JP2006035529A - 印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 画像の向きが他とは異なる異方向画像が混在する場合であっても印刷後の記録用紙を綴じたものが読みやすいように異方向画像の向きを最適にすることができる印刷装置を提供する。
【解決手段】 ステップS12において、綴じ位置に矛盾があるかを確認し、矛盾がなければステップS14へ移り、矛盾がある場合はステップS13へ進んで矛盾の解決を行う。ステップS14では、現在の綴じ位置により異方向回転角を決定し、ステップS15に移って通常の印刷動作を行う。各綴じ位置に対する異方向回転角は予め決めておく。
【選択図】 図4

Description

本発明は、レーザービームプリンター、デジタル複写機、デジタル複合機などの印刷装置に関し、特に画像の向きが他とは異なる異方向画像が混在する印刷束を綴じた場合でも利用者にとって読みやすいように記録用紙の向きを設定することができる印刷装置に関する。
画像情報に基づいて記録用紙に画像を形成する装置には、画像形成後に排紙される用紙サイズを統一できるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照。)。この装置は、Z折り原稿の取り扱いが可能な自動原稿給送装置を備え、Z折り原稿と折り無し原稿との識別手段と、Z折り原稿の識別検知出力に基づき記録紙への画像形成時、特定の画像処理を実行する制御手段を有し、Z折り原稿を混載した原稿からの複写につき、かかる複写済みの記録紙につき、Z折りすることなしにサイズを統一することができるようにしている。
特開平05−119556号公報
しかし、上記従来技術では、記録用紙のサイズを統一する際に原稿画像を縮小する場合があるので画像が見にくくなってしまうという問題がある。また、記録用紙のサイズが統一されていても画像の方向が異なる場合(ポートレート、ランドスケープ混在の場合)には綴じたときに各ページの画像の向きが揃わず見にくくなる場合があった。
ポートレート、ランドスケープ混在の文書を印刷する場合、異方向画像が出現した際の回転角は、利用者の判断による設定や固定角度あるいはプリンタードライバーによる判断に依存することになるが、ステープル等の設定が加わるなど条件が複雑になった場合、必ずしも利用者に対して読みやすい(ページをめくりやすい)アウトプットとはならない場合があった。
そこで、本発明は、上述した実情を考慮してなされたもので、画像形成後に排出される複数の記録用紙中に、画像の向きが他とは異なる異方向画像が混在する場合であっても印刷後の記録用紙を綴じた用紙束が読みやすいように異方向画像の向きを最適にすることができる印刷装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために請求項1に記載の発明は、両面印刷機構、ステープル機構、パンチ機構、Z折り機構と、これらを制御する制御手段と、を備えた印刷装置において、制御手段は、ポートレート、ランドスケープ混在の原稿を印刷する際に本のような同サイズの用紙束として排紙される仕上がりを得るために、先頭ページに対して異方向、すなわち先頭ページがポートレートであればランドスケープ、先頭ページがランドスケープであればポートレートの画像、が出現した際に、異方向の画像を先頭ページの画像に対して右回り、または左回りに90°の関係になるように印刷する場合に、先頭ページに対して異方向の画像が出現した際の異方向画像の回転角を、両面印刷の綴じ位置(左/右/上/下)により決定する印刷装置を最も主要な特徴とする。
また、請求項2に記載の発明では、前記制御手段は、片面印刷の場合、ポートレート画像の用紙は左綴じと見なし、ランドスケープ画像の用紙は上綴じと見なす印刷装置を主要な特徴とする。
また、請求項3に記載の発明では、前記制御手段は、先頭のページがZ折りされる場合、Z折りされたランドスケープの用紙はポートレートの用紙と見なし、Z折りされたポートレートの用紙はランドスケープの用紙と見なす印刷装置を主要な特徴とする。
また、請求項4に記載の発明では、前記制御手段は、ステープル指定の場合、例えば左2箇所ステープルであれば左綴じ、上2箇所ステープルであれば上綴じというように、ステープル位置を綴じ位置と見なす印刷装置を主要な特徴とする。
また、請求項5に記載の発明では、前記制御手段は、パンチ指定の場合、例えば左2箇所パンチであれば左綴じ、上2箇所パンチであれば上綴じというように、パンチ位置を綴じ位置と見なす印刷装置を主要な特徴とする。
また、請求項6に記載の発明では、前記制御手段は、両面、ステープル、パンチ、Z折りなどの複数の機能が指定された際、綴じ位置に矛盾が生じた場合には、優先順位に従って前記各機能を解除または綴じ位置の変更を行うことを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明では、前記制御手段は、両面、ステープル、パンチ、Z折りなどの複数の機能が指定された際、綴じ位置に矛盾が生じた場合には、印刷を停止し利用者に対して問い合わせを行うことを特徴とする。
また、請求項8に記載の発明では、前記制御手段は、自動で決定された異方向画像の回転角を利用者の指定により逆転することが可能となる印刷装置を主要な特徴とする。
本発明によれば、画像形成装置から複数の記録用紙を連続して排出する場合に、先頭ページに対して後続の記録用紙の画像が異方向である場合の異方向画像の回転角を、両面印刷の綴じ位置(左/右/上/下)により決定することにより、画像の向きが他とは異なる異方向画像が混在する場合であっても印刷後の記録用紙を綴じたものが読みやすいように異方向画像の向きを最適にすることができる。これにより、利用者にとって読みやすい印刷物を提供することができる。
また、片面印刷の場合、ポートレート画像の用紙は左綴じと見なし、ランドスケープ画像の用紙は上綴じと見なすようにした場合には、与えられた条件ごとに綴じ位置という条件に変換することにより、利用者にとって読みやすい印刷物を提供できると共に、実装上の構成を簡易にすることができる。
また、先頭のページがZ折りされる場合、Z折りされたランドスケープの用紙はポートレートの用紙と見なし、Z折りされたポートレートの用紙はランドスケープの用紙と見なすようにした場合には、与えられた条件ごとに綴じ位置という条件に変換することにより、利用者にとって読みやすい印刷物を提供できると共に、実装上の構成を簡易にすることができる。
また、ステープル指定の場合、例えば左2箇所ステープルであれば左綴じ、上2箇所ステープルであれば上綴じというように、ステープル位置を綴じ位置と見なすようにした場合には、与えられた条件ごとに綴じ位置という条件に変換することにより、利用者にとって読みやすい印刷物を提供できると共に、実装上の構成を簡易にすることができる。
また、パンチ指定の場合、例えば左2箇所パンチであれば左綴じ、上2箇所パンチであれば上綴じというように、パンチ位置を綴じ位置と見なすようにした場合には、与えられた条件ごとに綴じ位置という条件に変換することにより、利用者にとって読みやすい印刷物を提供できると共に、実装上の構成を簡易にすることができる。
また、両面、ステープル、パンチ、Z折りなどの複数の機能が指定された場合、綴じ位置に矛盾があった場合には、優先順位に従って機能を解除または綴じ位置の変更を行い、綴じ位置の矛盾を解決するようにした場合には、印刷を停止して生産性を落とすことなく、利用者にとって最適な印刷物を提供することができる。
また、両面、ステープル、パンチ、Z折りなどの複数の機能が指定されたときに、綴じ位置に矛盾があったときに印刷を停止し利用者に対して問い合わせを行うようにした場合には、印刷を停止することにより、利用者の意図しない印刷が行われる事を防ぎ、破棄する用紙をなくすことができる。
また、自動で決定された異方向画像の回転角を利用者の指定により逆転することが可能となるようにした場合には、様々な利用者の要求(志向)に応えることが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。ここでは、両面印刷機構、ステープル機構、パンチ機構、Z折り機構と、これらを制御する制御手段(CPU、ROM、RAM等)を備えた印刷装置において、ポートレート、ランドスケープ混在の原稿を印刷する際に本のような同サイズの用紙束として排紙される仕上がりを得るために、先頭ページに対して異方向、すなわち先頭ページがポートレートであればランドスケープ、先頭ページがランドスケープであればポートレートの画像、が出現した際に、異方向の画像は先頭ページの画像に対して右回り、または左回りに90°の関係になるように印刷することができる印刷装置について説明する。
なお、以降の説明では「先頭ページに対して」の文言は省略する。また、右(時計回り)へ90°回転を90°と定義することとし、左(反時計回り)へ90°回転は270°回転と表現する。また、各実施例において実施例1と同様の部分についてはその説明を省略する。また、以下の各実施例の説明においは、各部を制御する制御手段についての言及は省略する。
(実施例1)
図1のようなポートレート画像が印刷された記録用紙(ポートレート)1、ランドスケープ画像が印刷された記録用紙(ランドスケープ)2が混在された文書を印刷する場合、そのままの向きで印刷し排紙してしまうと、ページ毎に用紙向きが異なり、そのまま綴じた場合には利用者にとって甚だ読みにくい(持ちにくく、ページをめくりにくい)用紙束となってしまう。このため、画像の向きが他とは異なる異方向の画像が現れた場合には、用紙が同じ向きに揃えられるように、コマンドからメモリー画像への展開時、またはメモリー画像から用紙への転写時に先行する頁の画像と異方向の画像を回転する必要がある。
これを図2、図3で説明すると、図2の異方向回転角は90°、図3の異方向回転角は270°と表現される。この異方向回転角は両面印刷の綴じ位置を用いて決定する。具体的には表1の通りとする。
(表1 綴じ位置と回転角の関係)
Figure 2006035529
PC等のコンピュータからデータを受信した印刷装置は、画像展開部によって印刷データを画像メモリー上に展開する。PCから受信されるデータは印刷に用いられる画像データと、給紙トレイの指定等、制御用に用いる制御コマンドに2種類に大別されるが、両面綴じ位置は制御コマンドの1つとして印刷装置に与えられる。
印刷装置は1ページ目と異なる向きの画像が後続の画像中に出現した際、記憶してある両面綴じ位置を元に1ページ目の画像に対する回転角をルックアップテーブルより決定し、異方向回転角を決定する。異方向回転角の適応は、画像メモリーへの画像展開時に異方向回転角を考慮した展開を行っても構わないし、画像メモリーから用紙に転写するプロセスの中で行っても構わない。
上述の動作を行う際の片面印刷の場合について説明すると、片面印刷の場合には、両面綴じ方向は本来必要がないため、制御コマンドとしては受信しない可能性がある。また受信したとしても単純にドライバーのデフォルト設定が送られているだけの場合もあり、必ずしも利用者に読みやすいアウトプットとはならないという問題がある。そのため、片面印刷の場合は綴じ位置を画像情報から新たに生成し、その綴じ位置に従って異方向回転角を決定する。
ところで、図4は実施例1の動作の一例を示すフローチャートである。このフローチャートは後述する実施例2〜6の動作を示すフローチャートでもある。このフローチャートについて説明すると、ステップS1でデータを受信し、ステップS2で画像を展開し、ステップS3へ進んで両面印刷かどうかをチェックし、両面印刷の場合は後述するステップS12へ移り、両面印刷でない場合はステップS4へ進む。ステップS4では、先頭ページの画像向きにより綴じ位置を決定し、ステップS5へ移る。ステップS5ではZ折り指定かどうかを確認し、Z折り指定でなければ後述のステップS12へ進む。Z折り指定であれば、ステップS6へ進んで先頭ページが折られるかをチェックし、先頭頁を折る場合にはステップS7で綴じ位置を逆転する。
そして、ステップS8では、ステープル指定なのかどうかをチェックし、ステープル指定でなければステップS12へ進み、ステープル指定であれば、ステップS9に移ってステープル位置により綴じ位置を上書きする。ステップS10では、パンチ指定なのかどうかを確認し、パンチ指定でない場合はステップS12へ進み、パンチ指定の場合は、ステップS11でパンチ位置により綴じ位置を上書きし、ステップS12へ進む。
ステップS12では、綴じ位置に矛盾があるかを確認し、矛盾がなければステップS14へ移り、矛盾がある場合はステップS13へ進んで矛盾の解決を行い、ステップS14へ進んで現在の綴じ位置により異方向回転角を決定し、ステップS15に移って通常の印刷動作を行い、その後、終了する。なお、このフローでは後述する実施例6の矛盾解決をすべて条件による綴じ位置を決定してから行っているが、逐次的に解決する方法も考えられる。
以上説明したように、実施例1の印刷装置では、先頭ページに対して異方向の画像が出現した際の異方向画像の回転角を、両面印刷の綴じ位置(左/右/上/下)により決定するようにしたので、画像の向きが他とは異なる異方向画像が混在する場合であっても印刷後の記録用紙を綴じたものが読みやすいように異方向画像の向きを最適にすることができる。これにより、利用者にとって読みやすい印刷物を提供することができる。
(実施例2)
PC等のコンピュータからデータを受信した印刷装置は、画像展開部によって印刷データを画像メモリー上に展開する。この時片面印刷の場合には、1ページ目の画像向きを判別し、表2で示すルックアップテーブルから綴じ位置を決定してメモリーに記憶する。
(表2 片面印刷の場合の綴じ位置の生成ルール)
Figure 2006035529
1ページ目の画像向きの判断方法に関しては問わないが、画像展開部(インタープリタ)がメモリー画像上での画像の上側を通知し、メモリー画像の縦横のサイズにより判断する場合や、画像展開部から直接ポートレート/ランドスケープの通知を受ける場合等が考えられる。1ページ目と異なる向きの画像が出現した際、記憶してある綴じ位置を元に1ページ目の画像に対する回転角を表1で示すルックアップテーブルより決定し、異方向回転角を決定する。
したがって、実施例2の印刷装置では、片面印刷の場合、ポートレート画像の用紙は左綴じと見なし、ランドスケープ画像の用紙は上綴じと見なすようにしたので、与えられた条件ごとに綴じ位置という条件に変換することにより、利用者にとって読みやすい印刷物を提供できると共に、実装上の構成を簡易にすることができる。
(実施例3)
引き続き片面印刷の場合を検討する。前述の通り、片面印刷の場合には綴じ位置が未定のため、1ページ目の画像によって綴じ位置を決定する訳であるが、1ページ目が図5のようなZ折りがされる場合、利用者にとって読みにくい結果となってしまうという問題がある。1ページ目がZ折りされる場合には、そのページは実際の用紙の半分のサイズとなることから、例えばポートレート画像が印刷されたZ折り紙はランドスケープ、Z折りされたランドスケープ画像はポートレートと見なして実施例2の動作を行う。
PC等のコンピュータからデータを受信した印刷装置は、画像展開部によって印刷データを画像メモリー上に展開する。この時片面印刷の場合には、1ページ目の画像向きを判別し、表2で示すルックアップテーブルから綴じ位置を決定してメモリーに記憶する。1ページ目の画像向きの判断は、実施例2で説明した通りであるが、1ページ目がZ折りされる場合にはポートレートはランドスケープに、ランドスケープはポートレートに置き換えてルックアップテーブルの参照を行う。
1ページ目と異なる向きの画像が出現した際、記憶してある綴じ位置を元に1ページ目の画像に対する回転角を表1で示すルックアップテーブルより決定し、異方向回転角を決定する。なお、実施例で示す印刷装置で用いているZ折り装置は図6のように搬送方向先端をZ折りするようになっている。また、同時に装着されるステープル、パンチ可能なフィニッシャー(Z折り装置と一体型でも可)は、図7、図8に示すように搬送方向の後端にのみステープル、パンチが可能な装置である。
また、説明のためにZ折り可能な用紙サイズはA4、B4、A3の3種類とし、SEF(Short Edge Feed:用紙短辺が搬送方向先端になる方向、用紙長辺が先端に搬送される場合はLEFと呼ぶ)の用紙のみZ折り可能とする。フィニッシャーに関してはSEF、LEFどちらでもステープル、パンチ可能であるが、A4サイズのLEF幅以上の幅の用紙は通紙不可能とする(結果B4、A3サイズの用紙はSEFのみ通紙可)。前記のZ折り装置を装着した印刷装置において、図9のように、転写される画像向きに対して下側が折られる折り方を「下折り」、図10のように、画像向きに対して右側が折られる折り方を「右折り」と定義する。それぞれの逆側を折る場合には、同様に「上折り」「左折り」と定義できる。Z折りの印刷では、折り位置は利用者からの1ページ目の画像向きに対しての折り位置として指定される。
以上の前提を元に、例えば右折りであれば、1ページ目の画像の右端が搬送方向先端になるように画像を回転して用紙の選択を行う。その用紙がZ折り可能(Z折り可能なサイズかつSEFの用紙)であれば折り、Z折り可能でなければ折らずに印刷を行う。2ページ目以降は1ページ目と同じ幅になるように用紙の選択を行う。このような動作によりA4、A3混在原稿などを同一サイズの用紙束として出力している。1ページ目がZ折りされるか否かの判断方法については、折りの指定位置を先端になるように用紙を選択した場合、その用紙がSEFかつ、折り可能サイズか否かで判断を行うことができる。
したがって、実施例3の印刷装置では、先頭のページがZ折りされる場合、Z折りされたランドスケープの用紙はポートレートの用紙と見なし、Z折りされたポートレートの用紙はランドスケープの用紙と見なすようにしたので、与えられた条件ごとに綴じ位置という条件に変換することにより、利用者にとって読みやすい印刷物を提供できると共に、実装上の構成を簡易にすることができる。
(実施例4)
PC等のコンピュータからデータを受信した印刷装置は、画像展開部によって印刷データを画像メモリー上に展開する。この時片面印刷の場合には、1ページ目の画像向きを判別し、表2で示すルックアップテーブルから綴じ位置を決定してメモリーに記憶する。ただし、ステープルの指定があった場合には、表3で示すルックアップテーブルから綴じ位置を決定する。
(表3 ステープル位置と、綴じ位置の関係)
Figure 2006035529
1ページ目と異なる向きの画像が出現した際、記憶してある綴じ位置を元に1ページ目の画像に対する回転角を表1で示すルックアップテーブルより決定し、異方向回転角を決定する。ここで表3中の(注1)は左上(斜め)と同じでも構わない。また(注2)は右上(斜め)と同じでも構わない。利用者によりどちらが読みやすいかは判断が難しいと思われるため、設定などで切り替えられるようにすることも考えられる。
したがって、実施例4の印刷装置では、ステープル指定の場合、例えば左2箇所ステープルであれば左綴じ、上2箇所ステープルであれば上綴じというように、ステープル位置を綴じ位置と見なすようにしたので、与えられた条件ごとに綴じ位置という条件に変換することにより、利用者にとって読みやすい印刷物を提供できると共に、実装上の構成を簡易にすることができる。
(実施例5)
PC等のコンピュータからデータを受信した印刷装置は、画像展開部によって印刷データを画像メモリー上に展開する。この時片面印刷の場合には、1ページ目の画像向きを判別し、表2で示すルックアップテーブルから綴じ位置を決定してメモリーに記憶する。ただし、パンチの指定があった場合には、表4で示すルックアップテーブルから綴じ位置を決定する。
(表4 パンチ位置と、綴じ位置の関係)
nは2以上の整数
Figure 2006035529
1ページ目と異なる向きの画像が出現した際、記憶してある綴じ位置を元に1ページ目の画像に対する回転角を表1で示すルックアップテーブルより決定し、異方向回転角を決定する。
したがって、実施例5の印刷装置では、パンチ指定の場合、例えば左2箇所パンチであれば左綴じ、上2箇所パンチであれば上綴じというように、パンチ位置を綴じ位置と見なすようにしたので、与えられた条件ごとに綴じ位置という条件に変換することにより、利用者にとって読みやすい印刷物を提供できると共に、実装上の構成を簡易にすることができる。
(実施例6)
実施例1〜5の構成、動作をすべて適用した装置を考えた場合、矛盾した指定または意味をなさない指定が存在するという課題がある。例えば左2箇所ステープルかつ右2箇所パンチは明らかに矛盾し、利用者にとって意味の成さない指定であることは自明である。この場合に、機能ごとに優先順位を設け、順に機能を解除、または指定の変更を行う。例えば両面>ステープル>パンチ>Z折りの順で優先順位が高いと設定し、両面上綴じ、左2箇所ステープルの指定があったとすると、両面の上綴じが強いため、ステープルは解除を行うか、両面の綴じ位置に合わせて上2箇所ステープルに変更することとなる。この優先順位と解除/指定の変更は組み合わせ的に無数に存在するが、利用者が何を重要視しているか、解除された機能は後から手作業で実施可能か、等の要件が考慮されて決定されるのが望ましい。
したがって、実施例6の印刷装置では、両面、ステープル、パンチ、Z折りなどの複数の機能が指定された場合、綴じ位置に矛盾があった場合には、優先順位に従って機能を解除または綴じ位置の変更を行い、綴じ位置の矛盾を解決するので、印刷を停止して生産性を落とすことなく、利用者にとって最適な印刷物を提供することができる。
(実施例7)
この例の印刷装置では、実施例6で述べた矛盾が発生した場合、動作を中断し、パネル等に表示を行い、機能の指定の矛盾を利用者に対して伝え、パネル等から印刷の中止、もしくは機能の指定の変更を促す。機能の変更があった場合には、綴じ位置を再度決定しなおし、矛盾があれば更に同様の警告を行い、矛盾が解消されていれば印刷を開始する。自動で矛盾の解消を行うことを指示するボタン等を設けた場合、その指示があった場合には実施例6の動作が行われる。
したがって、実施例7の印刷装置では、両面、ステープル、パンチ、Z折りなどの複数の機能が指定された場合、綴じ位置に矛盾があった場合には、印刷を停止し利用者に対して問い合わせを行うので、印刷を停止することにより、利用者の意図しない印刷が行われる事を防ぎ、破棄する用紙をなくすことができる。
(実施例8)
この例の印刷装置では、自動で決定された異方向回転角が利用者の志向に合わない場合、パネル等からの設定、もしくはドライバー等からの指定により、異方向回転角を逆転(90°の場合には270°、270°に決定された場合には90°)に変更して印刷を行う。
したがって、実施例8の印刷装置では、自動で決定された異方向画像の回転角を利用者の指定により逆転することが可能となるようにしたので、様々な利用者の要求(志向)に応えることができる。
ポートレート画像とランドスケープ画像の例を示す平面図である。 1ページ目がポートレート画像で2ページ目がランドスケープ画像の場合を示す平面図である。 1ページ目がランドスケープ画像で2ページ目がポートレート画像の場合を示す図である。 実施例1〜6の動作を示すフローチャートである。 Z折りを説明する斜視図及び平面図である。 Z折りする方向を説明する側面図である。 ステープルの位置を示す平面図である。 パンチ位置を示す平面図である。 下折りを説明する平面図及び斜視図である。 右折りを説明する平面図及び斜視図である。
符号の説明
1 ポートレート画像、2 ランドスケープ画像

Claims (8)

  1. 両面印刷機構、ステープル機構、パンチ機構、Z折り機構を備え、これらを制御する制御手段を備えた印刷装置において、
    前記制御手段は、ポートレート、ランドスケープ混在の原稿を印刷する際に同サイズの用紙束として排紙される仕上がりを得るために、先頭ページに対して異方向の画像が出現した際に、異方向の画像を先頭ページの画像に対して右回り、または左回りに90°の関係になるように印刷する場合に、
    先頭ページに対して異方向の画像が出現した際の異方向画像の回転角を、両面印刷の綴じ位置(左/右/上/下)により決定することを特徴とする印刷装置。
  2. 前記制御手段は、片面印刷の場合、ポートレート画像の用紙は左綴じと見なし、ランドスケープ画像の用紙は上綴じと見なすことを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  3. 前記制御手段は、先頭のページがZ折りされる場合、Z折りされたランドスケープの用紙はポートレートの用紙と見なし、Z折りされたポートレートの用紙はランドスケープの用紙と見なすことを特徴とする請求項2記載の印刷装置。
  4. 前記制御手段は、ステープル指定の場合、ステープル位置を綴じ位置と見なすことを特徴とする請求項2記載の印刷装置。
  5. 前記制御手段は、パンチ指定の場合、パンチ位置を綴じ位置と見なすことを特徴とする請求項2記載の印刷装置。
  6. 前記制御手段は、両面、ステープル、パンチ、Z折りなどの複数の機能が指定された際、綴じ位置に矛盾が生じた場合には、優先順位に従って前記各機能を解除または綴じ位置の変更を行うことを特徴とする請求項2記載の印刷装置。
  7. 前記制御手段は、両面、ステープル、パンチ、Z折りなどの複数の機能が指定された際、綴じ位置に矛盾が生じた場合には、印刷を停止し利用者に対して問い合わせを行うことを特徴とする請求項2記載の印刷装置。
  8. 前記制御手段は、自動で決定された異方向画像の回転角を利用者の指定により逆転することが可能となるように制御することを特徴とする請求項2記載の印刷装置。
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