JP2006104111A - 化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】水系中に電解質が存在する場合でも、粉体分散性に優れ、化粧料塗布時の伸び広がりが良好で、べたつき感がなく、後肌のエモリエント感、経時安定性に優れる化粧料を提供する。
【解決手段】次の成分(a)〜(d);
(a)粉体
(b)リゾリン脂質
(c)電解質
(d)水
を配合し、化粧料の20℃での電気伝導度が0.05〜0.5S/mであることを特徴とする化粧料。
【選択図】 なし

Description

本発明は、粉体、リゾリン脂質、電解質、水を配合する化粧料に関するものであり、より詳細には、水系中に電解質を配合し、化粧料の電気伝導度が20℃で0.05〜0.5S/mである場合でも、粉体分散性に優れ、化粧料塗布時の伸び広がりが良好で、べたつきがなく、後肌のエモリエント感、経時安定性に優れる化粧料に関するものである。
化粧料には着色剤、肌色隠蔽剤(メーキャップ効果付与)、紫外線遮蔽剤、感触調整剤等の目的で、様々な粉体が汎用されている。しかしながら、これらの粉体を水中に、粉体同士の凝集や沈降を引き起こさないように、安定に分散させることは容易ではない。化粧料中で粉体が凝集していると、粉体の機能が充分に発揮されないだけでなく、化粧料を肌に塗布する際に、伸び広がりが悪くなってしまう。特に、化粧料に美白効果、保湿効果、収斂効果、角質溶解効果等を付与する目的で、有機電解質や無機電解質等の様々な電解質を配合した場合、水中での粉体分散性は更に悪くなる。これは、粉体表面に電気二重層が水中で形成され、この電気二重層に由来する静電気的な反発力等が、分散安定化に寄与しているが、前記電解質は該電気二重層を圧縮するため、結果的に粉体の分散性が悪くなるためである。
このため従来より、水中に粉体を分散させる各種技術が検討されてきている。具体的には、粉体をシランカップリング剤で処理し特定の親水性樹脂と複合化して用いる方法(例えば、特許文献1参照。)、粉体表面をポリビニルピロリドンで処理して用いる方法(例えば、特許文献2参照。)等、粉体表面を特定の化合物で処理する方法や、ポリグリセリン脂肪酸等の活性剤を用いる方法(例えば、特許文献3参照。)等が挙げられる。
特開平10−45949号公報(第1頁−第6頁) 特開2001−48731号公報(第1頁−第7頁) 特開2004−182720号公報(第1頁−第11頁)
しかしながら、従来の粉体を表面処理する方法では、水系での粉体分散性は良好となるが、表面処理剤に由来する、べたつき感や、伸び広がりの悪さ等の使用感を生じてしまい、好ましくなかった。また、特許文献3記載の方法では、べたつき感が生じ、また使用後の肌のエモリエント感に欠ける場合があった。
このため、電解質を配合した場合に水中に粉体を良好に分散することにより、化粧料塗布時の伸び広がりが良好で、べたつき感がなく、且つ、経時安定性に優れる化粧料の開発が望まれていた。
本発明者は、上記実状において鋭意検討を重ねた結果、水中に粉体を分散する際に、分散剤としてリゾリン脂質を用いることにより、水中に電解質を配合した場合であっても、前記粉体の直後及び経時での分散性に優れ、化粧料塗布時の伸び広がりが良好で、べたつき感がなく、さらに後肌のエモリエント感に優れる化粧料が得られることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は、次の成分(a)〜(d);
(a)粉体
(b)リゾリン脂質
(c)電解質
(d)水
を配合し、化粧料の電気伝導度が20℃で0.05〜0.5S/mであることを特徴とする化粧料を提供するものである。
更にまた、成分(c)電解質が肌に有効な美容成分であることを特徴とする化粧料を提供するものである。
本発明の化粧料は、水中に電解質が存在する場合でも、水中における粉体の分散性に優れ、化粧料塗布時の伸び広がりが良好で、べたつき感がなく、後肌のエモリエント感、経時安定性に優れる化粧料である。このため、メーキャップや紫外線遮蔽、使用感改善の目的で、特に粉体を配合することの多いパック料や日焼け止め剤、メークアップ化粧料において、本発明は有用である。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に用いられる成分(a)粉体は、通常化粧料において、着色剤、肌色隠蔽剤、紫外線遮蔽剤、感触調整剤等の目的で用いられ、化粧料で通常用いられる粉体であれば特に限定されない。具体的には、酸化チタン、酸化亜鉛、黄酸化鉄、黒酸化鉄、ベンガラ、チタン酸リチウムコバルト、チタン・酸化チタン焼結物等の無機酸化物類、水酸化クロム、マンガンバイオレット、カーボンブラック、タルク、カオリン、雲母、セリサイト、合成雲母、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、シリカ、硫酸バリウム、窒化硼素等の無機粉体、ナイロンパウダー、ポリエチレンパウダー、ポリスチレンパウダー、ポリメタクリル酸アルキルパウダー、ポリウレタンパウダー、セルロースパウダー、トリメチルシルセスキオキサンパウダー、オルガノポリシロキサンエラストマーパウダー等の有機粉体等が挙げられる。これらの粉体は、必要に応じて一種又は二種以上を用いることができる。
また、これら粉体は、例えば、シリカ処理、ジメチルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、トリメチルシロキシケイ酸等のシリコーン化合物による処理、パーフルオロポリエーテルリン酸やパーフルオロアルキルリン酸、弗素変性シリコーン等の弗素化合物による処理、ラウリン酸亜鉛等の金属石鹸による処理、N−長鎖アシルアミノ酸等のアミノ酸による処理、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル、ワックス等の油による処理等、通常公知の方法で表面処理されているものを用いても良い。
本発明の化粧料における成分(a)の配合量は、特に限定されるものではないが、0.1〜30質量%(以下、単に「%」と記す)が好ましく、0.5〜20%がより好ましい。成分(a)をこの範囲で配合すると、十分な粉体の配合効果及び粉体分散性が良好である化粧料を得ることができる。
本発明に用いられる成分(b)リゾリン脂質は、本発明では粉体の分散剤として使用され、更にはリゾリン脂質を使用することにより肌にエモリエント効果を付与することできる。また、通常の分散剤を使用した場合に比べ、べたつき感が少ない使用感が得られる。
本発明に用いられる成分(b)のリゾリン脂質は、酵素改質リン脂質の1つで、ホスフォリパーゼ等により2位のエステル結合が加水分解されたものである。本発明で用いられるリゾリン脂質は、リゾリン脂質のリゾ化率(全リン脂質中のリゾリン脂質の比率)が50%以上となるような条件下で酵素処理を行なったものが好ましい。リゾリン脂質は、2本鎖の脂肪酸を有するリン脂質とは異なり、1本鎖の脂肪酸を有するため、親水性が高く、リン脂質とは異なる化学的性質を有する。リゾリン脂質を分散剤として使用すると、電解質存在下や酸性下、高温での粉体の分散安定性が良好なものとなる。
本発明では、リゾリン脂質のうち、リゾホスファチジルコリン含有量が30%以上であるリゾリン脂質を用いると、経時安定性の観点から、より好ましい。また、本発明のリゾリン脂質は卵黄や大豆由来のものを使用することができる。また、水素添加したものを用いることもできる。
本発明の化粧料における成分(b)のリゾリン脂質の配合量は、特に限定されるものではないが、0.001〜5%が好ましく、0.01〜2%がより好ましい。成分(b)をこの範囲で含有すると、べたつき感のなさや伸び広がりのよさといった使用感、後肌のエモリエント感に優れた化粧料を得ることができる。また、経時安定性も良好なものとなる。
本発明の化粧料における、成分(a)の粉体と成分(b)のリゾリン脂質の配合質量比は60:1〜3:1であることが好ましい。この範囲であれば、粉体の分散性、経時安定性が更に良好なものとなる。
本発明に用いられる成分(c)の電解質としては、化粧料として通常用いられるものであれば、有機・無機を問わず用いることができる。具体例を挙げるとすれば、例えば、塩化ナトリウム、塩化マグネシウム、塩化カルシウム、硫酸アルミニウムカリウム、リン酸水素ナトリウム等の無機電解質、グリチルリチン酸塩類、グリチルレチン酸塩、サリチル酸塩、トラネキサム酸塩、ピロリドンカルボン酸塩、エデト酸塩、L−アラニン、β−アラニン、L−アルギニン、L−アルギニン塩酸塩、L−アスパラギン一水和物、L−アスパラギン酸、ポリアスパラギン酸、L−シトルリン、L−システイン、L−システイン塩酸塩一水和物、L−シスチン、L−ドーパ、L−グルタミン酸、L−グルタミン酸塩酸塩、L−グルタミン、ポリグルタミン酸、グリシン、トリメチルグリシン、L−ヒスチジン、L−ヒスチジン塩酸塩一水和物、L−ヒドロキシプロリン、L−イソロイシン、L−ロイシン、L−リジン、L−リジン塩酸塩、L−メチオニン、L−オルニチン塩酸塩、L−プロリン、L−フェニルアラニン、L−セリン、L−スレオニン、L−トリプトファン、L−チロシン、L−バリン、L−αアミノ酪酸等のアミノ酸及びアミノ酸誘導体、L−アスコルビン酸及びL−アスコルビン酸誘導体、クエン酸塩、乳酸塩、コハク酸塩、リンゴ酸塩等のα―ヒドロキシ酸塩、ピロリドンカルボン酸塩等が挙げられ、これらより必要に応じて、一種又は二種以上を用いることができる。
中でも、肌に美白効果、保湿効果、収斂効果、角質溶解効果等を付与するために、相当量配合することが必要となる電解質美容成分を化粧料中に粉体が存在した場合であっても本発明により、安定に配合することが可能となった。電解質美容成分としては、具体的には、グルタミン酸、リシン、アルギニン、N−アシルグルタミン酸、グルタミン酸塩、ポリグルタミン酸、ポリアスパラギン酸等のアミノ酸及びその誘導体、クエン酸、乳酸、乳酸ナトリウム等のα−ヒドロキシ酸及びその塩類、アスコルビン酸、L−アスコルビン酸−2−リン酸ナトリウム、L−アスコルビン酸−2−リン酸マグネシウム、アスコルビン酸グルコシド等のアスコルビン酸及びその誘導体、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、グリチルリチン酸ジカリウム、尿素、フェニルベンズイミダゾールスルホン酸塩、ヒドロキシメトキシベンゾフェノンスルホン酸塩が挙げられる。これらの電解質美容成分は必要に応じて一種、又は二種以上用いることができる。
本発明の化粧料における成分(c)の電解質の配合量は、電解質の種類によって異なり特に限定されるものではないが、0.1〜10%が好ましく、0.3〜3%がより好ましい。
本発明においては、化粧料の電気伝導度が、20℃で0.05〜0.5m/Sの範囲であるとき、本発明の化粧料の効果が顕著に発揮され、粉体分散性に優れた化粧料を得ることができる。この範囲であれば、十分に肌に対する効果を得ることができ、また、経時安定性が良好である。
なお、本発明において、化粧料の電気伝導度は、電気伝導率計CM−60G(東亜電波工業社製)を用いて測定した。
本発明に用いられる成分(d)水は、成分(a)の分散媒として使用される成分である。本発明の化粧料における成分(d)の配合量は、特に限定されるものではないが、40〜99%が好ましい。成分(d)をこの範囲で配合すると、分散性及び化粧料塗布時の伸び広がりが特に優れた化粧料を得ることができる。
本発明の化粧料には、上記必須成分の他に、通常化粧料に用いられる成分として、例えば、界面活性剤、油剤、水溶性高分子、アルコール類、ゲル化剤、皮膜形成剤、樹脂、紫外線吸収剤、保湿剤、pH調整剤、防腐剤、抗菌剤、香料、酸化防止剤、金属封鎖剤、着色剤、美容剤等を本発明の効果を損なわない範囲にて含有することができる。
本発明の化粧料の製造方法は、特に限定されるものではないが、例えば、成分(d)に成分(b)及び(c)を溶解又は分散し、成分(a)を添加し、均一分散する方法、成分(d)に成分(b)及び(c)を溶解又は分散し、必要に応じて油剤、界面活性剤を添加し、乳化後、成分(a)を添加し、均一分散する方法等が挙げられる。
本発明の化粧料としては、化粧水、乳液、クリーム、日焼け止め料、パック料、マッサージ料、美容液、クレンジング料、洗浄料、整髪料等の基礎化粧料、ファンデーション、アイシャドウ、白粉、頬紅、コンシーラー、マスカラ、アイライナー、アイブロウ、口紅等のメーキャップ化粧料等が挙げられる。これらの中でも、日焼け止め料やパック料、ファンデーション、コンシーラー等のメークアップ化粧料が本発明の効果が顕著に発揮されるため好ましい。
また、本発明の剤型は、水中油型、油中水型等の乳化系、水系液状型、可溶化型等の何れの剤型であってもよい。これらの中でも本発明の効果が顕著に発揮されるのは、水中油型乳化系、水系液状型、可溶化型の各剤型である。
次に実施例を挙げて本発明を更に説明するが、本発明はこれによって何ら限定されるものではない。
クリーム状水中油型パック料:実施例1〜10及び比較例1〜3
以下の表1及び表2に示す組成のクリーム状水中油型パック料を下記製造方法により調製し、(1)使用感(伸び広がりのよさ、べたつき感のなさ、後肌のエモリエント感)(2)粉体の分散性、(3)経時安定性(粉体の凝集・沈降)、(4)電気伝導度の評価項目について以下に示す方法により評価・判定し、結果を併せて表1及び表2に示した。
(製造方法)
A:成分(1)〜(6)を70℃に加熱、溶解する。
B:成分(7)〜(12)を70℃に加熱、溶解する。
C:成分(13)〜(15)と成分(9)、(10)の一部を三本ローラーで分散する。
D:AにBを添加し、乳化する。
E:Dを室温に冷却する。
F:Eに成分(10)の一部に分散したCを添加し均一混合する。
G:Fを容器に充填して、クリーム状水中油型パック料を得た。
[(1)評価項目:使用感(伸び広がりのよさ、べたつき感のなさ、後肌のエモリエント感)]
化粧歴10年以上の女性20名をパネルに、前記実施例及び比較例のクリーム状水中油型パック料を使用してもらい、肌に塗布時の伸び広がりのよさ、べたつき感のなさ、後肌のエモリエント感について、以下の(イ)5段階絶対評価基準に基づいて評点を付し、全パネルの評点の平均値を求め、以下の(ロ)4段階判定基準により判定した。
(イ)5段階絶対評価基準
(評価結果): (評点)
5点 : 非常に良好
4点 : 良好
3点 : 普通
2点 : 不良
1点 : 非常に不良
(ロ)4段階判定基準
(評点の平均値) :(判定)
平均点4.5以上 : ◎
平均点3.5以上4.5未満: ○
平均点2.5以上3.5未満: △
平均点2.5未満 : ×
[(2)評価項目:粉体の分散性]
製造直後の前記実施例及び比較例のクリーム状水中油型パック料を光学顕微鏡(400倍)にて観察し、以下の(ハ)判定基準により判定した。
(ハ)判定基準
(観察結果) :(判定)
粉体の凝集が全く無い : ◎
粉体の凝集がほとんど無い : 〇
小さな凝集が有る : △
大きな凝集が有る : ×
[(3)評価項目:経時安定性]
前記実施例及び比較例のクリーム状水中油型パック料を40℃で1ヶ月間保存し、保管品の状態(粉体の凝集)を光学顕微鏡により観察し、上記粉体の分散性で用いた(ハ)判定基準を用いて判定した。更に、保管品の状態(粉体の沈降)については、実施例及び比較例のクリーム状水中油型パック料を40℃で1ヶ月間保存し、以下の(ニ)判定基準により判定した。
(ニ)4段階判定基準
(観察結果) :(判定)
全く変化なし : ◎
軽微な変化がある : ○
やや変化がある : △
かなり変化がある : ×
[(4)評価項目:電気伝導度]
製造直後の前記実施例及び比較例のクリーム状水中油型パック料の20℃での電気伝導度を電気伝導率計CM−60G(東亜電波工業社製)を用いて測定した。
表1、表2の結果から明らかなように、実施例1〜10のクリーム状水中油型パック料は、水中に電解質であるアスコルビン酸グルコシドが存在する場合でも、水中での粉体分散性に優れるため、化粧料塗布時の伸び広がりが良好で、べたつき感がなく、後肌のエモリエント感、経時安定性に優れる化粧料であった。一方、水素添加大豆リゾリン脂質を配合していない比較例1、代わりに水素添加大豆リン脂質を配合した比較例2では、使用感、粉体の分散性、経時安定性のいずれも良好ではなかった。
実施例11:水中油型ファンデーション
(成分) (%)
1.シリカ被覆酸化チタン(シリカ被覆率10%) 10.0
2.シリカ被覆ベンガラ (シリカ被覆率10%) 0.2
3.シリカ被覆黄酸化鉄 (シリカ被覆率10%) 1.0
4.シリカ被覆黒酸化鉄 (シリカ被覆率10%) 0.1
5.タルク 3.0
6.水素添加大豆リゾリン脂質
(リゾホスファチジルコリン含有量30%) 0.3
7.ジイソステアリン酸デカグリセリル 0.5
8.ペンタイソステアリン酸デカグリセリル 0.5
9.1,3−ブチレングリコール 10.0
10.アスコルビン酸グルコシド 0.5
11.水酸化ナトリウム 適量
12.精製水 残量
13.キサンタンガム 0.2
(製造方法)
A:成分(1)〜(9)を三本ローラーで分散する。
B:成分(10)〜(13)を70℃に加熱し、均一に混合、溶解した後、室温に冷却する。
C:BにAを添加し、均一に混合する。
D:Cを容器に充填して水中油型ファンデーションを得た。
実施例11の水中油型ファンデーションは、粉体分散性に優れるため、化粧料塗布時の伸び広がりが良好であり、べたつき感がなく、経時での肌の乾きがなく、且つ、経時存安定性に優れる化粧料であった。なお、実施例12の20℃での電気伝導度は0.08S/mであった。
実施例12:水中油型日焼け止め料
(成分) (%)
1.モノステアリン酸グリセリル 1.0
2.ステアリン酸ソルビタン 0.5
3.モノオレイン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン 0.5
4.セトステアリルアルコール 1.5
5.メトキシケイ皮酸オクチル 8.0
6.t−ブチルメトキシジベンゾイルメタン 0.5
7.トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 3.0
8.ステアロイルメチルタウリンナトリウム 0.5
9.フェニルベンズイミダゾールスルホン酸 2.0
10.水酸化ナトリウム 適量
11.ジプロピレングリコール 7.0
12.精製水 残量
13.キサンタンガム 0.1
14.シリカ被覆微粒子酸化亜鉛 1.0
15.水素添加大豆リゾリン脂質
(リゾホスファチジルコリン含有量70%) 0.2
16.エタノール 5.0
(製造方法)
A:成分(1)〜(7)を70℃に加熱、溶解する。
B:成分(8)〜(13)を70℃に加熱、溶解する。
C:BにAを添加し、乳化する。
D:Cを室温に冷却する。
E:Dに(12)の一部に分散した(14)、(15)を添加混合する。
F:Eに(16)を添加混合する。
G:Fを容器に充填して、水中油型日焼け止め料を得た。
実施例12の水中油型日焼け止め料は、粉体分散性に優れるため、化粧料塗布時の伸び広がりが良好であり、べたつき感がなく、塗布した後も肌の乾きがなく、且つ、経時存安定性に優れる化粧料であった。なお、実施例13の電解質美容成分はフェニルベンズイミダゾールスルホン酸塩であり、20℃での電気伝導度は0.35S/mであった。

Claims (2)

  1. 次の成分(a)〜(d);
    (a)粉体
    (b)リゾリン脂質
    (c)電解質
    (d)水
    を配合し、化粧料の電気伝導度が20℃で0.05〜0.5S/mであることを特徴とする化粧料。
  2. 成分(c)電解質が肌に有効な美容成分であることを特徴とする請求項1記載の化粧料。
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