JP2006096980A - ポリクロロプレン系ラテックスの製造方法およびその接着剤としての使用 - Google Patents

ポリクロロプレン系ラテックスの製造方法およびその接着剤としての使用 Download PDF

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Abstract

【課題】ラテックスの固体粒子が、クロロプレン含有量50〜95重量%、好ましくは80〜95重量%を有する高温接着耐久性の改善されたポリクロロプレン系ラテックスの製造方法。
【解決手段】ポリクロロプレン系ラテックスの製造方法であって、(a)α、β−不飽和カルボン酸および/またはそれらの誘導体、(b)ビニル芳香族化合物、(c)共役ジエン、を含んでなるモノマー組成物の第一重合で製造された重合体状粒子から実質的になり、α、β−不飽和カルボン酸の含有量が、重合体状粒子100グラムあたりのα、β−不飽和カルボン酸の部数として表して、1〜15%である、第一ラテックスの存在下で、クロロプレンを重合させることにより、最終的なラテックスが得られ、前記最終的なラテックスの固体粒子が、クロロプレン含有量50〜95重量%、好ましくは80〜95重量%を有する、方法を開示する。
【選択図】 なし

Description

発明の分野
本発明は、ポリクロロプレン系ラテックスの製造方法およびその接着剤としての使用に関する。
ポリクロロプレン(PCP)は、その結晶性のために、幾つかの分野で接着剤として使用される。有機溶剤系の接着剤としてPCPを使用することにより引き起こされる環境上および毒性の問題のため、過去数年にわたり、ユーザーは、古典的な接着剤の代わりに、PCPを水性分散液(水性接着剤)として使用することが多くなっている。
接着剤として使用されるPCPの水性分散液に特別な性能、例えば高い初期接着力や塗布された接着剤の高い耐熱性が必要とされる応用分野がある。後者の応用分野では、接着された製品が、実際、100℃を超える温度に耐えることが要求される。これらの条件下で、PCP単独重合体は、例えばカルボキシル基で官能化することにより(特開2002−121517号公報)、あるいは、PCP分散液に他の化合物、例えばフェノール系樹脂(欧州特許公開公報454,533号公報)やイソシアネート(米国特許公開公報6,087,439号、特開2001−089737号公報)を加えることにより変性するか、または、カルボキシル官能化を使用し、水性分散液中のイソシアネート化合物の添加と組み合わせない限り(特開2002−080807号公報)、接着剤の十分な耐性を保証できない。
これらすべての場合で、補強性化学結合(架橋)が形成され、これが非常に高い温度に対する接着耐性を確保する。
カルボキシル基によるPCPの官能化は、クロロプレンを好適なアクリルモノマーと共重合させることにより行うことができる。しかしながら、クロロプレンは、公知であるほとんどのカルボキシル系および非カルボキシル系の両方のモノマーと(2,3−ジクロロブタジエンを唯一の例外として)、高度には共重合しない傾向が強い。工業的レベルでは、ほんの小数のビニルモノマーだけが使用され、たいてい場合、クロロプレンの単独重合が主として起こる。一定の共重合傾向を有する数少ないモノマーの一つはメタクリル酸(MAA)であり、これは、クロロプレンの2.68に対して0.15の反応性比を有する(High Polymers, vol. XVIII, Interscience, New York, 1964, 720頁)。
この比はあまりにも好ましくないので、酸性pH(pH2÷4)による合成および連続供給による合成を共重合技術に含める必要がある。前者(酸性pH)の場合、天然石けん(例えば樹脂酸)は使用できないので、特定の接着レベルに達しない。第二の場合、ほとんどの重合体が高転化率で生じるので、ゲル形成を避けることができない。
米国特許公開4,128,514号、米国特許公開4,141,875号、欧州特許公開451,998号、米国特許公開5,681,891号、米国特許公開6,034,173号および特開2002−053703号には、カルボキシル基で官能化されたPCPの水性分散液(またはラテックス)の製造例の一部が開示されている。
ここで、特定のマクロ−モノマーの重合体状エマルションの存在下でクロロプレンを重合させることにより、特に、綿/綿、木/木および木/フォーマイカにおいて、高温でも最適な接着剤特性を有するラテックスが得られることを見出した。
そして、本発明は、ポリクロロプレン系ラテックスの製造方法であって、(a)α、β−不飽和カルボン酸および/またはそれらの誘導体、(b)ビニル芳香族化合物、(c)共役ジエン、を含んでなるモノマー組成物の第一重合で製造された重合体状粒子から実質的になり、α、β−不飽和カルボン酸の含有量が、重合体状粒子100グラムあたりのα、β−不飽和カルボン酸の部数として表して1〜15%、好ましくは2〜8%である、第一ラテックスの存在下で、クロロプレンを重合させることにより、最終的なラテックスが得られ、前記最終的なラテックスの固体粒子が、クロロプレン含有量50〜95重量%、好ましくは80〜95重量%を有する方法に関する。
好ましい実施態様では、第一ラテックスは、実質的に、(a)α、β−不飽和カルボン酸および/またはそれらの誘導体2〜25重量%、好ましくは5〜22重量%、(b)ビニル芳香族化合物40〜60重量%、好ましくは42〜48重量%、(c)共役ジエン20〜55重量%、好ましくは30〜40重量%、を含んでなるモノマー組成物の、α、β−不飽和カルボキシル基の量が上に規定する条件での第一重合から得られた重合体状粒子からなる。
ビニル芳香族化合物としては、スチレン、α−メチルスチレン、エチルスチレン、ブチルスチレン、ジメチルスチレン、を挙げることができる。好ましい実施態様では、ビニル芳香族化合物はスチレンである。
共役ジエンの中で、イソプレン、1,3−ブタジエン、2,3−ジクロロ−1,3−ブタジエン、1−クロロ−1,3−ブタジエンが好ましく、1,3−ブタジエンがより好ましい。
α、β−不飽和カルボン酸および誘導体に関して、典型的な例は、アクリロニトリル、アクリル酸およびメタクリル酸のC〜Cエステル(例えば(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸メチル)、アクリルアミドおよびメタクリルアミド、アクリル酸およびメタクリル酸のアルカリまたはアルカリ土類金属の塩である。好ましい実施態様では、α、β−不飽和カルボン酸および関連する誘導体は、アクリロニトリル、およびアクリル酸およびメタクリル酸のアルカリ金属塩から選択する。
第一ラテックスは、クロロプレンを含むこともできるが、15%以下、好ましくは10%以下の量である。
第一ラテックス粒子の平均寸法は、1nm〜1000nm、好ましくは5〜500nmである。該第一ラテックスの総重量に対する固体粒子の濃度は、3〜50重量%、好ましくは5〜20重量%である。
第一ラテックスは、第一ラテックスに対するクロロプレン重合に関して詳細に説明する通常のラジカル重合技術により得ることができる。
第一ラテックスは、予め形成されたラテックスまたはその場で形成されたラテックスでよい。後者の場合、本発明の方法は、2工程、すなわち第一水性ラテックスを製造する第一工程、および最終的なラテックスを製造する第二工程、で行う。第一ラテックスをその場で形成する場合、可能な未反応モノマーをすべて除去するか、または反応器中に残し、クロロプレンとの第二重合工程で使用することができる。
第一ラテックスに対するクロロプレン重合は、乳化剤(陰イオン系および非イオン系の両方の、およびそれらの混合物)の存在下で行うことができる。陰イオン系乳化剤の典型的な例は、アルキル鎖中に18個までの炭素原子を含むアルキルアリールスルホネート、アルキルサルフェートおよびアルキルスルホネート、ホルムアルデヒドとナフタレンスルホン酸の縮合生成物、樹脂酸、オレイン酸および脂肪酸のナトリウムおよびカリウム塩である。好ましい実施態様では、陰イオン系乳化剤は、樹脂酸のナトリウムおよび/またはカリウム塩から選択する。
非イオン系乳化剤の典型的な例は、エチレンおよび/またはプロピレンオキシドとアルキルフェノールの縮合生成物である。
重合は、ラジカルにより開始するが、そのラジカルは、熱分解(例えば過酸化物およびジアゾ化合物の)により、またはレドックス反応(レドックス系)により発生させることができ、レドックス反応が好ましい。レドックス系の例としては、ナトリウムペルオキシジサルフェート/亜二チオン酸ナトリウム、ジイソプロピルベンゼンヒドロペルオキシド/スルホキシル化ナトリウムホルムアルデヒドがある。他のレドックス系は、還元剤として2価の鉄を補助還元剤(スルホキシル化ナトリウムホルムアルデヒド)との組合せで使用する。
重合温度は5℃〜120℃、好ましくは10℃〜90℃である。
反応pHは、酸性、中性または塩基性でよい。pHは、鉱酸、または水に可溶で、非重合性の有機酸、例えば酢酸、を加えて調節することができ、さらに、リン酸ナトリウムまたは炭酸ナトリウムで系を緩衝し、反応中のpH移行を回避することができる。
重合は、重合速度論を大きく変えることなく、ゲルおよび重合体の分子量の両方を調節するための分子量調整剤の存在下で行う。
使用できる分子量調整剤の典型的な例は、線状または分岐したアルキル鎖、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、を含むジアルキルキサントゲンジスルフィド、アルキル鎖中に4〜20個の炭素原子を含むアルキルメルカプタン、例えばブチル、ヘキシル、オクチル、ドデシル、トリデシルメルカプタン、およびそれらの混合物である。
最終的なラテックスの製造に使用する転化率は、60%〜100%、好ましくは70%〜99%であり、最終的な固体5〜60重量%、好ましくは30〜50重量%を得る。最後に、重合抑制剤、例えばフェノチアジン、ヒドロキシルアミンサルフェート、四硫化ナトリウム、モノ−イソプロピルヒドロキシルアミンと混合したポリ硫化ナトリウム、を加えて重合を中断する。残留モノマーは、所望により、例えばカラム中、蒸気流中でストリッピングすることにより、除去することができる。
最終的なラテックス中のゲル含有量は、0〜90重量%であり、適量の連鎖移動剤を使用する公知の方法で、または重合温度、転化率および架橋剤を変えることにより、調整することができる。ゲル含有量は、25℃でテトラヒドロフランに可溶な重合体の百分率である。これは、重合体1gをテトラヒドロフラン100mlに攪拌しながら24時間かけて溶解させ、不溶の重合体をカスケード中、325メッシュ(マクロゲル)および0.2ミクロン(ミクロゲル)で濾過し、70℃で一定重量になるまで乾燥させることにより、測定する。
最終的なラテックスの固体粒子は、クロロプレン含有量が50〜95重量%、好ましくは80〜95重量%である。上記粒子の平均寸法は、50nm〜1500nmであり、第一ラテックスの粒子径により、および重合技術(バッチ式または半連続式)により調整される。
重合は、連続式、バッチ式または半連続式で行うことができる。
こうして得られた最終的な複合材料ラテックスに、イオン系および/または非イオン系界面活性剤、水酸化カリウム、ナトリウムまたはアンモニウムの水溶液を加え、水性分散液を凝析に対して安定化させることができる。さらに、重合体状基体の酸化による劣化を阻止するために、酸化防止剤を重合体の重量に対して0.1〜5重量%の量で加えることができる。使用できる最も一般的な酸化防止剤は、フェノール系およびアミン系の酸化防止剤である。
こうして得られた最終的なラテックスは、それ自体原料として、あるいは適当な凝析処理の後、文献から公知の方法[High Polymer Latices, D.C. Blackley, vol. 1, 19頁(1966)]によりゴムに変換し、様々な用途に使用することができる。
他の重合手順に関しては、文献[High Polymer Latices, D.C. Blackley, vol. 1, 261頁(1966)、Encyclopedia of Polymer Science and Technology]を参照できる。
綿/綿、木/木および木/フォーマイカの接着に関する接着剤応用分野では、即時および長期間の両方の最適接着能力を、接着した製品の高い耐熱性と共に有することが重要である。本発明の方法により得たラテックスは、これらの必要条件すべてを満たすことが分かっている。本発明により製造したラテックスは、事実、ポリクロロプレンと同じレベルの優れた接着能力を維持し、接着した製品に最適の耐熱性も与える。
本発明のラテックスは、接着剤およびにかわの分野、織物およびセルロース含浸、ビチューメンおよびセメントのフォーム、浸漬、変性、および一般的な塗料、あるいはタイヤ工業でラテックスから得られるゴム、エアスプリング、プラスチック材料変性材および他のゴム製品としても使用できる。
耐熱性の評価は、加熱炉中で温度を上昇させ、供試ラテックスブレンドで接着した試験試料を、外れるまで引き伸ばして行った。ブレンドはすべて、表1に示す基本処方により調製した。
表1 基本ブレンドの処方(乾燥製品に対する部数)

ラテックス 100
安定剤(Vulcastab LW) 1
消泡剤(Dehydran G) 0.1
酸化防止剤(WingstayL) 2
樹脂(存在する場合) 40
ZnO 5
ブレンドは、樹脂無しでも処方できる。使用した樹脂は、Henkelから供給されたNOPCO(登録商標)2271である。
試験試料の調製方法
1)綿/綿の接着:綿の細片2x15cmを切り取り、基本ブレンド2層を塗布する。10分間乾燥後、ブレンドの第三層を塗布し、15分間放置して乾燥させる。これらの細片を2枚ずつ重ね、プレスに圧力6バールで30秒間、3回通す。
2)木/木および木/Formicaの接着:塗布装置を使用し、厚さ0.35mmの基本ブレンド層を2枚の試験試料(試験試料は、長さ100mm、幅20mmおよび厚さ5mmである)の一方の上に施し、接着表面が約400mmになるように試験試料を2枚ずつ重ね、室温で20分間放置して乾燥させる。試験試料の対をプレスに圧力2バールで30秒間通す。
接着剤の評価方法
接着力は、ISO868規則に準じ、試験試料調製の直後、1.4、48時間および8日後に室温で剥離試験により評価した。
他方、耐熱性は、試験試料を下記の条件下で一定引き延ばしにかけて測定する。
試験試料を、3個ずつ、アームに掛け、加熱炉中、2℃/分で昇温する。
500グラムの重りを第二アームに掛け、ある時間にわたる伸長を記録する。
引き離されるまで、剥がれる長さと温度の関係をグラフ上で示す。
曲線の初期および最終点における接線に印を付け、2つの接線の交差点が耐熱性温度に相当する。
本発明をより深く理解するために下記の例を記載する。
実施例1
1a)第一重合体状ラテックスの製造
水850g、およびドデシルベンゼンナトリウムスルホネート(6%水溶液)52.7gを5リットル重合反応器に入れた。この混合物を窒素下、300rpmで攪拌し、70℃に加熱した。第3級ドデシルメルカプタン3.3g、スチレン135g、アクリロニトリル39g、ブタジエン111g、アクリル酸ナトリウム(15%水溶液、pH=5)110gおよび過硫酸アンモニウム(5%水溶液)210gをこの温度で加えた。1時間反応させた後、スチレン765g、第3級ドデシルメルカプタン12g、アクリロニトリル221g、ブタジエン629g、アクリル酸ナトリウム(15%水溶液、pH=5)630gおよびドデシルベンゼンナトリウムスルホネート(6%水溶液)387gを5時間かけて反応器に供給した。供給4時間後、反応器を温度90℃に昇温した。供給が完了した後、ラテックスを同じ温度にさらに2時間保持し、続いて冷却し、濾過した。
全体で、供給したモノマーの総量は、スチレン=44.8重量%、ブタジエン=36.8重量%、アクリロニトリル=12.9重量%、アクリル酸ナトリウム=5.5重量%である。
1b)実施例1aで製造したラテックスのクロロプレンとの重合
実施例1a)で製造したラテックス428g、クロロプレン1976g、水1050g、n−ドデシルメルカプタン2.2gおよびリン酸三ナトリウム4.3gを5リットル重合反応器に入れた。この混合物を窒素下、200rpmで攪拌し、10℃に冷却した。亜二チオン酸ナトリウム(2%水溶液)53gおよび過硫酸ナトリウム(2%水溶液)55gをこの温度で14時間かけて反応器に供給した。数時間重合させた後、固体15%に達した時、樹脂酸カリウム(12%水溶液)260gを7時間かけて供給した。転化率92%で、フェノチアジン溶液を加えて反応を中断した。未反応モノマーを、蒸気流中、減圧蒸留により除去した。最終的なラテックスの複合材料粒子は、PCP含有量が90重量%(10%は第一水性ラテックスの重合体状粒子からなる)であり、総カルボキシル化度は約0.5%である。最終的なラテックスは、表1に示す量により処方した。接着性および耐熱性の評価を表2に示す。
実施例2
2a)第一重合体状ラテックスの製造
実施例1aと同じ手順を採用する。
2b)実施例2aで製造したラテックスのクロロプレンとの重合
実施例2a)で製造したラテックス953g、クロロプレン2047g、水1270g、n−ドデシルメルカプタン2.5gおよびリン酸三ナトリウム5.3gを5リットル重合反応器に入れた。この混合物を窒素下、200rpmで攪拌し、10℃に冷却した。亜二チオン酸ナトリウム(2%水溶液)43gおよび過硫酸ナトリウム(2%水溶液)45gをこの温度で12時間かけて反応器に供給した。数時間重合させた後、固体22%に達した時、樹脂酸カリウム(12%水溶液)260gを7時間かけて供給した。転化率94%で、フェノチアジン溶液を加えて反応を中断した。未反応モノマーを、蒸気流中、減圧蒸留により除去した。最終的なラテックスの複合材料粒子は、PCP含有量が80重量%(残りの20%は第一水性ラテックスの重合体状粒子からなる)であり、総カルボキシル化度は約1%である。最終的なラテックスは、表1に示す量により処方した。接着性および耐熱性の評価を表2に示す。
実施例3
3a)第一重合体状ラテックスの製造
実施例1aと同じ手順を採用する。
3b)実施例3aで製造したラテックスのクロロプレンとの重合
実施例2b)と同じ手順を採用したが、転化率は65%にした。最終的なラテックスの複合材料粒子は、PCP含有量が70重量%(残りの30%は第一水性ラテックスの重合体状粒子からなる)であり、総カルボキシル化度は約1.5%である。最終的なラテックスは、表1に示す量により処方した。接着性および耐熱性の評価を表2に示す。
比較例1
クロロプレン1830g、水620g、n−ドデシルメルカプタン1.8gおよび樹脂酸カリウム(10.5%水溶液)750gを5リットル重合反応器に入れた。この混合物を窒素下、200rpmで攪拌し、10℃に冷却した。亜二チオン酸ナトリウム(1%水溶液)60gおよび過硫酸ナトリウム(1%水溶液)68gをこの温度で12時間かけて反応器に供給した。転化率95%で、フェノチアジン溶液を加えて反応を中断した。未反応モノマーを、蒸気流中、減圧蒸留により除去した。最終的なラテックスは、表1に示す量により処方した。接着性および耐熱性の評価を表2に示す。
比較例2
実施例1a)で製造した重合体10部および比較例1で製造した重合体90部からなる、2種類のラテックスの機械的ブレンド。最終的なラテックスは、表1に示す量により処方した。接着性および耐熱性の評価を表2に示す。
比較例3
クロロプレン1782g、水720g、n−ドデシルメルカプタン1.8g、メタクリル酸(AMA)18gおよびDBS(6%水溶液)750gを5リットル重合反応器に入れた。この混合物を窒素下、200rpmで攪拌し、10℃に冷却した。亜二チオン酸ナトリウム(1%水溶液)70gおよび過硫酸ナトリウム(1%水溶液)68gをこの温度で16時間かけて反応器に供給した。転化率91%で、フェノチアジン溶液を加えて反応を中断した。フェノチアジンを加えた後、樹脂酸カリウム(10%水溶液)740gを加えた。未反応モノマーを、蒸気流中、減圧蒸留により除去した。得られた重合体は、カルボキシル化度がAMA約1重量%である。最終的なラテックスは、表1に示す量により処方した。接着性および耐熱性の評価を表2に示す。
比較例4
クロロプレン1764g、水720g、n−ドデシルメルカプタン1.8g、AMA36gおよびDBS(6%水溶液)750gを5リットル重合反応器に入れた。この混合物を窒素下、200rpmで攪拌し、10℃に冷却した。亜二チオン酸ナトリウム(1%水溶液)60gおよび過硫酸ナトリウム(1%水溶液)58gをこの温度で14時間かけて反応器に供給した。転化率90%で、フェノチアジン溶液を加えて反応を中断した。フェノチアジンを加えた後、樹脂酸カリウム(10%水溶液)740gを加えた。未反応モノマーを、蒸気流中、減圧蒸留により除去した。得られた重合体は、カルボキシル化度がAMA約2重量%である。最終的なラテックスは、表1に示す量により処方した。接着性および耐熱性の評価を表2に示す。
比較例5
クロロプレン1746g、水720g、n−ドデシルメルカプタン1.8g、AMA54gおよびDBS(6%水溶液)750gを5リットル重合反応器に入れた。この混合物を窒素下、200rpmで攪拌し、10℃に冷却した。亜二チオン酸ナトリウム(1%水溶液)60gおよび過硫酸ナトリウム(1%水溶液)58gをこの温度で14時間かけて反応器に供給した。転化率90%で、フェノチアジン溶液を加えて反応を中断した。フェノチアジンを加えた後、樹脂酸カリウム(10%水溶液)740gを加えた。未反応モノマーを、蒸気流中、減圧蒸留により除去した。得られた重合体は、カルボキシル化度がAMA約3重量%である。最終的なラテックスは、表1に示す量により処方した。接着性および耐熱性の評価を表2に示す。
比較例6
Dupont Dow Elastomersから供給されるNeoprene Aquastick(登録商標)1120ラテックスを用いた。このラテックスは、高性能CPおよびAMA共重合体として市販されているラテックスである。ラテックスは、表1に示す量により処方した。接着性および耐熱性の評価を表2に示す。
比較例7
Dupont Dow Elastomersから供給されるNeoprene Aquastick(登録商標)2540ラテックスを用いた。このラテックスは、高耐熱性接着剤用のラテックスとして市販されているPCP単独重合体のラテックスである。接着性および耐熱性の評価を表2に示す。
Figure 2006096980
表2に対する考察
表2の第一部(A部)は、本発明により製造したラテックスの主要物理化学的特性を比較例と比較して示す。表2のB部は、樹脂を含まない処方物を使用して得た接着性および耐熱性の評価を示し、C部は、NOPCO樹脂を含むブレンドを使用して行った同じ接着性評価を示す。すべての場合で、本発明により製造した例は、極めて高い耐熱性の値(105℃〜130℃)を与え、すべての比較例、すなわちポリクロロプレン単独(比較例1および7参照)とPCPラテックスと重合体ラテックス(a)の機械的混合物(比較例2参照)の両方、およびCPとAMAの共重合用に製造したラテックス(比較例3、4および5参照)より高い。唯一の例外は、耐熱性140℃を与えた比較例6(Dupont Dow Elastomersのカルボキシル化ラテックスAquastick(登録商標)1120)である。
本発明で製造したラテックスに関する限り、CP含有量の低下と共に耐熱性は低下する傾向が観察される。
綿/綿接着性に関して、最良の結果は、非カルボキシル化ラテックスである比較例1および7で得られたが、これは、これら2種類のラテックスが高かい唯一の用途であり、他の支持体に対する接着性は、耐熱性も含めて、全く不十分である。
比較例6で示すカルボキシル化ラテックスAquastick(登録商標)1120は、接着強度および耐熱性に関して妥当な結果を与えた唯一のラテックスである。このラテックスは、優れた耐熱性(本発明の例1の最高130℃に対して140℃)を有するが、様々な支持体に対する接着強度は、すべての場合、すべての条件下で、本発明により製造した例1、2および3よりも低かった。
表2のC部を観察すると、NOPCO樹脂を含むラテックスの処方物では、本発明により製造したすべてのラテックスの接着強度は、木/木および木/フォーマイカで、表2に示すすべての比較例よりはるかに高いことが分かる。
本発明により製造した結論として、例1、2および3は、製造直後および長期間の両方で、問題とするすべての支持体上で、良好な耐熱性と高い接着強度を兼備している。

Claims (12)

  1. ポリクロロプレン系ラテックスの製造方法であって、(a)α、β−不飽和カルボン酸および/またはそれらの誘導体、(b)ビニル芳香族化合物、(c)共役ジエン、を含んでなるモノマー組成物の第一重合で製造された重合体状粒子から実質的になり、α、β−不飽和カルボン酸の含有量が、重合体状粒子100グラムあたりのα、β−不飽和カルボン酸の部数として表して、1〜15%である、第一ラテックスの存在下で、クロロプレンを重合させることにより、最終的なラテックスが得られ、前記最終的なラテックスの固体粒子が、クロロプレン含有量50〜95重量%を有するものである、方法。
  2. 前記第一ラテックスのα、β−不飽和カルボン酸含有量が2〜8%である、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第一ラテックスが、(a)α、β−不飽和カルボン酸および/またはそれらの誘導体2〜25重量%、(b)ビニル芳香族化合物40〜60重量%、(c)共役ジエン20〜55重量%、を含んでなる(成分(a)+(b)+(c)の合計が100である)モノマー組成物を、α、β−不飽和カルボキシル基含有量が前記の規定条件で、第一重合することにより得られた重合体状粒子から実質的になる、請求項1に記載の方法。
  4. 前記モノマー組成物が、(a)α、β−不飽和カルボン酸および/またはそれらの誘導体5〜22重量%、(b)ビニル芳香族化合物42〜48重量%、(c)共役ジエン30〜40重量%、を含んでなる、請求項3に記載の方法。
  5. 前記ビニル芳香族化合物がスチレンである、請求項1に記載の方法。
  6. 前記ジエンが1,3−ブタジエンである、請求項1に記載の方法。
  7. 前記α、β−不飽和カルボン酸およびそれらの誘導体が、(i)(メタ)アクリル酸のアルカリ金属塩および(ii)アクリロニトリルから選択される、請求項1に記載の方法。
  8. 前記第一ラテックスが、クロロプレンを15%以下の量含有できる、請求項1に記載の方法。
  9. 前記第一ラテックスが、クロロプレンを10%以下の量含有できる、請求項8に記載の方法。
  10. 前記最終的なラテックスの固体粒子が、80〜95重量%のクロロプレン含有量を有する、請求項1に記載の方法。
  11. 請求項1に記載の方法により製造されたラテックスの、接着剤製造における使用。
  12. 請求項10に記載のラテックスの、綿/綿、木/木および木/フォーマイカ接着剤の製造における使用。
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