JP2006062429A - 台車 - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来より座板を容易に台盤に組み付けることが可能であると共にキャスターのコストを抑えることができ、さらに、台盤に対する座板の固定を安定させることが可能な台車を提供する。
【解決手段】 本発明の台車10では、スライド受容部40にキャスター12の座板13を挿入すると、ロックアーム47が座板13に摺接して上方に弾性変形し、座板13がスライド受容部40の奥部に到達したときにロックアーム47が復元して座板13をスライド受容部40内に抜け止めする。このように、スライド受容部40に座板13を挿入するだけで座板13が抜け止めされるので、従来に比べて座板13を容易に台盤11に組み付けることができる。しかも、ロックアーム47は、座板13の縁部に係止するので座板13を特殊構造にしなくてもよく、キャスター12のコストを従来より抑えることができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、合成樹脂製の台盤に複数のキャスターを取り付けてなる台車に関する。
従来の台車は、キャスターの座板を台盤の下面にボルトで固定した構造になっていた(例えば、特許文献1,2参照)。そして、台盤に座板を取り付ける作業を軽減するために、ボルトを用いずに座板を台盤に取り付けた台車が開発された。その一例として、図26に示したものは、台盤1に設けたスライド受容部2に、座板3を水平方向から挿入し、座板3の両側面に備えた突起4,4をスライド受容部2の内面に凹凸係合させる構成になっていた(例えば、特許文献3)。また、図27及び図28に示したものは、台盤5に設けたスライド受容部6に座板7を挿入してから台盤5にストッパー8を組み付け、スライド受容部6の挿入口を塞ぐ構成になっていた(例えば、特許文献4)。
特許第3404619号公報(段落[0012],第3図) 実公平7−32314号公報(第1図) 特開平9−207504号公報(第4図) 特開平11−20706号公報(段落[0018]、第6図、第7図)
しかしながら、図26に示した従来の台車では、突起4を備えた特殊形状の座板3が必要であったので、キャスターのコストがかかっていた。また、座板3をスライド受容部2に無理に挿入する構造であるから、作業性を考慮すると突起4とスライド受容部2の内面との係合力をあまり大きくすることができず、このため台車の使用中の振動等により、キャスターがガタついたり或いは外れる恐れがあった。
また、図27及び図28に示した従来の台車では、台盤5に対して、座板7は水平方向から組み付けられる一方、ストッパー8は垂直方向から組み付けられ、これら座板7及びストッパー8の台盤5に対する組付方向が異なっていたため、組付作業が煩雑であった。さらに、この台車では、図28に示すように座板7の上側と下側の各支持部材9A,9Bが上下方向で互いに対向していないので、座板7の支持が安定しないという問題も生じ得た。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、従来より座板を容易に台盤に組み付けることが可能であると共にキャスターのコストを抑えることができ、さらに、台盤に対する座板の固定を安定させることが可能な台車の提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明に係る台車は、合成樹脂製の台盤に、複数のキャスターを取り付けてなる台車において、台盤には、キャスターの座板が水平方向から挿入されるスライド受容部が設けられ、そのスライド受容部には、挿入された座板に摺接して上方に弾性変形しかつ座板がスライド受容部の奥部に到達したときに復元して座板の縁部に係止することで座板を抜け止めするロックアームが形成されたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載の台車において、ロックアームの上方空間に水平方向から挿入されて、ロックアームの上方への弾性変形を規制するリテーナーと、リテーナーを台盤に係止するためのリテーナー係止部とを備えたところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項2に記載の台車において、スライド受容部における座板及びリテーナーの挿入口は、共に台盤の側面に開放したところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項3に記載の台車において、台盤は、荷物が載置される矩形の天板壁の下面にリブを形成してなり、スライド受容部は、台盤の四隅に配置されて天板壁によって上部が閉じられると共に、天板壁の下面から起立した奥部リブと1対の側部リブとによって奥部及び両側部が閉じられ、さらに、1対の側部リブの下端縁から互いに接近する方向に張り出した1対の下方支持壁によって、座板の両側縁部を下方から支持する一方、天板壁の下面から起立しかつ側部リブと平行に延びた複数の上方支持壁によって、座板を上方から支持するように構成され、ロックアームは、先端に矢尻状のロック突部を有する片持ち梁状をなして、隣り合った上方支持壁の間に配置されたところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項4に記載の台車において、リテーナーには、ロックアームと天板壁との間に嵌合されるロック解除規制嵌合部と、ロック解除規制嵌合部の端部に一体形成されて、挿入口を塞ぐ閉塞板とが備えられたところに特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項5に記載の台車において、閉塞板は、挿入口の内側に嵌合されたところに特徴を有する。
請求項7の発明は、請求項5又は6に記載の台車において、座板と天板壁との間に嵌合されて、各下方支持壁との間で座板を挟んで対向しかつ座板を挟持した補強嵌合部をリテーナーに一体形成したところに特徴を有する。
請求項8の発明は、請求項5乃至7の何れかに記載の台車において、ロック解除規制嵌合部及び/又は補強嵌合部の先端下側角部を面取りして嵌合ガイド部を形成したところに特徴を有する。
請求項9の発明は、請求項4乃至8の何れかに記載の台車において、ロックアームの両側に位置した1対の上方支持壁を、奥部リブに接続すると共に、1対の上方支持壁の間に差し渡されかつ奥部リブに接続された上面対向壁を設け、ロックアームは、上面対向壁から延長して形成されたところに特徴を有する。
請求項10の発明は、請求項4乃至9の何れかに記載の台車において、リテーナー係止部には、側部リブに貫通形成されたリテーナー係止孔と、補強嵌合部にスリットを形成してなる片持ち梁状のリテーナー係止片と、リテーナー係止片の先端に突出形成され、リテーナー係止孔に凹凸係合する係合突起とが備えられたところに特徴を有する。
請求項11の発明は、請求項2乃至10の何れかに記載の台車において、リテーナーは、積載予定の荷物の種類に応じて台車毎に色分けされたところに特徴を有する。
請求項12の発明は、請求項1乃至11の何れかに記載の台車において、台盤は長方形状であり、複数の台車が交互に90度向きを異ならせて積み上げ可能に構成され、台盤の上面に開放した積載位置決孔と、台盤の下面に形成されて、下側の台車の上面に面当接しかつ上側の台車が下側の台車の長手方向の中央に位置したときに、積載位置決孔に凹凸係合する第1積載突部と、第1積載突部が、下側の台車の上面に面当接した場合には下側の台車の上面から浮いた状態になり、第1積載突部が積載位置決孔に凹凸係合したときに、下側の台車の上面に面当接する第2積載突部と、台盤の両側縁部から上方に起立し、下側の台車の上面から浮いた状態の第2積載突部に側方から隣接し、上側の台車の長手方向の中心に下側の台車を位置決めした状態を維持して、上側の台車を下側の台車の長手方向に案内する上面ガイド壁とを備えたところに特徴を有する。
[請求項1の発明]
請求項1の台車では、スライド受容部にキャスターの座板を挿入すると、ロックアームが座板に摺接して上方に弾性変形し、座板がスライド受容部の奥部に到達したときにロックアームが復元して座板をスライド受容部内に抜け止めする。このように本発明によれば、スライド受容部に座板を挿入するだけで座板が抜け止めされるので、従来に比べて座板を容易に台盤に組み付けることができる。しかも、ロックアームは、座板の縁部に係止するので座板を特種構造にしなくてもよく、キャスターのコストを従来より抑えることができる。
[請求項2及び3の発明]
請求項2の台車では、ロックアームが座板をスライド受容部内に抜け止めした状態で、リテーナーを台盤に組み付けると、ロックアームの弾性変形が規制され、ロックアームによる座板の係止力が高まる。しかも、請求項3の構成によれば、座板とリテーナーとを、台盤のスライド受容部に対して同じ方向から挿入組み付けすることができるので、組み付け作業を効率よく行うことができる。
[請求項4の発明]
請求項4の構成によれば、スライド受容部に備えた下方支持壁と上方支持壁とが座板を上下方向で位置決めし、1対の側部リブと奥部リブとロックアームのロック突部とが座板を水平方向で四方から囲んで位置決めする。これらにより座板が台盤に対して全方向に移動不能に固定される。
[請求項5の発明]
請求項5の構成によれば、リテーナーを台盤に組み付けると、リテーナーに備えたロック解除規制嵌合部がロックアームと天板壁との間に配置されてロックアームの弾性変形が規制されると共に、リテーナーに備えた閉塞板によってスライド受容部の挿入口を塞ぐことができる。
[請求項6の発明]
請求項6の構成によれば、スライド受容部における挿入口の開口縁を、閉塞板によって内側から補強することができる。
[請求項7の発明]
請求項7の構成によれば、座板を挟持した下方支持壁と補強嵌合部とが座板を挟んで上下方向で互いに対向した構造になっているので、従来のように座板の上側と下側の各支持部材が上下方向で互いに対向していない構造のものに比べて、台盤に対する座板の固定が安定する。
[請求項8の発明]
請求項8の構成によれば、リテーナーを台盤に挿入組み付けする過程で、嵌合ガイド部がロックアーム及び/又は座板に摺接して、リテーナーをロックアーム及び/又は座板の上方に案内するので、リテーナーの挿入組み付け作業をスムーズに行うことができる。
[請求項9の発明]
請求項9の構成によれば、1対の上方支持壁と奥部リブと上面対向壁と天板壁とが互いに接続されて箱形構造になり、強度アップを図ることができる。そして、この強度アップが図られた部分からロックアームが延長して形成されているから、ロックアームによる座板の係止が安定する。
[請求項10の発明]
請求項10の構成によれば、リテーナー係止孔に工具を突入させてリテーナー係止片を撓ませ、係合突起とリテーナー係止孔との凹凸係合を解除してリテーナーを台盤から離脱することができる。そして、ロックアームを上方に撓ませてキャスターを台盤から外すことができる。
[請求項11の発明]
請求項11の構成によれば、リテーナーの色に基づいて、どのような種類の荷物を搬送するための台車かを容易に判別することができる。
[請求項12の発明]
請求項12の構成によれば、複数の台車を90度向きを異ならせて積み上げると、上側の台車の第2積載突部における側面が、下側の台車の上面ガイド壁に隣接し、上側の台車における長手方向の中央に下側の台車が位置決めされる。この状態で、第2積載突部を上面ガイド壁に沿わせて、上側の台車を下側の台車における長手方向に移動させると、下側の台車における長手方向の中央に上側の台車が位置したときに、上側の台車の第1積載突部が、下側の台車の積載位置決孔に凹凸係合する。これにより、90度向きを異ならせて積み上げた上下の台車を、互いの長手方向の中央に容易に位置決めすることができる。
[第1実施形態]
以下、本発明の一実施形態を図1〜図19に基づいて説明する。
図1に示すように本実施形態の台車10は、台盤11の下面に複数のキャスター12を備えている。キャスター12は、図2に全体が示されており、汎用部品として流通しているものであって、座板13の下面中央に車輪支持脚14を旋回可能に連結して備え、その車輪支持脚14に車輪15が回転可能に保持された構造になっている。座板13は、例えば平面形状が長方形になっており、座板13の四隅にはボルト通し孔13Aが貫通形成されている。なお、車輪15の回転軸は、座板13に対する車輪支持脚14の旋回軸からずれており、これにより台車10の進む方向に応じて車輪支持脚14が自在に旋回する。
台盤11は、合成樹脂の射出成形品であって、平面形状が長方形になっている。台盤11のうち荷物が載置される部分には、長方形の天板壁20が備えられ、図3に示すように、天板壁20の下面には、補強用のリブ21が網の目状に張り巡らされている。また、図2に示すように、天板壁20のうち長手方向両端の外縁部からは、1対の端部枠壁22,22が上下に突出している。この端部枠壁22は、天板壁20より上側においては、天板壁20の短手方向の中央部分が切除され、天板壁20より下側においては、天板壁20の短手方向の中間部分のみに形成されている。また、天板壁20のうち短手方向両端の外縁部からは、1対の側部枠壁23,23が上下に起立している。そして、側部枠壁23のうち天板壁20より上方に突出した部分が、本発明に係る「上面ガイド壁」を構成している。
台盤11には、台盤11の長手方向を二分する第1の中心線CL1(図2参照)に沿って第1の把持孔24,24(本発明に係る「積載位置決孔」に相当する)が並べて形成され、台盤11の短手方向を二分する第2の中心線CL2(図2参照)に沿って第2の把持孔25,25が並べて形成されている。これら第1及び第2の把持孔24,25は、天板壁20の各外縁部寄り位置を貫通し、かつ、その外縁部に沿った長孔形状になっている。また、図3に示すように各把持孔24,25の開口縁からは、天板壁20の下方に向けて筒状のリブ24A,25Aが形成されている。さらに、図2に示すように、天板壁20の上面側における各把持孔24,25の開口縁は丸みを帯びてリブ24A,25Aの内面に連続している。これらにより、第1及び第2の把持孔24,25に作業者の手をスムーズに挿入することができ、台車10を容易に持ち上げることができる。また、第2の把持孔25は、端部枠壁22のうち天板壁20の上方における中央の切り欠き部分に対応しており、これにより、把持孔25の内面と台盤11の外側面とを手の親指とその他の指とで容易に把持することができる。
台盤11の下面からは、前記第1の中心線CL1(図2参照)に沿って第1の脚部26,26が並べて設けられ、前記第2の中心線CL2(図2参照)に沿って第2の脚部29,29が並べて設けられている。これら第1及び第2の脚部26,29は、図1に示すように、台盤11の下面から垂下され、これら脚部26,29の下端面はキャスター12における地面又は床面との接点より上方に位置している。そして、図4に示すように、下側の台車10に対して上側の台車10の向きを90度異ならせた状態にして、上側の台車10の脚部26,29を、下方の台車10の上面に突き当てて積み上げることができる(以下、これを「クロス積み」という)。
上記した第2の脚部29,29は、本発明に係る「第2積載突部」に相当し、図3に示すように、その第2の脚部29の下端面29Tからは、下方に向けて位置決突部28(本発明に係る「第1積載突部」に相当する)が突出している。そして、図7に示すように、第1の脚部26の下端面26Tと、第2の脚部29の下端面29Tとが面一になっており、位置決突部28の下端面28Tが、それら第1及び第2の脚部26,29の下端面26T,29Tから下方にオフセットしている。また、両方の第2の脚部29,29の間で互いに最も離れた側面29A,29A同士の間隔は、側部枠壁23,23同士の間に丁度収まる大きさになっている。さらに、位置決突部28,28は、下側の台車10における第1の把持孔24,24に嵌合可能となっている。
この構成によれば、複数の台車10をクロス積みする際には、上側の台車10の各脚部26,29が下側の台車10の端部枠壁22及び側部枠壁23の内側に収まるようにして大まかに積み上げればよい。すると、図7に示すように、上側の台車10の位置決突部28における下端面28Tが、下側の台車10の上面に面当接すると共に、上側の台車10の第2の脚部29,29における側面29A,29Aが、下側の台車10における両側部枠壁23,23に隣接して、上側の台車10における長手方向の中央に下側の台車10が位置決めされる。
この状態で、図5から図6の変化に示すように、第2の脚部29,29を側部枠壁23,23に沿わせて、上側の台車10を下側の台車10における長手方向に移動させる。すると、下側の台車10における長手方向の中央に上側の台車10が位置したときに、上側の台車10の位置決突部28,28が、下側の台車10の把持孔24,24に凹凸係合する(図8及び図9参照)。そして、図8に示すように、上側の台車10の第1及び第2の脚部26,29の下端面26T,29Tが、下側の台車10の上面に面当接した状態になって安定する。このようにして、本実施形態の構成によれば、クロス積みした上下の台車10,10を、互いの長手方向の中央に容易に位置決めすることができる。
さて、台盤11における下面の四隅には、図3に示すようにキャスター12の座板13を取り付けるための複数のスライド受容部40が設けられている。スライド受容部40は、天板壁20によって上部が閉じられている。また、図10に拡大して示すように、スライド受容部40は、前記した側部枠壁23の一部(本発明の「1対の側部リブ」の一方に相当する)と、天板壁20から垂下した側部リブ42(本発明の「1対の側部リブ」の他方に相当する)とによって両側部が閉じられ、さらに、天板壁20から垂下した奥部リブ43によって奥部が閉じられている。この奥部リブ43は、側部リブ42の端部と直交し、側部枠壁23の中間部に繋がっている。そして、スライド受容部40は、台盤11における長手方向の端面に挿入口41を開放して備え、ここから座板13がスライド受容部40内に挿入される。
スライド受容部40のうち、側部リブ42及び側部枠壁23の各下端縁からは、互いに接近する方向に下方支持壁44,44が張り出されている。これら下方支持壁44は、スライド受容部40の挿入口41から奥部リブ43に亘って延びかつ奥部リブ43に接続されている。
スライド受容部40の内部には、スライド受容部40を横方向(座板13の挿入方向と直行する方向)で略三等分する位置に1対の上方支持壁45,45が設けられている。各上方支持壁45は、天板壁20から垂下しかつ側部リブ42と平行に延びかつ奥部リブ43に接続されている。また、上方支持壁45における挿入口41側の端部は、台盤11の外面より若干奥側に位置している。さらに、図18に示すように、上方支持壁45の下端面45Tは、下方支持壁44の上面44Aより若干上方側に位置している。
図10に示すように、スライド受容部40の奥部において、1対の上方支持壁45,45の下端部の間には、上面対向壁46が差し渡されている。上面対向壁46は、上方支持壁45の下端面と面一になっており、奥部リブ43に接続されている。また、上面対向壁46のうち奥部リブ43と反対側の端部は、上方支持壁45の長手方向における略1/3の位置に配置され、その上面対向壁46の端部から挿入口41側にロックアーム47が延長して形成されている。ロックアーム47の先端面は、上方支持壁45における挿入口41側の端面と面一になっており、ロックアーム47と両上方支持壁45,45との間には、スリット47S,47Sが形成されている。また、ロックアーム47の先端下面には、ロック突部48が突出形成されている。ロック突部48は、挿入口41側から離れるに従って徐々に下方に向かったテーパ面48Aと、奥部リブ43に対向した係止面48Bとを備えた矢尻状になっている。
スライド受容部40には、台盤11とは別部品のリテーナー60が挿入組み付けされる。リテーナー60は、例えば合成樹脂の射出成形品であって、挿入方向の後端部に閉塞板61を備えている。閉塞板61は、長方形になっており、その長辺は水平方向に延び、短辺は上下方向に延びている。そして、閉塞板61は、スライド受容部40の挿入口41の内側に嵌合される。閉塞板61の横方向の中央からは、スライド受容部40の奥部に向けてロック解除規制嵌合部62が延び、閉塞板61の横方向の両端部からは、スライド受容部40の奥部に向けて1対の補強嵌合部63,63が延びている。そして、リテーナー60を台盤11に組み付けると、ロック解除規制嵌合部62が、スライド受容部40のうちロックアーム47と天板壁20と1対の上方支持壁45,45に四方を囲まれた空間40Aに嵌合挿入され、各補強嵌合部63,63が、スライド受容部40うち上方支持壁45と天板壁20と下方支持壁44と側部枠壁23又は側部リブ42とに囲まれた各空間40Bに嵌合挿入される。
詳細には、ロック解除規制嵌合部62は、閉塞板61から延びた1対の帯板壁62A,62Aの先端部の間及び中間部の間を、帯板状の架橋壁62B,62Bで繋いだ構造になっている。各補強嵌合部63に関しても同様に、閉塞板61から延びた1対の帯板壁63A,63Aの先端部の間及び中間部の間を、帯板状の架橋壁63B,63Bで繋いだ構造になっている。また、図17に示すように、補強嵌合部63は、スライド受容部40の奥行き方向において、そのスライド受容部40の奥部まで挿入される長さをなす一方、ロック解除規制嵌合部62は、補強嵌合部63の約半分の長さとなって、ロックアーム47の基端部に対応した位置まで挿入される。さらに、図15に示すように、リテーナー60の上面においては、ロック解除規制嵌合部62、補強嵌合部63及び閉塞板61が面一になっており、リテーナー60の下面においては、ロック解除規制嵌合部62の下面より補強嵌合部63の下面が下方に位置し、補強嵌合部63の下面より閉塞板61の下面が下方に位置している。これらロック解除規制嵌合部62の下面と補強嵌合部63の下面との位置の差は、図19に示すように、例えば、ロックアーム47の板厚分の差になっている。
図10に示すように、両補強嵌合部63,63における外側の帯板壁63Aには、リテーナー係止片64が備えられている(図10には、一方の補強嵌合部63のリテーナー係止片64のみが示されている)。リテーナー係止片64は、帯板壁63Aのうち閉塞板61寄り位置に門形のスリットを形成することで、帯板壁63Aの一部を突片状に切り離し、その突片の先端に係合突起65を形成してなる。係合突起65は、閉塞板61に向かうに従って徐々に側方へ向かったテーパ面65Aと、閉塞板61と平行な係止面65Bとを備えた矢尻状になっている。そして、スライド受容部40の側部枠壁23及び側部リブ42には、リテーナー60の各係合突起65と凹凸係合可能なリテーナー係止孔49,49がそれぞれ設けられている。
本実施形態の台車10では、キャスター12の座板13が台盤11に以下のようにして組み付けられる。即ち、座板13をスライド受容部40における側部枠壁23と側部リブ42との間に配置し、座板13の下面をスライド受容部40における下方支持壁44の上面44Aに摺接させながら、座板13をスライド受容部40に挿入していく。すると、その途中で座板13の一端部がロックアーム47におけるロック突部48のテーパ面48Aに摺接して、ロックアーム47が上方に撓む(図11参照)。そして、座板13がスライド受容部40の奥部まで挿入され、座板13の一端が奥部リブ43に隣接したときに座板13がロック突部48を通過する。すると、図12及び図16に示すよう、ロックアーム47がその弾発力で復元して、ロック突部48の係止面48Bが座板13の縁部に係止する。これにより、座板13は、奥部リブ43とロック突部48と側部リブ42と側部枠壁23とにより、水平方向の四方から囲まれて位置決めされる。また、座板13は、下方支持壁44,44と、上方支持壁45及び上面対向壁46とによって上下方向で位置決めされかつ支持される。これらにより座板13が台盤11に対して全方向に移動不能に固定される。
次いで、図16に示すように、スライド受容部40にリテーナー60を組み付ける。そのためには、リテーナー60をスライド受容部40における側部枠壁23と側部リブ42との間に配置し、リテーナー60における上面をスライド受容部40における天板壁20の下面に摺接させながら、リテーナー60をスライド受容部40に挿入していけばよい。すると、リテーナー60をスライド受容部40に挿入する途中で、リテーナー60に備えた係合突起65,65のテーパ面65A(図10参照)に、スライド受容部40における挿入口41の縁部が摺接し、リテーナー係止片64,64が内側に撓められる。そして、リテーナー60の閉塞板61が挿入口41の内側に嵌合されたときに、スライド受容部40のリテーナー係止孔49,49に係合突起65,65が対面し、リテーナー係止片64が復元して、係合突起65,65がリテーナー係止孔49,49に凹凸係合する。これにより、係合突起65の係止面65B(図10参照)が、リテーナー係止孔49の内面に対向し、リテーナー60がスライド受容部40に抜け止めされる(図13参照)。以上で、台車10の組み付け作業が完了する。このようにリテーナー60は座板13と同じ方向からスライド受容部40に挿入組み付けすることができるので、組み付け作業を効率よく行うことができる。なお、上記した作業は、通常は台盤11の上下を逆さまにして行ってもよい。
組み付けが完了した台車10では、図13及び図17に示すようにリテーナー60のロック解除規制嵌合部62が、ロックアーム47と天板壁20との間に収まり、ロック解除規制嵌合部62の両架橋壁62B,62Bがロックアーム47の基端部と先端部を上方から支持する。これにより、ロックアーム47が上方に押された場合には、ロック解除規制嵌合部62の架橋壁62B,62Bが天板壁20とロックアーム47との間で突っ張り状態になり、ロックアーム47の上方への変形が規制される。即ち、ロックアーム47による座板13の係止力が向上する。
また、図14に示すように、リテーナー60の補強嵌合部63は、座板13の両側縁部と天板壁20との間に挟まれて、上方支持壁45及び上面対向壁46(図3参照)と共に座板13を上方から支持する。これにより、台盤11にかかる重量が、上方支持壁45と上面対向壁46と補強嵌合部63とに分散されて耐久性が高まる。しかも、本実施形態では、1対の上方支持壁45,45と奥部リブ43と上面対向壁46と天板壁20とが互いに接続されて補強し合う箱形構造になっているので、従来のより強度アップを図ることができる。そして、この強度アップが図られた部分からロックアーム47が延長して形成されているから、ロックアーム47による座板13の係止が安定する。しかも、座板13を挟持した下方支持壁44と補強嵌合部63とが座板13を挟んで互いに上下方向で対向した構造になっているので(図19参照)、従来のように座板の上側と下側との各支持部材が上下方向で互いに対向していない構造のものに比べて(図28参照)、台盤11に対する座板13の固定が安定する。さらに、図1に示すように、リテーナー60の閉塞板61が、挿入口41の内側に収まり、挿入口41を塞ぐと共に挿入口41の開口縁を構成する壁部(具体的には、天板壁20、側部リブ42(図3参照)、側部枠壁23及び下方支持壁44)の内面に隣接して補強することができる。
なお、キャスター12を交換する際には、台盤11の各リテーナー係止孔49,49に工具を差し込んで係合突起65(図10参照)をリテーナー係止孔49から外し、リテーナー60をスライド受容部40から抜けばよい。そして、ロックアーム47の先端を押圧してロックアーム47による座板13のロックを解除して、座板13をスライド受容部40から外すことができる。これにより、キャスター12を台盤11から外すことができ、キャスター12の交換作業及び台車10を破棄する場合における材料の分別作業を容易に行うことができる。
このように本実施形態の台車10によれば、スライド受容部40にキャスター12の座板13を挿入するだけで座板13が抜け止めされるので、従来に比べて座板13を容易に台盤11に組み付けることができる。しかも、ロックアーム47は、座板13の縁部に係止するので座板13を特殊構造にしなくてもよく、汎用品のキャスター12を使用することができるので、キャスター12のコストを従来より抑えることができる。また、ロックアーム47により座板13をスライド受容部40内に抜け止めした状態で、リテーナー60を台盤11に組み付けることで、ロックアーム47の弾性変形が規制され、ロックアーム47による座板13の係止力が高まると共に、リテーナー60の補強嵌合部63が下方支持壁44との間でリテーナー60を上下方向から挟持するので、座板13が安定する。しかも、座板13とリテーナー60とを、台盤11のスライド受容部40に対して同じ方向から挿入組み付けすることができるので、組み付け作業を効率よく行うことができる。その上、複数の台車10をクロス積みした場合に、上下の台車10,10を互いの長手方向の中央に容易に位置決めすることができる。また、リテーナー60の色を台車10毎異ならせれば、それら色に基づいて、どのような種類の荷物を搬送するための台車10かを容易に判別することができる。
[第2実施形態]
本実施形態は、図20及び図21に示されており、リテーナー50の構成のみが前記第1実施形態と異なる。以下、第1実施形態のリテーナー60と相違する構成に関してのみ説明し、第1実施形態と同一の構成に関しては同一符号を付して重複した説明は省略する。
図20に示すようにリテーナー50の各補強嵌合部63には、その先端下側角部を面取りして嵌合ガイド部63Xが形成されている。また、各補強嵌合部63のうち閉塞板61側の基端部の下面からは、基端突部63Yが下方に突出形成されている。
リテーナー50のロック解除規制嵌合部62には、その先端下側角部を面取りして嵌合ガイド部62Xが形成されている。また、ロック解除規制嵌合部62を構成する帯板壁62A,62Aの間の中間位置には、それら帯板壁62Aと同じ形状の中間壁62Yが形成されている。さらに、リテーナー50に備えた閉塞板61には、下方支持壁44,44の間に収まるように、下端突部61Aが形成されている。
本実施形態の構成によれば、図21に示すように、リテーナー50をスライド受容部40内に挿入する際に、嵌合ガイド部62X,63Xがロックアーム47及び座板13に摺接して、リテーナー50がロックアーム47及び座板13の上方に案内されるので、リテーナー50の挿入組み付け作業をスムーズに行うことができる。また、補強嵌合部63に備えた基端突部63Yが、座板13よりスライド受容部40の挿入口41側で下方支持壁44の上面に隣接し、補強効果を奏する。さらに、閉塞板61の下端突部61Aが下方支持壁44,44の間に収まって、下方支持壁44,44の補強及び保護を図ることができる。
[第3実施形態]
本実施形態は、図22〜図24に示されており、1対の上方支持壁45,45の間に補強リブ51を備えた点が前記第1実施形態と異なる。具体的には、補強リブ51は、図22に示すように、上方支持壁45,45の間を2等分する位置に配置され、それら上方支持壁45,45と平行になっている。また、補強リブ51は、図23及び図24に示すように、天板壁20と上面対向壁46と奥部リブ43とに接続されると共に、補強リブ51のうち奥部リブ43と反対側の一端面が、上面対向壁46の先端面とほぼ面一になっている。上記構成以外は、第1実施形態と同一であるので重複した説明は省略する。
本実施形態の構成によれば、補強リブ51を設けたことで、台盤11のうち座板13と上下方向で当接する部分の強度が向上する。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)前記第1実施形態では、補強嵌合部63の下面がロック解除規制嵌合部62の下面より下方に位置して座板13に隣接配置されていたが、図25に示すように補強嵌合部63の下面をロック解除規制嵌合部62の下面と面一にして、補強嵌合部63の下面を座板13から上方に浮かせた構造にしてもよい。
(2)前記第1実施形態では、スライド受容部40に対する座板13とリテーナー60との挿入口が同じであったが、前記第1実施形態のスライド受容部40において挿入口41と直行する方向に挿入口を形成し、そこからリテーナーを挿入する構成にしてもよい。
本発明の第1実施形態に係る台車の斜視図 台車の分解斜視図 台盤を下方から見た状態の斜視図 複数の台車をクロス積みした状態の斜視図 クロス積みされる過程の複数の台車の平面図 上下の台車が互いの長手方向の中央に位置決めされた状態の平面図 クロス積みされた複数の台車の側断面図 上下の台車が互いの長手方向の中央に位置決めされた状態の側断面図 上下の台車が互いの長手方向の中央に位置決めされた状態の斜視図 スライド受容部からリテーナーを離脱した状態の斜視図 スライド受容部に座板を挿入する過程の斜視図 スライド受容部の奥部まで座板を挿入した状態の斜視図 ロックアームの変形がリテーナーによって規制された状態の斜視図 座板の側縁部の上方にリテーナーが位置した状態の斜視図 台盤とキャスターとリテーナーとの分解側断面図 台盤のスライド受容部にキャスターの座板を挿入した状態の側断面図 台車のスライド受容部にリテーナーを挿入した状態の側断面図 スライド受容部の正断面図 スライド受容部に座板及びリテーナーが挿入された状態の正断面図 第2実施形態のリテーナーの斜視図 そのリテーナーの側断面図 第3実施形態のスライド受容部の正断面図 スライド受容部の側断面図 スライド受容部の側断面図 リテーナーの変形例を示した側断面図 従来の台車の分解斜視図 従来の台車の側断面図 従来の台車の正断面図
符号の説明
10 台車
11 台盤
12 キャスター
13 座板
20 天板壁
22 前後枠壁
23 側部枠壁
24 把持孔(積載位置決孔)
26,29 脚部
28 位置決突部
40 スライド受容部
41 挿入口
42 側部リブ
43 奥部リブ
44 下方支持壁
45 上方支持壁
46 上面対向壁
47 ロックアーム
48 ロック突部
49 リテーナー係止孔
50,60 リテーナー
51 補強リブ
61 閉塞板
62 ロック解除規制嵌合部
62X,63X 嵌合ガイド部
64 リテーナー係止片
65 係合突起

Claims (12)

  1. 合成樹脂製の台盤に、複数のキャスターを取り付けてなる台車において、
    前記台盤には、前記キャスターの座板が水平方向から挿入されるスライド受容部が設けられ、そのスライド受容部には、挿入された前記座板に摺接して上方に弾性変形しかつ前記座板が前記スライド受容部の奥部に到達したときに復元して前記座板の縁部に係止することで前記座板を抜け止めするロックアームが形成されたことを特徴とする台車。
  2. 前記ロックアームの上方空間に水平方向から挿入されて、前記ロックアームの上方への弾性変形を規制するリテーナーと、前記リテーナーを前記台盤に係止するためのリテーナー係止部とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の台車。
  3. 前記スライド受容部における前記座板及び前記リテーナーの挿入口は、共に前記台盤の側面に開放したことを特徴とする請求項2に記載の台車。
  4. 前記台盤は、荷物が載置される矩形の天板壁の下面にリブを形成してなり、
    前記スライド受容部は、前記台盤の四隅に配置されて前記天板壁によって上部が閉じられると共に、前記天板壁の下面から起立した奥部リブと1対の側部リブとによって奥部及び両側部が閉じられ、さらに、前記1対の側部リブの下端縁から互いに接近する方向に張り出した1対の下方支持壁によって、前記座板の両側縁部を下方から支持する一方、前記天板壁の下面から起立しかつ前記側部リブと平行に延びた複数の上方支持壁によって、前記座板を上方から支持するように構成され、
    前記ロックアームは、先端に矢尻状のロック突部を有する片持ち梁状をなして、隣り合った前記上方支持壁の間に配置されたことを特徴とする請求項3に記載の台車。
  5. 前記リテーナーには、前記ロックアームと前記天板壁との間に嵌合されるロック解除規制嵌合部と、前記ロック解除規制嵌合部の端部に一体形成されて、前記挿入口を塞ぐ閉塞板とが備えられたことを特徴とする請求項4に記載の台車。
  6. 前記閉塞板は、前記挿入口の内側に嵌合されたことを特徴とする請求項5に記載の台車。
  7. 前記座板と前記天板壁との間に嵌合されて、前記各下方支持壁との間で前記座板を挟んで対向しかつ前記座板を挟持した補強嵌合部を前記リテーナーに一体形成したことを特徴とする請求項5又は6に記載の台車。
  8. 前記ロック解除規制嵌合部及び/又は前記補強嵌合部の先端下側角部を面取りして嵌合ガイド部を形成したことを特徴とする請求項5乃至7の何れかに記載の台車。
  9. 前記ロックアームの両側に位置した1対の前記上方支持壁を、前記奥部リブに接続すると共に、前記1対の上方支持壁の間に差し渡されかつ前記奥部リブに接続された上面対向壁を設け、
    前記ロックアームは、前記上面対向壁から延長して形成されたことを特徴とする請求項4乃至8の何れかに記載の台車。
  10. 前記リテーナー係止部には、前記側部リブに貫通形成されたリテーナー係止孔と、
    前記補強嵌合部にスリットを形成してなる片持ち梁状のリテーナー係止片と、
    前記リテーナー係止片の先端に突出形成され、前記リテーナー係止孔に凹凸係合する係合突起とが備えられたことを特徴とする請求項4乃至9の何れかに記載の台車。
  11. 前記リテーナーは、積載予定の荷物の種類に応じて前記台車毎に色分けされたことを特徴とする請求項2乃至10の何れかに記載の台車。
  12. 前記台盤は長方形状であり、複数の前記台車が交互に90度向きを異ならせて積み上げ可能に構成され、
    前記台盤の上面に開放した積載位置決孔と、
    前記台盤の下面に形成されて、下側の前記台車の上面に面当接しかつ上側の前記台車が下側の前記台車の長手方向の中央に位置したときに、前記積載位置決孔に凹凸係合する第1積載突部と、
    前記第1積載突部が、下側の前記台車の上面に面当接した場合には下側の前記台車の上面から浮いた状態になり、前記第1積載突部が前記積載位置決孔に凹凸係合したときに、下側の前記台車の上面に面当接する第2積載突部と、
    前記台盤の両側縁部から上方に起立し、下側の前記台車の上面から浮いた状態の第2積載突部に側方から隣接し、上側の前記台車の長手方向の中心に下側の前記台車を位置決めした状態を維持して、上側の前記台車を前記下側の台車の長手方向に案内する上面ガイド壁とを備えたことを特徴とする請求項1乃至11の何れかに記載の台車。
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