JP2008119979A - 画像形成装置、画像形成方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のジョブを連続して出力する際、画像形成部がアイドル状態となる時間を減少させ、生産性の向上を図ること。
【解決手段】ジョブの内容に応じて記録媒体に対して画像形成処理と後処理とを行い排出する画像形成装置において、受け付けられたジョブの後処理が、予め定められた後処理に要する時間が長い第1後処理条件又は後処理に要する時間が短い第2の後処理条件のいずれかに該当するかを判別し、当該判別結果を当該ジョブに対応付けて当該ジョブを登録し、登録されたジョブを実行させる際、第1後処理条件に該当する後処理のジョブを優先させて実行させる制御部を備える画像形成装置。
【選択図】図5

Description

本発明は、複数のジョブを受付可能であり、受け付けられたジョブに基づいて複写又はプリントし、複写又はプリントされた記録媒体に対して後処理を施すことが可能な画像形成装置、画像形成方法及びプログラムに関する。
近年、ネットワーク接続されたパーソナルコンピュータ等から送信される画像形成動作を指示するジョブ(画像データ及び画像データの出力条件)を受信した順番に実行し、記録媒体に画像形成処理を行い、画像形成処理後の記録媒体の束に対して、ステイプルで綴じたり、パンチ穴を開けたり、断裁処理を行うなど、これまで人手によって行われてきた作業の一部を自動的に行うフィニッシャー(後処理機能)を備えた画像形成装置が開発されている。
このような画像形成装置は、複数のジョブを受信すると、受信した順番に出力を実行するため、後処理に時間がかかるジョブが多い場合には、受信した全てのジョブが受信されてから各ジョブに基づいて記録媒体に画像形成され後処理が施されて出力されるまでに多くの時間を必要としており、生産性が低下していた。
そこで、このような不具合を解消する方策として、予め設定された優先順位に従ってジョブを実行する画像形成装置であって、第1のジョブの画像出力の実行中にこのジョブより優先順位の高い第2のジョブの画像出力の要求が発生した場合、少なくとも第1と第2のジョブの一方又は両方が後処理を行うように設定されたジョブか否かに基づいて、第1のジョブの画像出力を中断して第2のジョブの画像出力を実行する割り込み処理、又は、第1のジョブの画像出力を続行してこの画像出力の終了後に第2のジョブの画像出力を実行する後回し処理を行うよう制御する制御手段を有し、第1のジョブと第2のジョブとの出力束の重なり、紛れ込みが生ずる等のシートの排出状態に関して支障がない画像形成装置が開示されている(特許文献1参照)。
特開平11−188948号公報
しかしながら、上述したような画像形成装置では、優先順位が予め定められたジョブに対して、後処理の実行順番が判断されるため、画像形成を行う画像形成部がアイドル状態となる場合が生じ、ジョブの出力に要する時間の短縮や生産効率の向上が図られていないという問題がある。
本発明の課題は、上記問題に鑑みて、複数のジョブを連続して出力する際、画像形成部がアイドル状態となる時間を減少させ、生産性の向上を図ることである。
請求項1に記載の発明は、ジョブの内容に応じて記録媒体に対して画像形成処理と後処理とを行い排出する画像形成装置において、受け付けられたジョブの後処理が、予め定められた後処理に要する時間が長い第1後処理条件又は後処理に要する時間が短い第2の後処理条件のいずれかに該当するかを判別し、当該判別結果を当該ジョブに対応付けて当該ジョブを登録するジョブ登録手段と、前記ジョブ登録手段により登録されたジョブを実行させる際、前記第1後処理条件に該当する後処理のジョブを優先させて実行させる制御手段と、を備える画像形成装置であること、を特徴としている。
更に、コンピュータを上述した請求項1記載の発明に示した主要手段として機能させるためのプログラムを提供する(請求項9記載の発明)。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記制御手段は、実行されているジョブの後処理が前記第1後処理条件である場合、当該ジョブの後処理中に前記第2後処理条件に該当する後処理のジョブを実行させること、を特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記制御手段は、前記ジョブ登録手段により登録されたジョブが複数の実行部数が設定されているジョブを含む場合、前記ジョブ登録手段により登録されたジョブを実行させる際、前記ジョブ登録手段により登録されたジョブを1部毎に実行するように制御し、実行されている1部分のジョブの後処理が前記第1後処理条件である場合、当該1部分のジョブの後処理中に前記第2後処理条件に該当する後処理のジョブを1部毎に実行させること、を特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記制御手段は、前記ジョブの後処理を実行させる場合、当該ジョブの後処理の経路上に当該ジョブよりも先行して実行されているジョブの後処理中の記録媒体の有無を判別して実行させること、を特徴としている。
請求項5に記載の発明は、ジョブの内容に応じて記録媒体に対して画像形成処理と後処理とを行い排出させる画像形成方法において、受け付けられたジョブの後処理が、予め定められた後処理に要する時間が長い第1後処理条件又は後処理に要する時間が短い第2の後処理条件のいずれかに該当するかを判別し、当該判別結果を当該ジョブに対応付けて当該ジョブを登録するジョブ登録工程と、前記ジョブ登録工程により登録されたジョブを実行させる際、前記第1後処理条件に該当する後処理のジョブを優先させて実行させる制御工程と、を含む画像形成方法であること、を特徴としている。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の画像形成方法において、前記制御工程は、実行されているジョブの後処理が前記第1後処理条件である場合、当該ジョブの後処理中に前記第2後処理条件に該当する後処理のジョブを実行させること、を特徴としている。
請求項7に記載の発明は、請求項5に記載の画像形成方法において、前記制御工程は、前記ジョブ登録工程により登録されたジョブが複数の実行部数が設定されているジョブを含む場合、前記ジョブ登録工程より登録されたジョブを実行させる際、前記ジョブ登録工程により登録されたジョブを1部毎に実行するように制御し、実行されている1部分のジョブの後処理が前記第1後処理条件である場合、当該1部分のジョブの後処理中に前記第2後処理条件に該当する後処理のジョブを1部毎に実行させること、を特徴としている。
請求項8に記載の発明は、請求項5から7のいずれか一項に記載の画像形成方法において、前記制御工程は、前記ジョブの後処理を実行させる場合、当該ジョブの後処理の経路上に当該ジョブよりも先行して実行されているジョブの後処理中の記録媒体の有無を判別して実行させること、を特徴としている。
請求項1、5、9に記載の発明によれば、後処理に要する時間が長い第1後処理条件に該当する後処理のジョブを優先させて実行させることにより、当該ジョブの後処理時間中に他のジョブの画像形成を行わせることが可能となり、複数のジョブを連続して出力する際、画像形成部のアイドル状態となる時間の減少を図りうることができるため、生産性の向上を図ることができる。
請求項2、6に記載の発明によれば、請求項1、5と同様の効果を得られるのは勿論のこと、後処理に要する時間が長い第1後処理条件に該当する後処理のジョブの後処理中に後処理時間に要する時間が短い第2後処理条件に該当する後処理のジョブを実行させることができるため、第1後処理条件に該当するジョブの後処理中に第2後処理条件に該当するジョブの画像形成を行わせることができ、画像形成部のアイドル状態となる時間の減少を図ることができる。
請求項3、7に記載の発明によれば、請求項1、5と同様の効果を得られるのは勿論のこと、ジョブに複数の実行部数が設定されている場合、1部毎に後処理に要する時間が長いジョブの後処理中に後処理に要する時間が短いジョブの画像形成を行わせることができ、1部毎に実行順序を変更することができるため、画像形成部のアイドル状態となる時間を減少させることができる。
請求項4、8に記載の発明によれば、請求項1から3、5から7のいずれか一項と同様の効果を得られるのは勿論のこと、後処理の経路上で記録媒体が衝突したり、先行して実行されているジョブにより搬送されている記録媒体に後続のジョブにより搬送されている記録媒体が紛れ込んだりする等の記録媒体の搬送に拘る不具合を防止できる。
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
まず、構成を説明する。
図1に、本実施の形態における画像形成装置Aの断面構成図を示す。
画像形成装置Aは、原稿から画像を読み取り、読み取った画像を処理対象紙としての紙等の記録媒体Pに画像形成するコピー機能や、パーソナルコンピュータ等から画像データを受信し、画像データが表す画像を記録媒体上に形成して出力するプリンタ機能と、画像が形成された記録媒体に対して、ステイプル処理、パンチ処理、折り処理、断裁処理、くるみ製本処理等の後処理機能等を備えたデジタル複合機である。図1に示すように、画像形成装置Aは、本体部1と後処理を行う手段としての後処理部2とから構成される。
本体部1は、画像読取部10と、プリント部20とから構成される。
画像読取部10は、ADF(Auto Document Feeder)と称される自動原稿送り部11と読取部12とを備える。
自動原稿送り部11の原稿トレイT1に載置された原稿dは、読取部12の読取個所であるコンタクトガラスに搬送され、読取部12の光学系により原稿dの片面又は両面の画像が読み取られ、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ12aにより原稿dの画像が読み取られる。ここで、画像とは、図形や写真等のイメージデータに限らず、文字や記号等のテキストデータ等も含む意である。
読取部12により読み取られた画像(アナログ画像信号)は、後述する画像制御部に出力され、画像制御部においてA/D変換され各種画像処理が施された後、プリント部20に出力される。
画像形成処理を行う手段としてのプリント部20は、入力されたプリントデータに基づいて、電子写真方式の画像形成処理を行うものであり、画像形成部21、給紙部22、給紙搬送部23、定着部24、搬出部25を備えて構成される。
画像形成部21は、感光体ドラム、帯電装置、画像データを表すレーザ光を出力するレーザ出力部とレーザ光を主走査方向に走査させるポリゴンミラーとを有する露光装置、現像装置、転写装置21a、クリーニング部を備えている。
具体的には、帯電装置により帯電された感光体ドラムに露光装置でレーザ光を照射して静電潜像を形成する。そして、現像装置は、静電潜像が形成された感光体ドラムの表面に帯電したトナーを付着させて静電潜像を現像する。現像装置により感光体ドラム上に形成されたトナー像は、転写装置21aにおいて記録媒体Pに転写される。また、記録媒体Pにトナー像が転写された後、感光体ドラムの表面の残留電荷や残留トナー等は、クリーニング部により除去される。
給紙部22は、複数の給紙カセット、給紙手段、手差しトレイT2を備える。給紙カセットは、給紙カセット毎にサイズや種類毎に予め識別された記録媒体Pが収容されており、給紙手段によって収容された記録媒体Pを最上部から一枚ずつ給紙搬送部23に向けて搬送する。手差しトレイT2は、ユーザのニーズに合わせて様々な種類の記録媒体Pをその都度積載可能となっており、給紙ローラによって積載された記録媒体Pを最上部から一枚ずつ給紙搬送部23に向けて搬送する。
給紙搬送部23は、給紙部22から搬送された記録媒体Pを、複数の中間ローラ、レジストローラ等を経て転写装置21aへと搬送する。
定着部24は、給紙搬送部23によって搬送された記録媒体Pに転写されたトナー像を熱定着する。定着処理された記録媒体Pは、搬出部25の排紙ローラに挟持されて搬出口25aから後処理部2の受入口80aへ出力される。
後処理部2は、本体部1により画像が形成された記録媒体Pを1部毎に集積し、1部毎にパンチ処理、ステイプル処理、折り処理、断裁処理、くるみ製本処理等の後処理を行うフィニッシャーである。
図1に示すように、後処理部2は、PI(ポストインサータ)トレイT3、給紙ユニット30、パンチユニット40、ステイプルユニット50、折りユニット60、断裁ユニット70、くるみ製本ユニット80、排紙トレイT4、冊子収納トレイT5、製本収納トレイT6、複数の搬送ローラや切替手段を有する搬送手段等を備える。
後処理部2は、本体部1から記録媒体Pが搬出される搬出口25aの位置と合致するよう受取口30aが設置されている。
PIトレイT3は、紙種、用紙サイズ毎に合紙又は表紙用紙等の非記録媒体を収納する。非記録媒体は、本体部1を通過することなく、直接、後処理部2の各後処理ユニットへ供給される。なお、非記録媒体は、予め画像形成が行われた用紙であってもよい。
給紙ユニット30は、PIトレイT3に収納されている非記録媒体を給紙経路R0を経て各後処理ユニットへ搬送させる。
パンチユニット40は、本体部1内で画像形成処理されて後処理部2の受取口30aに搬送された記録媒体Pや給紙ユニット30により給紙経路R0を経て搬送された非記録媒体を幅整合し、所定位置にパンチ穴を開けるパンチ処理を行う。パンチ処理された記録媒体Pは、搬送経路R1〜R4を経て排紙トレイT4又は搬送経路R1〜R3、R5を経てくるみ製本ユニット80へ搬送される。
ステイプルユニット50は、スタック台51とステイプラー52とを備え、本体部1内で画像形成処理されて後処理部2の受取口30aに搬送されパンチユニット40を通過し搬送経路R6を経てスタック台51に搬送された記録媒体Pや、給紙ユニット30により給紙経路R0及びパンチユニット40を通過し搬送経路R6を経てスタック台51に搬送された非記録媒体を含む記録媒体の束を幅整合し、ステイプラー52により綴じ針で綴じるステイプル処理を行う。ステイプル処理された記録媒体Pの束は、搬送経路R2〜4を経て排紙トレイT4へ搬送される。
折りユニット60は、本体部1内で画像形成処理されて後処理部2の受取口30aに搬送されパンチユニット40を通過し搬送経路R6、R7を経て搬送された記録媒体Pに対して、中折り処理、3つ折り処理、Z折り処理等の折り処理を行う。折り処理された記録媒体Pは、搬送経路R8、R9を経て断裁ユニット70、搬送経路R8、R10、R3、R4を経て排紙トレイT4、又は搬送経路R8、R10、R3、R5を経てくるみ製本ユニット80へ搬送される。
断裁ユニット70は、記録媒体Pの搬送方向又は搬送方向と直交する方向に移動可能な切断刃71を備える。切断刃71は、搬送経路R9から搬送された記録媒体Pに対して、記録媒体Pの搬送方向又は搬送方向と直交する方向の長さを指定サイズに切断する断裁処理を行う。断裁処理された記録媒体Pは、搬送経路R11を経て冊子収納トレイT5へ排出される。
くるみ製本ユニット80は、搬送部81、クランプ部82、糊タンク部83、昇降成形部84、表紙供給部85、糊補給部86等を備える。搬送経路R5から搬送された記録媒体Pは、搬送部81によりクランプ部82に1部分の記録媒体の束として集積され、糊タンク部83によりクランプ部82に集積された記録媒体の束は、所定の面に糊付けが行われる。そして非記録媒体を収容している表紙供給部85により搬送経路R12を経て供給された非記録媒体又は搬送経路R1、R2、R13を経て搬送されてきた記録媒体が昇降成形部84に搬送され、クランプ部82に集積され糊付けされた記録媒体の束を挟むように糊付けが行われ、冊子が生成される。生成された冊子は、製本収納トレイT6へ排出される。
なお、後処理部2は、大量の記録媒体Pを収納可能な昇降排紙トレイや、その他の後処理を実行させる後処理ユニットを備える構成であってもよい。
図2に、画像形成装置Aの制御ブロック図を示す。
図2に示すように、画像形成装置Aは、本体部1を制御する本体制御部1aとプリンタコントローラ1bと、本体部1に接続された後処理部2を備えている。本体制御部1aは、プリンタコントローラ1bのLANIF(Local Area Network InterFace)14bを介してネットワークN上のユーザ端末PCと相互に情報の送受信が可能に接続されている。
本体制御部1aは、画像読取部10、プリント部20、操作表示部90、画像制御部100を備えて構成される。なお、図1で説明した各部と同一の構成には、同一の符号を付してその説明を省略する。
画像制御部100は、制御部110、不揮発メモリ120、RAM(Random Access Memory)130、読込処理部140、圧縮IC150、DRAM(Dynamic Random Access Memory)制御IC160、画像メモリ170、伸張IC180、書込処理部190を備えている。
制御部110は、CPU(Central Processing Unit)等から構成され、不揮発メモリ120に格納されている各種処理プログラムに従って画像形成装置Aの各部の動作を集中制御する。例えば、操作表示部90から入力される操作信号に従って、コピーモード、プリンタモード、スキャナモードを切り替え、不揮発メモリ120に記憶されている各モードに対する処理プログラムを読み出して、複写、印刷、画像データの読取等の制御を行う。また、操作表示部90から入力される操作信号やユーザ端末PCから入力されるデータに従って、プリント出力された記録媒体Pの後処理を設定する。
また、制御部110は、本実施の形態を実現させるために、不揮発メモリ120から本実施の形態に係るジョブ登録プログラム、ジョブ実行プログラム、後処理フラグ設定条件等の各種データと、RAM130からジョブキューとジョブデータとを読み出して、当該プログラムや各種データとの協働により複数のジョブの実行順番を制御する。即ち、本実施の形態の制御部110は、受付順に登録されたジョブ(以下、登録ジョブと言う。)を実行する際、本体部1及び後処理部2によって実行されるジョブ(以下、実行ジョブと言う。)の実行順番を入れ替えて実行させる。
なお、ジョブとは、画像形成装置Aが行う画像形成処理及び後処理等に関する一連の動作を示す。例えば、複数枚の原稿を出力する場合には、複数枚の出力に関する一連の動作が1ジョブであり、複数部数を出力する場合には、複数部数分の出力に関する一連の動作が1ジョブである。
不揮発メモリ120は、画像形成に係る各種処理プログラム及びデータの他、本実施の形態に係るジョブ登録プログラム、ジョブ実行プログラム、後処理フラグ設定条件等の各種データ、画像形成処理された記録媒体Pに対する後処理をプリント部20を介して後処理制御部400に対し設定するためのデータ及び各種プログラムで処理されたデータ等を記憶する。
本実施の形態のジョブ登録プログラムは、後処理フラグ設定条件を参照して、受け付けられたジョブの後処理が、後処理に要する時間が長い第1後処理条件又は後処理に要する時間が短い第2の後処理条件のいずれかに該当するかを判別し、当該判別結果としての後処理フラグを当該ジョブに対応付けて当該ジョブを受け付けられた順番に登録し、出力実行待ちの登録ジョブの行列データ(以下、ジョブキューと言う。)を作成するプログラムである。このジョブ登録プログラムが制御部110により実行されることにより、ジョブ登録手段が実現される。
後処理フラグ設定条件は、予め画像形成装置Aの出荷時又はサービスマンにより設定されており、第1後処理条件と第2後処理条件を含む。
第1後処理条件としては、ジョブの後処理に要する時間が長い後処理であり、本実施の形態においては、後処理部2が断裁ユニット70及びくるみ製本ユニット80を備えていることから、断裁処理又はくるみ製本処理の少なくとも一つを含む後処理とする。なお、後処理部2の構成に応じて適宜設定されることが好ましい。
第2後処理条件としては、ジョブの後処理に要する時間は短い後処理、即ち、第1後処理条件に含まれない後処理であり、本実施の形態においては、パンチ処理、ステイプル処理、折り処理又はこれらの組み合わせとする。
なお、本実施の形態においては、第1後処理条件と第2後処理条件の判別において、後処理の種類毎の予め設定された後処理に要する時間に基づいて分別するものとして説明するが、ジョブの後処理の種類や枚数等の後述する各ジョブのジョブデータに基づいてジョブ毎(ジョブの各部毎)の後処理時間を算出し、予め設定された時間よりも算出された後処理時間が長い場合には第1後処理条件とし、予め設定された時間よりも算出された後処理時間が短い場合には第2後処理条件として判別することとしてもよい。
また、本実施の形態において、後処理フラグが1のジョブの後処理は、第1後処理条件に該当することを示し、後処理フラグが0のジョブの後処理は、第2後処理条件に該当することを示すものとする。
本実施の形態のジョブ実行プログラムは、登録ジョブを実行する際に、第1後処理条件に該当する後処理のジョブを優先させて実行させ、更に、実行ジョブの後処理が第1後処理条件である場合、当該実行ジョブの後処理中に第2後処理条件に該当する後処理の登録ジョブを実行させるプログラムである。
更に、ジョブ実行プログラムは、ジョブキューに複数の部から成る登録ジョブを含む場合、登録ジョブを実行する際に、登録ジョブを1部毎に実行するように制御し、実行されている1部分のジョブの後処理が第1後処理条件である場合、当該1部分のジョブの後処理中に第2後処理条件に該当する後処理のジョブを1部毎に実行させるプログラムである。上述したようなジョブ実行プログラムが制御部110により実行されることにより、制御手段が実現される。
RAM130は、制御部110により実行される各種プログラム及びこれらプログラムに係るデータを一時的に記憶するワークエリアを形成し、ジョブキュー、各種動作設定、各ジョブのジョブデータ、各種ワークデータ等を記憶する。
ジョブデータは、プリント条件と画像データとに基づいて、出力されるページ共通のデータ(ページ共通データ)と、出力されるページ毎のデータ(ページ別データ)とから構成されている。
ページ共通データは、ユーザ端末PCから入力されるデータや、後述する操作表示部90から入力される操作信号に基づいた設定条件を含む。例えば、記録媒体Pの出力部数を示す設定部数、出力済みの部数がカウントされた値を示す出力済み部数、1部あたりのトレイから給紙した枚数を示す給紙枚数、画像形成処理又は後処理が行われた記録媒体Pが排出される排出トレイ、後処理の種類を示す各種後処理設定等である。
ページ別データは、出力されるプリントデータと使用される記録媒体Pとの向きの整合を図るため、プリントデータが回転される角度である出力時画像回転角度、ページ毎のプリントデータが格納されているアドレスを示す画像格納アドレス等から構成される。
読込処理部140は、画像読取部10のCCDイメージセンサ12aから入力されるアナログ画像信号に、アナログ処理、A/D変換処理、シェーディング処理等の各種処理を施した後、デジタル画像データを生成する。生成された画像データは、圧縮IC150に出力される。
圧縮IC150は、入力されたデジタル画像データに圧縮処理を施してDRAM制御IC160に出力する。
DRAM制御IC160は、制御部110からの指示に従って、圧縮IC150によるデジタル画像データの圧縮処理及び伸張IC180による圧縮画像データの伸張処理を制御するとともに、画像メモリ170への画像データの入出力制御を行う。
例えば、画像読取部10により読み取られたアナログ画像信号の保存が指示されると、読込処理部140から入力されたデジタル画像データの圧縮処理を圧縮IC150により実行させて、圧縮画像データを画像メモリ170の圧縮メモリ171に格納させる。また、圧縮メモリ171に格納された圧縮画像データのプリント出力が指示されると、圧縮メモリ171から圧縮画像データを読み出し、伸張IC180により伸張処理を施してページメモリ172に格納させる。さらに、ページメモリ172に格納された非圧縮画像データのプリント出力が指示されると、ページメモリ172から非圧縮画像データを読み出して書込処理部190に出力する。
画像メモリ170は、DRAM(Dynamic RAM)から構成される圧縮メモリ171とページメモリ172とを備える。圧縮メモリ171は、圧縮画像データを格納するためのメモリであり、ページメモリ172は、プリント出力前にプリント出力対象の非圧縮画像データを一時的に格納するためのメモリである。
伸張IC180は、入力される圧縮画像データに伸張処理を施す。
書込処理部190は、DRAM制御IC160から入力された非圧縮画像データに基づいて、画像形成のためのプリントデータを生成し、プリント部20に出力する。
画像読取部10は、CCD(Charge Coupled Devices)イメージセンサ12a、画像読取制御部200、その他ここでは図示しないが図1に示した自動原稿送り部11、読取部12から構成される。画像読取制御部200は、自動原稿送り部11、読取部12等を制御して、コンタクトガラスに載置された原稿面の露光走査を実行させ、光の反射光をCCDイメージセンサ12aにより光電変換を行い画像を読み取る。読み取られたアナログ画像信号は画像制御部100の読込処理部140に出力される。
プリント部20は、図1に示した画像形成部21等のプリント出力に係る各部やプリント制御部300を備えて構成される。プリント制御部300は、制御部110からの指示に従って画像形成部21等のプリント部20の各部の動作を制御し、書込処理部190から入力された画像データに基づいて記録媒体Pに画像形成を行わせると共に、制御部110からの指示に従って後処理部2の各部を動作させる指示信号を後処理制御部400に出力する。
操作表示部90は、LCD(Liquid Crystal Display)91、操作表示制御部900、その他図示しない操作キー群から構成される。LCD91上には、LCD91を覆うようにタッチパネルが設けられており、操作表示制御部900は、制御部110から入力される表示信号に従って、プリント条件を入力するための基本画面や、各種処理結果等をLCD91に表示させる。また、操作表示制御部900は、操作キー群又はタッチパネルから入力される操作信号を制御部110に出力する。
次に、プリンタコントローラ1bの各部について説明する。
プリンタコントローラ1bは、コントローラ制御部11b、DRAM制御IC12b、画像メモリ13b、LANIF14bから構成される。
コントローラ制御部11bは、各部の動作を統括的に制御し、LANIF14bを介して、ユーザ端末PCから入力されるデータをジョブとして本体制御部1aへ配信する機能を実現する。
DRAM制御IC12bは、LANIF14bにより受信されたデータの画像メモリ13bへの格納や、画像メモリ13bからのデータの読み出しを制御する。また、DRAM制御IC12bは、画像制御部100のDRAM制御IC160とPCI(Peripheral Components Interconnect)バスで接続されており、コントローラ制御部11bからの指示に従って、プリント対象のデータを画像メモリ13bから読み出してDRAM制御IC160に出力する。
画像メモリ13bは、DRAMから構成され、入力されたデータを一時的に格納する。
LANIF14bは、NIC(Network Interface Card)やモデム等のネットワークNに接続するための通信インターフェイスであり、ユーザ端末PCからネットワークNを介して、印刷対象のデータを受信する。受信されたデータは、DRAM制御IC12bに出力される。
後処理部2は、パンチユニット40、ステイプルユニット50、折りユニット60、断裁ユニット70、くるみ製本ユニット80、各種後処理ユニットへ記録媒体を搬送する搬送ローラ等の搬送手段等が設けられており、各部は後処理制御部400により統括的に制御されている。
後処理制御部400は、制御部110からプリント制御部300を介して入力される後処理の指示信号に応じて、記録媒体Pを搬送経路に沿って所定の後処理ユニットに搬送し、各部を駆動制御して記録媒体Pに所定の後処理を行わせ、所定のトレイに排出する制御を行う。
次に、本実施の形態の動作を説明する。
図3に、本実施の形態におけるジョブ登録処理のフローチャートを示す。
図3に示すジョブ登録処理は、制御部110において、ジョブ登録プログラム、後処理フラグ設定条件や各種データに基づいて実行される。
まず、制御部110は、ジョブが受け付けられたか否かを判断する(ステップS1)。制御部110は、ジョブが受け付けられていない場合(ステップS1;No)、ジョブが受け付けられるまで待機する(ステップS1に戻る)。
制御部110は、ジョブが受け付けられたと判別した場合(ステップS1;Yes)、受け付けられたジョブの後処理と後処理フラグ設定条件を参照して(ステップS2)、後処理フラグの設定を行う(ステップS3)。
制御部110は、受け付けられジョブに設定した後処理フラグを対応付けてジョブキューの最後尾に登録し(ステップS4)、本処理を終了させる。
図4に、ジョブ登録処理が実行されたジョブキューQの一例を示す。
図4に示すジョブキューQは、登録された順番(ここでは、第1ジョブ、第2ジョブ、第3ジョブ、第4ジョブ、第5ジョブの順番)にジョブが登録されている。各ジョブには、各ジョブの後処理の種類、1部あたりの枚数、部数等のジョブデータと、当該ジョブデータに基づいて算出される1部あたりの画像形成時間及び1部あたりの後処理時間と、当該ジョブデータの後処理に基づいて設定された後処理フラグと、が対応付けられている。
例えば、第1ジョブは、ジョブデータにより1部あたり20枚でステイプル処理を3部実行するジョブであることから、1部あたりの画像形成時間が20秒、1部あたりの後処理時間が5秒と算定されており、更に、第1ジョブの後処理がステイプルであることから第2後処理条件に該当すると判別されて後処理フラグが0に設定されている。
図5に、本実施の形態におけるジョブ実行処理のフローチャートを示す。
図5に示すジョブ実行処理は、制御部110において、ジョブ実行プログラムや各種データに基づいて実行される。
制御部110は、ジョブキューに登録ジョブがあるか否かを判別し(ステップS11)、登録ジョブが無いと判断した場合(ステップS11;No)、登録ジョブがあるまで待機する(ステップS11に戻る)。
制御部110は、ジョブキューに登録ジョブがあると判断した場合(ステップS11;Yes)、ジョブキューに登録された登録ジョブの後処理フラグを登録順番に参照し、後処理フラグが1の登録ジョブが有るか否かを判別する(ステップS12)。
制御部110は、後処理フラグが1の登録ジョブが有ると判別した場合(ステップS12;Yes)、ステップS12において判別された後処理フラグが1の登録ジョブの1部(以下、先行ジョブという。)の実行を開始させる(ステップS13)。
制御部110は、先行ジョブの実行開始後、当該先行ジョブの画像形成処理は終了したか否かを判別し(ステップS14)、画像形成処理が終了していないと判別した場合(ステップS14;No)、画像形成処理が終了するまで待機する(ステップS14に戻る)。
制御部110は、先行ジョブの画像形成処理が終了したと判別した場合(ステップS14;Yes)、先行ジョブの後処理の経路中に当該先行ジョブよりも前に実行中である他のジョブにより搬送されている記録媒体がないか否かを判別する(ステップS15)。
ステップS15の判別は、後処理部2内の各搬送経路上に記録媒体を検知するセンサを備え、当該センサからの信号に基づいて記録媒体の有無を判別したり、先行ジョブの後処理に用いられる後処理ユニットのうち、当該先行ジョブよりも前に実行中の他のジョブの後処理に用いられている後処理ユニットが駆動しているか否かを判別することによって、先行ジョブの後処理の経路中に他のジョブの記録媒体の有無を判別したりするものであってもよい。即ち、ステップS15の判別は、先行ジョブの後処理の経路と先行ジョブよりも前に実行されているジョブの後処理の経路とに重複している経路があるか否かを判別するものである。
ステップS15のように、ジョブの後処理を実行させる場合、当該ジョブの後処理の経路上に当該ジョブよりも先行して実行されているジョブの後処理中の記録媒体の有無を判別して実行させることにより、後処理部2内の搬送経路上で記録媒体Pが衝突したり、先行して実行されているジョブにより搬送されている記録媒体Pの束に後続のジョブにより搬送されている記録媒体Pが紛れ込んだりする等の不具合を防止することができる。
制御部110は、先行ジョブの後処理の経路中に当該先行ジョブよりも前に実行中である他のジョブにより搬送されている記録媒体があると判別した場合(ステップS15;No)、ステップS15に戻る。
制御部110は、先行ジョブの後処理の経路中に当該先行ジョブよりも前に実行中である他のジョブにより搬送されている記録媒体がないと判別した場合(ステップS15;Yes)、先行ジョブの後処理を実行させる(ステップS16)。
制御部110は、ジョブキューに登録された登録ジョブの後処理フラグを登録順番に参照し、後処理フラグが0の登録ジョブが有るか否かを判別する(ステップS17)。
制御部110は、後処理フラグが0の登録ジョブがないと判別した場合(ステップS17;No)、先行ジョブの後処理中に画像形成が可能な登録ジョブがないと判別し、ステップS12に戻る。
制御部110は、後処理フラグが0の登録ジョブが有ると判別した場合(ステップS17;Yes)、ステップS17において判別された後処理フラグが0の登録ジョブの1部(以下、割込ジョブという。)の実行を開始させる(ステップS18)。
制御部110は、割込ジョブの実行開始後、当該割込ジョブの画像形成処理は終了したか否かを判別し(ステップS19)、画像形成処理が終了していないと判別した場合(ステップS19;No)、画像形成処理が終了するまで待機する(ステップS19に戻る)。
制御部110は、割込ジョブの画像形成処理が終了したと判別した場合(ステップS19;Yes)、割込ジョブの後処理の経路中に当該割込ジョブよりも前に実行中である他のジョブ(例えば、先行ジョブ等)により搬送されている記録媒体がないか否かを判別する(ステップS20)。
ステップS20の判別は、割込ジョブの後処理の経路と割込ジョブよりも前に実行されているジョブ(例えば、先行ジョブ)の後処理の経路とに重複している経路があるか否かを判別するものであり、判別方法については、ステップS15の判別と略同様でるため、説明は省略する。
制御部110は、割込ジョブの後処理の経路中に当該割込ジョブよりも前に実行中である他のジョブにより搬送されている記録媒体があると判別した場合(ステップS20;No)、ステップS20に戻る。
制御部110は、割込ジョブの後処理の経路中に当該割込ジョブよりも前に実行中である他のジョブにより搬送されている記録媒体がないと判別した場合(ステップS20;Yes)、割込ジョブの後処理を実行させる(ステップS21)。
制御部110は、割込ジョブの後処理が開始された後、先行ジョブの後処理は終了しているか否かを判別する(ステップS22)。
制御部110は、先行ジョブの後処理は終了していないと判別した場合(ステップS22;No)、ステップS17に戻り、先行ジョブの後処理実行中に画像形成を行える登録ジョブの有無を判別する。
制御部110は、先行ジョブの後処理は終了していると判別した場合(ステップS22;Yes)、ステップS12に戻る。
制御部110は、後処理フラグが1の登録ジョブがないと判別した場合(ステップS12;No)、ジョブキューに登録された登録ジョブの後処理フラグを登録順番に参照し、後処理フラグが0の登録ジョブが有るか否かを判別する(ステップS23)。
制御部110は、後処理フラグが0の登録ジョブが有ると判別した場合(ステップS23;Yes)、ステップS23において判別された後処理フラグが0の登録ジョブの1部の実行を開始させる(ステップS24)。
制御部110は、ステップS23において判別された登録ジョブの実行開始後、当該ジョブの画像形成処理は終了したか否かを判別し(ステップS25)、画像形成処理が終了していないと判別した場合(ステップS25;No)、画像形成処理が終了するまで待機する(ステップS25に戻る)。
制御部110は、画像形成処理が終了したと判別した場合(ステップS25;Yes)、ステップS23に戻る。
なお、ステップS25がYesの場合、ステップS23において判別された登録ジョブは、後処理時間が短いジョブであり、更に、当該ジョブの実行前には後処理時間が長いジョブが実行されていないことから(ステップS12;Noであることから)、当該ジョブの後処理の経路と当該ジョブよりも前に実行されているジョブの後処理の経路とに重複する経路があることによる記録媒体の衝突や紛れ込み等の不具合は発生しにくいものとして、本実施の形態においては当該ジョブの後処理の経路と当該ジョブよりも前に実行されているジョブの後処理の経路とに重複する経路があるか否かの判別は行わないものとしているが、これに限らない。
制御部110は、後処理フラグが0の登録ジョブがないと判別した場合(ステップS23;No)、ジョブキューとして登録された登録ジョブがない、即ち、実行可能なジョブがないと判別し、本処理を終了させる。
図6に、本実施の形態におけるジョブの実行動作の例を示す。
図6に示すジョブの実行動作は、図4に示したジョブキューQにおいてジョブ実行処理を行った場合の例であり、ジョブ名の横に記載の括弧書きは、ジョブの実行部数目を示している。
まず、時刻t0のとき、ジョブキューQに登録された登録ジョブの後処理フラグが登録順番に参照され、後処理フラグが1の登録ジョブとして第3ジョブが有ることから、第3ジョブの1部目の実行が開始される。このとき、第3ジョブの1部目が先行ジョブとなる。
時刻t1のとき、先行ジョブとしての第3ジョブの1部目の画像形成処理が終了し、第3ジョブの1部目よりも前に実行中のジョブは無いため、第3ジョブの1部目の後処理経路中に第3ジョブの1部目よりも前に実行中である他のジョブにより搬送されている記録媒体がないことから、第3ジョブの1部目の後処理の実行が開始される。更に、ジョブキューQに登録された登録ジョブの後処理フラグが登録順番に参照され、後処理フラグが0の登録ジョブとして第1ジョブが有ることから、第1ジョブの1部目の実行が開始される。このとき、第1ジョブの1部目が割込ジョブとなる。
時刻t2のとき、割込ジョブとして第1ジョブの1部目の画像形成処理が終了し、第1ジョブの1部目の後処理経路中に第1ジョブの1部目よりも前に実行中である第3ジョブの1部目の実行により搬送されている記録媒体はないため、第1ジョブの1部目の後処理が実行される。更に、第3ジョブの1部目の後処理は終了しておらず、ジョブキューQに登録された登録ジョブの後処理フラグが登録順番に参照され、後処理フラグが0の登録ジョブとして第1ジョブが有ることから、第1ジョブの2部目の実行が開始される。このとき、第1ジョブの2部目が更なる割込ジョブとなる。
時刻t3のとき、割込ジョブとして第1ジョブの2部目の画像形成処理が終了し、第1ジョブの2部目の後処理経路中に第1ジョブの2部目よりも前に実行中であるジョブの実行により搬送されている記録媒体はないため、第1ジョブの2部目の後処理が実行される。更に、第3ジョブの1部目の後処理は終了しているため、ジョブキューQに登録された登録ジョブの後処理フラグが登録順番に参照され、後処理フラグが1の登録ジョブとして第3ジョブが有ることから、第3ジョブの2部目の実行が開始される。このとき、第3ジョブの2部目が先行ジョブとなる。
時刻t4のとき、先行ジョブとしての第3ジョブの2部目の画像形成処理が終了し、第3ジョブの2部目の後処理経路中に第3ジョブの2部目よりも前に実行中である他のジョブにより搬送されている記録媒体がないことから、第3ジョブの2部目の後処理の実行が開始される。更に、ジョブキューQに登録された登録ジョブの後処理フラグが登録順番に参照され、後処理フラグが0の登録ジョブとして第1ジョブが有ることから、第1ジョブの3部目の実行が開始される。このとき、第1ジョブの3部目が割込ジョブとなる。
時刻t5のとき、割込ジョブとして第1ジョブの3部目の画像形成処理が終了し、第1ジョブの3部目の後処理経路中に第1ジョブの3部目よりも前に実行中である第3ジョブの2部目の実行により搬送されている記録媒体はないため、第1ジョブの3部目の後処理が実行される。更に、第3ジョブの2部目の後処理は終了しておらず、ジョブキューQに登録された登録ジョブの後処理フラグが登録順番に参照され、後処理フラグが0の登録ジョブとして第2ジョブが有ることから、第2ジョブの1部目の実行が開始される。このとき、第2ジョブの1部目が更なる割込ジョブとなる。
時刻t6のとき、割込ジョブとして第2ジョブの1部目の画像形成処理が終了し、第2ジョブの1部目の後処理経路中に第2ジョブの1部目よりも前に実行中であるジョブの実行により搬送されている記録媒体はないため、第2ジョブの1部目の後処理が実行される。更に、第3ジョブの2部目の後処理は終了しているため、ジョブキューQに登録された登録ジョブの後処理フラグが登録順番に参照され、後処理フラグが1の登録ジョブとして第4ジョブが有ることから、第4ジョブの1部目の実行が開始される。このとき、第4ジョブの1部目が先行ジョブとなる。
時刻t7のとき、先行ジョブとしての第4ジョブの1部目の画像形成処理が終了し、第4ジョブの1部目の後処理経路中に第4ジョブの1部目よりも前に実行中である他のジョブにより搬送されている記録媒体がないことから、第4ジョブの1部目の後処理の実行が開始される。更に、ジョブキューQに登録された登録ジョブの後処理フラグが登録順番に参照され、後処理フラグが0の登録ジョブとして第2ジョブが有ることから、第2ジョブの2部目の実行が開始される。このとき、第2ジョブの2部目が割込ジョブとなる。
時刻t8のとき、割込ジョブとして第2ジョブの2部目の画像形成処理が終了し、第2ジョブの2部目の後処理経路中に第2ジョブの2部目よりも前に実行中であるジョブの実行により搬送されている記録媒体はないため、第2ジョブの2部目の後処理が実行される。更に、第4ジョブの1部目の後処理は終了しているため、ジョブキューQに登録された登録ジョブの後処理フラグが登録順番に参照され、後処理フラグが1の登録ジョブとして第5ジョブが有ることから、第5ジョブの1部目の実行が開始される。このとき、第5ジョブの1部目が先行ジョブとなる。
時刻t9のとき、先行ジョブとしての第5ジョブの1部目の画像形成処理が終了し、第5ジョブの1部目の後処理経路中に第5ジョブの1部目よりも前に実行中である他のジョブにより搬送されている記録媒体がないことから、第5ジョブの1部目の後処理の実行が開始される。更に、ジョブキューQに登録された登録ジョブの後処理フラグが登録順番に参照しても後処理フラグが0の登録ジョブがないが、後処理フラグが1の登録ジョブとして第5ジョブが有ることから、第5ジョブの2部目の実行が開始される。このとき、第5ジョブの2部目が先行ジョブとなる。
時刻t10のとき、先行ジョブとしての第5ジョブの2部目の画像形成処理が終了し、第5ジョブの2部目の後処理経路中に第5ジョブの2部目よりも前に実行中である第5ジョブの1部目により搬送されている記録媒体があることから、第5ジョブの2部目の後処理の実行は待機となる。
時刻t11のとき、先行ジョブとしての第5ジョブの2部目の後処理経路中に第5ジョブの2部目よりも前に実行中である第5ジョブの1部目により搬送されている記録媒体がない(第5ジョブの1部目の後処理終了)ことから、第5ジョブの2部目の後処理の実行が開始される。
第5ジョブの2部目の後処理が実行された後、ジョブキューQに登録された登録ジョブの後処理フラグが登録順番に参照しても後処理フラグが0の登録ジョブがなく、また、後処理フラグが1の登録ジョブも無いため、ジョブ実行処理が終了される。
以上のように、本実施の形態によれば、後処理に要する時間が長い第1後処理条件に該当する後処理のジョブを優先させて実行させ、第1後処理条件に該当する後処理のジョブの後処理中に第2後処理条件に該当する後処理のジョブを実行させることができるため、第1後処理条件に該当するジョブの後処理の実行中に第2後処理条件に該当するジョブの画像形成を実行させることができ、複数のジョブを連続して出力する際、画像形成部21を有するプリント部20のアイドル状態となる時間の減少を図ることができ、生産性の向上を図ることができる。
更に、ジョブに複数の実行部数が設定されている場合には、1部毎に後処理に要する時間が長いジョブの後処理中に後処理に要する時間が短いジョブの画像形成を行わせることができ、1部毎に実行順序を変更することができるため、画像形成部21を有するプリント部20のアイドル状態となる時間を更に減少させることができる。
また、本発明は、上記実施の形態の内容に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
本実施の形態における画像形成装置Aの断面構成図である。 画像形成装置Aの制御ブロック図である。 本実施の形態におけるジョブ登録処理のフローチャートでる。 ジョブ登録処理が実行されたジョブキューQの一例である。 本実施の形態におけるジョブ実行処理のフローチャートである。 本実施の形態におけるジョブの実行動作の例である。
符号の説明
1 本体部
1a 本体制御部
1b プリンタコントローラ
11b コントローラ制御部
12b DRAM制御IC
13b 画像メモリ
14b LANIF
2 後処理部
10 画像読取部
11 自動原稿送り部
12 読取部
12a CCDイメージセンサ
20 プリント部
21 画像形成部
21a 転写装置
22 給紙部
23 給紙搬送部
24 定着部
25 搬出部
25a 搬出口
30 給紙ユニット
30a 受取口
40 パンチユニット
50 ステイプルユニット
51 スタック台
52 ステイプラー
60 折りユニット
70 断裁ユニット
71 切断刃
80 くるみ製本ユニット
81 搬送部
82 クランプ部
83 糊タンク部
84 昇降成形部
85 表紙供給部
86 糊補給部
90 操作表示部
91 LCD
100 画像制御部
110 制御部
120 不揮発メモリ
130 RAM
140 読込処理部
150 圧縮IC
160 DRAM制御IC
170 画像メモリ
171 圧縮メモリ
172 ページメモリ
180 伸張IC
190 書込処理部
200 画像読取制御部
300 プリント制御部
400 後処理制御部
900 操作表示制御部
A 画像形成装置
d 原稿
N ネットワーク
PC ユーザ端末
R0 給紙経路
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、R10、R11、R12、R13 搬送経路
T1 原稿トレイ
T2 手差しトレイ
T3 PIトレイ
T4 排紙トレイ
T5 冊子収納トレイ
T6 製本収納トレイ

Claims (9)

  1. ジョブの内容に応じて記録媒体に対して画像形成処理と後処理とを行い排出する画像形成装置において、
    受け付けられたジョブの後処理が、予め定められた後処理に要する時間が長い第1後処理条件又は後処理に要する時間が短い第2の後処理条件のいずれかに該当するかを判別し、当該判別結果を当該ジョブに対応付けて当該ジョブを登録するジョブ登録手段と、
    前記ジョブ登録手段により登録されたジョブを実行させる際、前記第1後処理条件に該当する後処理のジョブを優先させて実行させる制御手段と、
    を備えること、
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、
    実行されているジョブの後処理が前記第1後処理条件である場合、当該ジョブの後処理中に前記第2後処理条件に該当する後処理のジョブを実行させること、
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、
    前記ジョブ登録手段により登録されたジョブが複数の実行部数が設定されているジョブを含む場合、前記ジョブ登録手段により登録されたジョブを実行させる際、前記ジョブ登録手段により登録されたジョブを1部毎に実行するように制御し、実行されている1部分のジョブの後処理が前記第1後処理条件である場合、当該1部分のジョブの後処理中に前記第2後処理条件に該当する後処理のジョブを1部毎に実行させること、
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、
    前記ジョブの後処理を実行させる場合、当該ジョブの後処理の経路上に当該ジョブよりも先行して実行されているジョブの後処理中の記録媒体の有無を判別して実行させること、
    を特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. ジョブの内容に応じて記録媒体に対して画像形成処理と後処理とを行い排出させる画像形成方法において、
    受け付けられたジョブの後処理が、予め定められた後処理に要する時間が長い第1後処理条件又は後処理に要する時間が短い第2の後処理条件のいずれかに該当するかを判別し、当該判別結果を当該ジョブに対応付けて当該ジョブを登録するジョブ登録工程と、
    前記ジョブ登録工程により登録されたジョブを実行させる際、前記第1後処理条件に該当する後処理のジョブを優先させて実行させる制御工程と、
    を含むこと、
    を特徴とする画像形成方法。
  6. 前記制御工程は、
    実行されているジョブの後処理が前記第1後処理条件である場合、当該ジョブの後処理中に前記第2後処理条件に該当する後処理のジョブを実行させること、
    を特徴とする請求項5に記載の画像形成方法。
  7. 前記制御工程は、
    前記ジョブ登録工程により登録されたジョブが複数の実行部数が設定されているジョブを含む場合、前記ジョブ登録工程じより登録されたジョブを実行させる際、前記ジョブ登録工程により登録されたジョブを1部毎に実行するように制御し、実行されている1部分のジョブの後処理が前記第1後処理条件である場合、当該1部分のジョブの後処理中に前記第2後処理条件に該当する後処理のジョブを1部毎に実行させること、
    を特徴とする請求項5に記載の画像形成方法。
  8. 前記制御工程は、
    前記ジョブの後処理を実行させる場合、当該ジョブの後処理の経路上に当該ジョブよりも先行して実行されているジョブの後処理中の記録媒体の有無を判別して実行させること、
    を特徴とする請求項5から7のいずれか一項に記載の画像形成方法。
  9. コンピュータを、
    受け付けられたジョブの後処理が、予め定められた後処理に要する時間が長い第1後処理条件又は後処理に要する時間が短い第2の後処理条件のいずれかに該当するかを判別し、当該判別結果を当該ジョブに対応付けて当該ジョブを登録するジョブ登録手段、
    前記ジョブ登録手段により登録されたジョブを実行させる際、前記第1後処理条件に該当する後処理のジョブを優先させて実行させる制御手段、
    として機能させるためのプログラム。
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