JP2006021463A - プリンタ装置およびこれを備えた画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ステープル機構、パンチ機構、Z折り機構を備え、ホストコンピュータからの印刷データをメモリ4上に画像展開し、その画像をいったんHDD等の画像記憶部7にスプールし、この画像記憶部7から読み出してから印刷を行うことが可能なプリンタ装置において、Z折りを行う際には全ページ分の画像をスプールしてから印刷動作を行う。
【選択図】 図7
Description
ところで、画像形成装置の後処理装置として、Z折りを行うZ折り機構を備えたものが知られている。Z折りを受けた用紙は、その厚みが増すためにステープル用のスタッカに同時に収容できる用紙の最大枚数がZ折りを行わない場合と比較して極端に低下することが知られている。
利用者がZ折りの指定を行う場合、大きいサイズの用紙を半分のサイズにし、全ての用紙が同じサイズに揃うことを期待することが多い。例えば、A4とA3の混載文書をA4サイズに揃えて印刷するのが目的となる。
しかしながらメールにて届いたドキュメント等を、その内容をよく確認せずに印刷を行った場合、実際にはまちまちのサイズの原稿だった場合、必ずしも期待する結果とはならず、同様に用紙や利用者の時間の浪費となるという課題がある。
本発明の目的は、全ページデータの展開が完了するまで印刷を開始しないことにより、ステープル制限枚数のオーバーやサイズ混載などの検知を印刷前に知ることができるプリンタ装置およびこれを備えた画像形成装置を提供することにある。
また、請求項2に記載の発明は、Z折りとステープル指定時、ステープル可能枚数を超えた場合には、ステープルを解除し、代替としてパンチの設定を行う請求項1記載のプリンタ装置を特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、Z折りとステープル指定時、ステープル可能枚数を超えた場合には、ジョブリセットを行う請求項1記載のプリンタ装置を特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項2または3の動作を選択可能とする請求項1記載のプリンタ装置を特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、スプール中に異なるサイズの原稿を検知し、全ページが同一サイズで出力できないと解った場合、Z折り指定を解除する請求項1記載のプリンタ装置を特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、スプール中に異なるサイズの原稿を検知し、全ページが同一サイズで出力できないと解った場合、ジョブリセットを行う請求項1記載のプリンタ装置を特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、請求項5または6を選択可能とする請求項1記載のプリンタ装置を特徴とする。
また、請求項8に記載の発明は、請求項1ないし7のいずれか1項記載のプリンタ装置を備える画像形成装置を特徴とする。
図2はZ折りの方向を示す概略図である。図3はステープル可能位置を示す概略図である。図4はパンチ可能位置を示す概略図である。同時に装着されるステープル、パンチ可能なフィニッシャ(図示せず、Z折り装置と一体型でも可)は、搬送方向の後端にのみステープル、パンチが可能な装置を想定している。
また、説明の便宜上、Z折り可能な用紙サイズはA4、B4、A3の3種類とし、SEF(ショート・エッジ・フィード、用紙短辺が搬送方向先端になる方向、用紙長辺が先端に搬送される場合はLEFと呼ぶ)の用紙のみZ折り可能とする。
フィニッシャに関してはSEF、LEFどちらでもステープル、パンチ可能であるが、A4サイズのLEF幅以上の幅の用紙は通紙不可能とする(その結果としてB4、A3サイズの用紙はSEFのみ通紙可)。
図5はZ折りの折り方を説明する概略図である。前記Z折り装置を装着したプリンタ装置において、図5に示すように、転写される画像向きに対して下側が折られる折り方を「下折り」と定義する。
図6はZ折りの折り方を説明する概略図である。前記Z折り装置を装着したプリンタ装置において、図6に示すように、画像向きに対して右側が折られる折り方を「右折り」と定義する。
それぞれの逆側を折る場合には、同様に「上折り」「左折り」と定義できる。
Z折りの印刷では、折り位置は利用者からの1ページ目の画像向きに対しての折り位置として指定される。
以上の前提を基に、例えば右折りであれば、1ページ目の画像の右端が搬送方向先端になるように画像を回転して用紙の選択を行う。その用紙がZ折り可能(Z折り可能なサイズかつSEFの用紙)であれば折り、Z折り可能でなければ折らずに印刷を行う。
2ページ目以降は1ページ目と同じ幅になるように用紙の選択を行う、という動作によりA4およびA3混在原稿などを同一サイズの用紙束として出力している。
前述したように、近年のプリンタでは、メモリ上に展開した画像を一時的にRAM、もしくはHDD等の画像記憶部に蓄積しておき、部の全ページの画像を複数回に渡り画像記憶部から読み出して印刷を行うことにより機械的な多ビンソータを用いずにソートを実現する、いわゆる電子ソート機能を備えることが一般的になりつつある。
ホストコンピュータ1から印刷条件および印刷データを受信すると、プリンタ装置3のメモリ(RAM)4上に画像として展開される。メモリ上4の画像はプリンタエンジン5に転送され、印刷が実行される。
ソートの場合には、圧縮伸張部6を介して圧縮され、画像記憶部(記憶装置)7に蓄積され、ジョブの全ページ分の画像が印刷完了すると、画像記憶部7から1ページ目の画像から伸張し、プリンタエンジン5に転送することによりソートを実現する。
ソートの場合の印刷と蓄積は同時に行われても構わない。さらにソート/非ソートに拘わらず、いったん必ず画像を蓄積し、印刷の際には必ず画像記憶部7から画像を取り出してプリンタエンジン5に転送する。
これによって、メモリ4の使用効率を高めるか、または画像の展開速度の向上を図る場合も考えられる。なお、通常の電子ソートでは画像の展開と印刷動作を並行して同時に行うのが一般的である。
Z折りの指定があった場合、ソート/非ソートに拘わらず、ジョブの全ページ分の画像展開、蓄積が完了するまで印刷動作を開始せず、全ページ分の蓄積が完了した後に、初めて印刷動作を行う。
図7の構成では、さらに、ホストI/F8、コード/フォントROM9、入出力パネル10、バス13を介してCPU11、印刷制御部12、ビデオI/F14が設けられている。また、ホストコンピュータ1にはディスプレイ装置2が接続されている。
例えば、ステープル装置(図示せず)のスタッカの制限枚数が50枚、Z折りされた用紙はステープル時、折られていない用紙換算で10枚相当の厚みを有すると考える。すると、ステープル可能枚数は、Z折り紙1枚と折られない用紙40枚、Z折り紙2枚と折られていない用紙30枚と言うような計算になる。
Z折りとステープル指定時、画像展開と同時に折られていない用紙換算で何枚になるかという演算を行うことにより、ステープル制限枚数を超えるかどうかを予め知ることが可能となる。
ステープル制限枚数を超えた場合、ステープルを解除して代替としてパンチの指示を行い、印刷動作を開始する。これにより印刷開始前にステープルを止めてパンチに変更することで、用紙の無駄なく利用者に対して綴じ易いアウトプットを提供することができる。
上記と同様に画像展開時に演算をし、ステープル制限枚数を超えた場合、印刷を開始せずにジョブリセットを行う。したがって、印刷開始前にジョブリセットを行うことにより、用紙の無駄をなくすことができる。
上記と同様に画像展開時に演算をし、ステープル制限枚数を超えた場合、印刷を開始せずに表示部にステープル枚数制限を越えた旨を表示し、利用者の指示を仰ぐ。
利用者は上述した2つの動作のうちのいずれかを選択し、処理を続行させる。ステープル制限枚数オーバーの際の対処を利用者に決定させることにより、より利用者の希望に沿ったアウトプットを提供することができる。
画像展開時には原稿サイズは判定可能であり、またその用紙がZ折りされるか否かも前述のZ折りされる条件から判定可能である。ジョブの先頭ページに対して、排紙される用紙サイズを判定し、続くページに対しては先頭ページと同サイズかどうか比較を行う。
先頭ページと違うサイズの用紙が出現した場合、画像展開と蓄積が完了した後に、Z折りの指定を解除した上で印刷動作を開始する。これにより同一サイズでないときにはZ折りを解除し、中途半端に折られたことにより用紙の無駄になることを防ぐことができる。
Z折りの指定はそもそも同一サイズにするために行う場合がほとんどであるので、折りを解除しておけば利用者が手作業で別の折り方を導入し、同一サイズに揃えることが可能である。
上記と同様に、排紙される用紙全てが同一サイズではない場合、ジョブリセット処理を行い、印刷動作を開始しない。したがって、同一サイズでないときにはジョブリセットを行い、用紙の無駄をなくすことができ、さらに利用者が再び設定を変更し、印刷をやり直すことが可能となる。
上記と同様に、排紙される用紙全てが同一サイズではない場合、印刷を開始せずに表示部に同サイズではない旨を表示し、利用者の指示を仰ぐ。利用者は上述した2つの動作のうちのいずれかを選択し、処理を続行させる。
このようにすることによって、同一サイズでないときの対処を利用者に選択可能とすることによって、より利用者の希望に近いアウトプットを提供することが可能となる。
受信された印刷データをメモリ4上に画像展開し(S2)、その画像メモリをいったんHDD等の画像記憶部7にスプールし、ステープル指定かどうかを判断する(S3)。
ステープル指定時、このページはZ折りされるかどうかを判断し(S4)、Z折りされるならば、10カウントアップする(S5)。また、Z折りされないならば、1カウントアップする(S6)。
次に、ステープル可能枚数が50を超えたかどうか判断し(S9)、50を超えた場合にはステープルを解除し、パンチを設定する(S10)。50を超えてないならば、最終ページかどうか判断し(S7)、最終ページならば、印刷を開始する(S8)。代表的な動作として請求項2と請求項5に関しての動作フローを示す。
図9は本発明によるプリンタ装置の動作の第2の例を説明するフローチャートである。ステープル機構、パンチ機構、Z折り機構を備えたプリンタ装置はホストコンピュータ1からの印刷データを受信する(S10)。
受信された印刷データをメモリ4上に画像展開し(S11)、先頭ページかどうかを判断する(S12)。先頭ページであるならば、このページはZ折りされるかどうかを判断し(S13)、Z折りされるならば、半分のサイズを記憶する(S14)。また、Z折りされないならば、原稿サイズを記憶する(S15)。
ステップ12において先頭ページでないならば、このページはZ折りされるかどうかを判断し(S16)、Z折りされるならば、半分のサイズで先頭ページのサイズと比較する(S17)。また、Z折りされないならば、原稿サイズで先頭ページのサイズと比較する(S18)。
次に同一サイズかどうか判断し(S19)、同一サイズでないならば、Z折りを解除する(S20)。続いて最終ページかどうかを判断し(S21)、最終ページであるならば、印刷を開始する(S22)。
3 プリンタ装置
4 メモリ
5 プリンタエンジン
6 圧縮伸張部
7 画像記憶部
11 CPU
12 印刷制御部
Claims (8)
- ステープル機構、パンチ機構、Z折り機構を備え、且つ、ホストコンピュータからの印刷データを画像展開するメモリと、メモリ上の画像をいったんスプールする画像記憶部と、を備え、画像記憶部から読み出してから印刷を行うことが可能なプリンタ装置において、Z折り機構を用いてZ折りを行う際には全ページ分の画像をスプールしてから印刷動作を行うことを特徴とするプリンタ装置。
- Z折りとステープルが指定された時、ステープル可能枚数を超えた場合には、ステープルを解除し、代替としてパンチの設定を行うことを特徴とする請求項1記載のプリンタ装置。
- Z折りとステープルが指定された時、ステープル可能枚数を超えた場合には、ジョブリセットを行うことを特徴とする請求項1記載のプリンタ装置。
- 請求項2または請求項3記載の各動作を選択可能とすることを特徴とする請求項1記載のプリンタ装置。
- スプール中に異なるサイズの原稿を検知し、全ページが同一サイズで出力できないと解った場合、Z折り指定を解除することを特徴とする請求項1記載のプリンタ装置。
- スプール中に異なるサイズの原稿を検知し、全ページが同一サイズで出力できないと解った場合、ジョブリセットを行うことを特徴とする請求項1記載のプリンタ装置。
- 請求項5または請求項6記載の各動作を選択可能とすることを特徴とする請求項1記載のプリンタ装置。
- 請求項1ないし7のいずれか1項記載のプリンタ装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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JP2009126060A (ja) * | 2007-11-22 | 2009-06-11 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像形成装置、画像形成装置で使用される方法、および画像形成装置で実行されるコンピュータプログラム |
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