JP2006019446A - 近接場露光方法及びこれを用いた素子の製造方法 - Google Patents

近接場露光方法及びこれを用いた素子の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 フォトマスクを使用した近接場露光において、各スリットにおける近接場露光の強度分布が同等となるようにする。
【解決手段】 ポジ型フォトレジストを使用したときに光潜像As,Bs,Cs、及びネガ型フォトレジストを使用したときの光潜像Ds,Es,Fsと、定在波の節から入射界面への距離(レジスト厚さ)との間には相関関係がある。そこで、所望の形状の光潜像、すなわち光強度分布を得たいときには、この相関関係に基づいて、レジスト厚さを適宜な値に設定する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、近接場露光方法及びこれを用いた素子の製造方法に関する。
半導体メモリの大容量化やCPUの高速化・高集積化の進展とともに、光リソグラフィーのさらなる微細化は必要不可欠となっている。一般に、光リソグラフィー装置を使用した微細加工における加工の限界は、光源の波長程度であるといわれている。このため、光リソグラフィー装置の光源として近紫外線レーザーを用いるなど短波長化が図られ、0.1μm程度の微細加工が可能となっている。
ところが、光リソグラフィー装置において、0.1μm以下の微細加工を行おうとすると、光源のさらなる短波長化が必要となり、この波長域でのレンズの開発等解決すべき課題も多い。
そこで、光リソグラフィー装置において、光源の短波長化とは別の方向で、微細加工を可能とする方法として、近接場露光法が注目されている。
特許文献1には、近接場マスク露光において「マスクに密着するレジスト厚を適切な薄さにすることによって、例えば波長程度の比較的大きな寸法の開口部から放射する光が回折により広がる影響を抑えること、及び比較的小さな、例えば半波長以下の、開口部近傍に局在するエバネッセント波を有効に露光に使用することが可能になる」ことが開示されている。
特開2001−356486号公報
しかしながら、上述の特許文献1によると、複数の微細開口を有するフォトマスクを使用して近接場マスク露光を行った場合に、近接場光の強度分布にばらつきが発生するという問題が発生した。特に複数の微細加工のうち、最も端に位置する微小開口における強度分布が低いという問題が発生した。
そこで、本発明は、近接場露光において、近接場光の強度分布を適宜に補正することができる近接場露光方法及びこれを用いた素子の製造方法を提供することを目的とするものである。
本発明は、露光光の波長以下の開口幅を有する複数の微小開口を備えた遮光膜を、基板の表面に形成されたフォトレジスト層に密着させ、露光光源から露光光を照射して前記遮光膜の開口パターンを前記フォトレジスト層に転写する近接場露光方法であって、前記フォトレジスト層に形成される定在波の節から前記遮光膜までの距離と、前記フォトレジスト層における前記遮光膜近傍の近接場光の光強度分布との相関関係に基づいて、所望の光強度分布とすべく、前記定在波の節から前記遮光膜までの距離を決定する、ことを特徴とする。
また、本発明は、露光光の波長以下の開口幅を有する複数の微小開口を備えた遮光膜を、基板の表面に形成されたフォトレジスト層に密着させ、露光光源から露光光を照射して前記遮光膜の開口パターンを前記フォトレジスト層に転写する近接場露光方法であって、前記微小開口から前記フォトレジスト中にしみ出す近接場光と、前記微小開口から前記フォトレジスト中に放出されて前記基板表面で反射された光との干渉光について、前記近接場光と前記反射光との位相関係を調整して、前記遮光膜近傍の光強度分布の露光マスク面内方向のコントラストを所望の形状とし、前記光強度分布を用いて、前記フォトレジストに開口パターンの転写を行う、ことを特徴とする。
本発明によると、遮光膜近傍の光強度分布を適宜なものとすることができるので、光潜像形状を所望の形状に形成することができる。
以下、図面に沿って、本発明の実施の形態について説明する。なお、各図面において同じ符号を付したものは、同様の構成あるいは同様の作用をなすものであり、これらについての重複説明は適宜省略した。
<実施の形態1>
図1(a),(b)に、近接場一括露光用の一般的なフォトマスク(露光マスク)100を示す。なお、図1(a)は、フォトマスク100を表面側((b)中の矢印X方向)から見た図であり、図1(b)は支持体104に取り付けた状態のフォトマスク100の、厚さ方向に切った縦断面図である。
同図に示すように、フォトマスク100は、マスク母体101と、このマスク母体101上(表面)に設けられた遮光膜102とによって構成されている。
マスク母体101は、厚さTが0.1〜100μmの、露光光(後述)に対して透過率の高い材料、例えば、SiN,SiO,SiCなどの材料によって形成されている。
これに対して、遮光膜102は、厚さがtの、露光光に対して透過率の低い材料、例えば、Cr,Al,Au,Taなどの金属材料によって形成されている。この遮光膜102には、複数の微小開口からなる開口パターン(微小開口群)103が形成されている。それぞれの微小開口は、例えば、図1(a)に示すように表面側から見た形状が矩形のスリットsによって形成されている。スリットsは、図1(b)に示すように、遮光膜102を表裏方向に貫通している。このスリットsの開口幅wは、露光光源(図2の水銀ランプ130)から発生される露光光の波長以下のサイズであり、また開口長さは開口幅wに対して十分に長く設定されている。このような開口パターン103の形成には、収束イオンビームや走査型プローブ加工機による直接加工、また電子ビームリソグラフィーやX線リソグラフィーなどによってレジスト膜を加工するリソグラフィー、ナノインプリント法や近接場露光法による微細パターン作製方法等を用いることができる。
上述のような全体として薄膜状のフォトマスク100は、支持体104によって支持されている。支持体104は、図1(b)に示すように形成されていて、マスク母体101の裏面の外周側を支持している。上述の遮光膜102のうちの、開口パターン103が形成されている部分は、支持体104の中空部分に対応している。
このフォトマスク100は、基板(後述)に塗布した薄膜状のフォトレジストに密着させて、これに垂直な方向から光を照射して、パターンを露光するものである。
フォトマスク100に照射された光によって、フォトレジスト中に形成される光強度分布がフォトレジスト中に光潜像を形成する。フォトレジストに適切な現像プロセスを施すことで、この光潜像に対応したフォトレジストパターンを得ることができる。
次に、図2を参照して、上述のフォトマスク100を使用した露光装置110について説明する。この露光装置110は、上述のフォトマスク100を保持して、フォトレジストが塗布されている基板に、パターンを転写をするものである。露光装置110を示す。
図2に示すように、近接場露光用のフォトマスク100は、その表面を下側に向けた状態、すなわちマスク母体101上側で、遮光膜102が下側に位置した状態で支持体104を介して圧力調整容器111の下部に取り付けられている。言い換えると、フォトマスク100は、表面側(同図中の下面)を圧力調整容器111の外側に、また裏面側(同図中の上面)を圧力調整容器111の向けた状態で配置されている。この圧力容器111は、その内側の圧力が、圧力調整手段112によって調整することができるようになっている。
被露光物としては、表面にレジスト膜(フォトレジスト)121が形成された基板120が使用される。基板120は、ステージ122上に取り付けられる。そして、ステージ308をx−y面内で駆動して、フォトマスク100に対して基板120のマスク面内2次元方向の相対位置合わせを行う。次に、マスク面法線方向(同図中の上下方向)にステージ122を駆動し、フォトマスク100を基板120上のフォトレジスト層121に密着させる。
圧力調整手段112によって圧力調整容器111内の圧力を調整して、フォトマスク100の表面と基板120上のフォトレジスト層121との間隔が全面にわたって100nm以下になるように両者を密着させる。
その後、露光光源としての水銀ランプ130から出射される露光光131をコリメーターレンズ132で平行光にした後、ガラス窓133を通し、圧力調整容器111内に導入し、フォトマスク100に対して裏面側から照射する。このような照明によって、フォトマスク100表面側のスリットの近くに生じる近接場でフォトレジスト層121の露光を行う。
図3(a)〜(d)に、1層のバッファ層を含む本実施の形態のパターン作成方法を示す。2層レジスト法と呼ばれる方法である。図3(a)にフォトマスク100と被露光物としての基板120とを示す。フォトマスク100は、上述のように、マスク母体101と、開口パターン103を有する遮光膜102とによって構成されている。また、基板120は、以下のような構成である。Si基板123上に、ネガ型フォトレジストをスピンコータで塗布する。その後、ハードベークして1層目の下層レジスト(汎用レジスト:バッファ層)124とする。下層レジスト124の膜厚は180nmとした。この加熱処理によって、下層レジスト124の感光性能は失われる。
次に、この下層レジスト124上に、Si含有ポジ型フォトレジスト(例えば、FH−SP3CL:富士フィルムアーチ社製)を塗布後、プリベークしてこれを2層目の上層レジスト125とする。上層レジスト125の膜厚は、20nmとなるようにして、2層構造のフォトレジスト層を形成した。
2層構造のフォトレジスト層が塗布されたSi基板123とフォトマスク100とを、前述の図2に示す露光装置110によって近接させ、圧力を加えて上層レジスト125とフォトマスク100とを密着させる。フォトマスク100を介して露光光131を照射して、フォトマスク100上のパターンを上層レジスト125に露光する(図3(b))。その後、フォトマスク100を上層レジスト125表面から離し、上層レジスト125の現像、ポストベークを行い、フォトマスク100上のパターンをレジストパターンとして転写した(図3(c))。
2層のフォトレジストの膜厚の合計が200nmとなっていることから、図4に示すように、側壁が垂直に近い光潜像が形成された上層レジストパターンとして、垂直性が高く、寸法精度の高いものが得られる。
引き続いて、上層レジスト125によるパターンをエッチングマスクとした酸素リアクティブイオンエッチングによって1層目である下層レジスト124をエッチングする(図3(d))。ここで、酸素リアクティブイオンエッチングは、上層レジスト125に含まれているSiを酸化して、この層のエッチング耐性を増加させる作用を有する。
以上のような手順で、フォトマスク100上の様々なパターンを基板120上にアスペクト比の高いレジストパターンとして大きさを揃えて転写することができる。
ここで、例えば上述のプロセスにおいて、上層レジスト125に形成されたレジストパターンを、下層レジスト124にパターンを形成するために用いる場合には、上層レジスト125に開いた開口のボトムのサイズが最も重要な量となる。この場合、この上層/下層の界面近傍で電界強度が急峻に変化しているときにサイズ変動の小さなレジストパターンが得られることになる。
また、このレジストパターンを直ちに下地基板である基板120のエッチングマスクとして用いる場合に、側壁の垂直性が高ければ、転写後のパターンサイズの精度を高めることができる。一方、これとは逆に、形成されたレジストパターン上に、金属膜を形成して回折光学素子やサブ波長サイズの光学素子を形成する場合には、素子の設計に応じてむしろなだらかに形状の変化する正弦波状のレジストパターンが望ましい場合もある。
ここに例示したような目的に応じた所望の断面形状のレジストパターンを得るために、露光・現像のプロセス条件を適切に選定することと合わせて、露光時のフォトレジスト層121内の光強度分布を制御することも有効である。
特に、近接場露光ではフォトレジスト層121の厚さ方向の光強度分布を制御することにより、多様なレジストプロファイルが得られる可能性がある。
伝搬光は概ね平面波として記述されてフォトレジスト層121の厚さ方向へは急激な変化をしないのに対して、スリット(微小開口)からしみ出す近接場光は、スリットからの距離に依存する光強度分布を有するためである。伝搬光を用いて光学像を形成する投影露光法との大きな違いである。
さて、上述したようにフォトマスク100をフォトレジスト層121に密着させて光を照射するときに、スリットの開口部近傍に近接場光が生じるが、同時にフォトレジスト層内には下向き伝搬光と上向き伝搬光との干渉で定在波が形成されることになる。
この定在波は、開口部からしみ出す光の伝搬光成分が、フォトレジスト/基板界面及びフォトレジスト/遮光膜界面のそれぞれで反射されることによって形成される。ここで、それぞれの界面での振幅反射率をr1、r2とする。また、遮光膜の開口部の屈折率(通常は空気ないし真空で屈折率は1となる)に対して定義されるフォトレジスト/開口界面での振幅反射率をrvとする。
いま、伝搬光のエネルギーは、遮光膜側から導入されるものであるので、伝搬光である平面波は、フォトレジスト/遮光膜界面(z=0とする)からフォトレジスト/基板界面(z=Lとする)に向かってz軸方向に中に伝わっていくものとして、定在波の状態を考える。
定在波の複素電界強度E(z)は、
E(z)=(exp(ikz)+r1exp[−ikz]
*exp[2ikL])/(1−r1r2exp(2ikL))……(a)
と表される。ここでk=nω/cは、角振動数ωの光の波数であり,nはフォトレジストの屈折率である。
ちなみに、フォトレジスト/遮光膜界面の開口部の影響を考えるためには、式(a)において、r2をrvに置き換えればよい。この置き換えを行っても、得られる定在波分布の腹と節の位置に格段の変化は生じなかった。
このような定在波の分布は、フォトレジスト/基板界面の反射率r1、及びフォトレジスト層121の厚さL、波数kを介してフォトレジストの屈折率に依存することがわかる。さらに、フォトレジスト/基板界面の反射率r1は、基板120の最上層に屈折率制御層を設け、ここの屈折率と厚さを制御することによっても調整できることが分かる。この場合、基板121とその上に設けた屈折率制御層とを合わせたものが、ここまでの説明における「基板」に相当することになる。
ここまで説明してきたように、定在波と、スリットの開口部から生じる近接場光とを考慮した上で、薄膜のフォトレジスト層121中の光強度分布、すなわち光潜像の形状を議論するためには、ベクトル電磁界解析手法を用いた数値解析を行うことが有用である。
発明者は、ベクトル電磁界解析手法のひとつである有限差分時間域法によってこの光潜像の形状を解析した。
計算の前提は以下のものである。マスク母材101は屈折率1.9のSiNを使用し、このマスク母材101表面に遮光膜102として厚さ50nmのCr膜を設け、この遮光膜102に微小開口であるスリットが形成されている。このフォトマスク100は、Si基板123上のフォトレジスト層121に密着させた。露光光の波長は真空中で436nmのg線として、計算を行った。計算例としては、開口幅が40nmのスリットがピッチp=100nmで繰り返されるパターンを用いた。
これらの解析の結果、以下のことが見出された。
(1)フォトレジスト層121中に形成される光潜像の形状は、ネガ型フォトレジストを使用する場合、ポジ型フォトレジストを使用する場合のそれぞれについて、大きく3種類に分類できることが判明した。図4(A),(B),(C)は、ポジ型フォトレジストの3種類を光潜像の概略形状を示し、また図4(D),(E),(F)に、ネガ型フォトレジストの3種類を光潜像の概略形状を示す。なお、これら(A)〜(F)の図中における、右上がりの斜線領域は、フォトレジスト層121がある部分、すなわちフォトレジスト層121の非溶解部分に対応し、でき上がりのレジストパターンに相当する。また、左上がりに斜線領域は、遮光膜102がある部分を示している。
(2)これらの光潜像の形状は、フォトレジスト層121に形成される定在波の分布と強く関係していること。より詳細には、上述の式(a)で表される定在波の分布において、節から入射界面(フォトレジスト/遮光膜界面)までの距離が、光強度分布において極めて支配的なパラメータである。
ここで光潜像の形状とは、フォトマスク100の遮光膜102側の上側のマスク母材101の中で振幅1の平面波が遮光膜102を照明したときに、フォトレジスト層121中での光強度について、等強度線で表されるものである。光潜像を定義する光強度としておおむね0.05から2の範囲内から選ばれることが多い。さらに典型的には0.1から1の間の適当な強度をもって、光潜像のサイズとしたときに、実プロセスの結果との対応がよくなることが多い。
この等強度線よりも開口部に近い領域では近接場の光強度が強く、この等強度線よりも開口部から遠い領域では近接場の光強度が弱い。
光潜像の形状について、図4(A)〜(F)を参照して詳述する。
フォトレジスト層121としてポジ型フォトレジストを用いる場合とネガ型フォトレジストを用いる場合とで、実用的な潜像形状を与える強度は、少し異なる場合がある。ネガ型フォトレジストを用いた場合には、露光して非溶解とする部分が、相互に接続した形状になるように、比較的露光量を多めに設定することになるためである。すなわち、計算結果から選ぶ等強度線の強度の値としては、小さ目のものを選定することになる。
はじめにポジ型フォトレジストを前提とする場合の潜像分布について見ていく。以下、潜像の幅hとは、図中の白抜き部の幅を指す(光強度がより強い領域の幅である)。
(A)の光潜像Asは、遮光部の縁102a,102bから10nm程度後退した位置から始まる。光潜像Asは遮光部の下から、深さ10〜40nm程度まで到達し、この側壁部分h1,h2は、垂直性が良好な形状となっている。光潜像Asの底部h3は、遮光膜102の縁102a,102b近傍から下がる側壁h1,h2につながっている。光潜像Asの幅hは、深さに対してあまり変化しない。なお、以下の(B)〜(F)の説明においては、符合は適宜省略する。
(B)の光潜像Bsの形状は、(A)と同様に、遮光部の縁から10nm程度後退した位置から始まる。そして、光潜像Bsの側壁部分は緩やかな円弧を描きながらフォトレジスト中に浸入するが、この境界線は開口部直下に向かうことなく、同じ遮光部の反対の縁近傍に戻ってくる。光潜像Bsの幅は、フォトレジスト中の深さに対して単調増加する。
(C)の光潜像Csの形状は、遮光部の縁から20nm程度後退した所から始まる。光潜像Csの上側における幅は、遮光膜の開口部の幅と比べて大幅に拡大している。ここから、フォトレジスト中深くに侵入するにつれて、開口部の下に緩やかに近づいていき、開口部直下で最も深くなる。すなわち、光潜像Csの幅は深さとともに狭くなっていく。そして、隣接する遮光部の下でフォトレジストの表面に戻ってくる。
この(C)における(A)との違いは、光潜像Csの側壁部分がなだらかな傾斜を有しており、光潜像Csのサイズが、フォトレジスト内で深さとともに小さくなっていくことである。
これら、(A),(B),(C)の光潜像As,Bs,Csの形状の境界は、露光・現像の条件、すなわち光潜像の境界線として選ぶ強度の選定によって、多少の影響は受けるものの、全体の傾向は、上に示したとおりである。この影響を考慮した場合には、図4で潜像形状を区別した境界線は±15nm程度の誤差を有するもの、ということができる。
つづいて、ネガ型フォトレジストを前提とする場合の潜像分布について説明する。ここでは、光潜像Ds,Es,Fsの幅とは、図中の右上がりの斜線領域の幅を指す(光強度がより強い領域の幅である。)。
(D)の光潜像Dsは、遮光部の縁から、開口部をまたがずに、同じ遮光部の反対側へ至るものである。フォトレジストに形成される光潜像の幅は、深さに応じて単調に広くなる。
(E)の光潜像Esは、開口部をまたがない点は上述の(D)の光潜像Dsと同様であるが、フォトレジスト内で深さとともに光潜像Esの幅が狭くなっていく領域が存在している。
(F)の光潜像Fsは、遮光部下から始まって、開口部をまたいで隣接する遮光部下まで到達する。比較的なだらかな形状のものである。
単層のフォトレジスト層に対して適用して上述の(B)ないし(F)の形状の光潜像Ds,Es,Fsを用いてレジストパターンを形成することは容易ではないが、2層レジスト法などの表面イメージング法と組み合わせた場合には、(B)ないし(F)の光潜像Ds,Es,Fsも利用可能となる。
これらの潜像形状のなかから、先に述べたように個別にプロセス・目的に応じた潜像形状を選択することができる。そのためには、所望の光強度分布に応じたレジスト膜厚、基板を構成する屈折率制御層の膜厚・屈折率の選定を行えばよい。このときに、選定の具体的な指針として、式(a)を参照して、この定在波分布の節とレジスト/遮光膜界面との距離を選定することで、簡便に指針が得られる。
図4の下側のグラフに、上述の(A)〜(F)の光潜像As〜Fsを得るための、定在波の節から入射界面への距離を示す。同グラフでは、横軸にフォトレジストのレジスト厚さ(nm)をとり、縦軸に定在波の節から入射界面への距離をとっている。同グラフから、レジスト厚さを決めると、定在波の節から入射界面への距離が一義的に決まり、同時に、ポジ型フォトレジストにおける光潜像の形状が(A)〜(C)のうちから決まる。同様に、ネガ型フォトレジストを使用する場合には、そのときの光潜像の形状が(D)〜(F)から決まる。この逆に、光潜像の形状を決定すれば、それを実現するためのレジスト厚さが決まる。なお、光潜像の所定の形状を与えるレジスト厚さは、定在波の波長に対応して、周期的に繰り返される。
ここで、例えば、ポジ型フォトレジストに対して、(A)の光潜像Asの形状を目指す場合には、定在波の波長をλRとすると、定在波の節から遮光膜までの距離が0.16λRから0.4λRの範囲となるように選定すればよいことが、図4から読み取ることができる。このような形状を選んだときには特に、フォトレジスト中の深いところまで到達する近接場光の強度分布を得ることができる。
以上述べてきたスリットの開口部近傍の光強度分布に対する、フォトマスク面内方向のコントラスト制御方法に関しては、フォトマスクの遮光膜の開口部からしみ出る近接場光と、基板からの反射光との干渉から説明することもできる。
フォトマスクの遮光膜の開口部からしみ出た近接場光は、その一部がフォトレジスト中で伝搬光に変換され、基板との界面で反射されて、逆方向に進み、開口部近傍の近接場光と干渉する。この干渉による光強度分布のフォトマスク面内方向のコントラストが開口部近傍の所望のフォトレジスト中で大きくなるのは、その位置における近接場光と反射光との位相がほぼ一致する場合である。
ここで、フォトレジストの屈折率をnr、基板の屈折率nsとすると、nr<nsの場合は、基板表面での反射光は位相が反転するため、開口部近傍で近接場光と反射光の位相とがほぼ一致する条件は、前述のフォトレジストの厚さL、露光光の波長λ、フォトレジスト内波長λRを用いて、
ns×L≒(1/4+m/2)×λ
ただし、m=0,1,2……)
又は、
L=(1/4+m/2)×λR
ただし、m=0,1,2……)
と表すことができる。
また、nr>nsの場合は、基板表面での反射光は位相が反転しないため、開口部近傍で近接場光と反射光との位相がほぼ一致する条件は、
ns×L≒(1/2+m/2)×λ
ただし、m=0,1,2……)
又は、
L=(1/2+m/2)×λR
ただし、m=0,1,2……)
と表すことができる。
このように開口部からしみ出る近接場光と基板反射光との位相関係を制御して、フォトマスク近傍の光強度分布の、フォトマスク面内方向のコントラストの制御を行うことができる。
実際には、上述の開口部からしみ出る近接光と基板からの反射光とに加え、さらに基板からの反射光がフォトマスク表面で反射された光が干渉し、上述の干渉条件から少しずれたものとなる。これを数値的に解析した結果が前述の図4で述べた内容である。
ここで、フォトマスク近傍の光強度分布のフォトマスク面内方向のコントラストを大きくするために、反射光強度を増大させることが有効である。例えば、基板として、露光光に対して、反射率が低い場合は、その表面に金属等の高反射率層を設ければよい。
なお、2層レジスト等、フォトレジストと基板との間にバッファ層(上述の下層レジスト)設ける場合は、上述の干渉条件におけるLの代わりに、フォトレジストの厚さL、屈折率nr、バッファ層の厚さL’、屈折率nbを用いて、フォトレジストと基板との間の光学的距離を表す
nr*L+nb*L’
を用いればよい。
<実施の形態2>
屈折率がフォトレジストよりも小さい基板へのパターン形成を行い、なだらかなレジスト形状を利用した光学素子を作成する例を示す。
ここでの被露光物は、屈折率がフォトレジストよりもわずかに小さいSiO基板と、その上に形成した20nm厚のCr層からなる。フォトレジストとSiOの界面では屈折率差が小さく、この界面での反射率が大きくないので、間にCr層を導入した。Cr層の上に、厚さ150nmのポジ型フォトレジスト、例えばAz7904を塗布した。
この被露光基板とフォトマスクを図2に示す露光装置111によって近接させ、圧力を加えてフォトレジストとフォトマスクとを密着させる。フォトマスクを介して露光光を照射して、フォトマスク上のパターンをフォトレジストに露光した。その後、フォトマスクをフォトレジスト表面から離し、フォトレジストの現像、ポストベークを行い、フォトマスク上のパターンをレジストパターンとして転写した。
このレジスト厚さを選んだことで、図4(C)に示すような光潜像Cs、すなわち、レジストパターンのプロファイルがなだらかな光潜像を形成し、この光潜像によって同様のレジストパターンを形成することができる。
こうして形成されたレジストパターンの上から、50nm厚のAuを成膜して、反射型回折格子を構成する。これにより、なだらかなレジストパターンを反映した、角のとれたプロファイルの回折格子とすることができる。
<実施の形態3>
ネガ型フォトレジストを用いたレジストパターニングの例によって、フォトレジストの種類に応じたレジスト厚の選定を示す。
被露光物は、以下のような構成である。Si基板上に、ネガ型フォトレジストをスピンコータで塗布する。レジスト厚を100nmとした。
この被露光基板とフォトマスクを図2に示す露光装置110によって近接させ、圧力を加えてフォトレジストとフォトマスクとを密着させる。フォトマスクを介して露光光を照射して、フォトマスク上のパターンをフォトレジストに露光した。その後、フォトマスクをフォトレジスト表面から離し、フォトレジストの現像、ポストベークを行い、フォトマスク上のパターンをレジストパターンとして転写する。
このレジスト厚では、ポジ型フォトレジストへのパターニングは困難であるが、ネガ型フォトレジストに対しては、深さ20nm程度のレジストパターンを形成することができる。
<実施の形態4>
上述のように、微小開口(開口部)近傍の近接場分布を制御した近接場露光の方法を用いて、露光・現像後に形成されるレジストパターンの断面形状を制御することができる。このレジストパターンを各種基板に転写することにより、100nm以下のサイズの種々の形状の構造を形成することが可能である。
このような100nm以下のサイズの構造の製造技術を例えば、
(1)50nmサイズのGaAs量子ドットを50nm間隔で2次元で並べた構造製造に用いることによる量子ドットレーザー素子、
(2)50nmサイズの円錐状SiO2構造をSiO2基板上に50nm間隔で2次元に並べた構造製造に用いることによる光反射防止機能を有するサブ波長素子(SWS)構造、
(3)GaNや金属からなる100nmサイズの構造を100nm間隔で2次元に周期的に並べた構造製造に用いることによるフォトニック結晶光学デバイス、プラズモン光学デバイス、
(4)50nmサイズのAu微粒子をプラスティック基板上、50nm間隔で2次元に並べた構造製造に用いることによる局在プラズモン共鳴(LPR)や表面増強ラマン分光(SERS)を利用したバイオセンサやマイクロトータル解析システム(μTAS)、
(5)トンネル顕微鏡、原子間力顕微鏡、近接場光学顕微鏡等の走査型プローブ顕微鏡(SPM)に用いられる50nm以下のサイズの尖鋭な構造製造に用いることによるSPMプローブ等のナノエレクトロメカニカルシステム(NEMS)素子、
等の具体的素子製造に応用することができる。
(a)は一般的なフォトマスクの構成を示す上面図である。(b)は支持体に取り付けられた上体の一般的なフォトマスクの縦断面図である。 露光装置の構成を示す縦断面図である。 (a)〜(d)は2層レジスト法によりレジストパターンの製造方法を説明する図である。 レジスト厚さと光潜像の形状との関係とを説明する図である。
符号の説明
100 フォトマスク(露光マスク)
101 マスク母体
102 遮光膜
103 開口パターン(開口群)
120 基板(被露光基板)
121 フォトレジスト層
123 Si基板
124 下層レジスト
125 上層レジスト
131 露光光
s スリット(微小開口)

Claims (12)

  1. 露光光の波長以下の開口幅を有する複数の微小開口を備えた遮光膜を、基板の表面に形成されたフォトレジスト層に密着させ、露光光源から露光光を照射して前記遮光膜の開口パターンを前記フォトレジスト層に転写する近接場露光方法であって、
    前記フォトレジスト層に形成される定在波の節から前記遮光膜までの距離と、前記フォトレジスト層における前記遮光膜近傍の近接場光の光強度分布との相関関係に基づいて、所望の光強度分布とすべく、前記定在波の節から前記遮光膜までの距離を決定する、
    ことを特徴とする近接場露光方法。
  2. 上記定在波が、フォトレジスト/基板界面での反射光と、フォトレジスト/遮光膜界面での反射光との干渉で形成されるものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の近接場露光方法。
  3. 前記定在波の節から前記遮光膜までの距離を決定するために、前記フォトレジストの厚さ、前記フォトレジスト層の屈折率、前記露光光の波長、の少なくとも一つを調整する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の近接場露光方法。
  4. 前記基板が、下地基板とこの上に形成された屈折率制御層との積層構造からなる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の近接場露光方法。
  5. 前記定在波の節から前記遮光膜までの距離を決定するために、前記屈折率制御層の屈折率、前記屈折率制御層の厚さ、の少なくとも一つを調整する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の近接場露光方法。
  6. 前記フォトレジスト層がポジ型フォトレジストであり、前記定在波の前記フォトレジスト内での波長をλRとしたときに、前記定在波の節から前記遮光膜までの距離が0.16λRから0.4λRの範囲内にある、
    ことを特徴とする請求項1に記載の近接場露光方法。
  7. 露光光の波長以下の開口幅を有する複数の微小開口を備えた遮光膜を、基板の表面に形成されたフォトレジスト層に密着させ、露光光源から露光光を照射して前記遮光膜の開口パターンを前記フォトレジスト層に転写する近接場露光方法であって、
    前記微小開口から前記フォトレジスト中にしみ出す近接場光と、前記微小開口から前記フォトレジスト中に放出されて前記基板表面で反射された光との干渉光について、前記近接場光と前記反射光との位相関係を調整して、前記遮光膜近傍の光強度分布の露光マスク面内方向のコントラストを所望の形状とし、前記光強度分布を用いて、前記フォトレジストに開口パターンの転写を行う、
    ことを特徴とする近接場露光方法。
  8. 前記位相関係の調整が、前記フォトレジスト層の上面と前記基板表面との間の光学的距離を調整することにより行われる、
    ことを特徴とする請求項7に記載の近接場露光方法。
  9. 前記基板表面に接する材料の屈折率が前記基板の屈折率より小さい場合、前記フォトレジスト層の上面と前記基板表面との光学的距離をほぼ(1/4+m/2)×λR(ただし、m=0,1,2……)とすることで、前記遮光膜近傍の光強度分布の露光マスク面内方向のコントラストを大きくする、
    ことを特徴とする請求項7又は8に記載の近接場露光方法。
  10. 前記基板表面に接する材料の屈折率が前記基板の屈折率より大きい場合、前記フォトレジスト層の上面と前記基板表面との光学的距離をほぼ(1/2+m/2)×λR(ただし、m=0,1,2……)とすることで、前記遮光膜近傍の光強度分布の露光マスク面内方向のコントラストを大きくする、
    ことを特徴とする請求項7又は8に記載の近接場露光方法。
  11. 前記基板と前記フォトレジスト層の間に高反射率層を設ける、
    ことを特徴とする請求項7ないし10のいずれか1項に記載の近接場露光方法。
  12. 請求項1ないし11のいずれか1項に記載の近接場露光方法を用いた素子の製造方法。
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