JP2006056358A - 車両用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】 衝突時にヘッドレストを速やかに作動させることのできる車両用シートを提供する。
【解決手段】 この車両用シートは、ヘッドレスト13を支持するヘッドレスト傾動機構67と、シートバックに内蔵された受圧部材70と、増速ユニット79を備えている。受圧部材70は、乗員によって押されたときに後方に移動する。増速ユニット79は、ベースブラケット80と、第1および第2のアーム81,82と、ローラ95と、プーリ97などを有している。プーリ97にワイヤ44の一部がU状に巻掛けられている。受圧部材70が後方に移動すると、プーリ97が移動することによって、ワイヤ44が引かれる。ワイヤ44が引かれると、ヘッドレスト傾動機構67が駆動され、ヘッドレスト本体14が前側に移動する。
【選択図】 図2

Description

この発明は、ヘッドレストを有する車両用シートに関する。
車両の追突時等に乗員の頭部を拘束するために、衝突時にヘッドレストを前方に移動させる可動ヘッドレスト装置が提案されている。例えば、ヘッドレストのステ−を支持するブラケットの下部に受圧板を設け、該ブラケットが、ヘッドレストと受圧板との間に位置する軸を回動中心として、前後方向に回動するようなヘッドレスト装置が知られている。この種のヘッドレスト装置は、衝突によって乗員がシートバックに押し付けられ、受圧板が後方に押されたときに、ヘッドレストが前方に移動する。(下記特許文献1参照)
特許文献1に記載されているヘッドレスト装置は、受圧板の移動量に対してヘッドレストの前方への移動量が少ないため、早期に頭部を拘束することが難しく、障害低減効果が少ない。仮に、回動中心を下方に設定すれば、ヘッドレストの作動速度が上がり、頭部を早期に拘束することが可能となるが、頭部拘束時に入力する荷重により、ヘッドレストのステ−が後方に大きく撓んでしまうことから、障害低減効果が低下してしまう。このステ−の撓みを小さくするためにステ−の剛性を大きくすると、ステ−の重量が増加するという問題が生じる。
前記受圧板をシートバックの上部に配置することによって、ヘッドレストの回動中心からヘッドレストまでの距離と、ヘッドレストの回動中心から受圧板までの距離との比(リンク比)を大きくしたヘッドレスト装置も提案されている。(下記特許文献2参照)
特開平11−268566号公報 特開2001−58533号公報
前記特許文献1は、ヘッドレストと受圧板との間の軸を回動中心として、ヘッドレストと受圧板が互いに反対方向にシーソーのように動く構造であるため、構成部品が大形化し重量も大となる傾向がある。また、シートバックに組付ける作業に手間がかかるし、パワーシートの場合に、モータやパワーシートの機構部品と干渉しないように受圧板等の可動部品を配置する必要があり、シートバックへの組付け性が悪い。
特許文献2に記載されているように受圧板を上方に配置したとしても、頭部の早期拘束化には不十分である。また、シートバックの上部に受圧板を配置する場合、受圧板が異物感の原因となることを回避するには、可能な限りこの受圧板をシートバックの厚み方向の後ろ側に配置する必要がある。その場合、作動開始時機が遅れるという問題が生じる。
また特許文献2のように、受圧板がシートバックの比較的上部に設けられていて、この受圧板が乗員の背中によって押される構造の場合には、シートバックの下部に受圧板が配置されている構造と比較して、受圧板に入力する荷重が小さい。しかもシートバックフレーム自体が後方に撓むなどの理由から、作動開始がさらに遅れるという問題がある。
従って本発明の目的は、衝突時に速やかにヘッドレストを作動させることのできる車両用シートを提供することにある。
本発明の車両用シートは、シートバックフレームを有するシートバックと、該シートバックの上部に設けるヘッドレスト本体および該ヘッドレスト本体の下方に延びるステ−とを有するヘッドレストとを有する車両用シートであって、前記ヘッドレスト本体が前後方向に移動できるよう前記ヘッドレストのステ−を前記シートバックフレームに支持するサポートブラケットと、前記シートバックの内部に設けられ、乗員によって押されたときに後方に移動する受圧部材と、一端と他端を有し前記シートバックに配置される線条体と、前記線条体の一端が接続され、前記受圧部材が後方に移動するときに前記受圧部材の動きを増速して前記線条体を引く方向に変換する増速ユニットと、前記線条体の他端が接続され、前記線条体が引かれたときに前記ヘッドレスト本体が前側に移動するよう前記線条体の動きを前記サポートブラケットに伝達するヘッドレスト傾動機構とを具備している。
前記増速ユニットの一つの形態では、例えば、前記線条体の一端が接続されるベースブラケットと、第1のアームと第2のアームを互いに回動可能に接続してなる<形のリンク機構を備えている。このリンク機構の第1のアームの一端が、第1の軸によって前記ベースブラケットに回動可能に支持される。第1および第2のアームが第2の軸によって回動可能に接続され、これら第1および第2のアームが前記受圧部材の方向に突き出る。前記第1および第2のアームの接続部には、前記受圧部材が後方に移動したときに前記受圧部材に当接する当接部材が設けられる。前記第2のアームの他端に、第3の軸を中心に回転自在で前記線条体を巻掛けるプーリが設けられる。また、前記当接部材が前記受圧部材によって後方に押されたとき前記第1および第2のアームのなす角度が大きくなるように前記プーリの移動を案内するガイド手段が設けられる。
前記当接部材の一例は、前記第2の軸を中心に回転自在なローラである。
前記ガイド手段の一例は、前記ベースブラケットに形成されたガイド孔であり、このガイド孔に前記第3の軸が挿入される。
前記ガイド孔の一例は、前記第1の軸に近い第1の部分と、前記第1の軸から離れる第2の部分とを有し、前記第1の部分が、前記第1の軸と前記第3の軸を結ぶ線分の延長線に対して後方に傾斜する形状である。
前記増速ユニットの他の形態では、前記シートバックフレームに設けられ前記線条体の一端が接続されるベースブラケットと、前記ベースブラケットに回転自在に設けられ前記線条体の一部を掛けるプーリと、前記線条体の一端と前記プーリとの間に配置され前記線条体を側面方向から押すことにより線条体の一部をU形に撓ませる中間プーリと、前記受圧部材が後方に押されたときに前記中間プーリが後方に移動するように前記受圧部材の動きを前記中間プーリに伝達する伝達部材とを具備している。
この形態では、例えば、前記ベースブラケットに設けられた第1のリンクと、該第1のリンクに設けられた前記伝達部材としての第2のリンクとを有し、該第2のリンクの一方の端部に前記受圧部材と対向してローラが設けられ、該第2のリンクに他方の端部に前記中間プーリが取付けられていてもよい。あるいは、前記受圧部材にアームブラケットが設けられ、該アームブラケットに前記中間ローラが取付けられていてもよい。
前記増速ユニットは、例えば前記ベースブラケットの長手方向が上下方向に沿うように縦置きの姿勢で前記シートバックフレームに配置される。あるいは、前記ベースブラケットの長手方向が水平方向に沿うように、横置きの姿勢で前記シートバックフレームに配置される。
前記線条体は、例えば、前記増速ユニットに接続される1本のケーブルと、該ケーブルから2方に分岐しかつプーリ等の案内部材を介して左右のヘッドレスト傾動機構に接続される2本のケーブルとからなり、前記増速ユニットによって前記1本のケーブルが引かれるときにその荷重が前記2本のケーブルに同時に伝達されるようにしてもよい。
本発明によれば、衝突によって受圧部材が後方に移動する際に、受圧部材の動きを増速ユニットによって増速するとともにワイヤ等の線条体を介してヘッドレスト傾動機構に伝達するため、作動遅れを生じることなく、速やかに乗員の頭部を拘束することができる。また、増速ユニットとヘッドレスト傾動機構とを線条体によってつないでいるため、増速ユニットとヘッドレスト傾動機構とが互いに離れた位置にあっても、比較的軽量に構成することができ、シートバック内にレイアウトすることが容易である。
以下に本発明の第1の実施形態について、図1〜図5を参照して説明する。
図1は車両用シート10を示している。車両用シート10は、座部11と、シートバック12と、ヘッドレスト13を備えている。ヘッドレスト13は、シートバック12の上部に設けるヘッドレスト本体14と、ヘッドレスト本体14の下方に延びる左右一対のステ−15を有している。
図2と図3はシートバック12の内部を示している。シートバック12は、シートバックフレーム20と、ばねアッセンブリ21と、ばねアッセンブリ21を覆うように配置されるパッド部材22(図3に2点鎖線で示す)と、パッド部材22の外面を覆うカバー部材23(図1に示す)などを有している。
シートバックフレーム20は、左右一対のサイドフレーム部材30,31と、上側に位置するアッパフレーム部材32と、下側に位置するロアフレーム部材33などによって構成されている。サイドフレーム部材30,31とロアフレーム部材33は、金属板をプレス加工することにより、所定の形状に成形されている。アッパフレーム部材32は、例えばパイプからなり、その両端がサイドフレーム部材30,31の上部に溶接されている。ロアフレーム部材33の両端はサイドフレーム部材30,31の下部に溶接されている。
ばねアッセンブリ21の一例は、平面ばね35と、複数の引張りばね36などによって構成されている。平面ばね35は、上下方向に延びる複数本の縦ワイヤ37と、水平方向に延びる横ワイヤ38によって構成されている。平面ばね35の両側部が、引張りばね36によって、サイドフレーム部材30,31に支持されている。
図2に示すように、シートバック12の内部に2系統のケーブル41,42が配置されている。図3と図4は、一方のケーブル41を代表して示している。これらのケーブル41,42は、それぞれ、アウタチューブ43と、アウタチューブ43に挿入されたワイヤ44とを有している。ケーブル41,41の長手方向中間部は、リテーナ45(図3に示す)によって、例えばアッパフレーム部材32に支持されている。
ワイヤ44は、本発明で言う線条体の一例である。図2と図3に示すように、アウタチューブ43は、一端43aと他端43bを有している。ワイヤ44も一端44aと他端44bを有している。
図2と図3に示すように、アッパフレーム部材32の両端部に、それぞれ、ガイド孔50を有するブラケット51が設けられている。ガイド孔50は、その前端50aが後端50bよりも下方に位置するよう傾斜した形状をなしている。これら一対のブラケット51間にサブフレーム55が設けられている。
サブフレーム55は、水平方向に延びる横架部56と、横架部56の両端に形成された一対の腕部57とを備えている。腕部57は、横架部56の両端から斜め下前方に延びている。各腕部57の端部にスライドピン58が設けられている。スライドピン58は、ブラケット51のガイド孔50に挿入され、ガイド孔50に沿って、ガイド孔50の前端50aと後端50bとにわたって移動できるようになっている。
サブフレーム55の横架部56に、左右一対のサポートブラケット60が固定されている。サポートブラケット60は筒状をなし、上端にグロメット61が設けられている。アッパフレーム部材32にガイドブラケット65が設けられている。サポートブラケット60の上部は、このガイドブラケット65によってアッパフレーム部材32に支持されている。ガイドブラケット65には、サポートブラケット60と接する部位に、合成樹脂製の摺動ガイド部材66が設けられている。
サポートブラケット60は、摺動ガイド部材66によって、アッパフレーム部材32に対して上下方向に円滑に摺動できる。しかもこのサポートブラケット60は、アッパフレーム部材32との接点C1(図3に示す)を支点として、前後方向にある程度の角度範囲θ1で傾くことができるように、傾動可能に支持されている。
すなわち、ガイド孔50を有するブラケット51と、サブフレーム55と、スライドピン58と、サポートブラケット60と、ガイドブラケット65などによって、ヘッドレスト13を前後方向に傾動可能に支持するためのヘッドレスト傾動機構67が構成されている。
前記ヘッドレスト傾動機構67は、スライドピン58がガイド孔50に沿って斜め上後方(図3に矢印Aで示す方向)に移動したときに、サポートブラケット60が上方に移動しつつ前側に傾くように、前記接点C1およびスライドピン58の位置と、サブフレーム55の腕部57の長さと、腕部57とサポートブラケット60のなす角度θ2(図3に示す)などが設定されている。
ヘッドレスト13のステ−15は、グロメット61の孔からサポートブラケット60の内部に挿入されている。各ステ−15は、それぞれ、サポートブラケット60に対して上下方向に移動可能である。ステ−15は、ヘッドレスト本体14を所望高さに調節した状態において、図示しないロック機構によってサポートブラケット60に固定できるようになっている。
シートバック12の内部には、ばねアッセンブリ21の下部、すなわち乗員(着座者)の腰部付近の後方に位置するように受圧部材70が設けられている。受圧部材70は、ばねアッセンブリ21に取付けられている。ばねアッセンブリ21が乗員によって押されて後方に撓んだときに、受圧部材70が、ばねアッセンブリ21と共に、前側の位置から後側の位置に向かって移動することができる。受圧部材70の一部に、後方に突出する押圧部71が形成されている。
受圧部材70の後面と対向する位置に増速ユニット79が設けられている。増速ユニット79は、ロアフレーム部材33に固定されたベースブラケット80と、ベースブラケット80に設けられた第1のアーム81および第2のアーム82を有している。この増速ユニット79は、第1のアーム81が上側に位置し、第2のアーム82が下側に位置するように、上下方向に縦置きの姿勢、すなわちベースブラケット80の長手方向が上下方向に沿う姿勢で、ロアフレーム部材33に配置されている。
図4と図5に示すように、ベースブラケット80のケーブル支持部85に、前記一対のケーブル41,42の各アウタチューブ43の一端43aが接続されている。ケーブル41,42の各ワイヤ44の一端44aは、それぞれベースブラケット80のワイヤ支持部86に接続されている。
第1のアーム81の一端(上端)は、第1のピン90によって、ベースブラケット80に回動可能に支持されている。第1のピン90は、第1の軸の一例である。ベースブラケット80には、第1のピン90を中心に回転可能なガイドプーリ91が設けられている。
第1のアーム81と第2のアーム82は、側面方向から見て横向きのV形をなすように、第2のピン92によって互いに回動可能に接続されている。言い換えると、第1のアーム81と第2のアーム82によって、<形のリンク機構が構成され、第1のアーム81と第2のアーム82が受圧部材70の方向に突き出ている。第1のアーム81と第2のアーム82とのなす角度θ3は、好ましくは90°以上(鈍角)である。第2のピン92は第2の軸の一例である。
第1のアーム81と第2のアーム82との接続部にローラ95が設けられている。ローラ95は当接部材の一例である。このローラ95は、第2のピン92を中心に回転自在である。このローラ95は、受圧部材70の後面に突出する押圧部71と対向するよう配置され、受圧部材70が後方(図3と図4に矢印Bで示す方向)に移動したときに、押圧部71がローラ95に当接するようになっている。
第2のアーム82の他端(下端)に、第3のピン96と、第3のピン96を中心に回転自在なプーリ97が設けられている。第3のピン96は、第3の軸の一例である。第3のピン96は、ベースブラケット80に形成されたガイド孔100に挿入され、ガイド孔100に沿ってガイド孔100の長手方向に移動できるようになっている。
前記第3のピン96とガイド孔100によって、ガイド手段が構成されている。ガイド手段は、ローラ95が受圧部材70によって後方に押されたときに、第1および第2のアーム81,82のなす角度θ3が大きくなるようにプーリ97の移動を案内するものである。
ローラ95が受圧部材70よって図4中の矢印B方向に押されると、第1のアーム81と第2のアーム82のなす角度θ3が増加する。ここで第1のピン90はベースブラケット80に支持されているから、第3のピン96はガイド孔100の一端(上端)100aから他端(下端)100bに向かって移動する。このため、第1のピン90から第3のピン96までの距離が次第に大きくなってゆく。すなわち、プーリ97がガイド孔100に沿って下方に移動する。
以下にガイド孔100の詳細について、図4を参照して説明する。
ガイド孔100は、第1のピン90に近い側に位置する第1の部分101と、第1のピン90から遠い側に位置する第2の部分102とを有している。第1の部分101は、第1のピン90と第3のピン96とを結ぶ延長線L1に対し、角度θ4をなして斜め下後方に延びている。第2の部分102は、前記延長線L1に対して第1の部分101とは逆側(斜め下前方)に曲がっている。
このようにガイド孔100の第1の部分101は、第1のピン90と第3のピン96とを結ぶ延長線L1に対し、角度θ4をなして傾斜している。第2の部分102は、前記延長線L1に沿う方向に延びている。このため、プーリ97が、ガイド孔100に沿ってガイド孔100の一端100aから他端100bに向かって移動する際、第3のピン96が第1の部分101に沿って容易に移動できる。そして第3のピン96が第2の部分102に沿って移動するときには、プーリ97の移動速度が第1の部分101を移動するときよりも大きくなる。
図4に示すように、ガイドプーリ91の一部に、前記一対のケーブル41,42のそれぞれのワイヤ44の一部44cが接している。その下方に位置するプーリ97には、各ワイヤ44の他端側の部位44dが、それぞれ半周程度巻掛けられている。言い換えると、ワイヤ44の他端側の部位44dは、プーリ97によって方向がほぼ180°変換(Uターン)した状態で、それぞれの一端44aがベースブラケット80のワイヤ支持部86に固定されている。
このためプーリ97がガイド孔100に沿って、ガイド孔100の一端100aから他端100bに向かって移動すると、プーリ97が動滑車のように下方に移動することにより、各ワイヤ44が、プーリ97の移動量の2倍の距離に相当する長さ分だけ引かれる。言い換えると、受圧部材70が後方(矢印B方向)に移動するときに、受圧部材70の動きが増速ユニット79によって増速され、ワイヤ44が速やかに引かれるようになっている。
前記一対のケーブル41,42の各ワイヤ44の他端44b(図3に示す)は、ヘッドレスト傾動機構67の各スライドピン58に接続されている。このため増速ユニット79によって各ワイヤ44が図3に矢印Dで示す方向に引かれると、ヘッドレスト傾動機構67の各スライドピン58が矢印Aで示す方向に移動する。
次に上記構成の車両用シート10の作用について説明する。
衝突時に乗員がシートバック12に押し付けられると、乗員の腰部付近からシートバック12に入力する荷重によって、受圧部材70が後方に押される。このことにより、受圧部材70が増速ユニット79のローラ95を押すため、第1のアーム81と第2のアーム82のなす角度θ3(図4に示す)が大きくなる方向に、第2のアーム82が移動する。
このとき第3のピン96がガイド孔100に沿って下方に移動することにより、プーリ97が下方に移動する。プーリ97には、一対のケーブル41,42の各ワイヤ44が半周程度U形に巻掛けられているため、いわゆる動滑車の原理により、プーリ97の移動速度の約2倍の速度でワイヤ44が図4に矢印Eで示す方向に引かれる。このためヘッドレスト傾動機構67の各スライドピン58が図3に矢印Aで示す方向に移動する。
ガイド孔100の第1の部分101は、第1および第3のピン90,96の延長線L1に対して角度θ4をなして後方に傾いているため、ローラ95が矢印B方向に押されるときに、最初のうちは、第3のピン96が第1の部分101に沿って少し後方に移動しながら下方に移動する。このため、ワイヤ44をアウタチューブ43から容易に引出すことができる。
そののち、第3のピン96が第2の部分102に沿って移動するため、ワイヤ44の引出し速度が大きくなる。このようなガイド孔100は、第1の部分101の傾き角度θ4を変更することや、第1の部分101に対して第2の部分102のなす角度を変更することなどにより、ワイヤ44の引出し速度を調整することができる。
前記増速ユニット79によってケーブル41,42の各ワイヤ44が同時に引かれることにより、左右一対のヘッドレスト傾動機構67の各スライドピン58が、それぞれ、ガイド孔50に沿って、斜め上後方(図3に矢印Aで示す方向)に移動する。このとき、サブフレーム55の腕部57が上後方に移動することに伴い、サポートブラケット60が上昇しつつ、接点C1を支点として前方に倒れるように移動するため、ヘッドレスト本体14が前方に移動する。このことにより、乗員の頭部がヘッドレスト本体14によって速やかに拘束される。
本実施形態の車両用シート10では、受圧部材70の後方への動きが、増速ユニット79から一対のケーブル41,42の各ワイヤ44を介して、ヘッドレスト傾動機構67へと伝達されるため、増速ユニット79からヘッドレスト傾動機構67までの距離が大きくても、ワイヤ44によって受圧部材70の動きをヘッドレスト傾動機構67に速やかに伝達することができる。
このため、増速ユニット79からヘッドレスト傾動機構67までの距離が比較的大きくても、受圧部材70とヘッドレスト傾動機構67とを含む装置全体を軽量に構成することができる。また、シートバック12の内部に増速ユニット79とヘッドレスト傾動機構67を組付けることが容易である。
しかも本実施形態の車両用シート10は、衝突時の受圧部材70の移動速度を増速ユニット79によって増速し、ワイヤ44を介してヘッドレスト傾動機構67を作動させる構成であるため、応答性に優れており、作動遅れを生じない。この増速ユニット79は、受圧部材70から独立して構成されているため、シートバックフレーム20への組付性が良い。
図6と図7は本発明の第2の実施形態の増速ユニット79Aを示している。この増速ユニット79Aは、第1の実施形態で使われているガイドプーリ91を用いることなく、ケーブル41,42の各アウタチューブ43の一端43aから引出されたワイヤ44を、直接、プーリ97に巻掛けている。このワイヤ44の向きをプーリ97によって180°反転(Uターン)させ、各ワイヤ44の一端44aをベースブラケット80のワイヤ支持部86に接続している。それ以外の構成と作用、効果については、第1の実施形態の増速ユニット79と同様であるため、第1の実施形態と共通の符号を付して説明は省略する。
図8と図9は、本発明の第3の実施形態の増速ユニット79Bを示している。この増速ユニット79Bにおいて、前記第1および第2の実施形態の増速ユニット79,79Aと共通の箇所には、増速ユニット79,79Aと共通の符号を付して説明を省略し、以下に異なる箇所について説明する。
図8に示すように、ベースブラケット80に、第1のプーリ111と、第2のプーリ112が設けられている。第1のプーリ111と第2のプーリ112との間に、中間プーリ113が配置されている。第1のプーリ111の軸115と、第2のプーリ112の軸116は、いずれもベースブラケット80によって支持されている。中間プーリ113の軸117は、ベースブラケット80に対して、前後方向(図8に矢印Fで示す方向)に移動することができる。
第1のプーリ111の軸115に、第1のリンク120が回動自在に設けられている。第1のリンク120の端部に、軸121によって第2のリンク122が回動自在に設けられている。第2のリンク122の一方の端部に、軸121を中心に回転するローラ123が設けられている。第2のリンク122の他方の端部に、中間プーリ113と、軸117が取付けられている。第2のリンク122は、ローラ123に入力する矢印B方向の力を中間プーリ113に伝える伝達部材としての機能を有している。
ケーブル41のアウタチューブ43の一端43aから引出されたワイヤ44は、第1および第2のプーリ111,112の各周面の前側に巻掛けられ、かつ、中間プーリ113の周面の後側に巻掛けられている。すなわち、ワイヤ44の第1および第2のプーリ111,112間の部位44eが、ワイヤ44の側面方向から中間プーリ113によって押されることにより、ワイヤ44のプーリ111,112間の部位44eを略U形に撓ませている。
ワイヤ44の一端44aに端末部材125が取付けられている。図9に示すように、ベースブラケット80のワイヤ支持部86に、溝部126が形成されている。この溝部126にワイヤ44の一端44aが挿入され、端末部材125によって抜け止めをなすことにより、ワイヤ44の一端44aがベースブラケット80に支持されている。
次に上記構成の増速ユニット79Bの作用について説明する。
衝突時に乗員の腰部付近からの荷重が受圧部材70に入力すると、受圧部材70が後方(図8に矢印Bで示す方向)に移動する。これにより、ローラ123が後方に押されるため、ローラ123の動きが第2のリンク122を介して中間プーリ113に伝わり、中間プーリ113が後方に直線的に移動する。中間プーリ113が後方に移動すると、いわゆる動滑車の原理により、中間プーリ113に巻掛けられているワイヤ44のプーリ111,112間の部位44eが、中間プーリ113の移動速度よりも大きな速度で矢印E方向に引かれる。
このように本実施形態の増速ユニット79Bも、受圧部材70の動きが増速されてワイヤ44を引くことができ、第1の実施形態と同様のヘッドレスト傾動機構67(図2と図3に示す)を駆動できるため、作動遅れを生じることなく乗員の頭部を速やかに拘束することができる。
この実施形態も、増速ユニット79Bが受圧部材70から独立して構成されているため、シートバックフレーム20に対する組付性が良い。なお、中間プーリ113が後方に移動する際、第2のプーリ112にはワイヤ44の一部が巻き付くだけであるから、第2のプーリ112の代りに、回転しないドラム形状の部材が使用されてもよい。
図10は本発明の第4の実施形態の増速ユニット79Cを示している。この増速ユニット79Cにおいて、前記第3の実施形態の増速ユニット79Bと共通の箇所には、増速ユニット79Bと共通の符号を付して説明を省略し、異なる箇所について以下に説明する。
この実施形態の受圧部材70は、アームブラケット130を備えている。アームブラケット130は、受圧部材70に入力する矢印B方向の力を中間プーリ113に伝える伝達部材としての機能を有している。アームブラケット130には前後方向に沿う長孔131が形成されている。アームブラケット130は、かしめ加工等の塑性加工、あるいは溶接によって、受圧部材70に固定されている。
ベースブラケット80にピン132が設けられている。ピン132は、長孔131に挿入されている。ピン132は長孔131に沿って前後方向に相対移動することが可能である。アームブラケット130の端部に、中間プーリ113と軸117が設けられている。従って中間プーリ113は、ベースブラケット80に対し、アームブラケット130と共に、長孔131に沿って前後方向に直線的に移動することができる。
次に上記構成の増速ユニット79Cの作用について説明する。
衝突時に乗員の腰部付近から受圧部材70に入力する荷重によって、受圧部材70が後方(図10に矢印Bで示す方向)に押されると、アームブラケット130と一体に中間プーリ113が後方(矢印B方向)に直線的に移動する。中間プーリ113が移動すると、動滑車の原理により、中間プーリ113の移動速度のほぼ2倍の速度でワイヤ44が図10に矢印Eで示す方向に引かれる。このように本実施形態の増速ユニット79Cも、受圧部材70の動きを増速してワイヤ44を速やかに引くことができる。
前記各実施形態では、増速ユニット79,79A,79B,79Cが縦置きの姿勢(ベースブラケット80の長手方向が上下方向に沿う姿勢)となるように、ロアフレーム部材33に配置されている。
しかしこの発明を実施するに当たって、例えば図11に示す第5の実施形態のように、増速ユニット79Dが横置きの姿勢(ベースブラケット80の長手方向が水平方向に沿う姿勢)となるように、ロアフレーム部材33に配置してもよい。この場合、ケーブル41,42は、増速ユニット79Dからほぼ水平方向(横方向)に引き出される。このようにベースブラケット80を横向きに配置すれば、増速ユニット79Dをロアフレーム部材33に搭載しやすくなり、シートバック12の内部に増速ユニット79Dをレイアウトすることが容易となる。
図12は本発明の第6の実施形態を示している。この実施形態の線条体は、左右のヘッドレスト傾動機構67に接続される一対のケーブル141,142と、プーリ等の案内部材143と、中継部144に接続される1本のケーブル145とを具備している。言い換えると、増速ユニット79Eに接続される1本のケーブル145と、ケーブル145から2方に分岐して案内部材143を介して各ヘッドレスト傾動機構67に接続される2本のケーブルとを含んでいる。
この実施形態の場合、増速ユニット79Eからの荷重が1本のケーブル145を介して2本のケーブル141,142に同時に伝達され、左右のヘッドレスト傾動機構67が同時に作動することにより、ヘッドレストが上昇しつつ前側に倒れるようになっている。この実施形態によれば、増速ユニット79Eからの荷重を左右のヘッドレスト傾動機構67にバランス良く伝達させることができる。また、高価な線条体(ケーブル)の使用量が少なくて済み、しかも線条体の作動時の抵抗が減少するなどの利点がある。
なお、本発明において、増速ユニットとヘッドレスト傾動機構をつなぐ線条部材は、複数の素線からなるワイヤロープでもよいし、単線のワイヤでもよい。また、紐あるいは帯状の部材でもよく、要するに引き力を伝達可能な細長い丈夫な部材であれば使用可能である。
本発明の第1の実施形態を示す車両用シートの斜視図。 図1に示された車両用シートのシートバックの内部を示す斜視図。 図1に示された車両用シートのシートバックの内部を示す側面図。 図1に示されたシートに使われる増速ユニットの側面図。 図1に示されたシートに使われる増速ユニットの斜視図。 本発明の第2の実施形態を示す増速ユニットの斜視図。 図6に示された増速ユニットの側面図。 本発明の第3の実施形態を示す増速ユニットの側面図。 図8に示された増速ユニットの一部の底面図。 本発明の第4の実施形態を示す増速ユニットの側面図。 本発明の第5の実施形態を示す増速ユニットの配置例を示すシートの斜視図。 本発明の第6の実施形態を示す増速ユニットの配置例を示すシートの斜視図。
符号の説明
10…車両用シート
12…シートバック
13…ヘッドレスト
14…ヘッドレスト本体
15…ステー
20…シートバックフレーム
44…ワイヤ(線条体)
60…サポートブラケット
67…ヘッドレスト傾動機構
70…受圧部材
79,79A,79B,79C,79D,79E…増速ユニット
80…ベースブラケット
81…第1のアーム
82…第2のアーム
90…第1のピン(第1の軸)
92…第2のピン(第2の軸)
96…第3のピン(第3の軸)
97…プーリ
111…第1のプーリ
112…第2のプーリ
113…中間プーリ
141,142,145…線条体

Claims (11)

  1. シートバックフレームを有するシートバックと、
    該シートバックの上部に設けるヘッドレスト本体および該ヘッドレスト本体の下方に延びるステ−とを有するヘッドレストと、
    を有する車両用シートであって、
    前記ヘッドレスト本体が前後方向に移動できるよう前記ヘッドレストのステ−を前記シートバックフレームに支持するサポートブラケットと、
    前記シートバックの内部に設けられ、乗員によって押されたときに後方に移動する受圧部材と、
    一端と他端を有し前記シートバックに配置される線条体と、
    前記線条体の一端が接続され、前記受圧部材が後方に移動するときに前記受圧部材の動きを増速して前記線条体を引く方向に変換する増速ユニットと、
    前記線条体の他端が接続され、前記線条体が引かれたときに前記ヘッドレスト本体が前側に移動するよう前記線条体の動きを前記サポートブラケットに伝達するヘッドレスト傾動機構と、
    を具備したことを特徴とする車両用シート。
  2. 前記増速ユニットは、
    前記シートバックフレームに設けられ前記線条体の一端が接続されるベースブラケットと、
    第1のアームと第2のアームを互いに回動可能に接続してなる<形のリンク機構であって、前記第1のアームの一端が前記ベースブラケットに設けた第1の軸によって回動可能に支持され、前記第1および第2のアームが第2の軸によって回動可能に接続され、これら第1および第2のアームが前記受圧部材の方向に突き出るリンク機構と、
    前記第1および第2のアームの接続部に設けられ前記受圧部材が後方に移動したときに前記受圧部材に当接する当接部材と、
    前記第2のアームの他端に取付けられ、前記第2のアームに設けられた第3の軸を中心に回転自在でかつ前記線条体を巻掛けるプーリと、
    前記当接部材が前記受圧部材によって後方に押されたとき前記第1および第2のアームのなす角度が大きくなるように前記プーリの移動を案内するガイド手段と、
    を具備したこと特徴とする請求項1に記載の車両用シート。
  3. 前記当接部材が前記第2の軸を中心に回転自在なローラであることを特徴とする請求項2に記載の車両用シート。
  4. 前記ガイド手段は、前記ベースブラケットに形成され前記第3の軸が挿入されるガイド孔であることを特徴とする請求項2に記載の車両用シート。
  5. 前記ガイド孔は、前記第1の軸に近い第1の部分と、前記第1の軸から離れる第2の部分とを有し、前記第1の部分が、前記第1の軸と前記第3の軸を結ぶ線分の延長線に対して後方に傾斜する形状であることを特徴とする請求項4に記載の車両用シート。
  6. 前記増速ユニットは、
    前記シートバックフレームに設けられ前記線条体の一端が接続されるベースブラケットと、
    前記ベースブラケットに回転自在に設けられ、前記線条体の一部を掛けるプーリと、
    前記線条体の一端と前記プーリとの間に配置され、前記線条体を側面方向から押すことにより線条体の一部をU形に撓ませる中間プーリと、
    前記受圧部材が後方に押されたときに前記中間プーリが後方に移動するように前記受圧部材の動きを前記中間プーリに伝達する伝達部材と、
    を具備したこと特徴とする請求項1に記載の車両用シート。
  7. 前記ベースブラケットに設けられた第1のリンクと、該第1のリンクに設けられた前記伝達部材としての第2のリンクとを有し、該第2のリンクの一方の端部に前記受圧部材と対向してローラが設けられ、該第2のリンクに他方の端部に前記中間プーリが取付けられていることを特徴とする請求項6に記載の車両用シート。
  8. 前記受圧部材にアームブラケットが設けられ、該アームブラケットに前記中間ローラが取付けられていることを特徴とする請求項6に記載の車両用シート。
  9. 前記増速ユニットは、前記ベースブラケットの長手方向が上下方向に沿うように縦置きの姿勢で前記シートバックフレームに配置されていることを特徴とする請求項4または6に記載の車両用シート。
  10. 前記増速ユニットは、前記ベースブラケットの長手方向が水平方向に沿うように横置きの姿勢で前記シートバックフレームに配置されていることを特徴とする請求項4または6に記載の車両用シート。
  11. 前記線条体が、前記増速ユニットに接続される1本のケーブルと、該ケーブルから2方に分岐しかつプーリ等の案内部材を介して左右のヘッドレスト傾動機構に接続される2本のケーブルとからなり、
    前記増速ユニットによって前記1本のケーブルが引かれるときにその荷重が前記2本のケーブルに同時に伝達され、前記各ヘッドレスト傾動機構が同時に作動することにより、前記ヘッドレストが上昇しつつ前側に倒れることを特徴とする請求項1に記載の車両用シート。
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