JP2007053501A - 管理装置、ip電話装置、ip電話システム及び更新方法 - Google Patents

管理装置、ip電話装置、ip電話システム及び更新方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 IP電話網を介して音声ストリームによりIP電話装置の設定情報やIP電話装置のソフトウェア(以下、まとめて「更新情報」という)の更新処理を行うことにより、既存ネットワークの設計に手を加えることなく、異なるセグメントに対しても簡易に更新情報の送受を行うことを可能にする管理装置、IP電話装置、IP電話システム及び更新方法を提供すること。
【解決手段】 制御部204は、タイマ部202から入力される周期処理の開始指示に応じて、管理下のIP電話装置に対する設定又はソフトウェアの更新処理を開始する。また、制御部204は、IP電話装置からの着信時に呼接続要求(INVITEメッセージ)含まれるバージョン情報、設定の管理番号及び装置タイプ情報等に応じて、当該IP電話装置に対する設定又はソフトウェアの更新処理を開始する。
【選択図】 図2

Description

本発明は管理装置、IP電話装置、IP電話システム及び更新方法に関し、特に、IP電話装置の設定を更新する管理装置、IP電話装置、IP電話システム及び更新方法に関する。
一般的には、音声ネットワークと通常のデータネットワークは物理的に、あるいはVLAN(Virtual LAN )等の技術を用いて隔離された設計が行われることが多い。これはセキュリティ保護、またはネットワーク品質の確保といった観点の理由による。音声ネットワークは、文字通り音声のために設計されたものであるため、データ通信に一般的に使用されるプロトコルによる通信が、ネットワークの各セグメント毎に設置されたゲートウェイを透過できない場合がある。ここで述べるゲートウェイとは、Application Level GatewayやUPnP(Universal Plug and Play)ルータ、STUNサーバ等の各種のメディアゲートウェイやそれ相当の機能を有するものを含む。
また、特許文献1には、インターネットを利用して通話を行うVoIP用アダプタにおいて、機能向上のためのソフトウェア更新中でも通話を可能にするVoIP用アダプタが提案されている。このVoIP用アダプタでは、VoIP利用の通話と、データ通信の有無を監視して、通話及びデータ通信を利用中はソフトウェア更新処理を禁止し、利用中でない時にソフトウェア更新処理を許可し、ソフトウェア更新処理中は、電話網を利用した通話を可能にしている。
特開2004−80482号公報
しかしながら、上記のゲートウェイは音声や映像等とストリーム情報を透過する目的で設計されており、更新情報のようなデータの送受信を透過することは通常はしない。これを解決するためには、更新情報の送受信がゲートウェイを経由することの無いよう、各セグメント毎に管理装置を設置するか、データ転送プロトコルがゲートウェイを透過できるような手段を考案する必要があった。
さらに、端末の更新情報管理には、端末側から更新情報の取得を行う機能と、管理装置側から更新情報の通知を行う機能が必要になる。更新情報に伴うアクセス方向には端末側から管理装置側へと、管理装置側から端末側への二つの方向が存在するため、それぞれについて上記二つの機能を別々に考案する必要がある。
また、図23に示す従来の一般的なネットワークでは、管理装置とIP電話は同一セグメント内では一般的なFTP(File Transfer Protocol)やHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)等のプロトコルを用いて、双方向に通信をすることができる。一方、異なるセグメントに対してはファイアーウォール機能を持つルータ等によってアクセスすることができないことが多い。この場合、ルータの設定等で回避することは十分可能であるが、各セグメント毎に対処が必要であり極めて煩雑である。
また、上記特許文献1のVoIP用アダプタが実現しようとする機能は、同一セグメント内に接続されたIP電話及びデータ用端末のみに有効であり、異なるセグメントに対するアクセスには対応することができない。すなわち、このVoIP用アダプタは、電話及びデータ用端末と電話網の間に接続して使用するものであり、異なるセグメントに対するアクセスには、上記のようにセグメント毎にルータ側の対処が必要であることに変わりはない。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、IP電話網を介して音声ストリームによりIP電話装置の設定情報やIP電話装置のソフトウェア(以下、まとめて「更新情報」という)の更新処理を行うことにより、既存ネットワークの設計に手を加えることなく、異なるセグメントに対しても簡易に更新情報の送受を行うことを可能にする管理装置、IP電話装置、IP電話システム及び更新方法を提供することを目的とする。
本発明の管理装置は、IP電話装置と呼を接続する呼接続手段と、前記呼接続手段により呼を接続したIP電話装置に非音声データを含んだ音声ストリームを送信する送信手段と、を備える構成を採る。
本発明によれば、音声ストリームにIP電話装置の設定情報あるいはIP電話装置のソフトウェアを挿入して送信するので、ネットワーク環境(ファイアーウォール等)に左右されずにIP電話装置の設定を更新することができる。
本発明の第1の態様に係る管理装置は、IP電話装置と呼を接続する呼接続手段と、前記呼接続手段により呼を接続したIP電話装置に非音声データを含んだ音声ストリームを送信する送信手段と、を備える構成を採る。
この構成によれば、音声ストリームにIP電話装置の設定情報やソフトウェアを挿入して送信するので、ネットワーク環境(ファイアーウォール等)に左右されずにIP電話装置の設定を更新することができる。
本発明の第2の態様に係る管理装置は、管理下にあるIP電話装置の更新情報を格納する更新情報格納手段と、前記IP電話装置と呼を接続する呼接続手段と、前記IP電話装置の設定に関する情報が含まれた音声ストリームを前記IP電話装置から受信する受信手段と、前記受信した音声ストリームの内容により更新が必要と判断した場合に前記更新情報格納手段の更新情報を音声ストリームに含めて前記IP電話装置に送信する送信手段と、を備え構成を採る。
この構成によれば、IP電話装置からの要求により更新情報を音声ストリームに挿入して送信するので、IP電話装置の都合の良い時に、ネットワーク環境(ファイアーウォール等)に左右されずにIP電話装置の設定を更新することができる。
本発明の第3の態様に係る管理装置は、管理下にあるIP電話装置の更新情報を管理する端末リストを格納する更新情報格納手段と、前記IP電話装置と呼を接続する呼接続手段と、前記端末リストに基づいて前記IP電話装置の設定に関する更新状況を音声ストリームに含めて前記IP電話装置に送信する送信手段と、を備える構成を採る。
この構成によれば、端末リストに基づいて音声ストリームにIP電話装置のソフトウェアの更新状況(最終アクセス情報やバージョン情報等)を挿入して送信するので、ネットワーク環境(ファイアーウォール等)に左右されずにIP電話装置の設定を効率よく更新することができる。
本発明の第4の態様に係る管理装置は、第3の態様に記載の管理装置において、前記送信手段は、前記端末リストに設定されたIP電話装置の電話番号に自動的に発信して定期的に更新状況を確認し、更新が必要と判断した場合に前記更新情報格納手段の更新情報を音声ストリームに含めて前記IP電話装置に送信する構成を採る。
この構成によれば、IP電話装置の更新状況を定期的に確認しながら、ネットワーク環境(ファイアーウォール等)に左右されずにIP電話装置の設定を自動的に更新することができる。
本発明の第5の態様に係る管理装置は、第1から3の何れかの態様に記載の管理装置において、前記送信手段は、設定されたデータブロックサイズ及びデータブロック送信間隔で前記更新情報を前記音声ストリームに含めて送信を行う構成を採る。
この構成によれば、IP電話網の帯域を圧迫しないように音声ストリームの使用帯域を制限することができる。
本発明の第6の態様に係る管理装置は、第1から3の何れかの態様に記載の管理装置において、前記呼接続手段は、前記更新情報に関する情報を呼接続要求に含めて前記IP電話装置と呼を接続する構成を採る。
この構成によれば、例えば、SIPのINVITEメッセージ等を利用してIP電話装置の更新状況を容易に確認することができる。
本発明の第7の態様に係る管理装置は、管理下にあるIP電話装置の端末情報を記憶する記憶手段と、前記IP電話装置と呼を接続する呼接続手段と、前記IP電話装置の設定に関する情報が含まれた音声ストリームを前記IP電話装置から受信する受信手段と、前記受信手段により音声ストリームを受信したとき前記音声ストリームに含まれるIP電話装置の設定に関する情報に基づき前記記憶手段の端末情報を書き換える書換手段と、備える構成を採る。
この構成によれば、音声ストリームにIP電話装置の設定に関する更新情報を挿入して送信するので、ネットワーク環境(ファイアーウォール等)に左右されずにIP電話装置の端末情報を書き換えることができる。
本発明の第8の態様に係るIP電話装置は、更新情報を格納する更新情報格納手段と、管理装置と呼を接続する呼接続手段と、更新情報が含まれた音声ストリームを前記管理装置から受信する受信手段と、前記受信した音声ストリームに含まれた更新情報により前記更新情報格納手段の更新情報を更新する更新手段と、を備える構成を採る。
この構成によれば、更新情報が含まれた音声ストリームを管理装置から受信して更新するので、ネットワーク環境(ファイアーウォール等)に左右されずにIP電話装置の設定を更新することができる。
本発明の第9の態様に係るIP電話装置は、更新情報を格納する更新情報格納手段と、
管理装置と呼を接続する呼接続手段と、自装置の設定に関する情報を含んだ音声ストリームを管理装置に送信する送信手段と、更新情報が含まれた音声ストリームを前記管理装置から受信する受信手段と、前記受信した音声ストリームに含まれた更新情報により前記更新情報格納手段の更新情報を更新する更新手段と、を備える構成を採る。
この構成によれば、管理装置への設定に関する通知により、管理装置から更新情報が含まれた音声ストリームを受信するので、IP電話装置の都合の良い時に、ネットワーク環境(ファイアーウォール等)に左右されずにIP電話装置の設定を更新することができる。
本発明の第10の態様に係るIP電話装置は、第8又は第9の態様に記載のIP電話装置において、前記受信手段は、通話中に更新情報が含まれた音声ストリームを前記管理装置から受信し、前記更新手段は、通話中に前記受信した音声ストリームに含まれた更新情報により前記更新情報格納手段の更新情報を更新する構成を採る。
この構成によれば、通常の通話に支障を来すことなく、IP電話装置の設定を自動的に更新することができる。
本発明の第11の態様に係るIP電話装置は、第10の態様に記載のIP電話装置において、前記受信手段は、通話終了後も前記音声ストリームの受信を継続し、前記更新手段は、通話終了後に継続して受信した音声ストリームに含まれた更新情報により前記更新情報格納手段の更新情報を更新する構成を採る。
この構成によれば、通話終了後もIP電話装置の設定を自動的に更新することができる。
本発明の第12の態様に係るIP電話装置は、第8又は第9の態様に記載のIP電話装置において、前記送信手段は、予め設定された管理装置の電話番号に自動的に発信して定期的に更新状況を確認し、前記受信手段は、前記更新状況に応じて更新情報が含まれた音声ストリームを前記管理装置から受信する構成を採る。
この構成によれば、IP電話装置の更新状況を定期的に確認しながら、ネットワーク環境(ファイアーウォール等)に左右されずにIP電話装置の設定を自動的に更新することができる。
本発明の第13の態様に係るIP電話装置は、第8又は第9の態様に記載のIP電話装置において、前記更新手段は、前記更新情報の更新後に再起動を促し、再起動指示により前記設定を更新する構成を採る。
この構成によれば、ユーザに再起動を促して設定を更新するので、設定の更新忘れを防止することができる。
本発明の第14の態様に係るIP電話システムは、IP電話網に接続されたIP電話装置と、前記IP電話網を介して前記IP電話装置の更新情報を管理する管理装置と、から構成されるIP電話システムであって、前記管理装置は、管理下にあるIP電話装置の更新情報を管理する端末リストを格納する更新情報格納手段と、前記IP電話装置と呼を接続する呼接続手段と、前記端末リストに基づいて前記IP電話装置の設定に関する更新状況を音声ストリームに含めて前記IP電話装置に送信する送信手段と、を備え、前記IP電話装置は、更新情報を格納する更新情報格納手段と、前記管理装置と呼を接続する呼接続手段と、更新情報が含まれた音声ストリームを前記管理装置から受信する受信手段と、前記受信した音声ストリームに含まれた更新情報により前記更新情報格納手段の更新情報を更新する更新手段と、を備える構成を採る。
この構成によれば、端末リストに基づいて音声ストリームにIP電話装置のソフトウェアの更新状況を挿入して送信するので、ネットワーク環境(ファイアーウォール等)に左右されずにIP電話装置の設定を効率よく更新することができる。
本発明の第15の態様に係る更新方法は、IP電話網に接続されたIP電話装置と、前記IP電話網を介して前記IP電話装置の更新情報を管理する管理装置と、から構成されるIP電話システムにおいてIP電話装置の設定を更新する更新方法であって、前記管理装置は、管理下にあるIP電話装置の更新情報を管理する端末リストを更新情報格納手段に格納し、前記IP電話装置と呼を接続した後、前記端末リストに基づいて前記IP電話装置の設定に関する更新状況を音声ストリームに含めて前記IP電話装置に送信し、前記IP電話装置は、更新情報を更新情報格納手段に格納し、前記管理装置と呼を接続した後、更新情報が含まれた音声ストリームを前記管理装置から受信し、受信した音声ストリームに含まれた更新情報により前記更新情報格納手段の更新情報を更新する方法を採る。
この方法によれば、端末リストに基づいて音声ストリームにIP電話装置のソフトウェアの更新状況を挿入して送信するので、ネットワーク環境(ファイアーウォール等)に左右されずにIP電話装置の設定を効率よく更新することができる。
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施の形態のIP電話システムの全体構成を示す図である。図1において、IP電話システム100は、ルータ101の下流側のIP電話網N1に接続されて第1セグメントS1を構成する管理装置102、IP電話装置103及びメディアゲートウェイ104と、ルータ105の下流側のIP電話網N2に接続されて第2セグメントS2を構成するIP電話装置106及びメディアゲートウェイ107と、ルータ101,105の上流側のIP電話網N3に接続された呼制御サーバ108と、から構成される。
ルータ101,105は、下流側又は上流側から受信するIPパケットに含まれるネットワーク層のアドレスに基づいて転送経路を選択するルーティング機能と、不正アクセスを検出して遮断するファイアウォール機能を有している。
管理装置102は、第1セグメントS1内のIP電話装置103及び第2セグメントS2内のIP電話装置106にそれぞれ格納されるIP電話装置の設定及びソフトウェアに関する更新情報を管理する管理機能と、IP電話装置103,106に対して設定及びソフトウェアの更新処理を実行する更新処理機能を有している。
IP電話装置103,106は、メディアゲートウェイ104,107及びルータ101,105を介して他のセグメントのIP電話との間で音声通話が可能な機能と、管理装置102から音声ストリームに含ませて送信される設定及びソフトウェアの更新情報により更新処理を実行する更新機能を有している。
メディアゲートウェイ104,107は、IP電話網N1,N2と接続され、これらの網間で呼を確立及び切断するためのプロトコル変換機能と、メディア形式を変換するメディア変換機能等を有している。
呼制御サーバ108は、ルータ101,105から受信する呼接続要求に含まれる電話番号をIPアドレスに変換して呼接続先のルータに転送する等の呼接続を制御する機能を有している。
次に、管理装置102内部の概略構成について、図2に示すブロック図を参照して説明する。
図2において、管理装置102は、入出力部201と、タイマ部202と、データベース部203と、制御部204と、ネットワーク制御部205と、から構成される。
入出力部201は、キーボード等の入力デバイスと、ディスプレイ等の出力デバイスから構成される。入出力部201は、IP電話装置毎にソフトウェアの更新状況(最終アクセス情報やバージョン情報など)を管理する端末リスト(図4の画面表示例から、右端の「更新ボタン」とその下の「全更新ボタン」を除いた情報が端末リストの内容である)の書換指示を制御部204に出力し、その書換指示に応じて制御部204から入力される端末リストの状態表示を行う。また、入出力部201は、IP電話装置に対する更新処理に際して、呼接続要求(INVITEメッセージ)に設定する音声ポート番号、音声ストリームに含ませて送信する設定又はソフトウェアの更新情報のデータブロックサイズ及びデータブロック送信間隔等の環境設定を制御部204に出力する。さらに、入出力部201は、表示した端末リストにおいて入力された端末更新指示に応じた更新命令を制御部204に出力する。
タイマ部202は、予め設定された周期でタイマをカウントし、その周期のカウントアップ時に更新情報の周期処理の開始指示を制御部204に出力する。
データベース部203は、管理下のIP電話装置のタイプ毎に、設定の管理番号と、電話番号と、ソフトウェアのバージョン情報と、更新処理によるIP電話装置に対する最終アクセス情報とを対応付けた端末リストを記憶している。
制御部204は、入出力部201から入力される端末リストの書換指示に応じて、データベース部203に記憶されている端末リストの書換処理を実行し、その書換処理に伴う端末リストの表示データを入出力部201に出力する。また、制御部204は、入出力部201から入力される環境設定内容に応じて、音声ストリームに含ませてネットワーク制御部205から送信する設定又はソフトウェアの更新情報のデータブロックサイズ及びデータブロック送信間隔を制御する。
さらに、制御部204は、タイマ部202から入力される周期処理の開始指示に応じて、管理下のIP電話装置に対する設定又はソフトウェアの更新処理を開始する。また、制御部204は、ネットワーク制御部205から入力されるIP電話装置からの着信時に呼接続要求(INVITEメッセージ)に含まれるバージョン情報、設定情報の管理番号及び装置タイプ情報等に応じて、当該IP電話装置に対する設定又はソフトウェアの更新処理を開始する。
また、制御部204は、入出力部201からの指示により、データベース部203に記憶される上記端末リストを外部ファイルにエクスポートしてバックアップをとる、または、外部ファイルからインポートして端末リストを上書きすることも可能である。
ネットワーク制御部205は、SIP着信制御部251と、SIP発信制御部252と、TFTP部253と、ネットワークI/F部254とから構成される。
SIP着信制御部251は、ネットワークI/F部254を介して受信する呼接続要求の着信に応じて、SIP(Session Initiation Protocol )プロトコルにより呼接続シーケンスを制御し、呼接続後に受信する音声ストリームに含まれるIPパケットを制御部204に出力する。
SIP発信制御部252は、制御部204から入力されるIP電話装置への発信指示に応じて、SIPプロトコルにより呼接続要求をネットワークI/F部254を介してIP電話装置に発信する。なお、SIP着信制御部251及びSIP発信制御部252は、呼接続手段として機能する。
TFTP(Trivial File Transfer Protocol)部253は、制御部204から入力される更新情報のデータブロックサイズ及びデータブロック送信間隔に応じて、IP電話装置に対するIPパケットの送信を制御する。
ネットワークI/F部254は、IP電話網N1に接続され、IP電話装置からの着信信号をSIP着信制御部251に出力するとともに、SIP発信制御部252から入力される送信信号をIP電話網N1を介してメディアゲートウエイ104に送信するネットワークI/F機能を有している。なお、ネットワークI/F部254は、送信手段及び受信手段として機能する。
次に、IP電話装置103内部の概略構成について、図3に示すブロック図を参照して説明する。なお、IP電話装置106も同様の構成を有する。
図3において、IP電話装置103は、ハンドセット301と、表示部302と、更新情報格納部303と、メモリ304と、タイマ部305と、制御部306と、ネットワークI/F部307と、から構成される。
ハンドセット301は、ユーザによるオフフック操作又はオンフック操作に応じてオフフック信号又はオンフック信号を制御部306に出力する。また、ハンドセット301は、マイクとスピーカを備え、宛先IP電話装置との間の通話開始時にユーザの送話音声をマイクにより送話音声信号に変換して制御部306に出力するとともに、制御部306から入力される受話音声信号をスピーカにより受話音声として出力する。
表示部302は、液晶パネル等により構成され、IP電話装置103の現在のステータス(アイドル状態、発信状態、着信状態等)を表示するとともに、制御部306から入力された発信側IP電話装置の氏名、住所、電話番号等を表示する。また、表示部302は、制御部306から入力される更新情報取得中及び再起動中等の更新処理に伴う情報を表示する。
更新情報格納部303は、IP電話装置103の設定及びソフトウェアを格納するとともに、その設定及びソフトウェアに関する情報として、ソフトウェアのバージョン情報、設定情報の管理番号及び装置タイプ情報等を格納し、制御部306により実行される更新処理により設定及びソフトウェアが更新される。
メモリ304は、制御部306が実行する音声通話制御プログラム等を記憶するROM(Read Only Memory)としての機能と、制御部306がプログラムを実行する際のワークメモリとして利用されるRAM(Random Access Memory)としての機能を有する。
タイマ部305は、予め設定された周期でタイマをカウントし、その周期のカウントアップ時に更新情報の周期処理の開始指示を制御部306に出力する。
制御部306は、メモリ304に記憶された音声通話制御プログラムに基づいてIP電話網N1を介して他のIP電話装置106と音声通話を行う際に必要となる全ての動作を制御する。従って、制御部306は、SIPやH.323に代表される呼制御プロトコルに従って、宛先端末との間の呼制御を実行する。また、制御部306は、表示部302やネットワークI/F部307に必要な指示を与える。
また、制御部306は、ネットワークI/F部307を介して管理装置102から接続要求(INVITEメッセージ)を受信し、その呼接続要求に自装置の設定情報やソフトウェアのバージョン情報、音声ポート番号が設定されていることを確認すると、その音声ポートをオープンし、データブロックサイズを読み込んで指定された値を設定し、RFC1350による通信手順で音声ストリームに含まれる設定やソフトウェアの更新情報のデータパケットを受信する。そして、制御部306は、全更新情報の正常な受信を確認した後、その更新情報により更新情報格納部303に記憶されている設定情報の書き換え処理、又はソフトウェアの更新処理を実行する。
さらに、制御部306は、タイマ部202から入力される周期処理の開始指示に応じて、更新情報格納部303から更新情報のバージョン情報、設定情報の管理番号及び装置タイプ情報を読み出し、これらの情報を設定した呼接続要求(INVITEメッセージ)をネットワークI/F部307から管理装置102に送信して、管理装置102との間の呼を確立した後、管理装置102から音声ストリームに含ませて送信される設定又はソフトウェアの更新情報を受信して、同様に更新処理を開始する。なお、制御部306は、書換手段及び更新手段として機能する。
ネットワークI/F部307は、IP電話網N1に接続され、制御部306の制御により、送信信号をIP電話網N1に送信するとともに、IP電話網N1から受信信号を受信して制御部306に出力するネットワークI/F機能を有している。なお、ネットワークI/F部307は、送信手段及び受信手段として機能する。
次に、IP電話装置103の更新情報を更新する際に、管理装置102とIP電話装置103との間で実行される呼の確立と更新の判断について、以下に説明する。
図4は、管理装置102のデータベース部203に記憶されている上記端末リストに基づいて、管理装置102の入出力部201に表示される更新指示用画面400の一例を示す図である。なお、更新指示用画面400は、端末リストの内容に右端の「更新ボタン」とその下の「全更新ボタン」を加えたものである。
図4において、更新指示用画面400には、IP電話装置毎に「管理番号」と、「電話番号」と、「装置タイプ」と、「バージョン情報」と、「最終アクセス情報」が表示される。また、個別にIP電話装置の設定情報の更新またはソフトウェアの更新を行いたいときにユーザが更新処理を指示するためにマウス等でクリックする「更新ボタン」が対応付けて表示されるとともに、当該端末リストの全IP電話装置の更新処理を一括して指示する「全更新ボタン」が表示されている。
管理装置102のユーザは、この更新指示用画面400を表示させて、所望のIP電話装置に対する更新処理の開始指示を入力する。
次に、上記管理装置102における更新処理開始指示、又は上記IP電話装置103における更新処理開始指示より、管理装置102からIP電話装置103に送信される、又はIP電話装置103から管理装置102に送信される呼接続要求、すなわち、INVITEメッセージのフォーマットの一例を図5に示す。このINVITEメッセージのフォーマットには、以下の要素が含まれる。
・管理装置102からIP電話装置103への呼接続要求、又はIP電話装置103から管理装置102への呼接続要求であることを示す情報(図5の“s=”行の「AD-7533-Update」)
・保持しているソフトウェアのバージョン情報(図5の“s=”行の「version/020000」)
・保持している設定の管理番号(図5の“s=”行の「conf/20050204」)
・更新情報を送受信する音声ポート番号(図5の“m=”行の「16384」)
図中の“s=”で示される行が今回の更新処理で拡張した拡張パラメータであり、このパラメータはRFC上はIP電話装置固有の情報を表しており、既存の呼制御処理には一切影響を与えないものである。
次に、上記INVITEメッセージにより、IP電話装置103から管理装置102に応答される、又は管理装置102からIP電話装置103に応答される200 OKメッセージのフォーマットの一例を図6に示す。この200 OKメッセージでは、IP電話装置103に保持しているソフトウェアのバージョン情報と、設定の管理番号とが拡張パラメータとして設定される。
次に、管理装置102とIP電話装置103との間で更新処理が実行される際の概略シーケンスについて図7及び図8に例示する。
図7(a)〜(c)は、管理装置102からIP電話装置103に対して更新処理を起動する際の概略シーケンス図を例示する。
同図(a)は管理装置102で要更新と判断される場合の概略シーケンス図を示す。この場合、管理装置102から上記拡張パラメータを設定したINVITEメッセージをIP電話装置103に送信すると、IP電話装置103から管理装置102に上記拡張パラメータを設定した200 OKメッセージが応答されて、呼が接続される。ここで、管理装置102で200 OKメッセージから端末情報が取得されて、要更新と判断された結果、音声ストリームにより更新情報がIP電話装置103に送信される。IP電話装置103では、更新情報が保存され、管理装置102では、更新情報の送信が完了次第、呼が切断される。
同図(b)は管理装置102で更新不要と判断される場合の概略シーケンス図を示す。この場合、管理装置102ではIP電話装置103から応答された200 OKメッセージから取得した端末情報により、最新バージョンが設定済み等の理由で更新不要と判断されて即座に呼の切断処理が実行される。
同図(c)はIP電話網の障害発生により更新情報の受信が完了しない場合の概略シーケンス図を示す。この場合、IP電話装置103では呼接続後に更新情報の受信を監視するタイマが起動され、通信不良により、一定時間内に更新情報の受信が完了しなかった場合、呼の切断処理が実行される。
図8(a)〜(c)は、IP電話装置103から管理装置102に対して更新処理を起動する際の概略シーケンス図を例示する。これらの概略シーケンス図は、起動の方向が異なること以外は、上記図7(a)〜(c)で説明した動作と同様であるため説明は省略する。
次に、管理装置102において管理対象外の端末からアクセスされた場合の概略シーケンス図を図9に例示する。図9において、管理装置102は、管理対象外の端末から上記独自メッセージを設定したINVITEメッセージを受信すると、受け入れ不可を示す「486 Not Acceptable」メッセージを端末に送信して、更新処理を拒否する。
次に、管理装置102とIP電話装置103との間で更新情報が送受信される際の送受信方式について図10に示すシーケンス図を参照して説明する。なお、図10は呼確立後の処理であり、装置間の呼確立シーケンス図の図示は省略している。
本実施の形態のデータ送受信方式は、基本的にRFC1350(TFTP Protocol Rev2)に準拠する。但し、音声ネットワークの帯域を圧迫せず使用帯域を制御できるように当該規格を拡張する。音声ネットワークは、そこで使用されるメディアの種類に応じて、帯域設計がなされているため、その帯域を上回る速度で通信することは、音声ネットワークの通信品質を一時的に低下させる可能性がある。そこで、本実施の形態では、以下のような拡張内容に基づいて更新情報の送受信を制御する。
・データブロックサイズを可変とし、「Write Request」を送信する際にデータ送信側がデータ受信側にデータブロックサイズの通知を行う。
・データブロックの送信間隔を可変とする。
なお、図10のタイマAはデータブロック送信後の再送タイマであり、タイマBはデータブロックの送信間隔を設定するタイマである。
管理装置102は、データ送信処理を開始すると、まず、「Write Request」メッセージをIP電話装置103に送信して、データ送信開始とデータブロックサイズをIP電話装置103に通知する(ステップS1001)。この時、管理装置102は、タイマAの再送カウントを開始する。
次に、管理装置102は、IP電話装置103から「ACK」メッセージを受信すると(ステップS1002)、タイマAのカウントを停止し、タイマBのカウントを開始して、データブロックの送信間隔を調整する。タイマBがカウントアップすると、管理装置102は、最初のデータブロックである「Data Block1」をIP電話装置103に送信して、タイマAの再送カウントを開始する(ステップS1003)。
次に、管理装置102は、IP電話装置103から「ACK1」メッセージを受信すると(ステップS1004)、タイマAのカウントを停止し、同様にタイマBのカウントを開始する。以後、管理装置102は、同様に、次のデータブロック「Data Block2」の送信処理を行う(ステップS1005、S1006)。
次に、管理装置102は、3番目のデータブロック「Data Block3」の送信時に(ステップS1007)、タイマAがカウントアップする一定時間内に「ACK」メッセージの応答が無い場合は、データブロック「Data Block3」の再送を行う(RFC1350準拠)(ステップS1008)。続いて、管理装置102は、IP電話装置103から「ACK3」メッセージを受信する(ステップS1009)。
管理装置102は、以上のデータブロック送信処理を繰り返し実行し、最後のデータブロック「Data Block Last」とデータ送信終了通知をIP電話装置103に送信する(RFC1350準拠)(ステップS1010)。そして、管理装置102は、IP電話装置103から「ACK Last」メッセージを受信すると(ステップS1011)、データ送信を完了する。
次に、データ送受信シーケンスにおける管理装置102内の動作について、管理装置102が更新処理を起動した場合を例に図11に示すフロー図を参照して説明する。
管理装置102の制御部204は、入出力部201からの更新処理を指示する入力データ、又は、タイマ部202のカウントアップ時の開始指示を受信すると、上記拡張パラメータを設定したINVITEメッセージをIP電話装置103に送信して、呼を確立して通信ポートをオープンすると(ステップS101)、IP電話装置103から「200 OK」メッセージ応答を受信して(ステップS102)、上記拡張パラメータを正常に読み込んだかを判別する(ステップS103)。正常に読み込んだと判別すると(ステップS103:YES)、その拡張パラメータに設定されたデータブロックサイズに基づいてデータブロックサイズを設定する(ステップS104)。
次いで、制御部204は、呼確立後、データ送信開始とデータブロックサイズを設定した「Write Request」メッセージをIP電話装置103に送信する(ステップS105)。そして、制御部204は、RFC1350による通信手順でソフトウェア又は設定の更新情報を含む音声ストリームをIP電話装置103に送信して(ステップS106)、正常終了(送信OK?)を判定する(ステップS107)。制御部204は、正常に終了(送信OK)したことを判別すると(ステップS107:YES)、正常終了をIP電話装置103に通知し(ステップS108)、IP電話網N1の異常や外部から強制終了指示等により異常終了を判別すると(ステップS107:NO)、異常終了をIP電話装置103に通知する(ステップS109)。
また、制御部204は、ステップS103において、拡張パラメータ読み込みエラーを判別すると(ステップS103:NO)、データブロックサイズを512Byteに設定して(ステップS110)、上記ステップS105に移行する。
次に、データ送受信シーケンスにおけるIP電話装置103内の動作について、管理装置102が更新処理を起動した場合を例に図12に示すフロー図を参照して説明する。
IP電話装置103の制御部306は、タイマ部305によるカウントアップ時の開始指示、又は、管理装置102から受信するINVITEメッセージによりデータ通信開始命令を受信すると、上記拡張パラメータを設定した「200 OK」メッセージをIP電話装置103に送信して、呼を確立して通信ポートをオープンすると(ステップS201)、管理装置102から「Write Request」メッセージを受信する(ステップS202)。
次いで、制御部306は、受信メッセージに設定された拡張パラメータを正常に読み込んだかを判別する(ステップS203)。制御部306は、正常に読み込んだと判別すると(ステップS203:YES)、その拡張パラメータに設定されたデータブロックサイズに基づいてデータブロックサイズを設定する(ステップS204)。次いで、制御部306は、RFC1350による通信手順でソフトウェア又は設定の更新情報を含む音声ストリームを受信して(ステップS205)、正常に受信したかを判定する(ステップS206)。制御部306は、正常に受信したことを判別すると(ステップS206:YES)、受信データを保存し(ステップS207)、正常終了を管理装置102に通知し(ステップS208)、IP電話網N1の異常や外部から強制終了指示等により正常に受信終了しなかったを判別すると(ステップS206:NO)、異常終了を管理装置102に通知する(ステップS209)。
また、制御部306は、ステップS203において、拡張パラメータ読み込みエラーを判別すると(ステップS203:NO)、データブロックサイズを512Byteに設定して(ステップS210)、上記ステップS205に移行する。
次に、上記設定又はソフトウェア更新時のIP電話装置103における操作概要を、以下の図13〜図17に示す表示例を参照して説明する。
図13は、IP電話装置103のユーザによる更新時の操作概要を説明するための表示の遷移例を示す図である。
この図において、IP電話装置103のユーザが何等操作をしていない待機状態(以下、アイドル状態という)の時に着信があると、その表示部302には着信時刻と、発信者の氏名と、着信数が表示される(1301)。次いで、IP電話装置103のユーザ操作により管理装置102への発信が指示されると、その発信先の電話番号が表示される(1302)。次いで、管理装置102との間の呼が確立され、設定の更新情報の受信を開始すると、更新情報取得中を通知するメッセージが表示される(1303)。そして、更新情報の取得が正常に終了すると、その更新情報による設定の更新のため、自動的に再起動が実行され、その旨のメッセージが表示される(1304)。
この場合、IP電話装置103のユーザは、更新を意識して管理装置102に発信しているため、自動再起動への移行は問題ない。
図14は、IP電話装置103のユーザによる更新失敗時の操作概要を説明するための表示の遷移例を示す図である。
この図において、1401〜1403に示す表示例は、上記図13に示した1301〜1303と同様であるため説明を省略し、1404から説明する。
IP電話装置103は、管理装置102から更新情報を取得中に通信エラーが発生し、更新情報の取得に失敗すると、管理装置102との間の通信を切断したこと、通信エラーである旨等が表示される(1404)。その後、ユーザによりハンドセット301がオンフック操作されると、アイドル状態が表示される(1405)。
この場合、IP電話装置103のユーザは、更新情報の失敗が表示されアイドル状態に戻されるので、直ちに次の操作に移行することができる。
図15は、IP電話装置103のアイドル状態中に管理装置102からの着信、あるいはIP電話装置103の周期処理による発信によりバックグラウンドで更新処理する際の操作概要を説明するための表示の遷移例を示す図である。
この図において、IP電話装置103では、アイドル状態中に管理装置102からの着信、あるいはIP電話装置103の周期処理による発信によりバックグラウンドで管理装置102から設定の更新情報の取得を開始すると、アイドル状態画面内にその旨が表示される(1501,1502)。次いで、更新情報の取得が終了すると、再起動を行って、設定を即時に有効にするかどうかをユーザに促すメッセージが表示される(1503)。この時、ユーザにより<設定>キーが押下されると、再起動が開始され、その旨が表示される(1504)。
この場合、ユーザの通常の発着信動作には影響を与えないことを基本とし、更新情報の取得中でも発信動作は可能とする。発信動作中でも更新情報の取得自体はバックグラウンドで処理を継続するものとする。
図16は、図15に示したバックグラウンド更新処理中に着信が発生した場合の操作概要を示す表示の遷移例を示す図である。
この図において、IP電話装置103では、アイドル状態中の更新情報取得中に(1601,1602)、着信が発生すると、その旨が表示される(1603)。ユーザの<設定>キー押下により再起動、着信応答が行われ、通話となる(1604)。この時、更新情報の取得処理はバックグラウンドで継続され、自動的に完了される。
そして、通話が終了すると通話が切断され(1605)、再起動を行って、設定を即時に有効にするかどうかをユーザに促すメッセージが表示される(1606)。この時、ユーザにより<設定>キーが押下されると、再起動が開始され、その旨が表示される(1607)。
この場合、バックグラウンド更新処理中に着信があっても、ユーザの着信動作には影響がないため、IP電話装置103の通常の電話機能に支障を来すことなく設定の更新処理を有効に利用することが可能になる。
図17は、通話中にバックグラウンド更新処理が発生した場合の操作概要を示す表示の遷移例を示す図である。
この図において、IP電話装置103では、ユーザにより通話中に(1701)、管理装置102またはIP電話装置103内の周期処理によりバックグラウンドで設定の更新情報の取得が開始されると、その旨が表示される(1702)。次いで、更新情報の取得が完了しても通話は継続され、通話情報の表示も継続される(1703)。そして、通話が切断されると(1704)、再起動を行って、設定を即時に有効にするかどうかをユーザに促すメッセージが表示される(1705)。この時、ユーザにより<設定>キーが押下されると、再起動が開始され、その旨が表示される(1706)。
この場合、通話中にバックグラウンド更新処理が可能であるため、IP電話装置103の通常の電話機能に支障を来すことなく設定の更新処理を有効に利用することが可能になる。
次に、IP電話装置103における手動操作による更新処理の基本動作について、図18に示すフロー図を参照して説明する。
IP電話装置103において、ユーザによりダイアル操作が行われ管理装置102の電話番号が入力されると、制御部306は、管理装置102への発信を開始し(ステップS301)、発信が失敗したと判別した場合は(ステップS302:NO)、失敗表示を表示部302に行う(ステップS303)。この時、表示以外の各部の状態は通常の発信失敗動作に準ずるものとする。
また、制御部306は、管理装置102への発信が成功すると(ステップS302:YES)、呼接続処理を開始し(ステップS304)、呼接続の確立又は失敗を判別する(ステップS305)。呼接続が失敗すると(ステップS305:NO)、制御部306は、失敗表示を表示部302に行う(ステップS306)。この時、表示以外の各部の状態は通常の発信失敗動作に準ずるものとする。
呼が確立すると(ステップS305:YES)、制御部306は、管理装置102から送信される「Write Request」メッセージにを受信し(ステップS307)、メッセージに設定された上記拡張パラメータにより設定又はソフトウェアの更新の要否を判別する(ステップS308)。更新不要と判別すると(ステップS308:NO)、制御部306は、管理装置102側からの呼切断を待って更新不要を表示部302に表示する(ステップS309)。
更新必要と判別すると(ステップS308:YES)、制御部306は、管理装置102から更新情報を受信し(ステップS310)、受信完了の成否を判別する(ステップS311)。受信が失敗したと判別すると(ステップS311:NO)、制御部306は、失敗表示を表示部302に行う(ステップS312)。この時、表示以外の各部の状態は通常の発信失敗動作に準ずるものとする。
また、受信が正常に完了したと判別すると(ステップS311:YES)、制御部306は、受信した更新情報により更新情報格納部303内の設定又はソフトウェアを更新して(ステップS313)、再起動処理を行う(ステップS314)。
次に、IP電話装置103において、管理装置102から更新処理が起動された場合、又は、タイマによる周期的な更新動作について、図19に示すフロー図を参照して説明する。図19(a)はバックグラウンド更新処理を示すフロー図であり、(b)は更新後の再起動処理を示すフロー図である。
図19(a)において、IP電話装置103の制御部306は、着信した電話番号により発信者が管理装置102か否かを判別し(ステップS401)、発信者が管理装置102以外の場合は(ステップS401:NO)、通常の電話着信であると判別して、通常の電話着信処理を実行する(ステップS402)。発信者が管理装置102である場合は(ステップS401:YES)、制御部306は、管理装置102との間の呼接続を行い(ステップS403)、呼接続の成否を判別する(ステップS404)。
また、制御部306は、着信による管理装置102との呼接続以外に、タイマ部305に設定する周期タイマにより周期的に管理装置102に発信して更新処理を行うようにしても良い。その場合、ステップS403における呼接続成否の判別は、周期処理による呼接続成否の判別も兼ねている。
制御部306は、呼接続が失敗した場合は(ステップS404:NO)、エラーログをメモリ304に記録する(ステップS405)。また、呼が確立すると(ステップS404:YES)、制御部306は、管理装置102から送信される「Write Request」メッセージに設定された上記拡張パラメータにより設定又はソフトウェアの更新要否をチェックし(ステップS406)、更新が必要か否かを判別する(ステップS407)。更新不要と判別すると(ステップS407:NO)、制御部306は、管理装置102側からの呼切断を待って更新不要を表示部302に表示して、正常終了する(ステップS408)。
更新必要と判別すると(ステップS407:YES)、制御部306は、管理装置102から更新情報を受信し(ステップS409)、受信完了の成否を判別する(ステップS410)。受信が失敗したと判別すると(ステップS410:NO)、制御部306は、エラーログをメモリ304に記録する(ステップS405)。また、受信が正常に完了したと判別すると(ステップS410:YES)、制御部306は、受信した更新情報により更新情報格納部303内の設定又はソフトウェアを更新する(ステップS411)。次いで、制御部306は、更新有をメモリ304に記録して(ステップS412)、本処理を終了する。
図19(b)において、IP電話装置103の制御部306は、メモリ304に記録された更新の有無を周期的に監視し(ステップS421)、更新有が記録されていると(ステップS422:YES)、再起動確認通知を表示部302に表示して(ステップS423)、ユーザに再起動の操作を促す。制御部306は、ユーザの<設定>キー押下による再起動の有無を判別し(ステップS424)、<設定>キーが押下されないと(ステップS424:NO)、ステップS423の表示を継続する。また、ユーザにより<設定>キーが押下されると、制御部306は、再起動実行要求を確認し(ステップS424:YES)、再起動処理を実行する(ステップS425)。
次に、管理装置102における手動操作による更新処理の基本動作について、図20に示すフロー図を参照して説明する。
管理装置102の制御部204は、図4に示した更新指示用画面400において、ユーザ操作によりある端末(ここでは、IP電話装置103とする)の更新指示が入力されると、更新中である旨を管理装置に表示するとともに予め設定されたデータ転送速度を読み出す(ステップS501)。次いで、制御部204は、更新指示されたIP電話装置103の電話番号に発信して(ステップS502)、成否を判別する(ステップS503)。
制御部204は、発信が失敗すると(ステップS503:NO)、端末リストにエラー履歴を書き込み(ステップS504)、発信が成功すると(ステップS503:YES)、IP電話装置103に対する呼接続を開始し(ステップS505)、その成否を判別する(ステップS506)。制御部204は、呼接続が失敗すると(ステップS506:NO)、端末リストにエラー履歴(エラー情報)を書き込む(ステップS507)。また、呼が確立すると(ステップS506:YES)、制御部204は、IP電話装置103に送信した「Write Request」メッセージの応答である「ACK」メッセージを受信して設定情報の管理番号又はソフトウェアのバージョン情報をチェックして(ステップS508)、更新の要否を判別する(ステップS509)。
制御部204は、更新が必要であると判別すると(ステップS509:YES)、IP電話装置103の更新情報をデータベース部203から読み出して(ステップS510)、データ転送速度に応じて設定したデータブロックサイズ及びデータ送信間隔で更新情報を音声ストリームに含ませてIP電話装置103に送信し(ステップS511)、その成否を判別する(ステップS512)。
制御部204は、IP電話装置103から送信される「ACK」メッセージ受信の有無により送信が失敗であると判別すると(ステップS512:NO)、端末リストにエラー履歴(エラー情報)を書き込む(ステップS513)。また、制御部204は、送信完了であると判別すると(ステップS512:YES)、IP電話装置103の更新履歴として、図4に示すバージョン情報や最終アクセス情報をデータベース部203に書き込む(ステップS514)。
また、制御部204は、ステップS508のバージョンチェックにより更新不要であると判別すると(ステップS509:NO)、IP電話装置103の更新履歴として、図4に示す最終アクセス情報をデータベース部203に書き込む(ステップS514)。
次に、管理装置102における一斉更新動作について、図21に示すフロー図を参照して説明する。
この一斉更新動作は、図4に示した更新指示用画面400において、ユーザ操作により全更新ボタンが押下されたか、又は、周期タイマのタイムアップにより開始する。
管理装置102の制御部204は、ユーザ操作により全更新ボタンが押下され、又は、周期タイマがタイムアップすると、本処理を開始し、端末リストに記憶された各端末の更新動作を順次行う。まず、データベース部203に記憶されている端末リストを検索して(ステップS601)、端末リストに更新処理を行うべき端末がないと判別すると(ステップS602:NO)、更新動作を待機するアイドル状態に移行する(ステップS603)。制御部204は、端末リストに更新処理を行うべき端末があると判別すると(ステップS602:YES)、その端末の更新状況を確認して(ステップS604)、更新要否を判別する(ステップS605)。
制御部204は、当該端末の更新状況により更新要と判別すると(ステップS605:YES)、図20に示した手動更新と同様の更新処理を実行する(ステップS606)。また、制御部204は、当該端末の更新状況により更新不要と判別すると(ステップS605:NO)、ユーザによる入出力部201からの中断命令の有無をチェックする(ステップS607)。
制御部204は、中断命令が入力されないと(ステップS608:YES)、ステップS601に戻って端末リストから次の更新処理を行う端末を検索する。また、制御部204は、中断命令が入力されると(ステップS608:NO)、更新処理を中断して、更新動作を待機するアイドル状態に移行する(ステップS609)。
次に、管理装置102における着信更新動作について、図22に示すフロー図を参照して説明する。
この着信更新動作は、IP電話装置103の周期処理により送信されるINVITEメッセージの着信に応じて更新動作を開始する。
管理装置102の制御部204は、上記拡張パラメータが設定されたINVITEメッセージの着信を検出すると、その更新中であることを入出力部201に表示するとともに、設定されたデータ転送速度を読み出す(ステップS701)。次いで、制御部204は、IP電話装置103との間の呼接続を開始して(ステップS702)、その成否を判別する(ステップS703)。制御部204は、失敗であると判別すると(ステップS703:NO)、端末リストにエラー履歴(エラー情報)を書き込む(ステップS704)。また、制御部204は、呼が確立すると(ステップS703:YES)、INVITEメッセージの拡張パラメータに設定された設定情報の管理番号又はソフトウェアのバージョン情報をチェックして(ステップS705)、更新要否を判別する(ステップS706)。
制御部204は、更新不要であると判別すると(ステップS706:NO)、端末リストに更新履歴を書き込む(ステップS707)。また、制御部204は、更新要であると判別すると(ステップS706:YES)、IP電話装置103の更新情報をデータベース部203から読み出して(ステップS708)、データ転送速度に応じて設定したデータブロックサイズ及びデータ送信間隔で更新情報を音声ストリームに含ませてIP電話装置103に送信し(ステップS709)、その成否を判別する(ステップS710)。
制御部204は、IP電話装置103から送信される「ACK」メッセージ受信の有無により送信が失敗であると判別すると(ステップS710:NO)、端末リストにエラー履歴を書き込む(ステップS711)。また、制御部204は、受信完了であると判別すると(ステップS710:YES)、IP電話装置103の更新履歴として、図4に示すバージョン情報や最終アクセス情報をデータベース部203に書き込んで(ステップS712)、本処理を終了する。
以上のように、本実施の形態のIP電話システムによれば、管理装置は、管理下にあるIP電話装置のリストである端末リストに基づいて音声ストリームにIP電話装置のソフトウェアの更新情報を挿入して送信するので、ネットワーク環境(ファイアーウォール等)に左右されずにIP電話装置の設定を効率よく更新することができる。
また、本実施の形態のIP電話システムによれば、管理装置は、端末リストに設定されたIP電話装置の電話番号に自動的に発信して定期的に更新状況を確認し、更新が必要と判断した場合に更新情報を音声ストリームに含めてIP電話装置に送信するので、IP電話装置の更新状況を定期的に確認しながら、ネットワーク環境(ファイアーウォール等)に左右されずにIP電話装置の設定を自動的に更新することができる。
さらに、本実施の形態のIP電話システムによれば、管理装置は、設定されたデータブロックサイズ及びデータブロック送信間隔で音声ストリームの送信を行うので、IP電話網の帯域を圧迫しないように音声ストリームの使用帯域を制限することができる。
また、本実施の形態のIP電話システムによれば、IP電話装置は、管理装置の電話番号に発信するだけで、管理装置から更新情報が含まれた音声ストリームを受信するので、IP電話装置の都合の良い時に、ネットワーク環境(ファイアーウォール等)に左右されずにIP電話装置の設定を更新することができる。
さらに、本実施の形態のIP電話システムによれば、IP電話装置は、通話中に更新情報が含まれた音声ストリームを管理装置から受信し、通話と並行してこの受信した音声ストリームに含まれた更新情報により設定を更新するので、通常の通話に支障を来すことなく、IP電話装置の設定を自動的に更新することができる。
さらに、本実施の形態のIP電話システムによれば、IP電話装置は、通話終了後も音声ストリームの受信を継続し、通話終了後に継続して受信した音声ストリームに含まれた更新情報により設定を更新するので、通話終了後もIP電話装置の設定を自動的に更新することができる。その後、IP電話装置は、更新情報の更新後に再起動を促すメッセージを表示し、ユーザの再起動指示により設定を更新するので、設定の更新忘れを防止することができる。
なお、上記実施の形態では、同一セグメント内の管理装置とIP電話装置の間の更新処理について説明したが、管理装置から他のセグメントのIP電話装置に対しても同様に更新処理が実行可能である。
また、上記実施の形態では、管理装置とIP電話装置間の通信プロトコルがSIPの場合を示したが、他の通信プロトコルとして、例えば、H.323を利用するようにしてもよい。
本発明に係る管理装置、IP電話装置、IP電話システム及び更新方法によれば、IP電話網を介して音声ストリームによりソフトウェアの更新処理を行うことにより、既存ネットワークの設計に手を加えることなく、異なるセグメントに対しても簡易に更新情報の送受を行うことを可能にするIP電話システムを提供できる点で有用である。
本発明の実施の形態に係るIP電話システムの全体構成を示す図 本実施の形態に係る管理装置内部の概略構成を示すブロック図 本実施の形態に係るIP電話装置内部の概略構成を示すブロック図 本実施の形態に係る管理装置に表示される更新指示用画面の一例を示す図 本実施の形態に係る管理装置からIP電話装置に呼接続要求を行うINVITEメッセージのフォーマットの一例を示す図 本実施の形態に係るIP電話装置から管理装置に応答する200 OKメッセージのフォーマットの一例を示す図 本実施の形態に係る管理装置からIP電話装置に対して更新処理を起動する際の概略シーケンスを示す図であり、(a)は管理装置で要更新と判断される場合の概略シーケンス図、(b)は管理装置で更新不要と判断される場合の概略シーケンス図、(c)はIP電話網の障害発生により更新情報の受信が完了しない場合の概略シーケンス図 本実施の形態に係るIP電話装置から管理装置に対して更新処理を起動する際の概略シーケンスを示す図であり、(a)は管理装置で要更新と判断される場合の概略シーケンス図、(b)は管理装置で更新不要と判断される場合の概略シーケンス図、(c)はIP電話網の障害発生により更新情報の受信が完了しない場合の概略シーケンス図 本実施の形態に係る管理装置で管理対象外の端末からアクセスされた場合の概略シーケンスを示す図 本実施の形態に係る呼確立後の装置間のデータ送受信シーケンスを示す図 本実施の形態に係るデータ送受信シーケンスにおける管理装置内の動作を示すフロー図 本実施の形態に係るデータ送受信シーケンスにおけるIP電話装置内の動作を示すフロー図 本実施の形態に係るIP電話装置のユーザによる更新時の操作概要を説明するための表示の遷移例を示す図 本実施の形態に係るIP電話装置のユーザによる更新失敗時の操作概要を説明するための表示の遷移例を示す図 本実施の形態に係るIP電話装置のアイドル状態中にバックグラウンドで更新処理する際の操作概要を説明するための表示の遷移例を示す図 本実施の形態に係るバックグラウンド更新処理中に着信が発生した場合の操作概要を示す表示の遷移例を示す図 本実施の形態に係る通話中にバックグラウンド更新処理が発生した場合の操作概要を示す表示の遷移例を示す図 本実施の形態に係るIP電話装置における手動操作による基本動作を示すフロー図 本実施の形態に係る(a)はIP電話装置のバックグラウンド更新処理を示すフロー図、(b)はIP電話装置の更新後の再起動処理を示すフロー図 本実施の形態に係る管理装置における手動操作による基本動作を示すフロー図 本実施の形態に係る管理装置における一斉更新動作を示すフロー図 本実施の形態に係る管理装置における着信更新動作を示すフロー図 従来のIP電話システムの全体構成を示す図
符号の説明
100 IP電話システム
101、105 ルータ
102 管理装置
103、106 IP電話装置
104、107 メディアゲートウェイ
108 呼制御サーバ
201 入出力部
202、305 タイマ部
203 データベース部
204、306 制御部
205 ネットワーク制御部
251 SIP着信制御部
252 SIP発信制御部
253 TFTP部
254、307 ネットワークI/F部
301 ハンドセット
302 表示部
303 更新情報格納部
304 メモリ

Claims (15)

  1. IP電話装置と呼を接続する呼接続手段と、
    前記呼接続手段により呼を接続したIP電話装置に非音声データを含んだ音声ストリームを送信する送信手段と、
    を備える管理装置。
  2. 管理下にあるIP電話装置の更新情報を格納する更新情報格納手段と、
    前記IP電話装置と呼を接続する呼接続手段と、
    前記IP電話装置の設定に関する情報が含まれた音声ストリームを前記IP電話装置から受信する受信手段と、
    前記受信した音声ストリームの内容により更新が必要と判断した場合に前記更新情報格納手段の更新情報を音声ストリームに含めて前記IP電話装置に送信する送信手段と、
    を備える管理装置。
  3. 管理下にあるIP電話装置の更新情報を管理する端末リストを格納する更新情報格納手段と、
    前記IP電話装置と呼を接続する呼接続手段と、
    前記端末リストに基づいて前記IP電話装置の設定に関する更新状況を音声ストリームに含めて前記IP電話装置に送信する送信手段と、
    を備える管理装置。
  4. 前記送信手段は、前記端末リストに設定されたIP電話装置の電話番号に自動的に発信して定期的に更新状況を確認し、更新が必要と判断した場合に前記更新情報格納手段の更新情報を音声ストリームに含めて前記IP電話装置に送信する請求項3記載の管理装置。
  5. 前記送信手段は、設定されたデータブロックサイズ及びデータブロック送信間隔で前記更新情報を前記音声ストリームに含めて送信を行う請求項1から3の何れか一項に記載の管理装置。
  6. 前記呼接続手段は、前記更新情報に関する情報を呼接続要求に含めて前記IP電話装置と呼を接続する請求項1から3の何れか一項に記載の管理装置。
  7. 管理下にあるIP電話装置の端末情報を記憶する記憶手段と、
    前記IP電話装置と呼を接続する呼接続手段と、
    前記IP電話装置の設定に関する情報が含まれた音声ストリームを前記IP電話装置から受信する受信手段と、
    前記受信手段により前記音声ストリームを受信したとき当該音声ストリームに含まれるIP電話装置の設定に関する更新情報に基づき前記記憶手段の端末情報を書き換える書換手段と、
    を備える管理装置。
  8. 更新情報を格納する更新情報格納手段と、
    管理装置と呼を接続する呼接続手段と、
    更新情報が含まれた音声ストリームを前記管理装置から受信する受信手段と、
    前記受信した音声ストリームに含まれた更新情報により前記更新情報格納手段の更新情報を更新する更新手段と、
    を備えるIP電話装置。
  9. 更新情報を格納する更新情報格納手段と、
    管理装置と呼を接続する呼接続手段と、
    自装置の設定に関する情報を含んだ音声ストリームを管理装置に送信する送信手段と、
    更新情報が含まれた音声ストリームを前記管理装置から受信する受信手段と、
    前記受信した音声ストリームに含まれた更新情報により前記更新情報格納手段の更新情報を更新する更新手段と、
    を備えるIP電話装置。
  10. 前記受信手段は、通話中に更新情報が含まれた音声ストリームを前記管理装置から受信し、
    前記更新手段は、通話中に前記受信した音声ストリームに含まれた更新情報により前記更新情報格納手段の更新情報を更新する請求項8又は9記載のIP電話装置。
  11. 前記受信手段は、通話終了後も前記音声ストリームの受信を継続し、
    前記更新手段は、通話終了後に継続して受信した音声ストリームに含まれた更新情報により前記更新情報格納手段の更新情報を更新する請求項10記載のIP電話装置。
  12. 前記送信手段は、予め設定された管理装置の電話番号に自動的に発信して定期的に更新状況を確認し、
    前記受信手段は、前記更新状況に応じて更新情報が含まれた音声ストリームを前記管理装置から受信する請求項8又は9記載のIP電話装置。
  13. 前記更新手段は、前記更新情報の更新後に再起動を促し、再起動指示により前記設定を更新する請求項8又は9記載のIP電話装置。
  14. IP電話網に接続されたIP電話装置と、前記IP電話網を介して前記IP電話装置の更新情報を管理する管理装置と、から構成されるIP電話システムであって、
    前記管理装置は、
    管理下にあるIP電話装置の更新情報を管理する端末リストを格納する更新情報格納手段と、
    前記IP電話装置と呼を接続する呼接続手段と、
    前記端末リストに基づいて前記IP電話装置の設定に関する更新状況を音声ストリームに含めて前記IP電話装置に送信する送信手段と、を備え、
    前記IP電話装置は、
    更新情報を格納する更新情報格納手段と、
    前記管理装置と呼を接続する呼接続手段と、
    更新情報が含まれた音声ストリームを前記管理装置から受信する受信手段と、
    前記受信した音声ストリームに含まれた更新情報により前記更新情報格納手段の更新情報を更新する更新手段と、を備えるIP電話システム。
  15. IP電話網に接続されたIP電話装置と、前記IP電話網を介して前記IP電話装置の更新情報を管理する管理装置と、から構成されるIP電話システムにおいてIP電話装置の設定を更新する更新方法であって、
    前記管理装置は、
    管理下にあるIP電話装置の更新情報を管理する端末リストを更新情報格納手段に格納し、前記IP電話装置と呼を接続した後、前記端末リストに基づいて前記IP電話装置の設定に関する更新状況を音声ストリームに含めて前記IP電話装置に送信し、
    前記IP電話装置は、
    更新情報を更新情報格納手段に格納し、前記管理装置と呼を接続した後、更新情報が含まれた音声ストリームを前記管理装置から受信し、受信した音声ストリームに含まれた更新情報により前記更新情報格納手段の更新情報を更新する更新方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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