JP2006061337A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 機種交換時の作業性を向上する。
【解決手段】 本体枠3の保持枠固定部3aの上側端部に、軸受20を設ける。遊技盤ユニット16は、遊技盤4、支持体21及びガイドレール枠22を備える。支持体21とガイドレール枠22とは、遊技盤4を挟持した状態で係止されている。保持枠17の後面側の上側端部に、支軸部31を設ける。支軸部31は、シャフト部31aと、支持脚部31bとを備える。遊技盤4を備えた遊技盤ユニット16及び前面扉5が組み付けられた保持枠17を本体枠3に取り付けるときには、保持枠17を、本体枠3の前方の斜め上方から取り付ける。保持枠17の支持シャフト部31aを、本体枠3の軸受20の上に載せて、支持シャフト部31aを中心に保持枠17を回動する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、パチンコ店等の遊技場に設置して使用されるパチンコ機等の遊技機に関するものである。
現在、遊技場に設置されるパチンコ機は、図柄可変表示装置や制御回路基板が組み付けられた支持体、遊技盤、ガイドレール枠を備えた遊技盤ユニットと、遊技盤の前面を覆うとともに遊技盤の遊技領域を前面側から視認可能にする開口が形成されたガラス扉とを本体枠に取り付けた構成となっている。本体枠への遊技盤ユニット及びガラス扉の取り付け方法としては、遊技盤ユニット及びガラス扉を本体枠の前面側から直線的に装着し、取付部材により取り付けている。近年では、遊技場でパチンコ機の機種変更を行うことがあり、この場合には、本体枠を複数の機種で共通部品として使用し、遊技盤ユニットとガラス扉とを新たなものに交換することでパチンコ機の機種交換を行う。機種交換の作業工程としては、本体枠から遊技盤ユニットとガラス扉とを取り外し、新たな遊技盤ユニットとガラス扉とを本体枠に取り付ける。
しかしながら、遊技場に設置されるパチンコ機の数量は多く、パチンコ機の機種交換を行うために、パチンコ機1台毎に、本体枠から遊技盤ユニットとガラス扉とを取り外すのは、手間がかかり作業性が悪かった。そのため、近年では、遊技盤ユニットとガラス扉とを保持枠で保持し、この保持枠を本体枠に取り付けている。
しかしながら、遊技盤ユニットとガラス扉とを保持した状態の保持枠は、その重量が重くなるため、機種交換時などに保持枠を本体枠に取り付けるときの保持枠を持ち上げている作業工程が作業者にとって負担となり、作業性が悪いという問題があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、機種交換時の作業性を向上することができる遊技機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の遊技機は、遊技盤が組み込まれ、前記遊技盤の前面を覆う前面扉が開閉自在に軸着された保持枠と、前記保持枠が固定される本体枠とを備え、前記保持枠が前記本体枠の前面側から当該本体枠に組み込まれて固定される遊技機において、前記保持枠の上部には第1支持部が、前記本体枠の上部には前記第1支持部を支持して前記保持枠を前記本体枠に対して回動自在に支持する第2支持部がそれぞれ設けられ、前記第1支持部が前記第2支持部に支持された前記保持枠を組み込み位置に回動させた後に、前記保持枠を前記本体枠に固定する固定部とを備えたことを特徴とする。
なお、前記保持枠を前記本体枠に組み込むときに、前記保持枠の幅方向の位置決めを行う位置決め部を備えることが好ましい。
また、本発明の遊技機は、遊技盤と、前記遊技盤が固定される本体枠とを備え、前記遊技盤が前記本体枠の前面側から当該本体枠に組み込まれて固定される遊技機において、前記遊技盤の上部には第1支持部が、前記本体枠の上部には前記第1支持部を支持して前記遊技盤を前記本体枠に対して回動自在に支持する第2支持部がそれぞれ設けられ、前記第1支持部が前記第2支持部に支持された前記遊技盤を組み込み位置に回動させた後に、前記遊技盤を前記本体枠に固定する固定部とを備えたことを特徴とする。
さらに、前記遊技盤を前記本体枠に組み込むときに、前記遊技盤の幅方向の位置決めを行う位置決め部を備えることが好ましい。
本発明の遊技機によれば、遊技盤が組み込まれ、遊技盤の前面を覆う前面扉が開閉自在に軸着された保持枠と、保持枠が固定される本体枠とを備え、保持枠の上部には第1支持部が、本体枠の上部には第1支持部を支持して保持枠を本体枠に対して回動自在に支持する第2支持部がそれぞれ設けられ、第1支持部が第2支持部に支持された保持枠を組み込み位置に回動させた後に、保持枠を本体枠に固定する固定部とを備えたから、遊技盤が組み込まれ、遊技盤の前面を覆う前面扉が開閉自在に軸着された保持枠の第1支持部を、本体枠に設けられた第2支持部で支持して保持枠を本体枠に対して回動自在に支持し、保持枠を本体枠の組み込み位置に回動させた後に、固定部で保持枠を本体枠に固定することができるため、保持枠を本体枠の前方から直線的に本体枠に取り付けるものに比べて、作業者が保持枠を持ち上げている時間を少なくすることができるため、作業者の負担を軽減することができるとともに、作業性を向上することができる。
また、保持枠を本体枠に組み込むときに、保持枠の幅方向の位置決めを行う位置決め部を備えたから、保持枠を本体枠に組み込むときの保持枠の幅方向のガタつきを防止することができ、より一層作業性を向上することができる。
さらに、本発明の遊技機によれば、遊技盤と、遊技盤が固定される本体枠とを備え、遊技盤の上部には第1支持部が、本体枠の上部には第1支持部を支持して遊技盤を本体枠に対して回動自在に支持する第2支持部がそれぞれ設けられ、第1支持部が第2支持部に支持された遊技盤を組み込み位置に回動させた後に、遊技盤を本体枠に固定する固定部とを備えたから、遊技盤の第1支持部を、本体枠に設けられた第2支持部で支持して遊技盤を本体枠に対して回動自在に支持し、遊技盤を本体枠の組み込み位置に回動させた後に、固定部で遊技盤を本体枠に固定することができるため、遊技盤を本体枠の前方から直線的に本体枠に取り付けるものに比べて、作業者が遊技盤を持ち上げている時間を少なくすることができるため、作業者の負担を軽減することができるとともに、作業性を向上することができる。
また、遊技盤を本体枠に組み込むときに、前記遊技盤の幅方向の位置決めを行う位置決め部を備えたから、遊技盤を本体枠に組み込むときの遊技盤の幅方向のガタつきを防止することができ、より一層作業性を向上することができる。
図1に示すように、遊技機の1実施例であるパチンコ機2は、本体枠3の内部に遊技盤4が配設されており、本体枠3の前面には前面扉5が開閉自在に取り付けられている。前面扉5の下方には、打球供給用の供給皿6及びパチンコ球7の打ち出し強さを調節する操作ハンドル8が設けられている。遊技盤4のパチンコ球7が打ち出される遊技領域4aの略中央には、予め定められた入賞口へパチンコ球7を入賞させるなどの所定入賞条件に基づいて遊技中に様々な図柄を液晶画面に所定時間内において変動表示させた後に停止表示させる図柄可変表示装置9が設けられている。図柄可変表示装置9の下方には、始動入賞口10、通常入賞口11、アタッカ12、アウト口13等が設けられている。遊技盤4の略中央には、図柄可変表示装置9を取り囲むようにセンター役物14が設けられており、センター役物14に形成された開口を介して、図柄可変表示装置9を視認することができる。
遊技者は供給皿6にパチンコ球7を投入して遊技を開始する。投入されたパチンコ球7は供給皿6内に設けられた誘導路を経て球発射装置に導かれる。遊技者は、回動式の操作ハンドル8を所定量回動して球発射装置の駆動を制御することで、パチンコ球7を1個ずつ遊技盤4の遊技領域4aの上方に向けて打ち出すことができる。打ち出されたパチンコ球7は遊技領域4aの上方から流下する途中で各入賞口10, 11及びアタッカ12のいずれかに入るか、あるいはアウト口13から回収される。なお、パチンコ機2の遊技領域4aに設けられている複数の釘、風車などの構造物は公知であるので説明は省略する。
図2に示すように、前面扉5は、本体枠3の前面であって後述する保持枠17に開閉自在に取り付けられている。前面扉5の内側には、可視可能なガラス15が取り付けられている。なお、前面扉5が閉じているロック状態であるときには、遊技者や遊技場の作業者は、ガラス15を通して遊技盤4の遊技領域4aを流下していくパチンコ球7を見ることはできるが、遊技盤4にはもちろんのこと本体枠3の内部にも触れることができないようになっている。
図3に示すように、前面扉5は、遊技盤4を備えた遊技盤ユニット16を保持する保持枠17に開閉自在に取り付けられている。遊技盤ユニット16は、保持枠17の遊技盤ユニット固定部17aに交換可能で且つ一体的に組み付けられており、保持枠17は本体枠3の保持枠固定部3aに交換可能に固定されている。保持枠固定部3aの下側端部の左側端部及び右側端部には、保持枠17を固定するための保持枠固定部材(固定部)18が設けられている。保持枠17の遊技盤ユニット固定部17aの右側端部の上側端部及び下側端部には、遊技盤ユニット16を固定するための遊技盤ユニット固定部材19が設けられている。保持枠17の前面の右側端部の下側端部と、遊技盤ユニット固定部17aの左側端部の下側端部とには、それぞれ固定部材取付孔17bが形成されている。なお、保持枠固定部材18と遊技盤ユニット固定部材19とには、それぞれ回動可能な回動部18a,19aが軸支されている。本体枠3の保持枠固定部3aの上側端部には、後述する支軸部31の支持シャフト部31aを回動自在に支持するための略フック形状の軸受(第2支持部)20が設けられている。軸受20は、左右に2個設けられている。
図4に示すように、遊技盤ユニット16は、遊技盤4、支持体21及びガイドレール枠22を備え、支持体21とガイドレール枠22とは、詳しくは後述するように、遊技盤4を挟持した状態で係止されている。遊技盤4の右側端部の上側端部及び下側端部には、遊技盤ユニット固定部材19(図3参照)を挿通するための固定部材挿通孔4bが形成されている。遊技盤4の四隅には、後述するボス23を挿通するための位置決め開口4cが形成されている。遊技盤4の左側端部の下側端部には、固定部材操作孔4dが形成されている。固定部材操作孔4dは、保持枠固定部材18を露呈し、回動部18aを操作することのできる位置に形成されている。
支持体21は略板状に形成されており、支持体21の前面には複数のリブ21aが設けられ、これらリブ21aにより球通路21bが形成される。遊技を行った際に各入賞口10, 11、アタッカ12及びアウト口13に入ったパチンコ球7は、リブ21aにより形成された球通路21bを通過して所定の受け部に誘導される。支持体21の上下4箇所にはボス23が形成されており、このボス23には後述するガイドレール枠22に設けられた係止つまみ30を挿通させるための開口24が形成されている。このボス23を、遊技盤4に形成された位置決め開口4cに後面側から挿通させることで、遊技盤4と支持体21との位置決めが行われる。支持体21の後面側には、図柄可変表示装置9、主制御回路装置及び副制御回路装置などが組み付けられている。主制御回路装置及び副制御回路装置は、球発射装置、賞球払い出し装置、電源回路、ランプ、スピーカー、図柄可変表示装置9等の各種装置の駆動を制御する。
ガイドレール枠22は、板状に形成され前面の外周にリブが形成された枠本体25に、外レール26、第1内レール27、第2内レール28が取り付けられた構成となっている。枠本体25、外レール26、第1内レール27及び第2内レール28は例えばポリアセタール等の摺動性、耐摩耗性に優れた樹脂材から形成されている。なお、外レール26と第1内レール27との間は、打ち出されたパチンコ球7を遊技領域4aに向けて誘導するためのガイド部25aとなる。また、枠本体25の中央には、枠本体25を遊技盤4に組み付けたときに遊技領域4aを規制するための開口25bが形成され、その下方に各入賞口10, 11及びアタッカ12のいずれにも入賞しなかったパチンコ球7を所定の受け部に導くためのアウト口29の前面装飾29aが形成されている。なお、外レール26、第1内レール27及び第2内レール28は、それぞれ図示しないビス等により枠本体25に固定される。
枠本体25の後面の上側端部及び下側端部のそれぞれ2箇所計4箇所にはボス(図示せず)が形成され、このボスにロック機構である回動自在な係止つまみ30が取り付けられる。このボスを遊技盤4に形成された位置決め開口4cに挿通させることで、枠本体25と遊技盤4との位置決めが行われる。また、係止つまみ30は支持体21に形成されたボス23の開口24に挿通された後に、開口24に対して水平位置から垂直位置へと回動させることで、遊技盤4を挟持した状態でガイドレール枠22と支持体21との係合を行うことが可能となる。なお、ロック機構の構造及び個数は遊技盤ユニット16の構成等を考慮して、適宜設定することが可能である。枠本体25の右側端部の上側端部及び下側端部には、固定部材取付孔25cが形成されている。固定部材取付孔25cは遊技盤ユニット固定部材19の回動部19aを挿通させることのできる位置に形成されている。枠本体25の左側端部の下側端部には、固定部材操作孔25dが形成されている。固定部材操作孔25dは、保持枠固定部材18を露呈し、回動部18aを操作することのできる位置に形成されている。
図5に示すように、保持枠17の後面側の上側端部には、保持枠17を本体枠3に取り付けるときに、本体枠3の保持枠固定部3aに設けられた軸受(第2支持部)20に回動自在に支持される略コ字状の支軸部(第1支持部)31が設けられている。支軸部31は、円柱状の支持シャフト部31aと、支持シャフト部31aの図5中A方向それぞれの端部に一体的に形成された2個の支持脚部31bとを備える。支軸部31は、左右に2個設けられている。
軸受20は、その図5中A方向(幅方向)の長さが、一対の支持脚部31bの間に挿入可能で、且つ一対の支持脚部31bの図5中A方向(幅方向)における間の長さと略同一になるように形成されており、支持シャフト部31aを、本体枠3の軸受20の上に載せることにより、保持枠17は図5中A方向(幅方向)において位置決めされる。これにより、本実施形態では、軸受20は、保持枠17の図5中A方向(幅方向)の位置決めを行う位置決め部としても機能する。
保持枠固定部材18及び遊技盤ユニット固定部材19は同じ構造の部材により構成されているため、本体枠3に保持枠17を固定するための保持枠固定部材18のみを例に説明し、遊技盤ユニット固定部材19の説明は簡略化する。図6に示すように、保持枠17の固定部材取付孔17bは、本体枠3に設けられた保持枠固定部材18が挿通可能な大きさで、保持枠固定部材18の回動部18aと係止可能となるように形成されている。回動部18aは、保持枠固定部材18に回転自在に軸支されており、保持枠17が取り付けられていない状態では、回動部18aは長手方向が垂直に向けられた固定解除位置にセットされている。保持枠17の支持シャフト部31aが本体枠3の軸受20の上に載せられ、支持シャフト部31aを中心に保持枠17が本体枠3の保持枠固定部3aに組み込まれた状態となる組み込み位置(図2参照)まで回動されると、保持枠固定部材18が固定部材取付孔17bに挿通され、回動部18aが回動自在となるように固定部材取付孔17bから突出する。
図7に示すように、回動部18aが固定部材取付孔17bから突出した状態でその長手方向が水平となるように90度回転されると、保持枠固定部材18は固定位置にセットされる。固定位置への回動によって、回動部18aが固定部材取付孔17bから挿脱不能となり、保持枠17を固定する。これにより、保持枠17が本体枠3に固定される。
上記のように構成されたパチンコ機2の作用について説明する。図8に示すように、作業者が、遊技盤4を備えた遊技盤ユニット16及び前面扉5が組み付けられた保持枠17を本体枠3に取り付けるときには、保持枠17を、本体枠3の前方の斜め上方から取り付ける。先ず、保持枠17の支持シャフト部31aを、本体枠3の軸受20の上に載せて、支持シャフト部31aを中心に保持枠17を図8中B方向に組み込み位置まで回動する。支持シャフト部31aを本体枠3の軸受20の上に載せて、支持シャフト部31aを中心に保持枠17を図8中B方向に組み込み位置まで回動すると、本体枠3の保持枠固定部材18が保持枠17の固定部材取付孔17bに挿通され、回動部18aが回転自在となるように固定部材取付孔17bから突出する。そして、回動部18aを、固定部材取付孔17bから突出した状態でその長手方向が水平となるように90度回転すると、保持枠固定部材18は固定位置にセットされ、回動部18aが固定部材取付孔17bから挿脱不能となり、保持枠17が本体枠3に固定される。なお、本体枠3の保持枠固定部3aの図3における左側端部に設けられた保持枠固定部材18の回動部18aは、遊技盤4の固定部材操作孔4dと枠本体25の固定部材操作孔25dとを介して露呈されており、回転(操作)することができる。
このように、保持枠17の支持シャフト部31aを、本体枠3の前方の斜め上方から本体枠3の軸受20の上に載せて、支持シャフト部31aを中心に保持枠17を図8中B方向に回動することにより、遊技盤4を備えた遊技盤ユニット16及び前面扉5が組み付けられた保持枠17を本体枠3に取り付けることができるから、支持シャフト部31aを、本体枠3の軸受20の上に載せた後には、保持枠17を図8中B方向に回動するだけで、本体枠3に取り付けることができ、保持枠17を本体枠3の前方から直線的に本体枠3に取り付けるものに比べて、作業者が保持枠17を持ち上げている時間を少なくすることができるため、作業者の負担を軽減することができるとともに、作業性を向上することができる。また、軸受20を、その図5中A方向(幅方向)の長さが、一対の支持脚部31bの間に挿入可能で、且つ一対の支持脚部31bの図5中A方向(幅方向)における間の長さと略同一になるように形成したから、支持シャフト部31aを、本体枠3の軸受20の上に載せることにより、保持枠17を図5中A方向(幅方向)において位置決めすることができ、より一層作業性を向上することができる。
なお、上記実施形態では、本体枠3の保持枠固定部3aの上側端部に、略フック形状の軸受(第2支持部)20を設け、保持枠17の後面側の上側端部に、略コ字状の支軸部(第1支持部)31を設けたが、これに限定されることなく、保持枠17を本体枠3に取り付けるときに、保持枠17を回動自在に保持することができればよく、例えば、保持枠固定部3aの上側端部に、略コ字状の支軸部31を設け、保持枠17の後面側の上側端部に、略フック形状の軸受20を設けてもよい。また、軸受20及び支軸部31の個数は、2個に限定されることなく、適宜変更されるものである。
また、上記実施形態では、支持体21の後面側に図柄可変表示装置9、主制御回路装置及び副制御回路装置などを組付け、この支持体21、遊技盤4及びガイドレール枠22を備えた遊技盤ユニット16を保持枠17に取り付けたが、これに限定されることなく、図柄可変表示装置9、主制御回路装置及び副制御回路装置などを本体枠3に組み付けてもよく、適宜変更されるものである。
図9に、遊技盤4を備えた遊技盤ユニット16を本体枠3に取り付ける実施形態を示す。上記実施形態のものと同様の構成部材には同一の符号を付し、その詳細な説明を簡略化する。この実施形態では、前面扉5と遊技盤ユニット16とは、別々に本体枠3に取り付けられる。本体枠3の遊技盤ユニット固定部3bの上側端部には、後述する支軸部41の支持シャフト部41aを回動自在に支持するための略フック形状の軸受(第2支持部)40が設けられている。軸受40は、左右に2個設けられている。遊技盤4の上面の後側端部には、遊技盤ユニット16を本体枠3に取り付けるときに、本体枠3の遊技盤ユニット固定部3bに設けられた軸受40に回動自在に支持される略コ字状の支軸部(第1支持部)41が設けられている。支軸部41は、円柱状の支持シャフト部41aと、支持シャフト部41aの左右それぞれの端部に一体的に形成された2個の支持脚部41bとを備える。支軸部41は、左右に2個設けられている。
遊技盤ユニット固定部3bの下側端部の左側端部及び右側端部には、遊技盤ユニット16を固定するための遊技盤ユニット固定部材(固定部)42が設けられている。なお、遊技盤ユニット固定部材42には、回動可能な回動部42aが軸支されている。枠本体25の下側端部の左側端部及び右側端部には、固定部材取付孔25cが形成されている。固定部材取付孔25cは遊技盤ユニット固定部材42の回動部42aを挿通させることのできる位置に形成されている。
軸受40は、その図9中A方向(幅方向)の長さが、一対の支持脚部41bの間に挿入可能で、且つ一対の支持脚部41bの図9中A方向(幅方向)における間の長さと略同一になるように形成されており、支持シャフト部41aを、本体枠3の軸受20の上に載せることにより、遊技盤4は図9中A方向(幅方向)において位置決めされる。これにより、本実施形態では、軸受40は、遊技盤4の図9中A方向(幅方向)の位置決めを行う位置決め部としても機能する。
作業者が、遊技盤4を備えた遊技盤ユニット16を本体枠3に取り付けるときには、遊技盤ユニット16を、本体枠3の前方の斜め上方から取り付ける。先ず、遊技盤ユニット16の支持シャフト部41aを、本体枠3の軸受40の上に載せて、支持シャフト部41aを中心に遊技盤ユニット16を図9中B方向に回動する。支持シャフト部41aを本体枠3の軸受40の上に載せて、支持シャフト部41aを中心に遊技盤ユニット16を図9中B方向に本体枠3の遊技盤ユニット固定部3bに組み込まれた状態となる組み込み位置まで回動すると、本体枠3の遊技盤ユニット固定部材42が枠本体25の固定部材取付孔25cに挿通され、回動部42aが回転自在となるように固定部材取付孔25cから突出する。そして、回動部42aを、固定部材取付孔25cから突出した状態でその長手方向が水平となるように90度回転すると、遊技盤ユニット固定部材42は固定位置にセットされ、回動部42aが固定部材取付孔25cから挿脱不能となり、遊技盤ユニット16が本体枠3に固定される。
このように、遊技盤4の支持シャフト部41aを、本体枠3の前方の斜め上方から本体枠3の軸受40の上に載せて、支持シャフト部41aを中心に遊技盤4を図9中B方向に回動することにより、遊技盤4を備えた遊技盤ユニット16を本体枠3に取り付けることができるから、支持シャフト部41aを、本体枠3の軸受40の上に載せた後には、遊技盤4を図9中B方向に回動するだけで、本体枠3に取り付けることができ、遊技盤ユニット16を本体枠3の前方から直線的に本体枠3に取り付けるものに比べて、作業者が遊技盤ユニット16を持ち上げている時間を少なくすることができるため、作業者の負担を軽減することができるとともに、作業性を向上することができる。また、軸受40を、その図9中A方向(幅方向)の長さが、一対の支持脚部41bの間に挿入可能で、且つ一対の支持脚部41bの図9中A方向(幅方向)における間の長さと略同一になるように形成したから、支持シャフト部41aを、本体枠3の軸受40の上に載せることにより、遊技盤4を図9中A方向(幅方向)において位置決めすることができ、より一層作業性を向上することができる。
なお、上記実施形態では、本体枠3の遊技盤ユニット固定部3bの上側端部に、略フック形状の軸受(第2支持部)40を設け、遊技盤4の上面の後側端部に、略コ字状の支軸部(第1支持部)41を設けたが、これに限定されることなく、遊技盤4を本体枠3に取り付けるときに、遊技盤4を回動自在に保持することができればよく、例えば、遊技盤ユニット固定部3bの上側端部に、略コ字状の支軸部41を設け、遊技盤4の上面の後側端部に、略フック形状の軸受40を設けてもよい。また、軸受40及び支軸部41の個数は、2個に限定されることなく、適宜変更されるものである。
本発明を実施したパチンコ機の外観を示す斜視図である。 前面扉を開けた状態のパチンコ機を示す斜視図である。 本体枠と遊技盤ユニットと保持枠とを示す分解斜視図である。 遊技盤と支持体とガイドレール枠とを示す分解斜視図である。 本体枠と保持枠と支軸部とを示す分解斜視図である。 遊技盤ユニット固定部材が固定解除位置にセットされた状態を示す正面図である。 遊技盤ユニット固定部材が固定位置にセットされた状態を示す正面図である。 保持枠を本体枠に取り付けるときの状態を示す側面図である。 遊技盤ユニットを本体枠に取り付ける実施形態の本体枠と遊技盤ユニットとを示す分解斜視図である。
符号の説明
2 パチンコ機(遊技機)
3 本体枠
4 遊技盤
4a 遊技領域
5 前面扉
7 パチンコ球
9 図柄可変表示装置
16 遊技盤ユニット
17 保持枠
17a 遊技盤ユニット固定部
17b 固定部材取付孔
18 保持枠固定部材(固定部)
18a 回動部
20, 40 軸受(第2支持部)
21 支持体
22 ガイドレール枠
25 枠本体
31, 41 支軸部(第1支持部)
31a, 41a 支持シャフト部
31b, 41b 支持脚部
42 遊技盤ユニット固定部材(固定部)
42a 回動部

Claims (4)

  1. 遊技盤が組み込まれ、前記遊技盤の前面を覆う前面扉が開閉自在に軸着された保持枠と、前記保持枠が固定される本体枠とを備え、前記保持枠が前記本体枠の前面側から当該本体枠に組み込まれて固定される遊技機において、
    前記保持枠の上部には第1支持部が、前記本体枠の上部には前記第1支持部を支持して前記保持枠を前記本体枠に対して回動自在に支持する第2支持部がそれぞれ設けられ、
    前記第1支持部が前記第2支持部に支持された前記保持枠を組み込み位置に回動させた後に、前記保持枠を前記本体枠に固定する固定部とを備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記保持枠を前記本体枠に組み込むときに、前記保持枠の幅方向の位置決めを行う位置決め部を備えたことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 遊技盤と、前記遊技盤が固定される本体枠とを備え、前記遊技盤が前記本体枠の前面側から当該本体枠に組み込まれて固定される遊技機において、
    前記遊技盤の上部には第1支持部が、前記本体枠の上部には前記第1支持部を支持して前記遊技盤を前記本体枠に対して回動自在に支持する第2支持部がそれぞれ設けられ、
    前記第1支持部が前記第2支持部に支持された前記遊技盤を組み込み位置に回動させた後に、前記遊技盤を前記本体枠に固定する固定部とを備えたことを特徴とする遊技機。
  4. 前記遊技盤を前記本体枠に組み込むときに、前記遊技盤の幅方向の位置決めを行う位置決め部を備えたことを特徴とする請求項3記載の遊技機。
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JP2010240018A (ja) * 2009-04-01 2010-10-28 Okumura Yu-Ki Co Ltd 遊技盤ユニット

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