JP2006028430A - スタッドレスタイヤ用ゴム組成物及びスタッドレスタイヤ - Google Patents

スタッドレスタイヤ用ゴム組成物及びスタッドレスタイヤ Download PDF

Info

Publication number
JP2006028430A
JP2006028430A JP2004212268A JP2004212268A JP2006028430A JP 2006028430 A JP2006028430 A JP 2006028430A JP 2004212268 A JP2004212268 A JP 2004212268A JP 2004212268 A JP2004212268 A JP 2004212268A JP 2006028430 A JP2006028430 A JP 2006028430A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
silica
rubber
parts
rubber composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004212268A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4555011B2 (ja
Inventor
Toshifumi Saito
敏文 齋藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Tire Corp
Original Assignee
Toyo Tire and Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Tire and Rubber Co Ltd filed Critical Toyo Tire and Rubber Co Ltd
Priority to JP2004212268A priority Critical patent/JP4555011B2/ja
Publication of JP2006028430A publication Critical patent/JP2006028430A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4555011B2 publication Critical patent/JP4555011B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Tires In General (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

【課題】耐摩耗性を損なうことなく、氷上摩擦力を向上して凍結路での制動性を改良することができるスタッドレスタイヤ用ゴム組成物を提供する。
【解決手段】ガラス転移点≦−60℃、スチレン含有量≦20重量%であるジエン系合成ゴムを30重量%以上含有するゴム成分100重量部に対し、CTAB比表面積が100〜150m/gであるシリカと、カーボンブラックを、シリカ(A)とカーボンブラック(B)の合計量(A+B)に対するシリカの重量比で0.1≦A/(A+B)≦0.8、かつ、シリカとカーボンブラックの合計量(A+B)で30〜70重量部を満足するよう配合し、更に、式(1)のシランカップリング剤をシリカ100重量部に対して2〜25重量部配合する。
(C2n+1O)Si−C2m−S−CO−C2k+1 (1)
(式中、nは1〜3の整数、mは1〜5の整数、kは5〜9の整数)

Description

本発明は、氷雪路走行に使用されるスタッドレスタイヤに用いられるゴム組成物、及び、それを用いたスタッドレスタイヤに関するものである。
積雪路や凍結路等の滑りやすい道路を走行するためのスタッドレスタイヤは、一般に、積雪路でのトラクションを大きくするためにトレッドに設けられる溝模様が深い縦方向の溝と横方向の溝で構成されるブロックパターンとされ、また、トレッドを氷上で滑りにくくするゴム組成物で形成されている。これは、氷上では、タイヤと路面の摩擦力が普通の路面に比べて小さいために、十分な制動力を確保できないからであり、十分な氷上摩擦力を得るために、種々の方法が提案されている。
例えば、ジニトロソペンタメチレンテトラミン、アゾジカルボンアミド等の発泡剤や、中空フィラーなどを配合することで、トレッド表面にミクロな凹凸を作り出し、その凹凸で氷の表面に存在する水を吸収することによる除水効果を利用する方法、及び、胡桃等の種子の殻や桃などの果実の核を粉砕した植物性粒状体や、鉱物等の無機物粒状体などの氷よりも硬いものを配合して、これらの粒状体による氷の掘り起こし効果を利用する方法などが、提案されている(下記特許文献1〜3参照)。
これら従来の方策を用いると、確かに氷上性能の向上は見込めるが、近年のより高度な氷上での制動性の要求を満足することは難しい。更なる氷上摩擦力を得るために、表面凹凸を作り出すための発泡剤や、氷を掘り起こすための粒状体の配合量を多くして、トレッド表面の凹凸の数や、氷を掘り起こす粒子の数を多くする手法が考えられるが、そのような手法では、耐摩耗性が低下してしまい、スタッドレスタイヤとしての寿命が短くなってしまう。
なお、下記特許文献4には、加工中における許容できない粘度上昇を抑え、早期硬化(スコーチ)を改善するために、シリカと共に使用するシランカップリング剤として新規な保護化メルカプトシランが提案されている。しかしながら、同文献には、該保護化メルカプトシランを特定のポリマー及び大粒径シリカとともに用いることにより、スタッドレスタイヤとして、耐摩耗性を損なうことなく、氷上摩擦力を向上することができ、氷上での制動性を改良できることについては、開示されていない。
特開2001−1712号公報。 特開2002−356584号公報。 特開平10−7841号公報。 特表2001−505225号公報。
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、耐摩耗性を損なうことなく、氷上摩擦力を向上して凍結路での制動性を改良することができるスタッドレスタイヤ用ゴム組成物、及び、それを用いたスタッドレスタイヤを提供することを目的とする。
本発明者は、保護化メルカプトシランをシランカップリング剤として用い、これを特定のポリマー及び大粒径シリカとともに使用することにより、低温時でのタイヤの接地性を上げることができ、そのため、上記した発泡剤や粒状体の配合量を増量させることなく、従って耐摩耗性を維持したままで、氷上摩擦力を向上させることができ、凍結路での制動性を改良できることを見い出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明に係るスタッドレスタイヤ用ゴム組成物は、ガラス転移点が−60℃以下であり、かつスチレン含有量が20重量%以下であるジエン系合成ゴムを30重量%以上含有するジエン系ゴムからなるゴム成分100重量部に対し、CTAB比表面積が100〜150m/gであるシリカ1〜60重量部と、カーボンブラック10〜70重量部を、シリカ(A)とカーボンブラック(B)の合計量(A+B)に対するシリカ(A)の重量比で0.1≦A/(A+B)≦0.8であり、かつ、シリカとカーボンブラックの合計量(A+B)で30〜70重量部であることを満足するよう配合し、下記一般式(1)で表されるシランカップリング剤をシリカ100重量部に対して2〜25重量部配合してなるものである。
(C2n+1O)Si−C2m−S−CO−C2k+1 (1)
式中、nは1〜3の整数、mは1〜5の整数、kは5〜9の整数である。
本発明のスタッドレスタイヤ用ゴム組成物において、前記シリカは、CTAB比表面積(m/g)に対するDBP吸油量(cm/100g)の比DBP/CTABが1.4以上のものであることが好ましい。また、該ゴム組成物は、植物性粒状体を含有することが好ましい。
本発明に係るスタッドレスタイヤは、これらのゴム組成物からなるトレッドを有するものである。
本発明によれば、上記式(1)で表される保護化メルカプトシランをシランカップリング剤として大粒径のシリカとともに使用することにより、低温でのゴム硬度と貯蔵弾性率(E’)が下がって路面との接地性が大きくなる。そのため、上記した発泡剤や粒状体の配合量を増量させることなく、従って耐摩耗性を損なうことなく、氷上摩擦力を向上させることができ、凍結路での制動性を改良することができる。
以下、本発明の実施に関連する事項について詳細に説明する。
本発明のスタッドレスタイヤ用ゴム組成物においては、ガラス転移点(Tg)が−60℃以下であり、かつ、スチレン含有量(St)が20重量%以下であるジエン系合成ゴムをゴム成分として用いる。かかるジエン系合成ゴムとしては、ガラス転移点とスチレン含有量が上記範囲内であれば、ブタジエンゴム、イソプレンゴム、スチレン−ブタジエン共重合体ゴム、スチレン−イソプレン共重合体ゴム、ブタジエン−イソプレン共重合体ゴム、スチレン−イソプレン−ブタジエン共重合体ゴムなどの各種のジエン系合成ゴムを用いることができる。好ましくは、Tg≦−60℃のブタジエンゴム、及び/又は、Tg≦−60℃かつSt≦20重量%以下のスチレン−ブタジエン共重合体ゴムを用いることである。ここで、ガラス転移点の下限については、特に限定されないが、通常は−120℃以上である。なお、スチレン含有量が20重量%を越えると、低温時での硬度の上昇率が高く、氷上摩擦力の低下が大きく、スタッドレスタイヤ用途として適さない。
本発明のゴム組成物において、ゴム成分は、上記した特定のジエン系合成ゴムを30重量%以上含有するジエン系ゴムからなる。すなわち、ゴム成分は、上記ジエン系合成ゴム単独でもよく、また、該ジエン系合成ゴムとともに他のジエン系ゴムを70重量%以下で含有してもよい。このようなブレンドする他のジエン系ゴムとしては、ガラス転移点及びスチレン含有量が上記範囲を満たさないジエン系合成ゴムの他、天然ゴムを用いることができる。好ましくは、ゴム成分トータルとしてのガラス転移点を低くするために、他のジエン系ゴムとして天然ゴムを用いることである。すなわち、ゴム成分は、上記した特定のジエン系合成ゴム30〜100重量%と、天然ゴム70〜0重量%からなることが好ましく、より好ましくは、上記した特定のジエン系ゴム30〜70重量%と、天然ゴム70〜30重量%からなることである。
本発明のゴム組成物に使用されるシリカ(含水珪酸)は、そのコロイダル特性が、100≦CTAB比表面積(セチルトリメチルアンモニウムブロミド吸着比表面積)≦150m/gである大粒径のものが用いられる。このような大粒径のシリカを、後述する特定の保護化メルカプトシランとともに併用することにより、低温でのゴム硬度と貯蔵弾性率(E’)を下げて、路面との接地性を上げ、氷上摩擦力を向上させることができる。CTAB比表面積は、より好ましくは100〜130m/gである。なお、本発明において、CTAB比表面積は、ASTM D3765に準じて測定される値である。
上記シリカとしてはまた、CTAB比表面積(m/g)に対するDBP吸油量(cm/100g)の比DBP/CTABが1.4以上である高ストラクチャーのものが好ましく用いられる。DBP/CTABが1.4未満では、シリカとポリマーの結合力が低下し、耐摩耗性の低下につながる。DBP/CTABのより好ましい範囲は1.4〜2.0である。なお、本発明において、DBP吸油量はJIS K−5101に準拠して測定される値である。
本発明のゴム組成物には、補強性充填剤として、シリカとともに、カーボンブラックが配合される。両者の配合量は、ゴム成分100重量部に対して、シリカが1〜60重量部、カーボンブラックが10〜70重量部であり、しかも、シリカの配合量をAとし、カーボンブラックの配合量をBとしたとき、両者の合計量(A+B)に対するシリカの重量比が0.1≦A/(A+B)≦0.8であることを満足し、かつ、シリカとカーボンブラックの合計量(A+B)が30〜70重量部となるように配合される。上記シリカの重量比が0.1未満であると、保護化メルカプトシランとの上記した併用効果が得られにくくなる。より好ましくは、0.3≦A/(A+B)≦0.7であり、また、ゴム成分100重量部に対して、シリカが15〜50重量部、カーボンブラックが15〜50重量部である。
本発明のゴム組成物に使用されるシランカップリング剤は、上記一般式(1)で表されるように、メルカプト官能基の水素原子が置換されている保護化メルカプトシランである。かかる保護化メルカプトシランは特表2001−505225号公報に記載の方法に準拠して製造することができる。この保護化メルカプトシランは、上記した本発明の効果を充分に発揮させる上で、シリカ100重量部に対して2〜25重量部、より好ましくは5〜15重量部配合される。なお、かかるシランカップリング剤は、予めシリカに処理しておいて、この処理済みのシリカを上記ゴム成分に添加混合して配合することもできる。
本発明のゴム組成物には、氷上摩擦力を向上するために、上記した従来の各方法を併せて適用することができる。すなわち、除水効果を発揮するミクロな凹凸をトレッド表面に形成するために、ジニトロソペンタメチレンテトラミン、アゾジカルボンアミド、アゾビスイソブチルニトリル、ベンゼンスルホニルヒドラジド等の発泡剤や、中空フィラーなどを配合してもよい。また、氷の掘り起こし効果を得るために、氷の硬さより硬い種子の殻や果実の核を粉砕した植物性粒状体や、鉱物等の無機物粒状体を配合してもよい。
より好ましくは、氷の硬さより硬い、換言すればモース硬度が2以上である胡桃、椿などの種子の殻、あるいは桃、梅などの果実の核を公知の方法で粉砕して粒状体にしてなる植物性粒状体を用いることである。該植物性粒状体の粒径は特に限定されないが、100〜600μmのものが好ましく用いられる。また、その配合量は特に限定されないが、ゴム成分100重量部に対して1〜30重量部配合されることが好ましい。
また、該植物性粒状体としては、ゴム接着性改良剤で表面処理されたものを用いてもよく、かかる表面処理されたものと表面処理されていないものとを混合して使用することもできる。ゴム接着性改良剤としては、レゾルシン・ホルマリン樹脂初期縮合物とラテックスの混合物を主成分とするものが好ましいものとして挙げられる。該混合物は、例えば、レゾルシン1モルに対しホルマリン又はヘキサメチレンアルデヒド1〜2モルの比率で両者を水に溶解し、少量の苛性ソーダ又は苛性カリ水溶液を添加して熟成し、得られたレゾルシン・ホルマリン樹脂初期縮合物を、天然ゴムラテックスまたはジエン系ゴムラテックスあるいは両者の混合物に、固形分換算でラテックス100重量部に対し10〜80重量部の比率で添加混合したものである。
本発明のゴム組成物には、上記した成分の他に、老化防止剤、亜鉛華、ステアリン酸、軟化剤、加硫剤、加硫促進剤など、タイヤ用ゴム組成物において一般に使用される各種添加剤を配合することができる。なお、ゴム組成物の混合は、公知の混合機を用いて行うことができ、その際、上記ゴム成分とシリカとカーボンブラックとシランカップリング剤を150〜180℃で混合することが、本発明の上記効果を発揮させる上で好ましい。
本発明のゴム組成物は、スタッドレスタイヤのトレッドのためのゴム組成物として好ましく用いられ、常法に従い加硫成形することにより、トレッドを形成することができる。そして、このようにして作製されたスタッドレスタイヤは、従来と同等以上の耐摩耗性を維持しながら、氷上での制動性に優れる。
以下、本発明の実施例を示すが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
バンバリーミキサーを使用して、下記表1に示す配合に従い、ゴム組成物を調製した。その際、ゴム組成物の混合温度は160℃とした。表1の各成分の詳細は以下の通りである。
・天然ゴム:RSS3号(ガラス転移点=−62℃)
・ブタジエンゴム:JSR社製「BR01」(ガラス転移点=−102℃)
・カーボンブラック:三菱化学社製「ダイヤブラックN339」
・シリカ1:日本シリカ工業製「ニップシール AQ」(CTAB比表面積=170m/g、DBP吸油量150cm/100g、DBP/CTAB=0.88)
・シリカ2:CTAB比表面積=105m/g、DBP吸油量175cm/100g、DBP/CTAB=1.67であるシリカ
・シリカ3:HUBER社製「Zeopol 8715」(CTAB比表面積=118m/g、DBP吸油量180cm/100g、DBP/CTAB=1.53)
・汎用カップリング剤:ビス−(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、デグサ社製「Si−69」。
・保護化メルカプトシラン:上記式(1)で表されるカップリング剤(n=2,m=3,k=7)、GEシリコーンズ社製「NXT」
・植物性粒状体:日本ウォルナット社製クルミ殻「ソフトグリップ#46」(粉末平均径=300μm)
また、各ゴム組成物には、共通配合として、パラフィンオイル(ジャパンエナジー社製「JOMOプロセスP200」)15重量部、酸化亜鉛(三井金属製「酸化亜鉛2種」)3重量部、ステアリン酸(花王製「ルナックS−20」)2重量部、老化防止剤(住友化学製「アンチゲン6C」)1.5重量部、ワックス(大内新興化学製「サンノックN」)1.5重量部、加硫促進剤(住友化学社製「ソクシノールCZ−G」)1.5重量部、硫黄(細井化学工業製「粉末硫黄」)2.1重量部を配合した。
得られた各ゴム組成物について硬度を測定するとともに、各ゴム組成物を用いてスタッドレスタイヤを作製して耐摩耗性とアイス制動性(凍結路面での制動性)を評価した。タイヤは、キャップ/ベース構造のトレッドを有する185/70R14のスタッドレスタイヤのキャップトレッドに各ゴム組成物を適用し、定法に従い加硫成形することにより製造した。各測定・評価方法は次の通りである。
・硬度:JIS K6253に準拠したタイプAデュロメーターを使用して23℃での硬度を測定した。数値が小さいほど、硬度が低く、凍結路面に対するグリップ性が高い傾向にある。
・耐摩耗性:2000ccのFF車に上記スタッドレスタイヤを4本装着し、2500km毎に前後ローテーションして10000km走行後の残溝深さ(4本の平均値)を測定した。比較例1の値を100とした指数で表示し、指数が大きいほど耐摩耗性に優れることを示す。
・アイス制動性:2000ccのFF車に上記空気入りタイヤを4本装着し、−5℃±3℃の氷盤路を、時速40kmでABSを作動させて制動距離を測定した(n=10の平均値)。比較例1の値を100とした指数で表示し、指数が大きいほど制動距離が短く、凍結路面での制動性に優れることを示す。
Figure 2006028430
結果は表1に示す通りであり、大粒径シリカと保護化メルカプトシランを組み合わせて使用した実施例1〜4では、、コントロールである比較例1に対して、耐摩耗性を損なうことなく、アイス制動性が改善されていた。これに対し、比較例1のコントロール配合において単に大粒径シリカに置き換えた比較例2では、耐摩耗性が損なわれていた。また、大粒径でない汎用のシリカと保護化メルカプトシランとを組み合わせた比較例3では、硬度は低いもののアイス制動性はほとんど改良されていなかった。

Claims (4)

  1. ガラス転移点が−60℃以下であり、かつスチレン含有量が20重量%以下であるジエン系合成ゴムを30重量%以上含有するジエン系ゴムからなるゴム成分100重量部に対し、
    CTAB比表面積が100〜150m/gであるシリカ1〜60重量部と、カーボンブラック10〜70重量部を、シリカ(A)とカーボンブラック(B)の合計量(A+B)に対するシリカ(A)の重量比で0.1≦A/(A+B)≦0.8であり、かつ、シリカとカーボンブラックの合計量(A+B)で30〜70重量部であることを満足するよう配合し、
    下記一般式(1)で表されるシランカップリング剤をシリカ100重量部に対して2〜25重量部配合してなるスタッドレスタイヤ用ゴム組成物。
    (C2n+1O)Si−C2m−S−CO−C2k+1 (1)
    (式中、nは1〜3の整数、mは1〜5の整数、kは5〜9の整数である)
  2. 前記シリカは、CTAB比表面積(m/g)に対するDBP吸油量(cm/100g)の比DBP/CTABが1.4以上のものであることを特徴とする請求項1記載のスタッドレスタイヤ用ゴム組成物。
  3. 植物性粒状体を含有する請求項1又は2記載のスタッドレスタイヤ用ゴム組成物。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のゴム組成物からなるトレッドを有するスタッドレスタイヤ。
JP2004212268A 2004-07-20 2004-07-20 スタッドレスタイヤ用ゴム組成物及びスタッドレスタイヤ Expired - Fee Related JP4555011B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004212268A JP4555011B2 (ja) 2004-07-20 2004-07-20 スタッドレスタイヤ用ゴム組成物及びスタッドレスタイヤ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004212268A JP4555011B2 (ja) 2004-07-20 2004-07-20 スタッドレスタイヤ用ゴム組成物及びスタッドレスタイヤ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006028430A true JP2006028430A (ja) 2006-02-02
JP4555011B2 JP4555011B2 (ja) 2010-09-29

Family

ID=35895166

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004212268A Expired - Fee Related JP4555011B2 (ja) 2004-07-20 2004-07-20 スタッドレスタイヤ用ゴム組成物及びスタッドレスタイヤ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4555011B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007284505A (ja) * 2006-04-14 2007-11-01 Sumitomo Rubber Ind Ltd トレッド用ゴム組成物
JP2008050432A (ja) * 2006-08-23 2008-03-06 Sumitomo Rubber Ind Ltd キャップトレッド用ゴム組成物およびそれを用いたキャップトレッドを有するスタッドレスタイヤ
JP2008260806A (ja) * 2007-04-10 2008-10-30 Bridgestone Corp スノータイヤ
JP2009167290A (ja) * 2008-01-16 2009-07-30 Yokohama Rubber Co Ltd:The ジエン系ゴム組成物
JP2014185339A (ja) * 2013-02-25 2014-10-02 Yokohama Rubber Co Ltd:The スタッドレスタイヤ用ゴム組成物およびスタッドレスタイヤ
JP2014530949A (ja) * 2011-10-24 2014-11-20 ブリヂストンアメリカズ タイヤ オペレイションズ エルエルシー シリカ充填ゴム組成物及びその調整方法
US11535687B2 (en) 2011-10-24 2022-12-27 Bridgestone Americas Tire Operations, Llc Silica-filled rubber composition and method for making the same
WO2023079949A1 (ja) * 2021-11-05 2023-05-11 株式会社ブリヂストン タイヤ用ゴム組成物、タイヤ用ゴム部材及びタイヤ
JP7312363B1 (ja) 2022-06-24 2023-07-21 住友ゴム工業株式会社 タイヤ

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07258469A (ja) * 1994-03-25 1995-10-09 Bridgestone Corp 空気入りタイヤ
JP2001040145A (ja) * 1999-07-26 2001-02-13 Sumitomo Rubber Ind Ltd トレッド用ゴム組成物
JP2001505225A (ja) * 1997-08-21 2001-04-17 シーケイ・ウイトコ・コーポレーション 充填材含有ゴム用保護化メルカプトシラン・カップリング剤
JP2003155383A (ja) * 2001-11-21 2003-05-27 Toyo Tire & Rubber Co Ltd タイヤトレッド用ゴム組成物
JP2003192843A (ja) * 2001-12-26 2003-07-09 Sumitomo Rubber Ind Ltd スタッドレスタイヤ用ゴム組成物
WO2004005395A2 (en) * 2002-07-09 2004-01-15 General Electric Company Silica-rubber mixtures having improved hardness
JP2004043731A (ja) * 2002-07-15 2004-02-12 Yokohama Rubber Co Ltd:The ラジアルタイヤ用ゴム組成物

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07258469A (ja) * 1994-03-25 1995-10-09 Bridgestone Corp 空気入りタイヤ
JP2001505225A (ja) * 1997-08-21 2001-04-17 シーケイ・ウイトコ・コーポレーション 充填材含有ゴム用保護化メルカプトシラン・カップリング剤
JP2001040145A (ja) * 1999-07-26 2001-02-13 Sumitomo Rubber Ind Ltd トレッド用ゴム組成物
JP2003155383A (ja) * 2001-11-21 2003-05-27 Toyo Tire & Rubber Co Ltd タイヤトレッド用ゴム組成物
JP2003192843A (ja) * 2001-12-26 2003-07-09 Sumitomo Rubber Ind Ltd スタッドレスタイヤ用ゴム組成物
WO2004005395A2 (en) * 2002-07-09 2004-01-15 General Electric Company Silica-rubber mixtures having improved hardness
JP2004043731A (ja) * 2002-07-15 2004-02-12 Yokohama Rubber Co Ltd:The ラジアルタイヤ用ゴム組成物

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007284505A (ja) * 2006-04-14 2007-11-01 Sumitomo Rubber Ind Ltd トレッド用ゴム組成物
JP2008050432A (ja) * 2006-08-23 2008-03-06 Sumitomo Rubber Ind Ltd キャップトレッド用ゴム組成物およびそれを用いたキャップトレッドを有するスタッドレスタイヤ
JP2008260806A (ja) * 2007-04-10 2008-10-30 Bridgestone Corp スノータイヤ
JP2009167290A (ja) * 2008-01-16 2009-07-30 Yokohama Rubber Co Ltd:The ジエン系ゴム組成物
JP2014530949A (ja) * 2011-10-24 2014-11-20 ブリヂストンアメリカズ タイヤ オペレイションズ エルエルシー シリカ充填ゴム組成物及びその調整方法
US11535687B2 (en) 2011-10-24 2022-12-27 Bridgestone Americas Tire Operations, Llc Silica-filled rubber composition and method for making the same
JP2014185339A (ja) * 2013-02-25 2014-10-02 Yokohama Rubber Co Ltd:The スタッドレスタイヤ用ゴム組成物およびスタッドレスタイヤ
WO2023079949A1 (ja) * 2021-11-05 2023-05-11 株式会社ブリヂストン タイヤ用ゴム組成物、タイヤ用ゴム部材及びタイヤ
JP7312363B1 (ja) 2022-06-24 2023-07-21 住友ゴム工業株式会社 タイヤ

Also Published As

Publication number Publication date
JP4555011B2 (ja) 2010-09-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5006532B2 (ja) 冬用空気入りタイヤ用ゴム組成物及び冬用空気入りタイヤ
JP5527014B2 (ja) タイヤ用ゴム組成物
JP5436953B2 (ja) ゴム組成物及び空気入りタイヤ
JP2007238803A (ja) タイヤトレッド用ゴム組成物及びその製造方法
JP5767653B2 (ja) トレッド用ゴム組成物およびそれをトレッドに用いた空気入りタイヤ
JP5006531B2 (ja) 冬用空気入りタイヤ用ゴム組成物及び冬用空気入りタイヤ
JP2007277437A (ja) タイヤ用ゴム組成物及びスタッドレスタイヤ
JP4813818B2 (ja) スタッドレスタイヤ用トレッドゴム組成物及びその製造方法
JP4555011B2 (ja) スタッドレスタイヤ用ゴム組成物及びスタッドレスタイヤ
JP4643207B2 (ja) 空気入りタイヤ用ゴム組成物及び空気入りタイヤ
JP4971614B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP2010265427A (ja) ゴム組成物及び空気入りタイヤ
JP4559167B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP6888948B2 (ja) タイヤトレッド用ゴム組成物及び空気入りタイヤ
JP4386504B2 (ja) タイヤ用ゴム組成物
JP3763025B1 (ja) タイヤ用ゴム組成物の製造方法
JP3796629B1 (ja) 空気入りタイヤ
JP2005344000A (ja) 重荷重用スタッドレスタイヤ用トレッドゴム組成物および重荷重用スタッドレスタイヤ
JP2006199832A (ja) タイヤトレッド用ゴム組成物
JP2006321827A (ja) ゴム組成物及び空気入りタイヤ
JP2014084361A (ja) タイヤ用ゴム組成物
JP5730705B2 (ja) タイヤトレッド用ゴム組成物及び空気入りタイヤ
JP2010018641A (ja) タイヤトレッド用ゴム組成物及び空気入りタイヤ
JP4971648B2 (ja) ゴム組成物及び空気入りタイヤ
JP4350973B2 (ja) タイヤ用ゴム組成物及びスタッドレスタイヤ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070529

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100406

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100604

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100713

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100715

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130723

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4555011

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees