2 JP 10478298 A JP10478298 A JP 10478298A JP 10478298 A JP10478298 A JP 10478298A JP 3360809 B2 JP3360809 B2 JP 3360809B2
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拓司 浜崎
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    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B17/02Bodies
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
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    • G03B11/00Filters or other obturators specially adapted for photographic purposes
    • G03B11/04Hoods or caps for eliminating unwanted light from lenses, viewfinders or focusing aids
    • G03B11/045Lens hoods or shields

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Blocking Light For Cameras (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレンズフードに関
し、特にカメラレンズに用いて好適なレンズフードに関
する。
【0002】
【従来の技術】カメラレンズでは、撮影画角外の領域か
らの光を遮光するためにレンズフードが用意されてお
り、レンズの鏡筒の先端部に装着される。一方、撮影効
果を高めるために、レンズ鏡筒に偏光フィルタ、クロス
フィルタ等の各種フィルタをレンズ鏡筒の先端部に装着
して撮影効果を高めることも行われている。例えば、偏
光フィルタの場合には光軸回りの回転位置を変化させる
ことで被写体からの偏光を制限し、撮影画像の鮮明化を
図っている。また、クロスフィルタの場合には光軸回り
の回転位置を変化させることで十字型の光条を変化させ
ている。このような、光軸回りの回転位置を変化させる
ことで、撮影効果が変化できるフィルタ、ここでは回転
効果フィルタと称するフィルタを一眼レフカメラで使用
する場合には、回転効果フィルタの効果をファインダで
確認することが可能であり、したがって回転効果フィル
タと同様にレンズ鏡筒の先端部に装着される前記したレ
ンズフードは、レンズフードを装着した状態でも回転効
果フィルタを回転操作しながら撮影を行うことができる
構成がとられている。
【0003】例えば、図9はその一部の断面図であり、
回転効果フィルタとして偏光フィルタを用いた例を示し
ている。この偏光フィルタ20は、円板状に形成された
偏光フィルタの周辺部を支持する可動枠22と、この可
動枠22を光軸回りに回転可能に支持している固定枠2
1とで構成されており、前記固定枠21はその外周面に
形成された雄ネジ溝23をレンズ鏡筒10の先端部の内
周面に形成した雌ネジ溝11に螺合することで前記レン
ズ鏡筒10に取着でき、かつ取着したときには可動枠2
2を操作して固定枠21に対して回転させることで、偏
光フィルタ20の光軸回りの回転位置を任意に調整でき
るように構成されている。また、前記レンズ鏡筒10の
先端部の外周面にはレンズフード70が取着される。こ
のレンズフード70の取着構造としては、例えばバヨネ
ット構造が用いられている。
【0004】そして、前記したように、レンズフード7
0を取着した状態でも回転効果フィルタ、ここでは偏光
フィルタ20の回転操作を可能とするために、前記レン
ズフード70は、前記偏光フィルタ20の周囲に、撮影
者の指先が入り込むことが可能な程度のスペースを確保
するように、レンズ鏡筒10の外径に対して充分大きな
な外径寸法に形成されている。したがって、このレンズ
フード70を用いて偏光フィルタ20を利用した撮影を
行う場合には、同図に示すように、撮影者はレンズフー
ド70の前側開口から指を差し込み、指先で偏光フィル
タ20の可動枠22を操作してレンズ鏡筒10に対して
回転させることが可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このレ
ンズフード70では、撮影者はファインダを覗いて被写
体を確認しながら片方の手で偏光フィルタ20を操作す
る際に、レンズフード70の前側開口から差し入れた手
がレンズ鏡筒10の一部を遮ることになるため、ファイ
ンダ視野にけられが生じることがあり、撮影画面を確認
する上で好ましくない。また、レンズフード内に指を差
し入れるためのスペースを確保するために、レンズフー
ド70の外径がレンズ鏡筒に対して大きなものになり易
く、携帯性やデザインの面から好ましいものとはなって
いない。
【0006】そこで、従来では、図10に示すように、
レンズフード80の一部に開口部81、すなわち撮影者
の指が挿入可能な穴を開設し、この開口部81を通して
レンズフード80内に指を差し入れることで、偏光フィ
ルタ20の回転操作を可能にしたものが提案されてい
る。このレンズフード80では、偏光フィルタ20の周
囲に指を差し込むスペースを確保することがないため、
レンズフード80の径寸法を低減できるとともに、偏光
フィルタ20を調整する際の撮影者の手によるファイン
ダでの視野のけられを回避することが可能となる。しか
しながら、このような開口部81が存在していると、開
口部81から指を引き出して実際に撮影を行うレリーズ
時等には開口部81を通して画角外の光がレンズ鏡筒1
0に入射されることになり、レンズフード本来の機能が
損なわれてしまうことになる。
【0007】本発明の目的は、レンズフード本来の機能
を損なうことなく、外径寸法を低減し、かつその一方
で、偏光フィルタ等のレンズ鏡筒に装着される部品の調
整操作を容易に行い得るレンズフードを提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のレンズフード
は、カメラのレンズ鏡筒の先端部を包囲するようにレン
ズ鏡筒に取着されるレンズフードであり、前記レンズ鏡
筒の先端部に装着されて光軸回りの回転位置を調整して
撮影効果の違いを生じさせる偏光フィルタ、クロスフィ
ルタ等の回転効果フィルタ部品を操作するために、前記
レンズフードの円周の少なくとも一部に開設されて撮影
者の指を前記レンズフード内に差し入れることを可能と
する開口部と、この開口部を閉塞するための蓋部材が備
えられることを特徴とする。ここで、前記蓋部材は、前
記レンズフードとは別体に形成され、前記レンズフード
に対して着脱可能に構成される。例えば、前記蓋部材
は、前記開口部が設けられた部位の前記レンズフードの
円周一部を補填する形状に形成され、前記レンズフード
に取着されたときに、当該レンズフードの円周一部とし
て構成される。
【0009】また、前記蓋部材は前記レンズフードの外
周面に沿って光軸回りに回転操作可能な環状部材として
形成され、かつその円周の少なくとも一部には窓が開設
され、その回転位置に応じて前記開口部を閉塞し、ある
いは前記窓により前記開口部を開放する構成とされる。
例えば、前記開口部は前記レンズフードの異なる円周位
置にそれぞれ設けられ、前記蓋部材の回転位置に応じて
選択された開口部の一つに前記窓が対応位置され、当該
対応位置された開口部を開放する構成とされる。
【0010】レンズフードに設けられた開口部を通して
撮影者の指をレンズフード内に差し入れて、レンズ鏡筒
に装着されている偏光フィルタ等の部品を調整すること
が可能とされる一方で、当該部品の調整を行なわないと
きには蓋部材で開口を塞ぎ、画角外の光がレンズ鏡筒に
入射されることを防止し、レンズフード本来の遮光効果
が確保される。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明のレンズフードの第1
の実施形態の概略構成を示す斜視図であり、図2及び図
3はそのレンズフードをカメラのレンズ鏡筒に装着し、
かつ後述する蓋体を取着しない状態と取着した状態の要
部の断面図である。これらの図において、一眼レフカメ
ラのレンズ鏡筒10は、その先端部の内面に雌ネジ溝1
1が形成されており、前記したような固定枠21と可動
枠22とで構成される回転効果フィルタ、例えば偏光フ
ィルタ20の固定枠21の外周面に形成された雄ネジ溝
23が螺合されることでレンズ鏡筒10に装着される。
この偏光フィルタ20は可動枠22を指先で操作するこ
とで、レンズ鏡筒10に対して光軸回りの回転位置を任
意に調整できるものであることは前記した通りである。
また、前記レンズ鏡筒10の先端部の外周面には光軸方
向に並設された一対の円環壁12,13で構成される円
環溝14がバヨネット溝として構成されている。
【0012】前記レンズ鏡筒10に取着されるレンズフ
ード30は、前記レンズ鏡筒10の外径に略等しい基端
部31からテーパ状(円錐状)に拡径されるテーパ部3
2を経て、前記レンズ鏡筒の外径よりも若干径寸法が大
きくなるように先端部33に向けて緩やかに径寸法が増
大される円筒状に形成されており、その先端縁部はレン
ズ鏡筒の撮影画角に対応した曲線形状とされている。ま
た、前記レンズフード30の前記基端部31には、前記
レンズ鏡筒10のバヨネット溝14に係合されるバヨネ
ット壁34が形成され、レンズフード30を前記レンズ
鏡筒10の先端側から装着し、かつバヨネット壁34を
バヨネット溝14内に係合させた上で、レンズフード3
0を所要角度だけ光軸回りに回転させることで、バヨネ
ット壁34とバヨネット溝14との協動によってレンズ
フード30がレンズ鏡筒10に取着されることになる。
【0013】また、図4(a)に平面構成を示すよう
に、前記レンズフード30の円周一部、ここではレンズ
フード30の上側周面部位には、前記テーパ部32から
先端部33に入り込む領域にわたって矩形に切り欠かれ
た開口部35が形成されている。前記開口部35は光軸
に沿う両側縁が平行に形成され、かつこれらの両側縁に
沿った内面には、レンズフード30の肉厚よりも薄肉
で、かつ先端部側から基端部側の近傍位置にまでわたっ
て延長されたガイドレール36がそれぞれ形成されてい
る。また、前記開口部35よりも先端側の前記レンズフ
ード30の先端側領域の内面には肉厚が部分的に低減さ
れた段部37が設けられる。なお、前記開口部35は、
この開口部35を通してレンズフード30の外側から内
側に撮影者の指を差し入れることができ、かつ指先で前
記偏光フィルタ20の可動枠21に触れて偏光フィルタ
20を光軸回りに回転操作することができるような寸法
に形成されている。
【0014】一方、前記開口部35には、これを閉塞す
ることが可能な蓋体40が付属されている。前記蓋体4
0は、図5(a),(b),(c)に表面図、側面図、
裏面図をそれぞれ示すように、前記レンズフード30に
前記開口部35を形成することによって切り欠かれた先
端部33及びテーパ部32の円周一部を補填するような
断面が円弧状をした矩形に近い板状片として構成されて
おり、その平行な両側辺には前記開口部35の一対のガ
イドレール36に摺接される薄肉部41が先端部から基
端部にわたって形成されており、かつその基端部には前
記ガイドレール36をその板厚方向に挟持するための挟
持片42がそれぞれ形成されている。また、前記蓋体4
0の先端部には、前記レンズフード30の内面に沿って
進入され、かつ進入されたときに前記段部37に係合さ
れる先端突部44を有する係合片43が先端側に向けて
突出形成されている。さらに、前記蓋体40の外面に
は、蓋体を操作するために表面を複数の三角波状に加工
したギザ部45が形成され、また蓋体40の表面にはそ
の着脱操作方向を示するための光軸方向に向けられた矢
印記号46が刻印されている。
【0015】前記蓋体40は、常態では図3及び図4
(b)に示すように、前記レンズフード30の開口部3
5に嵌合取着されて当該開口部35を閉塞している。す
なわち、係合片43が開口部35内に内挿可能な状態で
かつ薄肉部41がガイドレール36上に位置されるよう
に蓋体40を開口部35上に置いた上で、ギザ部45を
指先で操作しながらガイドレール36に沿って蓋体40
をレンズフード30の基端側から先端側に摺動させる
と、係合片43は開口部35の先端縁からレンズフード
30の内面に沿って進入され、その先端突部44が段部
37に係合される。また、これと同時に、蓋体40の内
面と挟持片42との間にガイドレール36の基端部が挟
持され、ガイドレール36に対して蓋体40の基端部が
固定される。したがって、この蓋体40がレンズフード
30に取着されている状態では、前記蓋体40は前記開
口部35を閉塞し、かつ蓋体40がレンズフード30の
円周一部を構成していることになる。
【0016】一方、レンズフード30をレンズ鏡筒10
に取着した状態で、レンズ鏡筒10に装着した偏光フィ
ルタ20を回転調整しながら撮影を行う場合には、蓋体
40のギザ部に指を当接させて蓋体40を僅かにレンズ
フード30の内径方向に押圧しながら基端側に向けて力
を加えると、係合片43は内径方向に弾性変形しながら
先端突部44が段部37から外れ、かつ挟持片42がガ
イドレール36の基端部から外れるため、図2及び図4
(a)に示したように、蓋体40をレンズフード30か
ら取り外すことができる。したがって、レンズフード3
0の開口部35は開いた状態となり、この開口部35を
通して撮影者は、図10に示した場合と同様に指をレン
ズフード30内に差し入れ、偏光フィルタ20の回転位
置の調整を行うことが可能となる。なお、調整後には、
開口部35を手で覆いながら撮影し、あるいは蓋体40
を開口部35に取着した後に撮影を行うことで、レンズ
フード30での遮光が確保された撮影が実現できる。
【0017】図6は本発明の第2の実施形態のレンズフ
ードの斜視図である。このレンズフード50は、前記第
1の実施形態と同様に基端部51、テーパ部52、先端
部53で構成されており、その上で先端部53のテーパ
部52寄りの領域の板厚が表面側で低減されて円環状の
周面凹部54が形成されており、この周面凹部54の上
側面と下側面にそれぞれ矩形の開口部55,56が開口
され、これらの開口部55,56を通して撮影者が指を
レンズフード50内に差し入れて前記偏光フィルタ20
の回転位置を調整可能にしている。そして、前記周面凹
部54から前記テーパ部52の領域の外面を覆うよう
に、先端側の径寸法が基端側の径寸法よりも若干大きく
された円筒状をした蓋リング60が嵌合取着されてい
る。
【0018】前記蓋リング60は、その基端部61の内
周面に環状凹部62が形成され、この環状凹部62が前
記レンズフード50の基端部51の外周面に形成された
環状突部57に嵌合されており、この嵌合構造により前
記蓋リング60は前記レンズフード50の外周面に沿っ
て軸回り方向に回転可能とされている。また、前記レン
ズフード50の前記環状突部57には、光軸回りに90
°の位置のそれぞれにクリック突起58が形成され、こ
れに対応する前記蓋リング60の前記環状凹部62には
同様に光軸回りの90°の位置にクリック凹部63が形
成されている。これにより、蓋リング60を光軸回りに
回転操作したときに、90°の回転位置でクリック突起
58とクリック凹部63が係合され、この係合位置にお
いて蓋リング60の回転位置を安定に保持することがで
きるように構成される。そして、前記蓋リング60があ
る回転位置に安定保持された状態のときに、前記レンズ
フード50の開口部55,56のいずれか一方に対向す
る位置の蓋リング60の円周一部には、先端側から基端
側に向けて切り欠き窓64が形成されており、この切り
欠き窓64を通して前記開口部55または56を開放す
るように構成されている。
【0019】この蓋リング60を備えることにより、こ
の第2の実施形態のレンズフード50は、常態では図7
に示すように、蓋リング60の切り欠き窓64が、レン
ズフード50の開口部55,56とは異なる回転位置に
位置されている。このため、開口部55,56は蓋リン
グ60の円周面部によって閉塞された状態にあり、通常
撮影でのレンズフードによる遮光効果が発揮される。一
方、偏光フィルタ20を回転調整しながらの撮影を行う
場合には、図8に示すように、前記した回転位置から蓋
リング60を右あるいは左方向に回転し、例えば、切り
欠き窓64をレンズフード50の上側面の開口部55に
対向位置させる。これにより、開口部55は切り欠き窓
64を通して開放されるため、切り欠き窓64及び開口
部55を通して撮影者の指をレンズフード50内に差し
入れることができ、偏光フィルタ20の回転調整が可能
となる。そして、偏光フィルタ20の回転位置を調整し
た後は、蓋リング60を元の方向あるいは反対側に90
°回転することで、蓋リング60により開口部55を閉
塞でき、画角外の光をレンズフード50で遮光した状態
での撮影が可能となる。
【0020】また、この場合、蓋リング60を常態から
反対側に回転し、切り欠き窓64をレンズフード50の
下側面の開口部56に対向位置させてもよい。この場合
には、この下側面の開口部56が開放されるため、レン
ズフード50の下側から指を差し入れて偏光フィルタ2
0を調整することが可能となる。このように、レンズフ
ード50の下側面の開口部56を開放したときには、撮
影時に開口部56を蓋リング60によって閉塞しない場
合でも、上側面の開口部55を開放している場合に比較
して画角外の光がレンズ鏡筒に進入する確率は低く、撮
影に対する影響を最小限に抑えることができる。このよ
うに、この第2の実施形態では、蓋リング60がレンズ
フード50と一体に設けられているるため、前記第1の
実施形態のように蓋体40を外したときに、これを保管
する必要もなく、蓋体を紛失することによる弊害が生じ
ることもない。
【0021】なお、前記各実施形態では、撮影効果フィ
ルタとして偏光フィルタの例を示しているが、前記した
ようなクロスフィルタを始めとして、レンズ鏡筒に装着
した状態で回転調整して撮影効果を高めるフィルタを用
いる場合においても本発明を有効に利用することが可能
である。また、レンズフードに設ける開口は、前記各実
施形態の円周位置に限られるものでないことは言うまで
もない。また、本発明は銀塩フィルムを用いる写真カメ
ラのみならず、CCD撮像素子を用いるデジタルカメラ
のレンズフードとして適用することも可能であることは
言うまでもない。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明のレンズフー
ドは、レンズ鏡筒の先端部に装着されて光軸回りの回転
位置を調整して撮影効果の違いを生じさせる偏光フィル
タ、クロスフィルタ等の回転効果フィルタ部品を操作す
るためにレンズフードの円周の少なくとも一部に開設さ
て撮影者の指を前記レンズフード内に差し入れること
を可能とする開口部と、前記開口部を閉塞するための蓋
部材を備えているので、開口部を通して撮影者の指をレ
ンズフード内に差し入れて前記部品を調整することが可
能とされる一方で、当該部品の調整を行なわないときに
は蓋部材で開口を塞ぎ、画角外の光がレンズ鏡筒に入射
されることを防止し、レンズフード本来の遮光効果を確
保することができる。したがって、レンズフードの径寸
法をレンズ鏡筒の外径寸法に近い寸法程度まで縮小で
き、レンズフードの小型化が実現できるとともに、撮影
効果の高い高品質の撮影を実現する上で有効なものとな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレンズフードの第1の実施形態の斜視
図である。
【図2】レンズフードをレンズ鏡筒に取着した状態の要
部の断面図である。
【図3】レンズフードをレンズ鏡筒に取着し、かつ蓋体
を取着した状態の要部の断面図である。
【図4】レンズフードの平面図である。
【図5】蓋体の表面図、側面図、裏面図である。
【図6】本発明のレンズフードの第2の実施形態の斜視
図である。
【図7】レンズフードをレンズ鏡筒に取着した状態で開
口部を閉じた状態の要部の断面図である。
【図8】レンズフードをレンズ鏡筒に取着した状態で開
口部を開いた状態の要部の断面図である。
【図9】従来のレンズフードの一例の一部の断面図であ
る。
【図10】従来のレンズフードの他の例の一部の断面図
である。
【符号の説明】
10 レンズ鏡筒 20 回転効果フィルタ(偏光フィルタ) 30 レンズフード 35 開口部 40 蓋体 50 レンズフード 55,56 開口部 60 蓋リング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 11/04

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラのレンズ鏡筒の先端部を包囲する
    ように前記レンズ鏡筒に取着されるレンズフードであっ
    て、前記レンズフードには、前記レンズ鏡筒の先端部に
    装着されて光軸回りの回転位置を調整して撮影効果の違
    いを生じさせる偏光フィルタ、クロスフィルタ等の回転
    効果フィルタ部品を操作するために、前記レンズフード
    の円周の少なくとも一部に開設されて撮影者の指を前記
    レンズフード内に差し入れることを可能とする開口部
    と、前記開口部を閉塞するための蓋部材が備えられるこ
    とを特徴とするレンズフード。
  2. 【請求項2】 前記蓋部材は前記レンズフードとは別体
    に形成され、前記レンズフードに対して着脱可能である
    請求項1に記載のレンズフード。
  3. 【請求項3】 前記蓋部材は、前記開口部が設けられた
    部位の前記レンズフードの円周一部を補填する形状に形
    成され、前記レンズフードに取着されたときに、当該レ
    ンズフードの円周一部として構成される請求項2に記載
    のレンズフード。
  4. 【請求項4】 前記蓋部材は前記レンズフードの外周面
    に沿って光軸回りに回転操作可能な環状部材として形成
    され、かつその円周の少なくとも一部には窓が開設さ
    れ、その回転位置に応じて前記開口部を閉塞し、あるい
    は前記窓により前記開口部を開放する構成である請求項
    1に記載のレンズフード。
  5. 【請求項5】 前記開口部は前記レンズフードの異なる
    円周位置にそれぞれ設けられ、前記蓋部材の回転位置に
    応じて選択された開口部の一つに前記窓が対応位置さ
    れ、当該対応位置された開口部を開放する請求項4に記
    載のレンズフード。
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