JP2006042141A - 無線電話システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 電子メール送信機能を有し公衆回線接続および無線LAN接続の双方に対応する無線移動端末4−1,4−2と、該無線移動端末の端末状態を管理する機能を有するPBX1とを備える無線電話システムにおけるPBX1は、無線移動端末4−2から送信された所定形式の電子メールを受信したときに、当該電子メールに含まれる端末状態変更情報に基づいて、端末位置情報管理テーブル31に格納されている当該無線移動端末の端末位置状態情報を「公衆」に動的に変更することにより、公衆番号、内線番号の何れで呼ばれた場合であっても無線移動端末4−2に着信し得るような状態にしておく。
【選択図】図1
Description
図1は本発明の第1実施形態の無線電話システムの構成を示す図である。本実施形態の無線電話システムは、図1に示すように、構内交換機(以下、PBXという)1と、PBX1に内線接続される内線電話機2と、PBX1にアクセスポイント(AP)3−1を介して無線LAN接続される無線移動端末4−1と、PBX1にLAN5を介して接続される電子メールサーバ6およびルータ7とを具備して成り、上記LAN5は、ルータ7を介してインターネット8および公衆網9に接続されている。上記PBX1は、電話回線10−1を介して公衆網9に直接的に接続されている。以下においては、本実施形態の無線電話システムに関与する無線移動端末として、公衆網9に電話回線10−2およびアクセスポイント(AP)3−2を介して無線接続される無線移動端末4−2が存在し、無線移動端末4−2の電話番号は「公衆:090AAAABBBB、構内:5000」であり、PBX1の管理下の無線LANの圏内にある無線移動端末4−1の電話番号は「公衆:090ZZZZYYYY、構内:5100」であるものとして、説明を展開する。なお、本実施形態においては、上記無線移動端末4−1,4−2として、法人向けに提供される「公衆回線接続および無線LAN接続の双方に対応するデュアルモード対応の無線移動端末」を用いるものとする。
上記電子メール受信部28は、公衆網9に接続された無線移動端末4−2等の電話端末からインターネット8経由で送信されて電子メールサーバ6に到達した電子メールやPBX1管理下の無線LAN経由で送信されてきた電子メールを受信するものである。
上記電子メール解析部29は、受信した情報や電子メールを解析して、その中に特定の文字列や所定のフラグ等が含まれている場合には当該電子メールを「端末状態変更情報を含む電子メールである」と判断して、当該端末状態変更情報に基づいてMEM27内に格納された端末位置情報管理テーブル31に格納されている当該無線移動端末の端末位置状態情報を動的に変更するものである。
上記HTTPサーバ部30は、HTTPサーバ(図示せず)を定期的に見に行ったときに無線移動端末4−1、無線携帯端末4−2等に関する端末位置状態情報や端末状態変更情報を含む電子メールがあればそれを受信して、上記電子メール解析部29に伝送するものである。
なお、MEM27内には端末位置情報管理テーブル31とともに端末情報管理テーブル32が格納されている。この端末情報管理テーブル32は、デュアルモード対応の無線移動端末4に初期設定された公衆着信先および内線着信先の2つの電話番号を関連付けて記憶(格納)するものである。図示例では、無線移動端末4−1に関しては、公衆着信先が「090ZZZZYYYY」で内線着信先が「5100」に設定されており、無線移動端末4−2に関しては、公衆着信先が「090AAAABBBB」で内線着信先が「5000」に設定されている。
図3は第1実施形態の無線電話システムにおいて実施される端末状態管理方法の制御プログラムを示すフローチャートである。まず、図3のステップS1において、無線携帯端末(図1の例では、無線携帯端末4−2)から、「端末状態変更情報を含む電子メール11(例えば図4に例示する電子メール)」が送信されると、次のステップS2では、公衆網9およびインターネット8経由でルータ7およびLAN5を経て電子メールサーバ6に着信した電子メール11が電子メールサーバ6からPBX1に送信される。なお、上記ステップS1の電子メールの送信は、「無線移動端末に状態変化が生じたとき」に無線移動端末に組み込まれたプログラムによって自動的に行われるものとするが、「無線移動端末のユーザが所定のマニュアル操作を行ったとき」に行われるようにしてもよい。
例えばPBX1管理下の無線LANの圏内にあった無線移動端末4−2が、図1に示すような所在状態(無線携帯端末4−2がPBX1管理下の無線LANの圏外にある状態)になったときには、図3のステップS1の実行により、無線移動端末4−2から、図4に示す電子メール11がPBX1に送信される。その電子メール11は、アクセスポイント3−2、電話回線10−2、公衆網9、インターネット8、ルータ7およびLAN5を経て電子メールサーバ6に着信する。その後、電子メールサーバ6からPBX1に送信された電子メール11は、PBX1においてLAN−IF24を経て電子メール受信部28で受信される。その後、電子メール11は、電子メール解析部29において、IDおよびパスワードの確認後に上記のようにして「受信した電子メール11が端末状態変更情報を含む電子メールであること」が確認される。そして、電子メール11に含まれる端末状態変更情報(Change mode PSTN)に基づいて、端末位置情報管理テーブル31に格納されている無線移動端末4−2の端末位置状態情報が「構内」から「公衆」に動的に変更される。
例えばPBX1管理下の無線LANの圏内にあった無線移動端末4−2が、図1に示すような所在状態(無線携帯端末4−2がPBX1管理下の無線LANの圏外にある状態)になった場合には、図6のステップS11の実行により、無線携帯端末4−2から所定のHTTPサーバに、インターネット8を経て、「当該無線移動端末の端末位置状態情報」が例えば図4に示す電子メール11と同様の電子メールによって送信されて、格納されているときに、PBX1のHTTPサーバ部30が所定のHTTPサーバを定期的に見に行くことにより、その端末位置状態情報を含む電子メールは、インターネット8経由でPBX1のHTTPサーバ部30によって受信される。その後、その電子メールは、電子メール解析部29において、IDおよびパスワードの確認後に上記のようにして「受信した電子メールが端末位置状態情報を含む電子メールであること」が確認される。そして、電子メール11に含まれる端末位置状態情報(mode PSTN)に基づいて、端末位置情報管理テーブル31に格納されている無線移動端末4−2の端末位置状態情報が「構内」から「公衆」に動的に変更される。
例えば無線携帯端末4−2が図1に示すようにPBX1管理下の無線LANの圏内にあってPBX1と定期通信が可能な状態の場合は、処理が図7のステップS21−ステップS22のYES−ステップS24と進むので、無線移動端末4−2の端末位置状態情報が「構内」に設定され、無線携帯端末4−2は構内モードで稼働することになる。
この状態から、無線携帯端末4−2がPBX1管理下の無線LANの圏外になった場合には、図7のステップS23が実行されて、無線移動端末4−2から図4に示す電子メール11がPBX1に送信される。その電子メール11は、アクセスポイント3−2、電話回線10−2、公衆網9、インターネット8、ルータ7およびLAN5を経て電子メールサーバ6に着信する。その後、電子メールサーバ6からPBX1に送信された電子メール11は、PBX1においてLAN−IF24を経て電子メール受信部28で受信される。その後、電子メール11は、電子メール解析部29において、IDおよびパスワードの確認後に上記のようにして「受信した電子メール11が端末状態変更情報を含む電子メールであること」が確認される。そして、電子メール11に含まれる端末状態変更情報(Change mode PSTN)に基づいて、端末位置情報管理テーブル31に格納されている無線移動端末4−2の端末位置状態情報が「構内」から「公衆」に動的に設定変更される。
例えば無線携帯端末4−2が図1に示すようにPBX1管理下の無線LANの圏内にあってPBX1と定期通信が可能な状態の場合は、処理が図8のステップS31−ステップS32のYES−ステップS34と進むので、無線移動端末4−2の端末位置状態情報が「構内」に設定され、無線携帯端末4−2は構内モードで稼働することになる。
この状態から、無線携帯端末4−2がPBX1管理下の無線LANの圏外になった場合には、図8のステップS33が実行されて、無線移動端末4−2から図4に示す電子メール11がインターネット8経由で上記所定のHTTPサーバに着信して格納される。その電子メール11は、図8のステップS35の実行により、PBX1のHTTPサーバ部30により受信される。その後、電子メール11は、電子メール解析部29において、IDおよびパスワードの確認後に上記のようにして「受信した電子メール11が端末位置状態情報の変更を含む電子メールであること」が確認される。そして、電子メール11に含まれる端末位置状態情報の変更(mode PSTN)に基づいて、端末位置情報管理テーブル31に格納されている無線移動端末4−2の端末位置状態情報が「構内」から「公衆」に動的に設定変更される。
例えば無線携帯端末4−2に対して図10のスケジュール情報13−1が設定されている場合には、そのスケジュール情報によって指定された時間帯10:00〜14:00の間は、無線携帯端末4−2の端末位置状態情報は「PSTN」に設定されるので、無線携帯端末4−2は公衆モードで稼働することになる。なお、上記時間帯以外の時間は、上述した第1実施形態〜第4実施形態の端末状態管理に応じたモードで稼働することになる。
3−1,3−2 アクセスポイント(AP)
4,4−1,4−2 無線携帯端末
5 LAN
6 電子メールサーバ
7 ルータ
8 インターネット
9 公衆網
10−1,10−2 電話回線
11 電子メール
12 電子メール
13−1,13−2 スケジュール情報
21 公衆網回線収容トランク(COT)
22 スイッチング回路(SW)
23 内線収容回路(LC)
24 LANインターフェース部(LAN−IF)
25 内部配線
26 主制御部(CC)
27 主記憶部(MEM)
28 電子メール受信部
29 電子メール解析部
30 HTTPサーバ部
31 端末位置情報管理テーブル
32 端末情報管理テーブル
41 入力部
42 表示部
43 電話機能部
44 端末状態管理部
45 スケジュール管理部
46 電子メール送受信部
47 HTTP送受信部
48 通信部
Claims (5)
- 電子メール送信機能を有し公衆回線接続および無線LAN接続の双方に対応する無線移動端末と、該無線移動端末の端末状態を管理する機能を有する構内交換機とを備える無線電話システムであって、
前記構内交換機は、前記無線移動端末から送信された所定形式の電子メールを受信したときに、当該電子メールに含まれる端末状態変更情報に基づいて、端末位置情報管理テーブルに格納されている当該無線移動端末の端末位置状態情報を動的に変更することを特徴とする無線電話システム。 - 電子メール送信機能を有し公衆回線接続および無線LAN接続の双方に対応する無線移動端末と、該無線移動端末の端末状態を管理する機能を有する構内交換機とを備える無線電話システムであって、
前記構内交換機は、HTTPサーバに格納されている前記無線移動端末の端末位置状態情報を受信したときに、当該端末位置状態情報に基づいて、端末位置情報管理テーブルに格納されている当該無線移動端末の端末位置状態情報を動的に変更することを特徴とする無線電話システム。 - 電子メール送信機能を有し公衆回線接続および無線LAN接続の双方に対応する無線移動端末と、該無線移動端末の端末状態を管理する機能を有する構内交換機とを備え、前記無線移動端末および前記構内交換機間で定期通信を行うように構成した無線電話システムであって、
前記構内交換機は、定期通信が可能なときは当該無線移動端末の端末位置状態情報を構内モードに設定し、定期通信が不可能なときに前記無線移動端末からの所定形式の電子メールを受信したときには、当該電子メールに含まれる端末状態変更情報に基づいて、当該無線移動端末の端末位置状態情報を公衆モードに設定することを特徴とする無線電話システム。 - 電子メール送信機能を有し公衆回線接続および無線LAN接続の双方に対応する無線移動端末と、該無線移動端末の端末状態を管理する機能を有する構内交換機とを備え、前記無線移動端末および前記構内交換機間で定期通信を行うように構成した無線電話システムであって、
前記構内交換機は、定期通信が可能なときは当該無線移動端末の端末位置状態情報を構内モードに設定し、定期通信が不可能なときにHTTPサーバに格納されている前記無線移動端末の端末位置状態情報を受信したときには、当該端末位置状態情報に基づいて、当該無線移動端末の端末位置状態情報を公衆モードに設定することを特徴とする無線電話システム。 - 前記構内交換機は、前記無線移動端末に関するスケジュール情報が登録されている場合には、当該スケジュール情報に含まれる時間帯情報および端末位置状態情報に基づいて、端末位置情報管理テーブルに格納されている当該無線移動端末の端末位置状態情報を前記時間帯情報に応じて動的に変更することを特徴とする請求項1〜4の何れか1項記載の無線電話システム。
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