JP2006092926A - 電極用ペースト組成物及び該組成物から製造された電極層 - Google Patents
電極用ペースト組成物及び該組成物から製造された電極層 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006092926A JP2006092926A JP2004277374A JP2004277374A JP2006092926A JP 2006092926 A JP2006092926 A JP 2006092926A JP 2004277374 A JP2004277374 A JP 2004277374A JP 2004277374 A JP2004277374 A JP 2004277374A JP 2006092926 A JP2006092926 A JP 2006092926A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- paste composition
- electrode
- polymer
- carbon
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 0 *c1cc(*c2ccc(C(C3c(cc(cc4)N)c4N)*3=O)cc2)ccc1Oc1ccc(*CC2CCCCC2)cc1 Chemical compound *c1cc(*c2ccc(C(C3c(cc(cc4)N)c4N)*3=O)cc2)ccc1Oc1ccc(*CC2CCCCC2)cc1 0.000 description 9
- MGNZXYYWBUKAII-UHFFFAOYSA-N C1C=CC=CC1 Chemical compound C1C=CC=CC1 MGNZXYYWBUKAII-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- XDTMQSROBMDMFD-UHFFFAOYSA-N C1CCCCC1 Chemical compound C1CCCCC1 XDTMQSROBMDMFD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- IIEWJVIFRVWJOD-UHFFFAOYSA-N CCC1CCCCC1 Chemical compound CCC1CCCCC1 IIEWJVIFRVWJOD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- GTMWGXABXQTZRJ-UHFFFAOYSA-N N#CC1=CCCCC1 Chemical compound N#CC1=CCCCC1 GTMWGXABXQTZRJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- GYBNBQFUPDFFQX-UHFFFAOYSA-N N#CC1CC=CCC1 Chemical compound N#CC1CC=CCC1 GYBNBQFUPDFFQX-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- UHOVQNZJYSORNB-UHFFFAOYSA-N c1ccccc1 Chemical compound c1ccccc1 UHOVQNZJYSORNB-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P70/00—Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
- Y02P70/50—Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Inert Electrodes (AREA)
- Fuel Cell (AREA)
Abstract
保存安定性に優れるとともに、発電特性に十分な細孔容積を保持しうる電極用触媒ペーストを提供する。
【解決手段】
(i)触媒が担持されたカーボン、
(ii)イオン伝導性芳香族系ポリマー、および
(iii)沸点が75〜250℃、かつ溶解性パラメータの範囲が7.5〜13(cal/mol)1/2、かつ-O-、-OH、-CO-、-SO-、-SO2-、-COO-、-CONR-(Rは、水素原子、炭化水素基)からなる基を少なくとも1種類以上有する有機溶剤
を含有することを特徴とする電極用ペースト組成物。
【選択図】 なし
Description
(1)(i)触媒が担持されたカーボン、(ii)イオン伝導性芳香族系ポリマー、および(iii)沸点が75〜250℃、かつ溶解性パラメータの範囲が7.5〜13(cal/mol)1/2、かつ-O-、-OH、-CO-、-SO-、-SO2-、-COO-、-CONR-(Rは、水素原子、炭化水素基)からなる基を少なくとも1種類以上有する有機溶剤を含有することを特徴とする電極用ペースト組成物。
(2)前記イオン伝導性芳香族系ポリマーが、スルホン酸基もしくはリン酸基からなるイオン伝導成分を有するポリマーセグメント(A)と、イオン伝導成分を有しないポリマーセグメント(B)とが共有結合しているブロック共重合体であることを特徴とする(1)に記載の電極用ペースト組成物。
(3)前記イオン伝導性芳香族系ポリマーが、芳香環を結合基で共有結合させた構造を主鎖骨格に有することを特徴とする(1)ないし(2)のいずれかに記載に記載の電極用ペースト組成物。
(4)前記イオン伝導性芳香族系ポリマーが、下記一般式(A)で表される構成単位および下記一般式(B)で表される構成単位からなることを特徴とする(1)ないし(3)のいずれかに記載に記載の電極用ペースト組成物。
し、nは0〜10の整数を示し、kは1〜4の整数を示す。)
(5)前記有機溶媒が全溶媒中に20重量%以上含有していることを特徴とする(1)〜(4)のいずれかに記載の電極用ペースト組成物。
(6)さらに分散剤を含有することを特徴とする(1)〜(5)のいずれかに記載の電極用ペースト組成物。
(7)さらに炭素繊維を含有することを特徴とする(1)〜(6)のいずれかに記載の電極用ペースト組成物。
(8)さらに水を含有することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の電極用ペースト組成物。
(9)(1)〜(8)に記載の電極用ペースト組成物を塗布・乾燥してなる電極層。
本発明に係る電極用ペースト組成物は、触媒が担持されたカーボン、イオン伝導性芳香族系ポリマー、および沸点が75〜250℃、かつ溶解性パラメータの範囲が7.5〜13(cal/mol)1/2、かつ-O-、-OH、-CO-、-SO-、-SO2-、-COO-、-CONR-(Rは、水素原子、炭化水素基)からなる基を少なくとも1種類以上有する有機溶剤を含有し、さらに必要に応じて分散剤、炭素繊維、水から選ばれる少なくとも1つの成分を含有している。
(i)触媒を担持したカーボン
本発明で用いられる触媒としては、白金、パラジウム、金、ルテニウム、イリジウムなどの貴金属触媒が好ましく用いられる。また、貴金属触媒は合金、混合物など、2種以上の元素が含まれるものであってもよい。
カーボンに担持される金属触媒の量としては、有効に触媒活性が発揮できる量であれば特に制限されるものではないが、担持量がカーボン重量に対して0.1〜9.0g-metal/g-carbon、好ましくは0.25〜2.4g-metal/g-carbonの範囲にあることが望ましい。
本発明で用いられるイオン伝導性芳香族系ポリマーは、イオン伝導性官能基を含む芳香族ポリマーが使用される。このようなポリマーはイオン伝導膜を形成するために使用されている。
本発明で特に好ましく用いられるスルホン酸基を有するポリアリーレンは、下記一般式(A)で表される構成単位と、下記一般式(B)で表される構成単位とを含む下記一般式(C)で表される重合体である。
O−、−CONH−、−COO−、−(CF2)l−(ここで、lは1〜10の整数である)、−C(CF3)2−などが挙げられる。
ル基のm位の場合0.06以上、p位の場合0.01以上の値となる基をいう。
Arは−SO3Hで表される置換基を有する芳香族基を示し、芳香族基として具体的に
はフェニル基、ナフチル基、アントラセニル基、フェナンチル基などが挙げられる。これらの基のうち、フェニル基、ナフチル基が好ましい。
フッ素置換アルキル基としては、トリフルオロメチル基、パーフルオロエチル基、パーフルオロプロピル基、パーフルオロブチル基、パーフルオロペンチル基、パーフルオロヘキシル基などが挙げられ、トリフルオロメチル基、ペンタフルオロエチル基などが好ましい。
ペンタフルオロフェニル基などが挙げられる。
Wは2価の電子吸引性基または単結合を示し、Tは2価の有機基または単結合を示す。
スルホン酸基を有するポリアリーレンは、上記一般式(A)で表される構造単位となりうるスルホン酸エステル基を有するモノマーと、上記一般式(B)で表される構造単位となりうるオリゴマーとを共重合させ、スルホン酸エステル基を有するポリアリーレンを製造し、このスルホン酸エステル基を有するポリアリーレンを加水分解して、スルホン酸エステル基をスルホン酸基に変換することにより合成することができる。
ここで、Gはアルキル基、フッ素置換アルキル基またはアリール基を示す。)から選ばれる原子または基を示し、Y、Z、Ar、m、nおよびkは、それぞれ上記一般式(A)中のY、Z、Ar、m、nおよびkと同義である。
チル基、エチル基、n−プロピル基、iso−プロピル基、tert-ブチル基、iso-ブチル
基、n−ブチル基、sec−ブチル基、ネオペンチル基、シクロペンチル基、ヘキシル基、シクロヘキシル基、シクロペンチルメチル基、シクロヘキシルメチル基、アダマンチル基、アダマンタンメチル基、2−エチルヘキシル基、ビシクロ[2.2.1]へプチル基、ビシクロ[2.2.1]へプチルメチル基、テトラヒドロフルフリル基、2−メチルブチル基、3,3−ジメチル−2,4−ジオキソランメチル基、シクロヘキシルメチル基、アダマンチルメチル基、ビシクロ[2.2.1]ヘプチルメチル基などの直鎖状炭化水素基、分岐状炭化水素基、脂環式炭化水素基、5員の複素環を有する炭化水素基などが挙げられる。これらの中では、n−ブチル基、ネオペンチル基、テトラヒドロフルフリル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘキシルメチル基、アダマンチルメチル基、ビシクロ[2.2.1]ヘプチルメチル基が好ましく、特にネオペンチル基が好ましい。
には上記炭素原子数1〜20の炭化水素基などが挙げられる。これらの中では、n−ブチル基、ネオペンチル基、テトラヒドロフルフリル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘキシルメチル基、アダマンチルメチル基、ビシクロ[2.2.1]ヘプチルメチル基が好ましく、特にネオペンチル基が好ましい。
式(D)で表されるスルホン酸エステルの具体例としては、以下の様な化合物が挙げられる。
子に置き換わり、かつ、−CO−が−SO2−に置き換わった化合物なども挙げられる。
ることが、重合工程中の安定性に優れ、脱エステル化によるスルホン酸の生成に起因する重合阻害や架橋を引き起こさない点で好ましく、さらには、これらのエステル基は1級アルコール由来でβ位が4級炭素であることが好ましい。
き換わり、かつ、−CO−が−SO2−に置き換わった化合物なども挙げられる。
ハロゲン原子または−OSO2G(ここで、Gはアルキル基、フッ素置換アルキル基また
はアリール基を示す。)で表される基を示す。Gが示すアルキル基としてはメチル基、エチル基などが挙げられ、フッ素置換アルキル基としてはトリフルオロメチル基などが挙げられ、アリール基としてはフェニル基、p−トリル基などが挙げられる。
フッ素置換アルキル基としては、トリフルオロメチル基、パーフルオロエチル基、パーフルオロプロピル基、パーフルオロブチル基、パーフルオロペンチル基、パーフルオロヘキシル基などが挙げられ、トリフルオロメチル基、ペンタフルオロエチル基などが好ましい。
Wは2価の電子吸引性基または単結合を示し、電子吸引性基としては、上述したものと同様のものが挙げられる。
上記一般式(E)で表される化合物として具体的には、p=0の場合、例えば4,4'−ジクロロベンゾフェノン、4,4'−ジクロロベンズアニリド、ビス(クロロフェニル)ジフルオロメタン、2,2−ビス(4−クロロフェニル)ヘキサフルオロプロパン、4−ク
ロロ安息香酸−4−クロロフェニル、ビス(4−クロロフェニル)スルホキシド、ビス(4−クロロフェニル)スルホン、2,6−ジクロロベンゾニトリル、9,9−ビス(4−ヒドロキシフェニル)フルオレンが挙げられる。これらの化合物において塩素原子が臭素原子またはヨウ素原子に置き換わった化合物、さらにこれらの化合物において4位に置換したハロゲン原子の少なくとも1つ以上が3位に置換した化合物などが挙げられる。
4'−ビス(4−クロロベンゾイル)ジフェニルエーテル、4,4'−ビス(4−クロロベ
ンゾイルアミノ)ジフェニルエーテル、4,4'−ビス(4−クロロフェニルスルホニル)ジフェニルエーテル、4,4'−ビス(4−クロロフェニル)ジフェニルエーテルジカルボキシレート、4,4'−ビス〔(4−クロロフェニル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフル
オロプロピル〕ジフェニルエーテル、4,4'−ビス〔(4−クロロフェニル)テトラフルオロエチル〕ジフェニルエーテル、これらの化合物において塩素原子が臭素原子またはヨウ素原子に置き換わった化合物、さらにこれらの化合物において4位に置換したハロゲン原子が3位に置換した化合物、さらにこれらの化合物においてジフェニルエーテルの4位に置換した基の少なくとも1つが3位に置換した化合物などが挙げられる。
クロロベンゾイル)フェノキシ}フェニル]−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロ
パン、ビス[4−{4−(4−クロロベンゾイル)フェノキシ}フェニル]スルホン、および下記式で表される化合物などが挙げられる。
まず電子吸引性基で連結されたビスフェノールを、対応するビスフェノールのアルカリ金属塩とするために、N−メチル−2−ピロリドン、N,N-ジメチルアセトアミド、スルホラン、ジフェニルスルホン、ジメチルスルホキサイドなどの誘電率の高い極性溶媒中で、リチウム、ナトリウム、カリウムなどのアルカリ金属、水素化アルカリ金属、水酸化アルカリ金属塩、アルカリ金属炭酸塩などを加える。
(3−ニトロ−4−クロロフェニル)スルホン、2,6−ジクロロベンゾニトリル、2,6−ジフルオロベンゾニトリル、ヘキサフルオロベンゼン、デカフルオロビフェニル、2,
5−ジフルオロベンゾフェノン、1,3−ビス(4−クロロベンゾイル)ベンゼンなどを
反応させる。反応性から言えば、フッ素化合物が好ましいが、次の芳香族カップリング反応を考慮した場合、末端が塩素原子となるように芳香族求核置換反応を組み立てる必要がある。
また、特開平2−159号公報に記載のように求核置換反応と親電子置換反応とを組み合わせて、目的の電子吸引性基および電子供与性基からなる屈曲性化合物を合成してもよい。
基とを組み合わせた化合物、具体的には2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ケト
ン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホンなどのビスフェノールのアルカリ
金属塩と、過剰の4,4−ジクロロベンゾフェノン、ビス(4−クロロフェニル)スルホンなどの活性芳香族ハロゲン化合物との置換反応を、N−メチル−2−ピロリドン、N,N
−ジメチルアセトアミド、スルホランなどの極性溶媒の存在下で前記単量体の合成手法に順次重合して得られる。
上記スルホン酸エステル基を有するポリアリーレン(C)は、モノマー(D)とオリゴマー(E)とを触媒の存在下に反応させることにより合成されるが、この際使用される触媒は、遷移金属化合物を含む触媒系であり、この触媒系としては、(1)遷移金属塩および配位子となる化合物(以下、「配位子成分」という。)、または配位子が配位された遷移金属錯体(銅塩を含む)、および(2)還元剤を必須成分とし、さらに、重合速度を上げるために、「塩」を添加してもよい。
シクロオクタジエン、1,3−ビス(ジフェニルホスフィノ)プロパンなどが挙げられる
。これらのうち、トリフェニルホスフィン、2,2'−ビピリジンが好ましい。上記配位子成分である化合物は、1種単独で用いてもよく、2種以上を混合して用いてもよい。
ロオクタジエン)ニッケル、テトラキス(トリフェニルホスフィン)ニッケル、テトラキス(トリフェニルホスファイト)ニッケル、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウムなどが挙げられる。これらのうち、塩化ニッケルビス(トリフェニルホスフィン)、塩化ニッケル(2,2'−ビピリジン)が好ましい。
N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリド
ン、γ−ブチロラクトン、N,N'−ジメチルイミダゾリジノンなどが挙げられる。これらのうち、テトラヒドロフラン、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、N,N'−ジメチルイミダゾリジノンが好ましい。これらの重合溶媒は、十分に乾燥してから用いることが好ましい。
重合する際の重合温度は、通常、0〜200℃、好ましくは50〜120℃である。また、重合時間は、通常、0.5〜100時間、好ましくは1〜40時間である。
(1)少量の塩酸を含む過剰量の水またはアルコールに、上記スルホン酸エステル基を有するポリアリーレンを投入し、5分間以上撹拌する方法
(2)トリフルオロ酢酸中で、上記スルホン酸エステル基を有するポリアリーレンを80〜120℃程度の温度で5〜10時間程度反応させる方法
(3)スルホン酸エステル基を有するポリアリーレン中のスルホン酸エステル基(−SO3R)1モルに対して1〜3倍モルのリチウムブロマイドを含む溶液、例えばN−メチル
ピロリドンなどの溶液中で、上記ポリアリーレンを80〜150℃程度の温度で3〜10時間程度反応させた後、塩酸を添加する方法
などを挙げることができる。
このようにして得られるスルホン酸基を有するポリアリーレンの分子量は、ゲルパーミエションクロマトグラフィ(GPC)によるポリスチレン換算重量平均分子量で、1万〜100万、好ましくは2万〜80万である。
グリコール−ビス[3−(3−t−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート](商品名:IRGANOX 245)、1,6−ヘキサンジオール−ビス[3−(3,5
−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート](商品名:IRGANOX 259
)、2,4−ビス−(n−オクチルチオ)−6−(4−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ブチルアニリノ)−3,5−トリアジン(商品名:IRGANOX 565)、ペンタエリスリチルーテトラキス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート](商品名:IRGANOX 1010)、2,2−チオ−ジエチレンビス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4
−ヒドロキシフェニル)プロピオネート](商品名:IRGANOX 1035)、オクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート)(商品名:IRGANOX
1076)、N,N−ヘキサメチレンビス(3,5−ジ−t−ブチルー4−ヒドロキシ−ヒドロシンナマミド)(IRGAONOX 1098)、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン(商品名:IRGANOX 1330)、トリス−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−イソシアヌレイト(商品名:IRGANOX 3114)、3,9−ビス[2−〔3−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチ
ルフェニル)プロピオニルオキシ〕−1,1−ジメチルエチル]−2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5.5]ウンデカン(商品名:Sumilizer GA-80)などを挙げることができる。
(iii)有機溶媒
本発明で用いられる有機溶媒としては、沸点が75〜250℃、かつ溶解性パラメータの範囲が7.5〜13(cal/mol)1/2、かつ-O-、-OH、-CO-、-SO-、-SO2-、-COO-、-CONR-(Rは、水素原子、炭化水素基)からなる基を少なくとも1種類以上有する有機溶剤を含有することを特徴とする。
)、1−ペンタノール(bp.138℃、δ 10.96*)、2−ペンタノール(bp.119℃、δ 10.77*)、3−ペンタノール(bp.115℃、δ 10.77*)、2−メチル−1−ブタノール(bp.129℃、δ 10.77*)、3−メチル−1−ブタノール(bp.131℃、δ 10.77*)、2−メチル−2−ブタノール(bp.102℃、δ 10.58*)、3−メチル−2−ブタノール(bp.112℃、δ 10.
58*)、2,2−ジメチル1−プロパノール(bp.113℃、δ 10.58*)、シクロヘキサノール(bp.161℃、δ 12.44*)、1−ヘキサノール(bp.157℃、δ 10.68*)、2−メチル−1−ペンタノール(bp.148℃、δ 10.5
1*)、2−メチル−2−ペンタノール(bp.121℃、δ 10.34*)、4−メチ
ル−2−ペンタノール(bp.132℃、δ 10.34*)、2−エチル−1−ブタノール(bp.147℃、δ 10.51*)、1−メチルシクロヘキサノール(bp.156、δ 11.76*)、2−メチルシクロヘキサノール(bp.168℃、δ 11.74*)、3−メチルシクロヘキサノール(bp.168℃、δ 11.74*)、4−メチルシクロヘキサノール(bp.171℃、δ 11.74*)、1−オクタノール(bp.195℃、δ 10.28*)、2−オクタノール(bp.180℃、δ 10.14*)、2−エチル−1−ヘキサノール(bp.184℃、δ 10.14*)、ジオキサン(bp.101℃、δ 10.0)、ブチルエーテル(bp.140℃、δ 7.78*)、フェニル
エーテル(bp.187℃、δ 12.16)、イソペンチルエーテル(bp.173℃
、δ 7.63*)、1,2−ジメトキシエタン(bp.85.2、δ7.63 *)、ジエ
トキシエタン(bp.102℃、δ 7.63*)、ビス(2−メトキシエチル)エーテル(bp.160℃、δ 8.10*)、ビス(2−エトキシエチル)エーテル(bp.189℃、δ 8.19*)、シネオール(bp.176℃、δ 8.97*)、ベンジルエチルエーテル(bp.185℃、δ 9.20*)、アニソール(bp.154℃、δ 9.3
8*)、フェネトール(bp.170℃、δ 9.27*)、アセタール(bp.104℃
、δ 7.65*)、メチルエチルケトン(bp.79.6、δ 9.27)、2−ペンタノン(bp.102℃、δ 8.30*)、3−ペンタノン(bp.102℃、δ 8.30*)、シクロペンタノン(bp.131℃、δ 12.81*)、シクロヘキサノン(bp.156℃、δ 9.88)、2−ヘキサノン(bp.128℃、δ 8.84*)、4−メ
チル−2−ペンタノン(bp.117℃、δ 8.68*)、2−ヘプタノン(bp.151℃、δ 8.84*)、2,4−ジメチル−3−ペンタノン(bp.125℃、δ 8.49)、2−オクタノン(bp.173℃、δ 8.81*)、γーブチロラクトン(bp.
204、δ 12.78)、酢酸−n−ブチル(bp.126℃、δ 8.46)、酢酸イソブチル(bp.126℃、δ 8.42)、酢酸sec-ブチル(bp.112℃、δ 8.51*)、酢酸ペンチル(bp.150℃、δ 8.69*)、酢酸イソペンチル(bp.
142℃、δ 8.52*)、3−メトキシブチルアセタート(bp.173℃、δ 8.
52*)、酪酸メチル(bp.102℃、δ 8.72*)、酪酸エチル(bp.121℃
、δ 8.70*)、乳酸メチル(bp.145℃、δ 12.42*)、乳酸エチル(bp.155℃、δ 10.57)、乳酸ブチル(bp.185℃、δ 11.26*)、2−
メトキシエタノール(bp.125℃、δ 11.98*)、2−エトキシエタノール(bp.136℃、δ 11.47*)、2−(メトキシメトキシ)エタノール(bp.168℃、δ 11.60*)、2−イソプロポキシエタノール(bp.142℃、δ 10.9
2*)、1−メトキシ−2−プロパノール(bp.120℃、δ 11.27*)、1−エ
トキシ−2−プロパノール(bp.132℃、δ 10.92*)、ジメチルスルホキシド(bp.189℃、δ 12.93)、N−メチルホルムアミド(bp.185℃、δ 12.93)、N,N−ジメチルホルムアミド(bp.153℃、δ 12.14)、N,N
−ジエチルホルムアミド(bp.178℃、δ 10.07*)、N,N−ジメチルアセト
アミド(bp.166℃、δ 11.12)、N−メチル−2−ピロリドン(bp.202、δ11.17 )、テトラメチル尿素(bp.177.5、δ 10.6)などを挙げる
ことができ、これらは1種類以上を組み合わせて用いることもできる。
本発明に係る電極用ペースト組成物では、必要に応じてさらに分散剤を添加することができる。
トオキシ]エチル}アンモニウムクロライド、オクタデシルアミン酢酸塩、テトラデシル
アミン酢酸塩、オクタデシルトリメチルアンモニウムクロライド、牛脂トリメチルアンモニウムクロライド、ドデシルトリメチルアンモニウムクロライド、ヤシトリメチルアンモニウムクロライド、ヘキサデシルトリメチルアンモニウムクロライド、ベヘニルトリメチルアンモニウムクロライド、ヤシジメチルベンジルアンモニウムクロライド、テトラデシルジメチルベンジルアンモニウムクロライド、オクタデシルジメチルベンジルアンモニウムクロライド、ジオレイルジメチルアンモニウムクロライド、1−ヒドロキシエチル-2-牛脂イミダゾリン4級塩、2−ヘプタデセニルーヒドロキシエチルイミダゾリン、ステア
ラミドエチルジエチルアミン酢酸塩、ステアラミドエチルジエチルアミン塩酸塩、トリエタノールアミンモノステアレートギ酸塩、アルキルピリジウム塩、高級アルキルアミンエチレンオキサイド付加物、ポリアクリルアミドアミン塩、変成ポリアクリルアミドアミン塩、パーフルオロアルキル第4級アンモニウムヨウ化物等のカチオン界面活性剤、およびジメチルヤシベタイン、ジメチルラウリルベタイン、ラウリルアミノエチルグリシンナトリウム、ラウリルアミノプロピオン酸ナトリウム、ステアリルジメチルベタイン、ラウリルジヒドロキシエチルベタイン、アミドベタイン、イミダゾリニウムベタイン、レシチン、3−[ωーフルオロアクカノイルーN−エチルアミノ]ー1−プロパンスルホン酸ナトリウム、N−[3−(パーフルオロオクタンスルホンアミド)プロピル]ーN,N−ジメチルーN−カルボキシメチレンアンモニウムベタイン等の両性界面活性剤、およびヤシ脂肪酸ジエタノールアミド(1:2型)、ヤシ脂肪酸ジエタノールアミド(1:1型)、牛脂肪酸ジエタノールアミド(1:2型)、牛脂肪酸ジエタノールアミド(1:1型)、オレイン酸ジエタノールアミド(1:1型)、ヒドロキシエチルラウリルアミン、ポリエチレングリコールラウリルアミン、ポリエチレングリコールヤシアミン、ポリエチレングリコールステアリルアミン、ポリエチレングリコール牛脂アミン、ポリエチレングリコール牛脂プロピレンジアミン、ポリエチレングリコールジオレイルアミン、ジメチルラウリルアミンオキサイド、ジメチルステアリルアミンオキサイド、ジヒドロキシエチルラウリルアミンオキサイド、パーフルオロアルキルアミンオキサイド、ポリビニルピロリドン、高級アルコールエチレンオキサイド付加物、アルキルフェノールエチレンオキサイド付加物、脂肪酸エチレンオキサイド付加物、ポリプロピレングリコールエチレンオキサイド付加物、グリセリンの脂肪酸エステル、ペンタエリスリットの脂肪酸エステル、ソルビットの脂肪酸エステル、ソルビタンの脂肪酸エステル、砂糖の脂肪酸エステル、等の非イオン界面活性剤、およびラウリルアミノプロピオン酸ナトリウム、ステアリルジメチルベタイン、ラウリルジヒドロキシエチルベタイン等の両性界面活性剤などを挙げることができ、これら
は1種類以上を組み合わせて用いることもでき、好ましくは、塩基性基を有する界面活性剤であり、より好ましくはアニオン性もしくは、カチオン性の界面活性剤であり、さらに好ましくは、分子量5千〜3万の界面活性剤である。
(炭素繊維)
本発明に係る電極用ペースト組成物では、必要に応じてさらに炭素繊維を添加することができる。
維、リグニンポバー系炭素繊維、ピッチ系炭素繊維、気相成長炭素繊維等を用いることができ、好ましくは、気相成長炭素繊維である。
本発明に係る電極用ペースト組成物では、必要に応じてさらに水を添加することができる。
(組成)
本発明に係るペースト組成物中に、(i)触媒が担持されたカーボンの使用割合は、重量
比で1重量%〜20重量%、好ましくは3重量%〜15重量%であることが望ましい。また、組成物中の(ii)イオン伝導成分含有炭化水素系ポリマーの使用割合は、重量比で0.5重量%〜30重量%、好ましくは1重量%〜15重量%であることが望ましい。さらに、(iii)有機溶剤の使用割合は、重量比で5重量%〜95重量%、好ましくは15重量%
〜90重量%であることが望ましい。
触媒が担持されたカーボンの使用割合が、上記範囲未満であると、電極反応率が低下することがある。また、上記範囲より大きいと、電極ペーストの粘度が増加し、塗工時に塗りむらが発生することがある。
十分確保できる。また上記範囲にあれば、組成物がペースト状となりハンドリングに好適である。
。炭素繊維の使用割合が、上記範囲未満であると、電極中の細孔容積の増加効果が低い。また、上記範囲より大きいと、電極反応率が低下することがある。また、水の使用割合が、上記範囲内にあると電極ペースト作製時の発熱を効率的に低減できる。
本発明に係る電極用ペースト組成物は、例えば上記各成分を所定の割合で混合し、従来公知の方法で混練することにより調製することができる。
以上のような本発明に係る電極用ペースト組成物を、電極触媒層の電極基材、転写基材、またはプロトン伝導膜上に、塗布し、乾燥して、電極層が形成される。
プロトン伝導膜上に形成する場合としては、公知にプロトン伝導膜であれば特に制限されるものではないが、前記したイオン伝導性ポリマーからなるプロトン伝導膜上に形成することが好適である。
0mg/cm2、好ましくは0.1〜2.0mg/cm2の範囲にあることが望ましい。
こうして形成された導電性シート状の電極層の細孔容積は、0.05〜3.0g/cm2、
好ましくは0.1〜2.0g/cm2の範囲にあることが望ましい。
以下、実施例に基づいて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
[合成例1]
(オリゴマーの合成)
攪拌機、温度計、Dean-stark管、窒素導入管、冷却管を取り付けた1Lの三口フラスコに、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン24.1g(71.7mmol)、9,9−(4−ヒドロキシフェニル)フルオレン10.1g(28.7mmol)、2,6−ジクロロベンゾニトリル19.7g(115mmol)、炭酸カリウム18.0g(130mmol)をはかりとった。
(スルホン化ポリマーの合成)
攪拌機、温度計、窒素導入管を取り付けた1Lのフラスコに、3−(2,5−ジクロロベンゾイル)ベンゼンスルホン酸ネオペンチル119g(296mmol)、合成例1で得られた分子量7400のオリゴマー31.1g(4.2mmol)、ビス(トリフェニ
ルホスフィン)ニッケルジクロリド5.89g(9.0mmol)、ヨウ化ナトリウム1.35g(9.0mmol)、トリフェニルホスフィン31.5g(120mmol)、亜鉛47.1g(720mmol)をはかりとり、乾燥窒素置換した。ここにN,N−ジメチルアセトアミド(DMAc)350mLを加え、反応温度を80℃に保持しながら、3時間攪拌を続けた後、DMAc700mLを加えて希釈し、不溶物をろ過した。
[ペーストAの調製]
50mlのガラス瓶に直径10mmのジルコニアボール(商品名:YTZボール、株式会社ニッカトー製)25gを入れ、白金担持カーボン粒子(Pt:46重量%担持、(田中貴金属工業株式会社製:TEC10E50E)1.51g、蒸留水0.88g、合成例2のスル
ホン化ポリアリーレンの15%水−1,2ジメトキシエタン溶液(重量比10:90)3.23g、1,2−ジメトキシエタン(bp.85.2、δ7.63 *)13.97g気
相法炭素繊維(商品名:VGCF、昭和電工社製)0.1gおよび分散剤(商品名:DA234、楠本化成株式会社製)0.028gを加え、ウエーブローターで60分間攪拌し、粘度50cp(25℃)のペーストAを得た。
カーボンペーパー上に、ペーストAを白金塗布量が0.5mg/cm2になるようにド
クターブレードを用いて製膜した。これを95℃で10分間加熱乾燥し、電極層を形成させ、下記に示す評価を行った。
(細孔分布・細孔容積測定)
水銀ポロシメータを用いて水銀圧入法により、得られた電極の細孔分布および細孔容積を測定した。
合成例2のポリマーからなる膜厚50μmの膜を1枚用意し、2枚の電極層で挟み、圧力100kg/cm2下で、160℃×15minの条件でポットプレス成形して、電極
接合体を作製した。次に、作製した電極膜接合体を2枚のチタン製の集電体で挟み、さらにその外側にヒーターを配置し、有効面積25cm2の燃料電池を組み立てた。
また、燃料電池の温度を85℃に保ち、湿度35%RHで水素および酸素を2気圧で供給し、電流密度0.5A/cm2のときの端子間電圧を150時間測定した。
(電極ペースト組成物の保存安定性評価)
電極ペースト組成物を20ccのガラス瓶に充填し、室温で1週間、静置させる。そして、電極ペーストの上部および下部液をそれぞれ0.5cc採取し、120℃×60minの条件でホッとプレートで乾燥させ、上部、下部液の固形分濃度の変化より、粒子沈降の有無を確認した。
[ペーストBの調製]
50mlのガラス瓶に直径10mmのジルコニアボール(商品名:YTZボール、株式会社ニッカトー製)25gを入れ、実施例1と同じ白金担持カーボン粒子(Pt:46重量%担持)1.51g、蒸留水0.88g、合成例2のスルホン化ポリアリーレンの15%水−N−メチル−2−ピロリドン溶液(重量比10:90)3.23g、N−メチル−2−ピロリドン(bp.202、δ11.17 )13.97g、気相法炭素繊維(商品名:VGCF、昭和電工社製)0.1gおよび分散剤(商品名:DA234、楠本化成株式会社製)0.028gを加え、ウエーブローターで60分間攪拌し、粘度65cp(25℃)のペーストBを得た。
ペーストAに代えてペーストBを用いた以外は、実施例1と同様にして電極及び燃料電池を製造し、評価を行った。結果を表1、表2に示す。
[ペーストCの調製]
50mlのガラス瓶に直径10mmのジルコニアボール(商品名:YTZボール、株式会社ニッカトー製)25gを入れ、白金担持カーボン粒子(Pt:46重量%担持)1.51g、蒸留水0.88g、20.6%Nafion溶液(Du Pont社製)(水:アルコール=
10:90)2.35g、N−メチル−2−ピロリドン(bp.202、δ11.17 )13.97g、気相法炭素繊維(商品名:VGCF、昭和電工社製)0.1gおよび分散剤(商品名:DA234、楠本化成株式会社製)0.028gを加え、ウエーブローターで60分間攪拌し、粘度65cp(25℃)のペーストDを得た。
ペーストAに代えてペーストCを用いた以外は、実施例1と同様にして電極及び燃料電池を製造し、評価を行った。結果を表1、表2に示す。
[ペーストDの調製]
50mlのガラス瓶に直径10mmのジルコニアボール(商品名:YTZボール、株式会社ニッカトー製)25gを入れ、白金担持カーボン粒子(Pt:46重量%担持)1.51g、蒸留水0.88g、合成例2のスルホン化ポリアリーレンの15%水−1,2ジメトキシエタン溶液(重量比20:80)3.23g、エチレングリコール(bp.19
7.9、δ16.3)13.97g、気相法炭素繊維(商品名:VGCF、昭和電工社製)0.1gおよび分散剤(商品名:DA234、楠本化成株式会社製)0.028gを加え、ウエーブローターで60分間攪拌し、粘度250cp(25℃)のペーストDを得た。
ペーストAに代えてペーストDを用いた以外は、実施例1と同様にして電極及び燃料電池を製造し、評価を行った。結果を表1、表2に示す。
[ペーストEの調製]
分散剤を添加しない以外は実施例1と同様にして、粘度120cp(25℃)のペーストEを得た。
ペーストAに代えてペーストEを用いた以外は、実施例1と同様にして電極及び燃料電池を製造し、評価を行った。結果を表1、表2に示す。
Claims (9)
- (i)触媒が担持されたカーボン、
(ii)イオン伝導性芳香族系ポリマー、および
(iii)沸点が75〜250℃、かつ溶解性パラメータの範囲が7.5〜13(cal/mol)1/2、かつ-O-、-OH、-CO-、-SO-、-SO2-、-COO-、-CONR-(Rは、水素原子、炭化水素基)からなる基を少なくとも1種類以上有する有機溶剤
を含有することを特徴とする電極用ペースト組成物。 - 前記イオン伝導性芳香族系ポリマーが、スルホン酸基もしくはリン酸基からなるイオン伝導成分を有するポリマーセグメント(A)と、イオン伝導成分を有しないポリマーセグメント(B)とが共有結合しているブロック共重合体であることを特徴とする請求項1に記載の電極用ペースト組成物。
- 前記イオン伝導性芳香族系ポリマーが、芳香環を結合基で共有結合させた構造を主鎖骨格に有することを特徴とする請求項1ないし2のいずれかに記載に記載の電極用ペースト組成物。
- 前記イオン伝導性芳香族系ポリマーが、下記一般式(A)で表される構成単位および下記一般式(B)で表される構成単位からなることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載に記載の電極用ペースト組成物。
し、nは0〜10の整数を示し、kは1〜4の整数を示す。)
- 前記(iii)有機溶媒を全溶媒中に20重量%以上含有していることを特徴とする請求項
1〜4のいずれかに記載の電極用ペースト組成物。 - さらに分散剤を含有することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の電極用ペースト組成物。
- さらに炭素繊維を含有することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の電極用ペ
ースト組成物。 - さらに水を含有することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の電極用ペースト組成物。
- 請求項1〜8に記載の電極用ペースト組成物を塗布し乾燥して製造されてなることを特徴とする電極層。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004277374A JP2006092926A (ja) | 2004-09-24 | 2004-09-24 | 電極用ペースト組成物及び該組成物から製造された電極層 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004277374A JP2006092926A (ja) | 2004-09-24 | 2004-09-24 | 電極用ペースト組成物及び該組成物から製造された電極層 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006092926A true JP2006092926A (ja) | 2006-04-06 |
Family
ID=36233712
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004277374A Pending JP2006092926A (ja) | 2004-09-24 | 2004-09-24 | 電極用ペースト組成物及び該組成物から製造された電極層 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006092926A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008166078A (ja) * | 2006-12-27 | 2008-07-17 | Jsr Corp | 高分子型燃料電池用電極電解質およびその用途 |
JP2008166077A (ja) * | 2006-12-27 | 2008-07-17 | Jsr Corp | 高分子型燃料電池用電極電解質およびその用途 |
JP2008186728A (ja) * | 2007-01-30 | 2008-08-14 | Aisin Chem Co Ltd | 燃料電池電極用撥水ペースト |
CN109390073A (zh) * | 2017-08-10 | 2019-02-26 | 株式会社则武 | 导电性糊剂 |
Citations (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1167224A (ja) * | 1997-08-22 | 1999-03-09 | Asahi Chem Ind Co Ltd | 固体高分子燃料電池用膜−電極接合体 |
JP2002025581A (ja) * | 2000-07-05 | 2002-01-25 | Honda Motor Co Ltd | 固体高分子型燃料電池の電解質膜−電極集成体 |
JP2002216790A (ja) * | 2001-01-19 | 2002-08-02 | Honda Motor Co Ltd | 電極構造体及びそれを備える固体高分子型燃料電池 |
JP2002216798A (ja) * | 2001-01-19 | 2002-08-02 | Honda Motor Co Ltd | 複合高分子電解質膜及びそれを用いた固体高分子型燃料電池 |
JP2002246033A (ja) * | 2001-02-14 | 2002-08-30 | Toshiba Corp | 電極、電極用組成物、それを用いた燃料電池、および電極の製造方法 |
JP2002298855A (ja) * | 2001-03-30 | 2002-10-11 | Honda Motor Co Ltd | 固体高分子型燃料電池 |
JP2003173785A (ja) * | 2001-12-05 | 2003-06-20 | Mitsubishi Electric Corp | 固体高分子型燃料電池用触媒層の形成方法及びその形成装置 |
JP2003173786A (ja) * | 2001-12-05 | 2003-06-20 | Mitsubishi Electric Corp | 固体高分子型燃料電池用触媒層の形成方法及びその形成装置 |
JP2003317727A (ja) * | 2002-04-25 | 2003-11-07 | Asahi Glass Co Ltd | 固体高分子型燃料電池の製造方法及びそのためのガス拡散電極の製造方法 |
JP2003338288A (ja) * | 2002-05-21 | 2003-11-28 | Jsr Corp | 電極用触媒ペースト組成物 |
JP2004006305A (ja) * | 2002-04-17 | 2004-01-08 | Nec Corp | 燃料電池、燃料電池用電極およびそれらの製造方法 |
JP2004047244A (ja) * | 2002-07-11 | 2004-02-12 | Mitsui Chemicals Inc | 燃料電池用イオン伝導性結着剤、電極形成用組成物およびワニス、並びに燃料電池 |
JP2004193109A (ja) * | 2002-11-29 | 2004-07-08 | Honda Motor Co Ltd | 膜−電極構造体の製造方法 |
JP2004247152A (ja) * | 2003-02-13 | 2004-09-02 | Ube Ind Ltd | 電解質膜−電極接合体、燃料電池および電解質膜−電極接合体の製造方法 |
-
2004
- 2004-09-24 JP JP2004277374A patent/JP2006092926A/ja active Pending
Patent Citations (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1167224A (ja) * | 1997-08-22 | 1999-03-09 | Asahi Chem Ind Co Ltd | 固体高分子燃料電池用膜−電極接合体 |
JP2002025581A (ja) * | 2000-07-05 | 2002-01-25 | Honda Motor Co Ltd | 固体高分子型燃料電池の電解質膜−電極集成体 |
JP2002216790A (ja) * | 2001-01-19 | 2002-08-02 | Honda Motor Co Ltd | 電極構造体及びそれを備える固体高分子型燃料電池 |
JP2002216798A (ja) * | 2001-01-19 | 2002-08-02 | Honda Motor Co Ltd | 複合高分子電解質膜及びそれを用いた固体高分子型燃料電池 |
JP2002246033A (ja) * | 2001-02-14 | 2002-08-30 | Toshiba Corp | 電極、電極用組成物、それを用いた燃料電池、および電極の製造方法 |
JP2002298855A (ja) * | 2001-03-30 | 2002-10-11 | Honda Motor Co Ltd | 固体高分子型燃料電池 |
JP2003173785A (ja) * | 2001-12-05 | 2003-06-20 | Mitsubishi Electric Corp | 固体高分子型燃料電池用触媒層の形成方法及びその形成装置 |
JP2003173786A (ja) * | 2001-12-05 | 2003-06-20 | Mitsubishi Electric Corp | 固体高分子型燃料電池用触媒層の形成方法及びその形成装置 |
JP2004006305A (ja) * | 2002-04-17 | 2004-01-08 | Nec Corp | 燃料電池、燃料電池用電極およびそれらの製造方法 |
JP2003317727A (ja) * | 2002-04-25 | 2003-11-07 | Asahi Glass Co Ltd | 固体高分子型燃料電池の製造方法及びそのためのガス拡散電極の製造方法 |
JP2003338288A (ja) * | 2002-05-21 | 2003-11-28 | Jsr Corp | 電極用触媒ペースト組成物 |
JP2004047244A (ja) * | 2002-07-11 | 2004-02-12 | Mitsui Chemicals Inc | 燃料電池用イオン伝導性結着剤、電極形成用組成物およびワニス、並びに燃料電池 |
JP2004193109A (ja) * | 2002-11-29 | 2004-07-08 | Honda Motor Co Ltd | 膜−電極構造体の製造方法 |
JP2004247152A (ja) * | 2003-02-13 | 2004-09-02 | Ube Ind Ltd | 電解質膜−電極接合体、燃料電池および電解質膜−電極接合体の製造方法 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008166078A (ja) * | 2006-12-27 | 2008-07-17 | Jsr Corp | 高分子型燃料電池用電極電解質およびその用途 |
JP2008166077A (ja) * | 2006-12-27 | 2008-07-17 | Jsr Corp | 高分子型燃料電池用電極電解質およびその用途 |
JP2008186728A (ja) * | 2007-01-30 | 2008-08-14 | Aisin Chem Co Ltd | 燃料電池電極用撥水ペースト |
CN109390073A (zh) * | 2017-08-10 | 2019-02-26 | 株式会社则武 | 导电性糊剂 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5100383B2 (ja) | 固体高分子型燃料電池用電極電解質 | |
JP2007080726A (ja) | 電極−膜接合体 | |
JP2007048643A (ja) | 電極−膜接合体 | |
JP4994945B2 (ja) | 高分子型燃料電池用電極電解質およびその用途 | |
US20070015041A1 (en) | Membrane-electrode assemblies | |
JP2006278232A (ja) | 多孔質電極触媒層およびその製造方法 | |
JP4896435B2 (ja) | 固体高分子型燃料電池の電極用電解質 | |
JP2007026774A (ja) | 触媒ペーストの製造方法 | |
JP5144024B2 (ja) | 高分子型燃料電池用電極電解質およびその用途 | |
JP2005310643A (ja) | 多孔質プロトン伝導膜、その製造方法および膜−電極接合体の製造方法 | |
JP2008277281A (ja) | 直接メタノール燃料電池用膜−電極接合体および直接メタノール型燃料電池 | |
JP2006278233A (ja) | 電極触媒層 | |
JP2006344481A (ja) | 固体高分子型燃料電池用電極電解質、電極ペースト、電極および膜−電極接合体 | |
JP4871537B2 (ja) | 膜−電極接合体の製造方法 | |
JP2006092926A (ja) | 電極用ペースト組成物及び該組成物から製造された電極層 | |
JP2007048642A (ja) | 電極触媒層の製造方法 | |
JP4846273B2 (ja) | 固体高分子型燃料電池用電極電解質 | |
JP5116230B2 (ja) | 電極・電解質膜接合体の製造方法 | |
JP2008277282A (ja) | 直接メタノール燃料電池用膜−電極接合体および直接メタノール型燃料電池 | |
JP5364975B2 (ja) | 高分子型燃料電池用電極電解質およびその用途 | |
JP2005197236A (ja) | 固体高分子型燃料電池およびそれに用いる膜・電極構造体 | |
JP5057691B2 (ja) | 固体高分子型燃料電池用電極電解質、電極ペースト、電極および膜−電極接合体 | |
JP2007080725A (ja) | 電極−膜接合体 | |
JP2007087889A (ja) | 電極−膜接合体 | |
JP4879639B2 (ja) | 高分子型燃料電池用電極電解質およびその用途 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070110 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090729 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090811 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20091013 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101026 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110308 |