JP2006070942A - メカニカルシール装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 メカニカルシール装置の各密封環の冷却、洗浄及び摺動シール面の潤滑を良くすると共に、メカニカルシール装置を小型にする。さらに、組立と分解を容易にすることにある。
【解決手段】 メカニカルシール装置(1)は、軸(70)が挿入可能な耐食性材の嵌合面(20C)を有するシールカバー(30)と、シールカバー(30)の嵌合面(20C)と移動自在に嵌合する移動面(3S)を有するとともに、一端面に摺動シール面(3A)を有する耐食性材の固定用密封環(3)と、固定用密封環(3)の摺動シール面(3A)と密接する相対摺動シール面(10A)を有するとともに、嵌合可能な内周面(10C)を有する耐食性材の回転用密封環 (10)と、内周面(10C)と密封に嵌着する固定面(4D)を有するとともに、軸(70)と嵌着する嵌着面(4C)を有する耐食性材の撹拌部(4)と、を具備し、攪拌部(4)に固定用密封環(3)と回転用密封環(10)との内周側に存在する被密封流体を撹拌する撹拌手段(4E)を有するものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ケミカル液をシールするメカニカルシール装置に関する。特に、ケミカル液の被密封流体、高粘度の被密封流体、スラリーを含む被密封流体などをシールするのに適し、被密封流体により部品が腐食したり、シール部品間に目詰まりするのを防止したカートリッジ型のメカニカルシール装置の技術分野に関するものである。
メカニカルシール装置は、化学装置に使用される特殊な液体をシールするときに、部品が酸化して腐食し、耐久能力に問題が生じる。さらに、部品が酸化して腐食すると、腐食した接合面間から被密封流体が漏洩する原因にもなる。同時に、このメカニカルシール装置は、上述のように被密封流体から部品に悪影響を受けるために、メカニカルシール装置は構造が簡単であると共に、組立・点検が容易でなければならない。さらに、営業上、メカニカルシール装置は、生産コストを低減できる構造でなければならない。また、メカニカルシール装置は、油や、ケミカル液のような被密封流体をシールするために、その被密封流体である液体により密封環のシール面や摺動面に不純物が付着するのを防止しなければならない。近年、このような技術的背景の基にメカニカルシール装置の機能の改善が求められている。
本発明に係わる先行技術には、図4に示すメカニカルシール装置が存在する(特許文献1参照)。図4は、ケーシング160に取り付けたメカニカルシール装置100の全断面図である。このメカニカルシール装置100は、ケミカル液等を作動させるポンプの軸封装置として利用できる。
まず、このメカニカルシール装置100の構成を簡単に説明する。図4に於いて、メカニカルシール装置100は、ケーシング160の孔に貫通する回転軸170とケーシング160との間をシールするために、ケーシング160の端面160Aに取り付けられるカートリッジ型である。このメカニカルシール装置100は、ケーシング160の機内Aに配置された固定密封環103と回転密封環110を設けたメカニカルシール102と、メカニカルシール102の固定密封環103とその保持体106をケーシング160の機外Bに保持するためのケース本体130と、メカニカルシール102の回転密封環110を回転軸170の機内A側に保持するためのスリーブ120とが主要な構成部品である。
回転密封環110は、ケーシング160の孔の機内Aに配置されている。この回転密封環110は、ケーシング160の孔における機内Aの奥行きに配置するために、金属製のスリーブ120の内周面120Cを回転軸170に嵌着して保持した長尺の一端部に装着されている。また、スリーブ120の外方側の他端部は、保持部125と嵌着すると共に、図示省略の部分のスクリューソケット127を回転軸170に係止して固着している。回転密封環110とスリーブ120との連結は、金属製の連結部品129を介して結合されている。この回転軸170とスリーブ120及びスリーブ120と連結部品129との各嵌合間には、シール用のOリング105C、105Cを配置している。また、スリーブ120と連結部品129とは、ドライブピン120Pを介して共に回動可能に連結されている。さらに、連結部品129と回転密封環110とは、嵌合内で符号が付いていないドライブピンを介して共に回動可能に連結されている。連結部品129と回転密封環110との嵌合間はOリング105Bによりシールされている。
一方、固定密封環103は、金属製で円筒状の保持体106の一端部に設けられた段付きの環状面に嵌着して保持されている。保持体106は、金属製のケース本体130の内周面に軸方向へ移動自在に嵌合している。また、ケース本体130に設けられた固定ピン132により保持体106を回転不能に保持している。この保持体106とケース本体130との嵌合間はOリング105Aによりシールされている。そして、保持体106の他端部には、ばね受部107が嵌め込まれて固定されている。
ケース本体130はケーシング160の端面160Aに接合すると共に、ケーシング160に設けられた植え込みボルト163にナット163Aを螺合してケース本体130をケーシング160に固定している。このケース本体130の側面には段付き面130Aが設けられている。この段付き面130Aにばね座体112が止めねじ部119により取り付けられている。ばね座体112に支持されたばね109は、ばね受部107との間に配置されており、ばね109によりばね受部107と保持体106とを介して固定密封環103を弾発に押圧している。このばね109により押圧された固定密封環103は回転密封環110と密接して被密封流体をシールする。ばね座体112の内周には取付溝112Gが設けられている。この取付溝112Gにはスパイラルに巻かれたガスケット115が配置されている。このガスケット115のシール面115Bはスリーブ120の外周面120Bに密接している。
そして、メカニカルシール102の回転密封環110と固定密封環103との摺動面を冷却するために、この摺動面に通じるクエンチング通路141と、摺動面の外周に通じるフラッシング通路140がケース本体130の外周面から内周面に向かって貫通している。そして、クエンチング通路141をクエンチング流体(清水)V2が流れると共に、フラッシング通路140をフラッシング流体(清水)V1が流れる。
このように構成されたメカニカルシール装置100は、ケース本体130にフラッシング通路140とクエンチング通路141とを設けてメカニカルシール102の固定密封環103と回転密封環110との外周面側の通路にフラッシング通路140からのフラッシング流体V1を流すと共に、その内周面側の通路にクエンチング通路141からのクエンチング流体V2を供給する構成である。このため、スリーブ120の外方端部と内方端部の間に、フラッシング通路140とクエンチング通路141及び回転密封環110と固定密封環103を設けたメカニカルシール102を配置する構成にしなければならないので、スリーブ120は長尺になる。さらに、スリーブ120の機外B側の外方端部にガスケット115を取付ける部品(ばね座体112)を設けると共に、機内A側の内方端部にOリング105C,105Cが取付られる部品(連結部品129)を設けている為に、メカニカルシール装置100はさらに大型になる。さらに、メカニカルシール装置1は、ガスケット115とOリング105A,105C,105Cとを取付けるためのシール構造が複雑になるので、ケミカル液をシールする構造としては点検・修理する点からは好ましくない。また、部品点数も多くなるから、製作コストが上昇する。
特に、被密封流体がケミカル液の場合には、被密封流体と接触するメカニカルシール装置100の付属部品に対しても被密封流体が悪影響を与える。具体例として、硫酸用の化学ポンプに使用するメカニカルシール装置100が、例えば、被密封流体の硫酸をシールするとき、硫酸はメカニカルシール装置100の金属製のケース本体130のフラッシング通路140と金属製の連結部品129と金属製の保持体106に接触する。さらに、ゴム製の各Oリング105A,105B,105C,150Cにも接触する。このため、各部品は硫酸により腐食して各Oリングに接触する接触面も腐食することになる。この腐食が起こると各Oリング105A,105B,105C,105Cのシール能力が低下する。また、フラッシング流体に被密封流体である硫酸が混合するから、この硫酸が混入した混合液がドレン孔を通って循環ポンプに流れるから、循環ポンプの部品を腐食させて故障の原因ともなる。さらに、被密封流体を、例えば、苛性ソーダにすると、摺動面の摺動熱により苛性ソーダが結晶することになる。この結晶した固形物が固定密封環103の摺動シール面と回転密封環110の摺動シール面とに付着し、固形物が両摺動シール面を摩耗させることになる。さらに、Oリング105Aに付着すると、ばね109により保持体106を面圧に応じて作動させようとしても、その作動の応答性が悪化して固定密封環103の回転密封環110に対する密接応答性を悪化させる。
特開2000−356270号公報
本発明は、上述のような問題点に鑑み成されたものであって、その発明が解決
しようとする技術的課題は、被密封流体と接触するメカニカルシール装置の部品を耐食性に構成できるような構造にすることにある。また、ケミカル液と混合しやすいフラッシング液の循環ポンプを不用にすることにある。同時に、メカニカルシール装置の構造を簡単にして小型にすることにある。また、メカニカルシール装置の組立と、分解を容易にするとともに、点検・修理を簡単にできるようにすることにある。
本発明は、上述のような技術的課題を解決するために成されたものであって、
その技術的解決手段は以下のように構成されている。
請求項1に係わる本発明のメカニカルシール装置は、着脱自在なカートリッジ型のメカニカルシール装置であって、装置本体の外面に取り付けられて軸が挿入可能な耐食性材により形成された嵌合面を有するシールカバーと、シールカバーの嵌合面との間がシールされて移動自在に嵌合する移動面を有するとともに、一端に摺動シール面を有する耐食性材の固定用密封環と、固定用密封環の摺動シール面と密接可能な相対摺動シール面を有するとともに、嵌合可能な内周面を有する耐食性材の回転用密封環と、回転用密封環の内周面と密封にして嵌着する耐食性材の固定面を有するとともに、軸と密封状態に保持されて軸と共に廻る嵌着周面を有する耐食性材の撹拌部と、を具備し、攪拌部に固定用密封環の内周面と回転用密封環の内周面との内方に存在する被密封流体を撹拌する撹拌手段を有するものである。
請求項2に係わる本発明のメカニカルシール装置は、シールカバーには嵌合面より機外側に流体案内用の環状溝を有し、環状溝の内周側には固定用密封環の摺動シール面と摺動シール面と密接する回転用密封環の相対摺動シール面を有するとともに、環状溝内に貫通して環状溝内を仕切る固定用密封環と回転用密封環との外周面との間に流体を供給するクエンチング通路を有するものである。
請求項3に係わる本発明のメカニカルシール装置は、撹拌部の嵌着面は耐食性材の軸用スリーブの外周面に嵌着するものである。
請求項4に係わる本発明のメカニカルシール装置は、撹拌手段が円筒部を凹凸に形成した撹拌羽根を有するものである。
請求項5に係わる本発明のメカニカルシール装置は、シールカバーの嵌合面がシールカバーの内周に嵌着した耐食性材の保持環に形成されているものである。
請求項6に係わる本発明のメカニカルシール装置は、撹拌部が軸に嵌着するシールカラーに一体に保持されているものである。
この請求項1に係わる本発明のメカニカルシール装置によれば、被密封流体と接触する部品は、ケース本体の嵌合面と、撹拌部と、固定用密封環と、回転用密封環である。そして、このケース本体の嵌合面と、撹拌部と、固定用密封環と、回転用密封環は、耐食性の材料により形成されている。この為、メカニカルシール装置は硫酸等の酸類の被密封流体をシールしても部品が腐食して不具合になるのが防止できる。また、このメカニカルシール装置には、軸と回転する撹拌部が設けられているから、固定用密封環と回転用密封環から成るメカニカルシールを洗浄するフラッシング通路を不用とする。さらに、フラッシングするためのポンプ等の装置を不用とする。このため、メカニカルシール装置の製作コストが低減できる。さらに、酸類の被密封流体がフラッシング装置に流れることもないから、フラッシング装置が腐食して不良になるのを防止できる。また、苛性ソーダのようなケミカル液の被密封流体によりメカニカルシール装置の摺動シール面間に不純物が付着する場合でも、攪拌部により直接に摺動シール面間の不純物が取り除かれるから、摺動シール面間が不純物により摩耗するのを防止できる。さらに、摺動シール面の摺動による発熱を防止して、摺動発熱により不純物の付着も防止できる。
この請求項2に係わる本発明のメカニカルシール装置によれば、環状溝内にクエンチング通路から清水等の流体が供給されるので、固定用密封環と回転用密封環からなるメカニカルシールの摺動時における両摺動シール面の発熱を効果的に防止する。このため、摺動シール面に発熱に伴って付着する被密封流体の結晶物等の発生を防止できる。また、摺動シール面の発熱に伴って摺動シール面が摩耗するのを防止できる。そして、メカニカルシールの外周側からのクエンチング効果は、メカニカルシールの内周側からの撹拌手段と協働して撹拌効果および冷却効果を効果的に発揮させる。
この請求項3に係わる本発明のメカニカルシール装置によれば、撹拌部の嵌着周面が軸に嵌着した耐食性材のスリーブの外周面に嵌着しているものであるから、撹拌部と軸との腐食を防止できる。また、軸は、装置本体に設けられており、高価である。また、軸は被密封流体により不具合になっても、簡単に交換することが困難であるが、軸は耐食性のスリーブにより覆われているから、軸は酸類の被密封流体により腐食するのが防止できる。
この請求項4に係わる本発明のメカニカルシール装置によれば、撹拌手段はスリーブに嵌着した円筒部が撹拌羽根に形成されているものであるから、メカニカルシールの内周面内に直接に取り付けることが可能になる。そして、被密封流体の不純物がメカニカルシールの内周面側の摺動面間に付着するのを直接に排除できる。さらに、撹拌部は、メカニカルシールの内周面に簡単に取り付けられる構造であるために脆い耐食性の材料で構成することができる。
この請求項5に係わる本発明のメカニカルシール装置によれば、シールカバーの嵌合面がシールカバーの内周に嵌着した耐食材製の保持環に形成されているものであるから、シールカバーの全部を耐食性の材質により形成する必要もない。このため、シールカバーの製作コストを低減することが可能になる。また、ケース本体の内周面に耐食性の材質によりコーテングして耐食性を付与することもできる。このため、シールカバーは、鉄やステンレススチールにして、強度を向上できるとともに、製作コストを低減することができる。
請求項6に係わる本発明のメカニカルシール装置によれば、撹拌部が軸に嵌着したシールカラーに保持されているから、撹拌部が、耐食性の材質であるために、脆くとも、または弱い材質であっても、軸に対して強固に保持することが可能になる。しかも、スリーブが耐食性にすぐれたセラミックのような超硬質材であっても、超硬質材に対して軟質材の鉄やステンレススチール材製のシールカラーは、撹拌部を軸に保持することが可能になる。また、シールカラーは、耐食性の材料にする必要もないから、安価な材料にすることもできる。
以下、本発明に係わる実施の形態のメカニカルシール装置を図面に基づいて
詳述する。尚、以下に説明する各図面は、寸法関係が正確な設計図である。
図1は、本発明に係わるメカニカルシール装置1を装置本体(ケーシング)60と回転軸70の間とに装着した図2に於けるI−I矢視の全断面図である。又、図2は、図1のメカニカルシール装置のII−II矢視の正面図である。更に図3は図1のメカニカルシール装置のIII−III矢視の断面図である。
図1は、本発明に係わる第1実施の形態のメカニカルシール装置1を示すものである。以下、本発明のメカニカルシール装置1を図1と図2と図3に基づいて説明する。装置本体(ケーシング)60の軸用の孔には、回転軸70が貫通している。メカニカルシール装置1は、装置本体60の軸用の孔の周りに設けられた外面61にシールカバー30を介して取り付ける。この装置本体60には、外面61側に4個の植え込みボルト63が4等配に設けられている。また、回転軸70は軸用の孔に装着されて図示省略の軸受けにより回転可能に支持されている。なお、装置本体60の孔内が機内Aであり、メカニカルシール装置1において装置本体60と反対の外方が機外Bである。
さらに、図1から図3に基づいてメカニカルシール装置の詳細な構成を以下に説明する。装置本体60に取り付けられるシールカバー30は、図3に示すように、円形状に形成する。このシールカバー30は、ステンレススチール材製である。そして、シールカバー30の円周を四等配にした位置に中心から外方が突抜けの固定溝45を設ける。このシールカバー30の固定溝45を植え込みボルト63に通してから植え込みボルト63にナット63Aを締め付けて装置本体60の外面61にシールカバー30を固定する。このシールカバー30の内部には孔を形成する。また、機外B側になるシールカバー30の前面には、孔を囲んで位置決め部30Hを設ける。この位置決め部30Hは、外周面に位置決め溝を設けるために機外B方向へ凸部に形成する。このシールカバー30の孔の内周には、機内Aから機外Bへ向かって順に段付きの嵌合面20Cと環状溝30Gと絞り面30Cとを形成する。この内、環状溝30Gは嵌合面20Cと絞り面30Cとの間で嵌合面20Cの外径より大径に形成する。また、環状溝30Gの内周に固定用密封環3と回転用密封環10の大部分が内在するように環状溝30Gの軸方向の幅寸法を大きく形成する。さらに、絞り面30Cは、環状溝30Gの軸方向の幅を大きくするために、機外Bへ突出する位置決め部30Hの内周に形成する。
また、シールカバー30には、側面30Bから環状溝30G内に貫通するクエンチング通路40を設けると共に、環状溝30Gから側面30Bへ貫通するドレン孔40Aを設ける。このクエンチング通路40とドレン孔40Aのポートには、図示省略の配管と接続可能な管用ねじ穴を形成する。尚、クエンチング通路40とドレン孔40Aの外周面30Aの各開口部はメクラ栓41により密閉しているが、この外周面30Aのメクラ栓41用の管用ねじ穴に配管を接続することもできる。この場合は、側面30Bの管用ねじ穴40,40Aにメクラ栓41を配置変えする。そして、配管を流れてきたクエンチング液(流体)は、クエンチング通路40から直接にメカニカルシール2の外周面に吹きかけられて冷却されるとともに、摺動シール面3Aと相対摺動シール面10Aとの間の外面に注入される。そして、この摺動シール面3Aと相対摺動シール面10Aとの摺動時の発熱を冷却すると共に、両摺動シール面3A、10A間および各Oリング(シールリング)5A、5Bと段付面間に付着している不純物を洗浄する。尚、メカニカルシール2は、固定用密封環3と回転用密封環10との組合せたシール構造の名称である。また、実施例では、各部品のOリング用の段付面間にOリングを設けているが、Oリングに限定するものではなく、全てのシール構造を含む、例えばシールリングである。
シールカバー30の段付内周面30Dには、固定用密封環3を取り付けるための保持環20を嵌着する。この保持環20は、耐食性の非金属材、セラミック、樹脂、耐食チタン合金、耐食Ni基合金、耐食鋳鉄等の材料から必要に応じた材料を選択して製作する。保持環20には、内周に段付の嵌合面20Cを設ける。また、保持環20の接合面20Dと装置本体60の外面61との間には樹脂材または耐食性ゴム材のシールリング5Dを取り付けて被密封流体が外部へ漏洩するのを防止する。また、段付内周面30Dと段付外周面20Eとの間にも耐食性のシールリング5Dを設ける。この耐食材とは、ケミカル液に腐食または軟化しない材料である。腐食には、乾食と湿食とがあるが、耐食材とはこれらの酸化性ガスおよび塩酸、硝酸、硫酸、ピクリン酸ソーダ、苛性ソーダにより腐食されない材料を指す。
固定用密封環3の外周には、シールカバー30の嵌合面20Cと移動自在に嵌合する段付の移動面3Sを設ける。この固定用密封環3の材質は炭化珪素材である。この移動面3Sの段付面と、嵌合面20Cの段付面との間にはOリング5Aを設ける。このOリング5Aにより被密封流体とクエンチング液との間をシールする。このOリング5Aの材質は、フッ素ゴム、ニトリルゴム、H−NBR、EPDM、パーフロロエラストマなどでる。
さらに、固定用密封環3は、機外B側の端面に摺動シール面3Aを形成する。この摺動シール面3Aの内周側には段付面が設けてあり、摺動シール面3Aと相対摺動シール面10Aとが対向して接合したときに間隙溝となる潤滑溝3Lを設ける。この潤滑溝3Lから被密封流体を摺動シール面3Aと相対摺動シール面10Aとの間に浸入させて洗浄するとともに、潤滑する。この潤滑溝3Lは摺動シール面3Aに環状の段付き部にしても良いし、摺動シール面3Aに沿って等配に凹部を形成しても良い。さらに、凹部の正面図は外径方向へ三角形状にしても良い。また、固定用密封環3の移動面3Sより機外B側には外周にフランジを形成する。このフランジの外周面には凹部状の案内溝3Gを3等配に形成する。また、シールカバー30の環状溝30Gの側面に3等配に設けた嵌着穴にそれぞれ3個の固定ピン35を圧入して取り付ける。この固定ピン35に対して案内溝3Gを遊合し、この固定ピン35により、固定用密封環3は軸方向へは移動するが、回転方向へは係止する。また、このフランジの側面と対向するシールカバー30には、周方向へ等配の複数の穴付きばね座を設ける。そして、周面に沿って等配に設けた各コイルスプリング9が各ばね座に着座して固定用密封環3のフランジを弾発に押圧している。
さらに、回転軸70には、段付の外周面70Aを形成する。そして、この外周面70Aにスリーブ75の内周面75Cを嵌着する。スリーブ75の外周面75Aの外径寸法は、回転軸70の段付きのうちの大径の外径寸法と同一にする。スリーブ75は、セラミック材製であり、ケミカル液に対して耐食性がある。特に、スリーブ75は全ての被密封流体の液に対して耐食性の材料にすると良い。固定用密封環3の内周面3Cは、スリーブ75の外周面75Aに対して大きな間隙になるように形成する。そして、被密封流体がメカニカルシール2の内周面3C,10Cの通路を流通できるようにする。尚、スリーブ75は、軸の一部として回転軸70に含むが、回転軸70が耐食材の場合には、スリーブ75が不用になる。
メカニカルシール2の内周面3C,10C側には、スリーブ75に嵌着した撹拌部4を設ける。撹拌部4は、基部4Bと、基部4Bから機内A方向へ切欠円筒状に形成した撹拌手段4Eを設ける。基部4Bは、内周にスリーブ75と嵌着する嵌着面4Cを形成する。この嵌着面4Cには、機外B側の端部にOリング用の段付きの取付凹面4Pを形成する。また、外周は、Oリング5Bが取り付けられる段付にした固定面4Dに形成する。さらに、撹拌手段4Eは、図3に示すように、円筒部を3等配に長方形状に切り欠いた空間部4Gと、3等配に軸方向へ長方形状に突出した撹拌羽根4Fに形成する。この撹拌手段4Eの実施例では、固定用密封環3の内周面3Cとスリーブ75との間隔が大きい寸法に取れない場合に有効である。この撹拌手段4Eは種々の形状にすることができる。例えば、図3に示す正面から見て、撹拌羽根4Fの周方向半分を外径方向へ折曲げて撹拌力を強くすることもできる。また、撹拌手段4Eとしてスクリュウのようにした多数の撹拌羽根4Fを設けることもできる。撹拌手段4Eは、被密封流体に含む固形物がメカニカルシール2の内周面3C、10Cに付着するのを防止する。また、潤滑溝3Lから摺動シール面3Aと相対摺動シール面10Aとの間に被密封流体を導入して潤滑作用をさせる。この固定用密封環3は、炭化珪素、カーボン、その他セラミックスなどから製作する。
また、回転用密封環10の一端には相対摺動シール面10Aを形成する。この相対摺動シール面10Aは、固定用密封環3の摺動シール面3Aと密接すると共に、摺動可能な平面に形成する。また、回転用密封環10の機外B側の端部の接合面には、ピン用凹部10Gを形成する。さらに、回転用密封環10の外周には、密封面10Bを設ける。この密封面10Bは、位置決め部30Hの絞り面30Cと近接した間隙を設けて嵌合する。この密封面10Bと絞り面30Cとは近接に嵌合してクエンチング通路40から供給されるクエンチング液を間隙の効果により遮断する。この間隙によるシール効果は、摺動抵抗を小さくするものであり、この間隙を一方の部品に取りくけた他方の部品と密接する図示省略のシールリングによりシールしても良い。さらに、回転用密封環10の内周は、シール用の段付の内周面10Cに形成する。この段付面にOリング5Bを取り付けて回転用密封環10の内周面10Cと撹拌部4の固定面4Dとを嵌着する。回転用密封環10の内周面10Cは、撹拌部4の固定面4Dより機内A側へ突出している。このため、内周面10Cは撹拌された被密封流体により洗浄されると共に、冷却される。また、Oリング5AとOリング5Bと、Oリング5Cの取付面を溝ではなく段付の組合せ構造にしたのは、不純物が付着しても洗浄しやすくすると共に、分解時に各Oリング5A,5B,5Cを外しやすくするためである。
回転用密封環10のピン用凹部10Gにシールカラー46に結合したドライブピン43を挿入し、回転用密封環10とシールカラー46の両部品が周方向に対して相対移動しないように互いに係止させる。そして、ドライブピン43によりシールカラー46の回転力を回転用密封環10に伝達する。この回転用密封環10は、炭化珪素、カーボン、その他のセラミックスなどの材質から製作される。
一方、シールカラー46は、内周に嵌着周面46Cと、側面に支持面46Dを設けている。この嵌着周面46Cがスリーブ75の外周面75Aと嵌着すると共に、支持面46Dが撹拌部4の端面に接合して撹拌部4を支持する。同時に、支持面46Dは撹拌部4の取付凹面4Pに取り付けられたOリング5Cを支持して撹拌部4の嵌着面4Cをシールする。また、シールカラー46の支持面46Dより外周側の環状の段付面には保持面46Sを設ける。さらに、シールカラー46の保持面46Sに設けた嵌着穴にドライブピン43を圧入して取り付ける。また、シールカラー46の機外B側の端面46Eにはピン用穴46Hを設ける。そして、シールカラー46はステンレススチールまたは合金鋼材である。
シールカラー46の端面46E側には、連結部50が結合周面50Cを回転軸
70の大径の外周面70Aとスリーブ75の外周面75Aとに嵌着している。また、連結部50に設けたねじ穴50Sにセットねじ51を螺合して先端部を回転軸70の外周面70Aに止める。そして、連結部50を回転軸70に固定する。また、連結部50の支持面には嵌着穴を設け、この嵌着穴に圧入したドライブピン53をシールカラー46のピン用穴46Hに挿入し、連結部50とシールカラー46とがドライブピン53を介して回転軸70と共に回動するように成されている。
そして、シールカバー30の環状溝30Gは、固定用密封環3と回転用密封環10の大部分を覆うように軸方向に大きな寸法に形成して冷却効果を発揮させることが好ましい。この環状溝30Gの機内A側の側面は、固定用密封環3のOリング5A近くの移動面3Sまで大きく形成しており、さらに、環状溝30Gの回転用密封環10側の側面は回転用密封環10の中間まで達している。また、環状溝30Gの外周面の径も固定用密封環3のフランジの外径よりも大きく形成すると良い。そして、クエンチング通路40から供給されるクエンチング液は直接に摺動シール面3Aと相対摺動シール面10Aとの摺動面の外周へ射出できるように成されている。さらに、環状溝30Gの幅は、固定用密封環3と回転用密封環10との外周面を覆うように大きく形成されているから、固定用密封環3の摺動シール面3Aと回転用密封環10の相対摺動シール面10Aが互いに摺動して摩擦により発熱しても、この環状溝30Gを流れるクエンチング液の流量によりメカニカルシール2の全体を冷却すると共に洗浄する。そして、クエンチング液は固定用密封環3と回転用密封環10を冷却して苛性ソーダ、ピクリン酸ソーダなどが熱により摺動シール面3Aと相対摺動シール面10Aとの間に結晶になって付着するのを防止する。
一方、撹拌部4はメカニカルシール2の内周面3A,10Aに配置されてメカニカルシール2の内周面3A,10Aに付着する不純物を撹拌手段4Eにより直接に撹拌して排除する。その撹拌状態は、図3に示すように、被密封流体が矢印Fのように撹拌されて流れ、メカニカルシール2の内周面3A,10Aを洗浄する。同時に、摺動シール面3Aと相対摺動シール面10Aとを冷却すると共に、潤滑溝3Lから被密封流体を摺動シール面3Aと相対摺動シール面10Aとの間に吹き込んで潤滑する。特に、摺動シール面10Aと相対摺動シール面10Aの摺動面間を撹拌手段4Eにより内方の潤滑溝4Lから直接に洗浄することができる。また、従来のようにフラッシング通路を設ける必要もないから、メカニカルシール装置が小型になると共に、フラッシング装置を不用として設備のコストを低減できる。
この様に構成されたシールカバー30とシールカラー46は、シールカラー46に取り付けたセットプレート55を介して取り付ける。このセットプレート55の凸部をシールカバー30の位置決め溝に嵌め込んで位置決めしながら組み立てる。そして、回転用密封環10が位置決めされたらソケットねじ51を螺合して先端部を回転軸70に止める。そして、シールカラー46をソケットねじ51により回転軸70に固定する。尚、セットプレート55は、仮想線で示すような形に形成されており、シールカラー46の周面にボルトを介して3等配に取付ける。このセットプレート55は組立後に取り外すと良い。
以上に説明したように、メカニカルシール装置は、フラッシング装置を不用として小型化が可能になると共に、軽量化が可能になり、化学装置等のポンプに取り付けて有用である。また、メカニカルシール装置は、組立、分解が容易であるので、量産の装置に用いても組立、分解が容易になり、メカニカルシール装置としても取り付ける装置としても有用である。さらに、メカニカルシールの冷却、洗浄、摺動シール面の潤滑に優れて、しかも、耐久能力を発揮するので、ケミカル液をシールするのに有用である。
図1(A)は本発明の第1実施の形態に係わるメカニカルシール装置の図2に示すI−I矢視の全断面図、図1(B)は図1(A)に示す密封環の潤滑溝の拡大図である。 図1に示すメカニカルシール装置のII−II矢視の正面図である。 図1に示すメカニカルシール装置のIII−III矢視の正面図である。 先行するメカニカルシール装置の全断面図である。
符号の説明
1 メカニカルシール装置
2 メカニカルシール
3 固定用密封環
3A 摺動シール面
3C 内周面
3S 移動面
3L 潤滑溝
3G 案内溝
4 撹拌部
4A 外周面
4B 基部
4C 嵌着面
4D 固定面
4E 撹拌手段
4F 撹拌羽根
4G 空間部
4P 取付凹面
9 コイルスプリング
10 固定用密封環
10A相対摺動シール面
10B 密封面
10C 内周面
10G ピン用凹部
20 保持環
20C 嵌合面
20D 接合面
20E 段付外周面
30 シールカバー
30A 外周面
30B 側面
30C 絞り面
30D 段付内周面
30G 環状溝
30H 位置決め部
35 固定ピン
40 クエンチング通路
40A ドレン孔
45 固定溝
46シールカラー
46C 嵌着周面
46D 支持面
46E 端面
46H ピン用穴
46S 保持面
50 連結部
50C 結合周面
50D ねじ孔
51 ソケットねじ
53 ドライブピン
60 装置本体(ケーシング)
61 外面
70 回転軸
71 外周面
75 スリーブ
75A 外周面
75C 内周面
A 機内
B 機外

Claims (6)

  1. カートリッジ型のメカニカルシール装置であって、前記装置本体の外面に取り付け可能にされて前記軸が挿入可能な耐食性材の嵌合面を有するシールカバーと、
    前記シールカバーの前記嵌合面との間がシールされて移動自在に嵌合する移動面を有すると共に一端面に摺動シール面を有する耐食性材の固定用密封環と、
    前記固定用密封環の前記摺動シール面と密接可能な相対摺動シール面を有すると共に嵌合可能な内周面を有する耐食性材の回転用密封環と、
    前記回転用密封環の前記内周面と密封に嵌着する固定面を有するとともに前記軸と密封状態に結合して前記軸と共に廻る嵌着面を有する耐食性材の撹拌部と、を具備し、
    前記攪拌部に前記固定用密封環と前記回転用密封環との内周側に存在する被密封流体が撹拌される撹拌手段を有することを特徴とするメカニカルシール装置。
  2. 前記シールカバーには前記嵌合面より機外側に流体案内用の環状溝を有し、前記環状溝の内周側に前記固定用密封環の前記摺動シール面と前記摺動シール面と密接する前記回転用密封環の相対摺動シール面を有し、前記シールカバーの前記環状溝内に貫通して前記環状溝と前記環状溝の内周を仕切る前記固定用密封環と回転用密封環との外周面間に流体を供給するクエンチング通路を有することを特徴とする請求項1に記載のメカニカルシール装置。
  3. 前記撹拌部は前記軸に嵌着可能な耐食性材のスリーブの外周面に嵌着することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のメカニカルシール装置。
  4. 前記撹拌手段は円筒部が凹凸に形成された撹拌羽根を有することを有することを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3に記載のメカニカルシール装置。
  5. 前記シールカバーの前記嵌合面が前記シールカバーの内周面に嵌着した耐食性材の保持環に形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4に記載のメカニカルシール装置。
  6. 前記撹拌部が前記軸に嵌着するシールカラーに一体に保持されていることを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4又は請求項5に記載のメカニカルシール装置。
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