JP5508188B2 - 樹脂製遊技盤 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ、アレンジボール、雀球等のパチンコ球を遊技媒体とする遊技機の内部に設けられる樹脂製遊技盤に関し、さらに詳しくは、射出成形法(インジェクション成形法)により成形される樹脂製遊技盤に関するものである。
近年、意匠性や経済性、或いはリサイクル性等の環境保護を考慮する観点から、従来は木製の合板(ベニヤ)で製作されていた遊技盤に取って代わり、合成樹脂製の遊技盤が採用されつつある。
下記特許文献1は、遊技釘(障害釘)や風車等の釘部を保持し得るように肉厚に成形される肉厚状部分が中央に設けられ、その周囲に肉薄状部分を成形し、該肉薄状部分の裏側には格子状に補強リブが一体に成形され、外周縁には裏側に起立する外周壁が一体に成形された、樹脂製遊技盤を示すものであり、これにより軽量で且つ遊技釘の保持力が高く、折り曲げ強度に優れた遊技盤を射出成形法により容易に製造できるとしている。
しかしながら、特許文献1にて開示された樹脂製遊技盤は、外周壁の厚さが補強リブの厚さと同程度であるために、外周壁と補強リブはその接合部分でしか剛性を有さず、その結果、従来の樹脂製遊技盤では、補強リブが成形されていたとしても、外周壁が湾曲変形し易く、遊技機内に組み付ける際に、その変形のために位置合わせ、調整が必要となり、組付作業が容易でないといった問題がある。
また、成形時に肉厚状部分の熱は他の肉薄状部分や補強リブ、外周壁等よりも放熱(冷却)され難いので、硬化時期に大きな差ができ、後で硬化し収縮する肉厚状部分が先に硬化した肉薄状部分および外周壁に著しい変形を及ぼし、肉薄状部分が反って平面形状を保持できない状態、およびこれに伴い枠状の外周壁も大きく変形した状態となり、遊技機内への組み付けが困難になるおそれがあった。特に、図8に樹脂製遊技盤の裏面の一部を示したように、液晶ディスプレイなどの表示装置の大型化に伴い、遊技領域が外方向へ拡大し、肉厚状部分aと外周壁bとの隙間が無くなってしまうと、このような変形が一層大きくなるという問題がある。
特開平10−113428号公報
本発明は、上記のような課題を解消し、成形時の変形を可及的に減少し得る樹脂製遊技盤を提供しようとするものである。
そのために本発明の樹脂製遊技盤は、射出成形法により一体に成形される合成樹脂製の遊技盤であって、表面側は平坦な平板状であり、裏面を凹凸状にすることにより、略中央部分に遊技釘や風車を植設し得る肉厚状板部を形成し、該肉厚状板部の周囲に該肉厚状板部から連なり該肉厚状板部よりも肉薄の肉薄状板部を形成し、該肉薄状板部の外周縁には裏面側に起立する外周縁補強リブを前記肉厚状板部から離間した状態で形成し、該外周縁補強リブは前記肉厚状板部より肉薄であり前記肉薄状板部よりも肉厚なるように形成したことを特徴とする。
また本発明は、上記樹脂製遊技盤において、肉薄状板部の裏面に両端部が前記肉厚状板部と外周縁補強リブに連なる肉薄状リブを起立状に形成し、前記外周縁補強リブは該肉薄状リブよりも肉厚なるように形成したことを特徴とする。
また本発明は、上記樹脂製遊技盤において、肉厚状板部と肉薄状板部との境目に該肉厚状板部から肉薄状板部にかけて肉厚を徐々に肉薄に変化させる連接部を形成したことを特徴とする。
この樹脂製遊技盤によれば、成形時の変形が少ない。このため遊技機内への組み付けが容易となる。
本発明に係る樹脂製遊技盤の正面図。 本発明に係る樹脂製遊技盤の裏面図。 本発明に係る樹脂製遊技盤の裏面の斜視図。 図2のA−A線断面図。 図2のB−B線断面図。 図2のC−C線断面図。 図2のD−D線断面図。 従来の樹脂製遊技盤の裏面の一部を示す図。
次に本発明の実施形態を図面に従い説明する。この樹脂製遊技盤は、ポリカーボネイト樹脂、ABS樹脂、アクリロニトリル樹脂等の合成樹脂を所定の金型に射出することにより、一体に成形されるもので、やや縦長の正方形に近い板状であり、その表面側は平坦な平板状で、裏面を凹凸状に成形することにより、以下に説明する肉厚状板部1と肉薄状板部2と外周縁補強リブ3と肉薄状リブ4が形成される。略中央部分に位置する肉厚状板部1は、表面1から遊技釘や風車の釘部等を打ち込んで固植し得るに必要なるように、厚さt1が8〜10mmに形成され、該肉厚状板部1中に電子ディスプレイやセンター役物等の大型の盤面部品を取り付けるための開口1a、始動入賞口や大入賞口等を取り付けるための開口1b、および、入賞装置や発光装飾体を取り付けるための開口1c等が形成される。
また、肉薄状板部2は該肉厚状板部1の周囲に該肉厚状板部1から連なるように形成されるもので、その厚さt2は該肉厚状板部1よりも大幅に肉薄なる2〜3mmに形成される。また、外周縁補強リブ3は肉薄状板部2の外周縁であって裏面側にて前記肉厚状板部1から離間した状態で起立するように該遊技盤の四辺に形成され、該外周縁補強リブ3の厚さt3は前記肉厚状板部1より肉薄であり前記肉薄状板部2よりも肉厚なるように6〜7mmに形成される。なお、該外周縁補強リブ3の幅Wは、肉厚状板部1の厚さt1と同寸法に設定しないで、従来の木製遊技盤の厚さと同程度の19〜20mmに設定することにより、木製遊技盤が取り付けられるようにしている既存の遊技機にもそのまま取り付けられる。
また、肉薄状リブ4は前記肉薄状板部2の裏面に両端部が前記肉厚状板部1と外周縁補強リブ3に連なる起立状に形成され、該肉薄状リブ4の厚さt4は2〜5mmであって、前記外周縁補強リブ3の厚さt3が該肉薄状リブt4よりも肉厚である。なお、該肉薄状リブ4は肉厚状板部1の周囲から四方八方に放射状に延びるように形成され、この樹脂製遊技盤の四辺の外周縁補強リブ3および四隅角部へと連なる。なお、5は四隅角部へと連なる肉薄状リブ4の途中にこの樹脂製遊技盤の取付孔を形成するために設けられた表裏貫通状の円筒体である。
また、肉厚状板部1と肉薄状板部2との境目は、図4〜図6に断面図にて示されるように、該肉厚状板部1から肉薄状板部2にかけて肉厚が徐々に肉薄になるように例えば45度のスロープ状に変化する連接部6を形成する。
このような形状の樹脂製遊技盤は、成形時(金型中に射出された合成樹脂が冷却されて硬化する過程)に、肉薄状板部2と外周縁補強リブ3と肉薄状リブ4が肉厚状板部1よりも先に冷却されて硬化するが、外周縁補強リブ3は上記のように肉薄状板部2や肉薄状リブ4よりも肉厚が厚く強固であるので、肉厚状板部1が後の硬化で収縮しても該外周縁補強リブ3を変形させることが少ない。即ち、外周縁補強リブ3よりも肉薄の肉薄状板部2や肉薄状リブ4が該外周縁補強リブ3と肉厚状板部1との間に介在することにより、外周縁補強リブ3に及ぼされる肉厚状板部1の収縮の影響を最小限に抑えることができる。このため外周縁補強リブ3の変形が最小限に抑えられ、遊技機内への組み付けを容易にする。
なお、肉薄状リブ4は、この実施形態に示したように、四方八方に放射状に延びるように形成し、特に、該肉薄状リブ4の端部が外周縁補強リブ3の内角部に連なるように形成するのがよい。これは、2つの外周縁補強リブ3が交差する角部は、各外周縁補強リブ3の中間部と比較して剛性が高く反りが発生し難いので、このように該内角部から肉厚状板部1に連なる肉薄状リブ4を形成することにより、肉厚状板部1と外周縁補強リブ3とが接近した状態にあっても、全体の変形を最小限に抑えることができるためである。
また、連接部6を形成することによって、金型内に射出された合成樹脂の肉厚状板部1と肉薄状板部2との流動性が増すとともに、合成樹脂の硬化が肉薄状板部4から該連接部6を経て肉厚状板部1に徐々に進行することから、肉厚状板部1が肉薄状板部4および外周縁補強リブ3へ作用する収縮力の悪影響をさらに最小限に抑えることが可能になる。
また、連接部6は肉厚状板部1から肉薄状板部2にかけて肉厚が徐々に変化しておればよく、この実施形態に示した直線的な傾斜状であっても、円弧を描くようななだらか形状にしてもよい。また、連接部6は合成樹脂の流動性を増すためのものであるので、望ましくはこの実施形態に示したように肉厚状板部1の外周全体を囲むように形成するのがよい。
なお、この実施形態に示した上記各部の厚さt3〜t4は、いずれも望ましい値ではあるが、本発明はこの厚さに限定されるものではない。また、この実施形態に示した外周縁補強リブ3は、樹脂製遊技盤の全外周に形成しているが、全外周でなくても部分的に形成してもよい。また、肉厚状板部1には、射出成形時に予め釘孔が形成されるようにしても、後加工で例えばルーター加工機により釘孔を形成するようにしてもよい。
1 肉厚状板部
1a,1b,1c 開口
2 肉薄状板部
3 外周縁補強リブ
4 肉薄状リブ
5 円筒体
6 連接部

Claims (3)

  1. 射出成形法により一体に成形される合成樹脂製の遊技盤であって、表面側は平坦な平板状であり、裏面を凹凸状にすることにより、略中央部分に遊技釘や風車を植設し得る肉厚状板部を形成し、該肉厚状板部の周囲に該肉厚状板部から連なり該肉厚状板部よりも肉薄の肉薄状板部を形成し、該肉薄状板部の外周縁には裏面側に起立する外周縁補強リブを前記肉厚状板部から離間した状態で形成し、該外周縁補強リブは前記肉厚状板部より肉薄であり前記肉薄状板部よりも肉厚なるように形成したことを特徴とすることを特徴とする樹脂製遊技盤。
  2. 肉薄状板部の裏面に両端部が前記肉厚状板部と外周縁補強リブに連なる肉薄状リブを起立状に形成し、前記外周縁補強リブは該肉薄状リブよりも肉厚なるように形成したことを特徴とする請求項1に記載した樹脂製遊技盤。
  3. 肉厚状板部と肉薄状板部との境目に該肉厚状板部から肉薄状板部にかけて肉厚を徐々に肉薄に変化させる連接部を形成したことを特徴とする請求項1または2に記載した樹脂製遊技盤。
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