JP6458787B2 - 通信装置及びプログラム - Google Patents
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Description
また、本発明に係るプログラムは、相手先の通信相手装置と通信を行う通信装置のコンピュータを制御するためのプログラムであって、前記コンピュータを、前記通信相手装置に対して通知希望情報の送信後にあって、ユーザによる任意の取消指示があった際は、当該取消指示が通知終了時刻前での指示か否かを判別する判別手段、前記判別手段で前記通知終了時刻前での指示と判別された場合に、当該指示が前記通信相手装置への通知希望情報の送信後での取消指示であることを示す確認情報を表示する表示制御手段、前記表示制御手段による前記確認情報の表示中にあって前記取消指示が再度あった際は、前記通信相手装置で通知される前記通知希望情報の取消を指示する指示情報を送信する送信制御手段、として機能させることを特徴とする。
先ず、第1の実施の形態の構成について説明する。
図1は、第1の実施の形態における通信システム100の全体構成を示す図である。
通信システム100は、電話機1A、電話機1Bが通信ネットワークNを介して接続可能に構成されている。
本実施の形態においては、電話機1A、1Bを固定電話機として、通信ネットワークNを回線、回線交換機、中継交換機等を含む公衆電話回線網として説明するが、これに限定されるものではない。例えば、電話機1A、1BをIP(Internet Protocol)電話、携帯電話機、PHS(Personal Handy-phone System)、スマートフォン等の他の通信装置とし、通信ネットワークNをインターネット、移動体通信網、ISDN回線等を含む他のネットワークとしてもよい。
図2に示すように、電話機1A、1Bは、CPU(Central Processing Unit)11と、RAM(Random Access Memory)12と、操作部13と、表示部14と、記憶部15と、送受話部16と、通信制御部17と、タイマー18と、を備えて構成され、各部がバス19を介して接続されている。電話機1Aと電話機1Bとは、同様の構成及び機能を有する電話機である。
通信システム100においては、従来からの通話動作の他、通話希望であることを相手に通知するための通話希望通知を相手先の電話機に出力させる通話希望動作を行うことができる。
電話機1A又は1Bにおいて、ダイヤルボタン群13aで相手先の電話番号が押下されると、押下された相手先の電話番号が表示部14の表示パネル14aに表示される。図1の電話機1Aは、電話番号が表示パネル14aに表示された状態を示している。
以下、通話希望通知動作について説明する。
図3は、電話機1A又は1Bにおいて、ダイヤルボタン群13aより相手先の電話番号が押下された後、通話希望ボタン13bが押下された際にCPU11により実行される通話希望ボタン処理の動作を示すフローチャートである。通話希望ボタン処理は、CPU11と処理プログラム15aとの協働により実行される。
次いで、相手先の電話機に対し、予め定められた時間、通話希望通知を表示させるための通話希望情報が作成され(ステップS2)、通話希望情報が通信制御部17により通信ネットワークNを介して相手先電話番号宛に送信される(ステップS3)。
ステップS3においては、具体的には、相手先電話番号と通話希望情報が信号として通信制御部17により通信ネットワークNの回線に送信される。信号が回線交換機に到達すると、回線交換機では、送信元電話番号が識別され、通話希望情報に送信元電話番号が付加され、相手先電話番号宛に送信される。
次に、電話機1A又は1Bにおいて、通話希望情報を受信した場合に実行される処理について説明する。
図4は、電話機1A又は1Bにおいて、通信制御部17により他の電話機からの通話希望情報が受信された場合に、CPU11により実行される通話希望通知表示処理の動作を示すフローチャートである。通話希望通知表示処理は、CPU11と処理プログラム15aとの協働により実行される。
次いで、通話希望メッセージが作成される(ステップS12)。通話希望情報は、予め定められたコード等により構成されているので、ユーザが理解できる通話希望メッセージのテキスト(ここでは、「通話希望有り」のテキスト)が作成される。
また、受信側では、通話をしたい人がいることを容易に知ることが可能となり、都合が良いときだけ通話希望に応えて通話をすることが可能となる。
次に、第2の実施の形態について説明する。
第1の実施の形態においては、通話希望通知を表示する時間は固定であった。しかし、例えば、1時間後には外出してしまうような場合、通話のできる1時間だけ通話希望通知が相手側に表示されることが好ましい。そこで、第2の実施の形態においては、通話希望通知の表示時間を送信側で設定する機能を付加し、送信元において通話希望通知の表示時間を設定できるようにする。
図5に示すように、通信システム200において、電話機1A及び1Bの操作部13は、時間設定手段としての時間設定ボタン13cが備えられている。
また、記憶部15のプログラム記憶部150には、システムプログラムの他、処理プログラム15b(図示せず)が記憶されている。CPU11は、処理プログラム15bとの協働により、通話動作や、後述する通話通知動作に係る各処理(図6〜図9参照)を実行し、制御手段、通話希望送信手段として機能する。
また、記憶部15には、図示しない表示時間設定記憶部が備えられている。
その他の通信システム200の構成は、第1の実施の形態で説明したものと同様であるので説明を援用する。
通信システム200における通話動作は、第1の実施の形態で説明したものと同様であるので説明を援用し、以下、通話希望通知動作について説明する。
初期設定処理においては、通話希望通知を他の電話機に表示させる際のデフォルトの表示時間(ここでは60分)が表示時間設定情報として記憶部15の表示時間設定記憶部に記憶される(ステップS21)。
第2の実施の形態における電話機1A、1Bにおいて、送信側のユーザは、まず、時間設定ボタン13cを押下して表示時間設定を設定し、次いで、相手先の電話番号を押下して通話希望ボタン13bを押下することで、相手先の電話機における通話希望通知の表示時間を所望の時間に設定することができる。
次いで、表示時間設定記憶部の表示時間設定情報に30分が加算される(ステップS32)。加算の結果、表示時間設定情報が8時間以上となったか否かが判断され、8時間以上になったと判断されなければ(ステップS33;NO)、表示パネル14aに表示時間設定情報が表示される(ステップS35)。
ステップS35においては、図5の電話機1Aに示すように、現在の通話希望通知の表示時間の設定が表示パネル14aの上段に表示される。
図8は、電話機1A又は1Bにおいて、ダイヤルボタン群13aの押下により相手先の電話番号が入力された後、通話希望ボタン13bが押下された際にCPU11により実行される通話希望ボタン処理Bの動作を示すフローチャートである。
次いで、相手先の電話機に対し、予め定められた時間、通話希望通知を表示させるための通話希望情報が作成される(ステップS42)。
ステップS44においては、具体的には、相手先電話番号、通話希望情報、表示時間設定情報が信号として通信制御部17により通信ネットワークNの回線に送信される。信号が回線交換機に到達すると、回線交換機では、信号の送信元電話番号が識別され、通話希望情報に表示時間設定情報及び送信元電話番号が付加された信号が生成され、相手先電話番号宛に送信される。
次に、電話機1A又は電話機1Bにおいて、通話希望情報を受信した場合に実行される処理について説明する。
図9は、電話機1A又は1Bにおいて、通信制御部17により通話希望情報が受信された場合に、CPU11により実行される通話希望通知表示処理Bの動作を示すフローチャートである。
次いで、通話希望メッセージが作成される(ステップS52)。通話希望情報は、予め定められたコード等により構成されているので、ユーザが理解できる通話希望メッセージ(ここでは、「通話希望有り」のテキスト)が作成される。
次に、第3の実施の形態について説明する。
第1及び第2の実施の形態においては、相手側の電話機に表示される通話希望メッセージは「通話希望有り」等の固定されたメッセージであった。しかし、例えば、「いま暇?」、「至急電話頂戴!」など、発信者側の状況によって通話希望メッセージを変えることができると、発信者側の状況を相手側に伝えることができ、より利便性が向上する。
そこで、第3の実施の形態においては、相手側の電話機に表示する通話希望メッセージを設定する機能を付加し、送信者側の状況を相手側に知らせることができるようにする。
図10に示すように、通信システム300において、電話機1A及び1Bの操作部13は、それぞれに、メッセージ設定手段としてのメッセージボタン13dが備えられている。
図11に、メッセージテーブル151の一例を示す。図11に示すように、メッセージテーブル151には、メッセージ番号と、通話希望メッセージのテキストとが対応付けて記憶されている。
また、記憶部15には、表示時間設定記憶部が設けられているほか、図示しないメッセージ番号記憶部が備えられている。
その他の通信システム300の構成は、第2の実施の形態で説明したものと同様であるので説明を援用する。
通信システム300における通話動作は、第1の実施の形態で説明したものと同様であるので説明を援用し、以下、通話希望通知動作について説明する。
図12に示すように、初期設定処理Cにおいては、まず、通話希望通知を他の電話機に表示させる際のデフォルトの表示時間(ここでは60分)が表示時間設定情報として記憶部15の表示時間設定記憶部に記憶される(ステップS71)。
次いで、通話希望メッセージを示すメッセージ番号のデフォルト値として、メッセージテーブル151のメッセージ番号1番が記憶部15のメッセージ番号記憶部に記憶される(ステップS72)。
第3の実施の形態における電話機1A、1Bにおいて、送信側のユーザは、時間設定ボタン13cを押下することで、相手先の電話機への通話希望通知の表示時間を設定することができる。また、ダイヤルボタン群13aにより相手先の電話番号を押下した後、メッセージボタン13dを押下して相手先の電話機に表示する通話希望メッセージの種類を設定し、通話希望ボタン13bを押下することで、相手先の電話機に、所望の通話希望メッセージを含む通話希望通知を所望の時間だけ表示させることができる。
なお、時間設定ボタン13cが1回押下される毎に実行される時間設定ボタン処理は、第2の実施の形態において図7を用いて説明したものと同様であるので説明を援用する。
次いで、表示部14の表示パネル14aに通話希望メッセージが表示中であるか否かが判断される(ステップS82)。
表示パネル14aに通話希望メッセージが表示中ではないと判断されると(ステップS82;NO)、記憶部15に記憶されているメッセージテーブル151からメッセージ番号記憶部のメッセージ番号に対応するテキストが取得される(ステップS86)。そして、取得されたテキストが表示パネル14aの上段に表示され(ステップS87)、メッセージボタン処理は終了する。
次いで、加算後のメッセージ番号がメッセージテーブル151の最終レコードの番号であるか否かが判断され、最終レコードの番号ではないと判断されると(ステップS84;NO)、メッセージテーブル151からメッセージ番号に対応するテキストが取得される(ステップS86)。そして、取得されたテキストが表示パネル14aの上段に表示され(ステップS87)、メッセージボタン処理は終了する。
このように、メッセージボタン13dを1回押下する毎に、メッセージ番号記憶部のメッセージ番号が1ずつ加算され、メッセージテーブル151に記憶されている対応する通話希望メッセージのテキストが表示され、表示されたメッセージのメッセージ番号を相手先に表示する通話希望メッセージとしてメッセージ番号記憶部に設定することができる。
図15は、通話希望ボタン13bが1回押下される毎にCPU11により実行される通話希望ボタン処理Cの動作を示すフローチャートである。
次いで、記憶部15の表示時間設定記憶部から表示時間設定情報が取得される(ステップS93)。
次いで、記憶部15のメッセージ番号記憶部からメッセージ番号が取得される(ステップS94)。
そして、通話希望情報、表示時間設定情報及びメッセージ番号が通信制御部17により通信ネットワークNを介して相手先電話番号宛に送信される(ステップS95)。
ステップS95においては、具体的には、相手先電話番号、通話希望情報、表示時間設定情報、及びメッセージ番号が信号として通信制御部17により通信ネットワークNの回線に送信される。信号が回線交換機に到達すると、回線交換機では、信号の送信元電話番号が識別され、通話希望情報に表示時間設定情報及び送信元電話番号が付加された信号が生成され、相手先電話番号宛に送信される。
次に、電話機1A又は1Bにおいて通話希望情報が受信された場合に実行される処理について説明する。
図16は、電話機1A又は1Bにおいて、通信制御部17により通話希望情報が受信された場合に、CPU11により実行される通話希望通知表示処理Cの動作を示すフローチャートである。
次いで、受信された通話希望情報に付加されているメッセージ番号が取得され(ステップS102)、記憶部15のメッセージテーブル151からメッセージ番号に対応するテキストが取得される(ステップS103)。
次に、第4の実施の形態について説明する。
第1〜第3の実施の形態においては、相手の電話機に表示される通話希望メッセージは、固定時間、或いは設定された時間表示し続け、表示時間が経過すると自動的に消える仕組みとなっており、送信元から表示を停止させることはできなかった。しかしながら、通話希望メッセージを送信した後で、急な外出や来客で通話希望メッセージの発信者の都合が悪くなることもあり得る。そこで、第4の実施の形態においては、送信済みの通話希望メッセージの表示を送信側の電話機からキャンセルできるようにする。
図17に示すように、通信システム400において、電話機1A及び1Bの操作部13は、それぞれに、取り消し指示手段としての表示キャンセルボタン13eが備えられている。
また、記憶部15には、表示時間設定記憶部及びメッセージ番号記憶部のほか、メッセージ送信履歴記憶部152が設けられている。
図18に、メッセージ送信履歴記憶部152の一例を示す。図18に示すように、メッセージ送信履歴記憶部152には、「送信時刻」領域、「メッセージ番号」領域、「相手先電話番号」領域、「表示終了時刻」領域が設けられており、これらの項目からなる送信履歴情報を記憶できるようになっている。
その他の通信システム400の構成は、第3の実施の形態で説明したものと同様であるので説明を援用する。
通信システム400における通話動作は、第1の実施の形態で説明したものと同様であるので説明を援用する。
また、通話希望通知動作の発信側の処理における、初期設定処理、メッセージボタン処理は、それぞれ第3の実施の形態で説明した初期設定処理C(図12参照)、メッセージボタン処理C(図13参照)と同様であり、時間設定ボタン処理は、第2の実施の形態で説明した時間設定ボタン処理(図7参照)と同様であるので説明を援用し、通話希望ボタン処理について説明する。
通話希望ボタン処理Dにおいては、図19に示すように、まず、ステップS121〜ステップS125の処理が実行され、通話希望情報、表示時間設定情報、及びメッセージ番号が相手先電話番号宛に送信される。ステップS121〜ステップS125の処理は、図15に示すステップS91〜ステップS95の処理と同様であるので説明を援用する。
なお、図示しないが、電話機1A及び1Bには現在時刻を計時するための計時部が備えられており、送信時刻としては、ステップS125において通話希望情報等が送信された時刻が記憶され、表示終了時刻としては、送信時刻に表示時間設定情報の表示時間を加算した時刻が記憶される。
まず、通話希望情報の送信側の電話機1A又は1Bにおいて、表示キャンセルボタン13eが押下されたときに実行される表示キャンセル送信処理について説明する。
図20は、表示キャンセルボタン13eが押下された際にCPU11と処理プログラム15dにより実行される表示キャンセルボタン処理の動作を示すフローチャートである。
表示パネル14aにメッセージ送信履歴が表示されていないと判断されると(ステップS131;NO)、現在時刻が計時部から取得される(ステップS132)。次いで、記憶部15のメッセージ送信履歴記憶部152に記憶されている一の送信履歴情報が取得され(ステップS133)、現在時刻が表示終了時刻より前であるかが判断される(ステップS134)。
現在時刻が表示終了時刻よりも前であると判断されると(ステップS134;YES)、送信履歴情報の送信時刻、通話希望メッセージ、相手先電話番号が表示パネル14aに表示され(ステップS135)、処理はステップS136に移行する。
一方、現在時刻が表示終了時刻よりも後であると判断されると(ステップS134;NO)、処理はステップS136に移行する。
即ち、表示キャンセルボタン13eが1回押下されると表示パネル14aに送信履歴情報が表示され、その後表示キャンセルボタン13eが押下されると、現在通話希望通知を表示している電話機に表示キャンセル情報が送信される。
図21は、電話機1A又は1Bにおいて、通信制御部17により表示キャンセル情報が着信(受信)された場合に、CPU11により実行される表示キャンセル受信処理の動作を示すフローチャートである。
現在表示パネル14aに通話希望メッセージが表示されていないと判断されると(ステップS141;NO)、表示キャンセル受信処理は終了する。
表示キャンセル情報に付加されている送信元電話番号と、表示されている送信元電話番号が一致しないと判断されると(ステップS144;NO)、表示キャンセル受信処理は終了する。
次に、第5の実施の形態について説明する。
第1〜第4の実施の形態においては、相手先の電話機は一つのみ指定できるようになっていた。第5の実施の形態においては、複数の送信先に通話希望メッセージを送信可能とする。
図22に示すように、通信システム500は、電話機1A、1B、1Cを含む少なくとも3台以上の電話機が通信ネットワークNを介して接続可能に構成されている。
また、記憶部15には、システムプログラムの他、処理プログラム15eが記憶されている。CPU11は、処理プログラム15eとの協働により、通話動作や、後述する通話希望通知動作に係る各処理(図24〜図25参照)を実行する。
また、記憶部15には、図23に示すように、通話希望情報の送信先の電話番号を複数格納するための電話番号情報リスト記憶部153が備えられている。
その他の通信システム500及びこれを構成する電話機1A、1B、1C・・・は、それぞれ第1の実施の形態で説明した通信システム100及び電話機1A、1Bと同様の構成であるので説明を援用する。
通信システム500における通話動作の処理は、第1の実施の形態で説明したものと同様であるので説明を援用し、以下、通話希望通知動作について説明する。
なお、ダイヤルボタン群13aにより入力された相手先の電話番号は、表示パネル14aに表示される。
次いで、取得された電話番号が電話番号情報リスト記憶部153に追加され(ステップS152)、宛先追加ボタン処理は終了する。電話番号情報リスト記憶部153に追加された電話番号は表示パネル14aから消去され、次の電話番号が入力可能となる。
電話番号情報リストに未送信の電話番号がないと判断された場合(ステップS164;NO)、通話希望ボタン処理Eは終了する。
ステップS167においては、具体的には、相手先電話番号と通話希望情報が信号として通信制御部17により通信ネットワークNの回線に送信される。信号が回線交換機に到達すると、回線交換機では、送信元電話番号が識別され、通話希望情報に送信元電話番号が付加され、相手先電話番号宛に送信される。なお、送信後、相手先となった電話番号は電話番号情報リスト記憶部153から削除される。
通話希望情報を受信した各電話機の動作は、図4の通話希望通知表示処理と同様であるので説明を援用する。
例えば、通話希望ボタン処理Dにおいて通話希望情報を送信後、CPU11は、送信時刻、相手先電話番号、表示終了時刻等の送信履歴情報を記憶部15に記憶するようにし、記憶部15に記憶されている送信履歴情報の相手先電話番号の何れかから着信があったときに、図20に示す表示キャンセルボタン処理を行って、送信履歴情報の他の相手先電話番号に表示キャンセル情報を送信することとしてもよい。表示キャンセル情報を受信した電話機においては、図21に示す表示キャンセル受信処理を実行し、通話希望通知の出力を停止する。
また、上記実施の形態においては、相手先の電話番号をダイヤルボタン群13aから入力することにより相手先の電話機を指定することとして説明したが、記憶部15に予め電話帳を登録しておき、電話帳の中から相手先の電話番号を指定(選択)する構成としてもよい。
また、上記実施の形態においては、通話希望通知の表示期間(出力期間)の設定単位、表示単位を時間単位としたが、これに限定されない。例えば、1日、2日等、日単位で表示時間を設定したり表示したりすることも可能な構成としてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
<請求項1>
相手先の通信装置を指定するための相手先指定手段と、
前記相手先指定手段により指定された相手先の通信装置に対し、通話希望通知を所定の期間、出力させるための通話希望情報を送信する制御手段と、
を備える通信装置。
<請求項2>
前記相手先の通信装置に通話希望通知を出力させる期間を設定するための期間設定手段を備える請求項1に記載の通信装置。
<請求項3>
前記通話希望通知は、通話希望メッセージを含み、
前記通話希望メッセージを設定するためのメッセージ設定手段を備える請求項1又は2に記載の通信装置。
<請求項4>
前記通話希望通知の取り消し指示を入力するための取り消し指示手段を備え、
前記制御手段は、前記取り消し指示手段から入力があった場合に、前記通話希望情報を送信した相手先の通信装置に対し、前記通話希望通知の取り消しを指示するキャンセル情報を送信する請求項1〜3の何れか一項に記載の通信装置。
<請求項5>
前記相手先指定手段は、複数の通信装置を相手先として指定可能に構成され、 前記制御手段は、前記相手先指定手段により指定された複数の相手先の通信装置に、通話希望情報を送信する請求項1〜4に何れか一項に記載の通信装置。
<請求項6>
前記制御手段は、前記通話希望情報を送信した複数の通信装置の何れかから着信があった場合に、前記通話希望情報を送信した他の相手先の通信装置に、前記通話希望通知の取り消しを指示するキャンセル情報を送信する請求項5に記載の通信装置。
<請求項7>
外部の通信装置から通話希望情報を受信する受信手段と、
前記受信手段が前記通話希望情報を受信した場合に、通話希望通知を所定の期間、出力する出力手段と、
を備える通信装置。
<請求項8>
前記出力手段は、前記外部の通信装置から前記通話希望情報と併せて前記通話希望通知の出力期間を指示する情報が受信された場合に、前記指示された出力期間、前記通話希望通知を出力する請求項7に記載の通信装置。
<請求項9>
前記通話希望通知は、通話希望メッセージを含み、
前記出力手段は、前記外部の通信装置から前記通話希望情報と併せて前記通話希望メッセージを示す情報が受信された場合に、当該受信された通話希望メッセージを示す情報に基づいて、前記通話希望メッセージを出力する請求項7又は8に記載の通信装置。
<請求項10>
前記出力手段は、前記外部の通信装置から前記通話希望通知の取り消しを指示するキャンセル情報が受信された場合に、前記通話希望通知の出力を停止する請求項7〜9の何れか一項に記載の通信装置。
<請求項11>
前記出力手段が、前記通話希望通知を出力している場合に、オフフックをすると前記外部の通信装置に発信する発信手段を備える請求項7〜10の何れか一項に記載の通信装置。
<請求項12>
前記通信装置は、電話機である請求項1〜11の何れか一項に記載の通信装置。
<請求項13>
複数の通信装置が通信ネットワークを介して接続される通信システムであって、
前記複数の通信装置のうちの第1の通信装置は、
相手先となる第2の通信装置を指定するための相手先指定手段と、
前記相手先指定手段により指定された第2の通信装置に対し、通話希望通知を所定の期間、出力させるための通話希望情報を送信する通話希望送信手段と、を備え、
前記第2の通信装置は、
前記第1の通信装置から前記通話希望情報を受信した場合に、通話希望通知を所定の期間、出力する出力手段を備える通信システム。
<請求項14>
前記第1の通信装置は、
前記通話希望通知の出力期間を設定するための期間設定手段を備え、
前記通話希望送信手段は、前記第2の通信装置に対し、前記通話希望情報と併せて前記期間設定手段により設定された出力期間を指示する情報を送信し、
前記出力手段は、前記第1の通信装置から前記通話希望情報とともに前記出力期間を指示する情報を受信した場合に、前記指示された出力期間、前記通話希望通知を出力する請求項13に記載の通信システム。
<請求項15>
前記通話希望通知は、通話希望メッセージを含み、
前記第1の通信装置のそれぞれは、 前記通話希望メッセージを設定するためのメッセージ設定手段を備え、
前記通話希望送信手段は、前記第2の通信装置に対し、前記通話希望情報と併せて前記メッセージ設定手段により設定された通話希望メッセージを示す情報を送信し、
前記出力手段は、前記第1の通信装置から前記通話希望情報とともに前記通話希望メッセージを示す情報を受信した場合に、当該受信された通話希望メッセージを示す情報に基づいて、前記通話希望メッセージを出力する請求項13又は14に記載の通信システム。
<請求項16>
前記第1の通信装置は、
前記通話希望通知の取り消し指示を入力するための取り消し指示手段と、
前記取り消し指示手段から入力があった場合に、前記第2の通信装置に対し、前記通話希望通知の取り消しを指示するキャンセル情報を送信するキャンセル情報送信手段と、を備え、
前記出力手段は、前記第1の通信装置から前記キャンセル情報を受信した場合に、前記通話希望通知の出力を停止する請求項13〜15の何れか一項に記載の通信システム。
<請求項17>
前記相手先指定手段は、複数の第2の通信装置を相手先として指定可能に構成され、
前記通話希望送信手段は、前記相手先指定手段により指定された複数の第2の通信装置に対し、前記通話希望情報を送信する請求項13〜16に何れか一項に記載の通信システム。
<請求項18>
前記通話希望送信手段は、前記複数の第2の通信装置の何れかから着信があった場合に、他の前記第2の通信装置に対し、前記通話希望通知の取り消しを指示するキャンセル情報を送信する請求項17に記載の通信システム。
<請求項19>
通信装置に用いられるコンピュータを、
相手先の通信装置を指定するための相手先指定手段、
前記相手先指定手段により指定された相手先の通信装置に対し、通話希望通知を所定の期間、出力させるための通話希望情報を送信する制御手段、
として機能させるためのプログラム。
<請求項20>
通信装置に用いられるコンピュータを、
外部の通信装置から通話希望情報を受信する受信手段、
前記受信手段が前記通話希望情報を受信した場合に、通話希望通知を所定の期間、出力する出力手段、
として機能させるためのプログラム。
11 CPU
12 RAM
13 操作部
13a ダイヤルボタン群
13b 通話希望ボタン
13c 時間設定ボタン
13d メッセージボタン
13e 表示キャンセルボタン
13f 宛先追加ボタン
14 表示部
14a 表示パネル
14b 通話希望表示装置
15 記憶部
150 プログラム記憶部
151 メッセージテーブル
152 メッセージ送信履歴記憶部
153 電話番号情報リスト記憶部
16 送受話部
17 通信制御部
18 タイマー
19 バス
200 通信システム
300 通信システム
400 通信システム
500 通信システム
Claims (3)
- 相手先の通信相手装置と通信を行う通信装置であって、
前記通信相手装置に対して通知希望情報の送信後にあって、ユーザによる任意の取消指示があった際は、当該取消指示が通知終了時刻前での指示か否かを判別する判別手段と、
前記判別手段で前記通知終了時刻前での指示と判別された場合に、当該指示が前記通信相手装置への通知希望情報の送信後での取消指示であることを示す確認情報を表示する表示制御手段と、
前記表示制御手段による前記確認情報の表示中にあって前記取消指示が再度あった際は、前記通信相手装置で通知される前記通知希望情報の取消を指示する指示情報を送信する送信制御手段と、
を具備したことを特徴とする通信装置。 - 前記判別手段は、前記取消指示が、前記通知希望情報の送信後の所定時間経過後における時刻を前記通知終了時刻とした場合での当該通知終了時刻前での指示か否かを判別する、
ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。 - 相手先の通信相手装置と通信を行う通信装置のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
前記コンピュータを、
前記通信相手装置に対して通知希望情報の送信後にあって、ユーザによる任意の取消指示があった際は、当該取消指示が通知終了時刻前での指示か否かを判別する判別手段、
前記判別手段で前記通知終了時刻前での指示と判別された場合に、当該指示が前記通信相手装置への通知希望情報の送信後での取消指示であることを示す確認情報を表示する表示制御手段、
前記表示制御手段による前記確認情報の表示中にあって前記取消指示が再度あった際は、前記通信相手装置で通知される前記通知希望情報の取消を指示する指示情報を送信する送信制御手段、
として機能させるようにしたプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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