JP4965344B2 - 遊技台 - Google Patents

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Description

本発明はパチンコ機に代表される遊技台に関し、特に、遊技盤の取付構造に関するものである。
パチンコ機に代表される遊技台では、遊技領域を形成する遊技盤は、内枠と呼ばれる枠体(前枠と呼ばれる場合もある。)に支持されており、この遊技盤をホール内で交換する場合がある。交換作業は作業効率の観点からなるべく容易に行えることが望ましい。特許文献1には、内枠の前面側から遊技盤を交換できる構造を開示している。一般に、内枠の背面側には遊技球の供給機構等が設けられているため、内枠の背面側から遊技盤を交換する構造においては供給機構等の取り外し作業が必要となり、手間がかかる。したがって、内枠の前面側から遊技盤の交換ができると、背面側から交換する場合よりも交換作業が容易化する。
特開2005−95421号公報
特許文献1のものは、内枠に設けた固定体を遊技盤に設けた取付孔に挿入して係合することで遊技盤を内枠に取り付ける構造を開示する。この構造では、遊技盤を内枠に押し付けるだけで遊技盤の取り付けを行えるという利点があるが、きちんと固定体が取付孔に係合しているか否かが分かりずらいという問題がある。また、遊技盤を取り外す際には、個々の固定体の弾性係合片をつまんで係合を解除する必要があり、作業効率の点で改善の余地がある。
従って、本発明の目的は、遊技盤の交換作業を容易化できる遊技台を提供することにある。
本発明によれば、遊技球の入賞口を有する遊技領域が前面に形成された遊技盤と、前記遊技盤を支持する枠体と、を備えた遊技台において、前記遊技盤を前記枠体に着脱自在に係合する係合構造を備え、前記係合構造が、前記遊技盤の前面に設けた案内部に案内されて、前記遊技盤の周縁から一部が突出する突出位置と、非突出位置との間で直線的にスライド可能なスライド部材と、前記枠体に設けられ、前記スライド部材が前記突出位置にある場合に前記遊技盤の周縁から突出した当該スライド部材の前記一部と係合する枠体側係合部と、を備え、前記スライド部材は、板状の本体部、前記本体部に対して弾性変位可能に接続された操作部及び前記操作部の底部から突起した突起部を有し、前記遊技盤の前面に、前記スライド部材が前記突出位置にある場合に前記突起部と係合する第1の遊技盤側係合部と、前記スライド部材が前記非突出位置にある場合に前記突起部と係合する第2の遊技盤側係合部と、を設けたことを特徴とする遊技台が提供される。
本発明の遊技台では、作業者が前記スライド部材を操作してスライドさせることで、前記遊技盤と前記枠体との着脱ができる。また、前記案内部が前記遊技盤の前面に設けられたことにより、前記スライド部材が前記遊技盤の前面に位置しており、前記枠体の前面側から前記遊技盤を交換できる。したがって、前記遊技盤の交換作業を容易化できる。
以上述べた通り、本発明によれば、遊技盤の交換作業を容易化できる遊技台を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態に係る遊技台Aの斜視図であり、前面扉400を開いた態様を示す図である。なお、以下の説明において、前面(正面)、背面、左、右、上、下といった方向を示す場合には図1に図示した方向に基づく。
遊技台Aはパチンコ機であって、外枠100と、内枠200と、遊技盤300と、前面扉400と、を備える。外枠100は方形の枠体(例えば木枠)をなしており、遊技台Aをホールの島に設置するための枠である。内枠200は遊技盤300を支持する枠体であり、外枠100の前面側に配設され、ヒンジ部201を介して外枠100に回動自在に支持されている。なお、ヒンジ部201は上下に離間して設けられており、図1においては上方のヒンジ部201のみが図示されている。内枠200の下部には、演出装置500や遊技球(パチンコ球)の発射装置501等が取り付けられている。
前面扉400は内枠200の一方の側部(左側の側部)においてヒンジ部401を介して回動自在に内枠200に支持されている。なお、ヒンジ部401は上下に離間して設けられており、図1においては上方のヒンジ部401のみが図示されている。前面扉400は、通常は内枠200の前面を覆う閉鎖状態(不図示)にあり、遊技台Aのメンテナンス時等に図1に示す開放状態とすることができる。前面扉400にはガラス板等の透明の部材で構成される窓部402を有しており、遊技者は窓部402を通して遊技盤300を見ることができる。前面扉400の前面には球発射ハンドル403が設けられている。遊技者が球発射ハンドル403を操作すると、発射装置501から遊技盤300へ遊技球が発射されることになる。
図2は遊技盤300の正面図である。遊技盤300は、本体パネル310と、遊技領域320と、を備える。本体パネル310はその外形が略矩形をなしており、例えば、樹脂材料から形成される。遊技領域320は本体パネル310の前面に形成されており、したがって遊技盤300の前面に形成されている。以下、本実施形態における遊技領域320の構成について説明する。
遊技領域320には釘320aが複数配設されている。また、遊技領域320には、特図始動入賞口321a及び321b、複数の普図始動入賞口322、複数の一般入賞口323、及び、可変入賞装置324が配設されている。本実施形態の場合、特図始動入賞口321a及び普図始動入賞口322はゲート式の入賞口であり、遊技球(パチンコ球)の入球後も遊技領域320を流下する。一方、特図始動入賞口321b、一般入賞口323及び可変入賞装置324はいずれも、遊技球の入球後には遊技領域320から排出される。これらの各入賞口にはいずれも入球を検出するセンサ(不図示)が設けられている。
特図始動入賞口321bは、いわゆる電動チューリップであり、羽根部の開閉により、遊技球の入球が規制される規制状態と、規制状態よりも遊技球が入球し易い開放状態と、の間で状態が変化する。可変入賞装置324は、大当たりが発生した場合に遊技球の入球が可能となるよう、その入賞口にシャッタ(不図示)が設けられており、このシャッタは大当たりが発生した場合にのみ開放される。
遊技領域320には、また、アウト口325が設けられている。アウト口325は遊技領域320の最下部に設けられており、いずれの入賞口にも入球しなかった遊技球はこのアウト口325に入球して遊技領域320から排除される。
遊技領域320の略中央には液晶表示装置(LCD)326が配置されている。LCD326は各種の情報を表示する画像表示装置であり、本実施形態では液晶表示装置を採用するが他の画像表示装置であってもよい。遊技領域320の上部には、普通図柄表示装置327a、特別図柄表示装置327bが設けられている。本実施形態の場合、これらはいずれも7セグメントLED表示器である。また、普通図柄表示装置327a及び特別図柄表示装置327bの下方には普図抽選保留記憶数表示装置328aが、上方には特図抽選保留記憶数表示装置328bが、それぞれ配設されている。
普図抽選保留記憶数表示装置328aは小当たり判定用の乱数の保留回数を表示し、特図抽選保留記憶数表示装置328bは大当たり判定用の乱数の保留回数を表示する。本実施形態の場合、普図抽選保留記憶数表示装置328a及び特図抽選保留記憶数表示装置328bをいずれも複数のLEDで構成し、乱数の保留回数に応じた数のLEDを点灯する。
遊技領域320には、また、外レール329a及び内レール329bが配設されている。発射装置501から発射された遊技球は、外レール329aと内レール329bとの間の通路を通って遊技領域320の上部へ打ち込まれることになる。
次に、上記構成からなる遊技領域320による遊技について概説する。遊技者が発射ハンドル403を操作すると、発射装置501から発射された遊技球が遊技領域320の上部へ打ち込まれる。遊技球は、その後、遊技領域320に立設した複数の釘320aと衝突を繰り返しながら遊技領域320の下部に流れ落ちる。遊技領域320の上部から下部へ遊技球が流れ落ちる過程で、特図始動入賞口321a及び321b、普図始動入賞口322、一般入賞口323、可変入賞装置324に遊技球が入球することで入賞となり、遊技者に対して特典が与えられる。
遊技者に対する特典として、特図始動入賞口321b、一般入賞口323に遊技球が入球した場合は一定数の賞球、例えば3個の遊技球が払出される。可変入賞装置324に遊技球が入球した場合は一定数の賞球、例えば15個の遊技球が払出される。特図入賞口321a、普図始動入賞口322に入球した場合は遊技球を払出してもよいが、本実施形態では払出はない。
遊技台Aの制御部(不図示)は特図始動入賞口321a又は321bに遊技球が入球したことを条件として大当たりの抽選を行なう。抽選の結果は特別図柄表示装置327bにより表示する。特別図柄表示装置327bは所定時間の間、図柄(特別図柄)を変動表示した後、抽選結果に応じた特別図柄を確定表示する。大当たりの抽選は、乱数を取得し、取得した乱数が予め定めた値に該当するか否かを判定(大当たりの判定)することにより行なう。大当たりの当選確率は各抽選毎に例えば1/350である。
本実施形態の場合、大当たりの判定は、特別図柄の変動中には行なわない。特別図柄の変動中に特図始動入賞口321a又は321bへの遊技球の入球があった場合は、その入球に対応する乱数を保留し、特別図柄の確定表示後に大当たりの判定を行なう。乱数の保留数は例えば最大4つである。従って、最大保留回数を超えて、特図始動入賞口321a又は321bに入球があった場合、その入球に対応する大当たりの抽選は行なわない。なお、大当たり用の乱数の保留数を「特図抽選保留記憶数」といい、特図抽選保留記憶数表示装置328bによりその数が表示される。
抽選の結果はLCD326にも表示される。LCD326は、図柄(装飾図柄)の組合せを変動して表示した後、大当たりの判定結果に応じた装飾図柄の組合せを表示する。LCD326は、特別図柄表示装置327bの特別図柄の変動開始及び変動終了と略同期して装飾図柄の組合せの表示の変動を開始し、終了する。
次に、遊技台Aは、大当たりの抽選結果が大当たりであることを条件として、予め定めた了条件が成立するまで、遊技状態として大当たり状態を設定する。大当たり状態が設定されている間、可変入賞装置324のシャッタが所定回数(例えば15回)開放し、可変入賞装置324に遊技球が入球可能となる。1回の開放(ラウンド)は可変入賞装置324に一定数の遊技球の入球(例えば9個)があるか、一定時間の経過(例えば30秒)により終了する。大可変入賞装置324のシャッタが上記の所定回数開放すると、つまり、ラウンド数が所定回数に達すると大当たり状態を終了する。
遊技台Aの制御部は普図始動入賞口322に遊技球が入球したことを条件として小当たりの抽選を行なう。抽選の結果は普通図柄表示装置327aにより表示する。普通図柄表示装置327aは所定時間の間、図柄(普通図柄)を変動表示した後、抽選結果に応じた普通図柄を確定表示する。
本実施形態では小当たりの抽選は、乱数を取得し、取得した乱数が予め定めた値に該当するか否かを判定(小当たりの判定)することにより行なう。本実施形態の場合、小当たりの判定は、普通図柄の変動中には行なわない。普通図柄の変動中に普図始動入賞口322への遊技球の入球があった場合は、その入球に対応する乱数を保留し、普通図柄の確定表示後に小当たりの判定を行なう。乱数の保留数は例えば最大4つである。従って、最大保留回数を超えて、普図始動入賞口322に入球があった場合、その入球に対応する小当たりの抽選は行なわない。なお、小当たり用の乱数の保留数を「普図抽選保留記憶数」といい、普図抽選保留記憶数表示装置328aによりその数が表示される。
遊技台Aの制御部は、小当たりの抽選結果が小当たりであることを条件として、特図始動入賞口321bを一定時間(例えば0.3秒)開放させる。よって、小当たりが成立すると特図始動入賞口321bに遊技球が入球し易くなる。
次に、内枠200への遊技盤300の着脱構造について図2乃至図7を参照して説明する。図3は内枠200と遊技盤300の分解斜視図、図4は内枠200の斜視図、図5はスライド部材311及び案内部312の斜視図であり、(a)は案内部312からスライド部材311を取り出した態様、(b)は案内部312へスライド部材311を装着した態様を示す。図6(a)乃至(c)はスライド部材311aの動作説明図であり、図7(a)乃至(c)は内枠200への遊技盤300の装着手順を示す模式図である。
まず、遊技盤300側の構成について説明する。図2に示すように遊技盤300の本体パネル310の右側部には、スライド部材311a、311b(以下、総称するときはスライド部材311という。)が設けられている。スライド部材311a、311bはそれぞれ、本体パネル310の前面に設けられた案内部312a、312b(以下、総称するときはスライド部材312という。)に案内されて、遊技盤300の周縁から一部が突出する突出位置と、該一部が突出しない非突出位置との間で直線的にスライド可能になっている。
本実施形態の場合、スライド部材311aのスライド方向は左右方向とし、スライド部材311bのスライド方向は上下方向としており、スライド方向が異なる。また、スライド部材311aは本体パネル310の上部前面に配設され、突出位置において遊技盤300の右縁から突出する。スライド部材311bは本体パネル310の下部前面に配設され、突出位置において遊技盤300の下縁から突出する。スライド部材311a及び311bの構成、並びに、案内部312a及び312bの構成は本実施形態の場合、同じである。
図5を参照して、スライド部材311は、板状の本体部3111と、操作部3112と、操作部3112の底部から突起した突起部3113と、を備え、例えば、樹脂材料からこれらが一体に形成されている。操作部3112の両側部と本体部3111との間にはスリットが形成されており、操作部3112は本体部3111に対して矢印d方向に弾性変位可能である。
案内部312は、内部にスライド部材311の挿入空間が形成された門型をなしており、本実施形態では本体パネル310に一体的に形成されている。案内部312の底部は開口して開口部3121を形成し、案内部312の手前に位置する本体パネル310の表面314とには段差3121aが形成されている。表面314には係合穴313が形成されている。なお、スライド部材311と案内部312とは色が異なるようにすることが望ましい。例えば、案内部312が赤色の場合、スライド部材311を白色とする。こうすることで、スライド部材311がどこに位置しているのかが、視覚的に分かり易いという利点がある。
次に、図2及び図3を参照して、遊技盤300の本体パネル310の左側部の周縁には、上下方向に離間した係止凹部315a、315b(以下、総称するときは係止凹部315という。)が形成されている。係止凹部315は、本体パネル310の左側面を、奥行き方向(前面→背面)全域に渡って凹ませたわけではなく、本実施形態の場合、前面側の部分のみを凹ませており、このため、図2に示すように背板部315a'、315b'(以下、総称するときは背板部315'という。)を残存させた構成としている。
次に、内枠200側の構成について説明する。図3及び図4を参照して、内枠200は右内側部203a、左内側部203b、下内側部203c及び上内側部203dにより画定される、遊技盤300の収容空間202を有している。なお、収容空間202の背面側は開放している。
左内側部203b及び下内側部203cには、それぞれ、スライド部材311a、311bに対応する位置に係合穴204a、204b(以下、総称するときは係合穴204という。)が形成されている。係合穴204aはスライド部材311aが突出位置にある場合にその一部と係合し、スライド部材311aが突出位置から非突出位置にスライドされると、係合が解除される。また、係合穴204bはスライド部材311bが突出位置にある場合にその一部と係合し、スライド部材311bが突出位置から非突出位置にスライドされると、係合が解除される。しかして、スライド部材311及び係合穴204は遊技盤300を内枠200に着脱自在に係合する係合構造を構成している。
以下、図6を参照してスライド部材311a及び係合穴204aの係合動作について説明する。なお、スライド部材311b及び係合穴204bの係合動作についても同様である。図6(a)乃至(c)は、図2の線X−Xに沿う端面図に相当する。
図6(a)は遊技盤300が内枠200の収容空間202に収容され、かつ、スライド部材311aが非突出位置に位置しており、スライド部材311aと係合穴204aとの係合が解除された態様を示している。この態様では、スライド部材311aの突起部3113が係合穴313に挿入され、両者が係合した状態にある。その効果は後述する。
図6(a)の態様から、作業者が操作部3112を矢印方向に押圧すると、図6(b)に示すように、操作部3112が本体部3111に対して僅かに弾性変形し、突起部3113が本体パネル311の表面314に乗り上げ、スライド部材311aが矢印方向にスライドする。スライド部材311aのスライドにしたがって、本体部3111が遊技盤300の周縁から突出し始め、本体部3111の先端が係合穴204aに挿入され始める。
操作部3112が案内部312aに当接すると、スライド部材311aのスライドが終了しスライド部材は突出位置に位置する。そして、図6(c)に示すように本体部3111の先端が係合穴204aに挿入されて係合状態となる。このとき、スライド部材311aの突起部3113が開口部3121に入り込み、操作部3112は元の形状に復元する。また、突起部3113は段差3121aに当接して係合状態となる。つまり、段差3121aは、スライド部材311aが突出位置にある場合に突起部3113と係合する係合部を構成している。突起部3113と段差3121aとが係合することで、スライド部材311aが非突出位置に戻ることが規制され、遊技盤300と内枠200との係合状態をより確実に維持できる。
遊技盤300と内枠200との係合を解除する場合には逆の手順となる。すなわち、図6(c)の態様から作業者がスライド部材311aを逆方向にスライドさせることで図6(a)の態様に戻り、係合が解除される。このとき、突起部3113と係合穴313とが係合することで、スライド部材311aが案内部312aから完全に抜け出て脱落することを防止できる。つまり、係合穴313はスライド部材311aが非突出位置にある場合に突起部3113と係合する係合部を構成している。
次に、図3及び図4に戻り、内枠200の構成を更に説明する。内枠200の左内側部203bには係止凹部315a、315bにそれぞれ対応する位置に、係止凸部205a、205b(以下、総称するときは係止凸部205という。)が形成されている。係止凸部205aは複数の突出片を上下方向に配列し、それらの背部を板で連結した形状を有しており、左内側部203bから凸状に突出して左内側部203bと一体に形成されている。係止凸部205と係止凹部315とは、遊技盤300を内枠200に着脱自在に係止する係止構造を構成する。
また、図3に示すように、内枠200の複数の位置には、スペーサ受け部206が形成されており、スペーサ受け部206にはスペーサ207が嵌合する。スペーサ207はゴム等の弾性部材であり、内枠200に対して遊技盤300を装着した状態において、内枠200と遊技盤300との間に介挿された状態となる。
次に、係止凸部205と係止凹部315との係合動作、並びに、遊技盤300の内枠200への装着手順について図7を参照して説明する。図7(a)に示すように、作業者は、まず、スライド部材311が非突出位置にあることを確認した上で、遊技盤300を内枠200の前面側から内枠200に対して斜めに準備し、遊技盤300の左側部側から内枠200の収容空間202へ遊技盤300を挿入する。その際、背板部315を係止凸部205の背後に差し込むようにする。
続いて、遊技盤300をその左側部側を中心として回動させながら収容空間202へ押し込む。これにより、図7(b)に示すように、遊技盤300が収容空間202に収容されて、遊技盤300の背面にスペーサ207が当接した状態となる。また、係止凸部205が係止凹部315に入り込んだ係止状態となる。これにより、遊技盤300の左側部側は、上下方向、左右方向並びに背面→前面方向の移動が規制されて位置決めがなされる。なお、本実施形態では、遊技盤300側に係止凹部315を設け、内枠200側に係止凸部205を設けたが、遊技盤300側に凸状の係止部を設け、内枠200側に凹状の係止部を設けてもよい。
最後に、スライド部材311を突出位置へスライドさせて係合穴204に係合させて遊技盤300の装着作業が終了する(図7(c))。遊技盤300の右側部側は、スライド部材311aと係合穴204aとの係合により、上下方向、背面→前面方向の移動が規制され、スライド部材311bと係合穴204bとの係合により、左右方向、背面→前面方向の移動が規制される。
スライド部材311aとスライド部材311bとは、スライド方向が異なり、したがって、遊技盤300から突出する位置が異なっている。このため、遊技盤300の移動を規制する方向が異なり、遊技盤300の移動方向を多方向で規制できる。また、島設備に設置された遊技台の位置を考慮すると、作業者の概ね腕高さに位置するスライド部材311aのスライド方向は左右方向とし、作業者の概ね腰高さに位置するスライド部材311bのスライド方向は上下方向としたことで、作業者が遊技台の手前で起立したまま容易に遊技盤300の交換作業を行うことができる。さらに、スライド部材311bは、遊技盤300の下縁から突出して、遊技盤300の下部が前面側に出ることを規制する。これにより、遊技盤300が、その下部が前面側に出て傾斜した、いわゆる寝た状態で内枠200に支持されることを防止できる。
こうして、係止凸部205と係止凹部315との係止、並びに、スライド部材311と係合穴313との係合により、遊技盤300が内枠200に位置決めされて装着される。なお、遊技盤300が内枠200に装着された状態においては、スペーサ207が僅かに圧縮された状態となるようにその寸法を設定しておくことで、振動等により遊技盤300ががたつくことをより確実に防止できる。
遊技盤300を内枠200から取り外す場合には、逆の手順となる。すなわち、スライド部材311を非突出位置にスライドし、遊技盤300を収容空間202から斜めに抜き出せばよい。
このように本実施形態では、作業者がスライド部材311を操作してスライドさせることで、遊技盤300と内枠200との着脱ができる。また、案内部312が遊技盤300の前面に設けられたことにより、スライド部材311が遊技盤300の前面に位置しており、内枠200の前面側から遊技盤300を交換できる。したがって、遊技盤300の交換作業を容易化できる。
本実施形態では、遊技盤300と内枠200との着脱構造として、スライド部材311と係合穴204との係合構造に加えて、係止凸部205と係止凹部315との係止構造を併用したが、スライド部材311と係合穴204との係合構造のみで、遊技盤300と内枠200との着脱構造を構成してもよい。しかし、係止凸部205と係止凹部315との係止構造は、遊技盤300を収容空間202に挿入しながら、係止状態にすることができ、スライド部材311のようにスライド作業が不要である。したがって、スライド部材311と係合穴204との係合構造と、係止凸部205と係止凹部315との係止構造との併用により、作業者の作業性、遊技盤300の交換容易性を更に高められる。
なお、遊技盤300の交換作業は前面扉400を開いた状態で行うところ、その回動中心となる内枠200の左側部側は前面扉400の存在により作業スペースが狭い。本実施形態では、前面扉400がヒンジ部401を介して内枠200の左側部側に回動自在に支持されており、係止凸部205及び係止凹部315からなる係止構造は、内枠200の左側部側に位置している一方、スライド部材311及び係合穴204からなる係合構造は、内枠200の左側部とは反対側の右側部に位置している。このように、スライド作業が必要なスライド部材311を、前面扉400の回動中心から離れた部位に配設することにより、作業スペースを確保して作業性を向上できる。
スライド部材311及び係合穴204からなる係合構造の数、配設部位は、遊技盤300の移動を規制する方向に応じて種々の態様が選択できる。係止凸部205及び係止凹部315からなる係止構造を併用した場合の、その数、配設部位も同様である。
本発明の一実施形態に係る遊技台Aの斜視図であり、前面扉を開いた態様を示す図である。 遊技盤300の正面図である。 内枠200と遊技盤300の分解斜視図である。 内枠200の斜視図である。 スライド部材311及び案内部312の斜視図であり、(a)は案内部312からスライド部材311を取り出した態様、(b)は案内部312へスライド部材311を装着した態様を示す。 (a)乃至(c)はスライド部材311aの動作説明図である。 (a)乃至(c)は内枠200への遊技盤300の装着手順を示す説明図である。
符号の説明
A 遊技台
200 内枠(枠体)
300 遊技盤
311 スライド部材

Claims (8)

  1. 遊技球の入賞口を有する遊技領域が前面に形成された遊技盤と、
    前記遊技盤を支持する枠体と、
    を備えた遊技台において、
    前記遊技盤を前記枠体に着脱自在に係合する係合構造を備え、
    前記係合構造が、
    前記遊技盤の前面に設けた案内部に案内されて、前記遊技盤の周縁から一部が突出する突出位置と、非突出位置との間で直線的にスライド可能なスライド部材と、
    前記枠体に設けられ、前記スライド部材が前記突出位置にある場合に前記遊技盤の周縁から突出した当該スライド部材の前記一部と係合する枠体側係合部と、
    を備え
    前記スライド部材は、板状の本体部、前記本体部に対して弾性変位可能に接続された操作部及び前記操作部の底部から突起した突起部を有し、
    前記遊技盤の前面に、前記スライド部材が前記突出位置にある場合に前記突起部と係合する第1の遊技盤側係合部と、前記スライド部材が前記非突出位置にある場合に前記突起部と係合する第2の遊技盤側係合部と、を設けたことを特徴とする遊技台。
  2. 前記第1及び第2の遊技盤側係合部が、それぞれ、前記遊技盤に形成された係合孔及び開口部であり、
    前記スライド部材が前記突出位置と前記非突出位置との間を移動する際、前記突起部は前記係合孔と前記開口部との間の前記遊技盤の表面に乗り上げることを特徴とする請求項1に記載の遊技台。
  3. 第1の前記係合構造と、第2の前記係合構造と、を備え、
    前記第1の係合構造の前記スライド部材と前記第2の前記係合構造の前記スライド部材とは、そのスライド方向が異なることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技台。
  4. 前記遊技盤と前記枠体との間に介挿される弾性部材を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の遊技台。
  5. 前記操作部は、
    前記本体部に接続され、前記スライド部材のスライド方向に延びると共に前記突起部が設けられた第1部分と、
    前記第1部分から前記突起部と反対方向に延びる第2部分と、
    を備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の遊技台。
  6. 前記案内部が、前記スライド部材のスライド方向両端部が開放し、前記スライド部材の挿入空間が形成された門型をなしていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の遊技台。
  7. 前記枠体は、前記遊技盤を収容する収容空間を有し、
    前記遊技盤を前記枠体に着脱自在に係止する係止構造を更に備え、
    前記遊技盤は、前記係合構造と前記係止構造とにより前記枠体に取り付けられ、
    前記係止構造は、
    前記収容空間を画定する前記枠体の内側部に設けられた第1係止部と、
    前記遊技盤の周縁に設けられ、前記第1係止部と係合する第2係止部と、
    を備え、
    前記第1及び第2係止部は、一方が凸状をなし、他方が凹状をなしていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の遊技台。
  8. 前記枠体の一方の側部に回動自在に支持された前面扉を有し、
    前記係止構造は、前記枠体の前記一方の側部側に設けられ、前記係合構造は、前記枠体の他方の側部側に設けられたことを特徴とする請求項に記載の遊技台。
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