JP3522807B2 - シード重合物及びそれを用いて得られる紙塗工用ラテックス - Google Patents

シード重合物及びそれを用いて得られる紙塗工用ラテックス

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JP3522807B2
JP3522807B2 JP30043893A JP30043893A JP3522807B2 JP 3522807 B2 JP3522807 B2 JP 3522807B2 JP 30043893 A JP30043893 A JP 30043893A JP 30043893 A JP30043893 A JP 30043893A JP 3522807 B2 JP3522807 B2 JP 3522807B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シード重合物(種重合
物)、そのシード重合物を用いるシード乳化重合によっ
て得られるラテックス、及びそのようなラテックスの製
造方法に関する。詳しくは、本発明は、ドライピック、
ウェットピック及び吸水着肉性等にすぐれる紙塗工用組
成物におけるバインダーとして用いられるラテックスの
製造に好適なシード重合物、そのようなシード重合物を
用いる紙塗工用共重合体ラテックスの製造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コート紙の需要の急増と、印刷物
の生産量の増加のために、塗工速度及び印刷速度の高速
化が進められており、従って、コーティングカラー(塗
料)には高度な機械的安定性が、また、コーティングに
よって製造された塗工紙には、高度な接着強度や耐水性
等が要求される。
【0003】コーティングカラーの機械的安定性を損な
う原因として、紙塗工用組成物のバインダーとして用い
られるラテックス(以下、紙塗工用ラテックスとい
う。)の製造時に発生するマイクロコアギュラムがあ
る。このマイクロコアギュラが多いときは、塗工時にス
トリークやロールダスティング等の問題が生じ、また、
塗工紙においても、接着強度や耐水性等が低下する。
【0004】マイクロコアギュラムを除去する方法とし
て、紙塗工用ラテックスを製造後、これを濾過する方法
があるが、操業性やコストの面で好ましくない。そこ
で、紙塗工用ラテックスの製造時の重合安定性を改善
し、マイクロコアギュラムの生成を抑制する方法とし
て、シード重合物(種)の存在下に乳化重合を行なうシ
ード重合法が広く利用されている。このシード重合法
は、重合安定性を改善するのみならず、シード重合物の
不存在下に乳化重合させる通常の方法と比べて、シード
重合物によって重合中の粒子数を制御することができる
ので、得られるラテックスの粒子径を自由に制御できる
利点がある。
【0005】重合安定性を改善するために、シード重合
を行なった例は、特開平2−235906号公報や特開
平3−182504号公報等に記載されている。これら
の技術においては、架橋されたシード粒子を用いること
によって、シード粒子がモノマーに溶けて融着しないよ
うにしており、そのために、重合安定性がよく、重合時
の凝集物の発生が少ないとされている。また、低分子量
のシード粒子を用いるシード重合の例は、特開昭63−
189413号公報や特開平2−240108号公報等
に記載されている。しかし、これらの方法は、モノマー
の仕込み方法等に制限があるものが多く、モノマー及び
重合条件の選択の幅が狭い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、シードを用
いるラテックスの製造、特に、紙塗工用ラテックスの製
造において、先ず、シード粒子の高固形分化を図り、ま
た、貯蔵安定性を改善して、工業生産性を向上させると
共に、更に、このようなシード粒子を用いることによっ
て、従来のシード重合法に比べて、重合安定性を大幅に
向上させ、更に、重合に用いるモノマー及び重合条件の
選択幅を拡大させて、かくして、物性のすぐれた紙塗工
用組成物を得ることができる紙塗工用ラテックスの製造
方法を提供することを目的とする。
【0007】即ち、本発明は、特性にすぐれる紙塗工用
ラテックスの製造に好適であるシード重合物(種)、そ
のシード重合物を用いるシード重合によって得られる紙
塗工用ラテックス、及びそのような紙塗工用ラテックス
の製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によるシード重合
物は、 (a) エチレン系不飽和モノカルボン酸/エチレン系不飽
和ジカルボン酸の重量 比が80/20〜40/60の範
囲であるエチレン系不飽和モノカルボン酸とエチレン系
不飽和ジカルボン酸との混合物からなるエチレン系不飽
和カルボン酸1〜10重量%、 (b) エチレン系不飽和モノカルボン酸アルキルエステル
40〜95重量%、及び (c) 上記以外のエチレン系モノマー4〜50重量%を乳
化重合して得られる平均粒子径が10〜60nmで、表
面カルボン酸(カルボキシル基)の割合が15〜50%
であることを特徴とする。
【0009】本発明による紙塗工用共重合体ラテックス
は、上記シード重合物の存在下に、(d) 脂肪族共役ジエ
ン、(e) エチレン系不飽和カルボン酸、及び(f) モノオ
レフィンを乳化重合させて得られるものである。
【0010】このような紙塗工用共重合体ラテックス
は、本発明に従って、 (a) エチレン系不飽和モノカルボン酸/エチレン系不飽
和ジカルボン酸の重量 比が80/20〜40/60の範
囲であるエチレン系不飽和モノカルボン酸とエチレン系
不飽和ジカルボン酸との混合物からなるエチレン系不飽
和カルボン酸1〜10重量%、 (b) エチレン系不飽和モノカルボン酸アルキルエステル
40〜95重量%、及び (c) 上記以外のエチレン系モノマー4〜50重量%から
なるモノマー混合物を界面活性剤を含む水系媒体中にお
いて、重合開始剤の存在下に乳化重合して、平均粒子径
が10〜60nmで、表面カルボン酸の割合が15〜5
0%であるシード重合物を得る第1工程と、 (d) 脂肪族共役ジエン、 (e) エチレン系不飽和カルボン酸、及び (f) モノオレフィンからなるモノマー混合物を上記シー
ド重合物の存在下に、乳化重合させる第2工程とからな
る製造方法によって得ることができる。
【0011】本発明による紙塗工用共重合体ラテックス
は、上記したように、第1工程によってシード重合物を
得、第2工程によって、このシード重合物の存在下に所
定のモノマー混合物を乳化重合させることによって得る
ことができる。
【0012】先ず、第1工程及びそれによって得られる
シード重合物について説明する。本発明において、シー
ド重合物の製造に用いられる上記エチレン系不飽和カル
ボン酸(a) のうち、エチレン系不飽和モノカルボン酸と
しては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン
酸等を挙げることができ、エチレン不飽和ジカルボン酸
としては、例えば、フマル酸、マレイン酸、イタコン酸
等を挙げることができる。本発明においては、エチレン
系不飽和カルボン酸として、これらエチレン系不飽和モ
ノカルボン酸とエチレン系不飽和ジカルボン酸とを併用
することが必須である。
【0013】本発明において、上記不飽和エチレン系カ
ルボン酸におけるモノカルボン酸/ジカルボン酸の重量
比は、好ましくは、80/20〜40/60の範囲であ
る。エチレン系不飽和モノカルボン酸は、得られるラテ
ックスの形成する塗膜の強度を向上させ、他方、エチレ
ン系不飽和ジカルボン酸は得られるラテックスの機械的
安定性を向上させる。従って、エチレン系不飽和モノカ
ルボン酸とエチレン系不飽和ジカルボン酸の割合が40
/60よりも小さいときは、相対的にエチレン系不飽和
モノカルボン酸の量が少なく、表面カルボン酸の割合が
15%よりも少なくなって、得られるラテックスの機械
的安定性は向上するものの、得られるラテックスの塗膜
の強度が低下し、他方、80/20を越えるときは、相
対的にエチレン系不飽和モノカルボン酸の量が多くなる
ので、表面カルボン酸の割合が50%を越えることとな
って、塗膜の強度は向上するが、ラテックスの機械的安
定性が低下する。このように、本発明においては、エチ
レン系不飽和カルボン酸におけるエチレン系不飽和モノ
カルボン酸とエチレン系不飽和ジカルボン酸との比が重
要である。
【0014】このようなエチレン系不飽和カルボン酸の
使用量は、シード重合物の製造のために用いられるモノ
マーの合計量において、1〜10重量%、好ましくは、
1〜6重量%の範囲である。エチレン系不飽和カルボン
酸の使用量が上記シード重合物の製造のためのモノマー
の合計量の1重量%よりも少ないときは、得られるシー
ド重合物の貯蔵安定性が悪く、また、第2工程において
共重合体ラテックスを製造する際の重合安定性も低い。
他方、10重量%を越えるときは、第2工程の重合中に
おいてマイクロコアギュラムが発生しやすい。
【0015】次に、本発明において、エチレン系不飽和
モノカルボン酸アルキルエステル(b) としては、(メ
タ)アクリル酸の炭素数1〜8のアルキルエステル若し
くはヒドロキシアルキルエステルが好ましく用いられ
る。従って、このような不飽和モノカルボン酸アルキル
エステルとしては、例えば、アクリル酸メチル、アクリ
ル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸ヒドロキシ
エチル、メタクリル酸メチル等を挙げることができる。
これらは、単独で、又は2種以上を組み合わせて用いら
れる。上記したなかでは、特に、メタクリル酸メチル又
はアクリル酸ブチルが好ましく用いられる。
【0016】このようなエチレン系不飽和モノカルボン
酸アルキルエステルの使用量は、シード重合物の製造の
ためのモノマーの合計量において、40〜95重量%の
範囲である。不飽和モノカルボン酸アルキルエステルの
使用量がシード重合物の製造のためのモノマーの合計量
の40重量%よりも少ないときは、このようなシードを
用いて、第2工程の乳化重合を行なっても、重合安定性
の改善を得ることができず、また、塗膜強度のすぐれた
ラテックスを得ることができない。
【0017】更に、本発明において、上記したエチレン
系不飽和カルボン酸(a) 及びエチレン系不飽和モノカル
ボン酸アルキルエステル(b) 以外のエチレン系モノマー
(c)としては、具体的には、スチレン等の芳香族ビニ
ル、ブタジエン等の脂肪族共役ジエン、アクリルアミ
ド、メタクリルアミド等のエチレン系不飽和モノカルボ
ン酸アミド等を挙げることができる。これらは、単独
で、又は2種以上を組み合わせて用いられる。本発明に
おいては、上記したなかでは、特に、スチレン又はブタ
ジエンが好ましく用いられる。
【0018】本発明によるシード重合物の製造におい
て、上記したエチレン系不飽和カルボン酸(a) 及びエチ
レン系不飽和モノカルボン酸アルキルエステル(b) 以外
のエチレン系モノマー(c) の使用量は、シード重合物の
製造のためのモノマーの合計量の4〜50重量%の範囲
であり、好ましくは、5〜30重量%の範囲である。上
記エチレン系モノマー(c) の使用量が50重量%を越え
るときは、シード重合物の製造時や、或いはその後の重
合中に凝固物が発生しやすく、好ましくない。また、塗
工紙物性のすぐれたラテックスを得ることができない。
【0019】本発明において、上記エチレン系不飽和カ
ルボン酸(a) とエチレン系不飽和モノカルボン酸アルキ
ルエステル(b) とこれら以外のエチレン系モノマー(c)
の使用量は、合計にて、100重量%である。
【0020】本発明において、シード重合物の製造のた
めの乳化重合には、アニオン型、ノニオン型のいずれの
界面活性剤も用いることができる。アニオン型界面活性
剤としては、例えば、ドデシルベンゼンスルホン酸ナト
リウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ジフェニルエーテル
ジスルホン酸ナトリウム、コハク酸ジアルキルエステル
スルホン酸ナトリウム等を挙げることができる。また、
ノニオン型界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエ
チレンアルキルエステル、ポリオキシエチレンアルキル
アリルエーテル等を挙げることができる。これらのなか
では、特に、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムが
好ましく用いられる。
【0021】本発明において、上記界面活性剤は、シー
ド重合に用いるのに適した粒子径のシード粒子を得るた
めと、シード粒子の重合時に凝固物の発生が起こらない
ようにするために、シード重合に用いられるモノマーの
合計量100重量部に対して、1〜30重量部の範囲で
用いられる。
【0022】また、シード重合物の製造においては、重
合開始剤としては、過硫酸アンモニウム、過硫酸ナトリ
ウム、過硫酸カリウム等の過硫酸塩開始剤、クメンハイ
ドロパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド、イソ
プロピルベンゼンハイドロパーオキサイド等の有機過酸
化物、又はアゾビスイソブチロニトリル等のアゾ系開始
剤等が用いられる。このような重合開始剤は、シード重
合物の製造に用いられるモノマーの合計量100重量部
に対して、0.1〜10重量部、好ましくは1〜7重量部
の範囲で用いられる。
【0023】更に、シード重合物の製造においては、メ
ルカプタン類に代表される連鎖移動剤を用いてもよく、
また、必要に応じて、モノマーとして、上記以外に架橋
性モノマーを用いることもできる。
【0024】本発明によれば、上述したようなモノマー
を常法に従って乳化重合させることによって、紙塗工用
共重合体ラテックスを製造するために好適に用いること
ができるシード重合物を得ることができる。即ち、上述
したモノマーと共に界面活性剤や重合開始剤等の重合助
剤を水に加え、60〜90℃の温度で重合させればよ
い。上記モノマーや他の重合助剤は、一括、分割、連続
のいずれの方法で反応容器に加えてもよい。
【0025】このようなシード重合物は、第2工程にお
いて、上記紙塗工用共重合体ラテックスを製造するため
に用いるにあたり、平均粒子径10〜60nm、好まし
くは20〜40nmであって、且つ、表面のカルボン酸
(カルボキシル基)の割合が15〜50%の範囲である
ことが好ましい。
【0026】次いで、第2工程として、上述したように
して得られるシード重合物の存在下に所定のモノマーを
乳化重合させることによって、本発明による共重合体ラ
テックスを得ることができる。
【0027】即ち、本発明によれば、第2工程として、
共重合体ラテックスの製造のために用いられるモノマー
100重量部に対して、通常、上記したシード重合物を
1.5〜5重量部用いることによって、ラテックス製造時
の重合安定性を大幅に向上させ、重合に用いるモノマー
及び重合条件の選択幅を拡大することが可能となり、凝
固物が少なく、且つ、接着強度、耐水性等の点において
も、一段とすぐれた共重合体ラテックスを得ることがで
きる。
【0028】この第2工程に用いる脂肪族共役ジエン
(d) としては、1,3−ブタジエン、イソプレン、2−ク
ロル−1,3−ブタジエン等を例示することができるが、
特に、1,3−ブタジエンが好ましい。脂肪族共役ジエン
の使用量は、第2工程において用いられるモノマーの合
計量において、25〜50重量%、好ましくは27〜4
5重量%の範囲である。脂肪族共役ジエンの使用量が2
5重量%よりも少ないときは、得られるラテックスが十
分に弾性を有する塗膜を形成せず、接着強度が低い。他
方、使用量が50重量%を越えるときは、塗膜が軟らか
すぎ、また、耐水性も低い。
【0029】エチレン系不飽和カルボン酸(e) として
は、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、フマル
酸、マレイン酸、イタコン酸等の不飽和モノカルボン酸
や不飽和ジカルボン酸を例示することができる。これら
は、単独で、又は2種以上組み合わせて用いることがで
きる。これらエチレン系不飽和カルボン酸の使用量は、
第2工程において用いられるモノマーの合計量におい
て、0.5〜10重量%、好ましくは1〜6重量%の範囲
である。エチレン系不飽和カルボン酸の使用量が0.5重
量%よりも少ないときは、得られるラテックスが機械安
定性に劣り、一方、10重量%を越えるときは、得られ
るラテックスの粘度が高すぎる。
【0030】本発明によれば、モノオレフィンとして、
(i)芳香族ビニル化合物、(ii)エチレン系不飽和モ
ノカルボン酸(ヒドロキシ)アルキルエステル、及び必
要に応じて、(iii)その他のモノマー、例えば、シアン
化ビニル化合物やエチレン系不飽和モノカルボン酸アミ
ド等のように、前記脂肪族共役ジエン及びエチレン系不
飽和カルボン酸と共重合可能であって、且つ、カルボキ
シル基を有しないモノオレフィンが用いられる。
【0031】これらモノオレフィンの使用量は、ラテッ
クス製造のためのモノマーの合計量の43〜74.5重量
%、好ましくは50〜70重量%の範囲である。使用量
が43重量%よりも少ないときは、得られるラテックス
が形成する被膜の剛性が低く、他方、74.5重量%を越
えるときは、得られるラテックスが形成する被膜の剛性
が強すぎ、しかも、強度も低い。
【0032】上記モノオレフィンのうち、芳香族ビニル
化合物は、ラテックス製造のためのモノマーの合計量に
おいて、25〜68重量%の範囲で用いられる。しか
も、芳香族ビニル化合物は、モノオレフィンの50重量
%以上を占めることが好ましい。上記モノオレフィン
中、芳香族ビニル化合物が50重量%よりも少ないとき
は、得られるラテックスの形成する被膜の強度が弱く、
その剛性の調節が困難であることがある。
【0033】上記芳香族ビニル(i)としては、スチレ
ン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、ジビニルベ
ンゼン等を挙げることができるが、特に、スチレンが好
ましく用いられる。
【0034】上記エチレン系不飽和モノカルボン酸(ヒ
ドロキシ)アルキルエステル(ii)のうち、エチレン系
不飽和モノカルボン酸アルキルエステルとしては、(メ
タ)アクリル酸の炭素数1〜8のアルキルエステルが好
ましく用いられる。従って、そのようなエチレン系不飽
和モノカルボン酸アルキルエステルとしては、例えば、
アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチ
ル、メタクリル酸メチル等を挙げることができ、なかで
も、特に、メタクリル酸メチルが好ましく用いられる。
【0035】また、上記エチレン系不飽和モノカルボン
酸(ヒドロキシ)アルキルエステル(ii)のうち、エチ
レン系不飽和モノカルボン酸ヒドロキシアルキルエステ
ルとしては、(メタ)アクリル酸の炭素数1〜8のヒド
ロキシアルキルエステルが好ましく用いられる。従っ
て、そのようなエチレン系不飽和モノカルボン酸ヒドロ
キシアルキルエステルとしては、例えば、アクリル酸ヒ
ドロキシエチル、アクリル酸ヒドロキシプロピル、アク
リル酸ヒドロキシブチル、メタクリル酸ヒドロキシメチ
ル、メタクリル酸ヒドロキシエチル等を挙げることがで
きる。これらのなかでは、特に、アクリル酸ヒドロキシ
エチルが好ましく用いられる。
【0036】本発明においては、これらエチレン系不飽
和モノカルボン酸(ヒドロキシ)アルキルエステルの使
用量は、好ましくは、ラテックス製造のためのモノマー
の合計量において、1〜45重量%の範囲であり、好ま
しくは、5〜30重量%の範囲である。
【0037】上記その他のモノマー(iii)の一例として
のシアン化ビニル化合物としては、例えば、アクリロニ
トリルやメタアクリロニトリル等が好適に用いられる。
モノオレフィンとしてシアン化ビニル化合物を用いると
き、塗工紙の印刷光沢が向上する。シアン化ビニル化合
物の使用量は、好ましくは、ラテックス製造のためのモ
ノマーの合計量において、20重量%以下であり、好ま
しくは、5〜20重量%の範囲である。
【0038】上記その他のモノマー(iii)としての別の
例としてのエチレン系不飽和モノカルボン酸アミドとし
ては、アクリルアミド、メタクリルアミド、N−メチロ
ールアクリルアミド、ジアセトンアクリルアミド等を挙
げることができる。これらエチレン系不飽和モノカルボ
ン酸アミドの使用量は、ラテックス製造のためのモノマ
ーの合計量において、10重量%以下であり、好ましく
は、0.5〜10重量%の範囲であり、特に好ましくは、
0.5〜6重量%の範囲である。
【0039】第2段階の乳化重合において、生成するラ
テックス粒子の安定化のために、アニオン系又はノニオ
ン系界面活性剤を用いることができる。アニオン系界面
活性剤としては、例えば、ドデシルベンゼンスルホン酸
ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ジフェニルエー
テルジスルホン酸ナトリウム、コハク酸ジアルキルエス
テルスルホン酸ナトリウム等を挙げることができ、ま
た、ノニオン系界面活性剤としては、例えば、ポリオキ
シエチレンアルキルエステル、ポリオキシエチレンアル
キルアリルエーテル等を挙げることができる。
【0040】本発明において、界面活性剤は、通常、用
いるモノマーの全量の100重量部に対して、0.2〜2
重量部、好ましくは、0.3〜1.5重量部の範囲で用いら
れる。また、本発明においては、上記した界面活性剤の
なかでは、特に、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウ
ムが好ましく用いられる。
【0041】連鎖移動剤としては、n−ドデシルメルカ
プタン、t−ドデシルメルカプタン、n−オクチルメル
カプタン、n−デシルメルカプタン、n−ヘキシルメル
カプタン、t−ヘキシルメルカプタン、トリグリコール
ジメルカプタン等のメルカプタン類、ジメチルキサント
ゲンジスルフィド、ジイソプロピルキサントゲンジスル
フィド等のキサントゲンジスルフィド類、テトラエチル
チウラムジスルフィド、テトラブチルチウラムジスルフ
ィド等のチウラムジスルフィド類、四塩化炭素、四臭化
炭素等のハロゲン系化合物、アクロレイン、2−エチル
ヘキシルチオグリコレート、ターピノーレン、ジペンテ
ン等を挙げることができる。これらは、単独で、又は2
種以上組み合わせて用いることができる。その使用量
は、通常、用いるモノマーの全量の100重量部に対し
て、0.1〜5重量部の範囲であり、好ましくは、0.2〜
4重量部の範囲である。
【0042】更に、第2工程においては、重合開始剤と
しては、過硫酸アンモニウム、過硫酸ナトリウム、過硫
酸カリウム等の過硫酸塩開始剤、クメンハイドロパーオ
キサイド、ベンゾイルパーオキサイド、イソプロピルベ
ンゼンハイドロパーオキサイド等の有機過酸化物、又は
アゾビスイソブチロニトリル等のアゾ系開始剤等が用い
られる。過酸化物と還元剤を組み合わせたレドックス系
触媒を用いることもできる。重合開始剤の使用量は、用
いるモノマーの全量100重量部に対して、0.05〜3
重量部、好ましくは、0.1〜2重量部の範囲である。
【0043】本発明においては、乳化重合系を安定化さ
せるために、エチレンジアミン四酢酸ナトリウム、グリ
シン等のキレート剤、ナトリウムホルムアルデヒドスル
ホキシレート等の分散剤を併用してもよい。
【0044】本発明におけるシード乳化重合は、第1工
程で得られたシード重合物の存在下に、第2工程とし
て、上述したモノマーを乳化重合させるものであり、第
2工程の乳化重合において用いるモノマー混合物の反応
容器への仕込み方法は、一括、分割及び連続のいずれの
方法でもよい。
【0045】このようにして得られたラテックスを用い
て、常法によって、紙塗工用組成物を得ることができ
る。例えば、本発明によるラテックス約5〜25重量部
にカオリン、炭酸カルシウム等のような顔料約10〜1
00重量部と、デンプン、カゼイン、プロテイン等のよ
うな補助バインダー約0〜15重量部と、更に、必要に
応じて、常用される薬品、例えば、分散剤等を添加する
ことによって、紙塗工用組成物を得ることができる。得
られた組成物は、適用される紙や、その使用目的に応じ
て、常法に従って、紙に塗工される。
【0046】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、
本発明はこれら実施例により何ら限定されるものではな
い。尚、実施例において、部は重量部を意味する。 (1) シード重合物の製造 窒素ガスで置換した5リットル容量の反応容器にアクリ
ル酸1部、イタコン酸1部、アクリル酸ブチル55部、
メタクリル酸メチル35部、スチレン8部、ドデシルベ
ンゼンスルホン酸ナトリウム13部及び過硫酸ナトリウ
ム6部を仕込み、攪伴下に75℃の温度にて乳化重合さ
せた。その結果、反応転化率99%以上にて、粒子径3
0.0nm、表面カルボン酸の割合が28%のシード重合
物を得た。これをシード重合物Aとする。
【0047】表1に示したモノマーを表1に示す条件に
て乳化重合させた以外は、上記と同様にして、本発明に
よるシード重合物B〜Fを製造した。同様に、表2に示
したモノマーを表2に示す条件にて乳化重合させた以外
は、上記と同様にして、本発明の範囲に属さないシード
重合物a〜eを得た。
【0048】(2) シード重合物を用いる共重合体ラテッ
クスの製造 実施例1 窒素ガスで置換した20リットル容量のオートクレーブ
にシード重合物A2部、アクリル酸2.5部、イタコン酸
1部、ブタジエン41部、メタクリル酸メチル5部、ス
チレン41部、アクリロニトリル7部、アクリルアミド
0.5部、アクリル酸ヒドロキシエチル2部、ドデシルベ
ンゼンスルホン酸ナトリウム0.5部、t−ドデシルメル
カプタン0.3部、水100部及び過硫酸ナトリウム0.3
部を仕込み、攪伴下に、70℃の温度にて乳化重合させ
た。15時間の反応後、転化率98%以上(モノマー1
00部あたり)に達したとき、反応混合物を30℃まで
冷却し、次いで、水蒸気を吹き込んで、未反応のモノマ
ーを除去し、更に、ラテックスの固形分濃度が50%に
達するまで濃縮して、目的とする共重合体ラテックスを
得た。
【0049】次に、このようにして得られた共重合体ラ
テックスを用いて、次の組成を有する紙塗工液組成物を
調製した。 顔料: ウルトラホワイト90 (Engelhard 社製) 70 部 カービタル90 (ECC社製) 30 部 分散剤: アロンT−40(東亜合成(株)製) 0.1部 バインダー: 共重合体ラテックス 14 部 変性澱粉MS−4600(日本食品化工社製) 3 部
【0050】この紙塗工用組成物を塗工量15.0±0.5
g/m2となるように上質紙の両面に塗工した後、120
℃の熱風乾燥機で30秒間乾燥した。得られた塗工紙を
温度23℃、相対湿度60%の条件下に一昼夜放置した
後、線圧100kg/cm、ロール温度70℃にて、スーパ
ーキャレンダー処理を2回行なった。かくして得られた
塗工紙の物性を表3に示す。
【0051】実施例2〜11 表1に記載したシード重合物を用いて、表3に示すモノ
マー組成にてシード重合を行なった以外は、実施例1と
同様に乳化重合して、共重合体ラテックスを製造し、実
施例1と同様にして紙塗工用組成物を調製した。これを
用いて、実施例1と同様にして塗工紙を得た。その物性
を表3に示す。
【0052】比較例1〜10 表2に記載したシード重合物を用いて、又は用いずに、
表4に示すモノマー組成にてシード重合を行なった以外
は、実施例1と同様に乳化重合して、ラテックスを製造
し、実施例1と同様にして紙塗工用組成物を調製した。
これを用いて、実施例1と同様にして塗工紙を得た。そ
の物性を表4に示す。
【0053】
【表1】
【0054】
【表2】
【0055】
【表3】
【0056】
【表4】
【0057】表3及び表4における物性は以下の方法に
よって測定し、評価した。 (1) 表面のカルボン酸(カルボキシル基)量 シード重合物の表面カルボン酸(カルボキシル基)とそ
のシードのセラム相へのカルボン酸(カルボキシル基)
の重合配分比は、J. Henの方法に従って測定した (J. C
olloid Interface Sci., vol. 49, 425-432, 1974)。即
ち、測定するシード重合物の固形分0.5g相当量を精秤
し、約60gの水を加えて、希釈した。これに0.1Nの
塩酸を過剰量加え、0.1Nの水酸化ナトリウム水溶液で
逆滴定し、電気電導度曲線を作成し、屈曲点より表面の
カルボン酸量(カルボキシル基量)を求めた。また、開
始剤切片の影響を考慮して、エチレン系不飽和カルボン
酸を共重合しないラテックスにおける電気電導度滴定を
行ない、セラム相の補正を行なった。
【0058】(2) 重合安定性 共重合体ラテックスを300メッシュ金網で濾過し、残
渣量を測定した。 (3) 平均粒子径 光散乱法粒度分析計(Coulter Electronics 社製)にて
シード重合物及び重合体ラテックスの平均粒子径を測定
した。 (4) ドライピック強度 RIテスター(明製作所製)を用いて、タック No.10
の墨インキで数回重ね刷りをし、印刷面のピッキングを
肉眼で判断し、5段階評価にて結果を示す。数字が大き
いほど、ドライピック強度にすぐれる。
【0059】(5) ウェットピック強度 RIテスターを用いて、モルトンロールで試験片の表面
に給水し、直後にタック No.12の紅インキで印刷を行
ない、印刷面のピッキングを肉眼で判定し、5段階評価
にて結果を示す。数字の大きいほど、ウェットピック強
度にすぐれる。 (6) 吸水着肉性 RIテスターを用いて、塗工紙の表面に水を薄く付けた
後、直ちにタック No.10の試験用インキで印刷し、イ
ンキの着く状態を肉眼判定した。5段階評価にて結果を
示す。数字の大きいほど、吸水着肉性にすぐれる。
【0060】以上の結果から、比較例a、b及びeのよ
うに、エチレン系不飽和カルボン酸におけるエチレン系
不飽和モノカルボン酸/エチレン系不飽和ジカルボン酸
の重量比が本発明において規定する範囲外であるとき
は、その表面カルボン酸量が15〜50%の範囲にある
シード重合物を得ることができず、その結果として、得
られるラテックスを用いた塗工紙のドライピック強度や
ウェットピック強度が低くなり、或いは重合安定性が低
下することとなる。
【0061】他方、比較例dのように、反応温度が60
℃よりも低いときは、シードの粒子径が大きくなる。ま
た、比較例cやdのような粒子径の大きいシードを用い
て、小粒子径のラテックスを得るには、比較例8や9の
ように、シードの使用量が5重量%を越えて、ドライピ
ック強度やウェットピック強度等の塗工紙物性が低下す
る。
【0062】
【発明の効果】本発明によれば、所定の方法で得られた
シード重合物の存在下にシード重合を行なうことによっ
て、ドライピック、ウェットピック及び吸水着肉性にす
ぐれた紙塗工用組成物を調製し得る共重合体ラテックス
を得ることができる。また、本発明によるシードを用い
ることによって、上記ラテックスの製造のための乳化重
合において、粒子径の制御が容易であり、更に、モノマ
ー及び重合条件の選択幅も拡大できると共に、シード重
合を安定して行なうことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−64597(JP,A) 特開 昭61−63795(JP,A) 特開 平5−32710(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08F 220/18 C08F 2/22 C08F 2/44 C08F 265/06 D21H 19/56

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a) エチレン系不飽和モノカルボン酸/エ
    チレン系不飽和ジカルボン酸の重量 比が80/20〜4
    0/60の範囲であるエチレン系不飽和モノカルボン酸
    とエチレン系不飽和ジカルボン酸との混合物からなるエ
    チレン系不飽和カルボン酸1〜10重量%、 (b) エチレン系不飽和モノカルボン酸アルキルエステル
    40〜95重量%、及び (c) 上記以外のエチレン系モノマー4〜50重量%を乳
    化重合して得られる平均粒子径が10〜60nmで、表
    面カルボン酸の割合が15〜50%であるシード重合
    物。
  2. 【請求項2】平均粒子径が20〜40nmである請求項
    1記載のシード重合物。
  3. 【請求項3】請求項1記載のシード重合物の存在下に、 (d) 脂肪族共役ジエン、 (e) エチレン系不飽和カルボン酸、及び (f) モノオレフィンを乳化重合させて得られる紙塗工用
    ラテックス。
  4. 【請求項4】シード重合物の平均粒子径が20〜40n
    mである請求項3記載の紙塗工用ラテックス。
  5. 【請求項5】請求項1記載のシード重合物の存在下に、 (d) 脂肪族共役ジエン、 (e) エチレン系不飽和カルボン酸、及び (f) モノオレフィンを乳化重合させることを特徴とする
    紙塗工用ラテックスの製造方法。
  6. 【請求項6】シード重合物の平均粒子径が20〜40n
    mである請求項5記載の紙塗工用ラテックスの製造方
    法。
  7. 【請求項7】温度60〜90℃にて乳化重合を行なっ
    て、シード重合物を得る請求項5又は6記載の紙塗工用
    ラテックスの製造方法。
  8. 【請求項8】請求項3又は4記載のラテックスを含有し
    てなる紙塗工液組成物。
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