JP2006021555A - キャスタ取付構造および台車 - Google Patents

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Katsumi Uchida
克己 内田
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Abstract

【課題】荷台へのキャスタの取り付けを容易に行うことができ、しかも、荷台へのキャスタの取り付けを確実に行えて、ガタつきが生じることのないキャスタ取付構造およびそれを適用した台車を提供することを目的とする。
【解決手段】荷台3下面に設けた合成樹脂製のキャスタ取付部32にキャスタ2の台座2cを嵌入して、荷台3上面側からストッパ40を挿入して前記キャスタ2の台座2cを移動不能に固定することにより前記キャスタ2を荷台3に取り付けるキャスタの取付構造であって、前記キャスタ取付部32は、前記キャスタ2の台座2cの一辺端部2rを嵌入する第一嵌入部32Rと、前記一辺端部2rと対向する他辺端部2fを嵌入する第二嵌入部32Fとを備えるように構成した。
【選択図】 図5

Description

本発明は、台車等の下面にキャスタを取り付けるに際して、ボルト等の取付具を不要として、キャスタの取付作業が容易に行えると共に、取り付けたキャスタがガタつかないように確実に取り付けることができるキャスタ取付構造およびそれを適用した台車に関する。
従来、樹脂製の荷台の下面にキャスタを取り付ける構造としては、例えば、特開平9−207504号公報に記載のものが公知である。このキャスタ取付構造は、樹脂製荷台の裏面に位置する取付座部と、取付座部と隣接する部位にキャスターの座板を挿入する挿入部を設け、前記取付座部の裏面から樹脂製荷台の表面にかけて垂直方向に開口部した凹溝を設け、前記挿入部に位置させたキャスターの座板を取付座部の方向にスライド移動して嵌合縁部にキャスターの座板の両端部を嵌合することにより、キャスターの座板を樹脂製荷台の取付座部に取付けるように構成されており、これにより、キャスターの取付け作業が簡単にでき、嵌合縁部を簡単に構成することができる。
前記キャスタ取付構造は、前記挿入部に位置させたキャスターの座板を取付座部方向にスライド移動して嵌合縁部にキャスターの座板の両端部が嵌合し、さらにキャスターの座板5係合凸部と挿入部の係合凹部が係合することで、キャスターの座板を樹脂製台盤の取付座部に取付けられる。このように、取付は、単に凹部と凸部との嵌合により行われるため、取付強度が十分でなく、キャスタが荷台から脱落する虞が生じる。また、使用の経時により荷台とキャスタとの間にガタつきが生じる。さらにキャスタの座板に係合凸部を設ける必要があるため、専用のキャスタが必要となり、汎用性に欠けることとなる。
一方、キャスタの荷台への取付強度を高めたキャスタ取付構造としては、たとえば、特開平11−20706号公報に記載のキャスタ取付構造が提案されている。前記特開平11−20706号公報に記載のキャスタ取付構造は、合成樹脂製の荷台の裏面に設けたキャスター装着部の3方に、キャスター台座の3辺を挟み込む挟着部を設け、該挟着部にキャスター台座の3辺を挿入した後、残る1辺部分に、荷台表面側からストッパーを挿入してキャスターを所定位置に固定するものである。
前記キャスタ取付構造は、挟着部にキャスター台座の3辺を挿入した後、残る1辺部分に、荷台表面側からストッパーを挿入してキャスターを所定位置に固定するので、キャスタの荷台への取付はしっかりしており、キャスタが荷台から脱落するという事態は生じ難い。
特開平9−207504号公報 特開平11−20706号公報
しかしながら、前記キャスタ取付構造においては、キャスタの荷台への取付をガタつきのないように確実に取り付けようとする場合、前記挟着部を、キャスタの座板の厚さと略同じか又はキャスタの座板の厚さより若干小さな厚みに形成して、キャスタ座板を取付部に強制的に挿入する必要があるが、この場合は、挟着部が、キャスター台座の3辺の長さに亘って形成されているため、キャスターの座板を取付方向にスライド移動させるのに相当の挿入力が必要とされる。一方、容易に挿入できるように、余裕をもって挟着部の厚さを設定すると、キャスタの挿入は容易であっても、荷台への取付が確実ではなく、ガタつきが生じる。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであって、荷台下面に設けた合成樹脂製のキャスタ取付部にキャスタの台座を嵌入して、荷台上面側からストッパを挿入してキャスタの台座を移動不能に固定することによりキャスタを荷台に取り付けるキャスタの取付構造において、前記キャスタ取付部に前記キャスタの台座の一辺端部を嵌入する第一嵌入部と、前記一辺端部と対向する他辺端部を嵌入する第二嵌入部とを設けることにより、荷台へのキャスタの取り付けを容易に行うことができ、しかも、荷台へのキャスタの取り付けを確実に行えてガタつきが生じることのないキャスタ取付構造およびそれを適用した台車を提供することを目的とする。
請求項1に記載のキャスタ取付構造は、荷台下面に設けた合成樹脂製のキャスタ取付部にキャスタの台座を嵌入して、荷台上面側からストッパを挿入して前記キャスタの台座を移動不能に固定することにより前記キャスタを荷台に取り付けるキャスタの取付構造であって、前記キャスタ取付部は、前記キャスタの台座の一辺端部を嵌入する第一嵌入部と、前記一辺端部と対向する他辺端部を嵌入する第二嵌入部とを備えることを特徴とする。
請求項1に記載のキャスタ取付構造にあっては、荷台下面に設けた合成樹脂製のキャスタ取付部にキャスタを取り付ける場合は、前記キャスタの台座の両端部を、第一嵌入部と第二嵌入分とで確実に保持することができる一方、前記キャスタの台座を嵌入する際は、前記台座の両端部のみを嵌入すればよいので、嵌入代が短く、強制的に嵌入しても嵌入操作にかかる作業力は少なくてすみ、前記キャスタを容易に取り付けることができる。
請求項2に記載のキャスタ取付構造は、請求項1に記載のキャスタ取付構造において、前記第一嵌入部は、前記台座の一辺端部を、固定位置よりさらに嵌入方向奥に挿入可能な逃がし部を設け、前記第一嵌入部の逃がし部に荷台上面からストッパを挿入することにより、キャスタ取付部内において移動不能に固定されてなることを特徴とする。
請求項2に記載のキャスタ取付構造にあっては、第一嵌入部に逃がし部を設けたので、キャスタの嵌入を容易に行うことができ、また、固定する際には、この逃がし部にストッパを挿入するだけでキャスタ取付部内にキャスタを固定することができるので、キャスタ固定作業を容易に行うことができる一方、前記キャスタ取付部内で前記キャスタを確実に保持することができる。
請求項3に記載のキャスタ取付構造は、請求項1又は2に記載のキャスタ取付構造において、前記第二嵌入部には、嵌入された前記台座の他辺端部を押圧する押さえ片が、荷台上面から挿入されてなることを特徴とする。
請求項3に記載のキャスタ取付構造にあっては、第二嵌入部内において押さえ片によって荷台上面側からキャスタの台座を押圧しているので、キャスタは、キャスタ取付部内で上下方向において、さらに確実に保持される。
請求項4に記載のキャスタ取付構造は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のキャスタ取付構造において、前記第一嵌入部又は/及び第二嵌入部は、前記台座の嵌入時に、潰れながら台座を迎え入れる潰しリブを備えることを特徴とする。
請求項4に記載のキャスタ取付構造にあっては、第一嵌入部又は/及び第二嵌入部内にキャスタを嵌入する際に、潰しリブを潰しながら嵌入するので、嵌入抵抗は少なくてすみ、かつ、しっかりと固定されることとなり、前記キャスタを、ガタつきのないように確実に保持することができる。
請求項5に記載の台車は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のキャスタ取付構造を備えることを特徴とする。
請求項5に記載の台車にあっては、荷台下面に設けた合成樹脂製のキャスタ取付部にキャスタを取り付ける場合において、前記キャスタの台座の両端部を、キャスタ取付部に設けた第一嵌入部と第二嵌入部とで確実に保持することができる一方、前記キャスタの台座を嵌入する際は、前記台座の両端部のみを第一嵌入部と第二嵌入部とに嵌入すればよいため、嵌入代が短く、強制的に嵌入しても嵌入操作にかかる作業力は少なくてすみ、前記荷台へのキャスタの取り付けを容易に行うことができ、しかも、荷台にキャスタをしっかりと保持することができる。
請求項1に記載の発明によれば、荷台下面に設けた合成樹脂製のキャスタ取付部にキャスタの台座を嵌入して、荷台上面側からストッパを挿入して前記キャスタの台座を移動不能に固定することにより前記キャスタを荷台に取り付けるキャスタの取付構造であって、前記キャスタ取付部は、前記キャスタの台座の一辺端部を嵌入する第一嵌入部と、前記一辺端部と対向する他辺端部を嵌入する第二嵌入部とを設けたので、前記キャスタ取付部にキャスタを取り付ける場合は、前記キャスタの台座の両端部を第一嵌入部と第二嵌入分とで確実に保持することができる一方、前記キャスタの台座を嵌入する際は、前記台座の両端部のみを嵌入すればよいので、嵌入代が短く、強制的に嵌入しても嵌入操作にかかる作業力は少なくてすみ、前記キャスタを容易に取り付けることができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載のキャスタ取付構造に加えて、前記第一嵌入部に、前記台座の一辺端部を固定位置よりさらに嵌入方向奥に挿入可能な逃がし部を設け、前記第一嵌入部の逃がし部に荷台上面からストッパを挿入することにより、キャスタ取付部内において移動不能に固定しているので、前記逃がし部により、キャスタの嵌入を容易に行うことができ、また、固定する際には、この逃がし部にストッパを挿入するだけでキャスタ取付部内にキャスタを固定することができ、キャスタ固定作業を容易に行うことができる一方、前記キャスタ取付部内で前記キャスタを確実に保持することができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載のキャスタ取付構造に加えて、前記第二嵌入部内に、嵌入された前記台座の他辺端部を押圧する押さえ片が荷台上面から挿入されるので、前記キャスタは、前記キャスタ取付部内で上下方向において、さらに確実に保持される。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1乃至3のいずれかに記載のキャスタ取付構造に加えて、前記第一嵌入部又は/及び第二嵌入部は、前記台座の嵌入時に、潰れながら台座を迎え入れる潰しリブを備えるので、第一嵌入部又は/及び第二嵌入部内にキャスタを嵌入する際に、潰しリブを潰しながら嵌入することとなり、嵌入抵抗は少なくてすみ、かつ、しっかりと固定されることとなり、前記キャスタを、ガタつきのないように確実に保持することができる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のキャスタ取付構造を備えているので、荷台下面に設けた合成樹脂製のキャスタ取付部にキャスタを取り付ける場合において、前記キャスタの台座の両端部を、キャスタ取付部に設けた第一嵌入部と第二嵌入部とで確実に保持することができる一方、前記キャスタの台座を嵌入する際は、前記台座の両端部のみを第一嵌入部と第二嵌入部とに嵌入すればよいため、嵌入代が短く、強制的に嵌入しても嵌入操作にかかる作業力は少なくてすみ、前記荷台へのキャスタの取り付けを容易に行うことができ、しかも、荷台にキャスタをしっかりと保持することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面に基づいて具体的に説明する。
図1は、本発明に係るキャスタ取付構造を備えた台車の側面要部断面図であり、図2は、キャスタを取り外した荷台の平面図であり、図3は、同底面図であり、図4は、同側面断面図である。
図中1は台車であり、平面視矩形状の荷台3の下面四隅近傍箇所に、キャスタ2(後輪2A、前輪2B)を取り付けており、荷台3の一短辺には、ハンドル取付部31を台形状に突設させており、該ハンドル取付部31にハンドル4を、着脱自在に取り付けている。
前記荷台3は、合成樹脂で成形しており、前記荷台3上面には、荷台3に載置する荷物が滑らないように凸状溝からなる滑り止め部3cを形成している。また、前記荷台3の下面には、軽量化と強度確保のため、荷台3下面の周縁部から下方に向けて補強リブ3aを形成し、さらに、この補強リブ3aで囲まれた底面一面にもを格子状となるように、補強リブ3bを形成している。
そして、前記荷台3の下面の四隅近傍個所には、本発明に係るキャスタの取付構造の要部であるキャスタ取付部32、32・を、格子状のリブ3bの高さより低い高さで下方に向けて形成しており、これら4箇所に設けられたキャスタ取付部32,32,・・は、それぞれ、左右及び前後に対称となるように配置している。
さらに、前記荷台3の上面には、図2及び図4に示すように、後述する押さえ込み片41を埋め込むための開口部33とストッパ40を埋め込むための開口部34とを、それぞれ前記各キャスタ取付部32の所定箇所に対応するように穿設している。
図5は、本発明に係るキャスタ取付構造の分解斜視図であり、図6は、キャスタ取付部の一部破断斜視図であり、図7は、キャスタの取付部を拡大して示す平面図、図8は、同じく底面図、図9は、同じく側面断面図、図10は、同じく正面断面図である。なお、図5は、説明を容易にするため、荷台3の上面を下にした状態で(上下を逆転した状態で)示している。また、図5乃至図9におけるキャスタ取付部において、図中左側を前方、右側を後方とし、さらに手前側(下側)を左方、奥側(上側)を右方とする。
図5に示すように、本発明に係るキャスタ取付構造は、少なくとも、台車1の荷台の下面に形成されたキャスタ取付部32と、これに取り付けるキャスタ2と、荷台3の上面から挿入してキャスタ取付部32内においてキャスタ2を固定するストッパ40とから構成される。
前記キャスタ2は、ホイールを回転自在に支持する支持部と連設した台座2cを備えており、かかる台座2cは略矩形状に形成されている。図中2rは、略矩形状の前記台座2cの一短辺の端部(以下、一端部という)であり、2fは、これと対向する他短辺の端部(以下、対向端部という)である。
前記キャスタ取付部32は、図5乃至図10に示すように、荷台3の下面から下方に向けて突出したリブで形成された左右の側壁35a,35bと、前後の側壁35c,35dとによって形成された矩形の枠部35と、この枠部35の下端部で囲まれた空間の前部及び後部に形成されている前後の底板部36,37と、この内部空間Sの上方の位置に形成されている上板部38と、前記開口部33,34と、によって形成されている。
前記各側壁35a,35b,35c,35dは、下方に向けて、枠の大きさが小さくなるように傾斜しており、前後2箇所の底板部36,37のうち、前方の底板部(以下、前方底板部)36は、枠部35で囲まれた空間の前面を形成している側壁部35aの下端部に沿い、且つ、左右の側壁35b,35cの下端部の一部に沿って、前後幅を短く形成している。一方、後方の底板部(以下、後方底板部)37は、枠部35で囲まれた空間の後面を形成している側壁35bの下端部に沿い、且つ、左右の側壁35b,35cの下端部の一部に沿って、前後幅を前記前方底板部36よりも広く形成している。
前記前方底板部36の上面には、低い突条36a(潰しリブ)が4本、また、前記後方底板部37の上面にも、同様の突条37a(潰しリブ)が4本、左右方向に等間隔毎に、前後方向に向けて形成されており、また、前記上板部38の下面には、4本のリブ38a(支持リブ)が、前後方向に等間隔毎に形成されている。
図9において、前記キャスタ取付部32の空間における下端部の前後幅L1は、前記台座2cの前後長さL2よりも長く設定しており、前方底板部36と後方底板部37の間の間隔L3は、前記台座2cの前後の長さL2よりも短く設定しており、前方底板部36の前後幅は、前記台座2cの対向端部2fを嵌入可能な幅に設定している。
そして、前記台座2cの対向端部2fを、前方底板部36の前端に位置させたときに、前記台座2cの一端部2rが後方底板部37に嵌入する状態で位置して、この一端部2rと、後方底板部37の後端部との間に所定の間隔(逃がし部)32Sができるように、キャスタ取付部32の前後方向長さを設定しているのである。
一方、図10に示すように、前記キャスタ取付部32の空間における下端部の左右幅W1は、前記台座2cの左右幅W2と略同じ寸法に設定している。
さらに、図11及び図12に示すように、前記上板部38の下面に形成されている支持リブ38aの下端と、前後の底板部36,37上に形成されているリブ36a,36b,35c,37d、37a,37b,37c,37dの各上端の高さとの差Hは、前記台座2cの肉厚tと略同じ寸法となるように設定されている。
このように前記キャスタ取付部32においては、前記35d、35a、35b、37及び38で囲繞された空間を、前記キャスタ2の一端部2rが嵌入する第一嵌入部32Rとして形成し、前記35c、35a、35b、36及び38で囲繞された空間を、前記キャスタ2の対向端部2fが嵌入する第二嵌入部32Fとして形成しているのである。
そして、以上のように形成されたキャスタ取付部32は、合成樹脂によって成形されており、同じく合成樹脂製の荷台3の一部として一体成形されているのである。
前記キャスタ取付部32における荷台3の上面側には、前述のように、前記開口部33と開口部34とが設けられており、前記開口部34には、ストッパ40が、前記開口部33には、押え込片41が、それぞれ強嵌される。
図11(a)はストッパを示す平面図、(b)は同正面図、(c)は同側面図、(d)は同正面断面図、(e)は同側面断面図、(f)は同底面図である。
前記ストッパ40は、前記キャスタ取付部32の後部に形成されている前記開口部34内に上方から挿入したときに、この開口部34下方の空間内に、前記台座2cの板厚t程度の高さを残して丁度嵌まり込む大きさ及び形状を有する上板40aおよび四方の側壁40bと、前記側壁40bの内側に前記台座2cの板厚t程度の高さで下方に突出形成された突出部40kとで形成され、前記側壁40bには、横条の係合凸部40cが突設されている。なお、図9及び図10に示す前記キャスタ取付部32の側壁35a,35c,35dの対応する箇所には、これらの係合凸部40cが係合する係合凹部35e,・・・が、それぞれ穿設されている。
図12(a)は押え込片を示す平面図、図12(b)は同正面図、図12(c)は同側面図、図12(d)は同正面断面図、図12(e)は同側面断面図、図12(f)は同底面図である。
図12に示す押え込片41は、前記キャスタ取付部32の前部に形成されている開口部33内に上方から強制的に嵌入したときに、前記開口部33下方の内部空間S内に、前記台座2cの板厚t程度の高さを残して丁度嵌まり込む大きさ及び形状の上板41aおよび四方の側壁41bとによって形成されている。そして、前壁及び左右壁41bには、横条の係合凸部41cが突設されており、図9及び図10に示す前記キャスタ取付部32の側壁35b,35c,35dの対応する箇所には、前記係合凸部41cが係合する係合凹部35eが穿設されているのである。
以上の構成からなるキャスタ取付部32に、前記キャスタ2を取り付ける場合について説明する。
図13(a)はキャスタ取付部の第一嵌入部に台座の一端部を挿入する状態を示す斜視図であり、図13(b)は同じく側面断面図であり、図14(a)はキャスタ取付部内でキャスタを水平状態にして、台座の対向端部を第二嵌入部に臨ませた状態を示す斜視図であり、図14(b)は同じく側面断面図であり、図15(a)はキャスタ取付部の第二嵌入部に台座の対向端部を嵌入した状態を示す斜視図であり、図15(b)は同じく側面断面図であり、図16はキャスタ取付部にキャスタの台座を嵌入して、荷台上面側からストッパおよび押え込片を挿入する状態を示す斜視図であり、図17は、ストッパおよび押え込を挿入してキャスタをキャスタ取付部内において固定させた状態を示す側面断面図であり、図18は同後面断面図である。なお、上記各図のうち、図13乃至図15は、説明を容易にするため、荷台3の上面を下にした状態で(上下を逆転した状態で)示す。
図13(a)及び(b)に示すように、前記キャスタ取付部32に、前記キャスタ2を取り付ける場合は、まず、前記キャスタ2を傾けて、前記台座2cの一端部2rを、前記キャスタ取付部32内の後部の開口部34内に斜方に挿入する。このとき、前記一端部2rを前記側壁35dに突き当たるまで挿入して、前記台座2cを前記支持リブ38aに密接させる際に、前記台座2cの対向端部2fが第二嵌入部32Fの前方底板部36と干渉しないようにする。
そして、図14(a)及び(b)に示すように、前記台座2cの上面を前記支持リブ38aに当接するように、前記キャスタ2を位置させるのである。
そして、図15(a)及び(b)に示すように、前記台座2cの上面を前記支持リブ38aに密接させた状態で、前記台座2cの対向端部2fを、前記第二嵌入部32Fに強制的に嵌入するのである。嵌入に際しては、 前記対向端部2fが、前方底板部36の上面に設けられた突条36a(潰しリブ)を潰しながら嵌入してゆくとともに、前記一端部2rが、前記支持リブ38aへの圧接時および摺動移動時において、後方底板部37の上面に設けられた突条37a(潰しリブ)を潰しながら移動するのである。したがって、前記台座2cは、前記支持リブ38aと前方底板部36および後方底板部37とで強圧された状態で固定され、上下方向において確実に保持されるのである。また、強制的に嵌入する距離、即ち摺動移動する距離は、極めて短距離であるため、嵌入操作にかかる作業力は少なくてすむ。
前記キャスタ2を、前記キャスタ取付部32内の固定位置に移動させたら、図16に示すように、前記開口部33には前記ストッパ40を、また、前記開口部34には前記押え込片41を、それぞれ荷台3の上面から挿入するのである。
図17に示すように、前記ストッパ40と前記開口部34とを挿入した状態においては、前記ストッパ40の側壁40bの端面が前記台座2cの一端部2rの上面を押圧しており、さらに、前記ストッパ40の突出部40kが前記逃がし部を閉塞し、前記台座2cの前記キャスタ取付部32内での後方移動を阻止しているのである。一方、前記台座2cの対向端部2fは前記側壁35cに当接しているので、前記キャスタ2は、前記キャスタ取付部32内での前方移動はできず、したがって、前記キャスタ2は、前記キャスタ取付部32内で前後方向において確実に保持されるのである。
また、図18に示すように、前記台座2cの左右方向の幅は、前述のように、前後の底板部36,37の左右方向の幅に略合わせた大きさになっているために、前記キャスタ2は、前記キャスタ取付部32内で左右方向において確実に保持されるのである。
さらに、図17および図18に示すように、前記押え込片41の側壁41bの端面が前記台座2cの対向端部2fの上面に圧接しており、これにより、前記キャスタ取付部32内において、前記キャスタ2を荷台上面から押圧しているのである。これにより、前記キャスタ2は、前記キャスタ取付部32内で上下方向において、さらに確実に保持されるのである。
なお、前記開口部33,34に挿入された前記ストッパ40および前記押え込片41は、それぞれ、側壁に形成されている前記係合凸部40c、41cが、挿入状態において対面する前記キャスタ取付部32の側壁に形成されている係合凹部35eと係合しており、容易に外れることはない。
図19は、ハンドル4を取り付けた台車の側面要部断面図であり、図20は、同じく背面図である。
図19、図20及び図4に示すように、前記台車1に着脱自在に取り付けられた前記ハンドル4の下部には、パイプジョイント44が嵌着されている。該パイプジョイント44は、有底円筒形状からなり、その後端部には、上方に向けた突出部44aが形成されており、この突出部44aを除いた外周壁44bの上部にはフランジ部44cが形成され、前記突出部44aの後端部の上部箇所には、前記ハンドル取付部31の嵌入孔の周縁部31aに係合する突起44dが形成されている。
そして、前記ハンドル4の下端部に前記パイプジョイント44を外嵌して、2本のビス46,47で固定し、前記嵌入孔に上方から挿入し、前記フランジ部44cと前記突出部44aとの間に、前記周縁部31aを挟み込むように固定している。
図21は、ハンドルを荷台の下方に収納した状態を示す台車を示す側面断面図、図22は同じく底面図、図23は同じく背面図である。
図21乃至図23に示すように、前記荷台3の下面の短辺方向中央の前後方向において、前記ハンドル4を抱持するハンドル抱持部50,51が下方に向け突出形成されている。前記ハンドル抱持部50,51は、いずれも前記ハンドル4を抱持できる大きさの湾曲形状を有している。
そして、図21乃至図23に示すように、前記ハンドル4を収納する場合には、前記荷台3の下方に位置する前後の前記ハンドル抱持部50,51に、下方から押し込んで抱持させた状態で収納するである。このように構成した場合は、コンパクトに収納することができるのである。
本発明に係るキャスタ取付構造を備えた台車の側面要部断面図である。 キャスタを取り外した荷台の平面図である。 キャスタを取り外した荷台の底面図である。 キャスタを取り外した荷台の側面断面図である。 本発明に係るキャスタ取付構造の分解斜視図である。 キャスタ取付部の一部破断斜視図である。 キャスタの取付部を拡大して示す平面図である。 キャスタの取付部を拡大して示す底面図である。 キャスタの取付部を拡大して示す側面断面図である。 キャスタの取付部を拡大して示す正面断面図である。 図11(a)はストッパを示す平面図、(b)は同正面図、(c)は同側面図、(d)は同正面断面図、(e)は同側面断面図、(f)は同底面図である。 図12(a)は押え込片を示す平面図、図12(b)は同正面図、図12(c)は同側面図、図12(d)は同正面断面図、図12(e)は同側面断面図、図12(f)は同底面図である。 図13(a)はキャスタ取付部の第一嵌入部に台座の一端部を挿入する状態を示す斜視図である。 図14(a)はキャスタ取付部内でキャスタを水平状態にして、台座の対向端部を第二嵌入部に臨ませた状態を示す斜視図であり、図14(b)は同じく側面断面図である。 図15(a)はキャスタ取付部の第二嵌入部に台座の対向端部を嵌入した状態を示す斜視図であり、図15(b)は同じく側面断面図である。 キャスタ取付部にキャスタの台座を嵌入して、荷台上面側からストッパおよび押え込片を挿入する状態を示す斜視図である。 ストッパおよび押え込を挿入してキャスタをキャスタ取付部内において固定させた状態を示す側面断面図である。 ストッパおよび押え込を挿入してキャスタをキャスタ取付部内において固定させた状態を示す後面断面図である。 ハンドルを取り付けた台車の側面要部断面図である。 ハンドルを取り付けた台車の背面図である。 ハンドルを荷台の下方に収納した状態を示す台車を示す側面断面図である。 ハンドルを荷台の下方に収納した状態を示す台車を示す底面図である。 ハンドルを荷台の下方に収納した状態を示す台車を示す背面図である。
符号の説明
台車 ・・・1
荷台 ・・・3
キャスタ・・2
台座・・・・2c
一端部・・・2r
対向端部・・2f
キャスタ取付部・・32
第一嵌入部・・・32R
第二嵌入部・・・32F
ストッパ・・・・40

Claims (5)

  1. 荷台下面に設けた合成樹脂製のキャスタ取付部にキャスタの台座を嵌入して、荷台上面側からストッパを挿入して前記キャスタの台座を移動不能に固定することにより前記キャスタを荷台に取り付けるキャスタの取付構造であって、
    前記キャスタ取付部は、前記キャスタの台座の一辺端部を嵌入する第一嵌入部と、前記一辺端部と対向する他辺端部を嵌入する第二嵌入部とを備えることを特徴とするキャスタ取付構造。
  2. 前記第一嵌入部には、前記台座の一辺端部を、固定位置よりさらに嵌入方向奥に挿入可能な逃がし部を設け、前記第一嵌入部の逃がし部に荷台上面からストッパを挿入することにより、キャスタ取付部内において移動不能に固定されてなることを特徴とする請求項1記載のキャスタ取付構造。
  3. 前記第二嵌入部には、嵌入された前記台座の他辺端部を押圧する押さえ片が、荷台上面から挿入されてなることを特徴とする請求項1又は2に記載のキャスタ取付構造。
  4. 前記第一嵌入部又は/及び第二嵌入部は、前記台座の嵌入時に、潰れながら台座の端部を迎え入れる潰しリブを備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のキャスタ取付構造。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のキャスタ取付構造を備えることを特徴とする台車。

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