JP2006031800A - 強誘電体メモリ装置及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 読み出し動作の安定した強誘電体メモリ装置を提供する。
【解決手段】
所定の電圧を生成する電圧源と、一端が第1のビット線に電気的に接続された第1の強誘電体キャパシタと、第1のビット線と電圧源との間に設けられ、第1の抵抗値を有する第1の抵抗体と、一端が第2のビット線に電気的に接続された第2の強誘電体キャパシタと、第2のビット線と電圧源との間に設けられ、第1の抵抗値と異なる第2の抵抗値を有する第2の抵抗体と、所定の電圧が第1のビット線及び第2のビット線に供給されたときの第1のビット線の電位を第2のビット線の電位と比較して、第1の強誘電体キャパシタに書き込まれたデータを判定するセンスアンプと、を備えた強誘電体メモリ装置。
【選択図】 図11



Description

本発明は、強誘電体メモリ装置及び電子機器に関する。特に本発明は、読み出し動作の安定した強誘電体メモリ装置に関する。
従来のFeRAMとして、特開2002−100183号公報(特許文献1)に開示されたものがある。上記特許文献1に開示された強誘電体メモリは、センスアンプの前段に、2値化された信号のうち低電位側の信号を0Vに設定し直す0レベル設定回路を備えている。
特開2002−100183号公報
しかしながら特許文献1に開示された従来のFeRAMでは、メモリセルに高い電圧がかかってしまうため、メモリセルを構成する強誘電体の疲労特性が大きく劣化してしまうという問題が生じていた。また、回路構成が複雑となるため、読み出し動作に時間がかかり、動作速度が遅くなるという問題が生じていた。
よって、本発明は、上記の課題を解決することのできる強誘電体メモリ装置及び電子機器を提供することを目的とする。この目的は特許請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
上記課題を解決するため、本発明の第1の形態によれば、所定の電圧を生成する電圧源と、第1のビット線及び第2のビット線と、一端が第1のビット線に電気的に接続された第1の強誘電体キャパシタと、第1のビット線と電圧源との間に設けられ、第1の抵抗値を有する第1の抵抗体と、電圧源と第1のビット線との間に設けられ、第1のビット線に第1の抵抗体を通して所定の電圧を所定の期間、供給するか否かを切り換える第1のスイッチと、一端が第2のビット線に電気的に接続された第2の強誘電体キャパシタと、第2のビット線と電圧源との間に設けられ、第1の抵抗値と異なる第2の抵抗値を有する第2の抵抗体と、電圧源と第2のビット線との間に設けられ、第2のビット線に第2の抵抗体を通して所定の電圧を所定の期間、供給するか否かを切り換える第2のスイッチと、所定の電圧が第1のビット線及び第2のビット線に供給されたときの第1のビット線の電位を第2のビット線の電位と比較して、第1の強誘電体キャパシタに書き込まれたデータを判定するセンスアンプと、を備えたことを特徴とする強誘電体メモリ装置を提供する。
上記構成では、第1の強誘電体キャパシタに書き込まれたデータに応じて、第1のビット線の充電特性が大きく異なることとなる。すなわち、第1の強誘電体キャパシタに書き込まれたデータ間において大きな読み出し電位差を得ることができるため、当該電位差に基づいて、第1の強誘電体キャパシタに書き込まれたデータを判定することができる。したがって、上記構成によれば、構成が極めて簡易で、読み出し動作の安定した強誘電体メモリ装置を提供することができる。
また、上記構成では、第2のビット線は第1のビット線と時定数が異なるため、電圧源から所定の電圧が供給されたときの第2のビット線の充電特性は、第1のビット線の充電特性と異なる。そして、センスアンプは、この充電特性の差異に基づいて、第1の強誘電体キャパシタに書き込まれたデータを判定することとなる。すなわち、所定の電圧が第1のビット線及び第2のビット線に供給された後の所定のタイミングにおける第1のビット線の電位は第2のビット線の電位と異なり、センスアンプは、この電位差に基づいて、第1の強誘電体キャパシタに書き込まれたデータを判定することができる。
したがって、上記構成によれば、極めて簡易な構成で、安定した読み出し動作を実現することができる。また、プロセス変動やプロセスばらつき、動作温度変化、電源電圧変化等が起きて強誘電体キャパシタの特性が変化した場合であっても、当該データの安定した読み出し動作を実現することができる。
例えば、第2の強誘電体キャパシタに参照電圧データとしてデータ"0"を書き込む場合には第2の抵抗値を第1の抵抗値より大きく設定し、一方、参照電圧データとしてデータ"1"を書き込む場合には第2の抵抗値を第1の抵抗値より小さく設定する。
上記強誘電体メモリ装置において、第2の強誘電体キャパシタは、データ"0"が書き込まれたことが好ましい。
上記構成では、第2の強誘電体キャパシタにデータ"0"を保持させるためには、その一端の電位を他端より高くすることとなる。そして、第1の強誘電体キャパシタに書き込まれたデータを判定するときに、参照電圧を生成すべく第2のビット線に所定の電圧が供給されるため、当該所定の電圧により、第2の強誘電体キャパシタの一端の電位を他端より高くして、第2の強誘電体キャパシタにデータ"0"を保持させることができる。したがって、上記構成によれば、極めて簡易な構成で、第2の強誘電体キャパシタに参照電圧データを保持させることができる。
上記強誘電体メモリ装置において、第2の強誘電体キャパシタは、他端が接地されたことが好ましい。
上記構成では、第1の強誘電体キャパシタに書き込まれたデータを判定するときに、参照電圧を生成すべく第2のビット線に所定の電圧が供給されたときに、第2の強誘電体キャパシタには当該所定の電圧がかかることとなる。すなわち、上記構成では、参照電圧データとして書き込まれたデータ"0"が破壊されないため、第2の強誘電体キャパシタへの再書き込み動作を行わなくともよい。したがって、上記構成によれば、極めて容易に第2の強誘電体キャパシタに参照電圧データを保持させることができる。
上記強誘電体メモリ装置において、第2の抵抗値は、第1の抵抗値より大きいことが好ましい。
上記構成では、第2のビット線の時定数は、第1の強誘電体キャパシタにデータ"0"が書き込まれていた場合の第1のビット線の時定数と、"1"が書き込まれていた場合の第1のビット線の時定数との間の値となる。すなわち、第1のビット線及び第2のビット線に所定の電圧が供給されたときの第2のビット線の電位は、第1の強誘電体キャパシタにデータ"0"が書き込まれていた場合の第1のビット線の電位と、"1"が書き込まれていた場合の第1のビット線の電位との間の値となる。したがって、上記構成によれば、第2のビット線の電位に基づいて、第1の強誘電体キャパシタに書き込まれたデータを正確に判定することができる。
上記強誘電体メモリ装置において、第2の抵抗値は、第2のビット線の時定数が、第1の強誘電体キャパシタにデータ"1"が書き込まれていた場合における第1のビット線の時定数と、第1の強誘電体キャパシタにデータ"0"が書き込まれていた場合における第1のビット線の時定数との中間の時定数になる抵抗値であることが好ましい。
上記構成では、第1のビット線及び第2のビット線に所定の電圧が供給されたときの第2のビット線の電位は、第1の強誘電体キャパシタにデータ"0"が書き込まれていた場合の第1のビット線の電位と、"1"が書き込まれていた場合の第1のビット線の電位との間の略中央値となる。したがって、上記構成によれば、参照電圧のマージンを大きくとることができるため、第1の強誘電体キャパシタに書き込まれたデータをさらに正確に判定することができる。
上記強誘電体メモリ装置において、第2の抵抗値は、第2のビット線の時定数が、第1の強誘電体キャパシタにデータ"1"が書き込まれていた場合における第1のビット線の時定数と第1の強誘電体キャパシタにデータ"0"が書き込まれていた場合における第1のビット線の時定数との中間の時定数になる抵抗値より小さくく、第1の強誘電体キャパシタにデータ"0"が書き込まれていた場合における第1のビット線の時定数より大きくなるような抵抗値であることが好ましい。
上記構成では、第1のビット線及び第2のビット線に所定の電圧が供給されたときの第2のビット線の電位は、第1の強誘電体キャパシタにデータ"0"が書き込まれていた場合の第1のビット線の電位と、"1"が書き込まれていた場合の第1のビット線の電位の略中央値より小さい値となる。したがって、上記構成によれば、ファティーグ特性によって、"1"が書き込まれていた場合の第1のビット線の電位が低下したとしても、第1の強誘電体キャパシタに書き込まれたデータを正確に判定することができる。
上記強誘電体メモリ装置において、第1の強誘電体キャパシタは、第2の強誘電体キャパシタと略等しい容量を有することが好ましい。
上記強誘電体メモリ装置において、電圧源は、所定の電圧として、当該強誘電体メモリを駆動する駆動電圧と略同じ電圧を生成するのが好ましい。かかる構成によれば、駆動電圧を生成する駆動電圧源を電圧源として用いることができるため、強誘電体メモリ装置を高集積化させることができる。
上記強誘電体メモリ装置において、電圧源は、所定の電圧として、強誘電体キャパシタの抗電圧と当該強誘電体メモリを駆動する駆動電圧との間の電圧を生成してもよい。かかる構成によれば、強誘電体キャパシタを構成する強誘電体に印加される電圧を小さくすることができるため、強誘電体特性、特にファティーグ特性の劣化を抑えることができる。ひいては、信頼性の高い強誘電体メモリ装置を提供することができる。
上記強誘電体メモリ装置において、電圧源は、所定の電圧として、強誘電体キャパシタの抗電圧より小さい電圧を生成してもよい。かかる構成よれば、強誘電体特性の劣化を抑えることができるとともに、再書き込み動作が不要な強誘電体メモリを提供することができる。
上記強誘電体メモリ装置において、スイッチは、ソース及びドレインの一方が電圧源またはビット線に電気的に接続され、他方が抵抗体に電気的に接続されたn型トランジスタであることが好ましい。これにより、さらに動作の安定した強誘電体メモリ装置を提供することができる。
当該強誘電体メモリ装置は、ビット線及び抵抗体に所定の電圧の供給を開始した後、ビット線が所定の電圧と略同電位に達する前に供給を停止するようにスイッチを制御する制御手段をさらに備えることが好ましい。この場合、当該強誘電体メモリ装置は、強誘電体キャパシタの他端に電気的に接続されたプレート線と、ビット線に所定の電圧が供給されている間、プレート線の電位を接地電位に制御するプレート線制御部とをさらに備えることが好ましい。かかる構成によれば、読み出し動作において大きな読み出し電位差を得ることができるため、動作の安定した強誘電体メモリ装置を提供することができる。
本発明の第2の形態によれば、上記の強誘電体メモリ装置を備えたことを特徴とする電子機器を提供する。ここで、電子機器とは、本発明に係るメモリ装置を備えた一定の機能を奏する機器一般をいい、その構成に特に限定が無いが、例えば、上記メモリ装置を備えるコンピュータ装置一般、携帯電話、PHS,PDA、電子手帳、ICカード等、記憶装置を必要とするあらゆる装置が含まれる。
以下、図面を参照しつつ、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせのすべてが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本発明の強誘電体メモリ装置100の全体構成の一例を示すブロック図である。強誘電体メモリ装置100は、複数の強誘電体キャパシタがアレイ状に設けられたキャパシタアレイ110と、ビット線制御部120と、プレート線制御部130と、ワード線制御部140とを備えて構成される。
ビット線制御部120は、ビット線BLの電位を制御し、また、ビット線BLの電位に基づいて、強誘電体キャパシタCpに書き込まれたデータを判断する。プレート線制御部130は、プレート線PLの電位を制御する。また、ワード線制御部140は、ワード線WLの電位を制御する。
図2は、第1実施形態におけるキャパシタアレイ110の回路構成の一部を示す図である。キャパシタアレイ110は、ビット線BLと、プレート線PLと、強誘電体キャパシタCpと、電圧源の一例である定電圧源200と、プリチャージ電圧源210と、抵抗体R1と、スイッチの一例であるトランジスタTR1、TR2及びTR3とを有して構成される。なお、キャパシタアレイ110は、ビット線BL及びプレート線PLに電気的に接続された、アレイ状に配置された複数の強誘電体キャパシタCpを有するが、以下において当該複数のキャパシタCpのうちの1つを例に、強誘電体メモリ装置100の構成及び動作について説明する。
強誘電体キャパシタCpは、一端がトランジスタTR2を介してビット線BLに電気的に接続されており、他端がプレート線PLに電気的に接続されている。すなわち、トランジスタTR2のソース及びドレインの一方が強誘電体キャパシタCpの一端に接続されており、また、他方がビット線BLに接続されている。また、トランジスタTR2のゲートにはワード線WLが接続されており、トランジスタTR2は、ワード線WLの電位の変化に応じて、ビット線BLと強誘電体キャパシタCpとを電気的に接続するか否かを切り換える。
定電圧源200は、ビット線BLに供給するための所定の電圧を生成する。定電圧源200は、例えば、強誘電体メモリ装置100を駆動する駆動電圧VCCと略同じ電圧を生成する。この場合、定電圧源200は、強誘電体メモリ装置100に設けられた、駆動電圧VCCを生成する駆動電圧源であってもよい。
他の例において定電圧源200は、駆動電圧VCCと後述する抗電圧Vcとの間の電圧を生成してもよく、また、抗電圧Vcより小さい電圧を生成してもよい。定電圧源200がこれらの電圧を生成し、ビット線BLに供給した場合における強誘電体メモリ装置100の動作については図7及び図8において後述する。
抵抗体R1は、ビット線BLと定電圧源200との間に設けられる。また、トランジスタTR1は、定電圧源200とビット線BLとの間に設けられ、定電圧源200において生成された電圧を、抵抗体R1を介してビット線BLに供給する。トランジスタTR1のソース及びドレインの一方が定電圧源200に電気的に接続されており、また、他方が抵抗体R1に電気的に接続されている。また、トランジスタTR1のゲートには信号Readが供給されており、信号Readの電位の変化に基づいて、抵抗体R1を介してビット線BLに当該電圧を供給するか否かを切り換える。
なお、本実施形態では、ビット線BLの端部において定電圧源200がトランジスタTR1及び抵抗体R1を介して設けられているが、他の形態においては、ビット線BLにおける複数のトランジスタTR2が電気的に接続されている点の間において、ビット線BLに所定の電圧を供給可能に設けられてもよい。また、ビット線BLにおける強誘電体キャパシタCpが電気的に接続されている点とトランジスタTR3が電気的に接続されている点との間においてビット線BLに所定の電圧を供給可能に設けられてもよい。この場合において、抵抗体R1は、定電圧源200とビット線BLとの間に設けられるのが望ましく、また、トランジスタTR1は、抵抗体R1と直列に設けられるのが望ましい。
プリチャージ電圧源210は、ビット線BLにプリチャージ電圧VPRとして0Vを供給するよう構成された電圧源であってもよい。すなわち、キャパシタアレイ110は、プリチャージ電圧源210を有する構成に代えて、トランジスタTR3を介してビット線BLを接地可能に構成されてもよい。
図3は、本実施形態の強誘電体メモリ装置100において、強誘電体キャパシタCpに書き込まれたデータを読み出す読み出し動作と、データを書き込む書き込み動作の第1実施例を示すタイミングチャートである。本例において定電圧源200は、ビット線BLに供給する電圧として駆動電圧VCCを生成する。
まず、信号PCの電位をVCCにすることにより、トランジスタTR3を導通させ、ビット線BLをプリチャージする。本例においてプリチャージ電圧源210は、プリチャージ電圧VPRとして0Vを生成しており、ビット線BLは0Vにプリチャージされる。
次に、ワード線WLの電位を0VからVCCに変化させることにより、トランジスタTR2を導通させる。これにより、強誘電体キャパシタCpの一端の電位は0Vとなり、また、プレート線PLの電位も0Vであるため、強誘電体キャパシタCpの両端の電位差は0Vとなる。
次に、信号PCの電位を0Vにすることにより、トランジスタTR3を非導通とし、ビット線BLを浮遊状態にする。そして、信号Readの電位をVCCとすることにより、トランジスタTR1を導通させる。これにより、定電圧源200からビット線BLに、抵抗体R1を介してVCCが供給されるため、ビット線BLの電位が所定の充電波形を描きながら徐々にチャージされる。
このとき、強誘電体キャパシタCpに書き込まれたデータに基づいて当該時定数が変化するため、当該データに基づいてビット線BLの充電波形が異なる。具体的には、強誘電体キャパシタCpに書き込まれたデータが"0"である場合には、ビット線BLの電位の上昇が急峻な充電波形となり、当該データが"1"である場合には、当該データが"0"である場合よりもビット線BLの電位の上昇が緩やかな充電波形となる。充電波形については図4及び図5において後述する。
次に、信号Readの電位をVCCにしてから所定の時間が経過した後、当該電位を0Vにすることにより、トランジスタTR1を非導通とする。これにより、ビット線BLは、浮遊状態となるため、トランジスタTR1を非導通としたときのビット線BLの電位が保持されることとなる。具体的には、強誘電体キャパシタCpに書き込まれたデータが"0"である場合と、当該データが"1"である場合との間で、ビット線BLに所定の電位差が生じる。そして、ビット線制御部120に設けられたセンスアンプ(図示せず)により、ビット線BLの電位を増幅し、増幅されたビット線BLの電位に基づいて、強誘電体キャパシタCpに書き込まれたデータを判断する。
次に、プレート線PLの電位を、0VからVCCに変化させた後、再度0Vに変化させることにより、強誘電体キャパシタCpに対してデータを再書き込みする。そして、ビット線BL及びワード線WLの電位を0Vとすることにより、読み出し及び書き込み動作を終了する。
図4は、キャパシタアレイ110の等価回路を示す図である。強誘電体キャパシタCpは容量Cを有しているため、本実施形態のキャパシタアレイ110において、抵抗体R1、強誘電体キャパシタCp、及びビット線BLは、同図に示すようにRC直列回路を形成する。ここで、トランジスタTR3を導通させ、定電圧源200で生成された電圧をビット線BLにチャージした場合、t秒後におけるビット線BLの点Aの電位Vtは以下の式(1)で表される。

Vt = VCC×(1−e−t/CR) (1)

ここで、時定数CRは、例えば、ビット線BLの電位が印加された電圧VCCの(1−e−1)、すなわち、63.2%まで上昇する時間を示す。すなわち、時定数CRが大きいほどビット線BLがチャージされる充電時間が遅れることとなる。時定数CRは、強誘電体キャパシタCpの容量Cに応じて変化するため、当該充電時間は、強誘電体キャパシタCpに書き込まれたデータに応じて変化する。以下において、強誘電体キャパシタCpに書き込まれたデータに応じて、強誘電体キャパシタCpの容量Cがどのように変化するか説明する。
図5は、強誘電体キャパシタCpのQ−Vヒステリシス特性及びC−V特性を示す図である。図5(a)に示す強誘電体キャパシタCpのQ−Vヒステリシス特性において、特性曲線の傾き(ΔQ/ΔV)は、強誘電体キャパシタCpの容量Cを表しており、容量Cは、特性曲線においてその傾きが急である場合には大きな値を示し、傾きが緩やかである場合には小さな値を示す。
図5(b)は、電圧Vに対する強誘電体キャパシタCpの容量Cを示したC−V特性を示す図である。同図に示すように、容量Cは、強誘電体キャパシタCpに書き込まれたデータ及び電圧Vに応じて変化する。すなわち、強誘電体キャパシタCpに0Vから正の電圧を徐々に印加していくと、強誘電体キャパシタCpに書き込まれたデータが"0"である場合、容量Cは緩やかに減少する。一方、当該データが"1"である場合、容量Cは急速に増加し、強誘電体キャパシタCpの分極量が略ゼロとなるときの電圧である抗電圧Vc及び−Vcにおいて極大となった後、急速に減少する。次に、この容量Cの変化に応じてビット線BLの電位がどのように変化するか説明する。
図6は、ビット線BLへのVCCの供給時間tに対するビット線BLの電位を示す図である。上述のとおり、強誘電体キャパシタCpの容量Cは、強誘電体キャパシタCpに書き込まれたデータに応じて変化する。したがって、抵抗体R1を介してビット線BLにVCCを供給した場合、ビット線BLの電位は、当該データが"0"である場合には急速に増加し、当該データが"1"である場合には緩やかに増加する。すなわち、所定の時間T0におけるビット線BLの電位は、当該データが"0"である場合と"1"である場合とでΔVの電位差が生じることとなる。
図3を参照して、信号Readの電位を0VからVCCに変化させるとビット線BLのチャージが開始され、信号Readの電位をVCCから0Vに変化させるとビット線BLのチャージが停止され、当該停止時の電位を保持したままビット線BLは浮遊状態となる。したがって、当該データが"0"である場合と"1"である場合とで、所定の電位差が生じるようなタイミングで、ビット線BLへのチャージを停止することにより、強誘電体キャパシタCpに書き込まれたデータを判断することができる。
図7は、本実施形態の強誘電体メモリ装置100において、強誘電体キャパシタCpに書き込まれたデータを読み出す読み出し動作と、データを書き込む書き込み動作の第2実施例を示すタイミングチャートである。本例における読み出し動作及び書き込み動作は、第1実施例における動作と同様であるが、本例において定電圧源200は、強誘電体キャパシタCpの抗電圧Vcと駆動電圧VCCとの間の電圧を生成する。したがって、本例においてビット線BLにチャージされる電圧は、第1実施例の電圧より低くなるため、強誘電体キャパシタCpにかかる電圧をさらに低くすることができる。したがって、強誘電体キャパシタCpを構成する強誘電体の劣化をさらに抑えることができる。
図8は、本実施形態の強誘電体メモリ装置100において、強誘電体キャパシタCpに書き込まれたデータを読み出す読み出し動作と、データを書き込む書き込み動作の第3実施例を示すタイミングチャートである。
本例における読み出し動作は、第1実施例及び第2実施例における動作と同様である。一方、本例において定電圧源200は、強誘電体キャパシタCpの抗電圧Vcより低い電圧を生成する。すなわち、強誘電体キャパシタCpに抗電圧Vcより高い電圧が供給されることがない。したがって、読み出し動作により、強誘電体キャパシタCpに書き込まれたデータが破壊されることがないため、プレート線PLの電位を0VからVCCに変化させる再書き込み動作をしなくともよい。
本例によれば再書き込み動作が不要となるため、強誘電体キャパシタCpの消費電力を低減させることができる。また、再書き込み動作が不要となるとともに、強誘電体キャパシタCpを構成する強誘電体の疲労を抑えることができる。
図9は、第2実施形態におけるキャパシタアレイ110の回路構成の一部を示す図である。以下において、第1実施形態と異なる点を中心に第2実施形態の強誘電体メモリ装置100について説明する。なお、第1実施形態と同一の符号を付した構成については、当該実施形態と同様の機能を有する。
本実施形態において、キャパシタアレイ110は、強誘電体キャパシタCpに書き込まれたデータを判定するタイミングを示す信号SAonを生成する点で、第1実施形態の構成と異なる。具体的には、本実施形態のキャパシタアレイ110は、第1実施形態の回路構成に加え、第1のダミービット線DBL1と、第1のダミー強誘電体キャパシタDCp1と、抵抗体R2と、スイッチの一例であるトランジスタTR4と、センスアンプ220と、波形整形部の一例であるバッファ230とをさらに備えて構成される。
第1のダミー強誘電体キャパシタDCp1は、一端が第1のダミービット線DBL1に接続されており、他端が接地されている。本実施形態において、第1のダミー強誘電体キャパシタDCp1は、他の強誘電体キャパシタCpと略同一の面積及び容量を有して構成されている。他の例において、第1のダミー強誘電体キャパシタDCp1は、トランジスタ等のスイッチを介して第1のダミービット線DBL1に接続されてもよい。この場合、当該スイッチは、強誘電体キャパシタCpに接続されたトランジスタTR2の動作に応じて、制御されることが好ましい。
抵抗体R2は、第1のダミービット線DBL1と定電圧源200との間に設けられる。また、トランジスタTR4は、定電圧源200と第1のダミービット線DBL1との間に設けられ、定電圧源200において生成された電圧を、抵抗体R2を介して第1のダミービット線DBL1に供給するか否かを切り換える。トランジスタTR4のソース及びドレインの一方が定電圧源200に電気的に接続されており、また、他方が抵抗体R2に電気的に接続されている。また、トランジスタTR4のゲートには信号Readが供給されており、信号Readの電位の変化に基づいて、抵抗体R2を介して第1のダミービット線DBLに当該電圧を供給するか否かを切り換える。すなわち、本実施形態において、トランジスタTR4は、トランジスタTR1の動作に同期して、第1のダミービット線DBL1に当該電圧を供給するか否かを切り換える。
抵抗体R2の抵抗値は、強誘電体キャパシタCp及び/又は第1のダミー強誘電体キャパシタDCp1のヒステリシス特性に基づいて定められることが好ましい。図5において説明したとおり、強誘電体キャパシタCp及び第1のダミー強誘電体キャパシタDCp1の容量(常誘電体容量)は、ヒステリシス特性の傾きに応じて変化する。
例えば、ヒステリシス特性の傾きが大きい場合には、ヒステリシス特性の傾きが小さい場合と比べて、強誘電体キャパシタCp及び第1のダミー強誘電体キャパシタDCp1の容量が大きくなるため、ビット線BL及び第1のダミービット線DBL1の時定数も大きくなる。すなわち、ビット線BL及び第1のダミービット線DBL1に所定の電圧を供給したときに、ヒステリシス特性の傾きが大きい場合には当該ビット線BL及び第1のダミービット線DBL1の電位は緩やかに上昇し、一方、当該傾きが小さい場合には当該ビット線BL及び第1のダミービット線DBL1の電位は急速に上昇することとなる。
したがって、ビット線BLの電位は、強誘電体キャパシタCpに書き込まれたデータが“1”である場合と“0”である場合とでΔVの電位差が生じるところ、この電位差ΔVが最大となるタイミングは、強誘電体キャパシタCpのヒステリシス特性に応じて変動することとなる。したがって、抵抗体R2の抵抗値は、ヒステリシス特性に応じて、センスアンプ220が動作するタイミングにおいてこの電位差ΔVが最大、あるいは十分な読み出しマージンが得られる値となるように設定されることが望ましい。
バッファ230は、入力として第1のダミービット線DBL1の電位を受け取り、当該電位波形を整形した電位信号SAonを生成する。本実施形態において、バッファ230は、第1のダミービット線DBL1の電位が所定の電位より低い場合には、電位信号SAonとして0Vを出力し、第1のダミービット線DBL1の電位が所定の電位より高い場合には、電位信号SAonとしてVCCを出力する。当該所定の電位は、センスアンプ220が動作を開始する電位と略等しい電位であってよい。
本実施形態において、キャパシタアレイ110は、複数段のバッファ230を有して構成される。また、各バッファ230は遅延素子としても機能しており、バッファ230の段数を変化させて、電位波形に対する電位信号SAonの遅延時間を調整してもよい。
センスアンプ220は、電位信号SAonの電位が変化するタイミングに応じて、ビット線BLの電位に基づき強誘電体キャパシタCpに書き込まれたデータを判定する。すなわち、本実施形態において、センスアンプ220は、電位信号SAonをイネーブル信号として受け取る。
図10は、ビット線BL及び第1のダミービット線DBL1へのVCCの供給時間tに対するビット線BL、第2のダミービット線DBL2、及び電位信号SAonの電位を示す図である。本実施形態の強誘電体メモリ装置100は、第1実施形態と同様の動作をするため、以下において、第2のダミービット線DBL2の電位の変化を中心に、本実施形態の強誘電体メモリ装置100の動作について説明する。
まず、第1実施形態と同様に、ビット線BL及び第1のダミービット線DBL1を0Vにプリチャージし、浮遊状態とする。次に、信号Readの電位を0VからVCCに変化させ、トランジスタTR1及びTR4を導通させる。これにより、定電圧源200からビット線BL及び第1のダミービット線DBL1に、それぞれ抵抗体R1及びR2を介してVCCが供給されるため、ビット線BL及び第1のダミービット線DBL1の電位は、図10に示すように、所定の充電波形を描きながら徐々にチャージされる。
本実施形態において、抵抗体R2は、抵抗体R1と略等しい抵抗値を有しており、第1のダミー強誘電体キャパシタDCp1には、データ“0”が書き込まれている。また、ビット線BLの容量は、第1のダミービット線DBL1の容量と略等しい。このため、第1のダミービット線DBL1の電位は、強誘電体キャパシタCpに書き込まれたデータが“0”である場合におけるビット線BLの電位と同様に上昇する。
次に、第1のダミービット線DBL1の電位がバッファ230の閾値を超えると、バッファ230は、電位信号SAonとしてVCCを出力する。本実施形態において、バッファ230は遅延素子としても機能しているため、第1のダミービット線DBL1の電位が当該閾値を超えてからΔt経過した後に、電位信号SAonの電位を0VからVCCに変化させる。
次に、電位信号SAonの電位がセンスアンプ220の閾値を超えると、センスアンプ220が動作を開始する。センスアンプ220は、電位信号SAonの電位が当該閾値を超えたときに、ビット線BLの電位を参照電圧と比較して、強誘電体キャパシタCpに書き込まれたデータを判定する。センスアンプ220は、ビット線BLの電位が、参照電圧より高い場合には、強誘電体キャパシタCpに書き込まれたデータが“0”であると判定する。一方、センスアンプ220は、ビット線BLの電位が、参照電圧より低い場合には、強誘電体キャパシタCpに書き込まれたデータが“1”であると判定する。
本実施形態では、所定の電圧がビット線BL及び第1のダミービット線DBL1に供給されたときの当該第1のダミービット線DBL1の電位が変化するタイミングに応じて、センスアンプ220の動作を開始させることができる。当該タイミングは第1のダミービット線DBL1の時定数、すなわち、第1のダミービット線DBL1に接続された第2の抵抗体及び第1のダミー強誘電体キャパシタDCp1の特性によって定まることとなる。そして、例えば、第1の抵抗体や強誘電体キャパシタCp等のビット線BLの時定数に影響を与える特性が変動した場合であっても、当該変動に応じて、第1のダミービット線DBL1の時定数も変動することとなる。したがって、本実施形態によれば、強誘電体キャパシタ等の特性が変動した場合であっても、安定した読み出し動作を行うことができる強誘電体メモリ装置100を提供することができる。
本実施形態では、センスアンプ220は、強誘電体キャパシタCpに書き込まれたデータを、電位波形の電位が変化するタイミングに基づいて判定することとなる。そして、当該タイミングは、バッファ230が電位波形を整形する動作によって定まることとなる。したがって、本実施形態によれば、バッファ230により当該タイミングを所望のタイミングとすることができるため、読み出し動作をさらに安定させることができる。
図11は、第3実施形態におけるキャパシタアレイ110の回路構成の一部を示す図である。以下において、第1実施形態及び/又は第2実施形態と異なる点を中心に第3実施形態の強誘電体メモリ装置100について説明する。なお、第1実施形態及び/又は第2実施形態と同一の符号を付した構成については、当該実施形態と同様の機能を有する。
本実施形態において、キャパシタアレイ110は、強誘電体キャパシタCpに書き込まれたデータを判定するための参照電圧を生成する構成を有する点で、第1実施形態及び第2実施形態の構成と異なる。具体的には、本実施形態のキャパシタアレイ110は、第1実施形態の回路構成に加え、第2のダミービット線DBL2と、第2のダミー強誘電体キャパシタDCp2と、抵抗体R3と、スイッチの一例であるトランジスタTR5と、センスアンプ220とをさらに備えて構成される。
第2のダミー強誘電体キャパシタDCp2は、一端が第2のダミービット線DBL2に接続されており、他端が接地されている。本実施形態において、第2のダミー強誘電体キャパシタDCp2は、他の強誘電体キャパシタCpと略同一の面積及び容量を有して構成されている。他の例において、第2のダミー強誘電体キャパシタDCp2は、トランジスタ等のスイッチを介して第2のダミービット線DBL2に接続されてもよい。この場合、当該スイッチは、強誘電体キャパシタCpに接続されたトランジスタTR2の動作に応じて、制御されることが好ましい。
抵抗体R3は、第2のダミービット線DBL2と定電圧源200との間に設けられる。また、トランジスタTR5は、定電圧源200と第2のダミービット線DBL2との間に設けられ、定電圧源200において生成された電圧を、抵抗体R3を介して第2のダミービット線DBL2に供給するか否かを切り換える。トランジスタTR5のソース及びドレインの一方が定電圧源200に電気的に接続されており、また、他方が抵抗体R3に電気的に接続されている。また、トランジスタTR5のゲートには信号Readが供給されており、信号Readの電位の変化に基づいて、抵抗体R3を介して第2のダミービット線DBL2に当該電圧を供給するか否かを切り換える。すなわち、本実施形態において、トランジスタTR5は、トランジスタTR1の動作に同期して、第2のダミービット線DBL2に当該電圧を供給するか否かを切り換える。
抵抗体R3の抵抗値は、第2のダミー強誘電体キャパシタDCp2に書き込まれたデータに基づいて設定される。具体的には、抵抗体R3の抵抗値は、第2のダミービット線DBL2の時定数が、以下の式(2)で導かれる値となるように設定されるのが望ましい。

R1×(2CBL+Cp“1”+Cp“0”)/2 (2)

ここで、CBLはビット線BLの容量、Cp“1”はデータ“1”が書き込まれた場合の強誘電体キャパシタCpの容量、Cp“0”はデータ“0”が書き込まれた場合の強誘電体キャパシタCpの容量を示す。
なお、抵抗体R3の抵抗値は、第2のダミービット線DBL2の時定数が、強誘電体キャパシタCpにデータ“1”が書き込まれていた場合におけるビット線BLの時定数より小さく、強誘電体キャパシタCpにデータ"0"が書き込まれていた場合におけるビット線BLの時定数より大きくなるような抵抗値であればよい。
本実施形態では、第2のダミービット線DBL2にはデータ“0”が書き込まれているため、抵抗体R3の抵抗値は、抵抗体R1の抵抗値より大きくなるように設定される。抵抗体R3の抵抗値は、第2のダミービット線DBL2の時定数が、式(2)で導かれる値より小さくなるような抵抗値となるように設定されるのが好ましい。
本実施形態では、第2のダミービット線DBL2の端部において定電圧源200がトランジスタTR5及び抵抗体R3を介して設けられているが、他の形態においては、第2のダミービット線DBL2における第2のダミー強誘電体キャパシタDCp2が接続されている点とセンスアンプ220との間において、第2のダミービット線DBL2に所定の電圧を供給可能に設けられてもよい。この場合において、抵抗体R3は、定電圧源200と第2のダミービット線DBL2との間に設けられるのが望ましく、また、トランジスタTR5は、抵抗体R3と直列に設けられるのが望ましい。
第2のダミービット線DBL2は、一端が抵抗体R3及びトランジスタTR5を介して定電圧源200に接続されており、他端がセンスアンプ220に接続されている。センスアンプ220は、ビット線BL及び第2のダミービット線DBL2の他端が接続されており、ビット線BL及び第2のダミービット線DBL2の電位に基づいて、強誘電体キャパシタCpに書き込まれたデータを判定する。
第2のダミービット線DBL2は、複数のビット線BLに対して1本設けられるのが好ましい。例えば、第2のダミービット線DBL2は、ビット線BLのブロック単位で設けられてもよく、また、強誘電体メモリ装置100につき1本であってもよい。
図12は、ビット線BL及び第2のダミービット線DBL2へのVCCの供給時間tに対するビット線BL及び第2のダミービット線DBL2の電位を示す図である。本実施形態の強誘電体メモリ装置100は、第1実施形態と同様の動作をするため、以下において、第2のダミービット線DBL2の電位の変化を中心に、本実施形態の強誘電体メモリ装置100の動作について説明する。
まず、第1実施形態と同様に、ビット線BL及び第2のダミービット線DBL2を0Vにプリチャージし、浮遊状態とする。次に、信号Readの電位を0VからVCCに変化させ、トランジスタTR1及びTR5を導通させる。これにより、定電圧源200からビット線BL及び第2のダミービット線DBL2に、それぞれ抵抗体R1及びR3を介してVCCが供給されるため、ビット線BL及び第2のダミービット線DBL2の電位は、図12に示すように、所定の充電波形を描きながら徐々にチャージされる。
第2のダミービット線DBL2にはデータ“0”が書き込まれており、抵抗体R3の抵抗値は、抵抗体R1の抵抗値よりも大きい。したがって、第2のダミービット線DBL2の時定数は、強誘電体キャパシタCpにデータ“0”が書き込まれた場合のビット線BLの時定数より大きく、データ“1”が書き込まれた場合のビット線BLの時定数より小さい。このため、第2のダミービット線DBL2の電位は、強誘電体キャパシタCpに書き込まれたデータが“1”である場合のビット線BLより速く上昇し、当該データが“0”である場合のビット線BLより遅く上昇することとなる。
次に、センスアンプ220が、ビット線BL及び/又は第2のダミービット線DBL2の電位が上昇し始めた後、所定のタイミングにおいて、第2のダミービット線DBL2の電位とビット線BLの電位とを比較して、強誘電体キャパシタCpに書き込まれたデータを判定する。センスアンプ220は、ビット線BLの電位が、第2のダミービット線DBL2の電位より高い場合には、強誘電体キャパシタCpに書き込まれたデータが“0”であると判定する。一方、センスアンプ220は、ビット線BLの電位が、第2のダミービット線DBL2の電位より低い場合には、強誘電体キャパシタCpに書き込まれたデータが“1”であると判定する。
本実施形態では、第2のダミービット線DBL2はビット線BLと時定数が異なるため、電圧源から所定の電圧が供給されたときの第2のダミービット線DBL2の充電特性は、ビット線BLの充電特性と異なる。そして、センスアンプ220は、この充電特性の差異に基づいて、強誘電体キャパシタCpに書き込まれたデータを判定することとなる。すなわち、所定の電圧がビット線BL及び第2のダミービット線DBL2に供給された後の所定のタイミングにおけるビット線BLの電位は第2のダミービット線DBL2の電位と異なり、センスアンプ220は、この電位差に基づいて、強誘電体キャパシタCpに書き込まれたデータを判定することができる。
したがって、本実施形態によれば、極めて簡易な構成で、安定した読み出し動作を実現することができる。また、プロセス変動やプロセスばらつき、動作温度変化、電源電圧変化等が起きて強誘電体キャパシタの特性が変化した場合であっても、当該データの安定した読み出し動作を実現することができる
本実施形態では、第2のダミー強誘電体キャパシタDCp2にデータ"0"を保持させるためには、その一端の電位を他端より高くすることとなる。そして、強誘電体キャパシタCpに書き込まれたデータを判定するときに、参照電圧を生成すべく第2のダミービット線DBL2に所定の電圧が供給されるため、当該所定の電圧により、第2のダミー強誘電体キャパシタDCp2の一端の電位を他端より高くして、第2のダミー強誘電体キャパシタDCp2にデータ"0"を保持させることができる。したがって、本実施形態によれば、極めて簡易な構成で、第2のダミー強誘電体キャパシタDCp2に参照電圧データを保持させることができる。
本実施形態では、強誘電体キャパシタCpに書き込まれたデータを判定するときに、参照電圧を生成すべく第2のダミービット線DBL2に所定の電圧が供給されたときに、第2のダミー強誘電体キャパシタDCp2には当該所定の電圧がかかることとなる。すなわち、本実施形態では、参照電圧データとして書き込まれたデータ"0"が破壊されないため、第2のダミー強誘電体キャパシタDCp2への再書き込み動作を行わなくともよい。したがって、本実施形態によれば、極めて容易に第2のダミー強誘電体キャパシタDCp2に参照電圧データを保持させることができる。
本実施形態では、第2のダミービット線DBL2の時定数は、強誘電体キャパシタCpにデータ"0"が書き込まれていた場合のビット線BLの時定数と、"1"が書き込まれていた場合のビット線BLの時定数との間の値となる。すなわち、ビット線BL及び第2のダミービット線DBL2に所定の電圧が供給されたときの第2のダミービット線DBL2の電位は、強誘電体キャパシタCpにデータ"0"が書き込まれていた場合のビット線BLの電位と、"1"が書き込まれていた場合のビット線BLの電位との間の値となる。したがって、本実施形態によれば、第2のダミービット線DBL2の電位に基づいて、強誘電体キャパシタCpに書き込まれたデータを正確に判定することができる。
本実施形態では、ビット線BL及び第2のダミービット線DBL2に所定の電圧が供給されたときの第2のダミービット線DBL2の電位は、強誘電体キャパシタCpにデータ"0"が書き込まれていた場合のビット線BLの電位と、"1"が書き込まれていた場合のビット線BLの電位との間の略中央値となる。したがって、本実施形態によれば、参照電圧のマージンを大きくとることができるため、強誘電体キャパシタCpに書き込まれたデータをさらに正確に判定することができる。
本実施形態では、ビット線BL及び第2のダミービット線DBL2に所定の電圧が供給されたときの第2のダミービット線DBL2の電位は、強誘電体キャパシタCpにデータ"0"が書き込まれていた場合のビット線BLの電位と、"1"が書き込まれていた場合のビット線BLの電位の略中央値より小さい値となる。したがって、本実施形態によれば、ファティーグ特性によって、強誘電体キャパシタCpにデータ“1”が書き込まれていた場合のビット線BLの電位が低下したとしても、強誘電体キャパシタCpに書き込まれたデータを正確に判定することができる。
図13は、第4実施形態におけるキャパシタアレイ110の回路構成の一部を示す図である。本実施形態において、キャパシタアレイ110は、第2実施形態の構成と、第3実施形態の構成の双方を有して構成される。すなわち、本実施形態のキャパシタアレイ110は、第1実施形態の構成に対して、第1のダミービット線DBL1及び第2のダミービット線DBL2と、抵抗体R2及びR3と、トランジスタTR4及びTR5と、第1のダミー強誘電体キャパシタDCp1及び第2のダミー強誘電体キャパシタDCp2と、センスアンプ220と、バッファ230とを有して構成される。
本実施形態における各構成は、第1実施形態乃至第3実施形態において説明した構成と同様の構成及び動作をする。また、第1実施形態乃至/又は第3実施形態と同一の符号を付した構成については、当該実施形態と同様の機能を有する。すなわち、本実施形態において、センスアンプ220は、バッファ230が出力した電位信号SAonの電位が変化するタイミングに応じて、ビット線BLの電位と第2のダミービット線DBL2の電位とを比較して、強誘電体キャパシタCpに書き込まれたデータを判定する。
本実施形態によれば、電位差ΔV、すなわち、読み出しマージンが十分取れるタイミングにおいて、強誘電体キャパシタCpに書き込まれたデータが“0”である場合のビット線BLの電位と“1”である場合のビット線BLの電位との間の電位を参照電圧として、強誘電体キャパシタCpに書き込まれたデータを判定するため、さらに安定した読み出し動作を実現することができる。
図14は、第2実施形態乃至第4実施形態において、第1のダミー強誘電体キャパシタDCp1及び第2のダミー強誘電体キャパシタDCp2に、データ“1”を保持させる構成の一例を示す図である。
本例において、キャパシタアレイ110は、トランジスタTR6と、インバータ240及び242とをさらに有して構成される。トランジスタTR6は、ソースが接地されており、ドレインが第1のダミービット線DBL1及び/又は第2のダミービット線DBL2に接続されている。第1のダミー強誘電体キャパシタDCp1及び/又は第2のダミー強誘電体キャパシタDCp2は、他端にインバータ242の出力が供給されている。また、トランジスタTR6のゲート及びインバータ240の入力には、再書き込み信号RWが供給されている。再書き込み信号RWは、読み出し動作時にはその電位が0Vであり、再書き込み動作時にはVCCとなる信号である。
本例では、上述した実施形態と同様に、強誘電体キャパシタCpに書き込まれたデータを読み出すが、この読み出し動作時において、再書き込み信号RWの電位は0Vであり、一方、第1のダミービット線DBL1及び/又は第2のダミービット線DBL2の電位はVCCに上昇するため、第1のダミー強誘電体キャパシタDCp1及び/又は第2のダミー強誘電体キャパシタDCp2に書き込まれたデータ“1”が破壊される。
このため、本例では、強誘電体キャパシタCpに書き込まれたデータが読み出された後、第1のダミー強誘電体キャパシタDCp1及び/又は第2のダミー強誘電体キャパシタDCp2にデータ“1”を再書き込みする。具体的には、再書き込み信号RWの電位を0VからVCCに変化させ、トランジスタTR6を導通させて、第1のダミービット線DBL1及び/又は第2のダミービット線DBL2の電位を0Vとする。一方、再書き込み信号RWの電位がVCCとなると、インバータ242の出力が0VからVCCに変化して、第1のダミー強誘電体キャパシタDCp1及び/又は第2のダミー強誘電体キャパシタDCp2には、その一端を基準として電圧−VCCがかかるため、第1のダミー強誘電体キャパシタDCp1及び/又は第2のダミー強誘電体キャパシタDCp2にデータ“1”が再書き込みされる。
上記発明の実施の形態を通じて説明された実施例や応用例は、用途に応じて適宜に組み合わせて、又は変更若しくは改良を加えて用いることができ、本発明は上述した実施形態の記載に限定されるものではない。そのような組み合わせ又は変更若しくは改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
本発明の強誘電体メモリ装置100の構成を示すブロック図である。 キャパシタアレイ110の回路構成の一部を示す図である。 本実施形態の強誘電体メモリ装置100において、強誘電体キャパシタCpに書き込まれたデータを読み出す読み出し動作と、データを書き込む書き込み動作の第1実施例を示すタイミングチャートである。 キャパシタアレイ110の等価回路を示す図である。 強誘電体キャパシタCpのQ−Vヒステリシス特性及びC−V特性を示す図である。 ビット線BLへのVCCの供給時間tに対するビット線BLの電位を示す図である。 本実施形態の強誘電体メモリ装置100において、強誘電体キャパシタCpに書き込まれたデータを読み出す読み出し動作と、データを書き込む書き込み動作の第2実施例を示すタイミングチャートである。 本実施形態の強誘電体メモリ装置100において、強誘電体キャパシタCpに書き込まれたデータを読み出す読み出し動作と、データを書き込む書き込み動作の第3実施例を示すタイミングチャートである。 第2実施形態におけるキャパシタアレイ110の回路構成の一部を示す図である。 ビット線BL及び第1のダミービット線DBL1へのVCCの供給時間tに対するビット線BL、第2のダミービット線DBL2、及び電位信号SAonの電位を示す図である。 第3実施形態におけるキャパシタアレイ110の回路構成の一部を示す図である。 ビット線BL及び第2のダミービット線DBL2へのVCCの供給時間tに対するビット線BL及び第2のダミービット線DBL2の電位を示す図である。 第4実施形態におけるキャパシタアレイ110の回路構成の一部を示す図である。 第2実施形態乃至第4実施形態において、第1のダミー強誘電体キャパシタDCp1及び第2のダミー強誘電体キャパシタDCp2に、データ“1”を保持させる構成の一例を示す図である。
符号の説明
100・・・強誘電体メモリ装置、110・・・キャパシタアレイ、120・・・ビット線制御部、130・・・プレート線制御部、140・・・ワード線制御部、200・・・定電圧源、210・・・プリチャージ電圧源、220・・・センスアンプ、230・・・バッファ、240、242・・・インバータ、Cp・・・強誘電体キャパシタ、DCp1、DCp2・・・ダミー強誘電体キャパシタ、BL・・・ビット線、DBL1、DBL2・・・ダミービット線、R1〜R3・・・抵抗体、TR1〜TR5・・・トランジスタ

Claims (8)

  1. 所定の電圧を生成する電圧源と、
    第1のビット線及び第2のビット線と、
    一端が前記第1のビット線に電気的に接続された第1の強誘電体キャパシタと、
    前記第1のビット線と前記電圧源との間に設けられ、第1の抵抗値を有する第1の抵抗体と、
    前記電圧源と前記第1のビット線との間に設けられ、前記第1のビット線に前記第1の抵抗体を通して前記所定の電圧を所定の期間、供給するか否かを切り換える第1のスイッチと、
    一端が前記第2のビット線に電気的に接続された第2の強誘電体キャパシタと、
    前記第2のビット線と前記電圧源との間に設けられ、前記第1の抵抗値と異なる第2の抵抗値を有する第2の抵抗体と、
    前記電圧源と前記第2のビット線との間に設けられ、前記第2のビット線に前記第2の抵抗体を通して前記所定の電圧を所定の期間、供給するか否かを切り換える第2のスイッチと、
    前記所定の電圧が前記第1のビット線及び前記第2のビット線に供給されたときの前記第1のビット線の電位を前記第2のビット線の電位と比較して、前記第1の強誘電体キャパシタに書き込まれたデータを判定するセンスアンプと、
    を備えたことを特徴とする強誘電体メモリ装置。
  2. 前記第2の強誘電体キャパシタは、データ"0"が書き込まれたことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の強誘電体メモリ装置。
  3. 前記第2の強誘電体キャパシタは、他端が接地されたことを特徴とする請求項2に記載の強誘電体メモリ装置。
  4. 前記第2の抵抗値は、前記第1の抵抗値より大きいことを特徴とする請求項2又は3に記載の強誘電体メモリ装置。
  5. 前記第2の抵抗値は、前記第2のビット線の時定数が、前記第1の強誘電体キャパシタにデータ"1"が書き込まれていた場合における前記第1のビット線の時定数と、前記第1の強誘電体キャパシタにデータ"0"が書き込まれていた場合における前記第1のビット線の時定数との中間の時定数になる抵抗値であることを特徴とする請求項4に記載の強誘電体メモリ装置。
  6. 前記第2の抵抗値は、前記第2のビット線の時定数が、前記第1の強誘電体キャパシタにデータ"1"が書き込まれていた場合における前記第1のビット線の時定数より大きく、前記第1の強誘電体キャパシタにデータ"0"が書き込まれていた場合における前記第1のビット線の時定数より小さくなるような抵抗値であることを特徴とする請求項1に記載の強誘電体メモリ装置。
  7. 前記第1の強誘電体キャパシタは、前記第2の強誘電体キャパシタと略等しい容量を有することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の強誘電体メモリ装置。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載の強誘電体メモリ装置を備えたことを特徴とする電子機器。
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