JP5087387B2 - 車両用トノボード装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用トノボード装置に関する。
従来、車両用トノボード装置として、トノボード本体の車体前端側にフラップの一端側がヒンジ結合されており、フラップをトノボード本体に対して下方に傾斜させ、リヤシートの背部に添設させることでトノボード本体とリヤシート背部との隙間を覆っているものが知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2006−62618号公報
しかしながら、上記従来の構造では、リヤシートを前傾させると、フラップとリヤシート背部との間に隙間が形成されてしまう。そのため、リヤシートを前傾させた際に前記隙間を覆うためには、手動でフラップを回動させる必要があり手間がかかってしまう。
そこで、本発明は、座席の背部を前傾させた際に、ボードと座席の背部との間の隙間を容易に覆うことのできる車両用トノボード装置を得ることを目的とする。
本発明は、第1のボード部と、当該第1のボード部の車両後方に位置する第2のボード部と、前記第1のボード部を前記第2のボード部に対して上下方向に回動可能に連結したヒンジ部と、を有し、座席の後方に位置する荷室の底面を前記第1および第2のボード部によって覆い、前記座席の背部によって前記第1のボード部の上方への移動が規制されるトノボード、前記第2のボード部の裏面に支持されて前記第1のボード部の裏面に対して接離可能であり、前記第1のボード部の裏面に接した状態で前記第1のボード部を上方に付勢して当該第1のボード部を前記背部に押し当てる付勢部と、を備える車両用トノボード装置であって、前記付勢部は、前記第2のボード部に固定されたベース部と、このベース部に装着された付勢部材と、この付勢部材に装着され、前記付勢部材によって前記第1のボード部の裏面に向けて付勢され、当該裏面に当接するフラップ部と、を備え、前記フラップ部は、車幅方向両端部に設けられた側壁部を備え、前記付勢部材は、前記ベース部に装着されるコイルバネ部と、このコイルバネ部に連設され、前記フラップ部が装着されて前記側壁部に沿うアーム部と、を備え、前記アーム部は、前記側壁部のうちの一方の側壁部側にオフセットして設けられていることを最も主要な特徴とする。
本発明によれば、第1のボード部の裏面に接した状態で第1のボード部を上方に付勢する付勢部を第2のボード部の裏面に支持させることで、当該付勢部によって第1のボード部が上方に回動して座席の背部に押し当てられ、第1のボード部と座席の背部との間の隙間が覆われる。そして、かかる状態で座席の背部を前傾させると、前記付勢部が第1のボード部を上方に回動させ、当該第1のボード部を座席の背部に押し当てる。このように、本発明によれば、座席の背部を前傾させた際にも、第1のボード部と座席の背部との間の隙間を容易に覆うことができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施形態にかかるトノボード装置を自動車に懸架した状態を示す側面図、図2は、トノボード装置を底面側から見た斜視図、図3は、トノボード装置を自動車に懸架した状態を示す拡大側断面図、図4は、付勢機構を底面側から見た斜視図、図5は、図2のA−A断面図、図6は、図2のB−B断面図、図7は、フラップ部と付勢部材との係合状態を示す平面図、図8は、図7のC−C断面図である。
本実施形態にかかるトノボード装置1は、図1に示すように、リヤシート(座席)2の後方に形成されるラゲージルーム(荷室)4の上方に懸架されて、ラゲージフロア(荷室の底面)5を覆うように構成されている。
このトノボード装置1は、トノボード本体部(第2のボード部)11と、当該トノボード本体部11の車両前後方向前方に位置するスペーサボード部(第1のボード部)15と、スペーサボード部15をトノボード本体部11に対して上下方向に回動可能に連結するインテグラルヒンジ部(ヒンジ部)19と、を有するトノボード10を備えている。
本実施形態では、トノボード10は、ポリプロピレン(PP)等の熱可塑性樹脂製の2枚の板部10a,10bを有しており、当該板部10a,10bの端部同士を溶着することで形成されている。
また、本実施形態では、図3に示すように、トノボード装置1を自動車に懸架した状態で、スペーサボード部15およびトノボード本体部11が、リヤシート(座席)2の後方に位置するラゲージフロア(荷室の底面)5を覆っている。
そして、スペーサボード部15は、リヤシート2に対して前後へリクライニング可能に形成されたシートバックフレーム(座席の背部)3によって、上方への回動が規制されている。なお、本実施形態では、図示しないが、リヤシート2のシートバックフレーム3は車幅方向に2分割されており、各シートバックフレーム3がそれぞれリヤシート2に対してリクライニング可能となっている。そして、スペーサボード部15が、それぞれのシートバックフレーム3に対応するように、車幅方向に2分割されている。
トノボード本体部11は、車両前後方向に分割された前側トノボード12と後側トノボード13とを備えており、前側トノボード12と後側トノボード13とがインテグラルヒンジ部14を介して互いに上下方向に回動可能に連結されている。
なお、本実施形態では、インテグラルヒンジ部14,19は、板部10bを板部10aに重合させて熱溶着することで形成されており、インテグラルヒンジ部14を介して前側トノボード12と後側トノボード13とが一体に連設されているとともに、インテグラルヒンジ部19を介してスペーサボード部15と前側トノボード12とが一体に連設されている。
そして、図2に示すように、前側トノボード12の裏面のインテグラルヒンジ部14側の端部には、トノボード装置1を自動車に懸架した状態で後側トノボード13が下方に回動しないように当該後側トノボード13を支持する支持部材80,81が設けられている。本実施形態では、車幅方向中央部に支持部材80が、車幅方向両端部に支持部材81,81が、それぞれネジ70によって前側トノボード12の裏面に固定されている。
この支持部材80,81には、インテグラルヒンジ部14に対応した形状の突起部80a,81aがそれぞれ設けられており、支持部材80,81が後側トノボード13を支持する際に、上記突起部80a,81aがインテグラルヒンジ部14内に入り込み、後側トノボード13ががたつくのを抑制している。
また、車幅方向両端部の支持部材81,81には係合壁部81b,81bがそれぞれ設けられており、この係合壁部81b,81bを、例えば、図示せぬ自動車の側壁部に設けられた係合部に係合することでトノボード装置1を自動車の側壁部に懸架させている。
このように、本実施形態では、トノボード装置1を自動車に懸架させた状態で、支持部材80,81に支持された後側トノボード13が、インテグラルヒンジ部14を軸に上方に回動できるようになっており、後側トノボード13をインテグラルヒンジ部14を軸に上方に回動させることで、自動車の後方からラゲージルーム4内の荷物を取り出すことができるようになっている。
また、本実施形態では、図3に示すように、スペーサボード部15の前部には、当該スペーサボード部15を下方に屈曲させた屈曲部18が設けられている。
すなわち、スペーサボード部15は、スペーサボード本体部16と、スペーサボード本体部16の前方に位置し、スペーサボード本体部16に対して下方に屈曲した屈曲ボード部17と、を備えている。なお、屈曲部18も、上述したインテグラルヒンジ部14,19と同様、板部10bを板部10aに重合させて熱溶着することで形成されており、スペーサボード本体部16と屈曲ボード部17とが一体に連設されている。
さらに、本実施形態では、スペーサボード部15は、後述する付勢部20のフラップ部50をガイドするガイド部材60を備えている。
このガイド部材60は、車両前後方向に延伸し、横断面視で下方に拡がる略台形状のガイド溝部61aを有するガイドレール部61と、ガイドレール部61の上方に位置し、スペーサボード部15に取り付けられる取付部62と、を備えている。
本実施形態では、ガイド部材60は、前端部が屈曲形成されており、このガイド部材60を、スペーサボード本体部16および屈曲ボード部17の裏面に、屈曲部18を跨ぐようにして設けている。具体的には、図3に示すように、ガイド部材60は、取付部62に設けられたクリップ73をスペーサボード本体部16および屈曲ボード部17の裏面に差し込むことでスペーサボード本体部16および屈曲ボード部17に取り付けられている。
さらに、本実施形態では、トノボード装置1は、トノボード本体部11である前側トノボード12の裏面に支持されてスペーサボード部15の裏面に対して接離可能であり、スペーサボード部15の裏面に接した状態でスペーサボード部15を上方に付勢して当該スペーサボード部15をシートバックフレーム3に押し当てる付勢部20を備えている。
この付勢部20は、具体的には、前側トノボード12に固定されたベース部30と、このベース部30に装着されたスプリング(付勢部材)40と、このスプリング40に装着され、当該スプリング40によってスペーサボード部15の裏面に向けて付勢され、当該スペーサボード部15の裏面に当接するフラップ部50と、を備えている。なお、本実施形態では、5個の付勢部20を車幅方向に並設している。
ベース部30は、車幅方向両端部に前側トノボード12の裏面に取り付けるための取付凹部31が設けられており、ネジ71によってベース部30を前側トノボード12の裏面に固定している。
また、ベース部30には、後述するスプリング40のコイルバネ部41が装着される軸部32が設けられている。
さらに、本実施形態では、ベース部30の前端部には、トノボード装置1を自動車に懸架させた状態で後方かつ下方に傾斜する斜面部33が形成されており、当該斜面部33には、斜面部33の前方に突出した一対の突壁部34が設けられている。この一対の突壁部34は、図4に示すように、車幅方向に並設されており、当該突壁部34間にフラップ部50のベース部30側の端部を配置することができるようになっている。
また、ベース部30には、図4に示すように、アーム部42をベース部30の外方に突出させる出口孔35が設けられているとともに、スプリング40のアーム部42に当接して当該アーム部42をガイドする凹部36が設けられている。本実施形態では、凹部36の車両後方(図4において右側)に、アーム部42をベース部30の外方に突出させる出口孔35が、アーム部42を上下に回動させることができるように設けられている。
スプリング40は、ベース部30に装着されるコイルバネ部41と、このコイルバネ部41に連設されたアーム部42と、を備えている。
本実施形態では、アーム部42は、後述するフラップ部50の側壁部52L,52Rのうちの側壁部52L側(一方の側壁部側)にオフセットして設けられている。
さらに、本実施形態では、ベース部30を前側トノボード12の裏面に固定した状態で、アーム部42がスペーサボード部15の裏面に向けて付勢されるように、コイルバネ部41をベース部30に装着している。
フラップ部50は、底壁部51と、当該底壁部51の車幅方向両端部に設けられる側壁部52L,52Rと、底壁部51に設けられ、平面視で略格子状のリブ53と、を備えている。
図7に示すように、本実施形態では、リブ53は、側壁部52Rに当接するとともに、側壁部52Lとの間に隙間が形成されるように設けられている。
また、側壁部52L,52Rのベース部30側の端部52aには、図3および図8に示すように、ベース部30側の端部52aに向かうにつれて高さが低くなるテーパ部52bが設けられている。さらに、本実施形態では、側壁部52L,52Rの上部には、正面視で上方かつ車幅方向内方に向けて傾斜した斜面部52cがそれぞれ設けられている。
そして、側壁部52Lの車幅方向内側には、アーム部42に当接する突起部52dが前後2箇所に設けられている。
また、本実施形態では、フラップ部50の先端部(フラップ部50のベース部30側の端部50aと反対側の端部)50bが側面視で先細り状に形成されている。
本実施形態では、フラップ部50の先端部50bに天壁部54を設けるとともに、天壁部54の先端から底壁部51の先端に向けて凸状に湾曲させた前壁部56を設けることで、フラップ部50の先端部50bを側面視で先細り状に形成している。
また、本実施形態では、フラップ部50のベース部30側の端部50a側に、天壁部55が設けられている。
さらに、図6〜図8に示すように、先端部50b側の天壁部54には凹部54aが形成されている。
そして、スプリング40のアーム部42をフラップ部50のベース部30側の端部50aから側壁部52Lおよびリブ53に沿うように挿通し、アーム部42を突起部52dに当接させるとともに、アーム部42が凹部54aの側壁部52L側の側壁部54bに沿うように配置することで、フラップ部50が、アーム部42に装着される。
すなわち、フラップ部50は、アーム部42とともに上下に回動させることができるようにスプリング40に装着されている。
このとき、上方に付勢されたアーム部42がそれぞれの天壁部54,55に当接し、フラップ部50がスペーサボード部15の裏面に向けて付勢されることとなり、フラップ部50がスペーサボード部15の裏面に設けられたガイド部材60のガイドレール部61に当接する。
このように、本実施形態では、付勢部20のフラップ部50が、当該アーム部42によってスペーサボード部15の裏面に向けて付勢された状態で、スペーサボード部15としてのガイド部材60に接離可能に設けられることとなる。
以上の構成によれば、トノボード装置1を自動車に懸架した状態で、スペーサボード本体部16の裏面に取り付けたガイド部材60のガイドレール部61に、フラップ部50の先端部50bが当接し、当該フラップ部50がスペーサボード部15を上方に回動させる。このとき、フラップ部50の先端部50bがガイドレール部61のガイド溝部61aに対して傾きながら車両前後方向に摺動してスペーサボード部15を上方に回動させる。
そして、スペーサボード部15の屈曲ボード部17がシートバックフレーム3に押し当てられることで、スペーサボード部15の上方への移動が規制される。
ここで、シートバックフレーム3を後傾させると、スペーサボード部15は、シートバックフレーム3によって下方に押されるため、フラップ部50の付勢力に抗して下方に回動する。
また、シートバックフレーム3を前傾させると、スペーサボード部15は、フラップ部50によって上方に回動し、スペーサボード部15の屈曲ボード部17がシートバックフレーム3に押し当てられる。
このように、本実施形態の構成によれば、スペーサボード部15をシートバックフレーム3のリクライニング操作に追従させることができる。
以上の本実施形態によれば、スペーサボード部(第1のボード部)15と、当該スペーサボード部15の車両後方に位置するトノボード本体部(第2のボード部)11と、スペーサボード部15をトノボード本体部11に対して上下方向に回動可能に連結したインテグラルヒンジ部(ヒンジ部)19と、を有し、リヤシート(座席)2の後方に位置するラゲージフロア(荷室の底面)5をトノボード本体部11およびスペーサボード部15によって覆い、シートバックフレーム(座席の背部)3によってスペーサボード部15の上方への移動が規制されるトノボード10と、トノボード本体部11の裏面に支持されてスペーサボード部15の裏面に対して接離可能であり、スペーサボード部15の裏面に接した状態でスペーサボード部15を上方に付勢して当該スペーサボード部15をシートバックフレーム3に押し当てる付勢部20と、を備えるため、当該付勢部20によってスペーサボード部15が上方に回動してシートバックフレーム3に押し当てられ、スペーサボード部15とシートバックフレーム3との間の隙間が覆われる。そして、かかる状態でシートバックフレーム3を前傾させると、付勢部20がスペーサボード部15を上方に回動させ、当該スペーサボード部15をシートバックフレーム3に押し当てる。このように、本発明によれば、シートバックフレーム3を前傾させた際にも、スペーサボード部15とシートバックフレーム3との間の隙間を容易に覆うことができる。
また、付勢部20がスペーサボード部15の裏面に対して接離可能に設けられているため、付勢部20に邪魔されることなくスペーサボード部15をトノボード本体部11に対して上方に回動させることができるため、トノボード装置1を落下させた場合等、トノボード装置1にスペーサボード部15をトノボード本体部11に対して上方に回動させる力が働いた際に、トノボード装置1が破損してしまうのを抑制することができる。
さらに、本実施形態では、付勢部20をインテグラルヒンジ部19内でななく、トノボード本体部11の裏面に設けているため、付勢部20に邪魔されることなくスペーサボード部15をトノボード本体部11に対して下方に回動させることができるようになる。その結果、トノボード装置1にスペーサボード部15をトノボード本体部11に対して下方に回動させる力が働いた際に、付勢部20がインテグラルヒンジ部19の間に挟まれてしまうことがなく、インテグラルヒンジ部19が破損してしまうのを抑制することができる。
また、本実施形態によれば、付勢部20を、トノボード本体部11に固定されたベース部30と、このベース部30に装着されたスプリング(付勢部材)40と、このスプリング40に装着され、スプリング40によってスペーサボード部15の裏面に向けて付勢され、当該裏面に当接するフラップ部50と、で構成しているため、トノボード本体部11に付勢部20を容易に組み付けることができる。
特に、フラップ部50は、スプリング40のアーム部42に装着させるだけでスペーサボード部15の裏面に向けて付勢させることができるため、より一層容易に組み付けることができる。
また、本実施形態によれば、フラップ部50は、車幅方向両端部に設けられた側壁部52L,52Rを備え、スプリング40は、ベース部30に装着されるコイルバネ部41と、このコイルバネ部41に連設され、フラップ部50が装着されて側壁部52Lに沿うアーム部42と、を備えるため、側壁部52Lによってアーム部42の側壁部52L側への移動を抑制することができ、フラップ部50のがたつきを抑制することができる。
さらに、本実施形態では、アーム部42を側壁部52Lとリブ53との間に配置させているため、アーム部42がリブ53によって側壁部52Lと反対側への移動も抑制することができる。すなわち、アーム部42が車幅方向に移動してしまうのを抑制することができる。
なお、本実施形態では、天壁部54の側壁部54bによっても、アーム部42の側壁部52Lと反対側への移動が規制されるため、アーム部42が車幅方向に移動してしまうのをより一層抑制することができる。
また、本実施形態によれば、アーム部42を、フラップ部50の側壁部52L,52Rのうちの側壁部52L側(一方の側壁部側)にオフセットするように設けたため、フラップ部50が突壁部34に乗り上げてしまうのを抑制することができる。
また、本実施形態によれば、ベース部30に設けられ、アーム部42に当接して当該アーム部42をガイドする凹部36を備えるため、フラップ部50およびアーム部42をスペーサボード部15に接するように移動させた際に、アーム部42が車幅方向に位置ずれしたとしても、当該アーム部42が凹部36にガイドされて正規の位置に戻ることができ、アーム部42が車幅方向に移動してしまうのをより一層抑制することができる。
さらに、本実施形態によれば、側壁部52L,52Rの上部には、正面視で上方かつ車幅方向内方に向けて傾斜した斜面部52cがそれぞれ設けられているとともに、ガイド部材60に、横断面視で下方に拡がる略台形状のガイド溝部61aを設けているため、フラップ部50およびアーム部42が、図5および図6の仮想線に示すように位置ずれしたとしても、当該フラップ部50およびアーム部42を正規の位置(図5および図6の実線で示した位置)に戻しやすくなる。
また、本実施形態によれば、側壁部52L,52Rのベース部30側の端部52aに、当該ベース部30側の端部52aに向かうにつれて高さが低くなるテーパ部52bが設けられているため、側壁部52L,52Rのベース部30側の端部52aが突壁部34に引っかかってしまうのを抑制することができ、フラップ部50をよりスムーズに回動させることができる。
また、フラップ部50の先端部(ベース部30側の端部50aと反対側の端部)50bは、スペーサボード部15としてのガイドレール部61のガイド溝部61aに対して傾きながら摺動するため、フラップ部50の先端部50bを側面視で先細り状に形成することで、フラップ部50の先端部50bのガイド溝部61aに当接する部分の面積(当たり面)を狭くすることができ、摩擦力が低減してフラップ部50をスムーズに摺動させることができる。
また、本実施形態によれば、スペーサボード部15は、フラップ部50をガイドするガイド部材60を備えているため、ガイド部材60によってフラップ部50が車幅方向に位置ずれしてしまうのを抑制することができ、フラップ部50を車両前後方向にスムーズに摺動させることができる。
また、本実施形態によれば、スペーサボード部15の前部に、当該スペーサボード部15を下方に屈曲させた屈曲部18を設け、ガイド部材60は、屈曲部18を跨ぐようにしてスペーサボード部15に設けられているため、スペーサボード部15に屈曲部18を設けたとしても、当該ガイド部材60によって、スペーサボード部15を補強することができる。
以上、本発明にかかるトノボード装置の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限ることなく要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態を採用することができる。
例えば、上記実施形態では、熱可塑性樹脂製のトノボードを用いたが、これに限らず、種々のトノボードを用いることができる。
また、上記実施形態では、ヒンジ部としてボード部と一体に設けられたインテグラルヒンジ部を例示したが、別体のボードを例えば蝶番状のヒンジを介して連結させたものを用いても本発明を実施できる。
また、上記実施形態では、トノボードとして、トノボード本体部を2分割したものを用いているが、これに限らず、3分割やそれ以上に分割したトノボード本体部を用いてもよいし、分割していないトノボード本体部を用いてもよい。
本発明の一実施形態にかかるトノボード装置を自動車に懸架した状態を示す側面図。 本発明の一実施形態にかかるトノボード装置を底面側から見た斜視図。 本発明の一実施形態にかかるトノボード装置を自動車に懸架した状態を示す拡大側断面図。 本発明の一実施形態にかかる付勢機構を底面側から見た斜視図。 図2のA−A断面図。 図2のB−B断面図。 本発明の一実施形態にかかるフラップ部と付勢部材との係合状態を示す平面図。 図7のC−C断面図。
符号の説明
1 トノボード装置
2 リヤシート(座席)
3 シートバックフレーム(背部)
4 ラゲージルーム(荷室)
5 ラゲージフロア(荷室の底面)
10 トノボード
11 トノボード本体部(第2のボード部)
15 スペーサボード部(第1のボード部)
18 屈曲部
19 インテグラルヒンジ部(ヒンジ部)
20 付勢部
30 ベース部
36 凹部
40 スプリング(付勢部材)
41 コイルバネ部
42 アーム部
50 フラップ部
50a 端部(ベース部側の端部)
50b 先端部(ベース部側の端部と反対側の端部)
52L、52R 側壁部
52a 端部(ベース部側の端部)
52b テーパ部
60 ガイド部材

Claims (6)

  1. 第1のボード部と、当該第1のボード部の車両後方に位置する第2のボード部と、前記第1のボード部を前記第2のボード部に対して上下方向に回動可能に連結したヒンジ部と、を有し、座席の後方に位置する荷室の底面を前記第1および第2のボード部によって覆い、前記座席の背部によって前記第1のボード部の上方への移動が規制されるトノボード
    前記第2のボード部の裏面に支持されて前記第1のボード部の裏面に対して接離可能であり、前記第1のボード部の裏面に接した状態で前記第1のボード部を上方に付勢して当該第1のボード部を前記背部に押し当てる付勢部と、
    を備える車両用トノボード装置であって、
    前記付勢部は、
    前記第2のボード部に固定されたベース部と、
    このベース部に装着された付勢部材と、
    この付勢部材に装着され、前記付勢部材によって前記第1のボード部の裏面に向けて付勢され、当該裏面に当接するフラップ部と、
    を備え、
    前記フラップ部は、車幅方向両端部に設けられた側壁部を備え、
    前記付勢部材は、前記ベース部に装着されるコイルバネ部と、このコイルバネ部に連設され、前記フラップ部が装着されて前記側壁部に沿うアーム部と、を備え、
    前記アーム部は、前記側壁部のうちの一方の側壁部側にオフセットして設けられていることを特徴とする車両用トノボード装置。
  2. 前記ベース部に設けられ、前記アーム部に当接して当該アーム部をガイドする凹部を備えることを特徴とする請求項1に記載の車両用トノボード装置。
  3. 前記側壁部の前記ベース部側の端部に、当該ベース部側端部に向かうにつれて高さが低くなるテーパ部が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用トノボード装置。
  4. 前記フラップ部は、側面視でフラップ部の前記ベース部側の端部と反対側の端部が先細り状に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1項に記載の車両用トノボード装置。
  5. 前記第1のボード部は、前記フラップ部をガイドするガイド部材を備えていることを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか1項に記載の車両用トノボード装置。
  6. 前記第1のボード部の前部に、当該第1のボード部を下方に屈曲させた屈曲部を設け、
    前記ガイド部材は、前記屈曲部を跨ぐようにして前記第1のボード部に設けられていることを特徴とする請求項5に記載の車両用トノボード装置。
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