JP3714275B2 - 寝台におけるサイドレールのロック装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、床部の左右両側から外側に突出するサイドホルダーに形成の係止孔にサイドレール(側柵又は単に柵とも言う)の脚部を上方から差し込んで固定する解除自在な寝台におけるサイドレールのロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記サイドレールのロック装置にてサイドレールをサイドレールホルダーに固定することにより、サイドレールホルダーからサイドレールが容易に抜けることがないようにしながらも、寝台への乗り降り時等においては、前記ロック装置をロック解除した後、サイドレールを取り外すことによって、寝台への乗り降りをサイドレールが邪魔することなく、スムーズに行えるようにしている。
そして、前記寝台におけるサイドレールのロック装置としては、例えば特開平9−266831号公報に示されるものがある。これは、寝台のサイドフレームに形成の係止孔に嵌入する脚部を備えた内部中空の支柱の2本とこれら脚部の上側に形成される柵部とからサイドレールを構成し、前記一方の支柱の内部に挿入され、かつ、該支柱の上端開口部に取り付けた基枠部材を貫通して上方に突出する軸部材の上端に、軸部材の長手方向に移動させるための操作レバーを水平軸芯周りで揺動自在に枢支連結している。前記軸部材の下端を前記支柱の下端開口部に内嵌させた下端側ほど先細りとなる円錐形状のスリーブに貫通突出させた後、その突出部を円筒状の押圧子に内挿し、前記軸部材の下端に形成の下端側ほど拡がり形状となる拡開端部の一部を前記押圧子から下方へ突出させている。従って、操作レバーを垂直姿勢から水平姿勢に揺動操作することにより、軸部材を上方に押し上げる。このとき、軸部材の拡開端部により押圧子が押し広げられ、係止孔の内壁面に押圧子を圧接することで側柵が上方側へ移動されることを阻止することができるようにしている。尚、前記操作レバーを水平姿勢から垂直姿勢に切り換えることによりロック装置をロック解除操作することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記構成によれば、支柱の内部に軸部材を入れたり、押圧子等を取り付ける関係上、支柱の構造が複雑になると共に、部品点数が増大するため、組み付け作業に多くの時間と手間を要するだけでなく、前記部品点数の増大化の他、サイドレールの支柱の直径を大きくしなければならないことから、サイドレールの重量が増大し、取扱がし難いものになっていた。
【0004】
本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、取扱面において不利になること及び組み付け作業時間が多くかかることを解消することができる寝台におけるサイドレールのロック装置を提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前述の課題解決のために、床部の左右両側から外側に突出するサイドレールホルダーにサイドレールの脚部を上方から差し込んで固定する解除自在な寝台におけるサイドレールのロック装置において、前記サイドレールホルダーを、外側ケース部とこの外側ケース部の内部に配置された内側ホルダー部とから構成し、前記内側ホルダー部に備えさせた被係止部に前記サイドレールの脚部を差し込むことにより水平方向から係止して該サイドレールの上方側への移動を阻止するための係止部とこの係止状態の係止部を係止解除側へ強制操作するために該サイドレールホルダーの上方に位置させた解除操作部とからなるロック具を前記サイドレールの脚部に備えさせ、前記ロック具を弾性力を有する材料から構成し、前記ロック具の係止部を前記サイドレールホルダーの被係止部に係止する側に前記弾性力を利用して付勢し、前記係止部と解除操作部が、合成樹脂にて一体形成されたものでなり、前記サイドレールの脚部にサイドレールホルダーへの差し込み方向に沿って形成された上下方向に長い貫通孔を通して前記係止部及び解除操作部のそれぞれを同一側へ突出させたことを特徴としている。
従って、サイドレールの脚部をサイドレールホルダーに差し込むだけで、サイドレールホルダーの内側ホルダー部に備えさせた被係止部にサイドレールの脚部に備えさせた係止部が係止して、サイドレールの上方側への移動が阻止され、サイドレールがサイドレールホルダーに固定された状態になる。そして、サイドレールに備えさせた解除操作部を操作することによって、前記係止状態を係止解除して、サイドレールをサイドレールホルダーから上方へ引き抜くことができる。尚、引き抜いたサイドレールが不要時には、所定場所に置いておくことになる。
しかも、ロック具を弾性力を有する材料から構成し、前記ロック具の係止部を前記サイドレールホルダーの被係止部に係止する側に前記弾性力を利用して付勢する構成にすることによって、ロック具をサイドレールに備えさせるだけでロック装置を構成することができる。前記ロック具を構成する係止部と解除操作部を一つの部品から構成することによって、複数の部品を連結して構成するものに比べて、部品点数の削減化を図ることができるが、複数の部品から構成してもよい。
又、前記係止部と解除操作部が、合成樹脂にて一体形成されたものでなり、前記サイドレールの脚部にサイドレールホルダーへの差し込み方向に沿って形成された上下方向に長い貫通孔を通して前記係止部及び解除操作部のそれぞれを同一側へ突出させている。
上記のように合成樹脂にて一体形成することによって、金属等により形成する場合に比べて、軽量化及びコストの低減化を図ることができる。そして、係止部及び解除操作部を同一側へ突出させることによって、異なる側へそれぞれ突出させたものに比べて、ロック具の構成を簡素なものにすることができる。
【0006】
床部の左右両側から外側に突出するサイドレールホルダーにサイドレールの脚部を上方から差し込んで固定する解除自在な寝台におけるサイドレールのロック装置において、前記サイドレールホルダーを、外側ケース部とこの外側ケース部の内部に配置された内側ホルダー部とから構成し、前記内側ホルダー部に備えさせた被係止部に前記サイドレールの脚部を差し込むことにより水平方向から係止して該サイドレールの上方側への移動を阻止するための係止部とこの係止状態の係止部を係止解除側へ強制操作するために該サイドレールホルダーの上方に位置させた解除操作部とからなるロック具を前記サイドレールの脚部に備えさせ、前記ロック具を弾性力を有する材料から構成し、前記ロック具の係止部を前記サイドレールホルダーの被係止部に係止する側に前記弾性力を利用して付勢し、前記係止部と解除操作部が、合成樹脂にて一体形成されたものでなり、前記サイドレールの脚部にサイドレールホルダーへの差し込み方向に沿って形成された上下方向に長い貫通孔を通して前記係止部及び解除操作部のそれぞれを同一側へ突出させ、前記ロック具を、2つの縦部とこれら縦部の上端同士を連結する連結部とからなるほぼ逆U字状に形成されたロック具本体の一方の縦部の外面に、前記係止部と解除操作部を突出形成し、前記他方の縦部の下端から前記サイドレールの下端開口を閉じるための蓋部を延出して構成し、前記蓋部に前記サイドレールの脚部に形成の第2の被係止部に係止する第2の係止部を備えさせてもよい。
上記のように2つの縦部とこれら縦部の上端同士を連結する連結部とからなるほぼ逆U字状に形成されたロック具本体の一方の縦部の外面に、前記係止部と解除操作部を突出形成し、前記他方の縦部の下端から前記サイドレールホルダーの下端開口を閉じるための蓋部を延出することによって、サイドレールの下端開口部を蓋部にて閉じることができると共に、蓋部がロック具の支持部材として兼用構成することができる。
又、前記蓋部に前記サイドレールの脚部に形成の被係止部に係止する係止部を備えさせることによって、蓋部がサイドレールから容易に離脱することを阻止することができる。
【0007】
前記延出部の上端から脚部の内方に向けて前記縦部の下端が必要以上に移動することがないように接当案内するためのガイド部を備えさせてもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1及び図2に、寝台が示されており、この寝台は、前後端にそれぞれ支持脚1を備えた左右一対の前後フレーム2,2等からなる固定フレーム3と、この固定フレーム3に対して前後一対のリンク機構4,4及び伸縮式の電動モータ(図示せず)を介して昇降自在に支持された左右一対の支持フレーム5,5と、これら支持フレーム5,5の前後端にそれぞれ取り付けられたヘッドボード6及びフットボード7と、前記支持フレーム5,5の上面側に支持された床部8とを備えているが、図に示される寝台以外の構成の寝台であってもよい。
【0010】
前記床部8は、前後方向前側(ヘッドボード6側)から背部床9、座部床10、膝部床11、脚部床12の順に配置されている。前記3つの床、つまり背部床9、膝部床11、脚部床12は、図示していない電動モータ等により可動式に構成し、前記座部床10のみ固定式にしている。前記背部床9及び前記脚部床12の左右両側のそれぞれには、サイドレール13を差し込んで保持するための保持部材としてのサイドレールホルダー14を取り付けてあり、背部床9及び脚部床12の可動に伴ってサイドレール13も一体的に可動させることによって、身体が左右に移動して寝台から落ちないようにガイドすることができるようになっている。前記サイドレール13を膝部床11にも取り付けて実施することもできる。又、ここでは、3つの背部床9、膝部床11、脚部床12が可動式の場合を示しているが、固定式のものであってもよい。尚、前記背部床9は、それの後端の水平軸芯周りで起伏揺動操作できるようになっており、又、前記膝部床11も、前記背部床9と同様に、起伏揺動操作できるようになっており、膝部床11を起立姿勢にすることにより枢支連結されている脚部床12を持ち上げて、両床11,12がほぼへの字状に姿勢変更することができるようにしている。
【0011】
前記サイドレール13は、金属製のパイプ部材で構成する他、木やほぼ同一の強度を有するものであれば、合成樹脂やその他のものであってもよい。詳述すれば、図1及び図2に示すように、前後方向一端に斜辺を備えた外形がほぼ四辺形に形成され、かつ、断面形状が円形(楕円形又は多角形あるいは矩形等、どのような形状でもよい)の本体部13Aと、この本体部13Aの内部を4つに仕切るための3本の仕切部13Bと、この仕切部13Bの下面のうちの前後2箇所から下方向に突出する前後一対の断面形状が矩形(円形又は楕円形あるいは多角形等、どのような形状であってもよい)の脚部13C,13Dとからサイドレール13を構成しているが、他の構成であってもよい。図2では、同一構成のサイドレール13の4個のうち、前後に位置するサイドレール13,13を前後方向が逆となる状態、斜辺が互いに向き合う状態で配置しているが、同方向に配置してもよい。又、4個全てを同一形状のサイドレールから構成する他、一部のサイドレール又は全部のサイドレールを形状の異なるものから構成してもよい。又、サイドレールの個数は、4個に限定されるものではなく、1個又は2個又は3個あるいは5個以上であってもよく、寝台を置く使用場所の違いや使用者の使用形態の違い等によってサイドレールの個数を変更することができる。
【0012】
前記サイドレールホルダー14の4個は、全て同一構成であるため、前記背部床9に取り付けられたサイドレールホルダー14について説明する。
図3〜図5に示すように、上端に前記サイドレール13の脚部13C又は13Dを挿入可能な開口14Kが形成され、かつ、床部8側(内側)が開放された合成樹脂製(木製や金属製等でもよい)の外側ケース部14Aと、この外側ケース部14Aの内部に配置され、かつ、前記サイドレール13の脚部13C又は13Dを挿入支持するための有底筒状で平面視において矩形状に構成された2つの部材15A,15Bを溶接等により一体化してなる金属製(ほぼ同等の強度を有するものであれば他の材料でもよい)の内側ホルダー部15とから構成しているが、1つの部材から構成してもよいし、3つ以上の部材から構成することもできる。前記内側ホルダー部15を構成する2つの部材15A,15Bのうちの一方の部材15Bは、1枚の金属板を折り曲げ形成することにより背部床9に溶接等により固定された前後一対のブラケット部15C,15Cの一端同士を連結すると共に前記他方の部材15Aに溶接等により一体化される連結部からなっているが、他の構成であってもよい。図3〜図5に示す17は、前記脚部15Cを前記開口14Kに隙間のない状態で内挿するために前記外側ケース部14Aの上から挿入して固定されたスリーブである。
【0013】
前記サイドレールホルダー14にサイドレール13の脚部13C又は13Dを上方から差し込んで固定する解除自在なロック装置を備えさせてあり、このロック装置は、前記サイドレールホルダー14の内側ホルダー14Bに備えさせた被係止部としての矩形状の貫通孔14Cにサイドレール13の脚部13C又は13Dを差し込むことにより水平方向から係止してサイドレール13の上方側への移動を阻止するための係止部としての突起部18と、この係止状態の係止部18を係止解除側へ強制操作するためにサイドレールホルダー14の上方に位置させた押し込み式の解除操作部19とからなるロック具20を、サイドレール13の脚部13C又は13Dに備えさせ、前記ロック具20を弾性力を有する材料から構成することにより、ロック具20の係止部18をサイドレールホルダー14の被係止部14Cに係止する側に前記弾性力を利用して付勢するように構成している。
【0014】
前記突起部18は、下方から上方に向かって緩やかに外方側に突出する円弧状の案内部18Aと、前記貫通孔14Cに入り込んで貫通孔14Cの上縁に接当することによりサイドレール13の上方側への移動を阻止するための接当部18Bとからなっている。前記のように案内部18Aを備えさせることにより、貫通孔14Cへの突起部18の入り込みをスムーズに行わせることができる利点があるが、案内部18Aの無い外形が角柱形状であってもよい。又、前記貫通孔14Cを矩形状に形成すると共に接当部18Bの接当面を偏平に形成することにより、両者の係止が外れ難いように構成することができる利点があるが、貫通孔14Cを円形又は楕円形に形成し、この貫通孔14Cに入り込むように前記突起部18を円形又は楕円形に形成して実施することもでき、貫通孔14C及び突起部18の形状は、これら以外の形状であってもよい。図3では、前記貫通孔14Cを前後方向で対抗位置する2枚の板部にそれぞれ形成することによって、ロック具20の位置が前後方向いずれの向きであっても新たに貫通孔を形成することなく、直ちに対応することができる利点がある。
【0015】
前記ロック具20について詳述すれば、図3〜図6に示すように、2つの縦部21,22とこれら縦部21,22の上端同士を連結する連結部23とからなるほぼ逆U字状に形成されたロック具本体24の一方の縦部21の外面に、前記係止部18と解除操作部19を上下方向に設定間隔を隔てて突出形成してロック具20を構成し、前記他方の縦部22の下端から前記サイドレール13の下端開口13Kを閉じるための蓋部25を延出すると共に、前記蓋部25の上面から上方に立ち上げられた延出部26に前記サイドレール13の脚部13Cに形成の被係止部としての貫通孔13Jに係止する係止部としての爪部27を備えさせている。従って、図6に示すロック具20をサイドレール13内へそれの下端開口13Kを通して挿入することによって、サイドレール13にそれの上下方向に沿って形成された2つの貫通孔13H,13Jのうちの上側の上下方向に長い貫通孔13Hを通して前記解除操作部19及び係止部18をサイドレール13の外部へ突出させ、残りの貫通孔13Jに図4の正面視円形で、かつ、図3の側面視上方ほど斜め内側に位置する第2の係止部である直角三角形の爪部27が係止することにより、蓋部25が抜けないようにしている。前記爪部27に係止する第2の被係止部を貫通孔13Jから構成することにより、貫通孔13Jを通して爪部27を押し込むことで爪部27を貫通孔13Jから容易迅速に係止解除することができる利点があるが、貫通していない凹み等であってもよい。このようにロック具20が取り付けられた脚部13Cを図5に示すように、サイドレールホルダー14にそれの上方から差し込むことにより、係止部18がスリーブ17との接当により脚部13Cの内部に引退し、貫通孔14Cに係止部18が位置すると同時に係止部18が弾性力により貫通孔14Cに入り込んでロック状態となる。前記脚部13Cをサイドレールホルダー14から抜き取る場合、つまりサイドレール13を寝台から取り外したい場合には、図3の矢印で示すように、解除操作部19を脚部13C内方側へ押し込むことにより貫通孔14Cから係止部18を引退側(脚部13Cの内方側)へ移動させることにより前記ロック状態を解除させてから、サイドレール13をサイドレールホルダー14から引き抜くことになる。ここでは、蓋部25とロック具20とを一体形成することによって、製造面及び組み付け面の両方において有利にすることができるが、それらを別々に形成したものであってもよい。前記延出部26の上端から脚部13Cの内方に向けて前記縦部21の下端が必要以上に下方に移動することがないように接当案内するためのガイド部26Aを備えさせているが、無くてもよい。図に示す28は、ロック具20の保形強度を上げるためにロック具20及び蓋部25の内面の左右中央に備えさせた補強用リブである。又、図に示す28Aは、前記補強用リブ28を更に補強するための補強部である。
【0016】
図3から図6では、前記ロック具20をほぼループ状に形成することによって、弾性力を長期間に渡って良好に発揮させることができる利点があるが、図7(a),(b)に示すように構成してもよい。逆しの字状に形成された本体部29の外面の上下2箇所に前記解除操作部19、突起部18を備えさせると共に、その本体部29の下端に前記蓋部25を備えさせている。前記蓋部25には、延出部30を備えさせると共にその延出部30の外面に脚部13Cに形成の貫通孔13Jに係止する前記爪部27を備えさせている。図7に示す31は、前述したようにロック具20の保形強度を上げるためにロック具20及び蓋部25の内面の左右中央に備えさせた補強用リブである。又、図に示す31Aは、前記補強用リブ31を更に補強するための補強部である。尚、図7(a),(b)に示す他の構成は、前述したものと同一であるため、同一の符号を付すと共に説明を省略する。
図6や図7(b)で示した2種類のロック具20は、いずれも合成樹脂にて一回の成形工程で得られるようにしたが、各構成部品を成形した後、それらを接着剤や熱溶着あるいは嵌合等により一体化して構成することもできる。
【0017】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、サイドレールの脚部をサイドレールホルダーに差し込むだけで、サイドレールをサイドレールホルダーに固定することができ、しかも弾性力を有する材料から構成されたロック具をサイドレールに備えさせるだけで済むから、取扱面及び組み付け作業面のいずれにおいても有利な寝台におけるサイドレールのロック装置を提供することができる。
又、係止部と解除操作部を、合成樹脂にて一体形成することによって、金属等により形成する場合に比べて、軽量化及びコストの低減化を図ることができ、取扱面及び経済面の両方において有利になる。又、係止部及び解除操作部を同一側へ突出させることによって、異なる側へそれぞれ突出させたものに比べて、ロック具の構成を簡素なものにすることができ、製造面において有利になる。
【0018】
請求項2によれば、請求項1と同様の効果を有しながらも、ロック具本体を構成する一方の縦部の外面に、係止部と解除操作部を突出形成し、他方の縦部の下端からサイドレールホルダーの下端開口を閉じるための蓋部を延出することによって、サイドレールの下端開口部を蓋部にて閉じることができると共に、蓋部がロック具の支持部材として兼用構成することができ、蓋部とロック具とを別々に製造するものに比べて製造面において有利になるだけでなく、組み付け作業面においても有利になる。
又、蓋部にサイドレールの脚部に形成の第2の被係止部に係止する第2の係止部を備えさせることによって、蓋部がサイドレールから容易に離脱することを阻止することができ、商品価値の高いものにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】寝台の側面図である。
【図2】寝台の斜視図である。
【図3】サイドレールをサイドレールホルダーに差し込んでロック状態となった要部の縦断側面図である。
【図4】サイドレールをサイドレールホルダーに差し込んでロック状態となった要部の縦断正面図である。
【図5】サイドレールをサイドレールホルダーに差し込む直前の状態を示す要部の縦断側面図である。
【図6】ロック具の斜視図である。
【図7】別の形状のロック具を示し、(a)はサイドレールの脚部内にロック具を備えさせた状態を示す縦断面図、(b)はそれの正面図である。
【符号の説明】
1 支持脚 2 前後フレーム
3 固定フレーム 4 リンク機構
5 支持フレーム 6 ヘッドボード
7 フットボード 8 床部
9 背部床 10 座部床
11 膝部床 12 脚部床
13 サイドレール 13A 本体部
13B 仕切部 13C,13D 脚部
13K 下端開口
13H,13I,13J 貫通孔
14 サイドレールホルダー
14A 外側ケース部 14B 内側ホルダー部
14C 貫通孔(被係止部)
14K 貫通孔 15A,15B部材
15C ブラケット 17 スリーブ
18 突起部(係止部) 18A 案内部
18B ストッパー部 19 解除操作部
20 ロック具 21,22 縦部
23 連結部 24 ロック具本体
25 蓋部 26 延出部
26A ガイド部 27 爪部(係止部)
28 補強用リブ 29 本体部
30 延出部 31 補強用リブ

Claims (3)

  1. 床部の左右両側から外側に突出するサイドレールホルダーにサイドレールの脚部を上方から差し込んで固定する解除自在な寝台におけるサイドレールのロック装置において、前記サイドレールホルダーを、外側ケース部とこの外側ケース部の内部に配置された内側ホルダー部とから構成し、前記内側ホルダー部に備えさせた被係止部に前記サイドレールの脚部を差し込むことにより水平方向から係止して該サイドレールの上方側への移動を阻止するための係止部とこの係止状態の係止部を係止解除側へ強制操作するために該サイドレールホルダーの上方に位置させた解除操作部とからなるロック具を前記サイドレールの脚部に備えさせ、前記ロック具を弾性力を有する材料から構成し、前記ロック具の係止部を前記サイドレールホルダーの被係止部に係止する側に前記弾性力を利用して付勢し、前記係止部と解除操作部が、合成樹脂にて一体形成されたものでなり、前記サイドレールの脚部にサイドレールホルダーへの差し込み方向に沿って形成された上下方向に長い貫通孔を通して前記係止部及び解除操作部のそれぞれを同一側へ突出させたことを特徴とする寝台におけるサイドレールのロック装置。
  2. 床部の左右両側から外側に突出するサイドレールホルダーにサイドレールの脚部を上方から差し込んで固定する解除自在な寝台におけるサイドレールのロック装置において、前記サイドレールホルダーを、外側ケース部とこの外側ケース部の内部に配置された内側ホルダー部とから構成し、前記内側ホルダー部に備えさせた被係止部に前記サイドレールの脚部を差し込むことにより水平方向から係止して該サイドレールの上方側への移動を阻止するための係止部とこの係止状態の係止部を係止解除側へ強制操作するために該サイドレールホルダーの上方に位置させた解除操作部とからなるロック具を前記サイドレールの脚部に備えさせ、前記ロック具を弾性力を有する材料から構成し、前記ロック具の係止部を前記サイドレールホルダーの被係止部に係止する側に前記弾性力を利用して付勢し、前記係止部と解除操作部が、合成樹脂にて一体形成されたものでなり、前記サイドレールの脚部にサイドレールホルダーへの差し込み方向に沿って形成された上下方向に長い貫通孔を通して前記係止部及び解除操作部のそれぞれを同一側へ突出させ、前記ロック具を、2つの縦部とこれら縦部の上端同士を連結する連結部とからなるほぼ逆U字状に形成されたロック具本体の一方の縦部の外面に、前記係止部と解除操作部を突出形成し、前記他方の縦部の下端から前記サイドレールの下端開口を閉じるための蓋部を延出して構成し、前記蓋部に前記サイドレールの脚部に形成の第2の被係止部に係止する第2の係止部を備えたことを特徴とする寝台におけるサイドレールのロック装置。
  3. 前記延出部の上端から脚部の内方に向けて前記縦部の下端が必要以上に移動することがないように接当案内するためのガイド部を備えさせてなる請求項2記載の寝台におけるサイドレールのロック装置。
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