JP2006057825A - 密封装置 - Google Patents

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Shinji Nagasawa
晋治 長澤
Naoto Kobayashi
直人 小林
Kenichi Yarimizu
健一 鎗水
Kazunori Takeno
一記 武野
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Abstract

【課題】ハウジング21および回転軸22間をシールするとともにハウジング21および回転軸22間を電気的に導通させる密封装置1において、シール性および導電性の双方を十分に確保する。
【解決手段】ハウジング21および回転軸22間に配置されて密封流体をシールするオイルシール2と、オイルシール2の反密封流体側に配置されてダストまたは泥水等の異物の侵入を抑えるダストリップシール11とを有し、後者のダストリップシール11にハウジング21および回転軸22間の導電性を設定する。これにより前者のオイルシール2については専らシール性を重視した材料組成が可能となり、後者のダストリップシール11については専ら導電性を重視した材料組成が可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、密封技術に係る密封装置に関し、更に詳しくは、ハウジングおよび回転軸間をシールする機能と、前記ハウジングおよび回転軸間を電気的に導通させる機能とを兼ね備えた密封装置に関するものである。
例えば自動車等車両の駆動系ユニットに用いられる密封装置に、ハウジング(本体ケース)および回転軸(ドライブシャフト)間を電気的に導通させる導電性を設定すると、回転軸側に発生する放電現象を抑制できることから、電子機器等に良くない影響を及ぼすノイズを軽減させることが可能となる。この点について本願出願人は先に、導電性を有するオイルシールを開発したが(特許文献1参照)、本発明は更にその性能向上を図るものである。
すなわち、上記先のオイルシールでは、そのシールリップがシール機能(シール性)と導電機能(導電性)とを兼ね備える構成とされていることから、その材料組成に関して、シール性を重要視すると導電性が不十分となり、反対に導電性を重要視するとシール性が不十分となり、両者の兼ね合いが難しい。
特公平6−48057号公報
本発明は以上の点に鑑みて、シール性と導電性の双方を十分に確保することができる密封装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1による密封装置は、ハウジングおよび回転軸間をシールするとともに前記ハウジングおよび回転軸間を電気的に導通させる密封装置において、前記ハウジングおよび回転軸間に配置されて密封流体をシールするオイルシールと、前記オイルシールの反密封流体側に配置されてダストまたは泥水等の異物の侵入を抑えるダストリップシールとを有し、前記ダストリップシールに前記ハウジングおよび回転軸間の導電性を設定したことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2による密封装置は、上記した請求項1の密封装置において、オイルシールとダストリップシールは互いに組み付けられていることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項3による密封装置は、上記した請求項1の密封装置において、オイルシールはハウジング側に固定され、ダストリップシールは回転軸側に固定されていることを特徴とするものである。
更にまた、本発明の請求項4による密封装置は、上記した請求項1ないし3の何れかに記載した密封装置において、ダストリップシールは、摺動の相手方との接触部位を2箇所以上有することを特徴とするものである。
上記構成を備えた本発明の請求項1の密封装置においては、ハウジングおよび回転軸間に配置されて密封流体をシールするオイルシールと、このオイルシールの反密封流体側に配置されてダストまたは泥水等の異物の侵入を抑えるダストリップシールとが設けられ、後者のダストリップシールにハウジングおよび回転軸間の導電性が設定されているために、前者のオイルシールが密封流体に対するシール性を分担し、後者のダストリップシールが耐ダスト性とともに導電性を分担する。オイルシールとダストリップシールの組み合わせについては、オイルシールとダストリップシールを互いに組み付ける態様(請求項2)と、オイルシールをハウジング側に固定するとともにダストリップシールを回転軸側に固定する態様(請求項3)とがあり、何れの態様にても回転軸からダストリップシールを経由してハウジングに至る導電経路が設定される。
またこれに加えて、上記構成を備えた本発明の請求項4による密封装置のように、ダストリップシールが摺動の相手方との接触部位を2箇所以上有していると、機外側に配置される接触部位が異物の噛み込み等により摺動摩耗して相手方との接触が不安定になる場合においても、機内側に配置される接触部位において導電性を維持することが可能となる。
本発明は、以下の効果を奏する。
すなわち、本発明の請求項1ないし3による密封装置においては、上記したようにオイルシールとダストリップシールがシール性と導電性を分担して発揮するために、オイルシールについてはシール性を重要視した材料組成をすれば良く、ダストリップシールについては導電性を重要視した材料組成をすれば良い。したがって、それぞれ一方にて他方を考慮することなく材料組成を選択することができることから、結果、シール性と導電性の双方を十分に確保することができる。
またこれに加えて、本発明の請求項4による密封装置においては、ダストリップシールが摺動の相手方との接触部位を2箇所以上有しているために、機外側に配置される接触部位が摺動摩耗して相手方との接触が不安定になる場合においても、機内側に配置される接触部位においてハウジングおよび回転軸間の導電性を維持することが可能となる。したがって、ダストリップシールに設定される導電性を長期間に亙って安定的に維持することができる。
尚、本発明には、以下の実施形態が含まれる。
(1)第一および第二実施例関連・・・
シール部材を2部品の構成とし、第一シール部材であるオイルシールに第二シール部材である「導電性および耐泥水性部材」(ダストリップシール)をオイルシールの外周組み合わせ固定部にて一体とする。第二シール部材は軸デフレクターとリップにて接触し、尚且つハウジングとはシール外周部にて接触を行ない、軸とハウジング間の導電性(導通性)を確保する。第二シール部材は第一シール部材とは別に成形され、後で一体に固定されるため、材料や成形方式など第一シール部材の制約を受けずに設定することができる。第一シール部材と第二シール部材は組み合わせ固定部にて嵌め合わせて使用が可能なため、更なる耐外部異物性(ダスト性)向上等のバリエーションの変化に対して対応が可能であり、また相手デフレクター部材の寸法変化等に対しても比較的容易に対応することができる。第二シール部材は、アクリル系ゴムやニトリル系ゴムポリマーをベースとして、導電性を強化するためのカーボンブラック、繊維カーボン系素材が混入されてなる生地から熱架橋されて成形される。一般に駆動系ユニットでは、耐熱性の観点からアクリル系ゴムが適用されているが、耐外部泥水(ダスト)性からニトリル系ゴムに導電性を持たせたシールとすることで、耐久寿命の向上が図れ、尚且つ接触部で外部異物の遮断性と導電性が得られる。以上の構成によれば、従来の油密封性能を低下させることなく、導電性と耐ダスト性の向上が図れる。またシール部材を別体とすることで、性能要求や相手構造バリエーションに対する対応が比較的容易となる。
(2)第三および第四実施例関連・・・
第一シール部材である油シール部材(オイルシール)と第二シール部材である「導電性および耐泥水性部材」(ダストリップシール)の2部品構成とし、第二シール部材の内周側に第一シール部材を圧入させ、一体化させている。第二シール部材は軸と第一リップにて接触しており、またデフレクターにも第二リップにて接触し、尚且つハウジングには圧入固定(嵌合)されているため、軸とハウジング間の導電性(通電性)を確保することができる。各シール部材は別に形成されているため、材料や成形方式など個々に設定および組み合わせができる。同様に、各リップ形状についても、相手部材の寸法および構造によって自由に対応できる。各リップの接触の有無については、相手構造および使用条件により自由に設定できる。各リップの接触部位が軸とデフレクターとで別々に接触していることから、万が一、どちらかのリップが摩耗して接触しない状態になったとしても、もう1つのリップが接触してため、導電性は確保することができる。第二シール部材はアクリル系ゴムやニトリル系およびフッ素系ゴム材のポリマーをベースとして、導電性を強化するためのカーボンブラック、繊維カーボン系素材が混入された生地から熱架橋されて成形される。一般に駆動系ユニットでは、耐熱性の観点からアクリル系ゴムが適用されているが、耐泥水(ダスト)性からニトリル系ゴムに導電性を持たせたシールとすることで、耐久寿命の向上が図れ、尚且つ各リップで接触させていることから、外部異物の遮断性と導電性の確保が可能となる。以上の構成によれば、従来の油密封性能を低下させることなく、導電性と耐泥水(ダスト)性の向上が図れる。また、シール部材を別体とすることで、相手条件および構造違いにも容易に対応することができる。
(3)第五実施例関連・・・
外部異物の侵入を防ぐ目的にて設定されるデフレクターの外周部に、導電性部材(ダストリップシール)を焼き付け成形し、リップを設定したことを特徴とする。リップはハウジングに接触しており、軸とハウジング間の導電性(通電性)を確保することができる。デフレクター部およびリップの形状は相手部材の寸法および構造によって自由に対応できる。シール部材は、アクリル系ゴムやニトリル系およびフッ素系ゴム材のポリマーをベースとして、導電性を強化するためのカーボンブラック、繊維カーボン系素材が混入された生地から熱架橋されて成形される。一般に駆動系ユニットでは、耐熱性の観点からアクリル系ゴムが適用されているが、耐泥水(ダスト)性からニトリル系ゴムに導電性を持たせたシールとすることで、耐久寿命の向上が図れ、尚且つリップとして接触させていることから、外部異物の遮断性と導電性の確保が可能となる。以上の構成によれば、従来の油密封性能を低下させることなく、導電性と耐泥水(ダスト)性の向上が図れる。また、シール部材を別体とすることで、相手条件および構造違いにも容易に対応することができる。また、ゴム部の体積を極小化できるため、抵抗値も極小化することができる。
つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説明する。
第一実施例・・・
図1は、本発明の第一実施例に係る密封装置1の要部断面を示している。
当該実施例に係る密封装置1は、ハウジング21および回転軸22間をシールするとともに前記ハウジング21および回転軸22間(経路としては回転軸22およびハウジング21間)を電気的に導通させるものであって、以下のように構成されている。尚、当該密封装置1が自動車等車両の駆動系ユニットのデフサイドに用いられる場合、ハウジング21は具体的には本体ケースであり、回転軸22はドライブシャフトである。
当該密封装置1は、図上左側(機内側A)のオイルシール2と、図上右側(機外側B)のダストリップシール11との組み合わせによって構成されている。
図上左側のオイルシール2は、ハウジング21に固定される固定部3と、回転軸22に摺動自在に密接するリップ部4と、リップ部4を保持する保持部5とを一体に有し、更に特徴的構成として、ダストリップシール11を組み付けるための組付部6を有している。
また、このオイルシール2は、金属環7にゴム状弾性体8を加硫接着したものであって、金属環7は、ハウジング21の内周側に嵌合される筒状部7aと、この筒状部7aの機外側端部から径方向内方へ向けて一体成形されたフランジ部7bとを一体に有している。尚、後記するように筒状部7aの外周面にはゴム状弾性体8の外周シール部8aが被着されるので、筒状部7aはこの外周シール部8aを介してハウジング21に嵌合される。
ゴム状弾性体8は、金属環7の筒状部7aの外周面に被着され、ハウジング21の内周面に密接して該部をシールする外周シール部8aと、金属環7のフランジ部7bの端面に被着された端面被着部8bと、同フランジ部7bの内周端部に被着された内周被着部8cとを一体に有しており、内周被着部8cに、機内側Aへ向けて配置され、回転軸22の周面に摺動自在に密接して該部をシールするメインリップ8dと、機外側Bへ向けて配置され、回転軸22の周面に摺動自在に密接して該部をシールするダストリップ8eとが一体に成形されている。メインリップ8dには、摺動部面圧調整用のガータスプリング9が嵌着されている。また、外周シール部8aの外周面であってその機外側端部には、ダストリップシール11を組み付けるための組付用空間8fが凹部状を呈する段差として設けられており、更にその奥端部には、その一部として溝状の係合部8gが設けられている。
一方、図上右側のダストリップシール11は、このダストリップシール11をオイルシール2に組み付けるための被組付部12と、ハウジング21に接触する接触部13と、回転軸22に固定したデフレクター14に摺動自在に密接するリップ部15と、リップ部15を保持する保持部16とを一体に有している。
また、このダストリップシール11は、金属環17にゴム状弾性体18を加硫接着したものであって、金属環17は、オイルシール2の端面被着部8dに端面同士の突き当てにて配置される平面部17aと、この平面部17aの外周端部から機内側Aへ向けて一体成形された筒状の差込み部17bとを一体に有しており、更に差込み部17bの先端に、その一部として爪状の係合部17cが一体に成形されている。
ゴム状弾性体18は、金属環17の平面部17aの端面に被着され、その外周端部をもってハウジング21の内周面に密接する端面被着部18aと、同平面部17aの内周端部に被着された内周被着部18bとを一体に有しており、端面被着部18aの内周部および内周被着部18bに、機外側Bへ向けて配置され、デフレクター14に摺動自在に密接して該部をシールするダストリップ18cが一体に成形されている。デフレクター14は、回転軸22の外周に嵌合される内周筒部14aと、この内周筒部14aの軸方向一方の端部から径方向外方へ向けて一体成形された平面部14bと、平面部14bの外周端部から軸方向他方へ向けて一体成形された外周筒部14cと、外周筒部14cの軸方向他方の端部から径方向外方へ向けて一体成形されたフランジ部14dとを一体に有しており、外周筒部14cの内周面に対してダストリップ18cが摺動自在に密接している。
このダストリップシール11は、金属環17の差込み部17bをオイルシール2の組付用空間8fに軸方向一方から差し込み、爪状の係合部17cを溝状の係合部8gに係合することによってオイルシール1に組み付けられる。
また、上記の構成部品において、オイルシール2のゴム状弾性体8は、導電性の少ない通常のゴム材料によって成形され、一般には、耐熱性に優れたアクリル系ゴムによって成形されている。これに対して、ダストリップシール11のゴム状弾性体18は、導電性ゴム組成物によって成形され、例えばカーボンブラックまたは繊維カーボン系素材を混入したニトリル系ゴムによって成形されている。また、回転軸22、回転軸22に固定されてダストリップ18cが接触するデフレクター14および、端面被着部18aが接触するハウジング21はそれぞれ導電性金属によって成形されているので、これにより回転軸22からデフレクター14およびゴム状弾性体18を介してハウジング21に通じる導電経路が形成され、すなわちダストリップシール11に回転軸22およびハウジング21間の導電性が設定されている。
上記構成の密封装置1においては、オイルシール2のメインリップ8dが機内油をシールし、またダストリップシール11のダストリップ18cおよびオイルシール2のダストリップ8eがダストや水分などの外部異物をシールする。
また、上記構成の密封装置1においては、上記したようにハウジング21および回転軸22間をシールするオイルシール2と、このオイルシール2に組み付けられるダストリップシール11とが併設され、後者のダストリップシール11に導電性が設定されているために、前者のオイルシール2は機内油に対するシール性を分担し、後者のダストリップシール11は耐ダスト性とともに導電性を分担する。したがって、前者のオイルシール2については専らシール性を重要視した材料組成をすれば良く、後者のダストリップシール11については専ら導電性を重要視した材料組成をすれば良く、何れも他方の特性を考慮することなく材料組成を選択することができる。したがって以上のことから、所期の目的どおり、シール性と導電性の双方を満足させることができる導電性密封装置1を提供することができる。
尚、上記実施例では、ダストリップシール11のゴム状弾性体18がハウジング21に直接接触することにより導電経路を設定したが、導電性金属よりなる金属環17を介しての導電経路としても良く、この場合には、回転軸22からデフレクター14、ゴム状弾性体18および金属環17を介してハウジング21に通じる導電経路が設定される。
第二実施例・・・
また、図2に示すように、ダストリップシール11には、回転軸22の周面に摺動自在に密接するダストリップ(第二ダストリップ)18dを設けても良く、この場合には、ダストリップシール11の回転軸22またはデフレクター14に対する接触部位が2箇所設けられることになる。したがって、機外側Bに配置されるダストリップ18cが摩耗してデフレクター14との接触が不安定になる場合においても、機内側Aに配置されるダストリップ18dにおいて導電性を維持することができることから、ダストリップシール11に設定される導電性を長期間に亙って安定的に維持することができる。
第三実施例・・・
図3は、本発明の第三実施例に係る密封装置31の要部断面を示している。
当該実施例に係る密封装置31は、ハウジング21および回転軸22間をシールするとともに前記ハウジング21および回転軸22間(経路としては回転軸22およびハウジング21間)を電気的に導通させるものであって、以下のように構成されている。尚、当該密封装置31が自動車等車両の駆動系ユニットのデフサイドに用いられる場合、ハウジング21は具体的には本体ケースであり、回転軸22はドライブシャフトである。
当該密封装置31は、図上左側(機内側A)のオイルシール32と、図上右側(機外側B)のダストリップシール41との組み合わせによって構成されている。
図上右側のダストリップシール41は、ハウジング21に固定される固定部42と、回転軸22に固定したデフレクター43に摺動自在に密接するリップ部44と、リップ部44を保持する保持部45とを一体に有している。また固定部42は、その内周にオイルシール32を組み付ける組付部および、ハウジング21に接触する接触部を兼ねている。
また、このダストリップシール41は、金属環46にゴム状弾性体47を加硫接着したものであって、金属環46は、ハウジング21の内周側に嵌合される筒状部46aと、この筒状部46aの機外側端部から径方向内方へ向けて一体成形されたフランジ部46bとを一体に有している。尚、後記するように筒状部46aの外周面にはゴム状弾性体47の外周シール部47aが被着されるので、筒状部46aはこの外周シール部47aを介してハウジング21に嵌合される。
ゴム状弾性体47は、金属環46の筒状部46aの外周面に被着され、ハウジング21の内周面に密接して該部をシールする外周シール部47aと、同筒状部46aの内周面に被着され、オイルシール32の金属環36の外周面に密接して該部をシールする内周シール部47bと、金属環46のフランジ部46bの端面に被着された端面被着部47cと、同フランジ部46bの内周端部に被着された内周被着部47dとを一体に有しており、端面被着部47cの内周部および内周被着部47dに、機外側Bへ向けて配置され、デフレクター43に摺動自在に密接して該部をシールするダストリップ47eが一体に成形されている。デフレクター43は、回転軸22の外周に嵌合される内周筒部43aと、この内周筒部43aの軸方向一方の端部から径方向外方へ向けて一体成形された平面部43bと、平面部43bの外周端部から軸方向他方へ向けて一体成形された外周筒部43cと、外周筒部43cの軸方向他方の端部から径方向外方へ向けて一体成形されたフランジ部43dとを一体に有しており、外周筒部43cの内周面に対してダストリップ47eが摺動自在に密接している。
一方、図上左側のオイルシール32は、このオイルシール32をダストリップシール41に組み付けるための被組付部33と、回転軸22に摺動自在に密接するリップ部34と、リップ部34を保持する保持部35とを一体に有している。
また、このオイルシール32は、金属環36にゴム状弾性体37を加硫接着したものであって、金属環36は、ダストリップシール41の内周シール部47bの内周側に嵌合される筒状部36aと、この筒状部36aの機外側端部から径方向内方へ向けて一体成形されたフランジ部36bとを一体に有している。
ゴム状弾性体37は、金属環36のフランジ部36bの内周端部に被着された内周被着部37aを有しており、この内周被着部37aに、機内側Aへ向けて配置され、回転軸22の周面に摺動自在に密接して該部をシールするメインリップ37bが一体に成形されている。メインリップ37bには、摺動部面圧調整用のガータスプリング38が嵌着されている。
このオイルシール32は、金属環36の筒状部36aをダストリップシール41の内周シール部47bの内周側に軸方向一方から圧入することによってダストリップシール41に組み付けられる。
また、上記の構成部品において、オイルシール32のゴム状弾性体37は、導電性の少ない通常のゴム材料によって成形され、一般には、耐熱性に優れたアクリル系ゴムによって成形されている。これに対して、ダストリップシール41のゴム状弾性体47は、導電性ゴム組成物によって成形され、例えばカーボンブラックまたは繊維カーボン系素材を混入したニトリル系ゴムによって成形されている。また、回転軸22、回転軸22に固定されてダストリップ47eが接触するデフレクター43および、外周シール部47aが固定されて接触するハウジング21はそれぞれ導電性金属によって成形されているので、これにより回転軸22からデフレクター43およびゴム状弾性体37を介してハウジング21に通じる導電経路が形成され、すなわちダストリップシール41に回転軸22およびハウジング21間の導電性が設定されている。
上記構成の密封装置31においては、オイルシール32のメインリップ37bが機内油をシールし、またダストリップシール41のダストリップ47eがダストや水分などの外部異物をシールする。
また、上記構成の密封装置31においては、上記したようにハウジング21および回転軸22間をシールするオイルシール32と、このオイルシール32の機外側Bに配置されたダストリップシール41とが併設され、後者のダストリップシール41に導電性が設定されているために、前者のオイルシール32は機内油に対するシール性を分担し、後者のダストリップシール41は耐ダスト性とともに導電性を分担する。したがって、前者のオイルシール32については専らシール性を重要視した材料組成をすれば良く、後者のダストリップシール41については専ら導電性を重要視した材料組成をすれば良く、何れも他方の特性を考慮することなく材料組成を選択することができる。したがって以上のことから、所期の目的どおり、シール性と導電性の双方を満足させることができる導電性密封装置を提供することができる。
尚、上記実施例では、ダストリップシール41のゴム状弾性体47がハウジング21に直接接触することにより導電経路を設定したが、導電性金属よりなる金属環46を介しての導電経路としても良く、この場合には、回転軸22からデフレクター43、ゴム状弾性体47および金属環を46介してハウジング21に通じる導電経路が設定される。
第四実施例・・・
また、図4に示すように、ダストリップシール41には、回転軸22の周面に摺動自在に密接するダストリップ(第二ダストリップ)47fを設けても良く、この場合には、ダストリップシール41の回転軸22またはデフレクター43に対する接触部位が2箇所設けられる。したがって、機外側Bに配置されるダストリップ47eが摩耗してデフレクター43との接触が不安定になる場合においても、機内側Aに配置されるダストリップ47fにおいて導電性を維持することができることから、ダストリップシール41に設定される導電性を長期間に亙って安定的に維持することができる。
第五実施例・・・
図5は、本発明の第五実施例に係る密封装置51の要部断面を示している。
当該実施例に係る密封装置51は、ハウジング21および回転軸22間をシールするとともに前記ハウジング21および回転軸22間(経路としては回転軸22およびハウジング21間)を電気的に導通させるものであって、以下のように構成されている。尚、当該密封装置51が自動車等車両の駆動系ユニットのデフサイドに用いられる場合、ハウジング21は具体的には本体ケースであり、回転軸22はドライブシャフトである。
当該密封装置51は、図上左側(機内側A)のオイルシール52と、図上右側(機外側B)のダストリップシール61との組み合わせによって構成されており、特にダストリップシール61は、デフレクター55に被着されたリップ62aによって構成されている。
図上左側のオイルシール52は、ハウジング21に固定される固定部53と、回転軸22に摺動自在に密接するリップ部54と、回転軸22に固定したデフレクター55に摺動自在に密接するリップ部56と、両リップ部54,56を保持する保持部57とを一体に有している。また固定部53は、ハウジング21に接触する接触部を兼ねている。
また、このオイルシール52は、金属環58にゴム状弾性体59を加硫接着したものであって、金属環58は、ハウジング21の内周側に嵌合される筒状部58aと、この筒状部58aの機外側端部から径方向内方へ向けて一体成形されたフランジ部58bとを一体に有している。尚、後記するように筒状部58aの外周面にはゴム状弾性体59の外周シール部59aが被着されるので、筒状部58aはこの外周シール部59aを介してハウジング21に嵌合される。
ゴム状弾性体59は、金属環58の筒状部58aの外周面に被着され、ハウジング21の内周面に密接して該部をシールする外周シール部59aと、同筒状部58aの内周面に被着された内周被着部59bと、金属環58のフランジ部58bの端面に被着された端面被着部59cと、同フランジ部58bの内周端部に被着された内周被着部59dとを一体に有しており、内周被着部59dに、機内側Aへ向けて配置され、回転軸22の周面に摺動自在に密接して該部をシールするメインリップ59eと、機外側Bへ向けて配置され、回転軸22の周面に摺動自在に密接して該部をシールするダストリップ59fとが一体に成形されている。メインリップ59eには、摺動部面圧調整用のガータスプリング60が嵌着されている。
また、端面被着部59cの内周部および内周被着部59dには、機外側Bへ向けて配置され、デフレクター55に摺動自在に密接して該部をシールするダストリップ59gが一体に成形されている。デフレクター55は、回転軸22の外周に嵌合される内周筒部55aと、この内周筒部55aの軸方向一方の端部から径方向外方へ向けて一体成形された平面部55bと、平面部55bの外周端部から軸方向他方へ向けて一体成形された外周筒部55cと、外周筒部55cの軸方向他方の端部から径方向外方へ向けて一体成形されたフランジ部55dとを一体に有しており、外周筒部55cの内周面に対してダストリップ59gが摺動自在に密接している。
一方、図上右側のダストリップシール61は、上記したようにデフレクター55に被着されたリップ62aによって構成されている。具体的には、デフレクター55のフランジ部55dの外周端部にゴム状弾性体62が被着されており、このゴム状弾性体62に、機外側Bへ向けて配置され、ハウジング21の内周面に摺動自在に密接して該部をシールするダストリップ62aが一体に成形されており、このダストリップ62aによってダストリップシール61が構成されている。
また、上記の構成部品において、オイルシール52のゴム状弾性体59は、導電性の少ない通常のゴム材料によって成形され、一般には、耐熱性に優れたアクリル系ゴムによって成形されている。これに対して、ダストリップシール61のゴム状弾性体62は、導電性ゴム組成物によって成形され、例えばカーボンブラックまたは繊維カーボン系素材を混入したニトリル系ゴムによって成形されている。また、回転軸22および、この回転軸22に固定されてダストリップ59gが接触するデフレクター55はそれぞれ導電性金属によって成形されているので、これにより回転軸22からデフレクター55およびゴム状弾性体62を介してハウジング21に通じる導電経路が形成され、すなわちダストリップシール61に回転軸22およびハウジング21間の導電性が設定されている。
上記構成の密封装置1においては、オイルシール52のメインリップ59eが機内油をシールし、またダストリップシール61のダストリップ62aおよびオイルシール52のダストリップ59fがダストや水分などの外部異物をシールする。
また、上記構成の密封装置51においては、上記したようにハウジング21および回転軸22間をシールするオイルシール52と、このオイルシール52の機外側Bに配置されたダストリップシール61とが併設され、後者のダストリップシール61に導電性が設定されているために、前者のオイルシール52は機内油に対するシール性を分担し、後者のダストリップシール61は耐ダスト性とともに導電性を分担する。したがって、前者のオイルシール52については専らシール性を重要視した材料組成をすれば良く、後者のダストリップシール61については専ら導電性を重要視した材料組成をすれば良く、何れも他方の特性を考慮することなく材料組成を選択することができる。したがって以上のことから、所期の目的どおり、シール性と導電性の双方を満足させることができる導電性密封装置を提供することができる。また、上記構成の密封装置51によれば、導電経路の一部をなすゴム部(ダストリップシール61)の体積を極小化することが可能であることから、電気抵抗値を極小化することができるメリットもある。
本発明の第一実施例に係る密封装置の要部断面図 本発明の第二実施例に係る密封装置の要部断面図 本発明の第三実施例に係る密封装置の要部断面図 本発明の第四実施例に係る密封装置の要部断面図 本発明の第五実施例に係る密封装置の要部断面図
符号の説明
1,31,51 密封装置
2,32,52 オイルシール
3,42,53 固定部
4,15,34,44,54,56 リップ部
5,16,35,45,57 保持部
6 組付部
7,17,36,46,58 金属環
7a,36a,46a,58a 筒状部
7b,14d,36b,43d,46b,55d,58b フランジ部
8,18,37,47,59,62 ゴム状弾性体
8a,47a,59a 外周シール部
8b,18a,47c,59c 端面被着部
8c,18b,37a,47d,59b,59d 内周被着部
8d,37b,59e メインリップ
8e,18c,18d,47e,47f,59f,59g,62a ダストリップ
8f 組付用空間
8g 溝状係合部
9,38,60 ガータスプリング
11,41,61 ダストリップシール
12,33 被組付部
13 接触部
14,43,55 デフレクター
14a,43a,55a 内周筒部
14b,17a,43b,55b 平面部
14c,43c,55c 外周筒部
17b 差込み部
17c 爪状係合部
21 ハウジング
22 回転軸
47b 内周シール部
A 機内側
B 機外側

Claims (4)

  1. ハウジングおよび回転軸間をシールするとともに前記ハウジングおよび回転軸間を電気的に導通させる密封装置において、
    前記ハウジングおよび回転軸間に配置されて密封流体をシールするオイルシールと、前記オイルシールの反密封流体側に配置されてダストまたは泥水等の異物の侵入を抑えるダストリップシールとを有し、
    前記ダストリップシールに前記ハウジングおよび回転軸間の導電性を設定したことを特徴とする密封装置。
  2. 請求項1の密封装置において、
    オイルシールとダストリップシールは互いに組み付けられていることを特徴とする密封装置。
  3. 請求項1の密封装置において、
    オイルシールはハウジング側に固定され、ダストリップシールは回転軸側に固定されていることを特徴とする密封装置。
  4. 請求項1ないし3の何れかに記載した密封装置において、
    ダストリップシールは、摺動の相手方との接触部位を2箇所以上有することを特徴とする密封装置。
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