JP6363837B2 - サイドレールの構造 - Google Patents

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本発明は、サイドレールの構造に係り、特に、ベッドの側部に設けられるサイドレールの構造に関する。
従来から、病院等で使用される医療用ベッド、施設や在宅等の介護で使用される介護用ベッドや家庭用ベッドには、ベッド使用者及び寝具等がベッドから落下することを防止するため、両側部に側柵(以下、サイドレールという)が取り付けられている。このサイドレールは、通常、ベッドのサイドフレームに脱着可能に取り付けられており、不要なときには取り外すことができるようになっている(特許文献1を参照)。
一般に、サイドレールの長さはベッドの側部の長さよりも短く形成されており、必要に応じて一方の側部に複数個のサイドレールが取り付けられる。
例えば、ベッド使用者がベッドに乗り降りする際にサイドレールが邪魔にならないように、ベッドの乗り降りするサイド側においては、サイドレールを上体部側に装着して、足下側には装着しないといった使用の仕方もある。
しかしながら、ベッド使用者がベッド上で仰臥位から上体を起こす際にサイドレールを利用する場合は、サイドレールを掴んで上体を引き起こす必要があるが、特許文献1の構成では、サイドレールがベッドのサイドフレームに沿って構成されているため、ベッドの幅が広いと手が届かない、また、ベッドの幅が狭いと力を入れ難いという問題が生じる。
そこで、上記問題の対策として、サイドレールにグリップを設けてサイドレールを掴み易くするようにしたものが提案されている(特許文献2を参照)。
特開2005−152057号公報 特開2011−19913号公報
しかしながら、特許文献2の構成では、グリップがサイドレールの略中央部の上部に設けられている場合、ベッド使用者が立位から端座位に姿勢を変えるときや、端座位から仰臥位に姿勢を変えるときに、グリップがベッド使用者の身体から遠い位置になるため、安定した姿勢が取りにくいという問題が生じる。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、簡単な構成で、サイドレールを掴み易くして、ベッド使用者がベッドを使用する際やベッドから離れる際に、姿勢を変化させる動作を安定して行うことができるサイドレールの構造を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するための本発明に係るサイドレールの構造は、次の通りである。
本発明は、ベッドの側部に設けられるサイドレールの構造において、前記サイドレールを、ベッドの長手方向の側部のベッド使用者の上体部側に設け、前記サイドレールの反頭部側の端部(ベッド使用者が仰臥位から端座位に移行する際の端座位側の端部)をベッド内側に向いた形状に構成するとともに、その端部を把持可能に構成することを特徴とするものである。
また、本発明は、前記端部を、先端に向かうに連れて低くなるように、すなわちベッドの床面に対して低くなるように構成することが好ましい。
また、本発明は、前記ベッドの構成を、長手方向の側部の中央部付近が頭部側よりも幅方向が狭くなる形状、例えば、内側に凹んだ形状として、前記サイドレールを、反頭部側の端部が前記ベッドの形状に沿ってベッド内側に向いた形状に構成することが好ましい。
本発明のサイドレールの構造によれば、ベッドの側部に設けられるサイドレールの構造において、前記サイドレールをベッドの長手方向の側部のベッド使用者の上体部側に設け、前記サイドレールの反頭部側の端部をベッド内側に向いた形状に構成するとともに、その端部を把持可能に構成することで、簡単な構成で、サイドレールを掴み易くして、ベッド使用者がベッドを使用する際やベッドから離れる際に、姿勢を変化させる動作を安定して行うことができるサイドレールの構造を実現できる。
また、本発明によれば、前記端部を、先端に向かうに連れて低くなるように構成することで、姿勢を変化させる際にサイドレールの端部が邪魔になることがなく、さらに、ベッド使用者の姿勢に合せて把持する位置を最適な位置にすることができる。これにより、姿勢を変化させる動作を安定して行うことができる。
また、本発明によれば、前記ベッドの構成を、長手方向の側部の中央部付近が頭部側よりも幅方向が狭くなる形状として、前記サイドレールを、反頭部側の端部が前記ベッドの形状に沿ってベッド内側に向いた形状に構成することで、ベッド使用者が端座位の状態におけるベッド側端より外側に端部が位置するため、ベッド使用者が仰臥位から端座位に姿勢を変えるとき、端座位から立位に姿勢を変えるとき、またはその逆に姿勢を変えるときに、前記サイドレールを掴み易くできるので、姿勢を変化させる動作を安定して行うことができる。
本発明の第1実施形態に係るサイドレールの構造を備えたベッドの概略の構成を示す説明図である。 前記ベッドの側面図である。 図2のフット側から見た側面図である。 第1実施形態のサイドレールの構造を示す平面図である。 図4のA矢視図である。 図5のB矢視図である。 第1実施形態のサイドレールを利用するベッド使用者とサイドレールの位置関係を示す説明図である。 前記ベッド使用者とサイドレールの位置関係を示す平面図である。 本発明の第2実施形態に係るサイドレールの構造を備えたベッドの構成を示す説明図である。 本発明の第3実施形態に係るサイドレールの構造を備えたベッドの構成を示す説明図である。 本発明の第4実施形態に係るサイドレールの構造を備えたベッドの構成を示す説明図である。 前記サイドレールをベッド下方に格納した状態を示す説明図である。
(第1実施形態)
以下、本発明のサイドレールの構造を実施するための形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明を実施する形態の一例であって、本発明の第1実施形態に係るサイドレールの構造を備えたベッドの概略の構成を示す説明図、図2は前記ベッドの側面図、図3は図2のフット側から見た側面図である。
第1実施形態は、図1,図2に示すように、マットレス2と、マットレス2が載置されるベッドフレーム3とを備え、マットレス2の側部にサイドレール4が設けられたベッド1において、本発明の特徴的なサイドレールの構造を採用したものである。
ベッド1のヘッド側とフット側には、それぞれヘッドボード5,フットボード6が設けられている。
マットレス2は、ヘッド側からフット側に沿った方向に長い矩形状に形成されている。
サイドレール4は、図1に示すように、ベッド1の長手方向の側部のヘッド側から中央部付近にわたり、ベッド使用者Pの上体部に対応するように設けられている。そして、サイドレール4は、図2,図3に示すように、支持部材(ブラケット)7によりベッドフレーム3の側面に取付けられている。
支持部材7は、サイドレール4の下部の長手方向の中央部を支持するように構成されている。
ここで、第1実施形態の特徴的なサイドレール4の構造について図面を参照して詳細に説明する。
図4は第1実施形態のサイドレールの構造を示す平面図、図5は図4のA矢視図、図6は図5のB矢視図である。
第1実施形態のサイドレール4は、図1,図4に示すように、サイドレール4のフット側(反頭部側)の端部(以下、「フット側端部」と称する。)4aをベッド内側に向けて形成した湾曲部41が構成されている。湾曲部41は把持可能に構成される。
第1実施形態では、湾曲部41は、円弧状に湾曲して、フット側端部4aの先端に向かうに連れて、マットレス2の床面に対して低くなるように構成されている。第1実施形態では、湾曲部41は先端に向かうに連れて円弧状に低くなるように形成されている。
また、サイドレール4は、図2,図5に示すように、開口部4bがヘッド側からフット側にわたり長く上部寄りに形成されている。サイドレール4の上端縁4cは、開口部4bの上部輪郭をなし、ベッド使用者P等により把持可能な形状や把持に適した形状を呈している。上端縁4cの断面形状は、例えば、円形状や楕円形状、また、不均一な輪郭を持つ断面形状であってもよく、断面形状は限定されない。
サイドレール4の上端縁4cは、湾曲部41においては、図3,図6に示すように、フット側端部4aの先端に向かうに連れて、マットレス2の床面に対して低くなるように円弧状に構成され、かつ、ベッド使用者P等が把持可能に構成される。
湾曲部41における開口部4bは、図3,図6に示すように、フット側端部4aの先端に向かうに連れて、マットレス2の床面に対して低くなるように構成されている。
次に、第1実施形態のサイドレール4を利用してベッド使用者が姿勢を変える動作について図面を参照して説明する。
図7は第1実施形態のサイドレールを利用するベッド使用者とサイドレールの位置関係を示す説明図、図8は前記ベッド使用者とサイドレールの位置関係を示す平面図である。
ベッド使用者Pがベッド1上で仰臥位から端座位に姿勢を移行する場合は、図1に示す状態から、ベッド使用者Pはサイドレール4の湾曲部41の掴み易い位置を握って上体を起こすことができる。
このとき、サイドレール4の湾曲部41は、ベッド内側に向かい湾曲しているため、ベッド使用者Pが手を伸ばして届き易く掴み易い向きになっている。
そして、ベッド使用者Pは、湾曲部41を掴んで上体を支えながらサイドレール4のフット側端部4a側から足を下ろして、図7に示すように端座位の姿勢に容易に移行することができる。このとき、ベッド使用者Pは、湾曲部41の任意の位置やサイドレール4の上端縁4cを掴んで上体を支えることもできる。
さらに、サイドレール4のフット側端部4aがベッド内側に向かい湾曲しているので、ベッド使用者Pの動作を邪魔することなく、容易に次の姿勢へ移行することができる。
ベッド使用者Pが端座位から立位に姿勢を移行する場合は、サイドレール4の上端縁4cを掴んで上体を支えながら容易に起ち上がることができる。
なお、ベッド使用者Pの前述した動作の逆の動作、すなわちベッド使用者Pが立位から端座位に姿勢を移行して、さらに端座位から仰臥位に姿勢を移行する場合は、先の動作を逆に行い、サイドレール4の湾曲部41の最適な位置を掴むことで姿勢を安定させて行うことができる。
以上のように構成したので、第1実施形態によれば、ベッド1の側部に設けられるサイドレール4の構造において、サイドレール4をベッド1の長手方向の側部のベッド使用者Pの上体部側に設け、サイドレール4のフット側端部4aをベッド内側に湾曲した形状に形成して湾曲部41を構成し、湾曲部41を把持可能に構成することで、簡単な構成で、サイドレール4を掴みし易くして、ベッド使用者Pがベッド1を使用する際やベッドから離れる際に、姿勢を変化させる動作を安定して行うことができる。
また、第1実施形態によれば、サイドレール4の湾曲部41をフット側端部4aの先端に向かうに連れて低くなるように円弧状に構成することで、掴む位置の高さや向きが予め用意されているので、ベッド使用者Pは掴み易い位置でサイドレールを掴むことができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について図面を参照して説明する。
図9は本発明の第2実施形態に係るサイドレールの構造を備えたベッドの構成を示す説明図である。
第2実施形態は、図9に示すように、マットレス202と、マットレス202の側部にサイドレール204が設けられたベッド200において、マットレスの形状に対応して、本発明の特徴的なサイドレールの構造を採用したものである。
マットレス202は、図9に示すように、長手方向の側部の中央部付近の幅方向寸法W2がヘッド側の幅方向寸法W1よりも狭くなるように構成されている。
具体的には、マットレス202は、ベッド使用者Pの上体部が位置するヘッド側から中央部付近までの上部202aが幅方向寸法W1で形成され、中央部付近からフット側にいたる下部202bが幅方向寸法W1よりも狭い幅方向寸法W2で形成されている。
マットレス202の上部202aの中央部付近の角部202a1が略円弧状に形成されている。
サイドレール204は、図9に示すように、ベッド200の長手方向の側部のヘッド側から中央部付近にわたり、ベッド使用者Pの上体部に対応するマットレス202の上部202aの側部に沿って設けられている。そして、サイドレール204のマットレス202中央部付近のフット側端部204aは、ベッド内側に円弧状に湾曲して形成した湾曲部241が構成されている。湾曲部241は把持可能に構成される。
そして、湾曲部241は、第1実施形態と同様に、フット側端部204aの先端に向かうに連れて、マットレス202の床面に対して低くなるように構成されている。
なお、第2実施形態のサイドレール204の形状およびベッドへの取付け構造は、第1実施形態のサイドレール4の形状およびベッドへの取付け構造とほぼ同様な構成を有するものとして、第1実施形態の説明を参照するものとする。
次に、第2実施形態のサイドレール204を利用してベッド使用者が姿勢を変える動作について説明する。
ベッド使用者Pがベッド200上で仰臥位から端座位に姿勢を移行する場合は、図9に示す状態から、ベッド使用者Pはサイドレール204の湾曲部241の掴み易い位置を握って上体を起こすことができる。
このとき、サイドレール204の湾曲部241は、ベッド内側に向かい湾曲しているため、ベッド使用者Pが手を伸ばして掴み易い向きになっている。
そして、ベッド使用者Pは、湾曲部241を掴んで上体を支えながらサイドレール204のフット側端部204a側から足を下ろして、端座位の姿勢に容易に移行することができる。
このとき、マットレス202の形状が中央部付近で上部202aの幅方向寸法W1よりも下部202bの幅方向寸法W2が狭く形成され、サイドレール204のフット側端部204aがマットレス202の上部202aの側部の形状に沿ってベッド内側に向かい湾曲して構成されているので、ベッド使用者Pが端座位の状態におけるマットレス202の下部202bの側端より外側に湾曲部241が位置するため、ベッド使用者Pは上体を安定して保持することができる。そして、ベッド使用者Pは、サイドレール204に動作を邪魔することなく、容易に次の姿勢へ移行することができる。
以上のように構成したので、第2実施形態によれば、マットレス202と、マットレス202の側部にサイドレール204が設けられたベッド200において、マットレス202の構成を、上部202aの幅方向寸法W1よりも下部202bの幅方向寸法W2が狭くなるように構成し、サイドレール204をベッド使用者Pの上体部に対応するマットレス202の上部202aの側部に沿って設け、フット側端部204aをマットレス202中央部付近でベッド内側に円弧状に湾曲して形成した湾曲部241を構成したので、第1実施形態のサイドレール4による作用効果に加えて、ベッド使用者Pが端座位の状態におけるマットレス202の下部202bの側端より外側に湾曲部241が位置するため、ベッド使用者Pが仰臥位から端座位に姿勢を変えるとき、端座位から立位に姿勢を変えるとき、またはその逆に姿勢を変えるときに、サイドレール204を掴み易くできるので、姿勢を変化させる動作を安定して行うことができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について図面を参照して説明する。
図10は本発明の第3実施形態に係るサイドレールの構造を備えたベッドの構成を示す説明図である。
第3実施形態は、図10に示すように、マットレス302と、マットレス302の側部にサイドレール304が設けられたベッド300において、矩形状とは異なるマットレスの形状に対応して、本発明の特徴的なサイドレールの構造を採用したものである。
マットレス302は、図10に示すように、長手方向の側部の中央部付近には内側に凹んだ凹部302c形成され、その凹部302cを境に、ベッド使用者Pの上体部に対応する上部302aと、ベッド使用者Pの脚部を含む下体部に対応する下部302bが形成されている。
すなわち、マットレス302の概ねの形状は、長手方向の中央部付近が凹んで上部302aが広く下部302bが狭い、従来のマットレスのような四角形ではない形状(例えば、中央部付近がくびれた「こけし」のような形状等)を呈している。
具体的には、マットレス302の上部302aは、ヘッド側の幅方向寸法W11より中央付近の幅方向寸法W12を大きくしてベッド使用者Pの上体の動作範囲を広くとっている。
マットレス302の下部302bは、幅方向寸法W13を上部302aのヘッド側の幅方向寸法W12よりも狭くなるように構成されている。
マットレス302の中央部付近の凹部302cは、幅方向寸法W14を下部302bの幅方向寸法W13よりも狭くなるように構成されている。
マットレス302の上部302aの中央部付近の角部302a1が凸形状に形成されている。
サイドレール304は、図10に示すように、ベッド300の長手方向の側部のヘッド側から中央部付近にわたり、ベッド使用者Pの上体部に対応するマットレス302の上部302aの側部に沿って設けられている。そして、サイドレール304のマットレス302中央部付近のフット側端部304aは、ベッド内側に円弧状に湾曲して形成した湾曲部341が構成されている。湾曲部341は把持可能に構成される。
そして、湾曲部341は、第1実施形態および第2実施形態と同様に、フット側端部304aの先端に向かうに連れて、マットレス302の床面に対して低くなるように構成されている。
なお、第3実施形態のサイドレール304の形状およびベッドへの取付け構造は、第1実施形態のサイドレール4の形状およびベッドへの取付け構造とほぼ同様な構成を有するものとして、第1実施形態の説明を参照するものとする。
次に、第3実施形態のサイドレール304を使用してベッド使用者が姿勢を変える動作について説明する。
ベッド使用者Pがベッド300上で仰臥位から端座位に姿勢を移行する場合は、図10に示す状態から、ベッド使用者Pはサイドレール304の湾曲部341の掴み易い位置を握って上体を起こすことができる。
このとき、サイドレール304の湾曲部341は、ベッド内側に向かい湾曲しているため、ベッド使用者Pが手を伸ばして掴み易い向きになっている。
そして、ベッド使用者Pは、湾曲部341を掴んで上体を支えながらサイドレール304のフット側端部304a側から足を下ろして、端座位の姿勢に容易に移行することができる。
このとき、マットレス302の中央部付近に凹部302cが形成されて、凹部302cの幅方向寸法W14が上部302aの幅方向寸法W12や下部302bの幅方向寸法W13よりも狭く形成され、サイドレール304のフット側端部304aがマットレス302の上部302aの側部の形状に沿ってベッド内側に向かい湾曲して構成されているので、ベッド使用者Pが端座位の状態におけるマットレス302の下部302bの側端より外側に湾曲部341が位置するため、ベッド使用者Pは上体を安定して保持することができる。そして、ベッド使用者Pは、サイドレール304に動作を邪魔することなく、容易に次の姿勢へ移行することができる。
以上のように構成したので、第3実施形態によれば、マットレス302と、マットレス302の側部にサイドレール304が設けられたベッド300において、マットレス302の構成を、上部302aのヘッド側の幅方向寸法W11より中央付近の幅方向寸法W12を大きくしてベッド使用者Pの上体の動作範囲を広くして、下部302bの幅方向寸法W13を上部302aのヘッド側の幅方向寸法W12よりも狭くなるように構成し、中央部付近の凹部302cの幅方向寸法W14を下部302bの幅方向寸法W13よりも狭くなるように構成し、サイドレール304をベッド使用者Pの上体部に対応するマットレス302の上部302aの側部に沿って設け、フット側端部304aをマットレス302中央部付近でベッド内側に円弧状に湾曲して形成した湾曲部341を構成したので、第1実施形態のサイドレール4による作用効果に加えて、ベッド使用者Pが端座位の状態におけるマットレス302の下部302bの側端より外側に湾曲部341が位置するため、ベッド使用者Pが仰臥位から端座位に姿勢を変えるとき、端座位から立位に姿勢を変えるとき、またはその逆に姿勢を変えるときに、サイドレール304を掴み易くできるので、姿勢を変化させる動作を安定して行うことができる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について図面を参照して説明する。
図11は本発明の第4実施形態に係るサイドレールの構造を備えたベッドの構成を示す説明図、図12は前記サイドレールをベッド下方に格納した状態を示す説明図である。
第4実施形態は、第3実施形態のサイドレールの構成に加えて、サイドレールをベッド下方に格納可能に構成したことを特徴とするものである。
第4実施形態は、図11に示すように、マットレス402と、マットレス402の側部にサイドレール404が設けられたベッド400において、サイドレール404の構造として、本発明の特徴的なサイドレールの構造を採用したものである。
マットレス402は、第3実施形態のマットレス302と同様な形状を有するため、第3実施形態のマットレス302の説明を参照するものとする。
サイドレール404は、図10に示す第3実施形態のサイドレール304と同様に、ベッド使用者Pの上体部に対応するように、ベッド400の長手方向の側部のヘッド側から中央部付近にわたり設けられている。そして、サイドレール404は、図11,図12に示すように、支持部材407によりベッドフレーム403の側面に取付けられている。
支持部材407は、サイドレール404の下部の長手方向の中央部を支持するように構成されている。そして、支持部材407は、図11,図12に示すように、リンク機構によりサイドレール404をベッド400の側部に沿って上下方向に昇降可能に構成されている。
なお、第4実施形態のサイドレール404の形状は、第3実施形態のサイドレール304の形状とほぼ同様な構成を有するものとして、第3実施形態の説明を参照するものとする。
以上のように構成したので、第4実施形態によれば、マットレス402と、マットレス402の側部にサイドレール404が設けられたベッド400において、第3実施形態のサイドレール304の構成に加えて、支持部材407によりサイドレール404をベッド下方に格納可能に構成したので、第3実施形態のサイドレール304による作用効果に加えて、サイドレール404を使用しない時に、サイドレールを取り外すことなく、ベッド400側部下方に省スペースで格納することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態や変形例に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
例えば、医療用、介護用、家庭用のベッド等に用いられるマットレスは、使用者の体型、ベッド設置環境、ベッドに設置される周辺機器、臨床者の作業性、その他の要求などによる形状は従来の四角形に限定されない。従って、本発明のサイドレールの構造を、第2実施形態や第3実施形態に示すように、四角形ではない異形状のマットレスに対応して構成することで、さまざまな要求への対応が可能となる。
本発明のサイドレールの構造は、医療用、介護用、家庭用のベッド等に利用することができる。
1,200,300,400 ベッド
2,202,302,402 マットレス
4,204,304,404 サイドレール
4a,204a,304a フット側端部(端部)
4b 開口部
4c 上端縁
7,407 支持部材
41,241,341 湾曲部
202a,302a 上部
202b,302b 下部
302c 凹部
P ベッド使用者

Claims (5)

  1. ベッドの側部に設けられるサイドレールの構造において、
    前記ベッドは、ベッド使用者の上体部に対応する上部の幅方向寸法が、ベッドの長手方向の中央部付近の幅方向寸法よりも大きく形成され、
    前記上部は、長手方向の側部の一部が、幅方向寸法がヘッド側の幅方向寸法よりも大きく側方に広い凸形状に形成され、かつ、前記凸形状の凸部からヘッド側端部まで長手方向寸法が、前記凸形状の凸部から前記ベッドの中央部付近までの長手方向寸法よりも大きく形成され、
    前記サイドレールは、ベッドの長手方向の側部のベッド使用者の上体部側に設けられ、
    前記サイドレールの反頭部側の端部が、前記上部の側部の凸形状に沿ってベッド内側に向かい円弧状に湾曲して構成されるとともに、その端部が把持可能に構成されることを特徴とするサイドレールの構造。
  2. 前記端部は、先端に向かうに連れて低くなるように円弧状に構成されることを特徴とする請求項1に記載のサイドレールの構造。
  3. 前記ベッドは、長手方向の側部の中央部付近が頭部側よりも幅方向が狭くなるように内側に凹んだ凹部が構成され、
    前記サイドレールは、反頭部側の端部が前記ベッドの形状に沿ってベッド内側に向いた形状に構成され、前記凹部を含む前記ベッドの中央部付近を覆わないように構成されることを特徴とする請求項1または2に記載のサイドレールの構造。
  4. 前記サイドレールは、上端縁を把持可能に開口部が形成され、
    前記開口部は、前記反頭部側の端部の先端に向かうに連れて低くなるように構成されることを特徴とする請求項1から3のうち何れか一項に記載のサイドレール構造。
  5. 前記サイドレールは、前記ベッドの下方に収納可能に構成されることを特徴とする請求項1から3のうち何れか一項に記載のサイドレール構造。
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