JP2011121457A - 台車 - Google Patents

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Abstract

【課題】台盤に対して座板を強固に固定することが可能な台車を提供する。
【解決手段】本発明の台車10では、リテーナ60における弾性係止片65の係止解除のための弾性変形の方向を、座板13が座板受容部36から抜ける方向に対して異ならせた(直交させた)ので、走行中に座板13が座板受容部36から抜ける方向に力を受けても、従来のように弾性係止片65の係止は解除されず、台盤11に対して座板13を強固に固定することができる。
【選択図】図8

Description

本発明は、合成樹脂製の台盤の下面に複数のキャスターを備えた台車に関する。
従来、この種の台車として、台盤の下面に備えた座板受容部にキャスターの座板を水平方向から挿入した後、座板受容部の挿入口の手前に設けたリテーナ受容部にリテーナを装着して、そのリテーナによって座板を抜け止めしたものが知られている。また、上記したリテーナには弾性係止片が設けられ、その弾性係止片を座板の縁部に係止することでリテーナが抜け止めされていた(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−20706号公報(図7,図8)
しかしながら、上記した従来の台車では、リテーナの弾性係止片の係止解除のための弾性変形の方向及び向きが、座板が座板受容部から抜け出る方向及び向きと同じになっていたので、走行中にキャスターが段差に乗り上がる等して、座板が座板受容部から抜け出る方向に力を受けると、弾性係止片の係止が解除されてリテーナが離脱し、キャスターが台盤から外れることが懸念された。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、台盤に対して座板を強固に固定することが可能な台車の提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明に係る台車は、合成樹脂製の台盤の下面に備えた座板受容部に水平方向からキャスターの座板を挿入すると共に、座板受容部の挿入口の手前に備えたリテーナ受容部に上方又は下方からリテーナを挿入し、そのリテーナによって座板を座板受容部に抜け止めすると共に、リテーナに設けた弾性係止片をリテーナ受容部のリテーナ係止部に係止してリテーナをリテーナ受容部に抜け止めした台車において、弾性係止片の係止解除のための弾性変形の方向又は向きを、座板が座板受容部から抜ける方向又は向きに対して異ならせたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載の台車において、台盤の下面に補強リブが格子状に形成され、リテーナ受容部には、四方を補強リブで囲まれた角筒部屋が形成されると共に、リテーナには、角筒部屋内に嵌合される角筒突部が形成され、角筒突部の一部を片持ち梁状に切り離して弾性係止片が形成されると共に、角筒部屋を構成する補強リブにリテーナ係止部が形成され、角筒突部に座板が側方から対向して抜け止めされたところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項2に記載の台車において、座板受容部の挿入口の手前に複数の角筒部屋を横並びに配置し、複数の角筒部屋のうちの第1角筒部屋は、上下両面が開放され、複数の角筒部屋のうちの第2角筒部屋は、上面が開放される一方、下面が水平方向に延びたロックアームによって閉塞され、座板は、ロックアームを上側に弾性変形させて座板受容部に挿入されかつ弾性復帰したロックアームによって座板受容部内に抜け止めされ、リテーナは、第1角筒部屋に上方から挿入される角筒突部と、第2角筒部屋に上方から挿入されてロックアームの上方への弾性変形を規制するロック規制突部とを備えたところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れか1の請求項に記載の台車において、弾性係止片は対をなして、座板が座板受容部から抜ける方向と直交する方向に対向配置されると共に、互いに接近させる側に弾性変形して係止が解除されるように構成されたところに特徴を有する。
[請求項1の発明]
請求項1の台車では、リテーナにおける弾性係止片の係止解除のための弾性変形の方向又は向きを、座板が座板受容部から抜ける方向又は向きに対して異ならせたので、走行中に座板が座板受容部から抜ける方向に力を受けても、従来のように弾性係止片の係止は解除されず、台盤に対して座板を強固に固定することができる。
[請求項2の発明]
請求項2の構成によれば、リテーナ受容部の角筒部屋にリテーナの角筒突部が挿入され、その角筒突部に座板が側方から対向して抜け止めされる。ここで、角筒部屋は補強リブに囲まれた構造をなし、その補強リブによってリテーナ受容部においても台盤を補強することができる。
[請求項3の発明]
請求項3の台車では、座板がロックアームの上方への弾性変形を乗り越えて座板受容部に挿入され、そのロックアームにより抜け止めされる。そして、リテーナをリテーナ受容部に挿入すると、リテーナの角筒突部に座板が対向し、角筒突部とロックアームとの両方で座板を座板受容部内に抜け止めすることができる。しかも、リテーナのロック規制突部がロックアームの上方への弾性変形を規制するので、ロックアームによる座板の固定が強化される。
[請求項4の発明]
請求項4の台車では、1対の弾性係止片を互いに接近させる側に摘むことでそれら弾性係止片による係止を容易に解除することができる。
本発明の第1実施形態に係る台車の下面側斜視図 台車の上面側斜視図 台盤の上面側斜視図 台盤の下面側斜視図 図4のA−A断面における台盤の側断面図 (A)リテーナ受容部の上面側斜視図、(B)リテーナ受容部の下面側斜視図 (A)リテーナの上面側斜視図、(B)リテーナの下面側斜視図 (A)座板受容部に座板が受容される過程の斜視図、(B)リテーナ受容部にリテーナが受容された状態の斜視図 リテーナ受容部にリテーナが受容された状態の側断面図 第2実施形態の台車におけるリテーナ受容部の拡大斜視図 リテーナ受容部の下面側斜視図 リテーナ受容部の下面側斜視図 リテーナ受容部にリテーナが受容された状態の側断面図
[第1実施形態]
以下、本発明の一実施形態を図1〜図9に基づいて説明する。図1に示すように本実施形態の台車10は、台盤11の下面四隅にキャスター12を備えている。キャスター12は、汎用部品として流通しているものであって、四角形の座板13の下面中央に車輪支持脚14を旋回可能に連結して備え、その車輪支持脚14に車輪15が回転可能に保持された構造になっている。
台盤11は、合成樹脂の射出成形品であって、平面形状が長方形になっている。図2に示すように、台盤11のうち荷物が載置される部分には、長方形の天板壁20が備えられ、天板壁20の下面には、図1に示すように、補強リブ21が格子状に張り巡らされている。また、台盤11の長辺方向で対向する1対ずつのキャスター12,12同士の間には、台盤11の下面全体から脚部24,24がそれぞれ突出している。それら脚部24,24の下端面は、キャスター12における地面又は床面との接点より上方に位置している。そして、複数の台車10を90度向きを変えて積み上げた際に(所謂、クロス積みした際に)、上側の台車10の脚部24,24が、下方の台車10の上面に突き当てられて安定する。
図2に示すように、台盤11のうち一方の長辺側の側面には、その下縁部から側方に台盤11より薄い連結突壁25が突出し、その連結突壁25の上面には、1対の結合突部26,26が突出している。これに対し、台盤11の他方の長辺側の下面縁部には、図4に示すように、台盤11の下面の一部を全体に対して上方に段付き状に陥没させて連結凹部27が形成されている。そして、台車10の長辺側の連結突壁25を他の台車10の長辺側の連結凹部27に下方から重ねて、結合突部26,26を連結凹部27の補強リブ21間に係合すれば、台車10,10同士が長辺側の側面を接合した状態に連結される。これと同様に、図3に示すように、台盤11の一方の短辺側の側面からも図3に示すように連結突壁25が突出して、その上面に1対の結合突部26,26が突出形成され、台盤11の他方の短辺側の下面縁部にも、図4に示すように連結凹部27が形成されている。
台盤11における上面の四隅には、図3に示すように天板壁20の一部の長方形の領域を下方に段付き状に陥没させて上面凹部30が形成されている。その上面凹部30の長方形の長辺は、台盤11全体の長辺と平行に配置されている。なお、上面凹部30内には、長手方向を2分する位置に上面リブ31が形成されている。
図4に示すように、台盤11の下面では、上面凹部30の裏側部分が下方に突出したキャスター支持台32になっている。そのキャスター支持台32の下面には、升目状に支持面補強リブ33が形成されている。
キャスター支持台32のうち台盤11の外縁側に位置した一方の長辺部分と、1対の短辺部分とからは、受容部構成リブ34がそれぞれ下方に突出している。そして、1対の短辺部分の受容部構成リブ34から水平方向にガイドレール片35,35が突出形成されて、キャスター支持台32の下面に下方から重なるように配置されている。本実施形態では、これらガイドレール片35,35と前記した支持面補強リブ33との間が本発明に係る座板受容部36になっていて、その座板受容部36への挿入口37(図4,図5参照)が、台盤11の短辺方向の中央側を向いている。そして、キャスター12の座板13における長手方向の両端部が、ガイドレール片35,35と支持面補強リブ33との間に水平方向から挿入される。このとき、座板13は、座板受容部36に対して台盤11の短辺方向の中央側から外側に水平移動して挿入される。その操作をスムーズに行うための、台盤11の短辺方向で対向した座板受容部36,36の間の補強リブ21の下面は、座板受容部36における支持面補強リブ33の下面と面一になっている。
図4に示すように、台盤11には、座板受容部36の挿入口37の手前に、リテーナ受容部40が備えられている。本実施形態のリテーナ受容部40は、上方からリテーナ60を挿入可能な構造になっている。具体的には、図3に示すように、リテーナ受容部40には、天板壁20に形成された矩形孔41が備えられている。矩形孔41は、台盤11の長辺方向に長くなった略長方形をなし、その矩形孔41の長辺は、上面凹部30の長辺の半分程度の長さになっている。また、図6(A)に示すように、矩形孔41のうちキャスター支持台32側の長辺の中央部分には、後述するロックアーム50の先端部を成形するための金型用の型抜き孔42が形成されて矩形孔41と連通し、それら矩形孔41と型抜き孔42とを合わせた形状が「凸」字状になっている。
矩形孔41の開口縁からは、補強リブ21の一部としての包囲リブ43が下方に突出している。包囲リブ43は、矩形孔41のうち型抜き孔42との連通部分を除く全体に形成されている。また、図6(B)に示すように、包囲リブ43のうち1対の対向面間には、1対の架橋リブ44,44が差し渡されている。それら架橋リブ44,44は、型抜き孔42を間に挟むように配置されて、包囲リブ43の下端部に形成されている。また、架橋リブ44,44の中間部同士の間にはアーム支持リブ45が差し渡され、そのアーム支持リブ45の下縁部から、片持ち梁状のロックアーム50が座板受容部36に向かって突出している。
ロックアーム50の先端部は、型抜き孔42の真下に位置している。また、ロックアーム50の下面における先端寄り位置には、ロック突部51が突出形成されている。ロック突部51には、アーム支持リブ45から座板受容部36に向かって徐々に下方に向かう傾斜面51Aと、座板受容部36側を向いた鉛直係止面51Cと、傾斜面51Aと鉛直係止面51Cとの間の水平面51Bとが備えられている。そして、ロックアーム50の先端部がロック突部51の鉛直係止面51Cより座板受容部36側に突出した先端係止爪52になっている。
リテーナ受容部40の長手方向における両端部において、包囲リブ43と架橋リブ44によって四方を囲まれた部分は、本発明に係る第1角筒部屋48,48になっている。また、リテーナ受容部40のうち長手方向の中間部において、1対の架橋リブ44,44とアーム支持リブ45によって三方を囲まれ、下端部がロックアーム50によって閉塞された部分は、本発明に係る第2角筒部屋49になっている。さらに、リテーナ受容部40の長手方向における両端部には、包囲リブ43の下端部を切り欠いて本発明に係るリテーナ係止部47がそれぞれ形成されている。
リテーナ60は、図3に示すように、リテーナ受容部40の矩形孔41と型抜き孔42に対応した「凸」字形のリテーナ天板壁61から本発明に係る1対の角筒突部62,62を垂下して備えている。図7(A)に示すように、1対の角筒突部62,62は、リテーナ天板壁61のうち矩形孔41に対応した長方形部分の長手方向の両端部に配置されている。また、図7(B)に示すように、リテーナ天板壁61の下面のうち角筒突部62,62の間には、格子状のリブ63が形成されている。そして、その格子状のリブ63の一部を角筒状にして下方に突出させて、本発明に係るロック規制突部64が形成されている。また、各角筒突部62には、ロック規制突部64と反対側を向いた壁部に、その下端から上端寄り位置に亘って延びた1対のスリットを形成することで、角筒突部62の一部が片持ち梁状に切り離して本発明に係る弾性係止片65が設けられている。また、各弾性係止片65の下端部には、外側に向かって係止突部66が突出形成されている。係止突部66には、上方に向かって徐々に外側に向かう傾斜面66Aと、上方を向いた水平係止面66Cと、傾斜面66Aと水平係止面66Cとの間の鉛直面66Bとが備えられている。
本実施形態の台車10の構成に関する説明は以上である。次に、台車10の作用効果について説明する。台盤11にキャスター12を取り付けるには、キャスター12の座板13をロックアーム50のロック突部51に押し付けてロックアーム50を天板壁20側に撓ませた状態を維持し、座板13を座板受容部36に挿入する(図8(A)参照)。
座板13が座板受容部36の奥部まで挿入されると、図8(B)に示すように、座板13がロック突部51を通過してロックアーム50が弾性復帰する。すると、ロックアーム50におけるロック突部51の鉛直係止面51Cが座板13と対向して、座板13が座板受容部36に抜け止めされると共に、ロックアーム50における先端係止爪52が座板13に天板壁20側から重ねられ、ロックアーム50が座板13より天板壁20から離れる側に弾性変形することが規制される。
次いで、台盤11の上面側からリテーナ受容部40にリテーナ60を挿入する。すると、その過程でリテーナ60のうち1対の弾性係止片65,65の各係止突部66における傾斜面66Aがリテーナ受容部40の上側開口縁に摺接して、弾性係止片65,65が互いに接近する側に弾性変形する。また、リテーナ60をリテーナ受容部40に更に挿入していくと、リテーナ60の角筒突部62,62がリテーナ受容部40の第1角筒部屋48,48内に嵌合されると共に、リテーナ60のロック規制突部64がリテーナ受容部40の第2角筒部屋49に嵌合される。そして、リテーナ60がリテーナ受容部40の奥部まで挿入されると、図9に示すように、リテーナ天板壁61の下面におけるリブ63の下端部がリテーナ受容部40内の架橋リブ44及びアーム支持リブ45の上面に当接すると共に、傾斜面66A,66Aがリテーナ受容部40のリテーナ係止部47,47に突入して弾性係止片65,65が弾性復帰する。これにより、係止突部66の水平係止面66Cがリテーナ係止部47に係止してリテーナ60がリテーナ受容部40に抜け止めされる。この状態で、角筒突部62,62の下端部は第1角筒部屋48,48より下方に突出し、それら角筒突部62,62の側面に座板13が対向した状態になる。これにより、1対の角筒突部62,62とロックアーム50との両方で座板13を座板受容部36内に抜け止めすることができる。このとき、リテーナ60のロック規制突部64は、ロックアーム50の上面に隣接して、ロックアーム50の上方への弾性変形を規制した状態になる。これにより、ロックアーム50による座板13の固定が強化される。
さて、台車10の走行中に、例えばキャスター12が段差に乗り上がる等すると、座板13は座板受容部36から抜け出る方向に力を受ける場合がある。しかしながら、本実施形態の台車10では、リテーナ60の弾性係止片65の係止解除のための弾性変形の方向と、座板13の座板受容部36から抜け出る方向とが異なっている(具体的には、直交している)ので、座板13が抜け出る方向に力を受けても、従来のように弾性係止片65の係止は解除されず、台盤11に対して座板13が強固に固定された状態が維持される。
また、リテーナ60にも補強リブ21の一部である架橋リブ44及びアーム支持リブ45が設けられているので、リテーナ受容部40においても台盤11が補強され、台盤11の強度アップが図られる。詳細には、例えば、上記したキャスター支持台32側を、天板壁20から垂下した複数のリブ(「座板支持リブ」という)で構成して、それら座板支持リブ同士の下端部間にロックアームを設け、そのロックアームによって座板受容部内に座板を抜け止めしたものでは、ロックアームの係止解除方向への弾性変形を規制するリテーナを、ロックアームの上側に側方から挿入するために、座板受容部の手前部分の補強リブを排除する必要が生じ、台盤の強度が低下する。しかしながら、本実施形態によれば、前述したように座板受容部36の手前部分にリテーナ受容部40を配置しても、包囲リブ43、架橋リブ44及びアーム支持リブ45によって台盤11を補強することができる。
なお、リテーナ60を台盤11から取り外す際には、1対の弾性係止片65,65を互いに接近させる側に弾性変形させるように摘めばよいから、リテーナ60の離脱操作を容易に行うことができる。
[第2実施形態]
本実施形態は、図10〜図14に示されており、リテーナ60Vを台盤11Vのリテーナ受容部40Vに対して下方から取り付ける点が前記第1実施形態と異なる。以下、第1実施形態と異なる構成に関してのみ説明する。
図11に示すように、本実施形態のリテーナ受容部40Vは、前記第1実施形態の矩形孔41、型抜き孔42を有さず、架橋リブ44及びアーム支持リブ45を天板壁20から包囲リブ43の下端部と同じ位置まで垂下した構造になっている。即ち、本実施形態では、前記した第1角筒部屋48,48が、天板壁20の下面から包囲リブ43の下端部まで延びている。また、第1角筒部屋48,48の間には、架橋リブ44,44とアーム支持リブ45と包囲リブ43とによって四方を囲まれた第3角筒部屋48Vが備えられている。さらに、リテーナ係止部47,47は、包囲リブ43の上下方向の中間部に配置された四角形の窓状になっている。なお、リテーナ受容部40Vには、前記第1実施形態のロックアーム50は設けられていない。
図12に示すように、本実施形態のリテーナ60Vは、前記した第1実施形態のリテーナ60の上下を逆転させて、そのリテーナ60のリテーナ天板壁61から型抜き孔42に対応した突片を排除して底板壁61Vとした構造になっている。また、リテーナ60Vのうち第1実施形態のリテーナ60におけるロック規制突部64と同一構造の角筒突部64Vは、前記した第3角筒部屋48Vに嵌合される。本実施形態の構成に関する説明は以上である。
次に、本実施形態の作用効果について説明する。本実施形態の台車10Vでは、第1実施形態と同様に座板13を座板受容部36に挿入してから、台盤11Vに対して下面側からリテーナ60Vを装着する。具体的には、リテーナ60Vの角筒突部62,62を第1角筒部屋48,48に挿入すると共に角筒突部64Vを第3角筒部屋48Vに挿入する。すると、リテーナ60Vの弾性係止片65,65がリテーナ係止部47,47に係止してリテーナ60Vがリテーナ受容部40Vに抜け止めされると共に(図13参照)、座板13がリテーナ60Vの側面に対向して座板受容部36内に抜け止めされる(図10参照)。この本実施形態の構成によっても、第1実施形態と同様に、リテーナ60Vにおける弾性係止片65の係止解除方向が座板13の座板受容部36から離脱する方向に対して直交しているので、走行中にキャスター12が座板離脱方向に力を受けても、従来のように弾性係止片65の係止が解除されることはなく、座板13が強固に固定される。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)前記第1及び第2の実施形態では、弾性係止片65の係止を解除する弾性変形の方向が、座板13が座板受容部36から抜け出る方向と直交するように配置されていたが、例えば、弾性係止片をリテーナのうち座板受容部と反対側の壁部に形成し、その弾性係止片が座板受容部側に接近するように弾性変形してリテーナ係止部との係止が解除される構成にしてもよい。即ち、弾性係止片の係止解除のための弾性変形の方向を、座板が座板受容部から抜ける方向と同じにして、弾性係止片の係止解除のための弾性変形の向きを、座板が座板受容部から抜ける方向の向きと異ならせた構成にしてもよい。
(2)リテーナ60が上方側から挿入される前記第1実施形態のリテーナ受容部40においてロックアーム50を排除した構成にしてもよい。
10,10V 台車
11,11V 台盤
12 キャスター
13 座板
21 補強リブ
36 座板受容部
37 挿入口
40,40V リテーナ受容部
43 包囲リブ
44 架橋リブ
45 アーム支持リブ
47 リテーナ係止部
48 第1角筒部屋
48V 第3角筒部屋
49 第2角筒部屋
50 ロックアーム
60,60V リテーナ
62,64V 角筒突部
64 ロック規制突部
65 弾性係止片

Claims (4)

  1. 合成樹脂製の台盤の下面に備えた座板受容部に水平方向からキャスターの座板を挿入すると共に、前記座板受容部の挿入口の手前に備えたリテーナ受容部に上方又は下方からリテーナを挿入し、そのリテーナによって前記座板を前記座板受容部に抜け止めすると共に、前記リテーナに設けた弾性係止片を前記リテーナ受容部のリテーナ係止部に係止して前記リテーナを前記リテーナ受容部に抜け止めした台車において、
    前記弾性係止片の係止解除のための弾性変形の方向又は向きを、前記座板が前記座板受容部から抜ける方向又は向きに対して異ならせたことを特徴とする台車。
  2. 前記台盤の下面に補強リブが格子状に形成され、
    前記リテーナ受容部には、四方を前記補強リブで囲まれた角筒部屋が形成されると共に、前記リテーナには、前記角筒部屋内に嵌合される角筒突部が形成され、
    前記角筒突部の一部を片持ち梁状に切り離して前記弾性係止片が形成されると共に、前記角筒部屋を構成する前記補強リブに前記リテーナ係止部が形成され、
    前記角筒突部に前記座板が側方から対向して抜け止めされたことを特徴とする請求項1に記載の台車。
  3. 前記座板受容部の挿入口の手前に複数の前記角筒部屋を横並びに配置し、
    前記複数の角筒部屋のうちの第1角筒部屋は、上下両面が開放され、
    前記複数の角筒部屋のうちの第2角筒部屋は、上面が開放される一方、下面が水平方向に延びたロックアームによって閉塞され、
    前記座板は、前記ロックアームを上側に弾性変形させて前記座板受容部に挿入されかつ弾性復帰した前記ロックアームによって前記座板受容部内に抜け止めされ、
    前記リテーナは、前記第1角筒部屋に上方から挿入される前記角筒突部と、前記第2角筒部屋に上方から挿入されて前記ロックアームの上方への弾性変形を規制するロック規制突部とを備えたことを特徴とする請求項2に記載の台車。
  4. 前記弾性係止片は対をなして、前記座板が前記座板受容部から抜ける方向と直交する方向に対向配置されると共に、互いに接近させる側に弾性変形して係止が解除されるように構成されたことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1の請求項に記載の台車。
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