JP2006056586A - 梱包構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ダンボール製梱包箱の構造において、緩衝部材が収容品から脱落することを防止するための構成を、コスト安価に実現すること。
【解決手段】梱包箱とこれに収容された収容品との間に、緩衝部材4が介装されている。梱包箱は、本体10と、本体10の開口を覆う蓋11とを備えている。緩衝部材4は、第1〜第3の緩衝ブロックと、第1〜第3の緩衝ブロック同士を接続する接続板44とを有している。蓋11の側片20、本体10の側面壁14および緩衝部材4の接続板44には、ジョイント挿通用の孔22,23,48が形成されている。ジョイント21を、ジョイント挿通用の孔22,23,48に挿通して、蓋11、本体10および緩衝部材4を固定する。
【効果】本体10と蓋11とを連結するためのジョイント21を用いて、緩衝部材4を固定することができる。
【選択図】 図3

Description

この発明は、ダンボール製梱包箱の構造に関する。
通常、ダンボール製の梱包箱と、この梱包箱に収容された収容品との間には、緩衝部材が介装されている(たとえば、特許文献1,2参照)。梱包箱は、たとえば、側壁を含む本体と、本体の開口を覆う蓋とを備えている。また、緩衝部材は、たとえば、収容品の上側部分に取り付けられており、梱包箱が衝撃を受けた際に、収容品に衝撃が伝わることを防止している。
このような構成において、緩衝部材は、たとえば、外部からの衝撃を受けて変形(塑性変形)する場合がある。緩衝部材は、変形が生じると、収容品から脱落するおそれがある。特に、リサイクル性を考慮して、ダンボールで緩衝部材を形成したときに、緩衝部材が脱落し易い。また、収容品と緩衝部材の形状によっては、緩衝部材が変形しなくても収容品から脱落し易いものがある。しかしながら、緩衝部材が収容品から脱落すると、十分な緩衝効果を発揮できなくなるため、好ましくない。
そこで、緩衝部材が収容品から脱落することを防止するために、緩衝部材と収容品とをテープで固定したり、緩衝部材と梱包箱とを一体的に形成したりしている。
特開2003−175974号公報 特開平11−227770号公報
しかしながら、緩衝部材と収容品とをテープで固定する場合、収容品の梱包作業時に、収容品と緩衝部材を固定するための作業が必要となるので、手間がかかる。その結果、コストアップを招いてしまう。また、緩衝部材と梱包箱とを一体的に形成する場合は、梱包箱の形状が複雑なものとなり、コストアップを招いてしまう。
この発明は、かかる背景のもとでなされたもので、ダンボール製梱包箱の構造において、緩衝部材が収容品から脱落することを防止するための構成を、コスト安価に実現することを目的とする。
上記目的を達成するための請求項1記載の発明は、ダンボール製梱包箱(3)の構造であって、4つの側面壁(14)で囲われ、上端は開口した本体(10)と、矩形状の上面(19)、および上面の四辺から下方に折り曲げられた4つの側片(20)を有し、本体の上端開口(18)に被せられて開口を覆う蓋(11)と、梱包箱内の上方に生じる収容品(2)と側面壁との間の空間を埋めるための少なくとも2つの干渉ブロック(41〜43)、およびそれら緩衝ブロック同士を接続する接続板(44)を含む緩衝部材(4)とを備え、上記緩衝部材の接続板は、上記本体の側面壁内側に重ねて配置されたときに、本体の側面壁および蓋の側片に形成されたジョイント挿通用の孔(22,23)と連通する孔(48)が形成されていることを特徴とする梱包構造である。
なお、括弧内の英数字は、後述の実施形態における対応構成要素等を表す。以下、この項において同じ。
この構成によれば、本体の側面壁の孔、蓋の側片の孔および緩衝部材の接続板の孔にジョイントを挿通して、本体、蓋および緩衝部材を固定することができる。これにより、緩衝部材を確実に固定して不用意に動くことを防止でき、収容品から脱落することを防止できる。
また、本体と蓋とをジョイントで固定する際に、緩衝部材を同時に固定することができる。これにより、収容品の梱包作業において、緩衝部材を固定するための手間をより少なくして、作業の省力化を実現できる。さらに、接続板に孔を開けるという簡易な構成でよく、その結果、緩衝部材が収容品から脱落することを防止するための構成を、コスト安価に実現できる。
請求項2記載の発明は、上記緩衝部材の接続板に形成されたジョイント挿入用の孔の周囲は、ダンボールが面押しされてその厚みが薄くされた領域を有し、上記本体の側面壁または蓋の側片の孔の周囲にも、面押しされて厚みが薄くされた領域を含むことを特徴とする請求項1記載の梱包構造である。
ジョイント挿通用の孔を、蓋の側片および本体の側面壁にのみ形成していた、従来の構成に対して、この構成によれば、ジョイント挿通用の孔の周囲のダンボールの厚みが増すことを防止できる。これにより、従来のジョイント、すなわち、本体の側面壁および蓋の側片のみを挿通していたジョイントをそのまま用いることができ、より一層のコストダウンを実現することができる。
以下には、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明する。
図1は、この発明の一実施形態にかかる梱包構造を備えた梱包ユニットの概略構成を示す図解的な斜視図である。梱包ユニット1は、たとえば、プリンタや複写機などの略直方体状の外形を有する収容品2を梱包するためのものである。この梱包ユニット1は、収容品2を入れるための梱包箱3と、梱包箱3と収容品2との間に介装される緩衝部材4,5,6,7とを備えている。
梱包箱3は、ダンボールを用いて直方体状に形成されており、ベース9と、本体10と、蓋11とを備えている。
ベース9は、矩形状に形成された底面12を有している。底面12の四辺のそれぞれからは、矩形状の側片13が延設されている。これら各側片13は、底面12に対して上方に屈曲可能となっている。
本体10は、ベース9の底面12の上方に配置されており、一体的に形成された4つの側面壁14を有している。各側面壁14は、矩形状に形成されており、隣り合う側面壁14同士は、互いに直交するように接続されている。これにより、本体10は、横断面が矩形状とされている。本体10は、4つの側面壁14に囲われて区画された空間Sを有している。
ベース9と本体10とは、ジョイント15を用いて互いに連結されている。具体的には、ベース9の各側片13の中央部と、各側面壁14の下端の中央部に、ジョイント15を挿入するための孔16,17が形成されている。ベース9の底面12の四辺と、本体10の下端の四辺(各側面壁14の下端縁)とを当接させた際、上記各孔16と、対応する孔17とは連通している。これら互いに連通する孔16,17にジョイント15が挿入されている(図1において、1つのジョイント15のみを図示)。
蓋11は、本体10の上端の開口18に被せられて開口18を覆うためのものであり、矩形状に形成された上面19を有している。上面19は、本体10の開口18の上方に配置されている。上面19の四辺のそれぞれからは、矩形状の側片20が延設されている。これら各側片20は、上面19に対して下方に折り曲げられている。
ベース9と本体10とを連結する場合と同様に、本体10と蓋11とは、ジョイント21を用いて互いに連結されている。具体的には、蓋11の各側片20の中央部と、本体10の各側面壁14の上端の中央部に、ジョイント21を挿入するための孔22,23が形成されている。本体10の開口18の縁部(各側面壁14の上端縁)と、蓋11の上面19の四辺とを沿わせて開口18を塞いだ状態において、上記各孔22と、対応する孔23とは連通している。これら互いに連通する孔22,23にジョイント21が挿入されている(図1において、1つのジョイント21のみを図示)。なお、ジョイント15とジョイント21とは、同様の構成を有している。
緩衝部材4,5,6,7は、梱包箱3の内部の形状や、収容品2の外形に応じた形状に適宜形成されており、たとえば、収容品2の上側および下側のそれぞれに2つ取り付けられている。
収容品2の上側に取り付けられた2つの緩衝部材4,5は、収容品2を挟んで互いに対称な形状に形成されており、収容品2の上面および4つの側面の一部を受けている。これら2つの緩衝部材4,5は、梱包箱3の本体10の側面壁14に取り囲まれており、側面壁14と収容品2とに挟まれている。
収容品2の下側に取り付けられた2つの緩衝部材6,7は、収容品2を挟んで互いに対称な形状に形成されている。これら2つの緩衝部材6,7は、梱包箱3のベース9の底面12上に配置されており、収容品2の底面および4つの側面の一部を受けている。また、これら2つの緩衝部材6,7は、梱包箱3の本体10の側面壁14に取り囲まれており、側面壁14と収容品2とに挟まれて、ベース9の底面12上を滑らないようにされている。
図2(A)は、緩衝部材4の正面図であり、図2(B)は、図2(A)のA−A線に沿う断面底面図であり、図2(C)は、図2(A)のB−B線に沿う断面側面図である。緩衝部材4と緩衝部材5とは、同様の構成を有しているので、以下では、緩衝部材4,5のうち、緩衝部材4の構成についてのみ説明する。
図2(A)〜図2(C)を参照して、緩衝部材4は、たとえば、ダンボールにより形成されており、第1〜第3の緩衝ブロック41〜43と、これら第1〜第3の緩衝ブロック41〜43同士を接続する接続板44とを有している。
収容品2が収容箱3に収容された状態において、収容品2と、本体10の側面壁14(2点鎖線で図示)との間には、空間(隙間)が生じているが、第1〜第3の緩衝ブロック41〜43は、この空間のうち、梱包箱3内の上方に生じている空間を埋めるためのものである。
第1の緩衝ブロック41は、略正方形状のダンボールを、板厚方向に複数枚積層して、一体的に形成したものである。第1の緩衝ブロック41は、緩衝部材4の長手方向L(以下、単に「長手方向」という)の両端のそれぞれに配置されており、対をなしている。これら第1の緩衝ブロック41の表面41aは、互いに向かい合っており、収容品2の一対の側面2a,2bを受けている。また、第1の緩衝ブロック41の裏面41bは、接続板44を介して、本体10の対応する側面壁14に受けられている。
第2の緩衝ブロック42は、第1の緩衝ブロック41と同様、略正方形状のダンボールを、板厚方向に複数枚積層して、一体的に形成したものである。第2の緩衝ブロック42は、一対の第1の緩衝ブロック41の間に配置されている。第2の緩衝ブロック42は、たとえば、2つ設けられており、長手方向Lに所定の間隔を空けて並んでいる。これら第2の緩衝ブロック42の表面42aは、第1の緩衝ブロック41の表面41aと直交しており、収容品2のうち、上記一対の側面2a,2b間に挟まれた一側面2cを受けている。また、第2の緩衝ブロック42の裏面42bは、接続板44を介して、本体10の対応する側面壁14に受けられている。
第3の緩衝ブロック43は、長手方向Lに長い矩形状のダンボールを、板厚方向に複数枚積層して、一体的に形成したものである。第3の緩衝ブロック43は、一対の第1の緩衝ブロック41の表面41a間に掛け渡されている。第3の緩衝ブロック43の表面43aは、収容品2の上面2dを受けている。
接続板44は、上下方向に平行な側板45と、側板45の上端縁から延設される天板46と、側板45の長手方向Lの両端縁から延設される一対の端板47とを含んでいる。これら側板45、天板46および一対の端板47は、一体的に形成されている。
側板45は、長手方向Lに細長い矩形状に形成されている。側板45の裏面45bには、第1の緩衝ブロック41の一側面、および第2の緩衝ブロック42の裏面42bがそれぞれ貼着されている。また、側板45の表面45aは、本体10の対応する側面壁14に接触している。
天板46は、側板45と同様、長手方向Lに細長い矩形状に形成されており、水平に延びている。天板46の裏面には、第1の緩衝ブロック41の上端面、および第3の緩衝ブロック43の裏面43bがそれぞれ貼着されている。
一対の端板47は、それぞれ、略正方形状に形成されており、側板45および天板46と直交している。これら端板47の上端縁は、天板46の両端縁に接している。端板47の裏面には、第1の緩衝ブロック41の裏面41bが貼着されている。また、端板47の表面は、本体10の対応する側面壁14に接触している。
図1を参照して、この実施形態の特徴の1つは、本体10の側面壁14と蓋11の側片20とを連結するためのジョイント21を用いて、緩衝部材4を固定できるようになっている点にある。
具体的には、図2に示すように、緩衝部材4の接続板44の側板45に、ジョイント21を挿通するための孔48が形成されている。この側板45の孔48は、側板45の長手方向の中央部に配置されて、2つの第2の緩衝ブロック42間に位置している。
図1を参照して、緩衝部材4,5,6,7が取り付けられた収容品2を、本体10内に収容して、蓋11を本体10に被せた状態では、蓋11の側片20は、図3(A)に示すように、本体10の側面壁14の外側に重ねて配置されている。また、緩衝部材4の接続板44の側板45は、側面壁14の内側に重ねて配置されている。このとき、蓋11の側片20の孔22、本体10の側面壁14の孔23、および緩衝部材4の接続板44の孔48は、互いに連通している。
また、緩衝部材4の接続板44の孔48の周囲と、蓋11の側片20の孔22の周囲のそれぞれには、ダンボールが面押しされて、その厚みが薄くされた領域が設けられている。具体的には、緩衝部材4の接続板44の側板45の裏面45bの一部領域が窪まされており、この一部領域は面押し部49とされている。この面押し部49は、側板45の孔48の周囲に、たとえば、矩形状に形成されており、側板45の他の部分と比べて、ダンボールの厚みが薄くされている。
同様に、蓋11の側片20の外側面20aの一部領域が窪まされており、この一部領域は面押し部24とされている。この面押し部24は、側片20の孔22の周囲に、たとえば、矩形状に形成されており、側片20の他の部分と比べて、ダンボールの厚みが薄くされている。
これにより、上記ジョイント挿通用の孔22,23,48の周囲における、側片20、側面壁14および側板45の厚みT1は、ジョイント挿通用の孔22,23,48の周囲以外の領域における、側片20および側面壁14の厚みT2と等しく(T1=T2)されている。上記各孔22,23,48は、たとえば、長孔に形成されている。
ジョイント21は、公知のものが使用されている。具体的には、ジョイント21は、筒状部30と、筒状部30の一端部に設けられるフランジ部31と、筒状部30の内周面に設けられる第1および第2の可動片32,33とを備えている。ジョイント21の全体は、たとえば、合成樹脂によって一体的に形成されている。
筒状部30の外周面は、ジョイント挿通用の孔22,23,48の周縁に対応する形状に形成されている。
フランジ部31は、板状に形成されており、筒状部30の径方向外方に延びている。
第1の可動片32は、断面L字状に形成されており、筒状部30の内周面から延びるアーム部32aと、アーム部32aから延設される延伸部32bとを含んでいる。第1の可動片32は、アーム部32aと筒状部30との接続部を支点F1にして、筒状部30に対して回動可能となっている。
第2の可動片33は、断面T字状に形成されており、筒状部30の内周面から延びるアーム部33aと、アーム部33aから延設される延伸部33bとを含んでいる。第2の可動片33は、アーム部33aと筒状部30との接続部を支点F2にして、筒状部30に対して回動可能となっている。第2の可動片33を一方向(図3(A)において、時計回り方向)に回動させると、その延伸部33bは、第1の可動片32のアーム部32aに当接して、第1の可動片32を反対方向(図3(A)において、反時計回り方向)に回動させるようになっている。
ジョイント21を用いた、蓋11、本体10および緩衝部材4の固定は、以下のようにして行われる。すなわち、まず、蓋11の側片20、本体10の側面壁14および緩衝部材4の側板45を重ね合わせて、ジョイント挿通用の孔22,23,48の位置を揃える。
次に、ジョイント21の筒状部30を、ジョイント挿通用の孔22,23,48に挿通し、フランジ部31を、側片20の面押し部24に当接させる。そして、ジョイント21の第2の可動片33を、一方向に回動させて、延伸部33bをフランジ部31と平行になるように起こす。
これにより、延伸部33bは、図3(B)に示すように、筒状部30の径方向外方に突出する。このとき、第1の可動片32は、第2の可動片33の回動に伴って反対方向に回動され、延伸部32bが、フランジ部31と平行になるように起こされる。これにより、この延伸部32bは、筒状部30の径方向外方に突出する。
上記の動作により、第1の可動片32の延伸部32b、および第2の可動片33の延伸部33bは、緩衝部材4の側板45の面押し部49に当接する。その結果、ジョイント21は、フランジ部31ならびに第1および第2の可動片32,33によって、蓋11、本体10および緩衝部材4を強力に挟持する。これにより、蓋11、本体10および緩衝部材4の固定が達成されている。
以上説明したように、この実施形態によれば、本体10の側面壁14の孔23、蓋11の側片20の孔22および緩衝部材4の接続板44の孔48にジョイント21を挿通して、本体10、蓋11および緩衝部材4を固定することができる。これにより、緩衝部材4を確実に固定して不用意に動くことを防止でき、収容品2から脱落することを防止できる。その結果、緩衝部材4の緩衝効果を良好に発揮することができる。
また、本体10と蓋11とをジョイント21で固定する際に、緩衝部材4を同時に固定することができる。これにより、収容品2の梱包作業において、緩衝部材4を固定するための手間をより少なくして、作業の省力化を実現できる。さらに、接続板44に孔48を開けるという簡易な構成でよく、その結果、緩衝部材4が収容品2から脱落することを防止するための構成を、コスト安価に実現できる。
また、緩衝部材4の接続板44および蓋11の側片20に面押し部49,24を形成して、ジョイント挿通用の孔22,23,48の周囲のダンボールの厚みを薄くしている。このため、ジョイント挿通用の孔を、蓋の側片および本体の側面壁にのみ形成していた従来の構成に対して、この実施形態では、ジョイント挿通用の孔22,23,48の周囲のダンボールの厚みが増すことを防止できる。
これにより、従来のジョイント、すなわち、本体の側面壁および蓋の側片のみを挿通していたジョイントをそのまま用いることができ、より一層のコストダウンを実現することができる。
この発明は、上記実施形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。たとえば、緩衝ブロックの数は、少なくとも2つあればよく、たとえば、第1〜第3の緩衝ブロック41〜43のうち、第1の緩衝ブロック41または第2の緩衝ブロック42のみを用いてもよいし、第1および第2の緩衝ブロック41,42のみを用いてもよいし、第1および第3の緩衝ブロック41,43のみを用いてもよいし、第2および第3の緩衝ブロック42,43のみを用いてもよい。
また、第1〜第3の緩衝ブロック41〜43は、それぞれ、1つのみ設けられていてもよいし、2つまたは3つ以上設けられていてもよい。さらに、緩衝ブロック41〜43は、たとえば、発泡スチロールなどの、ダンボール以外の材料により形成されていてもよい。
さらにまた、本体10の側面壁14の内側に蓋11が嵌め込まれるようにしてもよい。この場合、本体10の側面壁14の内側(内側面)に、蓋11の側片20が配置され、さらにその内側に緩衝部材4の接続板44が配置されることとなる。この場合には、本体10の側面壁14の外側面を窪ませることで、孔23の周囲に、面押し部が形成されることとなる。
また、面押し部を設けなくてもよい。さらに、収容品2の下側の緩衝部材6,7を、緩衝部材4,5と同様の構成にして、これらの緩衝部材6,7と、本体10と、ベース9とを、ジョイント15で固定してもよい。
また、収容品2の外形は、直方体状のものに限らず、他の形状を有するものであってもよい。さらに、収容品2は、プリンタや複写機以外の他の装置であってもよい。
この発明の一実施形態にかかる梱包構造を備えた梱包ユニットの概略構成を示す図解的な斜視図である。 (A)は、緩衝部材の正面図であり、(B)は、(A)のA−A線に沿う断面底面図であり、(C)は、(A)のB−B線に沿う断面側面図である。 この実施形態の要部の断面側面図であり、(A)は、蓋の側片、本体の側面壁および緩衝部材の側板が重ね合わされて、ジョイント挿通用の孔の並びが揃えられた状態を示しており、(B)は、ジョイント挿通用の孔にジョイントが挿通されて、蓋、本体および緩衝部材が固定された状態を示している。
符号の説明
2 収容品
3 梱包箱
4 緩衝部材
10 本体
11 蓋
14 側面壁
18 開口
19 上面
20 側片
22 孔
23 孔
24 面押し部(ダンボールの厚みが薄くされた領域)
41 第1の緩衝ブロック
42 第2の緩衝ブロック
43 第3の緩衝ブロック
44 接続板
48 孔
49 面押し部(ダンボールの厚みが薄くされた領域)

Claims (2)

  1. ダンボール製梱包箱の構造であって、
    4つの側面壁で囲われ、上端は開口した本体と、
    矩形状の上面、および上面の四辺から下方に折り曲げられた4つの側片を有し、本体の上端開口に被せられて開口を覆う蓋と、
    梱包箱内の上方に生じる収容品と側面壁との間の空間を埋めるための少なくとも2つの干渉ブロック、およびそれら緩衝ブロック同士を接続する接続板を含む緩衝部材とを備え、
    上記緩衝部材の接続板は、上記本体の側面壁内側に重ねて配置されたときに、本体の側面壁および蓋の側片に形成されたジョイント挿通用の孔と連通する孔が形成されていることを特徴とする梱包構造。
  2. 上記緩衝部材の接続板に形成されたジョイント挿入用の孔の周囲は、ダンボールが面押しされてその厚みが薄くされた領域を有し、
    上記本体の側面壁または蓋の側片の孔の周囲にも、面押しされて厚みが薄くされた領域を含むことを特徴とする請求項1記載の梱包構造。
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