JP5271260B2 - メカニカルシール装置 - Google Patents

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Description

本発明は、メカニカルシール装置に関する。特に、ケミカル液、腐食性液などの被密封流体や高粘性液の被密封流体をシールするのに適し、例えば、被密封流体が摺動部に付着して性能が低下するのを防止し、また、ケミカル液などにより部品が腐食するのを防止したカートリッジ型のメカニカルシール装置に関するものである。
メカニカルシール装置は、化学装置、例えば、金属を腐食するケミカル液を使用する装置、又は、石油精製用、石油化学用、紙パルプ用などのプロセス流体を処理する装置の軸封に使用するために、メカニカルシール装置の部品が腐食し、又は部品に付着してシール能力が低下するのを防止する必要がある。また、メカニカルシール装置の取付が簡単で、しかも、組立・分解・点検が容易な技術が要求されている。さらに、メカニカルシール装置は、生産コストを低減できる構造も要求される。また、メカニカルシール装置は、粘性の大きい油や、ケミカル液のような被密封流体をシールするときに、その被密封流体である液体が装置に固形化して密封環のシール面のシール能力が低下するのを防止する技術も要求される。近年、このような技術的背景の基にメカニカルシール装置の構造を単純化すると共に、摺動面の機能低下を防止し、且つ部品の腐食を防止する技術が求められている。
そこで、本発明に係わる先行技術には、図3に示すメカニカルシール装置が存在する(特許文献1参照)。図3は、ケーシング160に取り付けたメカニカルシール装置100の全断面図である。このメカニカルシール装置100は、ケミカル液等を作動させるポンプの軸封装置として利用することができる。
まず、このメカニカルシール装置100の構造を簡単に説明する。図3に於いて、メカニカルシール装置100は、ケーシング160の孔周面160A内(機内Aとも言う)に配置される回転軸150とケーシング160との間をシールする。また、メカニカルシール装置100は、取付を容易にするために、ケーシング160の端面160Bに取り付けられるカートリッジ型にしたものである。このメカニカルシール装置100には、ケーシング160の孔周面160A内に配置された固定密封環(移動密封環とも言う)102と回転密封環112とが設けられている。さらに、固定密封環102とこの固定密封環102を取り付けた保持体106をケーシング160の機外Bに保持するためのケース本体130と、回転密封環112を孔周面160A内側に回転可能に保持するためのスリーブ125もメカニカルシール装置100の主要な構成部品である。
この回転密封環112は、ケーシング160の孔周面160A内における機内Aの奥行きの長さLと径方向の間隔Dで表される空間内に配置するために、長いスリーブ125の内周面125Cを回転軸150に嵌着するとともに、機内A側の一端部と連結した連結部品126に装着されている。そして、スリーブ125の機外B側の他端部を保持部127と連結すると共に、保持部127に設けたネジ部にスクリューソケット128を螺合してスリーブ125と回転軸150とを固定している。この回転軸150に嵌合したスリーブ125及びスリーブ125に嵌合した連結部品126との各嵌合間は、スリーブ125に設けた取付溝にシール用Oリングを配置してシールしている。また、スリーブ125と連結部品126とは、ドライブピン129を介して連結している。さらに、連結部品126と回転密封環112とは、互いの嵌合内で符号が付いていない軸方向のドライブピンとU形状の溝(切欠とも言う)112Aが互いに係止して連結されている。さらに、連結部品126と回転密封環112との嵌合間に設けたOリング141によりこの嵌合間をシールしている。
一方、固定密封環102は、円筒状の保持体106の一端部に設けられた内周面106Cにおける段付面106Dに嵌着して保持されている。また、ケース本体130に設けられた固定ピン137と保持体106に設けられた長溝106Gとが係合し、保持体106は固定ピン137によりケース本体130に対して回転不能に支持されるとともに、軸方向へは移動自在に嵌合している。この保持体106とケース本体130との嵌合間は、保持体106の第1段付面106Aとケース本体130の第2段付面130Aとの間に配置したOリング143によりシールされている。そして、保持体106の他端部の溝には、リング状のばね受部が嵌め込まれている。
ケース本体130は、端部130Fをケーシング160の端面160Bに接合するとともに、ケーシング160に結合された植え込みボルト128Bにナット128Aを締め付けてケーシング160に固定している。このケース本体130の側面の内周側には、段付面が設けられている。この段付面にばね座体107が止めねじ部により取り付けられている。また、ばね座体107に支持されたばね120は、ばね受部との間に配置されており、ばね120によりばね受部と保持体106とともに固定密封環102を弾発に押圧している。このばね120により押圧された固定密封環102のシール面102Fは、回転密封環112の相対シール面112Fと密接して外周側に存在する被密封流体をシールする。また、ばね座体107の内周には、環状の取付溝が設けられている。この取付溝には螺旋状に巻かれたガスケット146が配置されている。このガスケット146のシール面はスリーブ126の外周面に密接してクエンチング流体の機外Bへの流出をシールする。
また、回転密封環112と固定密封環102との摺動面を冷却するために、この回転密封環112を取り付けた連結部品126の外周面126Bおよび固定密封環102を取り付けた保持体106の外周面106Bの外側の洗浄通路と連通するフラッシング通路136がケース本体130に設けられている。保持体106の内周面106Cと、固定密封環102の内周面と、回転密封環112の内周面との内側の冷却通路Sと連通するクエンチング通路135がケース本体130に設けられている。そして、フラッシング通路136から流出するフラッシング流体が洗浄通路を流れて洗浄通路の各周面を洗浄する。また、クエンチング通路135から流出するクエンチング流体が冷却通路Sを流れて回転密封環112と固定密封環102とを冷却する。
このように構成されたメカニカルシール装置100は、ケーシング160における孔周面160Aの機内A側のケミカル等のプロセス流体と接する位置に固定密封環102と回転密封環112とを設けなければならないので、金属である保持体106と、連結部品126と、スリーブ125がプロセス流体により腐蝕することになる。また、ケース本体130にフラッシング通路136を設けて回転密封環112と固定密封環102の外周側をフラッシング流体により洗浄する必要がある。このフラッシング流体はプロセス流体と同じ流体にしないとプロセス流体に混入して悪影響を与える恐れがある。このため、プロセス流体に混入しても問題がないように、このプロセス流体の一部をポンプでフラッシング通路136へ圧送する必要がある。しかし、ポンプやケース本体130もプロセス流体により腐蝕されられる。更には、ケーシング160における孔周面160Aの機内A側に回転密封環112を設けなければならないので、この回転密封環112を固定する長いスリーブ125が必要となるとともに、連結部品126を取り付けなければならないので、構造が複雑になる。
また、回転密封環112と固定密封環102の内周側にクエンチング流体を供給して回転密封環112と固定密封環102とを冷却する必要がある。しかし、クエンチング流体は、固定密封環102のシール面102Fと回転密封環112の相対シール面112Fとの内周側に流入させるので、シール面102Fと相対シール面112Fとが相対摺動するときに摺動とともに遠心力作用により清水等のクエンチング流体が外方へ漏洩して異種のプロセス流体と混入し、問題になる恐れがある。
さらに、前述したとおり、固定密封環102には保持体106を設ける必要がある。同時に、回転密封環112には連結部品126を設ける必要がある。このため、スリーブ126は、ケーシング160における孔周面160Aの機内A側奥に向かった長さLのように長尺になる。その結果、フラッシング流体は、回転密封環112と固定密封環102の外周面側の狭い洗浄通路を流通すために固定密封環102と回転密封環112とを洗浄する効果が低下する。また、同様に、固定密封環102と回転密封環112との内周側も狭い冷却通路Sに形成されてクエンチング流体が通過するために、クエンチング流体の流量が少なくなり、固定密封環102と回転密封環112を冷却する効果も低下する。さらに、粘性の高い被密封流体の場合には、シール面102Fと相対シール面112Fの間や、Oリング143と第1段付面106Aおよび第2段付面130Aの間に付着して互いに接合する各シール面102F,112FやOリング143のシール能力を悪化させる恐れがある。
特開平11−13894号公報。 実開平2−94973号公報。
本発明は、上述のような問題点に鑑み成されたものであって、その発明が解決しようとする技術的課題は、ケミカル液、高粘度液等の部品を腐蝕させる被密封流体であっても、この被密封流体によってメカニカルシール装置の機能部品が腐食するのを防止することにある。また、被密封流体と接触する部品が腐蝕しないようにして回転用密封環のシール面と固定用密封環の相対シール面との密接するシール能力を向上することにある。さらに、第1密封環のシール面の押圧する応答能力を向上するとともに、シールリングのシール面の摺動抵抗を小さくして摩耗を防止することにある。また、メカニカルシール装置の部品加工を容易にするとともに、組立と、分解とを容易にしてメカニカルシール装置を安価にすることにある。
本発明は、上述のような技術的課題を解決するために成されたものであって、その技術的解決手段は以下のように構成されている。
本発明のメカニカルシール装置は、軸と装置本体の内周面との間隙に流動する被密封流体をシールするメカニカルシール装置であって、装置本体の外面の内周面の周りに取り付ける取付面と、軸を囲む内周面に取付面側から順に機外へ向かって形成された嵌合面と環状溝面と遮断面と、環状溝面内の冷却室に連通してクエンチング流体が通る冷却用流体通路と、を有する不しゅう材のエンジニアプラスチック材製の取付部品、取付部品の嵌合面と密封して移動自在に嵌合する移動面と、軸との間に間隙を形成する流路用内周面と、被密封流体と接触しない位置に配置されたばね手段により機外方向へ弾性的に押圧される先端面に設けられたシール面とを有する不しゅう材製の第1密封環、第1密封環のシール面と密接して摺動可能な相対シール面を有するとともに相対シール面と反対側に周面部を有して軸を囲んだ不しゅう材製の第2密封環、第2密封環の前記周面部を密封に保持する保持周面を有するとともに軸に密封に嵌着した環状で不しゅう材のエンジニアプラスチック材製のシールカラー、シールカラーの軸方向の機外側において回転軸に嵌着され、機内側の端面をシールカラーの機外側の端面に接合してシールカラーを保持する鋼、又はアルミニウム製の固定部品、固定部品に固着されシールカラーを回動不能に固定する固定ピン、およびシールカラーの保持周面と第2密封環の周面部との間に狭持されて遮断面と密接する第3シール面を有して冷却室からクエンチング流体が流出するのを遮断するシールリングを具備するものである。
本発明のメカニカルシール装置では、第1密封環と第2密封環は、炭化珪素やカーボン等の不しゅう材により形成されている。さらに、取付部品とシールカラーは不しゅう材のエンジニアプラスチック材により構成されている。したがって、第1密封環と第2密封環および取付部品とシールカラーがケミカル液等により腐食されるのが防止できる。このため、メカニカルシール装置はシール能力が効果的に発揮できる。また、仮に、シール面と相対シール面との内周側にある被密封流体が摺動面間から漏れたとしても、摺動面の外周側には冷却室があるから、冷却室を流れてドレン孔から排出される。このため、ケミカル液等が機外へ流れて問題を惹起することはない。
さらに、冷却室のクエンチング流体は、シール面と相対シール面との相対摺動する外周側にあるから、シール面と相対シール面とが摺動しても摺動面間には、内径方向へポンピングする作用は生起しないから、クエンチング流体がプロセス流体と混入するのを防止できる。このため、プロセス流体である被密封流体にクエンチング流体が混入してプロセス流体が不良品になるのも防止できる。さらに、取付部品の嵌合面と第1密封環の移動面との嵌合間から被密封流体が外方へ漏洩したとしても、外方には冷却室があり、冷却室内の流体はドレン孔へ流れるので、ケミカル液等がクエンチング流体に混入しても排出できるので、問題となることはない。また、シールリングの第3シール面は樹脂材製の取付部品の遮断面と摺動するので摺動抵抗も小さく、さらに摩耗することも防止できる。したがって、冷却室内の流体が機外へ漏洩するのが防止できる。
また、第2密封環はシールリングの取付基部やOリングを介して保持周面に弾性に保持されているから、第2密封環には無理な嵌合力も発生しないので、微妙は力で変形する相対シール面が歪むのも防止でき、相対シール面のシール能力を発揮できる。また、第1密封環は摩擦係数の小さな樹脂材製の嵌合面と嵌合しているから、第1密封環が移動自在に摺動するときに摺動抵抗も小さく、シール面が相対シール面との密封応答性に優れた効果を発揮する。
また、メカニカルシール装置は、装置本体に取り付けられる取付部品にすべての部品が簡単に組み立てられる構成である。また反対に、メカニカルシール装置を分解するときにも同様にして簡単に分解することが可能になる。したがって、メカニカルシール装置の保守や点検が極めて容易である。
図1は、本発明に関わるメカニカルシール装置をハウジングと軸との間に装着した全断面図である。
図2は、図1に示すメカニカルシール装置の軸方向の平面図である。
図3は、本発明に関わる従来のメカニカルシール装置の全断面図である。
符号の説明
1 メカニカルシール装置
2 メカニカルシール
3 固定用密封環(第1密封環)
3A シール面
3B 取付溝
3C 流路用内周面
3F フランジ部
3G 案内溝
3S 移動面
9 コイルばね
10 回転用密封環(第2密封環)
10A 相対シール面
10B 周面部
10C 嵌合内周面
10D 外周面
20 シールリング
20A 取付基部
20B シールリップ
20B1 第3シール面
24 Oリング
25 Oリング
26 Oリング
30 取付部品(シールハウジング)
30A 取付面
30B 環状溝面
30C 嵌合面
30D 外周面
30G 固定用溝
30H 穴付ばね座
30S 遮断面
31 植込ボルト
34 ガスケット
35 固定ピン
40 冷却用流体通路
40A ドレン孔
41 洗浄用流体通路
50 シールカラー
50A 保持周面
50C 固定周面
50D 外周面
50F フランジ基部
50S 段付面
51 セットプレート
51A 保持溝
52 固定ピン
53 六角穴付ボルト
55 固定部品
55D 分割面
56 六角穴付ボルト
57 ねじ部
R1 機内間隙
R2 通路用間隙
R3 冷却室
O 機外
I 機内
以下、本発明に係わる実施の形態のメカニカルシール装置1を図面に基づいて詳述する。尚、以下に説明する各図面は、寸法関係が正確な設計図を基にしたものである。
図1は、本発明に係わるメカニカルシール装置1を装置本体(スタフィングボックスとも言う)60の内周面60Cと回転軸70との間における間隙R1を塞ぐようにカートリッジとして装着した断面図である。又、図2は、図1のメカニカルシール装置1を回転軸70の軸方向から見た平面図である。以下、本発明の実施例1を図1と図2とを参照して説明する。
図1は、本発明に係わる代表的な実施の形態のメカニカルシール装置1を示すものである。図1および図2に示すように、装置本体60には、回転軸70が貫通する軸孔の内周面60Cが形成されている。また、装置本体60の外側には内周面60Cの周囲に平面状の外面60Aが形成されている。この内周面60Cに対して機内間隙R1を設けて回転軸70が配置されている。そして、機内Iに存するプロセス流体である被密封流体が、この機内間隙R1から機外Oへ漏洩するのをシールするために、図1に示すように、メカニカルシール装置1を外面60Aに取付る。このメカニカルシール装置1は、機外Oから軸方向へ向かって外面60Aに取り付ける取付部品(以下、シールハウジングと言う)30と、同様に機外Oから同方向へシールハウジング30の嵌合面30Cに嵌合する静止用密封環3と、同じく機外Oから同方向へシールカラー50と嵌着する回転用密封環10と、同様に機外Oから同方向へ回転軸70に嵌着するシールカラー50と、同じく機外Oから同方向へ回転軸70に嵌着してシールカラー50を固定する固定部品55とが主要な組立の構成部品である。なお、固定用密封環3と回転用密封環10の組み合わせたシール構造をメカニカルシール2と言う。
装置本体60の外面60Aに取り付けられるシールハウジング30は、図2に示すように、環状体を成すと共に、外周面30Dの周方向に沿って4等配に固定溝30Gを設ける。このシールハウジング30は不しゅう材である。特に、シールハウジング30は、エンジニアプラスチック材製にすると良い。例えば、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、フェノール樹脂、ジシクロペンタジエン、さらに、繊維強化熱硬化性樹脂(FRP、FRTP)、炭素繊維(CF)やボロン繊維(BF)を複合した中剛性繊維強化プラスチック(引張弾性率120〜175)、高剛性繊維強化プラスチック(引張弾性率300位)など、被密封流体に対する耐性(腐蝕性)に優れた材料を利用すると良い。つまり、耐熱性、耐薬品性、高強度で、成形性がよいものが適している。そして、シールハウジング30は、固定溝30Gを機外Oの軸方向から装置本体60に設けた図形省略の植込ボルト63に挿入する。そして、外面60Aに対して取付面30Aを接合するとともに、図示省略のナットをボルト63に螺合して取り付ける。この外面60Aと取付面30Aとの間には、リング板状のガスケット34を挟んで両部品面間をシールする。
このシールハウジング30の全内周面は、機内Iから機外Oに向かって嵌合面30Cと、環状溝面30Bと、遮断面30Sとに形成する。この環状溝面30B内は冷却室R3に形成する。又、シールハウジング30には、1個を図1に示すような形状の冷却用流体通路40とドレン孔40Aとを外部から環状溝面30Bを貫通するように設ける。この冷却用流体通路40は外周面30Dの周方向へ向かって2から3個を設けるとともに、ドレン孔40Aは1個を設ける。この冷却用流体通路40は、図示省略の外方の配管と接続可能な管用ねじ部を設けた開口部がクエンチングポートである。そして、配管から供給されるクエンチング液(クエンチング冷却気体の場合も含む)が、図1の流れ線で示すように、冷却用流体通路40を流れて冷却室R3に流入し、冷却室R3に内在するシール面3Aと相対シール面10Aが相対摺動するときに発生する熱をクエンチング液によって冷却する。なお、図2に示す下部又は側部に設けたドレン孔40Aは、冷却用流体通路40から供給された流体を排出するものである。このドレン孔40Aの管用ねじには、図示省略の絞り弁を螺合して取り付ける。この絞り弁により冷却室R3を還流する流量が調節できるようにする。
また、図1では省略するが、図2に示すように外周面30Dに沿って設ける1個又は複数個の洗浄用流体通路41は、図示省略した外方の配管と接続可能な管用ねじ部を設けた開口部をフラッシングポートに構成するとともに、嵌合面30Cの取付面30A側の位置に貫通する孔により形成することもできる。そして、外部の配管から供給されるフラッシング流体が、洗浄用流体通路41を流れて流路用間隙R2を通って直接に各シール面3A、10Aの内周側へ噴射される。このフラッシング流体は、断続的に噴射されて固定用密封環3の流路用内周面3Cや両シール面3A、10Aの内周などの被密封流体と接する周面を洗浄する。このフラッシング流体は、被密封流体と同じ流体の場合もあれば、清水などの場合もある。いずれにせよ、機内Iの被密封流体に混入しても問題にならない流体を用いる。なお、この洗浄用流体通路41は、機内Iのプロセス流体にフラッシング流体が混入すると問題になる場合や、フラッシング流体によってメカニカルシール装置1に腐蝕などの問題が生じるときは、図1のようにして設けない場合もある。
シールハウジング30の嵌合面30Cには、固定用密封環(第1密封環)3の筒部の外周の移動面3Sを軸方向へ移動自在に嵌合する。この固定用密封環3の移動面3Sには、嵌合面30Cとの間をシールするOリング用の取付溝3Bを形成する。この移動面3Sは取付溝3Bの軸方向両側の直径を同一径に形成しても良いが、一実施例としては、移動面3Sの取付溝3Bより洗浄用流体通路41側の直径を微少だけ小径の移動面3Sに形成すると良い。そして、この取付溝3Bには、不しゅう材の一つである樹脂材製のOリング(シールリングとも言う)24を取り付ける。この小径の移動面3Sと嵌合面30Cとの間隙から、フラッシング流体が直接にOリング24へ作用してOリング24の被密封流体と接触する表面に着きやすい付着物を洗浄できるようにする。Oリング24の材質は、エンジニアプラスチックの他に、耐ケミカル液の能力のあるHNBR,フッ素ゴム、ニトリルゴム、EPDM、パーフロロエラストマなどを用いることができる。
更に、固定用密封環3は、取付溝3B側と反対側の先端面にシール面3Aを形成する。又、固定用密封環3の軸方向の中間の外周面には、リング状に突出したフランジ部3Fを形成する。このフランジ部3Fには、2等配又は3等配等の案内溝3Gを形成する。そして、各案内溝3Gに対して、環状溝面30Bの側面に形成された取付穴に嵌着する固定ピン35を係合する。この固定ピン35と案内溝3Gとの係合状態は、軸方向へ相対移動すると共に、周方向へは係止する。又、このフランジ部3Fの側面には、周方向へ等配に複数のばね座を設ける。また、このばね座と対向するシールハウジング30に設けた複数個の穴付ばね座30Hとの間に各コイルばね9を着座させて固定用密封環3を相対シール面10Aの方向へ押圧する。更に、固定用密封環3の通路用内周面3Cは、回転軸70の外周面70Aに対して大きな通路用間隙R2に形成する。そして、この通路用間隙R2の大きさは、ケミカル液などの不純物(パルプ液なども含む場合は繊維など)が含まれていても通路用間隙R2に不純物が詰まらないようにする。この固定用密封環3は、不しゅう材の炭化珪素、カーボン、その他、硬質合金、セラミックスなどの不しゅう材から製作されている。また、コイルばね9は、メッキなどにより不しゅう材に構成したばね鋼などを用いることもできるが、ステンレス鋼材も適している。しかし、コイルばね9は、被密封流体に接触しない位置に設けられている。
また、シールカラー50は、端面に大径のフランジ基部50Fから回転用密封環10側の軸方向へ小径にした形状の段部状の保持周面50Aを形成する。この保持周面50Aの外周側を段付面50Sに形成する。また、シールカラー50は、回転軸70と密封に嵌着する固定周面50Cを設ける。この固定周面50Cには取付溝を設けるとともに、取付溝に樹脂材などの弾性のOリング26(シールリングとも言う)を内在してこの嵌合面間をシールする。そして、回転用密封環10の周面部10Bに設けた嵌合内周面10Cは、シールカラー50の保持周面50Aに対してOリング25を挟んで密封嵌合する(Oリング25は図示する段部面間に配置する)。また、回転用密封環10の周面部10B側の外周面10Dに形成した周方向へ等配の複数個のU形状の凹部と、シールカラー50の取付穴に嵌着した複数個の固定ピン52とは、互いに周り止めになるように係止する。このシールカラー50は、シールハウジング30と同様に、不しゅう材のエンジニアプラスチック材製である。具体的には、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、フェノール樹脂、ジシクロペンタジエン、さらに、繊維強化熱硬化性樹脂(FRP、FRTP)、炭素繊維(CF)やボロン繊維(BF)を複合した中剛性繊維強化プラスチック(引張弾性率120〜175)、高剛性繊維強化プラスチック(引張弾性率300位)など、被密封流体に対する耐性に優れた材料を利用すると良い。つまり、耐熱性、耐薬品性、高強度で、成形性がよいものが適している。
又、回転用密封環10の一端には相対シール面10Aを形成する。この相対シール面10Aは、固定用密封環3のシール面3Aと密封に接触しながら摺動可能に形成する。更に、回転用密封環10の他端には周面部10Bを設ける。周面部10Bの内周は嵌合内周面10Cに形成する。また、回転用密封環10の外周面10Dは、遮断面30Sと間隙を設けて対面させる。そして、シールカラー50の保持周面50Aに設けた段付面50Sと回転用密封環10の周面部10Bとの間には、断面がL形状のシールリング20の取付基部20Aの一端部の内周面を保持周面50Aの段部状円周面に嵌合状態にして狭持する。このシールリング20は、取付基部20Aから環状溝面30B側へ円筒状に曲げられて径方向外方へ弾性力を生じる形のシールリップ20Bに形成する。このシールリップ20Bの外周面の自由端側には、遮断面30Sと弾性的に密接するように外周へ突出した凸部に形成するとともに、凸部に第3シール面20B1を形成する。なお、シールリップ20Bには、凸部を設けることなく、自由端部の内周側を徐々に外径方向へ傾斜させて薄肉にするとともに、外周面を遮断面30Sと弾性的に密接するようにしても良い。そして、第3シール面20B1は遮断面30Sと密接して冷却用のクエンチング液が機外Oへ漏洩するのをシールする。このシールリング20は弾性を有する樹脂材製、HNBR、Oリング24と同じプロセス流体に対して耐性を有する材質、例えば、ゴム材或いは真鍮、ステンレス鋼などの金属材にすることもできる。また、回転用密封環10の相対シール面10Aは、従来のように、金属製のシールカラー50に嵌着すると、歪んで平面度を保持することが困難であった。しかし、シールカラー50を樹脂材製にすると、回転用密封環10を嵌着するときに無理な力が作用しないから、相対シール面10Aの平面度を維持することができる。その結果、シール能力が向上する。特に、回転用密封環10とシールカラー50との間にシールリング20の取付基部20AやOリング25を介在することにより、さらに相対シール面10Aの平面度を向上することができる。なお、シールリング20が金属でも、シールリング20に密接するシールハウジング30およびシールカラー50が樹脂材製であるため、シールリング20の接合面間から被密封流体が漏れないようにできる。また、回転用密封環10は、不しゅう材の炭化珪素、カーボン、その他の硬質合金、セラミックスなどの不しゅう材から製作する。
更に、シールハウジング30の環状溝面30Bの側面により形成される冷却室R3の幅は、両シール面3A、10Aに対し軸方向両側へ大きく形成して冷却容積を大きくする。この環状溝面30Bの一方の側面は、固定用密封環3の取付溝3Bの近くまで大きく形成する。更に、この環状溝面30Bの他方の側面は回転用密封環10の相対シール面10Aを覆うまで広く形成すると良い。そして、冷却用流体通路40から供給されるクエンチング液は、直接に摺動する両シール面3A、10Aへ射出して洗浄しながら冷却するとともに、冷却室R3を周方向へ循環させながら、さらに両シール面3A、10Aを冷却する。このようにして固定用密封環3と回転用密封環10との大半を内在するように大きく形成した冷却室R3は、両密封環3、10が相対摺動して摩擦により発熱しても、この大きな冷却室R3の容積に蓄えられたクエンチング液により急速に冷却する効果が発揮できる。
この様に構成されたシールハウジング30とシールカラー50は、仮想線で示すセットプレート51により位置決めして取り付ける。このセットプレート51は、軸方向の正面図が円弧状で、仮想線で示すような断面に形成されている。そして、シールカラー50の周面に等配に複数個のセットプレート51が六角穴付ボルト53により固定する。同時に、セットプレート51に形成された係合溝51Aをシールハウジング30のフランジ状のリング部に係止させてシールハウジング30とシールカラー50とを互いに位置決め状態にして取付る。そして、このシールカラー50の固定方法は、リング状の1個所又は2個所を軸方向へ分割して各分割面55D、55Dに形成した両固定部品55の両分割面55D、55Dを互いに組み合わせる。この固定部品55の内周面を回転軸70の外周面70Aに嵌着するとともに、固定部品55の端面をシールカラー50の端面に互いに接合し、各六角穴付ボルト56を固定部品55の各ねじ部57に各々螺合して固定部品55の分割面55D間を締め付けてリングにした固定部品55を回転軸70に固定する。同時に、シールカラー50は、固定部品55によって回転軸70に保持されるとともに、シールカラー50は固定部品55に固着された固定ピン58により回動しないように固定する。
この固定部品55はステンレス鋼であるが、ケミカル液等に接触しないので、その他の材質、例えば、エンジニアリングプラスチック、鋼、アルミニウムなどの材質でも良い。このように構成されたメカニカルシール装置1は、被密封流体であるケミカル液等により部品が腐蝕しないようにして耐久能力を発揮させることができる。また、ケミカル液等に対してシール能力を発揮することができる。さらに、メカニカルシール装置1の部品の組み立てと分解とを容易にすることができる。このため、メカニカルシール装置1は安価になる。
以下に、本発明に係わる実施態様の各発明について、その構成と作用効果を説明する。
本発明に係わる第1発明のメカニカルシール装置は、シールリングが樹脂材製であって、保持周面と周面部との間に狭持されるリング状の取付基部から環状溝側へ筒状に形成されたシールリップを有するとともにシールリップの外周面に遮断面と密接する第3シール面を有するものである。
この本発明に係わる第1発明のメカニカルシール装置では、シールリングが樹脂材製であって、保持周面と周面部との間に狭持されるリング状の取付基部から環状溝側へ筒状を成すとともに筒状の外周面に遮断面と密接するシール面を有するように構成されている。このため、シールリングの取付基部は樹脂材製のシールカラーと接合して取り付けられるから、樹脂材によって取付基部の密封能力が優れる。また、第3シール面は樹脂材製の取付部品の遮断面と密接合する構成であるために、摩擦係数の小さい樹脂同士の摺動は、摺動抵抗も小さく、さらに、密封能力にも優れる。
本発明に係わる第2発明のメカニカルシール装置は、取付部品の嵌合面と第1密封環の移動面との間隙の密封は、取付部品と第1密封環との間に配置された樹脂材製のOリングにより成されているものである。
この本発明に係わる第2発明のメカニカルシール装置では、取付部品の嵌合面と移動自在に嵌合する筒部との間隙の密封が、間隙に配置された樹脂材製のOリングにより成されているものであるから、移動自在な第1密封環の摺動抵抗も小さく、シール面の相対シール面に対する密封応答性にも優れる。さらに、Oリングは、ケミカル液等に対する耐液性にも優れるので、メカニカルシール装置の耐久性も発揮される。なお、このOリングは、嵌合面と筒部との嵌合間の外方が冷却室に構成されて微少な漏れが許されるから、摩擦係数の小さな樹脂材製にすることを可能にする。
以上のように、本発明のメカニカルシール装置は、ケミカル液、パルプ液などの被密封流体のシールに利用して有用である。また、構造が簡単で、分解と組み立てとが容易にして安価にしたメカニカルシール装置として有用である。

Claims (3)

  1. 軸と装置本体の内周面との間隙に流動する被密封流体をシールするメカニカルシール装置であって、
    前記装置本体の外面で前記内周面の周りに取り付ける取付面と、前記軸を囲む内周面に前記取付面側から順に機外へ向かって形成された嵌合面と環状溝面と遮断面と、前記環状溝面内の冷却室に連通してクエンチング流体が通る冷却用流体通路と、を有する不しゅう材のエンジニアプラスチック材製の取付部品
    前記取付部品の前記嵌合面と密封して移動自在に嵌合する移動面と、前記軸との間に間隙を形成する流路用内周面と、前記被密封流体と接触しない位置に配置されたばね手段により機外方向へ弾性的に押圧される先端面に設けられたシール面とを有する不しゅう材製の第1密封環、
    前記第1密封環の前記シール面と密接して摺動可能な相対シール面を有するとともに、前記相対シール面の反対側に周面部を有して前記軸を囲んだ不しゅう材製の第2密封環、
    前記第2密封環の前記周面部を密封に保持する保持周面を有するとともに前記軸に密封に嵌着した環状で不しゅう材のエンジニアプラスチック材製のシールカラー
    前記シールカラーの軸方向の機外側において回転軸に嵌着され、機内側の端面を前記シールカラーの機外側の端面に接合して前記シールカラーを保持する鋼、又はアルミニウム製の固定部品
    前記固定部品に固着され、前記シールカラーを回動不能に固定する固定ピン、および
    前記シールカラーの前記保持周面と前記第2密封環の前記周面部との間に狭持されて前記遮断面と密接する第3シール面を有して前記冷却室から前記クエンチング流体が流出するのを遮断するシールリング
    を具備することを特徴とするメカニカルシール装置。
  2. 前記シールリングは、樹脂材製であって前記保持周面と前記周面部との間に狭持されるリング状の取付基部から前記環状溝側へ筒状を成すシールリップを有するとともに前記シールリップの外周面に前記遮断面と密接するシール面を有することを特徴とする請求項1に記載のメカニカルシール装置。
  3. 前記取付部品の前記嵌合面と前記第1密封環の前記移動面との間隙の密封は、前記取付部品と前記第1密封環との間に配置されたエンジニアプラスチック、HNBR,フッ素ゴム、ニトリルゴム、EPDM、あるいはパーフロロエラストマ製のOリングにより成されていることを特徴とする請求項1に記載のメカニカルシール装置。
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