JP4065788B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ店等の遊技場に設置して使用されるパチンコ機等の遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
遊技場に設置されるパチンコ機やスロットマシン等の遊技機は、遊技盤や遊技盤を装着させる本体枠に、遊技媒体の供給に基づいて作動させるランプ装置や音声発生装置などの様々な各種駆動装置及びこれら駆動装置を制御させるために対応させた各種制御装置(手段) を備えており、遊技者が遊技を行う際にこれらを適宜作動させることによって遊技を興趣に溢れたものとしている。また、近年では、予め定められた入賞口への入賞等の所定条件の達成に基づいて所定の識別情報(図柄)を変動表示し得るリール表示装置または液晶画像表示装置等の図柄可変表示手段を内蔵し、所定条件を満たしたときに識別情報を変動させた後に停止表示させるように図柄可変表示手段を作動させるものが主流となっている。これらの装置は遊技機の内部に配設された制御装置によって制御されている。なお、これら図柄可変表示手段は収納ケースに収納され、その収納ケースが、例えば球通路が形成された支持板等の所定部材に組み付けられる。
【0003】
遊技性の異なる遊技機への機種替えを行う場合、設置中の古い機種のパチンコ機は、各種制御装置や図柄可変表示手段等が組み込まれた遊技機本体ごと遊技場から取り外され、新しい機種のパチンコ機が遊技場の所定位置に配設される。遊技場から取り外された古い機種は工場等で分解され、部品によってはリユースまたはリサイクルされ、新しい機種のパチンコ機に組み込まれる。なお、上記図柄可変表示手段は品質保証期間が経過していない場合には、新しい機種のパチンコ機に組み込むとコストダウンを図ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、遊技盤に設けられる図柄可変表示手段の表示面を露呈するための開口の位置は、パチンコ機の遊技性等によって異なる場合が多く、例えば図柄可変表示手段を収納ケースごと使用する場合には、収納ケースを各々のパチンコ機に対応させた新しいものに交換する必要がある。また、新たな収納ケースへと交換して図柄可変表示手段を再度パチンコ機に組み付ける場合には、リユース時にかかる効果的なコストダウンを行うことができないという問題がある。
【0005】
本発明は、上記従来技術の問題を解決するためになされたものであり、図柄可変表示装置の収納ケース関係部材を共通化しても配置位置を容易に変更することができるため、異なる複数の遊技機に適用することができ、リユース時のコストダウンを効果的に行うことができる遊技機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の遊技機は、図柄を変動表示させた後に停止表示させることのできる図柄可変表示装置と、前記図柄可変表示装置を前後から覆う前カバー及び後カバーからなり、前記前カバーに前記図柄可変表示装置の表示面を露呈させるための開口が形成された収納ケースと、前記前カバー及び後カバーの間に上下に突き抜けるように配置され、前記前カバー及び前記後カバーを保持する左右一対の長尺な保持部材と、前記保持部材を挟み込むようにして前記前カバー及び後カバーを互いに固定する係止部材と、前記保持部材の上下端部に設けられ、少なくとも所定の遊技領域が形成される遊技盤側又は当該遊技盤が組み込まれる本体側のいずれか一方に取り付けられる取付部と、前記収納ケースを前記保持部材により保持するときに、前記表示面を遊技盤に形成された開口を通して視認できるように、前記保持部材に沿って収納ケースを位置調整することができる位置調整機構とを備えたことを特徴とする。前記図柄可変表示装置は前記保持部材よりも前方に位置し、また、遊技に基づいて作動される各種装置を作動制御する制御回路装置が前記後カバーよりも後方に配されており、前記係止部材は、さらに、前記収納ケースと、前記制御回路装置を収納する前記収納カバーとを互いに固定することが好ましい。制御回路装置とはCPU(命令処理部),ROM及びRAM(記憶処理部)による制御構成にて処理される手段であると好適である。また、係止部材の脱着による収納ケースの分割に基づいて、図柄可変表示装置の交換や位置調整を容易または迅速にできるようにすると好適である。
【0007】
なお、前記位置調整機構を、前記保持部材又は収納ケースのいずれか一方に形成された係止突起と、その他方に所定ピッチで形成され、前記係止突起を挿通し得る複数の係止孔とから構成し、前記係止突起を複数の係止孔のいずれかに挿通させて収納ケースを固定保持することにより、前記遊技盤に形成された開口に対する位置調整を段階的に行えるようにすること、あるいは、前記位置調整機構を、前記収納ケースに設けられ、所定位置に所定ピッチで形成された複数の係合突起を備える第1係合面と、前記保持部材に設けられ、前記第1係合面に形成された係合突起と係合させるための少なくとも1つ以上の係合突起を備える第2係合面とから構成し、前記第2係合面に形成された係合突起と、前記第1係合面に形成された係合突起とを係合させて収納ケースを固定保持することにより、前記遊技盤に形成された開口に対する位置調整を段階的に行えるようにすることが好ましい。
【0008】
前記保持部材の下端側の前記取付部を、前記遊技盤側又は前記本体側に設けられたフック部に挿入して、前記保持部材を位置決めすることが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1に本発明を用いた遊技機の1実施例であるパチンコ機の外観を示す。パチンコ機2の本体枠3の内部には遊技盤4が配設されており、遊技盤4の前面には前面枠5が開閉自在に設けられている。前面枠5の下方には、打球供給用の供給皿6及び遊技球の打ち出し強さを調節する操作ハンドル7が設けられている。遊技盤4の遊技領域4aの略中央には、開口4b(図5参照)が設けられている。開口4bには、予め定められた入賞口へ遊技球を入賞させるなどの所定入賞条件に基づいて遊技中に様々な図柄やキャラクタなどを液晶画面に所定時間内において変動表示させた後に停止表示させる図柄可変表示装置8が配置され、その周りには様々な種類の入賞口10及びアウト口11が設けられている。それぞれの入賞口10の内には、入賞口10に入った遊技球を検知する入賞球検知センサ12が設けられている。遊技者は、供給皿6に遊技球を投入して該遊技球を発射装置へと導き、操作ハンドル7を回動操作して、遊技盤4上に遊技球を打ち出す。打ち出された遊技球は遊技領域4aの上方から流下する途中でいずれかの入賞口10に入るか、あるいはアウト口11から回収される。なお、パチンコ機2の遊技領域4aに設けられている複数の釘、風車などの構造物は公知であるので説明は省略する。
【0010】
なお、前面枠5が閉じているロック状態であるときには、遊技者や遊技場の作業者は、前面枠5に板状のガラスが装着されて形成されるガラス窓9を通して遊技盤4の遊技領域4a及び遊技領域4a上を流下していく遊技球を見ることはできるが、遊技盤4にはもちろんのこと本体枠3の内部にも触れることができないようになっている。
【0011】
図2にパチンコ機の背面側の外観を示す。パチンコ機2の本体枠3には、遊技を行う際に各種装置を作動させるための主制御を行う主制御回路装置(基板)15の他に、副制御回路装置(基板)16、球発射装置17、球払出装置18等がそれぞれ組み付けられている。これら制御回路装置及び装置は、図示しないケーブル等を介して電気的に接続されている。なお、主制御回路装置15は、図柄可変表示装置8とともに図柄可変表示装置移動ユニット20の内部に組み込まれる。
【0012】
図柄可変表示装置移動ユニット20の正面斜視図を図3に、正面分解斜視図を図4に、断面図を図5に示す。図柄可変表示装置移動ユニット20は、前カバー21、後カバー22、主制御回路装置収納カバー23からなる収納ケース24と、収納ケース24を本体枠3の所定位置に固定保持するためのスライドベース25と、収納ケース24を構成する収納手段となる各カバー21〜23を脱不可状態に保持する係止部材としての、例えばナイロン製のジョイントバンド26とから構成される。図3(A)はスライドベース25に対して収納ケース24を最上部に配置した図であり、図3(B)はスライドベース25に対して収納ケース24を最下部に配置した図である。
【0013】
前カバー21は、その前面に図柄可変表示装置8の表示面8aを観察するための開口21aと、表示面8aを保護するための保護パネル28の位置決め用として設けられる凸部21bとが形成されている。また、前カバー21の上面及び下面には、テーパ状の突起21cと、切欠き21dとがそれぞれ2個ずつ形成されている。
【0014】
後カバー22は、正面にはビス締め孔が形成されたボス22a、ビス締め孔が形成されたステップ22b、位置決め用のリブ22c、スライド開口22dが設けられ、上下面には門状のゲートとしてのブリッジ22eが設けられている。ボス22aとステップ22bとは四隅に設けられ、リブ22cは上下端部にそれぞれ設けられている。スライド開口22dは、所定ピッチで6個形成された位置決め孔22fと、この位置決め孔22fの径よりも幅が小さく隣接する位置決め孔22fに接続するスライド部22gとからなり、ステップ22bの両サイドに設けられている。ブリッジ22eは上下面にそれぞれ左右2個ずつ設けられている。この後カバー22の後面には、主制御回路装置15を収納するように設けられた主制御回路装置収納カバー23が取り付けられる。なお、この主制御回路装置収納カバー23の上面及び下面には、テーパ状の突起23aと、ブリッジ23bとがそれぞれ左右2個ずつ形成されている。
【0015】
図4に示すように、ジョイントバンド26は、後カバー22を中心に挟持するように前カバー21と主制御回路装置収納カバー23とを係合するものであり、開口26aと、固定部26bとが形成され、収納ケース24の上下面の左右それぞれに設けられたテーパ状の突起21cとブリッジ22eとに対応するするように、4個設けられている。開口26aは両端部に形成されている。ジョイントバンド26の一方の先端を後カバー22に設けられたブリッジ22eの下に潜らせ、前カバー21に設けられた突起21cに開口26aを挿入して係止させると、固定部26bがブリッジ22eに接触し、ジョイントバンド26は移動不可状態になる。同様に残り3個のジョイントバンド26を用いて移動不可状態にすることにより、前カバー21と後カバー22とは脱不可状態に係合される。そして、4つの係止された開口26aとは反対側となるジョイントバンド26のもう一方の先端をブリッジ23bの下に潜らせ、主制御回路装置収納カバー23の上下面の左右それぞれに設けられた突起23aにそれぞれ開口26aを挿入して係止させると、主制御回路装置収納カバー23は、後カバー22と脱不可状態に係合される。
【0016】
図4に示すように、スライドベース25は、収納ケース24を本体枠3の所定部材に固定保持させる部材であるが、更に、後カバー22を上下に移動可能とする部材でもある。このスライドベース25には、ボス22aが挿入される開口25aと、ビス締め孔が形成されたボス25bと、位置決めピン25cとが設けられている。開口25aとボス25bとは上下に設けられている。位置決めピン25cは、後カバー22に設けられた位置決め孔22fに挿入されることにより、後カバー22とスライドベース25との係合において位置決めするものであり、両サイドの上下に設けられている。なお、スライドベース25は、本体枠3の所定部材の他に、遊技盤4の所定部材に固定保持するように組み付けるようにしてもよい。また、位置決めピン25cと位置決め孔22fの配置位置及び配置個数は、状況に応じて任意設計変更可能なものでよいこととする。
【0017】
図7に示すように、後カバー22をスライドベース25に対して最上部に配置し、位置決めピン25cを位置決め孔22fの最下部に挿入後、後カバー22を下方向に移動させると、位置決めピン25cは、スライド部22gを通り隣接する位置決め孔22fに移動して、スライド部22gによりクリック止めされる。これを繰り返し行うことにより、図8に示すように、位置決めピン25cが位置決め孔22fの最上部に配置される位置まで後カバー22を移動することができる。したがって、位置決めピン25cを、所定ピッチで6個形成された位置決め孔22fのどの位置決め孔22fに配置するかにより、後カバー22の取り付け位置を6段階で変更することができる。これにより、位置決めピン25c及び位置決め孔22fは、位置調整機構として機能する。スライドベース25に対して後カバー22を所定の取り付け位置に配置した後に、ビス31により後カバー22に設けられたステップ22bを介してボス25bへとビス締め固定する。これにより、後カバー22はスライドベース25に適宜な位置にて脱不可状態に取り付けられる。
【0018】
後カバー22をスライドベース25に取り付けると、後カバー22に設けられたボス22aはスライドベース25に設けられた開口25aに挿入される。図4に示すように、図柄可変表示装置収納カバー29は、図柄可変表示装置8を収納するものであり、背面の四隅にはビス締め孔が形成されたボス29aが設けられている。図柄可変表示装置収納カバー29に設けられたボス29aと後カバー22に設けられたボス22aとの位置が合うように配置し、ビス32により、後カバー22の背面からボス22aとボス29aとを係合するようにビス締め固定する。従って、四隅に設けられたボス22aとボス29aとをビス32によりビス締め固定することにより、後カバー22と図柄可変表示装置収納カバー29とは、スライドベース25を挟み込んだ状態で取り付けられる。
【0019】
上記のように構成されたパチンコ機の作用について説明する。パチンコ機2を組み立てる際に、図柄可変表示装置8を図柄可変表示装置移動ユニット20に組み付けた状態で本体枠3に設けられた遊技盤取り付け板などの所定部材に取り付ける。この際、後カバー22が所望する配置位置になるように、スライドベース25の上下端部を介して本体枠3側に取り付けられて保持される位置決めピン25cを6個の位置決め孔22fのいずれかへとに挿入して係止させ、ビス31によりステップ22bとボス25bとをビス締め固定する。図柄可変表示装置収納カバー29を、ボス29aとボス22aとの位置が合うように配置し、ビス32により、後カバー22の背面からボス22aとボス29aとをビス締め固定する。図柄可変表示装置8を図柄可変表示装置収納カバー29に収納し、保護パネル28を凸部21bに合わせて前カバー21に収納する。そして、保護パネル28が収納された前カバー21に設けられた切欠き21dにスライドベース25を挿入するとともに、後カバー22に設けられたリブ22cを前カバー21の上下内壁面に沿って挿入し、前カバー21と後カバー22とを位置決めする。この状態で、ジョイントバンド26の一方の先端をブリッジ22eの下に潜らせ、前カバー21に設けられた突起21cにジョイントバンド26に設けられた開口26aを挿入し、ジョイントバンド26のもう一方の先端をブリッジ23bの下に潜らせ、主制御回路装置15を収納した主制御回路装置収納カバー23に設けられた突起23aに開口26aを挿入すると、ジョイントバンド26により、後カバー22を中心に挟持した状態で前カバー21と主制御回路装置収納カバー23とが係合される。この状態で、スライドベース25を、本体枠3の支持部材3a等の所定部材に取り付ける。なお、スライドベース25を取り付ける所定部材は、新旧のパチンコ機に係わらず、共有化して使用できるものであると好適であり、そのため、スライドベース25の取り付け位置は常に一定となるが、上述した位置調整機構により図柄可変表示装置8の表示部の位置調整ができるようになる。
【0020】
上記図柄可変表示装置移動ユニット20が組み付けられたパチンコ機2の機種交換を行うにあたって、副制御回路装置16、球発射装置17、球払出装置18、図柄可変表示装置8及び主制御回路装置15が内部に組み込まれた図柄可変表示装置移動ユニット20等が組み付けられた本体枠3ごと遊技場から取り外され、新しい機種のパチンコ機2が遊技場の所定位置に配設される。遊技場から取り外された古い機種は工場等で分解され、部品によってはリユースまたはリサイクルされ、新しい機種のパチンコ機2に組み込まれる。機種の異なる遊技盤4では、図柄可変表示装置8を観察可能にする開口4bの位置が遊技性に応じて異なるため、新たな遊技盤4の開口4bが設けられた位置に対応させて図柄可変表示装置8を移動させる必要がある。
【0021】
先ず、収納ケース24の上下面の左右にて保持されているジョイントバンド26をニッパ等の治具を用いて切断するか、又は、ジョイントバンド26の片端を持ち上げて突起21c又は突起23aから離脱させるようにする。ジョイントバンド26が離脱されると、主制御回路装置収納カバー23を取り外すことができ、主制御回路装置収納カバー23に収納されている主制御回路装置15を新たな機種に対応したものに交換することができる。次に、ビス締めされたビス31を取り外す。ビス31を取り外すと、スライドベース25に対して後カバー22を上下に移動させることができ、後カバー22の取り付け位置を変更することができる。後カバー22を移動させ、位置の異なる位置決め孔22fに位置決めピン25cを挿入することにより、図柄可変表示装置8と新たな遊技盤4の開口4bとの位置合わせを行うことができる。そして、前カバー21と後カバー22とを位置決めし、新しいジョイントバンド26により、後カバー22を中心に挟持した状態となるように前カバー21と主制御回路装置収納カバー23とを係合する。
【0022】
このように、前カバー21と後カバー22と主制御回路装置収納カバー23とを壊すことなく、ジョイントバンド26を介しての交換により、容易に主制御回路装置15を新たな機種に対応したものに交換することができる。さらに、図柄可変表示装置移動ユニット20を、本体枠3を構成する支持部材3aから取り外すことなく、上述した位置調整機構により、異なる遊技盤4の任意の位置に形成される開口4bに対応した位置に図柄可変表示装置8を位置調整することができるから、図柄可変表示装置移動ユニット20が取り付けられる支持部材3aを含む本体枠3、図柄可変表示装置8及び各カバー21〜23を、遊技性に応じて任意の位置に開口4bが形成される異なる複数の遊技盤4に対しても共有化して使用することができる。
【0023】
また、図柄可変表示装置移動ユニット20を遊技盤4に直接又は支持板35を介して取り付けてもよく、図9は、図柄可変表示装置移動ユニット20を遊技盤4に支持板35を介して取り付けた場合の側面断面図である。支持板35にはフック部35aが設けられており、スライドベース25の下側先端部をフック部35aに挿入して位置決めし、ビス36によりスライドベース25の上側先端部を支持板35にビス締め固定する。したがって、図柄可変表示装置移動ユニット20を、支持板35から取り外すことなく、上述した位置調整機構により、異なる遊技盤4の任意の位置に形成される開口4bに対応した位置に図柄可変表示装置8を位置調整することができるから、図柄可変表示装置移動ユニット20が取り付けられる支持板35、図柄可変表示装置8及び各カバー21〜23を、遊技性に応じて任意の位置に開口4bが形成される異なる複数の遊技盤4に対しても共有化して使用することができる。なお、支持板35は、制御回路装置を組み込む、又は入賞口10により入賞された遊技球を所定の受け部に案内する通路が設けられる遊技盤取り付け板であると好適である。また、保持部材の一例として用いるスライドベース25を、支持部材3aや遊技盤4に直接又は支持板35を介して取り付ける方法は、ビス等の固定部材による結合、又は嵌合式やスライド式による結合など任意でよいこととする。
【0024】
なお、上記実施形態では、後カバー22にスライド開口22dを設け、このスライド開口22dに所定ピッチで位置決め孔22fを6個形成し、スライドベース25に対して後カバー22を6段階で移動可能にしたが、これに限定されることなく、位置決め孔22fの個数は適宜変更してもよい。
【0025】
また、上記実施形態では、ビス31によりビス締めして後カバー22とスライドベース25とを取り付ける構成にしたが、ビス31を使用せずに、前カバー21と後カバー22とにより強固にスライドベース25を挟み込む構成にしてもよい。
【0026】
さらに、上記実施形態では、後カバー22にスライド開口22dを設けるとともに、スライドベース25に位置決めピン25cを設け、スライドベース25に対して後カバー22を移動可能にしたが、前カバー21にスライド開口を設け、スライドベース25に対して前カバー21を移動可能にしてもよい。さらに、前カバー21あるいは後カバー22に位置決めピンを設け、スライドベース25にスライド開口を設けてもよい。
【0027】
また、突起21c、ブリッジ22e、突起23a、ブリッジ23bを、収納ケース24の上下面の左右にそれぞれ2個ずつ設け、4個のジョイントバンド26を用いて前カバー21と後カバー22と主制御回路装置収納カバー23とを係合したが、これに限定されることなく、突起21c、ブリッジ22e、突起23a、ブリッジ23bを左右面に設けてもよく、その個数も適宜変更してもよい。
【0028】
さらに、前カバー21に突起21cを、後カバー22にブリッジ22eを、主制御回路装置収納カバー23に突起23aとブリッジ23bとを設けるとともに、ジョイントバンド26に開口26aと固定部26bと設け、ジョイントバンド26により前カバー21と後カバー22と主制御回路装置収納カバー23とを係合したが、これに限定されることなく、前カバー21と後カバー22と主制御回路装置収納カバー23とを係合できる形態のものであればよい。
【0029】
また、スライドベース25に対して後カバー22を上下方向に移動可能にしたが、左右方向に移動可能にしてもよい。
【0030】
さらに、収納ケース24に主制御回路装置収納カバー23を設け、主制御回路装置15を収納したが、主制御回路装置15の制御処理情報に基づいて作動される副制御回路装置16を収納する副制御回路装置収納カバーとして取り付けるようにしてもよい。
【0031】
図10に他の実施形態を示す。上記実施形態のものと同様の構成部材には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。この実施形態では、後カバー42には、凸状のラック42aが設けられている。このラック42aは、所定ピッチで形成された7個の歯形42bにより6個の溝42cが形成され、ステップ22bの両サイドに設けられている。スライドベース45には、凸状の位置決め歯形45aが設けられている。この位置決め歯形45aは、溝42cに挿入して、後カバー42とスライドベース45とを位置決めするものであり、両サイドの上下に設けられている。位置決め歯形45aを、6個の溝42cのどの溝42cに挿入するかにより、後カバー42の取り付け位置を6段階で変更することができる。これにより、位置決め歯形45a及びラック42aは、位置調整機構として機能する。なお、後カバー42に位置決め歯形を設け、スライドベース45にラックを設けてもよい。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の遊技機によれば、図柄可変表示装置をカバー部材を用いて収納する収納ケースと、遊技盤又は遊技機本体側に取り付けられる保持部材を介して収納ケースを上下方向に移動可能とする位置調整機構とを設けることにより、図柄可変表示装置の配置位置を容易に変更することができるため、図柄可変表示装置や収納ケース関係部材を異なる位置に開口が形成された遊技盤に対しても共有化して使用することができるから、リユース時のコストダウンを効果的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したパチンコ機の外観を示す斜視図である。
【図2】図1に示したパチンコ機の背面側からの外観を示す斜視図である。
【図3】図柄可変表示装置移動ユニットを示す斜視図である。
【図4】図柄可変表示装置移動ユニットを示す分解斜視図である。
【図5】図柄可変表示装置移動ユニットを示す断面図である。
【図6】後カバーとスライドベースとの構成を示す斜視図である。
【図7】後カバーをスライドベースに対して最上部に配置したときの構成を示す斜視図である。
【図8】後カバーをスライドベースに対して最下部に配置したときの構成を示す斜視図である。
【図9】図柄可変表示装置移動ユニットを支持板を介して遊技盤に取り付けた側面断面図である。
【図10】本発明の他の実施形態の後カバーとスライドベースとの構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
2 パチンコ機
3 本体枠
4 遊技盤
8 図柄可変表示装置
8a 表示面
15 主制御回路装置
16 副制御回路装置
20 図柄可変表示装置移動ユニット
21 前カバー
21a 開口
21b 凸部
21c 突起
21d 切欠き
22,42 後カバー
22a ボス
22b ステップ
22c リブ
22d スライド開口
22e ブリッジ
22f 位置決め孔
22g スライド部
23 主制御回路装置収納カバー
24 収納ケース
25,45 スライドベース
25a 開口
25b ボス
25c 位置決めピン
26 ジョイントバンド
26a 開口
26b 固定部

Claims (5)

  1. 図柄を変動表示させた後に停止表示させることのできる図柄可変表示装置と、
    前記図柄可変表示装置を前後から覆う前カバー及び後カバーからなり、前記前カバーに前記図柄可変表示装置の表示面を露呈させるための開口が形成された収納ケースと、
    前記前カバー及び後カバーの間に上下に突き抜けるように配置され、前記前カバー及び前記後カバーを保持する左右一対の長尺な保持部材と、
    前記保持部材を挟み込むようにして前記前カバー及び後カバーを互いに固定する係止部材と、
    前記保持部材の上下端部に設けられ、少なくとも所定の遊技領域が形成される遊技盤側又は当該遊技盤が組み込まれる本体側のいずれか一方に取り付けられる取付部と、
    前記収納ケースを前記保持部材により保持するときに前記表示面を遊技盤に形成された開口を通して視認できるように、前記保持部材に沿って収納ケースを位置調整することができる位置調整機構とを備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記図柄可変表示装置は前記保持部材よりも前方に位置し、また、遊技に基づいて作動される各種装置を作動制御する制御回路装置が前記後カバーよりも後方に配されており、
    前記係止部材は、さらに、前記収納ケースと、前記制御回路装置を収納する前記収納カバーとを互いに固定することを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記位置調整機構を、前記保持部材又は収納ケースのいずれか一方に形成された係止突起と、その他方に所定ピッチで形成され、前記係止突起を挿通し得る複数の係止孔とから構成し、前記係止突起を複数の係止孔のいずれかに挿通させて収納ケースを固定保持することにより、前記遊技盤に形成された開口に対する位置調整を段階的に行えるようにしたことを特徴とする請求項1または2記載の遊技機。
  4. 前記位置調整機構を、前記収納ケースに設けられ、所定位置に所定ピッチで形成された複数の係合突起を備える第1係合面と、前記保持部材に設けられ、前記第1係合面に形成された係合突起と係合させるための少なくとも1つ以上の係合突起を備える第2係合面とから構成し、前記第2係合面に形成された係合突起と、前記第1係合面に形成された係合突起とを係合させて収納ケースを固定保持することにより、前記遊技盤に形成された開口に対する位置調整を段階的に行えるようにしたことを特徴とする請求項1または2記載の遊技機。
  5. 前記保持部材の下端側の前記取付部を、前記遊技盤側又は前記本体側に設けられたフック部に挿入して、前記保持部材を位置決めすることを特徴とする請求項1から4いずれか一項記載の遊技機。
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