JP2004066567A - 印刷条件指定装置及び方法 - Google Patents

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JP2004066567A JP2002227003A JP2002227003A JP2004066567A JP 2004066567 A JP2004066567 A JP 2004066567A JP 2002227003 A JP2002227003 A JP 2002227003A JP 2002227003 A JP2002227003 A JP 2002227003A JP 2004066567 A JP2004066567 A JP 2004066567A
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Kiyoshi Nakamura
中村 潔
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Abstract

【課題】縦原稿において、用紙のセット方向や印刷装置の機構に左右されず、適切な印字ができる印刷条件指定装置と方法の提供を課題とする。
【解決手段】印刷装置20を具備する印刷システムの印刷条件指定装置10において、縦原稿の描画方向を180°回転させる印刷条件指定手段12と、その印刷条件指定手段12からの回転指定に基づき、180°回転した描画イメージと、その出来上がりイメージを表示する表示手段36を備える。そして、その表示手段36に表示される出来上がりイメージを確認しながら、原稿の縦横指定、両面印刷指定、横原稿の描画方向180°回転指定、縦原稿の描画方向180°回転指定、給紙トレイへの用紙セット方向指定の各指定を行う。
【選択図】   図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷装置を具備する印刷システムの印刷条件指定装置とその方法に関し、詳しくは、縦原稿の孔空き用紙や縦型の封筒用紙などに文字等を印刷する際、表裏逆に印刷されたり、上下逆さまに印刷されることがないようにできる印刷条件指定装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
プリンター等の印刷装置によって印刷を行う場合、通常、パーソナルコンピューター(以下、「PC」という)等には、その印刷装置に対応したプリンタードライバーソフトウェアが組み込まれ、そのプリンタードライバーソフトウェアに各種印刷条件を指定してから印刷を実行するようになっている。各種印刷条件とは、用紙の印刷方向(縦原稿か、横原稿かの区別)、両面印刷、縦原稿と横原稿が混在している場合の横原稿180°回転、Nアップ印刷等であり、ユーザーは、PCのディスプレイ上に表示される設定画面(以下、「ダイアログ」という)によって、これら各種印刷条件の指定を行うようになっている。
【0003】
なお、ここで言う縦原稿とは上下辺が短く左右辺が長い原稿のことであり、横原稿とは上下辺が長く左右辺が短い原稿のことである。また、縦原稿と横原稿が混在しているときの横原稿180°回転機能とは、特開平11−149362号公報にも記載されているように、縦原稿と横原稿が混在した文書を左上角部等で綴じる際に、横原稿を見やすくするためのものであって、縦原稿の描画方向に対する横原稿の描画方向の角度を決定する機能である。また、Nアップ印刷とは、2ページ、4ページ、8ページ分の文書を1枚に纏めて印刷する機能である。
【0004】
一方、印刷装置にあっては、用紙を給紙トレイにセットする際、そのセット方向等が決められていることが多い。これは、用紙の種類によっては、特定の向き以外にセットすると、印刷装置内で紙詰まり(以下、「ジャム」という)などが発生して、走行不良となるものが存在するからである。その一例としては、図9、図10で示す封筒用紙50、60が挙げられる。
【0005】
封筒用紙50、60には、開口を封止するための舌部52、62が設けられており、この舌部52、62が搬送時に噛み込まれてジャムが起きやすいため、封筒用紙50、60は、図11で示すように、その底部54、64側から搬送されるようになっている。このように、用紙種類によっては、給紙トレイにセットする用紙向きが、常に一定の向き(底部54、64側から搬送される向き)でなければならないものが存在する。
【0006】
しかしながら、このような封筒用紙50、60に宛名(郵便番号、住所、氏名)等を印刷する際、用紙セット方向が一定であることから(給紙トレイ22にセットする封筒用紙50、60の向きが変えられないことから)、印刷装置によっては、図11で示す縦型の封筒用紙50のように、印刷された宛名等の向きが所望とするものとは、上下180°異なったものに(上下逆さまに)印刷されてしまう問題があった。
【0007】
すなわち、プリンタードライバーソフトウェア14(説明の便宜上、図11では模式的に示す)から送られる印刷データに基づき、露光装置26が感光体ドラム28上に潜像を形成するが、この潜像の向きが縦方向(搬送方向と平行な方向)の場合、その向きを180°変えられないため、宛名等が上下逆さまに印刷されてしまうことがあった。なお、図10で示す横型の封筒用紙60の場合には、潜像の向きが横方向(搬送方向と直交する方向)になるため、上記した横原稿180°回転機能を使用することにより、正しい向きになるように適宜修正して印刷することが可能である。
【0008】
このように、縦型の封筒用紙50の場合には、所望とする向きに印刷されないことが多かったため、従来では、縦型の封筒用紙が給紙されることを給紙トレイのガイド幅の設定等により検知した場合には、縦型の封筒用紙としての一般的な用途(郵便番号の位置等)及び給紙トレイにセットする用紙向きの制限を配慮した上で、180°回転して印刷する機能を備えた印刷装置が開発された。
【0009】
しかしながら、このような印刷機能を備えた特定の印刷装置であっても、縦型の封筒用紙という1種類の用紙に対してのみ、180°回転可能なだけであるため、それ以外の用紙種類あるいは用紙サイズに対しては、依然として一定の向きでしか印刷できないことに何ら変わりはない。つまり、縦型の封筒用紙以外、印刷内容(文書や画像、以下同じ)の向きが所望とは180°異なった向きに印刷されてしまう問題が未だに残っている。
【0010】
例えば、用紙の左右あるいは上下非対称な位置に特殊な加工が施された用紙種類に対して、片面印刷と両面印刷とを切り替えて印刷指示する場合においても同様な問題がある。すなわち、図12で示すように、孔空き用紙40を印刷装置20の給紙トレイ22にセットする際には、印刷装置20内でジャムが発生しないように、孔42の位置を常に一定(図示のものは右側)にしてセットしなければならない。そのため、片面印刷のときには問題がなくても、両面印刷のときには、偶数ページから逆流印刷するので、例えば左綴じしたい場合に、左側に孔42が来るページが偶数ページ、右側に孔42が来るページが奇数ページの右綴じになってしまうことがある。
【0011】
このような問題は、印刷装置の機構に依存しており、全く発生しない印刷装置が存在する一方、必ず発生する印刷装置も存在する。印刷内容が横原稿の場合であれば、従来から備えられている横原稿180°回転機能により、その問題を回避することが可能であるが、印刷内容が縦原稿の場合には、縦原稿に対する180°回転機能はこれまで存在していないため、上記したような孔空き用紙40を両面印刷するときの問題等を回避する手段がなかった(給紙トレイ22への用紙セット方向を直せばジャムが起きる)。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明は、縦原稿において、用紙のセット方向や印刷装置の機構に左右されず、適切な印字ができる印刷条件指定装置及び方法を得ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明に係る請求項1に記載の印刷条件指定装置は、印刷装置を具備する印刷システムの印刷条件指定装置において、縦原稿の描画方向を180°回転させる印刷条件指定手段を備えたことを特徴としている。
【0014】
これによれば、縦原稿の描画方向を180°回転させることが可能となるので、従来生じていた縦型封筒用紙や孔空き用紙に対する印刷の向きの不具合が解消される。つまり、縦原稿の場合であっても、所望とする向きでの印刷が可能となるため、従来のように印刷内容の描画方向が所望のものとは180°異なってしまうという問題を解決することができる。
【0015】
また、請求項2に記載の印刷条件指定装置は、請求項1の印刷条件指定装置において、前記印刷条件指定手段からの回転指定に基づき、180°回転した描画イメージと、その出来上がりイメージを表示する表示手段を備えたことを特徴としている。
【0016】
これによれば、印刷する前に、出来上がり状態の印刷内容を確認することができる。したがって、ミスプリントの発生を抑制することができ、結果的に経費の節減ができる。
【0017】
また、請求項3に記載の印刷条件指定装置は、請求項2に記載の印刷条件指定装置において、前記出来上がりイメージは、原稿の縦横指定、両面印刷指定、横原稿の回転指定、縦原稿の回転指定、給紙トレイへの用紙セット方向指定に基づいて表示されることを特徴としている。
【0018】
これによれば、印刷する前に、原稿の縦横の向きや用紙のセット方向等に対応した出来上がり状態の印刷内容を確認することができるので、最適な印刷状態を的確に選択できる。
【0019】
また、請求項4に記載の印刷条件指定装置は、請求項3に記載の印刷条件指定装置において、前記印刷装置へ入力された前記給紙トレイへの用紙セット方向の情報を自動的に取得することを特徴としている。
【0020】
これによれば、給紙トレイに用紙をセットする際、そのセット方向を印刷装置に入力しておけば、わざわざユーザーが印刷装置の給紙トレイを開けて用紙セット方向を確認する必要がなくなる。
【0021】
また、請求項5に記載の印刷条件指定装置は、請求項3に記載の印刷条件指定装置において、前記印刷装置が検知した前記給紙トレイへの用紙セット方向の情報を自動的に取得することを特徴としている。
【0022】
これによれば、印刷装置が用紙セット方向を検出する機能を持っているので、ユーザーが印刷装置に給紙トレイへの用紙セット方向を入力する手間もなくなる。
【0023】
また、請求項6に記載の印刷条件指定装置は、請求項3乃至5の何れかに記載の印刷条件指定装置において、前記給紙トレイへの用紙セット方向の指定に基づき、横原稿又は縦原稿の回転指定が自動的に切り替えられることを特徴としている。
【0024】
これによれば、給紙トレイへの用紙セット方向が決まれば、好適な横原稿又は縦原稿の回転指定が自動的に選択されるので、ユーザーがいちいち設定する手間が省ける。
【0025】
更に、請求項7に記載の印刷条件指定方法は、印刷装置を具備する印刷システムの印刷条件指定方法において、原稿の縦横指定、両面印刷指定、横原稿の描画方向180°回転指定、縦原稿の描画方向180°回転指定、給紙トレイへの用紙セット方向指定に基づいて表示される出来上がりイメージを確認しながら、前記各指定を行うことを特徴としている。
【0026】
これによれば、実際に印刷する前に、最適な印刷状態を的確に選択することが可能となるので、ミスプリントの発生を抑制することができ、結果的に経費の節減をすることができる。しかも、縦原稿の描画方向を180°回転可能としたことにより、従来生じていた縦型封筒用紙や孔空き用紙に対する印刷の向きの不具合を解消することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に示す実施例を基に詳細に説明する。図1は、印刷システムの構成を示す説明図であり、図2は印刷装置としてのプリンターを示す概略斜視図である。なお、印刷条件指定装置10(例えば、PC)は、プリンター等で構成される印刷装置20と接続されており、印刷装置20の給紙トレイ22にセットする用紙としては、孔空き用紙40を例にとって説明する。
【0028】
印刷条件指定装置(PC)10には、ウインドウシステム15又はウインドウアプリケーション16と共にプリンタードライバーソフトウェア14が組み込まれ、用紙の印刷方向(原稿の縦横の向き)、両面印刷、Nアップ印刷等の印刷条件を指定する印刷条件指定部12が、PC上で操作されるソフトウェアとして実現されている。すなわち、この印刷条件指定部12は、各種印刷条件を指定するためのダイアログ30(図3参照)として、ディスプレイ等の表示部18に表示されるようになっている。そして、この印刷条件指定部12による指定結果を含む印刷データが、プリンタードライバーソフトウェア14によって印刷装置20に伝達されるようになっている。
【0029】
ダイアログ30は、ユーザーがキーボードやマウス等の入力装置により、各種印刷条件を簡単に指定できるようになっており、図3で示すものは、印刷条件指定部12のうち、原稿の縦横の向き(用紙の印刷方向)を指定する指定ボタン31と、印刷を片面/両面印刷に指定する指定ボタン32と、横原稿の描画方向回転を指定する指定ボタン33と、縦原稿の描画方向回転を指定する指定ボタン34と、給紙トレイ22での孔空き用紙40の孔42の位置(図2参照)を指定する指定ボタン35が設けられている。
【0030】
そして更に、このダイアログ30には、出来上がりイメージのビットマップ画像を表示する表示窓36が設けられている。出来上がりイメージとは、孔空き用紙40に描画イメージ(文書や画像)を印刷したときの状態を示すものであり、用紙サイズと孔42の位置に対する描画イメージの向きの組み合わせは予め全て用意されている。したがって、印刷条件指定部12の各指定ボタンにより各種条件が指定されると、その指定結果に基づいて出来上がりイメージが適宜自動的に選択され、表示窓36に表示される。
【0031】
このような表示窓36が設けられていると、実際に孔空き用紙40に印刷する前に、各種設定変更に対応した出来上がり状態の印刷内容(出来上がりイメージ)を素早く確認することができる。したがって、最適な印刷状態を的確に選択できるとともに、ミスプリントの発生を抑制することができ、結果的に経費の節減を図ることができる。その他、このダイアログ30には、各指定ボタンにより指定した条件を決定するOKボタン37と、それらの指定を取り消すキャンセルボタン38等が設けられている。
【0032】
ここで更に、各指定ボタンについて詳述する。指定ボタン31は、原稿の向きが縦か横か、即ち縦原稿か横原稿かを指定するもので、その選択肢には「縦」と「横」がある。図3では「縦」が指定され、縦原稿であることが設定されている。指定ボタン32は片面印刷か両面印刷かを指定するもので、その選択肢には両面印刷を「しない」と、両面印刷をする際の「長辺綴じ」と「短辺綴じ」がある。図3では「しない」が指定され、片面印刷であることが設定されている。
【0033】
また、指定ボタン33は、縦原稿と横原稿が混在している(又はしていなくてもよいが)場合に、横原稿のみを180°回転させる指定をするもので、その選択肢には「する」と「しない」がある。図3では「しない」が指定され、回転させないことが設定されている。指定ボタン34は、同じく縦原稿と横原稿が混在している(又はしていなくてもよいが)場合に、縦原稿のみを180°回転させる指定をするもので、その選択肢には「する」と「しない」がある。図3では「しない」が指定され、回転させないことが設定されている。
【0034】
このように、縦原稿の印刷内容(描画イメージ)を180°回転させられるようにすると、孔空き用紙40に対する両面印刷において、給紙トレイ22にセットされたときの孔42の位置に拘わらず、所望とする印刷(例えば、左綴じ用印刷)を簡単に実現することができる。そして、縦型の封筒用紙50の場合でも、宛名等を正しい向きに印刷することが可能となる。
【0035】
また、指定ボタン35は、図2で示すように、印刷装置20の給紙トレイ22に孔空き用紙40をセットした際、その孔42の位置が、印刷装置20に向かって、どの位置にあるかを指定するもので、その選択肢には「上」、「下」、「左」、「右」がある。図2で示すものは右側に孔42の位置があるので、図3では「右」と指定されている。この指定ボタン35による上、下、左、右の指定は、ユーザーが給紙トレイ22を実際に開けて見て指定してもよいが、次のように構成するのが好ましい。
【0036】
すなわち、プリンタードライバーソフトウェア14が印刷装置20の図示しないメモリーにアクセスすることにより、給紙トレイ22にセットされた孔空き用紙40の孔42の位置情報を取得し、自動的に指定するように構成するのが好ましい。これによれば、ユーザーは、印刷装置20のメモリーに孔空き用紙40の孔42の位置情報を操作パネル24等によって1度入力すれば、その後はいちいち給紙トレイ22を開けて確認する必要がなくなるので、その労力が軽減される。
【0037】
また、この場合、印刷装置20の給紙トレイ22近傍に図示しないセンサーを配設し、そのセンサーで孔42の位置を検知させて、自動的にその孔42の位置情報を印刷装置20のメモリーに記憶させるように構成してもよく、その方が、ユーザーは用紙を給紙トレイにセットするだけで済むので、より一層労力が軽減される。
【0038】
また、給紙トレイ22への用紙セットによって孔42の位置が指定された際に、横原稿又は縦原稿を回転させる指定も自動的に行われるように構成するのが好ましい。すなわち、例えば縦原稿の場合、左綴じとなるような印刷を標準として設定し、孔42の位置の変更に応じて、縦原稿の回転が「する」又は「しない」に自動的に変更されるように構成する。これによれば、ユーザーは、例えば左綴じ(標準設定)のときには、いちいち孔42の位置に合わせて横原稿又は縦原稿の回転指定を変更しなくてもよくなるので、その労力が軽減される。
【0039】
以上、何れにしても各指定ボタンにより、適宜印刷条件を簡単に指定することができ、かつ、表示窓36には、その指定された各印刷条件に基づいた出来上がりイメージ(孔空き用紙40と、それに印刷された描画イメージ)を表示させることができるので、実際に用紙に印刷する前に、その印刷状態を素早く確認することができる。そこで、次に、その各印刷条件によって、表示窓36に表示される出来上がりイメージがどのように変化するかを図4乃至図7で示す例を基に説明する。
【0040】
図4では、図3のダイアログ30において、指定ボタン32により、両面印刷を「しない」(片面印刷)に固定し、指定ボタン35により、給紙トレイ22での孔42の位置を「右」に固定した(実際には自動的に指定される)場合の原稿の向きと、横原稿の描画方向回転と、縦原稿の描画方向回転の設定をそれぞれ変更した際の出来上がりイメージを示している。
【0041】
この図4で示すように、例えば指定ボタン31により、原稿の向きを「縦」とし、指定ボタン33により、横原稿の描画方向回転を「しない」とした場合において、指定ボタン34により、縦原稿の描画方向回転を「しない」としたときには、1ページ目(奇数ページ)が、孔42の位置が左側に来る印刷となり、左綴じが可能となる印刷となる。
【0042】
これに対し、指定ボタン34により、縦原稿の描画方向回転を「する」としたときには、描画イメージが180°回転するので、1ページ目(奇数ページ)が、孔42の位置が右側に来る印刷となり、右綴じが可能となる印刷となる。このように、縦原稿の180°回転が可能となるので、孔空き用紙40の印刷において、左綴じ、右綴じを自由に選択することができるようになり、所望とする印刷結果が得られるようになる。
【0043】
また、図5では、図3のダイアログ30において、指定ボタン31により、原稿の向きを「縦」に固定し、指定ボタン33により、横原稿の描画方向回転を「しない」に固定し、指定ボタン35により、給紙トレイ22での孔42の位置を「右」に固定した(実際には自動的に指定される)場合の片面/両面印刷と、縦原稿の描画方向回転の設定をそれぞれ変更した際の出来上がりイメージを示している。
【0044】
この図5で示すように、例えば指定ボタン32により、両面印刷を「長辺綴じ」の両面印刷とし、指定ボタン34により、縦原稿の描画方向回転を「しない」としたときには、偶数ページからの逆流印刷なため、1ページ目(奇数ページ)が、孔42の位置が右側に来る印刷となり、右綴じが可能となる印刷となる。すなわち、図6の▲1▼で示す状態となる。
【0045】
これに対し、指定ボタン34により、縦原稿の描画方向回転を「する」としたときには、描画イメージが180°回転するので、偶数ページから逆流印刷されたとしても、結果的に1ページ目(奇数ページ)が、孔42の位置が左側に来る印刷となり、片面印刷と同様に、左綴じが可能となる印刷となる。すなわち、図6の▲2▼で示す状態となる。したがって、左綴じしたい場合に、1ページ目(奇数ページ)の孔42の位置が右側に来ていた従来の問題を解決することができ、所望とする印刷結果を得ることができる。
【0046】
更に、図7では、図3のダイアログ30において、指定ボタン31により、原稿の向きを「縦」に固定し、指定ボタン32により、両面印刷を「しない」に固定し、指定ボタン33により、横原稿の描画方向回転を「しない」に固定した場合の給紙トレイ22での孔42の位置と、縦原稿の描画方向回転の設定をそれぞれ変更した際の出来上がりイメージを示している。
【0047】
この図7で示すように、例えば指定ボタン35により、給紙トレイ22での孔42の位置を「右」とし(実際には自動的に指定される)、指定ボタン34により、縦原稿の描画方向回転を「しない」としたときには、1ページ目(奇数ページ)が、孔42の位置が左側に来る印刷となり、左綴じが可能となる印刷となる。
【0048】
これに対し、指定ボタン34により、縦原稿の描画方向回転を「する」としたときには、描画イメージが180°回転するので、1ページ目(奇数ページ)が、孔42の位置が右側に来る印刷となり、右綴じが可能となる印刷となる。このように、縦原稿の180°回転が可能となるので、印刷装置の種類によって、給紙トレイ22にセットされる際の孔空き用紙40の孔42の位置が変更になっても、左綴じ、右綴じを自由に選択することができるようになり、所望とする印刷結果が得られるようになる。
【0049】
以上、説明したように、本発明は縦原稿の描画イメージを180°回転可能にしたので、縦原稿の孔空き用紙40や縦型の封筒用紙50等に対して、所望とする印刷結果が得られないという従来技術の不具合を解消することができる。つまり、横原稿だけではなく、縦原稿に対しても印刷する向き(描画イメージの向き)を180°変更(回転)可能としたことにより、給紙トレイ22への用紙セット方向に制約のある孔空き用紙40や縦型封筒用紙50等に対しても、所望とする向きの印刷を実行することができるようになる。こうして、図8で示すように、縦型の封筒用紙50に対し、正しい向きで宛名等を印刷することができる。
【0050】
なお、本発明における180°回転機能による印刷は、プリンタードライバーソフトウェア14が、描画イメージで表される描画データと、それを180°回転させる旨の指示を含んだ書誌データ(印刷条件指定部12で指定された情報)とを印刷データとして印刷装置20に送り、印刷装置20側で用紙の向き等を判断し、かつ描画データを180°回転させて印刷する方式と、プリンタードライバーソフトウェア14側で、書誌データに基づき、用紙の向き等の設定や描画データの180°回転を行い、印刷装置20側へは、その結果としての印刷データを送って印刷する方式の両方を含む。
【0051】
【発明の効果】
本発明の請求項1によれば、縦原稿の描画方向を180°回転させることが可能となるので、従来生じていた縦型封筒用紙や孔空き用紙に対する印刷の向きの不具合が解消される。つまり、縦原稿の場合であっても、所望とする向きでの印刷が可能となるため、印刷内容の描画方向が所望のものとは180°異なってしまうという問題を解決することができる。
【0052】
また、請求項2によれば、印刷する前に、出来上がり状態の印刷内容を確認することができる。したがって、ミスプリントの発生を抑制することができ、結果的に経費の節減ができる。そして、請求項3によれば、印刷する前に、原稿の縦横の向きや用紙のセット方向等に対応した出来上がり状態の印刷内容を確認することができるので、最適な印刷状態を的確に選択できる。
【0053】
また、請求項4によれば、給紙トレイに用紙をセットする際、そのセット方向を印刷装置に入力しておくことで、わざわざユーザーが印刷装置の給紙トレイを開けて用紙セット方向を確認する必要がなくなる。そして、請求項5によれば、印刷装置が用紙セット方向を検出する機能を持っているので、ユーザーが印刷装置に給紙トレイへの用紙セット方向を入力する手間もなくなる。また、請求項6によれば、給紙トレイへの用紙セット方向が決まれば、好適な横原稿又は縦原稿の回転指定が自動的に選択されるので、ユーザーがいちいち設定する手間が省ける。
【0054】
更に、請求項7によれば、実際に印刷する前に、最適な印刷状態を的確に選択することが可能となるので、ミスプリントの発生を抑制することができ、結果的に経費の節減をすることができる。しかも、縦原稿の描画方向を180°回転可能としたことにより、従来生じていた縦型封筒用紙や孔空き用紙に対する印刷の向きの不具合を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】印刷システムの構成を示す説明図
【図2】印刷装置としてのプリンターを示す概略斜視図
【図3】ダイアログ(設定画面)を示す説明図
【図4】原稿の向きと横原稿の回転と縦原稿の回転の関係を示す説明図
【図5】両面印刷と縦原稿の回転の関係を示す説明図
【図6】給紙トレイでの孔空き位置と両面印刷された縦原稿の関係を示す説明図
【図7】給紙トレイでの孔空き位置と縦原稿の回転の関係を示す説明図
【図8】縦型封筒用紙の印刷結果を示す説明図
【図9】縦型封筒用紙の給紙トレイへのセット方向を示す説明図
【図10】横型封筒用紙の給紙トレイへのセット方向と印刷結果を示す説明図
【図11】縦型封筒用紙の従来の印刷結果を示す説明図
【図12】給紙トレイでの孔空き位置と両面印刷された従来の縦原稿の関係を示す説明図
【符号の説明】
10 印刷条件指定装置
12 印刷条件指定部
14 プリンタードライバーソフトウェア
15 ウインドウシステム
16 ウインドウアプリケーション
18 表示部
20 印刷装置
22 給紙トレイ
24 操作パネル
30 ダイアログ(設定画面)
31〜35 指定ボタン
36 表示窓

Claims (7)

  1. 印刷装置を具備する印刷システムの印刷条件指定装置において、
    縦原稿の描画方向を180°回転させる印刷条件指定手段を備えたことを特徴とする印刷条件指定装置。
  2. 前記印刷条件指定手段からの回転指定に基づき、180°回転した描画イメージと、その出来上がりイメージを表示する表示手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の印刷条件指定装置。
  3. 前記出来上がりイメージは、原稿の縦横指定、両面印刷指定、横原稿の回転指定、縦原稿の回転指定、給紙トレイへの用紙セット方向指定に基づいて表示されることを特徴とする請求項2に記載の印刷条件指定装置。
  4. 前記印刷装置へ入力された前記給紙トレイへの用紙セット方向の情報を自動的に取得することを特徴とする請求項3に記載の印刷条件指定装置。
  5. 前記印刷装置が検知した前記給紙トレイへの用紙セット方向の情報を自動的に取得することを特徴とする請求項3に記載の印刷条件指定装置。
  6. 前記給紙トレイへの用紙セット方向の指定に基づき、横原稿又は縦原稿の回転指定が自動的に切り替えられることを特徴とする請求項3乃至5の何れかに記載の印刷条件指定装置。
  7. 印刷装置を具備する印刷システムの印刷条件指定方法において、
    原稿の縦横指定、両面印刷指定、横原稿の描画方向180°回転指定、縦原稿の描画方向180°回転指定、給紙トレイへの用紙セット方向指定に基づいて表示される出来上がりイメージを確認しながら、前記各指定を行うことを特徴とする印刷条件指定方法。
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