JP6012248B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ機、アレンジボール機、雀球機等の障害釘を打設する遊技機用の遊技盤に関する。
近年、遊技盤を木製の合板から、合成樹脂板へと変更した遊技機が開発されている(例えば、特許文献1)。
特許文献1に記載の遊技盤は、発泡ポリエチレン製の板材を多層に貼り合わせてなり、表面側に密度の高いスキン層を、内部側に密度の低い発砲層を夫々有する。
実開平7−43596
特許文献1に記載の遊技盤は、発泡ポリエチレン製の板材を多層に貼り合わせて厚さを確保するため、遊技盤用の基板の製造における工数の増加や、切削加工や各種部品の取り付けといった後工程において重くて取り扱い難いという問題がある。
そこで、本願は、合成樹脂製の遊技盤において、組立工程における取り扱いを考慮した軽量化を可能にしつつも、遊技盤取付枠の構成をそのままに利用でき、合板製の遊技盤で培った技術を種々に適用することもできる様にすることを目的とする。
上記目的を達成するためになされた本発明の遊技機は、前面パネルと、該前面パネルの裏面側に取り付けられるスペーサー部材とから構成された遊技盤構成部材を遊技盤取付枠に取り付けた遊技機において、以下の構成を備えることを特徴とする。
(A)前記前面パネルは、合成樹脂で形成され、貫通部品を取り付けるために形成された貫通部品取付用開口を備えていること。
(B)前記スペーサー部材は、合成樹脂で形成され、前記前面パネルの裏面側に取り付けた状態において前記前面パネルの外形内に収まる正面視形状の本体部と、前記遊技盤取付枠への取り付けに際しての位置合わせ部と、を備え、前記本体部には、前記貫通部品取付用開口と正面視で重なる位置には該貫通部品取付用開口と同一形状に貫通された前面対応開口が形成されると共に、正面視において前記前面パネルの裏側に隠れる位置には前記貫通部品取付用開口とは重ならない様に貫通された前面非対応開口が形成されていること。
(B1)前記本体部が、正面視において周縁部の一部が前記前面パネルの外形形状に対して切り欠かれた部分を有すると共に前記前面対応開口及び前面非対応開口が貫通形成された平板部と、該平板部の外周縁から前後方向に伸びる様に立設された周壁部と、前記前面対応開口及び前面非対応開口の縁に前記周壁部と同一寸法同一方向に立設された開口周壁部と、からなる箱枠形状に構成されると共に、前記本体部において前記切り欠かかれた部分の少なくとも一部において、前記周壁部から前記平板部と平行に外に向かって形成された平行部が備えられ、
前記前面パネルの裏面に前記スペーサー部材が取り付けられた状態において
前記貫通部品取付用開口、前記前面対応開口及び当該前面対応開口の前記開口周壁部によって前記遊技盤構成部材に対する貫通部が形成され、前記前面パネルの裏面、前記前面非対応開口及び当該前面非対応開口の前記開口周壁部によって前記遊技盤構成部材に対する裏面側から前記前面パネルの裏面に達する窪み部が形成され、前記平行部と当該平行部に連続する前記周壁部とによって前記遊技盤構成部材の周縁の一部に前方へ窪んだ段部からなる前記位置合わせ部形成されてなること。
本発明の遊技盤構成部材は、スペーサー部材に、前面パネルの貫通部品取付用開口と正面視で重なる位置には貫通部品取付用開口と同一形状に貫通された前面対応開口が形成されているので、センター役物やランプ飾りや入賞口構成部材などの遊技盤への取り付け部分の構造は、従来の合板製の遊技盤で培った技術を適用することができる。また、スペーサー部材には本体部に形成された位置合わせ部(切り欠き、前方へ窪む様に形成された段部、嵌め合いのための別部材など)を備えさせ、遊技盤取付枠の開口部への遊技盤の取り付けに際しての位置合わせを行える構成としたので、遊技盤取付枠への取り付け作業も、従来の合板製の遊技盤において培った技術を適用することができる。また、位置合わせ用突起を位置合わせ孔に嵌合することで、スペーサー部材を前面パネルに対して正確に位置合わせして取り付けることができ、そして、従来から遊技盤の前面又は裏面から釘やネジやスナップ部材等の組付部材によって取り付ける様にされていた部品も、組付部材挿通孔を介して、前面パネルに形成した釘孔、ネジ孔、スナップ嵌合用凹部等へと的確かつ容易に打ち込んだりねじ込んだり押し込んだりして、従来と同様に組み付け作業を行うことができ、遊技盤以外の構成についても従来の技術をそのまま流用することができる。さらに、前面非対応開口をスペーサー部材側に備えることで、基板その他の部品を前面パネルの裏面へ取り付けるといった従来の技術をそのまま適用することができると共に、これら基板その他の部品を取り付けるための窪みを合成樹脂板で形成した前面パネルに対して加工しておく必用もなくなる。なお、本発明の遊技盤構成部材において、スペーサー部材と前面パネルとを締結して固定する場合には、前面パネル側にビス孔を形成しておき、スペーサー部材側にはビス孔と正面視一致する位置にビス挿通孔を形成しておくとよい。かかる構成とすることで、ビスによる締結で前面パネルとスペーサー部材とを、強固に一体化することができる。
ここで、本発明の遊技盤構成部材においては、さらに、以下の構成をも備えることが望ましい。
(C)前記前面パネルの裏面に前記スペーサー部材を取り付けたとき、周縁部における前記前面パネル表面から前記スペーサー部材の本体部裏面までの厚さが、遊技盤取付枠の開口部に形成される遊技盤取付溝の溝幅に対応する厚さとなる様に、前記スペーサー部材の本体部の周縁部の厚さが規定されていること。
本発明の遊技盤構成部材において(A)〜(C)の構成を備えることにより、薄くて取り扱い易く構成された前面パネルであっても、遊技盤取付枠の構造に手を加えることなく取り付けが可能で、合成樹脂製の遊技盤においても、遊技盤取付枠の構成をそのままに利用でき、合板製の遊技盤で培った技術を種々に適用するという上記目的を的確に達成することができる。
本発明の遊技盤構成部材においてスペーサー部材に(B1)の構成をも備えさせて箱枠形状とすることにより、遊技盤に組み立てたときの重量低減を図ることができる。また、正面視において周縁部の一部が前記前面パネルの外形形状に対して切り欠かれた部分を有する本体部とすることで、前面パネルの裏面に取り付けたときに遊技盤構成部材全体としては裏面側から窪んだ段部を形成できる。従って、この段部により、遊技盤取付枠との位置決め用としての位置合わせ部を容易に形成することができる。ここで、前記平行部は、この位置合わせ用の段部を構成する部分に対して、正面視形状において前面パネルの背後に隠れる様に形成してもよい。また、前記平行部は位置合わせ部と関係なしに形成し、前面パネルとスペーサー部材とを締結するためのビス挿通孔を備えさせて締め上げやすい構造とするためのものであってもよい。なお、平板部から前方へ周壁部等が伸びる様に構成することもできるし、逆に平板部から後方に周壁部等が伸びる様に構成することもできる。さらに、平板部の前方と後方に周壁部等が伸びる様にも構成することができる。また、平板部が背面側にある構成においては、当該平板部を裏ユニットと一体化した構造とすることもできる。
本発明の遊技機においては、前記スペーサー部材が、さらに以下の構成をも備える様にするとよい。
(B2)前記平板部には、前記周壁部及び開口周壁部の間を連絡する様に、該周壁部及び開口周壁部と同一寸法同一方向に一体成形された升目状リブが備えられ、該升目状リブの一部を膨らませた円柱部を備え、該円柱部には前後方向に貫通する貫通孔が形成されていること。
本発明の遊技盤構成部材において(B2)の構成をも備えることにより、箱枠形状として軽量化を図りつつもスペーサー部材自体の強度を十分に満足することができる。また、升目状リブの一部に形成した円柱部の貫通孔は、裏ユニット等を取り付ける際のネジ孔として使用でき、当該貫通孔はリブで支持された円柱部に形成されているから、スペーサー部材を薄板を組み合わせた箱枠形状としてあっても、ネジ孔としてしっかりとネジを螺合することを可能にしている。
少なくとも(B1)の構成をも備えた本発明の遊技盤構成部材においては、前記スペーサー部材が、さらに以下の構成をも備える様にするとよい。
(B3)前記平板部、周壁部、開口周壁部、平行部、升目状リブ及び円柱部は、前記前面対応開口、前面非対応開口、位置合わせ用突起、及び組付部材挿通孔が前記平板部に形成された状態となる様に合成樹脂射出成形によって一体成形されていること。
本発明の遊技盤構成部材において(B3)の構成をも備えることにより、精度よく、スペーサー部材を量産することができ、スペーサー部材製造工程における後加工も低減することができる。なお、スペーサー部材側にビス挿通孔を形成する場合には、このビス挿通孔も一体成形時に形成する様にするとよい。また、平板部に形成した組付部材挿通孔には、開口周壁部と同様の挿通孔周壁部を射出成形時に一体成形する様にするとよい。挿通孔周壁部を備えることで、組付部材を挿通するときのガイドとなり、前面パネル側の組付部材の組み付け部分へとスムーズにガイドすることができる上に、平板部の強度をさらに増すことができるからである。なお、組付部材挿通孔は、平行部にも形成して構わない。
これら本発明の遊技盤構成部材においては、さらに以下の構成をも備える様にするとよい。
(B4)前記スペーサー部材の本体部の周縁部分に、遊技盤取付枠に形成した遊技盤特定用凹部と嵌合する形状の遊技盤特定部材が着脱可能に取り付けられていること。
本発明の遊技盤構成部材において(B4)の構成をも備えることにより、遊技盤取付枠毎に認可を受けている遊技盤を間違いなく正しい枠に取り付けることができる上に、スペーサー部材側の遊技盤特定部材を取り替えることによって、他の遊技盤取付枠に遊技盤を取り付けることもできるから、スペーサー部材を、遊技盤取付枠毎に製造しなくてもよく、スペーサー部材自体の汎用性を高めることができる。
上記目的を達成するためになされた本発明の遊技機は、また、以下の通り構成することもできる。
前面パネルと、該前面パネルの裏面側に取り付けられるスペーサー部材とから構成された遊技盤構成部材を遊技盤取付枠に取り付けた遊技機において、以下の構成を備えることを特徴とする遊技機。
(D)前記前面パネルは、合成樹脂で形成され、貫通部品を取り付けるために形成された貫通部品取付用開口と、盤面部品のボスを挿通させる盤面部品取付孔と、が形成されていること。
(E)前記スペーサー部材は、合成樹脂で形成され、前記前面パネルの裏面側に取り付けた状態において前記前面パネルの外形内に収まる正面視形状の本体部と、前記遊技盤取付枠への取り付けに際しての位置合わせ部と、を備え、前記本体部には、前記貫通部品取付用開口と正面視で重なる位置には該貫通部品取付用開口と同一形状に貫通された前面対応開口が形成されると共に、正面視において前記前面パネルの裏側に隠れる位置には前記貫通部品取付用開口とは重ならない様に貫通された前面非対応開口と、が形成されていること。
(E1)前記本体部が、正面視において周縁部の一部が前記前面パネルの外形形状に対して切り欠かれた部分を有すると共に前記前面対応開口及び前面非対応開口が貫通形成された平板部と、該平板部の外周縁から前後方向に伸びる様に立設された周壁部と、前記前面対応開口及び前面非対応開口の縁に前記周壁部と同一寸法同一方向に立設された開口周壁部と、からなる箱枠形状に構成されると共に、前記本体部において前記切り欠かかれた部分の少なくとも一部において、前記周壁部から前記平板部と平行に外に向かって形成された平行部が備えられ、
前記前面パネルの裏面に前記スペーサー部材が取り付けられた状態において、
前記貫通部品取付用開口、前記前面対応開口及び当該前面対応開口の前記開口周壁部によって前記遊技盤構成部材に対する貫通部が形成され、前記前面パネルの裏面、前記前面非対応開口及び当該前面非対応開口の前記開口周壁部によって前記遊技盤構成部材に対する裏面側から前記前面パネルの裏面に達する窪み部が形成され、前記平行部と当該平行部に連続する前記周壁部とによって前記遊技盤構成部材の周縁の一部に前方へ窪んだ段部からなる前記位置合わせ部形成されてなること。
(A1)前記盤面部品として、合成樹脂成形品からなる誘導レールを備え、該誘導レールの裏面から突設されたボスが前記盤面部品取付孔に挿通した状態で、前記前面パネルを前後から挟み付ける様にして組み付けられてなること。
本発明の遊技盤構成部材において(A1)の構成をも備えることにより、合成樹脂で従来の合板よりも薄くした前面パネルに対して、無理な力が加わらず、経年的な変形を防止することができるからである。言い換えれば、多くの遊技盤に採用されている金属製の誘導レールは、金属製帯板を湾曲させて盤面に取り付ける結果、金属製帯板が曲がった状態から真っ直ぐな状態へと戻ろうとする力を常に受けることとなり、場合によっては変形させられる恐れがあるが、(A1)の構成を採用することで、その様な恐れをなくすことができるのである。
なお、本発明の遊技盤構成部材において、前面パネルは、アクリル板等を切削加工等して形成したもの、本願出願人が特開2007−135920で提案した単層押出成形により製造した低発泡性樹脂製基板を切削加工等して製造したものはもちろん、合成樹脂(低発泡性合成樹脂を含む)を成形型に注入して貫通部品取付用開口等も一体成形で成形したものであってもよい。発泡樹脂基板で前面パネルを製造する場合、盤面部品(誘導レールなど)の側の組付部材(ボス、突起部、係止部材など)と、スペーサー部材側の組付部材(位置決め部材、係止部材など)とを突き合わせの関係となる様に構成し、発泡樹脂基板を前後から挟んで締め上げる様にネジ止めしたり、スナップ嵌合させたりする構造を採用することもできる。かかる構造とすることで、発泡樹脂基板を前後からしっかりと挟み付けた状態に遊技盤構成部材を組み立てることができると共に、盤面部品取付のための前面パネルへのビス孔加工の数を減らすか、あるいは無くすことも可能となる。
また、スペーサー部材を射出成形で製造する場合についても、合成樹脂は、非発泡性樹脂であっても発泡性樹脂であっても構わない。
本発明によれば、合成樹脂製の遊技盤においても、遊技盤取付枠の構成をそのままに利用でき、合板製の遊技盤で培った技術を種々に適用することができ、従来から蓄積された技術を利用しつつ遊技盤設計の自由度を増大することができる。
実施例1のパチンコ機を示し、(A)は遊技盤を取り外した状態の斜視図、(B)は正面図、(C)は分解斜視図である。 実施例1のパチンコ機の遊技盤を示し、(A)は正面方向から見た分解斜視図、(B)は背面方向から見た分解斜視図である。 実施例1のパチンコ機の遊技盤の正面図である。 実施例1のパチンコ機の遊技盤の主要な構成部材についての取り付け関係を前方から見た分解斜視図である。 実施例1のパチンコ機の遊技盤の主要な構成部材についての取り付け関係を後方から見た分解斜視図である。 実施例1のパチンコ機の遊技盤において採用した前面パネルの斜視図である。 実施例1のパチンコ機の遊技盤において採用した前面パネルの六面図であって、(A)は正面図、(B)は平面図、(C)は左側面図、(D)は右側面図、(E)は底面図、(F)は背面図である。 実施例1のパチンコ機の遊技盤において採用したスペーサー部材の斜視図である。 実施例1のパチンコ機の遊技盤において採用したスペーサー部材の六面図であって、(A)は正面図、(B)は平面図、(C)は左側面図、(D)は右側面図、(E)は底面図、(F)は背面図である。 実施例1のパチンコ機の遊技盤における前面パネルとスペーサー部材の取り付け関係を示す分解斜視図である。 変形例の構成を説明する断面図である。
以下、本発明の実施形態として、具体的な実施例を図面に基づき詳細に説明する。
[1 遊技機全体の概要]
実施例1のパチンコ機を、図面に基づき詳細に説明する。なお実施例において「左」又は「右」とは、パチンコ機の表側(前面側)から見たときの「左」又は「右」を示すものとする。まず本実施形態のパチンコ機の基本的構成を簡単に説明する。
実施例1のパチンコ遊技機Pは、図1に示す様に、外枠A、中枠B、遊技盤1、前枠D、上の球受け皿E、下の球受け皿F及び打球発射装置Gを備えている。外枠Aはパチンコ機Pの外郭を構成する縦長方形の枠である。中枠Bは、各種の遊技用構成部材をセットするための縦長方形の枠であって、外枠Aの前面側に開閉可能かつ着脱可能に組み付けられる。遊技盤1は、中枠(遊技盤取付枠)Bの開口部に取り付けられる。前枠Dは遊技盤1の透視保護窓であって、施錠装置Hの操作によって開閉可能な様に中枠Bの前面側に組み付けられる。上の球受け皿Eは、貸し球や賞球の受け皿で、本実施例においては前枠Dの下部と一体に構成されてる。従って、前枠Dを中枠Bに対して開閉するときに上の球受け皿Eも共に開閉される。下の球受け皿Fは、上の球受け皿Eが一杯になったときに排出される遊技球や打ち損じの遊技球等を受ける受け皿であって、中枠Bの下部に固定されている。打球発射装置Gは、上の球受け皿Eから発射レールに送り込まれた遊技球をハンドル操作に対応する強さで打ち出すための装置であって、中枠Bの右下部に装備される。
中枠Bは、上縁をなす上枠部材B1と、下縁をなし打球発射装置G等が設置された下枠部材B2と、左側縁をなす左枠部材B3と、右側縁をなす右枠部材B4とから構成されて、これら上下左右の枠部材B1〜B4を組み付けた際に、全体が外枠Aの開口に整合する矩形枠状に形成される。そして、上下左右の枠部材B1〜B4を組み付けた際に開口する開口部分が、遊技盤1を設置する遊技盤保持部B5として機能する。ここで、中枠Bは、外枠Aの左上端部及び左下端部に設けられた支軸を介して枢支され、左側端部を中心として中枠Bを回転させることで外枠Aに対して中枠Bを開閉し得るようになっている。
[2 遊技盤の概要]
本実施例において、遊技盤1は、図2に示す様に、障害釘,風車,誘導レールなどが取り付けられる遊技盤構成部材3と、可動体役物や表示装置などを前面側に取り付けられ、遊技盤構成部材3の裏面側に取り付けられる裏ユニット構成部材4と、合成樹脂射出成形体にランプ等を埋め込んで構成され、盤面の装飾と遊技領域の画定とをする様に遊技盤構成部材3の中央大開口5に嵌め込まれる大型装飾部材6と、を組み立てたものとして構成されている。
こうして組み立てられた遊技盤1は、図3に示す様に、盤面中央に大型装飾部材6が設置され、この大型装飾部材6の周りを取り巻く様に誘導レール20を設置して遊技領域10を形成し、この遊技領域10内に、障害釘が打設されると共に、風車11、始動入賞口12、普通入賞口13a〜13d、特別入賞口14、ゲート15、始動口下飾り16,サイド飾り17a,17b、アウト口18などの盤面部品が取り付けられ、裏ユニット構成部材4の中心部に設置されている可動体役物4a及びデジタル表示装置4bが大型装飾部材6の中心開口から視認できるものとして構成される。
ここで、誘導レール20は、複数の合成樹脂射出成形品を組み合わせて構成される。具体的には、遊技領域10の外側に位置する様に盤面に取り付けられた左側枠飾り部品21の右側面に形成された外レール21aと、上側枠飾り部品22の下面に形成された上レール22aと、右側枠飾り部品23の左側面に形成された右レール23aと、この右レール23aと連続する様に湾曲した帯板を主体とする内レール24とから構成された誘導レール20が設置されている。これら誘導レール20を構成する各部品は合成樹脂射出成形品であるから、湾曲したレール面を形成するが、金属レールの様に戻ろうとする力を生じることはない。なお、左側枠飾り部品21、上側枠飾り部品22及び右側枠飾り部品23は、いわゆるコーナー飾りとして盤面を装飾する役割も備えている。
[3 遊技盤構成部材の詳細]
遊技盤構成部材3は、図4,図5に示す様に、前面パネル30と、前面パネル30の裏面側に取り付けられるスペーサー部材50とからなり、さらにその裏側に裏ユニット構成部材4が取り付けられる構造となっている。これら前面パネル30、スペーサー部材50及び裏ユニット構成部材4、さらには、盤面に取り付けられる誘導レール20を構成する盤面部品(左側枠飾り部品21、上側枠飾り部品22、右側枠飾り部品23及び内レール24)も、全て合成樹脂で製造されている。なお、スペーサー部材50の左下角には、中枠Bに形成した形成した遊技盤特定用凹部と嵌合する形状の遊技盤特定部材80が裏面側から着脱可能に取り付けられる。
本実施例では、前面パネル30としては、先に本願出願人が特開2007−135920で提案した単層押出成形により製造した板厚10mmの低発泡性樹脂製の単層押出成形板を切削加工等して製造したものを用いている。
図6,図7に示す様に、前面パネル30は、低発泡性合成樹脂単層押出成形板から所定の外形形状に切り出し、さらに、センター役物やランプ飾りや入賞口構成部材などの貫通部品を取り付けるために形成された貫通部品取付用開口41a〜41gがルーター加工によって切り抜かれると共に、誘導レールなどの盤面部品を前面から取り付けるための盤面部品取付孔42や、スペーサー部材50を裏面から取り付ける際の位置合わせ孔43がドリル加工によって貫通形成されている。貫通孔としては、他に、アウト口用開口45、遊技盤特定部材嵌合用開口46などもルーター加工で形成されている。この他、釘孔,ビス孔が、必用に応じてポンチ加工あるいはドリル加工されている。
図8,図9に示す様に、スペーサー部材50は合成樹脂射出成形品であり、前面パネル30の裏面側に取り付けた状態において前面パネル30の外形内に収まる正面視形状の平板部51、平板部51の外周縁から前方に向かって立設された周壁部52、及び、周壁部52の前端面から平板部51と平行に外に向かって屈曲形成された平行部53、が一体成形されている。
この合成樹脂射出成形の際に、平板部51には、スペーサー部材50を前面パネル30の裏面側に取り付けた状態において前面パネル30の貫通部品取付用開口41a〜41gと正面視で重なる位置に、これら貫通部品取付用開口41a〜41gと同一形状に貫通された前面対応開口61a〜61gが貫通した状態とされる。
また、平板部51には、スペーサー部材50を前面パネル30の裏面側に取り付けた状態において正面視において前面パネル30の裏側に隠れる位置に、前面パネル30側の位置合わせ孔43に嵌合する様に前方へ突出する位置合わせ用突起63が一体成形によって突設されている。さらに、前面パネル30側の貫通部品取付用開口41a〜41gとは重ならない様に貫通された前面非対応開口62a,62bも一体成形によって形成される。また、平行部53には、前面パネル30の裏面側のビス孔に一致する様に形成されたビス挿入孔も開口された状態に一体成形が行われる。さらに、前面パネル30の前面又は裏面側から部品を取り付ける際に当該部品の組付部材を挿通するための組付部材挿通孔65が、一体成形の際に、平板部51及び平行部53に対して形成されている。
さらに、前面対応開口61a〜61g、前面非対応開口62a,62bの外周縁から周壁部52と同一高さで前方に向かって立設された開口周壁部54a〜54g,55a,55bと、周壁部52及び開口周壁部54a〜54g,55a,55bの間を連絡する様に、周壁部52と同一高さで前方に向かって立設された升目状リブ56も一体成形されている。この升目状リブ56には、一部を横方向に膨らませる様に形成された円柱部57が備えられ、この円柱部57の中心を前後方向に貫通する貫通孔66が形成されている。この円柱部57の貫通孔66は、裏ユニット等を取り付ける際のネジ孔として使用でき、当該貫通孔66はリブ56で支持された円柱部57に形成されているから、スペーサー部材50を薄板を組み合わせた箱枠形状としてあっても、ネジ孔としてしっかりとネジを螺合することを可能にしている。また、平板部51に形成した組付部材挿通孔65には開口周壁部54a等と同様の挿通孔周壁部65aが備えられている。この挿通孔周壁部65aは、升目状リブ56の一部を円筒形としたり、周壁部52や開口周壁部54a等と接触したり、繋ぎリブ56aによって升目状リブ56と連絡した状態となる様に形成されている。
なお、前面パネル30のアウト口用開口45は、スペーサー部材50の下部中央切欠58に重なり、遊技盤特定部材嵌合用開口46は、スペーサー部材50の左下角部切欠59に重なる関係となっている。
前面パネル30と、スペーサー部材50は、図10に示す様な位置関係で重なる様に位置合わせされ、ネジ止め固定される。そして、厚さ10mmの前面パネル30と、厚さ9mmのスペーサー部材50とによって、中枠Bの開口部に対して取り付ける際に、従来の合板製の遊技盤と同じ厚さを確保することができる。なお、スペーサー部材50の厚さは、前面パネル30の厚さに応じて設定され、前面パネル30がより厚いものであれば、それに応じてスペーサー部材50の厚さをより小さくする。前面パネル30の裏面にスペーサー部材50を取り付けた状態において、周縁部における前面パネル30の表面からスーペーサ部材50の裏面までの厚さが、中枠Bにおける遊技盤取付用の開口部に形成される遊技盤取付溝の溝幅に対応する厚さとなる様に、前面パネル30とスペーサー部材50の寸法を設定すればよい。
以上の様に、本実施例によれば、遊技盤構成部材3は、スペーサー部材50に、前面パネル30の貫通部品取付用開口41a〜41gと正面視で重なる位置には同一形状に貫通された前面対応開口61a〜61gが形成されているので、センター役物やランプ飾りや入賞口構成部材などの遊技盤への取り付け部分の構造は、従来の合板製の遊技盤で培った技術を適用することができる。
また、スペーサー部材50の本体の縁の切り欠き形状や平板部53によって形成した後方から窪む段部を備えさせ、中枠Bの開口部への遊技盤の取り付けに際しての位置合わせや裏ユニット構成部材4の取り付けの際の位置合わせなどを行える構成としたので、遊技盤取付枠への取り付け作業、裏ユニットの取り付け作業に関しても、従来の合板製の遊技盤において培った技術を適用することができる。
また、スペーサー部材50を前面パネル30に対して正確に位置合わせして取り付けることができ、従来から遊技盤の裏面側に取り付けられていた部品もスペーサー部材50の前面非対応開口62a,62bや組付部材挿通孔65を介して裏側から取り付けることができ、遊技盤以外の構成についても従来の技術をそのまま流用することができる。
さらに、前面非対応開口62a,62bをスペーサー部材50側に備えることで、基板その他の部品を前面パネル30の裏面へ取り付けるといった従来の技術をそのまま適用することができると共に、これら基板その他の部品を取り付けるための窪みを合成樹脂板で形成した前面パネル30に対してルーター加工しておく必用もなくなる。
加えて、中枠Bへの取り付けに必用な厚さをスペーサー部材50で補う結果、前面パネル30を薄くすることができ、前面パネル30に対する部品取り付け等の工程でのハンドリングが容易になる。そして、その様な効果を発揮する薄手の前面パネル30であっても、中枠Bの構造に手を加えることなく取り付けが可能で、合成樹脂製の遊技盤においても、遊技盤取付枠の構成をそのままに利用でき、合板製の遊技盤で培った技術を種々に適用することができる。
また、スペーサー部材50を、平板部51、周壁部52、平行部53、開口周壁部54a〜54g,55a,55b、及び升目状リブ56からなる箱枠形状に構成したので、スペーサー部材50についても軽量化を達成でき、前面パネル30にスペーサー部材50を取り付けた状態での重量低減を図ることができる。また、中枠Bや裏ユニット構成部材4との位置決め用となる段部もスペーサー部材50の一体成形において周壁部前端側の平行部53によって形成することができ、この種の段部をルーター加工する必用をなくすこともできる。
さらに、升目状リブ56によるスペーサー部材50の強度の確保もなされると共に、円柱部57に貫通孔を形成してなる貫通孔66を備える構成としたので、裏ユニット等を取り付ける際のネジ孔として使用できる。そして、当該貫通孔66はリブで支持された円柱部57に形成されているから、スペーサー部材50を薄板を組み合わせた箱枠形状としてあっても、ネジ孔としてしっかりとネジを螺合することを可能にしている。また、従来から遊技盤の前面又は裏面から釘やネジやスナップ部材等の組付部材によって取り付ける様にされていた部品も、組付部材挿通孔65を介して、前面パネル30に形成した釘孔、ネジ孔、スナップ嵌合用凹部等(本実施例では盤面部品取付孔42)へと的確かつ容易に打ち込んだりねじ込んだり押し込んだりして、従来と同様に組み付け作業を行うことができる。この際、平板部51に形成した組付部材挿通孔65には、挿通孔周壁部65aが一体成形されているので、組付部材を挿通するときのガイドとなり、前面パネル30側の組付部材の組み付け部分(盤面部品取付孔42)へとスムーズにガイドすることができる上に、平板部51の強度をさらに増す効果も備えている。
そして、スペーサー部材50は、平板部51及び平行部53に対して、周壁部52,開口周壁54a等及び升目状リブ56が直交する構造であり、貫通孔も平板部51に直交する方向へ抜かれる構造であるから、射出成形における型抜きも容易で、射出成形自体に設備や手間を要しないという特徴もある。
そして、図4,図5の分解斜視図に示した様に、スペーサー部材50の本体周縁部分に、遊技盤取付枠に形成した遊技盤特定用凹部と嵌合する形状の遊技盤特定部材80をネジ止めによって着脱可能に取り付ける構造としたので、遊技盤取付枠毎に認可を受けている遊技盤を間違いなく正しい枠に取り付けることができる上に、遊技盤特定部材80を取り替えることによって、他の遊技盤取付枠に遊技盤を取り付けることもできるから、スペーサー部材50を、遊技盤取付枠毎に製造しなくてもよく、スペーサー部材自体の汎用性を高めることもできている。
加えて、前面パネル30に取り付けられる誘導レール20を合成樹脂成形品としたことにより、次の効果も発揮することができる。即ち、一般的に多く採用されている金属製の誘導レールは、金属製帯板を湾曲させて盤面に取り付ける結果、金属製帯板が曲がった状態から真っ直ぐな状態へと戻ろうとする力を常に受けることとなり、場合によっては薄手にした前面パネル30が変形させられる恐れがあるが、合成樹脂製誘導レール20を採用することで、その様な恐れをなくすことができ、その結果、前面パネル30の薄肉化による取り扱い易さを確保しても、経年的な変形を防止することができるという効果が発揮されるのである。
ここで、図11(A)に示す様に、前面パネル30の前面から取り付ける合成樹脂製の盤面部品91(誘導レールやコーナー飾りなど)について、その構造として、前面パネル30に形成した貫通孔92にボス93を挿通し、このボス93に形成したネジ孔94に対して、スペーサー部材50の裏面側からネジ95をねじ込んで締め上げる様にしたり、あるいは、図11(B)に示す様に、盤面部材91のボス93を挿通する前面パネル30の貫通孔92に対してスペーサー部材50の前面から突設させた突起物96(位置決め突起など)を挿通し、合成樹脂製の盤面部品の裏面に突設されたボス93と合成樹脂製のスペーサー部材50の前面に突設された突起物96(位置決め突起など)とを直接スナップ係合させる等して、前面パネル30を前後から挟み付ける様にして合成樹脂製の盤面部品91(誘導レール、コーナー飾りなど)と、合成樹脂製のスペーサー部材50とを組み付ける構成とすることができる。係る構成とすることにより、前面パネル30に対して誘導レールやコーナー飾りをネジ止めするためのビス孔や、前面パネル30に対してスペーサー部材50をネジ止めするためのビス孔の少なくとも一部についてはこれらを形成しなくてもよいという効果が発揮される。特に、発泡樹脂基板で前面パネル30を製造する場合、前面パネル30の内部の気泡によるクッション性による反力の作用、前後に取り付けられる合成樹脂製の盤面部品及びスペーサー部材50の圧縮や引っ張りに対する反力の作用によって、発泡樹脂基板を前後からしっかりと挟み付けた状態に遊技盤構成部材を組み立てることができる。
この様に、本実施例によれば、合成樹脂製の遊技盤においても、遊技盤取付枠の構成をそのままに利用でき、合板製の遊技盤で培った技術を種々に適用することができ、従来から蓄積された技術を利用しつつ遊技盤設計の自由度を増大するという本願の目的を的確に達成できる。
以上、発明を実施するための一実施例を説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内における種々の変更が可能である。
例えば、前面パネル30は、アクリル板等を切削加工等して形成したもの、合成樹脂(低発泡性合成樹脂を含む)を成形型に注入して貫通部品取付用開口41a〜41g等も一体成形で成形したものであってもよい。
また、スペーサー部材50を射出成形で製造する場合についても、合成樹脂は、非発泡性樹脂であっても発泡性樹脂であっても構わない。
さらに、前面パネル30は、セルを前面に貼り付ける構成としてもよいし、インク受理層を形成した上からUVインクを用いてインクジェット印刷し、ラミネートフィルムで保護コーティングを施したり、あるいはシルク印刷で直接盤面に印刷して保護コーティングを施したりするなど種々の方法で、前面パネル30それ自体を装飾することができることはもちろんである。
本発明はパチンコ機に利用することができる。
P・・・パチンコ遊技機
A・・・外枠
B・・・中枠
D・・・前枠
E・・・上の球受け皿
F・・・下の球受け皿
G・・・打球発射装置
H・・・施錠装置
B1・・・上枠部材
B2・・・下枠部材
B3・・・左枠部材
B4・・・右枠部材
B5・・・遊技盤保持部
1・・・遊技盤
3・・・遊技盤構成部材
4・・・裏ユニット構成部材
4a・・・可動体役物
4b・・・デジタル表示装置
5・・・中央大開口
6・・・大型装飾部材
10・・・遊技領域
11・・・風車
12・・・始動入賞口
13a〜13d・・・普通入賞口
14・・・特別入賞口
15・・・ゲート
16・・・始動口下飾り
17a,17b・・・サイド飾り
18・・・アウト口
20・・・誘導レール
21・・・左側枠飾り部品
21a・・・外レール
22・・・上側枠飾り部品
22a・・・上レール
23・・・右側枠飾り部品
23a・・・右レール
24・・・内レール
30・・・前面パネル
41a〜41g・・・貫通部品取付用開口
42・・・盤面部品取付孔
43・・・位置合わせ孔
45・・・アウト口用開口
46・・・遊技盤特定部材嵌合用開口
47・・・組付部材用孔
50・・・スペーサー部材
51・・・平板部
52・・・周壁部
53・・・平行部
54a〜54g,55a,55b・・・開口周壁部
56・・・升目状リブ
56a・・・繋ぎリブ
57・・・円柱部
58・・・下部中央切欠
59・・・左下角部切欠
61a〜61g・・・前面対応開口
63・・・位置合わせ用突起
62a,62b・・・前面非対応開口
65・・・組付部材挿通孔
65a・・・挿通孔周壁部
66・・・ネジ・釘用貫通孔
80・・・遊技盤特定部材
91・・・合成樹脂製の盤面部品91
92・・・貫通孔
93・・・ボス
94・・・ネジ孔
95・・・ネジ
96・・・突起物

Claims (2)

  1. 前面パネルと、該前面パネルの裏面側に取り付けられるスペーサー部材とから構成された遊技盤構成部材を遊技盤取付枠に取り付けた遊技機において、以下の構成を備えることを特徴とする遊技機。
    (A)前記前面パネルは、合成樹脂で形成され、貫通部品を取り付けるために形成された貫通部品取付用開口を備えていること。
    (B)前記スペーサー部材は、合成樹脂で形成され、前記前面パネルの裏面側に取り付けた状態において前記前面パネルの外形内に収まる正面視形状の本体部と、前記遊技盤取付枠への取り付けに際しての位置合わせ部と、を備え、前記本体部には、前記貫通部品取付用開口と正面視で重なる位置には該貫通部品取付用開口と同一形状に貫通された前面対応開口が形成されると共に、正面視において前記前面パネルの裏側に隠れる位置には前記貫通部品取付用開口とは重ならない様に貫通された前面非対応開口が形成されていること。
    (B1)前記本体部が、正面視において周縁部の一部が前記前面パネルの外形形状に対して切り欠かれた部分を有すると共に前記前面対応開口及び前面非対応開口が貫通形成された平板部と、該平板部の外周縁から前後方向に伸びる様に立設された周壁部と、前記前面対応開口及び前面非対応開口の縁に前記周壁部と同一寸法同一方向に立設された開口周壁部と、からなる箱枠形状に構成されると共に、前記本体部において前記切り欠かかれた部分の少なくとも一部において、前記周壁部から前記平板部と平行に外に向かって形成された平行部が備えられ、
    前記前面パネルの裏面に前記スペーサー部材が取り付けられた状態において、
    前記貫通部品取付用開口、前記前面対応開口及び当該前面対応開口の前記開口周壁部によって前記遊技盤構成部材に対する貫通部が形成され、前記前面パネルの裏面、前記前面非対応開口及び当該前面非対応開口の前記開口周壁部によって前記遊技盤構成部材に対する裏面側から前記前面パネルの裏面に達する窪み部が形成され、前記平行部と当該平行部に連続する前記周壁部とによって前記遊技盤構成部材の周縁の一部に前方へ窪んだ段部からなる前記位置合わせ部が形成されてなること。
  2. 前面パネルと、該前面パネルの裏面側に取り付けられるスペーサー部材とから構成された遊技盤構成部材を遊技盤取付枠に取り付けた遊技機において、以下の構成を備えることを特徴とする遊技機。
    (D)前記前面パネルは、合成樹脂で形成され、貫通部品を取り付けるために形成された貫通部品取付用開口と、盤面部品のボスを挿通させる盤面部品取付孔と、が形成されていること。
    (E)前記スペーサー部材は、合成樹脂で形成され、前記前面パネルの裏面側に取り付けた状態において前記前面パネルの外形内に収まる正面視形状の本体部と、前記遊技盤取付枠への取り付けに際しての位置合わせ部と、を備え、前記本体部には、前記貫通部品取付用開口と正面視で重なる位置には該貫通部品取付用開口と同一形状に貫通された前面対応開口が形成されると共に、正面視において前記前面パネルの裏側に隠れる位置には前記貫通部品取付用開口とは重ならない様に貫通された前面非対応開口と、が形成されていること。
    (E1)前記本体部が、正面視において周縁部の一部が前記前面パネルの外形形状に対して切り欠かれた部分を有すると共に前記前面対応開口及び前面非対応開口が貫通形成された平板部と、該平板部の外周縁から前後方向に伸びる様に立設された周壁部と、前記前面対応開口及び前面非対応開口の縁に前記周壁部と同一寸法同一方向に立設された開口周壁部と、からなる箱枠形状に構成されると共に、前記本体部において前記切り欠かかれた部分の少なくとも一部において、前記周壁部から前記平板部と平行に外に向かって形成された平行部が備えられ、
    前記前面パネルの裏面に前記スペーサー部材が取り付けられた状態において、
    前記貫通部品取付用開口、前記前面対応開口及び当該前面対応開口の前記開口周壁部によって前記遊技盤構成部材に対する貫通部が形成され、前記前面パネルの裏面、前記前面非対応開口及び当該前面非対応開口の前記開口周壁部によって前記遊技盤構成部材に対する裏面側から前記前面パネルの裏面に達する窪み部が形成され、前記平行部と当該平行部に連続する前記周壁部とによって前記遊技盤構成部材の周縁の一部に前方へ窪んだ段部からなる前記位置合わせ部形成されてなること。
    (A1)前記盤面部品として、合成樹脂成形品からなる誘導レールを備え、該誘導レールの裏面から突設されたボスが前記盤面部品取付孔に挿通した状態で、前記前面パネルを前後から挟み付ける様にして組み付けられてなること。
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