JP5152853B2 - 台車 - Google Patents

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本発明は、合成樹脂製の台盤の下面に複数のキャスターがボルトを用いずに取り付けられた台車に関する。
台車のキャスターは、消耗品であるので台車の台盤に対して容易に着脱可能であることが好ましい。そのために、ボルトを用いずにキャスターを台盤に固定した台車が開発されている。この種の従来の台車として図16に示したものは、台盤1の下面に座板収容部2を備えると共に、台盤1を上下に貫通した部品挿入孔3が座板収容部2の近傍に形成されている。そして、キャスター4の座板5を水平方向で移動して座板収容部2にスライド係合してから、係止部品5を台盤1の上面側から部品挿入孔3に挿入し、係止部品6の下端部を座板5の一側面に対向配置することで、座板5が座板収容部2に抜け止めされていた(例えば、特許文献1)。
特開平11−20706号公報(段落[0018]、第6図、第7図)
しかしながら、上記した従来の台車では、座板5を座板収容部2にスライド挿入する作業は台盤1の下面側で行う必要がある一方、係止部品6を部品挿入孔3に挿入する作業は台盤1の上面側で行う必要があり、それら作業が台盤1の下面と上面とに分かれているので作業性が悪かった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、キャスターの交換作業が容易な台車の提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明に係る台車は、複数のキャスターの各上端部に備えた四角形の座板を、合成樹脂製の台盤の下面に形成された複数の座板収容部にそれぞれ収容しかつ、係止部品を台盤に組み付けて各座板を各座板収容部に抜け止めした台車において、台盤の下面には、下端部に座板収容部を有した複数の台座部が設けられると共に、各台座部の側面に部品係止孔が形成され、座板収容部には、座板を上方から位置決めする上方位置決壁と、座板を水平方向で位置決めする側方位置決壁と、座板収容部の端部に偏在して座板の側縁部を下方から位置決めする下方位置決壁とが形成され、係止部品は、下方位置決壁と水平方向で対向する位置に配置されると共に、互いに分離可能なメイン係止部品とサブ係止部品とを組み付けてなり、メイン係止部品には、座板の側縁部に対して下方に隙間をあけて対向配置された下方対向壁と、下方対向壁から上方に起立した抜止支持壁と、抜止支持壁から部品係止孔に向かって突出して先端側が下方に向かって屈曲し、部品係止孔の下側開口縁に係止した係止フックとが備えられ、サブ係止部品には、下方対向壁と座板の側縁部との間の隙間に側方から挿入されて、それら下方対向壁と座板の側縁部との間隔を一定に維持する間隔維持壁と、サブ係止部品を隙間に挿入する途中で弾性変形した後、復元し、メイン係止部品に係止した抜止弾性片とが備えられたところに特徴を有する。
請求項2の発明に係る台車は、複数のキャスターの各上端部に備えた四角形の座板を、合成樹脂製の台盤の下面に形成された複数の座板収容部にそれぞれ収容しかつ、係止部品を台盤に組み付けて各座板を各座板収容部に抜け止めした台車において、台盤の下面には、下端部に座板収容部を有した複数の台座部が設けられると共に、各台座部の側面に部品係止孔が形成され、座板収容部には、座板を上方から位置決めする上方位置決壁と、座板を水平方向で位置決めする側方位置決壁とが形成され、係止部品は、座板の中心部を挟んで対向する位置に対をなして配置されると共に、各係止部品は、互いに分離可能なメイン係止部品とサブ係止部品とを組み付けてなり、メイン係止部品には、座板の側縁部に対して下方に隙間をあけて対向配置された下方対向壁と、下方対向壁から上方に起立した抜止支持壁と、抜止支持壁から部品係止孔に向かって突出して先端側が下方に向かって屈曲し、部品係止孔の下側開口縁に係止した係止フックとが備えられ、サブ係止部品には、下方対向壁と座板の側縁部との間の隙間に側方から挿入されて、それら下方対向壁と座板の側縁部との間隔を一定に維持する間隔維持壁と、サブ係止部品を隙間に挿入する途中で弾性変形した後、復元し、メイン係止部品に係止した抜止弾性片とが備えられたところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の台車において、サブ係止部品の抜止弾性片には、下方に向かって突出した抜止突部が形成され、メイン係止部品の抜止支持壁には、下方対向壁と交差した角寄り位置にサブ係止部品の間隔維持壁及び抜止弾性片を挿入するための側方挿入孔が形成され、メイン係止部品の下方対向壁には、抜止突部が係止した抜止係止孔が形成されたところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れかに記載の台車において、台座部には、座板を嵌合可能な側方位置決壁としての角筒壁が備えられ、抜止支持壁は、角筒壁に側方から嵌合されて、角筒壁の第1側面及びその両側の1対の第2側面に対向する底面及び1対の内側面を有した角溝構造をなすと共に、係止フックは、抜止支持壁における角溝構造の底面及び1対の内側面にそれぞれ形成され、角溝構造の底面に配置された係止フックに対応する部品係止孔は、角筒壁第1側面のみに形成され、角溝構造の各内側面に配置さた係止フックに対応する部品係止孔は、角筒壁の各第2側面と第1側面とに跨って形成されたところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項1乃至4の何れかに記載の台車において、台盤には、台座部及び係止部品の上方を覆い、台車の載置した荷物からの液がキャスターにかからないようにするためのキャスター上方保護壁が備えられたところに特徴を有する。
請求項6の発明に係る台車は、複数のキャスターの各上端部に備えた四角形の座板を、合成樹脂製の台盤の下面に形成された複数の座板収容部にそれぞれ収容しかつ、係止部品を台盤に組み付けて各座板を各座板収容部に抜け止めした台車において、台盤の下面には、下端部に座板収容部を有した複数の台座部が設けられ、座板収容部には、座板を上方から位置決めする上方位置決壁と、座板を水平方向で位置決めする側方位置決壁と、座板収容部の端部に偏在して座板の側縁部を下方から位置決めする下方位置決壁とが形成され、台座部のうち下方位置決壁から離れた側面とその側方のリブとの間に形成されて、係止部品を下方から受容しかつ水平方向で台座部から離れないように位置決めする部品受容部を設け、台座部の側面に部品受容部内で開口した部品係止孔を形成し、係止部品は、下方位置決壁と水平方向で対向する位置に配置されると共に、座板の側縁部を下方から位置決めする下方位置決部材と、下方位置決部材から上方に起立して部品受容部に受容された起立壁と、起立壁の一部に設けられた弾性変形部と、弾性変形部に突出形成されて部品係止孔に係止した部品係止突部とを備えたところに特徴を有する。
請求項7の発明に係る台車は、複数のキャスターの各上端部に備えた四角形の座板を、合成樹脂製の台盤の下面に形成された複数の座板収容部にそれぞれ収容しかつ、係止部品を台盤に組み付けて各座板を各座板収容部に抜け止めした台車において、台盤の下面には、下端部に座板収容部を有した複数の台座部が設けられ座板収容部には、座板を上方から位置決めする上方位置決壁と、座板を水平方向で位置決めする側方位置決壁とが形成され、台座部のうち対向配置された1対の側面とそれらの側方のリブとの間にそれぞれ形成されて、それぞれ係止部品を下方から受容しかつ水平方向で台座部から離れないように位置決めする1対の部品受容部を設け、台座部の各側面に各部品受容部内で開口した部品係止孔を形成し、係止部品は、座板の中心部を挟んで対向する位置に対をなして配置されると共に、各係止部品には、座板の側縁部を下方から位置決めする下方位置決部材と、下方位置決部材から上方に起立して各部品受容部に受容された起立壁と、起立壁の一部に設けられた弾性変形部と、弾性変形部に突出形成されて部品係止孔に係止した部品係止突部とが備えられたところに特徴を有する。
[請求項1の発明]
請求項1の台車における座板収容部に、キャスターの座板を取り付けるには、メイン係止部品及びサブ係止部品を台盤から離脱させた状態にして、座板における1辺の側縁部を、座板収容部のうち上方位置決壁と下方位置決壁との間に斜め下方(台盤を上下に裏返した場合には斜め上方)から差し込みながらその側縁部を中心にして座板を回転させて側方位置決壁の内側に嵌合すればよい。そして、この状態でメイン係止部品を台座部に側方から接近させて行き、係止フックを部品係止孔に挿入してから下方(台盤を上下に裏返した場合には上方)に移動する。これにより、係止フックが部品係止孔の下側開口縁に係止すると共に、メイン係止部品の下方対向壁が座板の側縁部に対して下方に隙間をあけて対向配置される。そして、その隙間にサブ係止部品の間隔維持壁と抜止弾性片とを挿入する。すると、抜止弾性片が弾性変形を乗り越えてメイン係止部品に係止し、間隔維持壁が下方対向壁と座板の側縁部との間隔を一定に維持した状態になる。これにより、座板の台盤に対する固定が完了する。このように、本発明の台車によれば、キャスターの座板を座板収容部に組み付ける作業と、係止部品を台座部に組み付ける作業とを、共に台盤の下面で行うことができるので従来より作業効率良くなり、キャスターの交換作業が容易になる。
[請求項2の発明]
請求項2の台車における座板収容部に、キャスターの座板を取り付けるには、1対のメイン係止部品及び1対のサブ係止部品を台盤から離脱させた状態にして、座板を、座板収容部の側方位置決壁の内側に下方(台盤を上下に裏返した場合には上方)から嵌合すればよい。そして、この状態で各メイン係止部品を台座部に側方から接近させて行き、係止フックを部品係止孔に挿入してから下方(台盤を上下に裏返した場合には上方)に移動する。これにより、係止フックが部品係止孔の下側開口縁に係止すると共に、各メイン係止部品の下方対向壁が座板の側縁部に対して下方に隙間をあけて対向配置される。そして、各隙間に各サブ係止部品の間隔維持壁と抜止弾性片とを挿入する。すると、抜止弾性片が弾性変形を乗り越えてメイン係止部品に係止し、間隔維持壁が下方対向壁と座板の側縁部との間隔を一定に維持した状態になる。これにより、座板の台盤に対する固定が完了する。このように、本発明の台車によれば、キャスターの座板を座板収容部に組み付ける作業と、係止部品を台座部に組み付ける作業とを、共に台盤の下面で行うことができるので従来より作業効率良くなり、キャスターの交換作業が容易になる。
[請求項3の発明]
請求項3の構成によれば、サブ係止部品の抜止弾性片がメイン係止部品における側方挿入孔の奥部まで挿入されると、抜止弾性片のうち下方に向かって突出した抜止突部が、メイン係止部品の下方対向壁における抜止係止孔に係止しかつ、抜止係止孔を介して下方に臨んだ状態になる。これにより、抜止係止孔に工具を挿入して抜止突部を押圧すれば、容易に係止が解除されて、サブ係止部品を抜止弾性片を側方挿入孔から抜き取ることができる。
[請求項4の発明]
請求項4の構成によれば、メイン係止部品に備えた抜止支持壁が角溝構造をなし、その角溝構造の底面と両内側面とにそれぞれ形成された係止フックが、台座部に備えた角筒壁のうち第1側面とその両側の第2側面とに形成された部品係止孔にそれぞれ係止するので、メイン係止部品が台座部に強固に係止される。
[請求項5の発明]
請求項5の構成によれば、台盤に備えられたキャスター上方保護壁が、台盤の台座部及び係止部品の上方を覆っているので、従来のように係止部品を取り付けるための部品挿入孔から係止部品を伝わって荷物からの液がキャスターにかかるような事態を防ぐことができる。
[請求項6の発明]
請求項6の台車における座板収容部に、キャスターの座板を取り付けるには、係止部品を台盤から離脱させた状態にして、座板における1辺の側縁部を、座板収容部のうち上方位置決壁と下方位置決壁との間に斜め下方(台盤を上下に裏返した場合には斜め上方)から差し込みながらその側縁部を中心にして座板を回転させて側方位置決壁の内側に嵌合すればよい。そして、この状態で係止部品を、下方位置決壁と水平方向で対向する位置に配置し、その係止部品に備えた部品係止突部を、台座部の側面に形成された部品係止孔に係止する。すると、係止部品の下方位置決部材が座板の側縁部を下方から位置決めした状態になり、座板の座板収容部に抜け止めされ、座板の台盤に対する固定が完了する。このように、本発明の台車によれば、キャスターの座板を座板収容部に組み付ける作業と、係止部品を台座部に組み付ける作業とを、共に台盤の下面で行うことができるので従来より作業効率良くなり、キャスターの交換作業が容易になる。
[請求項7の発明]
請求項7の台車における座板収容部に、キャスターの座板を取り付けるには、1対の係止部品を台盤から離脱させた状態で、座板を、座板収容部の側方位置決壁の内側に下方(台盤を上下に裏返した場合には斜め上方)から嵌合すればよい。そして、この状態で各係止部品に備えた部品係止突部を、台座部の側面に形成された部品係止孔に係止する。すると、各係止部品の下方位置決部材が座板の側縁部を下方から位置決めした状態になり、座板の座板収容部に抜け止めされ、座板の台盤に対する固定が完了する。このように、本発明の台車によれば、キャスターの座板を座板収容部に組み付ける作業と、係止部品を台座部に組み付ける作業とを、共に台盤の下面で行うことができるので従来より作業効率良くなり、キャスターの交換作業が容易になる。
[第1実施形態]
以下、本発明の一実施形態を図1〜図12に基づいて説明する。図1に示すように本実施形態の台車10は、台盤11の下面に複数のキャスター12を備えている。キャスター12は、図2に示した座板13の下面中央に車輪支持脚14を連結して備え、その車輪支持脚14に車輪15が回転可能に保持された構造になっている。座板13は、平面形状が四角形になっており、座板13の四隅には図示しないボルト通し孔が貫通形成されている。
図7に示すように、車輪支持脚14は、座板13と平行な天板部14Aと、その天板部14Aの両側部から下方に直角曲げされた支持突片14B,14Bとを備えてなる。そして、天板部14Aが座板13の下面に重ねられて旋回可能に連結されている。また、支持突片14B,14Bの下端部間に架け渡された図示しないシャフトが車輪15の中心を貫通して、車輪15が回転可能に軸支されている。なお、キャスター12は、座板13に対して車輪支持脚14が旋回しないものであってもよい。また、車輪支持脚14が旋回するキャスター12と、車輪支持脚14が旋回しないキャスター12とを台車10における進行方向の前側と後側とに分けて取り付けてもよい。
台盤11は、合成樹脂の射出成形品であって、図2に示すように平面形状が略長方形になっている。また、台盤11における平面形状の中央部分には、その平面形状の縦横各辺を1/3にした程度の大きさの矩形孔16が貫通形成されて台盤11の軽量化が図られている。なお、以下の説明において、台盤11の縦横を区別する場合には、台盤11の平面形状における短辺と平行な方向を横方向、台盤11の平面形状における長辺と平行な方向を縦方向という。
図1に示すように、台盤11の上面には天板壁17が備え、その天板壁17の下面には、格子状の下面リブ18(図2参照)が張り巡らされている。また、台盤11における1対の長辺側外縁部の全体と一方の短辺側外縁部の両端部には、天板壁17を上方に膨出させて上面突条19が形成されている。なお、台盤11における縦方向他端の外縁部には、上面突条19に相当する突壁が形成されていない。
台盤11の全体は、外側壁20によって側方から囲まれている。その外側壁20は、上面突条19を有する一方の短辺の側面において、横方向の中間部分で内側に陥没し、これにより側面陥没部21が形成されている。その側面陥没部21の奥面のうち、横方向中央からは連結突部27が突出形成されている。また、側面陥没部21の奥面のうち横方向両端部からは、それらの上端縁から庇壁22,22が張り出している。それら庇壁22,22は、側面陥没部21の横方向で上面突条19に連続している。さらに、図2に示すように、庇壁22,22の下面と側面陥没部21の奥面との間は、三角リブ22Lによって連絡されている。
連結突部27のうち横方向の中央には、上下方向に貫通孔27Aが形成され、そこに連結部材29が組み付けられている。連結部材29は、水平方向に延びた金属製の丸棒の両端を下方に直角曲げした構造をなし、その基端部29Aが貫通孔27Aに挿通されて旋回可能になっている。そして、その旋回可能範囲の端部まで連結部材29を旋回させると、連結部材29の中間部29B及び先端部29Cが図1に示すように、側面陥没部21内に収まる。また、連結部材29を側面陥没部21に収めた状態に保持するために、連結突部27の上面の両端部には、連結部材29を上方に付勢する付勢部材28,28が設けられると共に、図2に示すように、三角リブ22Lには、連結部材29の中間部29B及に係合する丸溝22Kが形成されている。
なお、台盤11の各外縁寄り位置の中央には、把持孔24がそれぞれ形成されている。把持孔24は、天板壁17の台盤11を上下に貫通し、各外縁部に沿った長孔形状になっている。
図1に示すように、台盤11には、天板壁17の四隅を陥没させて4つの陥没部23が形成されている。これら陥没部23は、例えば、平面矩形状をなし、図8に示すように底面に向かうに従って互いに接近するように傾斜した傾斜側壁部17Sと、その傾斜側壁部17Sの下端を閉塞した底壁部17T(本発明の「キャスター上方保護壁」に相当する)とを有している。また、底壁部17Tの一部には、水抜孔17Hが貫通形成されている。
図2に示すように、台盤11の下面には、四隅に台座部30が設けられている。図4に示すように、各台座部30は、台盤11の縦方向(長手方向)で対向した第1側壁30A及び第3側壁30Cと、台盤11の横方向(短手方向)で対向した1対の第2側壁30B,30Bとを備えた角筒構造になっている。第1側壁30Aは、図8に示すように、陥没部23における傾斜側壁部17Sの下端寄り位置から鉛直下方に垂下されている。第3側壁30Cは、陥没部23の底壁17Tにおける下面から鉛直下方に垂下されている。そして、陥没部23の底壁17Tのうち第3側壁30Cを挟んで第1側壁30Aと反対側位置には、前記水抜孔17Hが形成されている。また、図4に示すように、第2側壁30Bは、陥没部23のうち傾斜側壁部17Sの上端寄り位置から鉛直下方に垂下されている。また、台座部30の内側には、図8に示すように、底壁17Tから垂下された複数の上面支持リブ33が形成され、それら複数の上面支持リブ33が、図4に示すように、台盤11の縦方向(長手方向)に平行に延びている。
図3に示すように、台盤11の縦方向で台座部30を挟んだ両側には、下面リブ18の一部としての複数の縦長リブ18Aが台盤11の縦方向に延びており、それら複数の縦長リブ18Aが上面支持リブ33の延長線上に位置し、台座部30の外側面に連絡されている。また、台盤11の横方向で台座部30を挟んだ両側には、下面リブ18の一部としての複数の横長リブ18Cが台盤11の横方向に延びており、それら複数の横長リブ18Cも台座部30の外側面に連絡されている。さらに、図4に示すように、縦長リブ18Aのうち台座部30寄り位置には、段差部18Bが形成され、台座部30の下端面が台座部30寄り位置で高くなっている。
台座部30の下面のうち第3側壁30C側に位置した端部には、下方位置決壁32が設けられている。下方位置決壁32は、第3側壁30Cから下方に延長した第1突壁32Aと、1対の第2側壁30B,30Bのうち第3側壁30C側の端部から下方に突出した1対の第2突壁32B,32Bと、1対の第2突壁32B,32Bを挟んで第1突壁32Aに対向配置された第3突壁32Cとにより四方を囲まれた構造になっている。また、それら四方を囲まれた空間は、図8に示すように、上端部を押さえ壁32Eにて閉塞されると共に、図4に示すように、第2突壁32B,32Bと平行な複数の連絡壁32Dにて区画されている。
下方位置決壁32における押さえ壁32Eの上面と上面支持リブ33群の下端面との間には、座板13の板厚と略同一の隙間が形成されている。その押さえ壁32Eの上面は、第2側壁30B,30Bの下端面より座板13の板厚分だけ上方に位置し、上面支持リブ33群の下端面は、第2側壁30B,30Bの下端面に対して、例えば、座板13の板厚の略2倍程度だけ上方に位置している。また、第1側壁30Aの下端面は、上面支持リブ33群の下端面により座板13の板厚分だけ下方に位置している。これにより、台座部30の下端部には、四方を第1〜第3の側壁30A,30B,30B,30Cによって囲まれると共に、下方に開口した下面開口31Kを有し、その下面開口31Kから座板13を収容することを可能な座板収容部31が形成されている。そして、本実施形態では、上面支持リブ33群が本発明の「上方位置決壁」に相当し、第1〜第3の側壁30A,30B,30B,30Cが、本発明の「側方位置決壁」に相当し、第1〜第3の側壁30A,30B,30B,30Cからなる角筒構造部分が、本発明の「角筒壁」に相当する構成になっている。
座板収容部31に座板13を収容するには、座板13における1辺の側縁部を、座板収容部31のうち上面支持リブ33群と下方位置決壁32との間に斜め下方から差し込みながらその側縁部を中心にして座板13を回転させて側方位置決壁の内側に嵌合すればよい。なお、座板13を座板収容部31に収容する上記作業及び以下説明する他の作業を行う際に、台盤11を上下に裏返して行ってもよい。
座板13を座板収容部31内に抜け止めするために、図5及び図6に示した係止部品40が設けられている。その係止部品40を台座部30に取り付けるために、図4に示すように、台座部30には、1対の第1部品係止孔34と1対の第2部品係止孔35とが形成されている。各第1部品係止孔34は、四角形になっており、台座部30の第1側壁30Aのうち隣り合った縦長リブ18A,18Aに挟まれた部分に貫通形成されている。
一方、各第2部品係止孔35は、台座部30のうち第1側壁30Aと第2側壁30Bとの角部に配置されている。そして、第2部品係止孔35は、第1側壁30Aにおける側縁部に形成された矩形孔と、第2側壁30Bにおける側縁部に形成された矩形孔とを連絡してなる。また、第1及び第2の部品係止孔34,35は、台座部30の上下方向における同一位置に配置されている。
図5及び図6に示すように、係止部品40は、メイン係止部品50とサブ係止部品41とを組み付けてなる。そして、図11に示すように、メイン係止部品50は、台座部30のうち下方位置決壁32と反対側に取り付けられる。具体的には、メイン係止部品50は、台座部30の第1側壁30Aに外側から対向する第1抜止支持壁51と、台座部30の両方の第2側壁30B,30Bに外側から対向する1対の第2抜止支持壁52,52と、座板収容部31に収容された座板13のうち下方位置決壁32と反対側の側縁部に下方から対向する下方対向壁53とを備えている。そして、メイン係止部品50は、図6に示すように、上記した第1抜止支持壁51と1対の第2抜止支持壁52,52とを一体化して角溝構造としかつ、その角溝構造の一端部に下方対向壁53を一体化した構造になっている。また、第1抜止支持壁51と第2抜止支持壁52,52と下方対向壁53のうち台座部30と反対側の外面には、それぞれリブ51L,52L,53Lが形成されている。さらに、第1抜止支持壁51の上端から下端寄り位置には複数のリブ受容溝54が形成されている。そして、図11に示すように、メイン係止部品50を台座部30に取り付けると、リブ受容溝54に複数の縦長リブ18Aが受容される。
図6に示すように、メイン係止部品50のうち角溝構造の底面と両内側面とには、本発明の「係止フック」に相当する第1と第2の係止フック61,62が形成されている。具体的には、第1抜止支持壁51のうち台座部30との対向面には、第1部品係止孔34,34に対応させて1対の第1係止フック61,61が形成されている。第1係止フック61は、第1抜止支持壁51から台座部30の第1側壁30Aに向かって水平方向に突出した基端壁61Aと、その基端壁61Aの先端から下方に突出した係止壁61Bとを有したフック形状をなし、その係止壁61Bと第1抜止支持壁51との間隔が、台座部30の第1側壁30Aにおける板厚と同じになっている。
各第2抜止支持壁52のうち台座部30との対向面には、第2部品係止孔35に対応させて第2係止フック62が形成されている。第2係止フック62は、第2抜止支持壁52から台座部30の第2側壁30Bに向かって水平方向に突出した基端壁62Aと、その基端壁62Aの先端から下方に突出した係止壁62Bとを有したフック形状をなし、その係止壁62Bと第2抜止支持壁52との間隔が、台座部30の第2側壁30Bに」おける板厚と同じになっている。また、第2係止フック62と第1抜止支持壁51との間隔は、台座部30の第1側壁30Aにおける板厚より大きくなっている。
図5に示すように、下方対向壁53には、四角形の抜止係止孔57が横並びに対をなして設けられている。また、第1抜止支持壁51と下方対向壁53とが交差する角部には、第1抜止支持壁51のリブ51Lと下方対向壁53のリブ53Lとを切除して角陥没部58が形成されている。さらに、その角陥没部58内には、第1抜止支持壁51の下端部を切除して、横長スリット状の側方挿入孔55が横並びに対をなして形成されている。
サブ係止部品41は、角陥没部58に嵌合可能な大きさの基端側プレート42の上端部に、側方挿入孔55,55に対応した1対の間隔維持壁43,43を突出形成した構造になっている。間隔維持壁43は、基端側プレート42から突出した門形形状をなしている。そして、各間隔維持壁43の内側には、抜止弾性片45が設けられている。抜止弾性片45は、図6に示すように、間隔維持壁43より上下方向で薄くなった突片の先端から下方に矢尻状の抜止突部46を突出形成した構造になっている。そして、図11に示すように、サブ係止部品41の間隔維持壁43,43を角陥没部58側から側方挿入孔55,55内に挿入すると、その途中で各抜止突部46の斜面が各側方挿入孔55の開口縁に摺接して抜止弾性片45が撓み、サブ係止部品41の基端側プレート42が角陥没部58に収まった状態で抜止弾性片45が復元し、図12に示すように、各抜止突部46がメイン係止部品50の各抜止係止孔57に係止する。これにより、サブ係止部品41の間隔維持壁43がメイン係止部品50における下方対向壁53の上方に重ねられた状態になって抜け止めされる。
本実施形態の構成に関する説明は以上である。次に、本実施形態の作用効果について説明する。本実施形態の台車10のうち図4に示した台盤11の座板収容部31に、図2に示したキャスター12の座板13を取り付けるには、メイン係止部品50(図5参照)及びサブ係止部品41(図5参照)を台盤11から離脱させた状態にして、座板13における1辺の側縁部を、座板収容部31のうち上面支持リブ33群と下方位置決壁32との間に斜め下方(台盤11を上下に裏返した場合には斜め上方)から差し込みながらその側縁部を中心にして座板13を回転させて側方位置決壁の内側に嵌合すればよい。
すると、図7に示すように、座板13が座板収容部31に収容されて上面支持リブ33群によって上方(台盤11を上下に裏返した場合には下方)への移動を規制されると共に、台座部30の第1〜第3の側壁30A,30B,30B,30Cによって水平方向に2次元的に位置決めされかつ、座板13の一側縁部が下方への移動を規制された状態になる。
この状態で、図8に示すように、メイン係止部品50を台盤11の下面に接近させてメイン係止部品50のリブ受容溝54内に台盤11の縦長リブ18Aを受容した状態にする。そして、縦長リブ18Aを案内にしてメイン係止部品50を台座部30に側方から押し付ける。すると、図9に示すように、メイン係止部品50における角溝構造の底面と1対の内側面とに備えた第1と第2の係止フック61,62が、台座部30の3つの側面に備えた第1と第2の部品係止孔34,35内に挿入される。
この状態で、メイン係止部品50を下方に移動する。すると、図10に示すように、第1と第2の係止フック61,62が第1と第2の部品係止孔34,35の下側開口縁に係止すると共に(図10には第1の係止フック61と部品係止孔34の係止状態のみが示されている)、メイン係止部品50の下方対向壁53が座板13の側縁部に対して下方に隙間70をあけて対向配置される。また、その隙間70は、メイン係止部品50の側方挿入孔55を介して側方に開放された状態になる。そこで、図11に示すように、メイン係止部品50の側方挿入孔55にサブ係止部品41の間隔維持壁43及び抜止弾性片45を挿入する。
すると、その挿入途中で抜止弾性片45の抜止突部46が側方挿入孔55の縁部に摺接して抜止弾性片45が撓み、挿入が完了すると、図12に示すように、抜止突部46がメイン係止部品50における下方対向壁53の抜止係止孔57に係止して抜止弾性片45が元の状態に弾性復元する。そして、間隔維持壁43が下方対向壁53と座板13の側縁部との間隔を一定に維持した状態になる。また、サブ係止部品41の基端側プレート42がメイン係止部品50の角陥没部58に丁度収まった状態になる。以上により、座板13の台盤11に対する固定が完了する。
また、キャスター12を交換するために係止部品40(メイン係止部品50及びサブ係止部品41)を取り外すには、抜止係止孔57に工具を挿入して抜止突部46を押圧し、抜止弾性片45を撓ませた状態にしてサブ係止部品41の間隔維持壁43及び抜止弾性片45を、メイン係止部品50の側方挿入孔55から抜けばよい。そして、上述した組み付け手順と逆の手順でメイン係止部品50を台座部30から離脱し、キャスター12の座板13を座板収容部31から抜き取り、新規のキャスター12の座板13を上述した組み付け手順と同様の手順で組み付ければよい。
このように、本実施形態の台車10によれば、キャスター12の座板13を座板収容部31に組み付ける作業と、係止部品40(メイン係止部品50及びサブ係止部品41)を台座部30に着脱する作業とを、共に台盤11の下面で行うことができるので従来より作業効率良くなり、キャスター12の交換作業が容易になる。しかも、台盤11に備えられた陥没部23の底壁17Tが、台盤11の台座部30及び係止部品40の上方を覆っているので、従来の台車のように係止部品を取り付けるための部品挿入孔から係止部品を伝わって荷物からの液がキャスターにかかるような事態を防ぐことができる。また、係止部品40のメイン係止部品50が角溝構造をなし、その角溝構造の底面と両内側面とにそれぞれ形成された第1と第2の係止フック61,62が、角筒構造の台座部30における3つの側面の第1と第2の部品係止孔34,35にそれぞれ係止するので、メイン係止部品50が台座部30に強固に係止される。
[第2実施形態]
本実施形態の台車10Vは、図13及び図14に示されており、前記実施形態の台車10の台座部30から下方位置決壁32を排除し、座板13の中心部を挟んで対向する位置に1対の係止部品40,40を配置して台座部30に取り付けた構成になっている。それ以外の構成は、第1実施形態と同じである。
本実施形態の構成によれば、座板13を、座板収容部31の側方位置決壁の内側に下方から嵌合し、後は第1実施形態と同様に各メイン係止部品50及び各サブ係止部品41を組み付ければよい。本実施形態によっても第1実施形態と同様の作用効果を奏する。
[第3実施形態]
本実施形態の台車10Wは、図15に示すように係止部品80が、前記実施形態の係止部品40と異なっている。以下、第1実施形態と異なる構成に関してのみ説明する。
図15に示すように、本実施形態の台座部30の第1側壁30Aと縦長リブ18A群(図4参照)との間には、縦長リブ18A群の端部を切除して部品受容部18Zが形成されている。また、台座部30の第1側壁30Aには、部品受容部18Zの端面と対向しない位置に部品係止孔30Zが形成されている。
一方、係止部品80は、角溝状の起立壁83の下端に下方位置決部材84を備えた構造になっている。そして、角溝状の起立壁83の底壁部分を、部品受容部18Zに挿入して第1側壁30Aに対向配置し、下方位置決部材84にて座板収容部31内の座板13における側縁部を下方から位置決めするようになっている。また、角溝状の起立壁83の底壁部分には、縦長リブ18Aとずれた位置に弾性係止片81が備えられ、その弾性係止片81の先端には矢尻状の部品係止突部82が突出形成されている。そして、その部品係止突部82が部品係止孔30Zに係止して係止部品80が部品受容部18Zに抜け止めされる。
本実施形態の台車10Wによっても、キャスター12の座板13を座板収容部31に組み付ける作業と、係止部品80を台座部30に組み付ける作業とを、共に台盤11の下面で行うことができるので従来より作業効率良くなり、キャスター12の交換作業が容易になる。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)前記第3実施形態における下方位置決壁32を排除して、1対の係止部品80,80によって座板13を座板収容部31に抜け止めする構成にしてもよい。
(2)前記実施形態では、メイン係止部品50のうち下方対向壁53と第1抜止支持壁51との角部に側方挿入孔55が形成されていたが、サブ係止部品41を挿入するためのメイン係止部品50のうち下方対向壁53と第2抜止支持壁52との角部にサブ係止部品を挿入するための側方挿入孔を形成してもよい。
本発明の第1実施形態に係る台車を斜め上方から見た斜視図 台車を斜め下方から見た斜視図 台盤を斜め下方から見た斜視図 台盤の一部を斜め下方から見た斜視図 メイン係止部品とサブ係止部品の斜視図 メイン係止部品とサブ係止部品の斜視図 座板を座板収容部に収容した状態の斜視図 台座部にメイン係止部品を組み付ける前段階の状態の斜視図 台座部にメイン係止部品を組み付ける途中段階の状態の斜視図 台座部にメイン係止部品を組み付けた状態の斜視図 メイン係止部品にサブ係止部品を組み付ける前段階の状態の斜視図 メイン係止部品にサブ係止部品を組み付けた状態の斜視図 第2実施形態の台車の一部を斜め下方から見た斜視図 台車の一部を斜め下方から見た斜視図 台車の一部の側断面図 従来の台車の一部の側断面図
符号の説明
10,10V,10W 台車
11 台盤
12 キャスター
13 座板
17T 底壁部(キャスター上方保護壁)
18 下面リブ
20 外側壁
21 側面陥没部
30 台座部
30Z 部品係止孔
31 座板収容部
32 下方位置決壁
34 第1部品係止孔
35 第2部品係止孔
40,80 係止部品
41 サブ係止部品
43 間隔維持壁
45 抜止弾性片
46 抜止突部
50 メイン係止部品
51 第1抜止支持壁
52 第2抜止支持壁
53 下方対向壁
54 リブ受容溝
55 側方挿入孔
57 抜止係止孔
61 第1係止フック
62 第2係止フック
70 隙間
81 弾性係止片
82 部品係止突部
83 起立壁
84 下方位置決部材

Claims (7)

  1. 複数のキャスターの各上端部に備えた四角形の座板を、合成樹脂製の台盤の下面に形成された複数の座板収容部にそれぞれ収容しかつ、係止部品を前記台盤に組み付けて前記各座板を前記各座板収容部に抜け止めした台車において、
    前記台盤の下面には、下端部に前記座板収容部を有した複数の台座部が設けられると共に、前記各台座部の側面に部品係止孔が形成され、
    前記座板収容部には、前記座板を上方から位置決めする上方位置決壁と、前記座板を水平方向で位置決めする側方位置決壁と、前記座板収容部の端部に偏在して前記座板の側縁部を下方から位置決めする下方位置決壁とが形成され、
    前記係止部品は、前記下方位置決壁と水平方向で対向する位置に配置されると共に、互いに分離可能なメイン係止部品とサブ係止部品とを組み付けてなり、
    前記メイン係止部品には、前記座板の側縁部に対して下方に隙間をあけて対向配置された下方対向壁と、前記下方対向壁から上方に起立した抜止支持壁と、前記抜止支持壁から前記部品係止孔に向かって突出して先端側が下方に向かって屈曲し、前記部品係止孔の下側開口縁に係止した係止フックとが備えられ、
    前記サブ係止部品には、前記下方対向壁と前記座板の側縁部との間の前記隙間に側方から挿入されて、それら下方対向壁と座板の側縁部との間隔を一定に維持する間隔維持壁と、前記サブ係止部品を前記隙間に挿入する途中で弾性変形した後、復元し、前記メイン係止部品に係止した抜止弾性片とが備えられたことを特徴とする台車。
  2. 複数のキャスターの各上端部に備えた四角形の座板を、合成樹脂製の台盤の下面に形成された複数の座板収容部にそれぞれ収容しかつ、係止部品を前記台盤に組み付けて前記各座板を前記各座板収容部に抜け止めした台車において、
    前記台盤の下面には、下端部に前記座板収容部を有した複数の台座部が設けられると共に、前記各台座部の側面に部品係止孔が形成され、
    前記座板収容部には、前記座板を上方から位置決めする上方位置決壁と、前記座板を水平方向で位置決めする側方位置決壁とが形成され、
    前記係止部品は、前記座板の中心部を挟んで対向する位置に対をなして配置されると共に、前記各係止部品は、互いに分離可能なメイン係止部品とサブ係止部品とを組み付けてなり、
    前記メイン係止部品には、前記座板の側縁部に対して下方に隙間をあけて対向配置された下方対向壁と、前記下方対向壁から上方に起立した抜止支持壁と、前記抜止支持壁から前記部品係止孔に向かって突出して先端側が下方に向かって屈曲し、前記部品係止孔の下側開口縁に係止した係止フックとが備えられ、
    前記サブ係止部品には、前記下方対向壁と前記座板の側縁部との間の前記隙間に側方から挿入されて、それら下方対向壁と座板の側縁部との間隔を一定に維持する間隔維持壁と、前記サブ係止部品を前記隙間に挿入する途中で弾性変形した後、復元し、前記メイン係止部品に係止した抜止弾性片とが備えられたことを特徴とする台車。
  3. 前記サブ係止部品の前記抜止弾性片には、前記下方に向かって突出した抜止突部が形成され、
    前記メイン係止部品の前記抜止支持壁には、前記下方対向壁と交差した角寄り位置に前記サブ係止部品の前記間隔維持壁及び前記抜止弾性片を挿入するための側方挿入孔が形成され、前記メイン係止部品の前記下方対向壁には、前記抜止突部が係止した抜止係止孔が形成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の台車。
  4. 前記台座部には、前記座板を嵌合可能な前記側方位置決壁としての角筒壁が備えられ、
    前記抜止支持壁は、前記角筒壁に側方から嵌合されて、前記角筒壁の第1側面及びその両側の1対の第2側面に対向する底面及び1対の内側面を有した角溝構造をなすと共に、前記係止フックは、前記抜止支持壁における前記角溝構造の前記底面及び前記1対の内側面にそれぞれ形成され、
    前記角溝構造の前記底面に配置された前記係止フックに対応する前記部品係止孔は、前記角筒壁の前記第1側面のみに形成され、
    前記角溝構造の前記各内側面に配置さた前記係止フックに対応する前記部品係止孔は、前記角筒壁の前記各第2側面と前記第1側面とに跨って形成されたことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の台車。
  5. 前記台盤には、前記台座部及び前記係止部品の上方を覆い、前記台車の載置した荷物からの液が前記キャスターにかからないようにするためのキャスター上方保護壁が備えられたことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の台車。
  6. 複数のキャスターの各上端部に備えた四角形の座板を、合成樹脂製の台盤の下面に形成された複数の座板収容部にそれぞれ収容しかつ、係止部品を前記台盤に組み付けて前記各座板を前記各座板収容部に抜け止めした台車において、
    前記台盤の下面には、下端部に前記座板収容部を有した複数の台座部が設けられ、
    前記座板収容部には、前記座板を上方から位置決めする上方位置決壁と、前記座板を水平方向で位置決めする側方位置決壁と、前記座板収容部の端部に偏在して前記座板の側縁部を下方から位置決めする下方位置決壁とが形成され、
    前記台座部のうち前記下方位置決壁から離れた側面とその側方のリブとの間に形成されて、前記係止部品を下方から受容しかつ水平方向で前記台座部から離れないように位置決めする部品受容部を設け、前記台座部の側面に前記部品受容部内で開口した部品係止孔を形成し、
    前記係止部品は、前記下方位置決壁と水平方向で対向する位置に配置されると共に、前記座板の側縁部を下方から位置決めする下方位置決部材と、前記下方位置決部材から上方に起立して前記部品受容部に受容された起立壁と、前記起立壁の一部に設けられた弾性変形部と、前記弾性変形部に突出形成されて前記部品係止孔に係止した部品係止突部とを備えたことを特徴とする台車。
  7. 複数のキャスターの各上端部に備えた四角形の座板を、合成樹脂製の台盤の下面に形成された複数の座板収容部にそれぞれ収容しかつ、係止部品を前記台盤に組み付けて前記各座板を前記各座板収容部に抜け止めした台車において、
    前記台盤の下面には、下端部に前記座板収容部を有した複数の台座部が設けられ
    前記座板収容部には、前記座板を上方から位置決めする上方位置決壁と、前記座板を水平方向で位置決めする側方位置決壁とが形成され、
    前記台座部のうち対向配置された1対の側面とそれらの側方のリブとの間にそれぞれ形成されて、それぞれ前記係止部品を下方から受容しかつ水平方向で前記台座部から離れないように位置決めする1対の部品受容部を設け、前記台座部の各側面に各前記部品受容部内で開口した部品係止孔を形成し、
    前記係止部品は、前記座板の中心部を挟んで対向する位置に対をなして配置されると共に、前記各係止部品には、前記座板の側縁部を下方から位置決めする下方位置決部材と、前記下方位置決部材から上方に起立して各前記部品受容部に受容された起立壁と、前記起立壁の一部に設けられた弾性変形部と、前記弾性変形部に突出形成されて前記部品係止孔に係止した部品係止突部とが備えられたことを特徴とする台車。
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