JP2011163417A - メカニカルシール装置 - Google Patents

メカニカルシール装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011163417A
JP2011163417A JP2010025723A JP2010025723A JP2011163417A JP 2011163417 A JP2011163417 A JP 2011163417A JP 2010025723 A JP2010025723 A JP 2010025723A JP 2010025723 A JP2010025723 A JP 2010025723A JP 2011163417 A JP2011163417 A JP 2011163417A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring
case
seal
machine
stopper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010025723A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5415980B2 (ja
Inventor
Yoshihiro Suefuji
嘉博 末藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eagle Industry Co Ltd
Original Assignee
Eagle Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Eagle Industry Co Ltd filed Critical Eagle Industry Co Ltd
Priority to JP2010025723A priority Critical patent/JP5415980B2/ja
Publication of JP2011163417A publication Critical patent/JP2011163417A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5415980B2 publication Critical patent/JP5415980B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Mechanical Sealing (AREA)

Abstract

【課題】酸、塩類等を含む腐食性のケミカル流体をシールするために好適に用いられるメカニカルシール装置を提供する。
【解決手段】機内側を向く面に回転環摺動面16が形成される回転環14と、機外側を向く面に固定環摺動面58が形成される固定環56と、内周側に第1Oリング90を介して固定環が取り付けられる設置面81を有するシールケース70と、シールケースを内周側に収納しており、シールケースを機外側から係止するシールカバー46とを有し、シールケースは、金属材料によって構成されるリング状の第1ケース部材72と、セラミック材料によって構成されるリング状の第2ケース部材80とを有し、第1ケース部材は、ケース係止面と接触する接触面76を有し、第2ケース部材は、第1ケース部材の内周側に配置されるケース内周部86と、第1ケース部材に対して機内側から接触するケース底部84とを有するメカニカルシール装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、酸、塩類等を含む腐食性のケミカル流体をシールするために好適に用いられるメカニカルシール装置に関する。
酸、塩類等を含み、腐食性を有するケミカル流体をシールするシール装置としては、例えば腐食性流体と接触する回転環、固定環およびその周辺の部材の表面を、フッ素樹脂コーティングしたメカニカルシール装置が提案されている(特許文献1等参照)。また、固定環を回転環に向かって押圧する耐腐食材製のパッキンを備えるメカニカルシール装置も提案されている(特許文献2等参照)。
しかしながら、フッ素樹脂等によって各部材をコーティングしたシール装置は、各部材の熱膨張などの影響によりコーティングが剥離するという問題や、コーティングの境界部分から剥離や腐食が進行するという問題を有している。また、耐腐食材製のパッキンを備えるメカニカルシール装置は、パッキンを収納するためのスペースが必要であるため、小型化が難しいという課題を有している。
特開2007−198556号公報 特開2005−121130号公報
シール装置の腐食を防ぐ方法としては、コーティングの他に、耐食性流体と接触する部材を、アルミナセラミック又はシリコンカーバイドなどのセラミックで構成する方法が考えられる。しかし、アルミナセラミックやシリコンカーバイドなどのセラミック材料は、耐食性は高いものの、脆性物質であるため、靱性が乏しく割れやすいという問題を有している。また、アルミナセラミックやシリコンカーバイドなどのセラミック材料は、硬い材質であり、加工性に問題がある。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、酸、塩類等を含む腐食性のケミカル流体をシールするために好適に用いられるメカニカルシール装置を提供することである。
前記課題を解決するために、本発明に係るメカニカルシール装置は、
回転軸と一体に回転するように、回転環設置部を介して前記回転軸に設置されており、機内側を向く面に回転環摺動面が形成される回転環と、
機外側を向く面に前記回転環摺動面と摺動する固定環摺動面が形成される固定環と、
内周側に第1Oリングを介して前記固定環が取り付けられる設置面を有するシールケースと、
前記シールケースを内周側に収納しており、前記シールケースを機外側から係止するケース係止面を有するシールカバーとを有し、
前記シールケースは、金属材料によって構成されるリング状の第1ケース部材と、セラミック材料によって構成されるリング状の第2ケース部材とを有し、
前記第1ケース部材は、前記ケース係止面と接触する接触面を有し、
前記第2ケース部材は、前記第1ケース部材の内周側に配置されており前記設置面を有するケース内周部と、前記第1ケース部材に対して機内側から接触するケース底部とを有する。
本発明に係るメカニカルシール装置においては、固定環を保持するシールケースが、金属材料で構成される第1ケース部材と、セラミック材料で構成される第2ケース部材を含む。シールケースは、腐食性流体と接触するケース内周部およびケース底部がセラミック材料で構成され、当該シールケースがシールカバーに係止される接触面は金属材料で構成される。したがって、本発明に係るメカニカルシール装置は、耐食性が高く、しかもセラミック材料の靱性不足を、これと接触する金属材料が補うため、シールケースの一部に加重が集中してシールケースが破損することを防止できる。また、金属材料は、セラミック材料よりも大きく弾性および塑性変形することができるため、両者を組み合わせてシールケースとすることによって、セラミック材料に要求される加工精度を抑制し、第2ケース部材の加工性を向上させることができる。また、本発明に係るメカニカルシール装置は、パッキン等を用いるシール装置に比べて、軸方向の長さを短縮することが可能であり、また、より高い圧力を有する流体をシールするシール装置に適用することが可能である。
また、例えば、前記第1ケース部材は、略矩形の断面形状を有するリング状のリング本体部と、当該リング本体部における機外側の端部において外周側に向かって鍔状に突出しており前記接触面を有する鍔部とを有していてもよく、
前記第2ケース部材には、前記リング本体部を機内側から収納する管状溝が形成されていてもよく、
前記管状溝の壁面は、前記リング本体部の外周側に配置されるケース外周部と、前記ケース内周部と、前記ケース底部とによって構成されていてもよい。
第1ケース部材を鍔付きのリング形状とし、第2ケース部材にリング本体部を収納する管状溝を形成することによって、シールケースが機内側から受ける力を、シールカバーのケース係止面に対して、バランス良く伝えることができる。このような構造とすることによって、第1ケース部材と第2ケース部材との接触が、点接触またはエッジ接触になることを効果的に防止できるからである。また、接触面を有する鍔部は、第2ケース部材に収納されるリング本体部より変形しやすい。したがって、このようなメカニカルシール装置は、セラミック材料で構成される第2ケース部材の一部分に応力が集中し、第2ケース部材に割れ等が発生することを効果的に防止することができる。
また、本実施形態に係るメカニカルシール装置において、前記回転環設置部は、
前記回転環を挿通するスリーブ側挿通部と、前記回転環を機外側から係止する機外側係止面を有し、セットスクリューを介して前記回転軸に固定されているスリーブと、
前記回転環を挿通するストッパ側挿通部と、前記回転環を機内側から係止する機内側係止面を有し、セラミック材料によって構成されており、第2Oリングを介して前記回転軸に外嵌されているストッパと、
前記スリーブ側挿通部に形成されたスリーブ貫通孔と、前記ストッパ側挿通部に形成されたストッパ貫通孔とを挿通しており、前記回転環に形成された回転環ピン係合溝に係合されている回転環係止ピンと、
前記回転環と前記ストッパの間に配置される第3Oリングと、を有していてもよく、
前記第2Oリングおよび前記第3Oリングは、前記ストッパ貫通孔より機内側に配置されていてもよい。
回転環設置部をこのような構成とすることによって、メカニカルシール装置は、回転環を設置するために要する部品数を抑制しつつ、コンパクト且つ容易に固定環を回転軸に対して設置することができる。また、第2Oリングおよび第3Oリングを、ストッパ貫通孔より機内側に配置することによって、ストッパ貫通孔を挿通する回転環係止ピンは、被密封流体からシールされる。したがって、回転環係止ピンは、被密封流体に対する耐食性を考慮する必要がなく、例えばステンレス等の金属材料によって構成することができる。
前記ストッパ側挿通部は、前記スリーブ側挿通部の少なくとも一部より、内周側に配置されていてもよい。前記ストッパ側挿通部を、前記スリーブ側挿通部より内周側に配置することによって、第2Oリングを設置できるスペースが広がるため、ストッパを小型化し、ストッパの割れおよび破損を防止することができる。
また、本実施形態に係るメカニカルシール装置は、前記シールカバーを外周側から内周側に貫通する第1シールカバー貫通孔を挿通し、前記固定環に形成された固定環ピン係合溝に係合されている固定環係止ピンを有してもよく、前記シールカバーを外周側から内周側に貫通する第2シールカバー貫通孔を挿通し、前記シールケースに形成されたシールケースピン係合溝に係合されているシールケース係止ピンを有しても良い。
固定環やシールケースを、シールカバーに形成された貫通孔を挿通する固定環係止ピンやシールケース係止ピン等によって回転止めすることにより、メカニカルシール装置は、軸方向の長さが小さくなり、小型化に適している。
図1は、本発明の一実施形態に係るメカニカルシール装置の縦断面図である。 図2は、図1に示すメカニカルシール装置に含まれる回転環の周辺を表した部分縦断面図である。 図3は、図1に示すメカニカルシール装置に含まれるシールケースの周辺を表した部分縦断面図である。 図4は、図1に示すメカニカルシール装置に含まれる第1ケース部材の平面図である。 図5は、図1に示すメカニカルシール装置に含まれるシールカバーの平面図である。
図1は、本発明の一実施形態に係るメカニカルシール装置11の縦断面図である。本実施形態に係るメカニカルシール装置11は、例えばポンプ・攪拌機・ロータリージョイント等の軸封装置として用いることができる。特に、メカニカルシール装置11は、酸、塩類等を含み、腐食性を有するケミカル流体(腐食性流体)を用いるポンプ等の軸封装置として好適に用いることができるが、メカニカルシール装置11の用途はこれに限定されない。
図1において、本実施形態に係るメカニカルシール装置11は、回転軸12が貫通する装置のハウジング10に装着されている。図1に示すように、ハウジング10には軸孔10aが形成されている。回転軸12は、軸孔10aを貫通している。メカニカルシール装置11は、軸孔10aの空間を利用しないで、回転軸12とハウジング10との隙間を封止するように、ハウジング10および回転軸12に対して設置される。
メカニカルシール装置11では、回転環14を挟んで第1固定環56と第2固定環111が配置される。したがって、メカニカルシール装置11では、回転環14と第1固定環56による機内側動的シール面と、回転環14と第2固定環111による機外側動的シール面とからなる2つの動的シール面を、内部に形成することができる。すなわち、メカニカルシール装置11は、機内側動的シール面および機外側動的シール面を形成する2つのメカニカルシールが回転軸12に沿って並べられているダブルメカニカルシールである。
機内側動的シール面は、回転環14の第1回転環摺動面16と、第1固定環56の第1固定環摺動面58とが摺動することによって形成される。機内側動的シール面は、機内側空間Aと中間室96の間を動的にシールする。機内側空間Aには、酸または塩基等を含む腐食性流体が存在する。中間室96には、フラッシング流路137を介してフラッシング用流体が供給される。
これに対して、機外側動的シール面は、回転環14の第2回転環摺動面18と、第2固定環111の第2固定環摺動面113が摺動することによって形成される。機外側動的シール面は、中間室96と機外側空間Bの間を動的にシールする。機外側空間Bには大気が存在する。なお、本実施形態では、ダブルメカニカルシールを例に挙げて本発明を説明するが、本発明を適用するメカニカルシール装置としてはダブルメカニカルシールに限定されない。本発明は、インサイドアウト型の動的シールを有する任意のメカニカルシール装置に適用することができる。
メカニカルシール装置11は、回転環14、回転環設置部24、第1固定環56、第2固定環111、シールケース70およびシールカバー46を含む。
回転環14は、回転環設置部24を介して回転軸12に設置される。回転環14は、回転環設置部24を介して回転軸12に固定されており、回転軸12と一体に回転する。回転環14には、第1回転環摺動面16と第2回転環摺動面18が形成される。第1回転環摺動面16は、回転環14が有する面のうち、機内側を向く面に形成される。第2回転環摺動面18は、回転環14が有する面のうち、機外側を向く面に形成される。本実施形態に係る回転環14は、セラミック材料で構成される。回転環14は、耐食性を有するセラミック材料等によって構成されるが、シリコンカーバイドによって構成されることが好ましい。
回転環14を固定するための回転環設置部24は、スリーブ26、ストッパ32、回転環係止ピン40、スリーブカラー44およびセットスクリュー42等を含む。スリーブ26は、無底の円筒形状を有しており、回転軸12によって挿通された状態で、回転軸12に対して固定される。
スリーブ26は、スリーブカラー44を介して、セットスクリュー42によって回転軸12に固定される。スリーブカラー44には、スリーブカラー44を径方向に貫通するねじ孔が形成されている。スリーブカラー44は、ねじ孔にセットスクリュー42をねじ込むことによって、回転軸12に対して固定される。スリーブカラー44の機内側端部は、スリーブ26の機外側端部と係合している。したがって、スリーブ26は、スリーブカラー44とともに、セットスクリュー42によって、回転軸12に対して固定される。
図2は、図1に示すメカニカルシール装置11に含まれる回転環14の周辺を拡大して表した部分断面図である。スリーブ26は、回転環14を機外側から係止する機外側係止面30を有する。機外側係止面30は、回転環14の機外側の端面に接触する(図1参照)。なお、図2に示すように、回転環14の機外側の端面には、回転環14の内周面および機外側の端面に開く回転環ピン係合溝20が形成されている。そのため、機外側係止面30は、回転環14に接触しない部分を有する。しかし、回転環14の機外側の端面のうち、回転環ピン係合溝20が形成されている部分以外の部分は、機外側係止面30に接触する。したがって、回転環14は、機外側係止面30によって、機外側から係止される。スリーブ26は、ステンレス等の金属材料によって構成されるが、特に限定されない。
スリーブ26は、回転環14を挿通するスリーブ側挿通部28を有する。図1に示すように、スリーブ側挿通部28は、回転環14の内周側に位置する。スリーブ側挿通部28は、回転軸12と回転環14の間に、機外側から挿入される。図2に示すように、スリーブ側挿通部28には、スリーブ貫通孔28aが形成されている。
図2に示すように、ストッパ32は、回転環14を機内側から係止する機内側係止面36を有する。機内側係止面36は、回転環14の機内側の端面に接触する。回転環14は、機内側係止面36と機外側係止面30の間に挟まれることによって、回転軸12に対して固定される。ストッパ32は、被密封流体と直接接触するため、耐食性を有するセラミック材料等によって構成され、アルミナセラミックによって構成されることが好ましい。
図1に示すように、ストッパ32は、リング状の形状を有しており、スリーブ26と同様に、回転軸12によって挿通された状態で、回転軸12に対して固定される。ストッパ32は、回転環係止ピン40によって、スリーブ26に対して連結される。ストッパ32は、回転環14を挿通するストッパ側挿通部34を有する。ストッパ側挿通部34は、スリーブ側挿通部28と同様に、回転環14の内周側に位置する。ストッパ側挿通部34は、回転軸12と回転環14の間に、機内側から挿入される。
本実施形態において、ストッパ側挿通部34は、スリーブ側挿通部28より内周側に配置されている。すなわち、ストッパ側挿通部34は、ストッパ32より機外側に位置するスリーブ26のスリーブ側挿通部28の内周側に、機内側から挿入される。ストッパ側挿通部34は、スリーブ側挿通部28と回転軸12の間に配置される。
図2に示すように、ストッパ側挿通部34には、ストッパ貫通孔34aが形成されている。ストッパ貫通孔34aは、スリーブ貫通孔28aと連通するように配置される。ストッパ貫通孔34aおよびスリーブ貫通孔28aには、回転軸12側(内周側)から、回転環係止ピン40が挿入される。
回転環係止ピン40は、スリーブ貫通孔28aとストッパ貫通孔34aとを挿通しており、回転環係止ピン40の内周側端部は、回転環14に形成された回転環ピン係合溝20に係合している。回転環係止ピン40は、ストッパ側挿通部34およびスリーブ側挿通部28に係合して、ストッパ32とスリーブ26とを連結する。また、回転環係止ピン40は、ストッパ側挿通部34およびスリーブ側挿通部28に加えて、回転環ピン係合溝20に係合することによって、回転環14が回転環設置部24や回転軸12に対して相対回転することを防止する。
ストッパ32と回転軸12との間には、第2Oリング38が配置されており、ストッパ32は、第2Oリング38を介して、回転軸12に外嵌されている。第2Oリング38は、回転軸12とストッパ32の間を封止する。第2Oリング38は、ストッパ貫通孔34aより機内側に配置される。回転環14とストッパ32の間には、第3Oリング94が配置される。第3Oリングは、回転環14の内周面と、ストッパ側挿通部34の外周面に接触し、これらの間をシールする。第3Oリング94は、第2Oリング38と同様に、ストッパ貫通孔34aおよび回転環係止ピン40より機内側に配置され、ストッパ32の外周面と回転環14の内周面の間を封止する。これによって、回転環係止ピン40は、ストッパ32および回転環14より機内側に存在する被密封流体に曝されないように保護される。第2Oリング38および第3Oリング94は、弾性に富む樹脂材料によって構成されるが、パーフロロエラストマのような耐食性の高い樹脂材料によって構成されることが好ましい。
図1に示すように、シールカバー46は、不図示のボルト等によって、ハウジング10に固定される。シールカバー46は、回転軸12を挿通させるための貫通孔を有しており、シールカバー46は、回転軸12に挿通された状態で、装置のハウジング10に固定される。シールカバー46と回転軸12の間には、メカニカルシールを構成する回転環14、第1固定環56および第2固定環111等が配置される。また、シールカバー46の内周側には、シールケース70、第1固定環56および第2固定環111等が収納される。シールカバー46は、例えばステンレス等の金属材料によって構成される。
シールカバー46の機外側端部には、絞り部47が形成されている。絞り部47では、回転軸12を挿通させるための貫通孔の径が、絞り部47より機内側の部分である大径部49より小さい。絞り部47の内周面には、第2固定環111を設置するための段差面48が形成されている。段差面48には、第2固定環111が、第6Oリング135を介して設置される。第2固定環111は、ケミカル流体とは直接接触しないので、カーボン等によって構成することができるが、特に限定されない。
第2固定環111は、軸方向に沿って延在する第2固定環筒状部115と、第2固定環筒状部115から外周側に突出する第2固定環縁部117とを有する。第2固定環筒状部115の機内側端部にある機内側を向く面には、第2固定環摺動面113が形成される。第2固定環摺動面113は、回転環14の第2回転環摺動面18と摺動して、中間室96と大気空間Bの間を動的にシールする。
第2固定環縁部117は、絞り部47の機内側に配置される。第2固定環縁部117と絞り部47との間には、第2スプリング133が配置される。第2スプリング133は、絞り部47と第2固定環縁部117の間に挟まれており、第2固定環111を、第2固定環111の機内側に配置される回転環14に向かって付勢する。
第2固定環縁部117には、第2固定環ピン係合溝117aが形成されている。第2固定環ピン係合溝117aには、第2固定環111を回転止めするための第2固定環係止ピン131が係合する。第2固定環係止ピン131は、絞り部47と第2固定環111の双方に係合し、第2固定環111がシールカバー46に対して相対回転することを防止する。
シールカバー46の大径部49の内周面であって、回転環14の外周側には、中間室96が形成される。シールカバー46の大径部49には、シールカバー46の外周面から中間室96まで通じるフラッシング流路137が形成されている。中間室96には、フラッシング流路137を介して、フラッシング流体が供給される。なお、図示されていないが、シールカバー46には、フラッシング流体を排出するためのフラッシング排出流路も形成されている。
大径部49の内周側には、シールケース70を介して、第1固定環56が設置される。大径部49の内周面には、内周側に突出する内周突起50が形成されている。内周突起50は、ケース係止面50aを有する。ケース係止面50aは、内周突起50の機内側端面に形成されている。ケース係止面50aは、シールケース70を、機外側から係止する。
ケース係止面50aは、シールケース70およびガスケット151を、ハウジング10との間に挟む。シールケース70は、シールカバー46における大径部49の機内側端部であって、大径部49の内周側に設置される。シールケース70は、大径部49の内周面に、第5Oリング54を介して設置される。第5Oリング54は、シールケース70の外周面と大径部49の内周面との間を封止する。ガスケット151は、ハウジング10とシールケース70の間に配置され、メカニカルシール装置11とハウジング10との間を封止する。
シールケース70は、その内周面に、設置面81を有する。設置面81の内周側には、第1Oリング90を介して第1固定環56が取り付けられる。第1Oリング90は、シールケース70の設置面81と、第1固定環56の外周面の間をシールする。設置面81と、設置面81に対向する第1固定環56の外周面には、段差が形成されており、第1Oリング90は、設置面81に形成された段差と、第1固定環56の外周面に形成された段差の間に配置される。第1Oリング90は、弾性に富む樹脂材料によって構成されるが、パーフロロエラストマのような耐食性の高い樹脂材料によって構成されることが好ましい。
第1固定環56は、軸方向に沿って延在する第1固定環筒状部60と、第1固定環筒状部60から外周側に突出する第1固定環縁部62とを有する。第1固定環筒状部60の機外側端部にある機外側を向く面には、第1固定環摺動面58が形成される。第1固定環摺動面58は、回転環14の第1回転環摺動面16と摺動して、機内側空間Aと中間室96との間を動的にシールする。第1固定環56は、耐食性を有するセラミック材料等によって構成されるが、シリコンカーバイドによって構成されることが好ましい。
第1固定環縁部62は、シールケース70の機外側に配置される。第1固定環縁部62とシールケース70の間には、第1スプリング92が配置される。第1スプリング92は、第1固定環56とシールケース70の間に挟まれており、第1固定環56を、第1固定環56の機外側に配置される回転環14に向かって付勢する。
第1固定環縁部62には、第1固定環ピン係合溝62aが形成されている。第1固定環ピン係合溝62aには、第1固定環56を回転止めするための第1固定環係止ピン64が係合する。シールカバー46には、第1固定環ピン係合溝62aに対向する位置に、シールカバー46を径方向に貫通する第1シールカバー貫通孔52が形成されている。
図5は、シールカバー46を機外側から見た平面図である。第1固定環係止ピン64は、シールカバー46の外周側に形成されている固定用のU字溝66の淵部66aから、内周側に向かって挿入される。第1固定環係止ピン64は、シールカバー46に形成された第1シールカバー貫通孔52を挿通し、第1固定環係止ピン64の内周側端部は、固定環ピン係合溝62a(図1)に係合している。なお、第1シールカバー貫通孔52にはねじ溝が形成されており、第1固定環係止ピン64の外周側端部は、第1シールカバー貫通孔52に螺旋止めされる。図1に示すように、第1固定環係止ピン64は、第1固定環56とシールカバー46の双方と係合し、第1固定環56がシールカバー46に対して相対回転することを防止する。
図1に示すように、シールケース70は、第1ケース部材72と、第2ケース部材80を含む。第1ケース部材72は、金属材料で構成されており、リング状の形状を有する。第1ケース部材72を構成する金属材料としては、特に限定されないが、例えば、ステンレス等の金属材料が挙げられる。特に、第1ケース部材72は、鍔の付いたリング状の形状を有する。図4は、第1ケース部材72を機外側からみた平面図である。図1および図4に示すように、第1ケース部材72は、リング本体部78と、リング本体部78から外周側に向かって突出している鍔部74とを有する。
図3は、図1に示すメカニカルシール装置11に含まれるシールケース70の周辺を拡大して表した部分縦断面図である。リング本体部78は、略矩形の断面形状を有している。鍔部74は、リング本体部78の機外側の端部において、外周側に向かって突出している。鍔部74は、シールカバー46のケース係止面50aに接触する接触面76を有する。また、図1および図4に示すように、リング本体部78には、第1スプリング92を挿通させるためのスプリング挿通孔77が形成されている。
第2ケース部材80は、セラミック材料で構成されており、第1ケース部材72と同様に、リング状の形状を有する。第2ケース部材80を構成するセラミック材料としては、例えば、アルミナセラミック、シリコンカーバイド等が挙げられる。図3に示すように、第2ケース部材80は、第1ケース部材72の内周側に配置されるケース内周部86と、第1ケース部材72に対して機内側から接触するケース底部84とを有する。また、第2ケース部材80は、第1ケース部材72に含まれるリング本体部78の外周側に配置されるケース外周部88を有する。
図3に示すように、第2ケース部材80には、第1ケース部材72のリング本体部78を収納する管状溝82が形成されている。管状溝82は、機外側に向かって開口しており、リング本体部78を機内側から収納している。管状溝82の壁面は、ケース内周部86と、ケース底部84と、ケース外周部88によって構成されている。
図3に示すように、ケース内周部86は、設置面81を有する。設置面81は、ケース内周部86における内周側表面に形成されており、設置面81の内周側には、第1Oリング90を介して、第1固定環56が取り付けられる。ケース外周部88とシールカバー46の間には、第5Oリング54が配置されている。
ケース外周部88には、外周側に向かって開口するシールケースピン係合溝89が形成されている。シールケースピン係合溝89には、シールケース係止ピン139が係合している。シールケース係止ピン139は、シールカバー46の外周側にある固定用U字溝の淵部から内周側に向かって、シールカバー46を径方向に貫通するように形成された第2シールカバー貫通孔53を挿通しており、シールケース係止ピン139の内周側先端は、シールケースピン係合溝89に係合している。シールケース係止ピン139は、シールカバー46の外周側から、内周側に向かって挿入される。シールケース係止ピン139は、シールケース70とシールカバー46の双方と係合し、シールケース70がシールカバー46に対して相対回転することを防止する。
メカニカルシール装置11においては、第1固定環56を保持するシールケース70が、金属材料で構成される第1ケース部材72と、セラミック材料で構成される第2ケース部材80を含む。メカニカルシール装置11を小型化しようとすると、第1固定環56だけでなく、第1固定環56を保持するシールケース70も、被密封流体から機外側へ向かう圧力を受ける場合がある。また、シールケース70が被密封流体から受ける力は、シールカバー46の内周側に形成された内周突起50のケース係止面50aのように、小さい面積で受け止めることが、メカニカルシール装置11の小型化の観点から好ましい。
ここで、被密封流体が腐食性流体である場合、シールケース70は、少なくとも被密封流体と接触する部分については、セラミック材料のような耐食性を有する材料によって構成する必要がある。しかし、第1固定環56を保持するシールケース70の全てをセラミック材料で構成すると、シールケース70が割れやすくなるという問題が生じる。なぜなら、小型化の観点から、シールケース70を機外側から係止する受圧面(ケース係止面50a)の面積を小さくしており、小さい面積に加重が集中するからである。また、セラミック材料は靱性に乏しいため、被密封流体からの圧力が周方向で不均一になった場合などに、シールケース70の一部分に応力が集中し、シールケース70が割れやすくなる。
しかし、本実施形態に係るメカニカルシール装置11は、金属材料によって構成される第1ケース部材72と、セラミック材料によって構成される第2ケース部材80とを組み合わせたシールケース70を有する。メカニカルシール装置11では、被密封流体に直接接触する部分には第2ケース部材80を配置し、シールカバー46と接触する部分には第1ケース部材72を配置している。したがって、メカニカルシール装置11は、耐食性が高く、かつ、セラミック材料の靱性不足を第1ケース部材72が補うことにより、シールケース70の一部に加重が集中してシールケース70が破損することを防止できる。また、セラミック材料に要求される加工精度を抑制し、第2ケース部材80の加工性を向上させることができる。
また、図3に示すように、メカニカルシール装置11は、第1ケース部材72を鍔付きのリング形状とし、第2ケース部材80にリング本体部78を収納する管状溝82を形成している。このような構造とすることにより、メカニカルシール装置11は、セラミック材料(第2ケース部材80)と金属材料(第1ケース部材72)との接触が、点接触またはエッジ接触になることを効果的に防止することができる。
すなわち、シールケース70は、セラミック材料(第2ケース部材80)と金属材料(第1ケース部材72)の接触面積が広く、しかも、シールケース70の外部から加えられる加重のバランスが崩れた場合にも、その接触面積が極端に狭くなることを防止できる。例えば、メカニカルシール装置11では、シールカバー46をボルトで固定する際などに、シールカバー46からシールケース70に加わる軸方向の加重を、金属材料で構成される第1ケース部材72を介して、セラミック材料で構成される第2ケース部材80にバランス良く伝えることができる。このように、メカニカルシール装置11は、管状溝82にリング本体部78を収納することによって、シールケース70の一部に加重が集中することを防止できる。なお、図3において、第2ケース部材80におけるケース外周部88の機外側端部と、第1ケース部材72の鍔部74との間には、隙間が設けられていることが好ましい。鍔部74と第2ケース部材80が接触して狭い部分に加重が集中することを防止するためである。
また、図2に示すように、メカニカルシール装置11では、回転環14は、ストッパ32とスリーブ26とを連結する回転環係止ピン40によって回転止めされ、これらを含む回転環設置部24によって、回転軸12に対して設置される。これにより、本実施形態に係るメカニカルシール装置11は、回転環14を設置するために要する部品数を抑制しつつ、コンパクト且つ容易に回転環14を回転軸12に対して設置することができる。また、第2Oリング38および第3Oリング94を、ストッパ貫通孔34aより機内側に配置することによって、ストッパ貫通孔34aを挿通する回転環係止ピン40は、被密封流体からシールされる。したがって、回転環係止ピン40は、被密封流体に対する耐食性を考慮する必要がなく、例えばステンレス等の金属材料によって構成することができる。これにより、メカニカルシール装置11は、加工が難しいセラミック材料や、高価な耐食性金属材料で構成される部品の割合を減少させることができる。
また、図2に示すように、メカニカルシール装置11において、ストッパ側挿通部34は、スリーブ側挿通部28より、内周側に配置されている。ストッパ側挿通部34を、スリーブ側挿通部28より内周側に配置することによって、第2Oリング38を設置できるスペースが広がるため、ストッパ32を小型化し、ストッパ32の割れおよび破損を防止することができる。なお、耐食性の観点から、ストッパ32は、アルミナセラミックまたはシリコンカーバイド等のようなセラミック材料によって構成されることが好ましい。
メカニカルシール装置11は、第1固定環56やシールケース70を、シールカバー46に形成された貫通孔52,53を挿通する第1固定環係止ピン64と、シールケース係止ピン139によって回転止めしている。これにより、メカニカルシール装置11は、軸方向の長さが小さくなり、小型化に適している。
10…ハウジング
11…メカニカルシール装置
12…回転軸
14…回転環
16…第1回転環摺動面
20…回転環ピン係合溝
24…回転環設置部
26…スリーブ
28…スリーブ側挿通部
28a…スリーブ貫通孔
30…機外側係止面
32…ストッパ
34…ストッパ側挿通部
34a…ストッパ貫通孔
36…機内側係止面
38…第2Oリング
40…回転環係止ピン
46…シールカバー
50…内周突起
50a…ケース係止面
52…第1シールカバー貫通孔
53…第2シールカバー貫通孔
56…第1固定環
58…第1固定環摺動面
60…第1固定環筒状部
62…第1固定環縁部
62a…固定環ピン係合溝
64…固定環係止ピン
70…シールケース
72…第1ケース部材
74…鍔部
76…接触面
77…スプリング挿通孔
78…リング本体部
80…第2ケース部材
81…設置面
82…管状溝
84…ケース底部
86…ケース内周部
88…ケース外周部
89…シールケースピン係合溝
90…第1Oリング
92…第1スプリング
94…第3Oリング
96…中間室
139…シールケース係止ピン
151…ガスケット

Claims (6)

  1. 回転軸と一体に回転するように、回転環設置部を介して前記回転軸に設置されており、機内側を向く面に回転環摺動面が形成される回転環と、
    機外側を向く面に前記回転環摺動面と摺動する固定環摺動面が形成される固定環と、
    内周側に第1Oリングを介して前記固定環が取り付けられる設置面を有するシールケースと、
    前記シールケースを内周側に収納しており、前記シールケースを機外側から係止するケース係止面を有するシールカバーとを有し、
    前記シールケースは、金属材料によって構成されるリング状の第1ケース部材と、セラミック材料によって構成されるリング状の第2ケース部材とを有し、
    前記第1ケース部材は、前記ケース係止面と接触する接触面を有し、
    前記第2ケース部材は、前記第1ケース部材の内周側に配置されており前記設置面を有するケース内周部と、前記第1ケース部材に対して機内側から接触するケース底部とを有するメカニカルシール装置。
  2. 前記第1ケース部材は、略矩形の断面形状を有するリング本体部と、当該リング本体部における機外側の端部において外周側に向かって鍔状に突出しており前記接触面を有する鍔部とを有し、
    前記第2ケース部材には、前記リング本体部を機内側から収納する管状溝が形成されており、
    前記管状溝の壁面は、前記リング本体部の外周側に配置されるケース外周部と、前記ケース内周部と、前記ケース底部とによって構成されていることを特徴とする請求項1に記載されたメカニカルシール装置。
  3. 前記回転環設置部は、
    前記回転環を挿通するスリーブ側挿通部と、前記回転環を機外側から係止する機外側係止面を有し、セットスクリューを介して前記回転軸に固定されているスリーブと、
    前記回転環を挿通するストッパ側挿通部と、前記回転環を機内側から係止する機内側係止面を有し、セラミック材料によって構成されており、第2Oリングを介して前記回転軸に外嵌されているストッパと、
    前記スリーブ側挿通部に形成されたスリーブ貫通孔と、前記ストッパ側挿通部に形成されたストッパ貫通孔とを挿通しており、前記回転環に形成された回転環ピン係合溝に係合されている回転環係止ピンと、
    前記回転環と前記ストッパの間に配置される第3Oリングと、を有し、
    前記第2Oリングおよび前記第3Oリングは、前記ストッパ貫通孔より機内側に配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載されたメカニカルシール装置。
  4. 前記ストッパ側挿通部は、前記スリーブ側挿通部の少なくとも一部より、内周側に配置されていることを特徴とする請求項3に記載されたメカニカルシール装置。
  5. 前記シールカバーに形成された第1シールカバー貫通孔を挿通し、前記固定環に形成された固定環ピン係合溝に係合する固定環係止ピンを有する請求項1から請求項4までのいずれかに記載されたメカニカルシール装置。
  6. 前記シールカバーに形成された第2シールカバー貫通孔を挿通し、前記シールケースに形成されたシールケースピン係合溝に係合するシールケース係止ピンを有する請求項1から請求項5までのいずれかに記載されたメカニカルシール装置。
JP2010025723A 2010-02-08 2010-02-08 メカニカルシール装置 Active JP5415980B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010025723A JP5415980B2 (ja) 2010-02-08 2010-02-08 メカニカルシール装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010025723A JP5415980B2 (ja) 2010-02-08 2010-02-08 メカニカルシール装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011163417A true JP2011163417A (ja) 2011-08-25
JP5415980B2 JP5415980B2 (ja) 2014-02-12

Family

ID=44594348

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010025723A Active JP5415980B2 (ja) 2010-02-08 2010-02-08 メカニカルシール装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5415980B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106537004B (zh) * 2014-08-08 2018-08-14 日本伊格尔博格曼有限公司 密封装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006070942A (ja) * 2004-08-31 2006-03-16 Eagle Ind Co Ltd メカニカルシール装置
JP2007198264A (ja) * 2006-01-26 2007-08-09 Sanden Corp 圧縮機のメカニカルシール装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006070942A (ja) * 2004-08-31 2006-03-16 Eagle Ind Co Ltd メカニカルシール装置
JP2007198264A (ja) * 2006-01-26 2007-08-09 Sanden Corp 圧縮機のメカニカルシール装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5415980B2 (ja) 2014-02-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2295835B1 (en) Mechanical seal device
JP5593519B2 (ja) シール装置用配管接続機構及びメカニカルシール装置
WO2014192761A1 (ja) メカニカルシール装置
JP2006226476A (ja) 圧力容器のマンホール密閉構造
WO2008004303A1 (fr) Dispositif de scellement d'un arbre
JP5415980B2 (ja) メカニカルシール装置
WO2018047403A1 (ja) メカニカルシール
US8827665B2 (en) Immersion motor
US20150069715A1 (en) Cartridgised Mixer Seal
JP6483132B2 (ja) 密封装置
US10352454B2 (en) Mechanical seal device
US9841016B2 (en) Cryogenic, self-aligning cartridge seal
JP2005307994A (ja) 流体制御弁取付構造
US10746327B2 (en) Screw connection
JP6309839B2 (ja) メカニカルシール
JP6717728B2 (ja) メカニカルシール
EP2064528A1 (en) Sealed electrode assembly for fluid measurements
JP4555728B2 (ja) コンタミレス回転機器におけるハウジング側密封環の固定構造
JP2006300186A (ja) 軸封装置
JP2007198556A (ja) コンタミレス回転機器における軸封装置
JP6537524B2 (ja) メカニカルシール装置
JP2023528275A (ja) メカニカルシールのための一点操作薄型ロックリング
JP2021076236A (ja) カートリッジ型のメカニカルシール
JP2020045836A (ja) 回転式流体機械
JP2019203564A (ja) 密封装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120518

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130515

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130604

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130805

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20130805

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131106

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131114

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5415980

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250