JP2002190444A - パターン露光装置、パターン作製方法、及びこれらを用いて作製したデバイス - Google Patents

パターン露光装置、パターン作製方法、及びこれらを用いて作製したデバイス

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JP2002190444A
JP2002190444A JP2001279252A JP2001279252A JP2002190444A JP 2002190444 A JP2002190444 A JP 2002190444A JP 2001279252 A JP2001279252 A JP 2001279252A JP 2001279252 A JP2001279252 A JP 2001279252A JP 2002190444 A JP2002190444 A JP 2002190444A
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Takako Yamaguchi
貴子 山口
Akira Kuroda
亮 黒田
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70425Imaging strategies, e.g. for increasing throughput or resolution, printing product fields larger than the image field or compensating lithography- or non-lithography errors, e.g. proximity correction, mix-and-match, stitching or double patterning
    • G03F7/70458Mix-and-match, i.e. multiple exposures of the same area using a similar type of exposure apparatus, e.g. multiple exposures using a UV apparatus
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B27/00Photographic printing apparatus
    • G03B27/32Projection printing apparatus, e.g. enlarger, copying camera
    • G03B27/42Projection printing apparatus, e.g. enlarger, copying camera for automatic sequential copying of the same original

Abstract

(57)【要約】 【課題】微細なパターンと線幅の太いパターンあるいは
大面積の塗りつぶしパターン等が混在している場合にお
いても、高精度、高スループットによってパターン作製
が可能なパターン露光装置及びパターン作製方法を提供
する。 【解決手段】パターン露光装置または方法において、線
幅の細いパターンの作製が可能な第1の露光機構と、該
第1の露光機構よりも線幅の太いパターンの作製を行う
第2の露光機構とを備え、該第1の露光機構と該第2の
露光機構との相対位置関係を検出し、該検出した位置関
係に基づいてパターン露光するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パターン露光装
置、パターン作製方法及びこれらを用いて作製したデバ
イスに関し、例えば光の波長以下のサイズの微細なパタ
ーンと線幅の太いパターンあるいは大面積の塗りつぶし
パターン等が混在している場合においても、スループッ
トの飛躍的な向上が期待し得るパターン露光装置、パタ
ーン作製方法及びこれらを用いて作製したデバイスの実
現を目指すものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体メモリの大容量化やCPU
プロセッサの高速化・大集積化の進展と共に光リソグラ
フィーの更なる微細化は必要不可欠なものとなってい
る。光リソグラフィーの微細化手段として、光リソグラ
フィー装置に用いられる光の短波長化が進み、現在は近
紫外線レーザが用いられ、0.1μm程度の微細加工が
可能となっている。しかし、さらなる微細化を行うため
には、レーザの更なる短波長化、その波長領域でのレン
ズの開発など、解決しなければならない課題も多い。
【0003】一方、光により光波長以下の幅のフォトレ
ジストパターン作製を行うために、近接場を用いる方法
が提案されている。例えば特開平7−106229号公
報等ではウエットエッチングにより光ファイバーの先端
を先鋭化して作製した近接場プローブを用いてのプロー
ブ走査による露光方式が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の方法ではパターン作製が全て先端に微小開口を
有したプローブを用いて行われているので、大きな塗り
つぶしパターンがあるとき等には露光時間が非常にかか
ることとなり、スループットの飛躍的な向上を期待する
ことができない。
【0005】そこで、本発明は、上記課題を解決するた
め、微細なパターンと線幅の太いパターンあるいは大面
積の塗りつぶしパターン等が混在している場合において
も、高精度、高スループットによってパターン作製が可
能なパターン露光装置、パターン作製方法、及びこれら
を用いて作製したデバイスを提供することを目的とする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を達
成するために、次の(1)〜(27)のように構成した
パターン露光装置、パターン作製方法及びこれらを用い
て作製したデバイスを提供するものである。 (1)線幅の細いパターン露光が可能な第1の露光機構
と、該第1の露光機構よりも線幅の太いパターン露光を
行う第2の露光機構とを備え、該第1の露光機構と該第
2の露光機構との相対位置関係を相対位置検出手段によ
って検出し、該検出した位置関係に基づいてパターン露
光する構成を有することを特徴とするパターン露光装
置。 (2)前記第1の露光機構が、微小開口を有する近接場
露光用プローブを備えた走査型露光機構であることを特
徴とする上記(1)に記載のパターン露光装置。 (3)前記近接場露光用プローブは、線幅が100nm
以下のパターン作製を行うために、先端に100nm以
下の微小開口を有することを特徴とする上記(2)に記
載のパターン露光装置。 (4)前記第2の露光機構が、レンズを用いて光を集光
する走査型レーザ描画機構であることを特徴とする上記
(1)に記載のパターン露光装置。 (5)前記第2の露光機構が、先端に100nm以上の
大きさの開口を有するプローブを備えた走査型露光機構
であることを特徴とする上記(1)に記載のパターン露
光装置。 (6)前記相対位置検出手段によって検出された相対位
置に基づいて、前記2つの露光機構の相対位置補正を行
う相対位置補正手段を有することを特徴とする上記
(1)〜(5)のいずれかに記載のパターン露光装置。 (7)前記相対位置検出手段が、相対位置検出用開口
と、前記相対位置検出用開口を透過する光を検出する光
検出器と、前記相対位置検出用開口と、前記2つの露光
機構を相対移動させる2次元走査機構構と、前記光検出
器によって検出した情報から前記2つの露光機構の相対
位置を算出する手段と、を有することを特徴とする上記
(1)〜(6)のいずれかに記載のパターン露光装置。 (8)前記2つの露光機構の相対位置を算出する手段
が、前記相対位置検出用開口を透過する光を測定するこ
とによって得られた前記第2の露光機構の露光中心と、
前記近接場露光用プローブと該相対位置検出用開口との
間に作用する力を検出する手段による前記相対位置検出
用開口形状の測定によって得られた前記第1の露光機構
の露光中心と、を比較して前記相対位置を算出するよう
に構成されていることを特徴とする上記(7)に記載の
パターン露光装置。 (9)前記2つの露光機構の相対位置を算出する手段
が、前記相対位置検出用開口に対して露光光の入射方向
と反対側から照射された光によって、前記2つの露光機
構のそれぞれが有する先端に開口の形成されたプローブ
との間で生じた散乱光を検出し、前記相対位置を算出す
るように構成されていることを特徴とする上記(7)に
記載のパターン露光装置。 (10)前記相対位置検出手段が、前記2つの露光機構
と、光構造変化材料を相対移動させる2次元走査機構を
備え、前記光構造変化材料に対し、前記第2の露光機構
によって光構造変化材料の感度波長の光を照射する一
方、前記近接場露光用プローブと該光構造変化材料との
間に作用する力を検出する手段によって該光構造変化材
料の表面形状を測定し、前記測定した結果に基づいて前
記2つの露光機構の相対位置を算出するように構成され
ていることを特徴とする上記(1)〜(6)のいずれか
に記載のパターン露光装置。 (11)前記相対位置検出用開口が、前記第1の露光機
構の近接場露光用プローブの微小開口径よりも大きい開
口径を有することを特徴とする上記(7)〜(9)のい
ずれかに記載のパターン露光装置。 (12)前記相対位置検出用開口が、前記第1の露光機
構の近接場露光用プローブの微小開口径よりも大きく、
前記第2の露光機構で作製可能な最小線幅よりも小さい
開口径を有することを特徴とする上記(7)〜(9)の
いずれかに記載のパターン露光装置。 (13)前記相対位置検出手段が、前記2つの露光機構
と、フォトクロミック材料を相対移動させる2次元走査
機構を備え、前記フォトクロミック材料に対して、前記
第2の露光機構によって該フォトクロミック材料の感度
波長の光を照射する一方、前記第1の露光機構によって
前記フォトクロミック材料の表面色の測定を行い、前記
測定した結果に基づいて前記2つの露光機構の相対位置
を算出するように構成されていることを特徴とする上記
(1)〜(6)のいずれかに記載のパターン露光装置。 (14)線幅の細いパターン露光が可能な露光機構によ
ってパターン露光を行う第1の露光工程と、該第1の露
光機構よりも線幅の太いパターン露光が可能な露光機構
によってパターン露光を行う第2の露光工程を有し、前
記いずれか一方の露光工程によるパターン露光を行った
後、予め検出しておいた前記各露光工程における2つの
露光機構の相対位置関係に基づいて、これら2つの露光
機構の相対位置補正を行い、もう一方の露光工程による
パターン露光を行うことを特徴とするパターン作製方
法。 (15)前記第1および第2の露光工程が、同一のフォ
トレジストに対して前記パターン露光を行う露光工程で
あることを特徴とする上記(14)に記載のパターン作
製方法。 (16)前記第1の露光工程が、微小開口を有する近接
場露光用プローブを備えた走査型露光機構を用いた露光
工程であることを特徴とする上記(14)または上記
(15)に記載のパターン作製方法。 (17)前記近接場露光用プローブは、線幅が100n
m以下のパターン作製を行うために、先端に100nm
以下の微小開口を有することを特徴とする上記(16)
に記載のパターン作製方法。 (18)前記第2の露光工程が、レンズを用いて光を集
光するレーザ描画を用いる露光工程であることを特徴と
する上記(14)〜(17)のいずれかに記載のパター
ン作製方法。 (19)前記第2の露光工程が、先端に100nm以上
の大きさの開口を有するプローブを用いた露光工程であ
ることを特徴とする上記(14)〜(17)のいずれか
に記載のパターン作製方法。 (20)前記検出された2つの露光機構の相対位置関係
に基づいて、前記2つの露光機構の相対位置補正を行う
ことを特徴とする上記(14)〜(19)のいずれかに
記載のパターン作製方法。 (21)前記2つの露光機構の相対位置関係の検出が、
相対位置検出用開口と、前記2つの露光機構を相対移動
させる2次元走査機構を備え、前記相対位置検出用開口
を透過する光を測定することによって得られた前記第2
の露光機構の露光中心と、前記近接場露光用プローブと
該相対位置検出用開口との間に作用する力を検出する手
段による前記相対位置検出用開口形状の測定によって得
られた前記第1の露光機構の露光中心と、を比較して前
記相対位置を算出することにより行われることを特徴と
する上記(14)〜(20)のいずれかに記載のパター
ン作製方法。 (22)前記2つの露光機構の相対位置関係の検出が、
相対位置検出用開口と、前記2つの露光機構を相対移動
させる2次元走査機構を備え、前記相対位置検出用開口
に対して露光光の入射方向と反対側から照射された光に
よって、前記2つの露光機構のそれぞれが有する先端に
開口の形成されたプローブとの間で生じた散乱光を検出
し、前記相対位置を算出することにより行われることを
特徴とする上記(14)〜(20)のいずれかに記載の
パターン作製方法。 (23)前記2つの露光機構の相対位置関係の検出が、
前記2つの露光機構と、光構造変化材料を相対移動させ
る2次元走査機構を備え、前記光構造変化材料に対し、
前記第2の露光機構によって光構造変化材料の感度波長
の光を照射する一方、前記近接場露光用プローブと該光
構造変化材料との間に作用する力を検出する手段によっ
て該光構造変化材料の表面形状を測定し、前記測定した
結果に基づいて前記2つの露光機構の相対位置を算出す
ることにより行われることを特徴とする上記(14)〜
(20)のいずれかに記載のパターン作製方法。 (24)前記相対位置検出用開口が、前記第1の露光機
構の近接場露光用プローブの微小開口径よりも大きい開
口径を有することを特徴とする上記(21)〜(22)
のいずれかに記載のパターン作製方法。 (25)前記相対位置検出用開口が、前記第1の露光機
構の近接場露光用プローブの微小開口径よりも大きく、
前記第2の露光機構で作製可能な最小線幅よりも小さい
開口径を有することを特徴とする上記(21)〜(2
2)のいずれかに記載のパターン作製方法。 (26)前記2つの露光機構の相対位置関係の検出が、
前記2つの露光機構と、フォトクロミック材料を相対移
動させる2次元走査機構を備え、前記フォトクロミック
材料に対して、前記第2の露光機構によって該フォトク
ロミック材料の感度波長の光を照射する一方、前記第1
の露光機構によって前記フォトクロミック材料の表面色
の測定を行い、前記測定した結果に基づいて前記2つの
露光機構の相対位置を算出することにより行われること
を特徴とする上記(14)〜(20)のいずれかに記載
のパターン作製方法。 (27)上記(7)〜(13)のいずれかの装置及びそ
れに対応した上記(20)〜(26)のいずれかの方法
を用いて作製したフォトレジストパターンを利用して作
製された構造物を含むことを特徴とするデバイス。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態においては、
上記構成を適用することによって、太いパターンと細い
パターンとを、機構をわけて高精度に露光することによ
って、パターン作製のスループットの向上が望める。以
下に、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態におけるパターン露光装置
の一例を示す図である。本発明の実施の形態において、
上記装置に用いられる露光パターンの作製はつぎのよう
に行われる。まず、露光パターンを画像作製ソフトによ
って作製する。作製した露光パターンデータをコンピュ
ータ101に取り込む。このとき、パターン線幅が第2
の露光機構120で作製が可能である最小パターン線幅
以上のものは第2の露光機構120を用い、それ未満の
ものは第1の露光機構110を用いて露光を行うため
に、パターンデータを2種類に分類する。
【0008】つぎに、本発明の実施の形態のパターン露
光装置における第1の露光機構について説明する。ここ
での第1の露光機構110は、近接場光を用いて幅が1
00nm以下のパターンでも作製可能な2次元走査型露
光機構である。この露光機構において、先端に光波長以
下の微小開口を有しているプローブ111に細パターン
露光用レーザ112からの光をレンズ105を用いて入
射すると、微小開口付近に微小開口近傍にのみ局在し微
小開口から遠く離れていくにしたがって強度が指数関数
で減衰していく近接場が形成される。
【0009】この近接場が形成されている領域にフォト
レジスト100を近づけることにより、近接場が乱され
散乱光となり、フォトレジスト100を露光し潜像が形
成される。近接場の存在する領域とは、例えば微小開口
の開口径が100nmの場合には、おおよそ100nm
である。
【0010】先端に100nm以下の開口を有するプロ
ーブ111の作製方法は、例えば光ファイバーの先端を
化学エッチングや引っ張りにより先鋭化したものに対
し、先端部分のみ残して周囲を金属でコーティングする
ことで、先端のみに光に対する微小開口を作製する(近
接場ナノフォトニクスハンドブック、大津元一・河田聡
著、オプトロニクス社、1997年)。また、Siの異
方性エッチングを利用した半導体プロセスを用いること
によって、四角錐の頂点に光に対する微小開口を有する
四角錐型プローブを作製する(特開平11−06435
0号公報)。このプローブには光導波路の機能を有した
支持棒を取り付けることもでき、全体をカンチレバー形
状にすることも可能である。
【0011】プローブ111の材料として光導波路性を
有するものであれば、その片側を力、熱等を加えて曲げ
ることによってもカンチレバー形状を作製することがで
きる。プローブ111の材料に対し、先鋭化を行い光に
対する微小開口を形成する作業と先端付近を曲げる作業
はどちらが先でも良い。作製方法の一例としては、光フ
ァイバーの先端を化学エッチングによって先鋭化した
後、CO2レーザによって先端付近を曲げ、先端のみ残
して金属コーティングを行うことで先端に微小開口を形
成したものをプローブ111として用いることができ
る。
【0012】上記のようにして作製したプローブ111
をプローブ支持台113に取り付けることにより、位置
を固定する。取り付け方法としてはねじ止め、磁力を用
いる、真空チャックをする、などの方法がある。プロー
ブ111を新しいものに変えたり、付け替えたりすると
ナノメートルオーダーでの位置ずれが毎回発生する。従
って後述する相対位置ずれ算出機構を用いて位置ずれ修
正を行う。
【0013】近接場を用いて露光を行う場合には、微小
開口とフォトレジスト100との距離を100nm以下
に近づける必要がある。この制御は、以下のような方法
を用いて行う。プローブ111先端の開口とフォトレジ
スト100との距離制御は、シアーフォース方式(特開
平11−101808号公報)、光てこの原理を利用し
た方法(特開2000−146803号公報)、プロー
ブに取り付けた圧電素子からの電圧変化を参照する方法
(特開平10−253643号公報)、などによって得
た先端開口とフォトレジスト100との距離検出信号を
もとに、プローブ111やステージ102に取り付けた
圧電素子やモーター等の駆動機構を制御することによっ
て行う。
【0014】露光の際、接触させながらプローブ111
を走査させる場合には、プローブ111によってフォト
レジスト100が傷つかないように、弾性定数が0.1
N/m程度の柔らかいプローブを用いる。このプローブ
111に、フォトレジスト100の露光感度領域の細パ
ターン露光用レーザ112からの露光用光を、フォトレ
ジスト100とステージ102との相対位置を移動さ
せ、露光パターンデータにおいて第1の露光機構110
での露光指定のある位置で露光用光を照射することによ
ってフォトレジスト100の露光を行う。
【0015】露光用光の照射/非照射の切り替えには、
レーザ電源をオン/オフさせる方法がある。レーザによ
っては、レーザ電源をオフにするまでの冷却時間や、再
起動時の待機時間が必要である。このような場合はAO
M(音響光学変調器)等外部機構を用いて、レーザを発
振させたままで露光用光の照射/非照射の切り替えを行
った方が、スループット向上が期待できるのでより好ま
しい。
【0016】プローブ111をフォトレジスト100に
対して相対移動する方法は、圧電素子やモーター等によ
って移動させる方法、また、これらにレーザ干渉計など
の外部位置検出機構を組み合わせてフィードバックをか
けることにより、より精度の良い移動を行う方法があ
る。フォトレジスト100の位置を固定してプローブ1
11を動かしても、その逆でプローブ111を固定して
フォトレジスト100を動かしても、両方動かしても良
い。
【0017】つぎに、本発明の実施の形態のパターン露
光装置における第2の露光機構について説明する。第2
の露光機構120は、第1の露光機構110で作製でき
る最小パターン幅よりも太い線幅のパターンが露光でき
るものである。
【0018】例えば第1の露光機構110と同じ構成を
しており、露光に用いるプローブとして、第1の露光機
構110で用いたプローブ111に対して先端の開口径
がプローブ111より大きいプローブを有しているもの
や、レーザ描画装置を用いる。
【0019】露光の方法としては、第1の露光機構と同
じ構成のプローブを用いての露光ならば、第1の露光機
構と同じように、プローブをフォトレジスト100に対
して接触させてxy平面上を走査させながら、作成した
露光パターンデータの通りに露光用光を照射/非照射す
ることでパターン作製を行う。
【0020】第2の露光機構120が、第1の露光機構
と構成が異なるレーザ描画装置の場合には、フォトレジ
スト100に対し感度のない波長の光を用いてフォトレ
ジストまでの距離を測定することによって焦点距離を調
節しxy平面上を走査させながら、作成した露光パター
ンデータの通りに露光用光の照射/非照射を行う。
【0021】つぎに、本発明の実施の形態のパターン露
光装置における位置ずれ検出について説明する。以上説
明した二つの露光機構を用いて、効率的に高精度に露光
を行うため、第1の露光機構110と第2の露光機構1
20との露光中心の相対位置ずれ検出を行う。相対位置
ずれ検出方法を以下に示す。ステージ102上に位置ず
れ検出機構103を設置する。位置ずれ検出機構103
は、ステージ102上の、特に被露光物であるフォトレ
ジスト100に近い位置に設置する。位置ずれ検出を行
った後、フォトレジスト100上の露光開始点までプロ
ーブを移動させる距離が短いほうが、プローブ移動中の
ずれ量がより少なく抑えられる。また、移動時間が短く
なり、スループットの向上が望める。
【0022】位置ずれ検出機構103は、光検出装置と
位置ずれ検出用開口から構成される。光検出装置上に位
置ずれ検出用開口を配置する。この位置ずれ検出用開口
の大きさに制限はないが、第1の露光機構が有する微小
開口の開口径より大きく、第2の露光機構で作製可能な
最小線幅より小さい大きさのものが位置ずれ検出の効率
がよい。
【0023】位置ずれ検出用開口の作り方としては、透
明基板上の金属遮光膜をFIB(Focused Ion Beam)に
よって切削する、金属遮光膜上にフォトレジストを塗布
し近接場やレーザで露光したあとフォトレジストを現像
してエッチングなどを行う方法がある。
【0024】それぞれの露光機構からの光を別々に照射
しながら位置ずれ検出用開口付近を走査させ、それぞれ
の光の強度分布プロファイルからそれぞれの露光中心の
位置ずれを検出する。このとき、第2の露光機構がビー
ム露光機構の場合は、あらかじめ、露光のときと同様に
位置ずれ検出用開口面上に焦点を合わせてから光検出を
行う。また、先端に微小開口や、開口径が100nm以
上の開口を有するプローブを露光機構として用いる場合
には、これらを位置ずれ検出用開口に対して光検出ので
きる位置まで近接させながら走査する。このプローブと
位置ずれ検出用開口との距離制御方法に対しては、上記
に示した微小開口とフォトレジスト100との距離制御
と同様の方法を用いる。
【0025】位置ずれ検出の他の方法として、上記と同
様の位置ずれ検出用開口を用い、第2の露光機構での露
光中心位置を光検出器によって測定した後、第1の露光
機構のAFM機能を用いて位置ずれ検出用開口の表面形
状を測定することで第1の露光機構の露光中心を決定
し、これらを比較することによってそれぞれの露光機構
の位置ずれを算出する。ここでAFM(原子間力顕微
鏡:Atomic Force Microscop
e)とは、試料とプローブ間に働く原子間力を検出し、
画像情報として得ることによって試料表面の形状情報を
得ることのできる顕微鏡のことである。
【0026】位置ずれ検出の他の方法として、二つの露
光機構が両方とも先端に開口を有するプローブを用いる
機構のときは、上記と同様の位置ずれ検出用開口を用
い、この開口に対してステージ102側から光を照射
し、反対側からプローブのSNOM機能を用いてSNO
M信号強度からそれぞれの露光機構の位置ずれを算出す
る。ここでSNOM(近接場光学顕微鏡:Scanni
ng Near−fieldOptical Micr
oscope)とは、試料表面の近接場情報を試料表面
やプローブなどによって散乱された散乱光を検出して試
料表面の光学情報を得ることのできる顕微鏡のことであ
る。SNOM観察によって試料表面の反射率の違いが測
定できる。
【0027】位置ずれ検出の他の方法として、光構造変
化媒体に対して第2の露光機構120によって、構造変
化を起こす波長で1点を露光することによって構造変化
を起こさせる。ここで光構造変化媒体とは、例えばフッ
素系アクリレートモノマーに光重合開始剤や光重合促進
剤を添加したもの、光構造変化材などである。その後、
第1の露光機構110のAFM機能を用いて構造媒体の
形状像を取得し、そのプロファイルから第2の露光機構
120の露光中心を測定することで、それぞれの露光中
心の相対位置ずれを検出する。
【0028】位置ずれ検出の他の方法として、フォトク
ロミック材料を用いる方法がある。フォトクロミック材
料とは、光の作用により単一の化学種が分子量を変える
ことなく化学結合の組換えにより吸収スペクトルの異な
る2つの状態を可塑的に生成する材料である。スピロベ
ンゾピラン、アゾベンゼン、フルギド、ジアリールエテ
ン等がフォトクロミック材料として挙げられる。このフ
ォトクロミック材料に対して第2の露光機構120によ
って、構造変化のおきる波長で1点を露光することで吸
収スペクトルの変化を起こさせる。その後、第1の露光
機構110のSNOM機能を用い、フォトクロミック媒
体のSNOM像を取得して、そのプロファイルから第2
の露光機構120の露光中心を測定することで、それぞ
れの露光中心の相対位置ずれを検出する。このとき、プ
ローブ111をフォトクロミック材料に対して近接場領
域まで近づける必要があるが、このプローブとフォトク
ロミック材料との距離制御方法に対しては、上記に示し
た微小開口とフォトレジスト100との距離制御と同様
の方法を用いる。
【0029】本発明の実施の形態のパターン露光装置を
用いたパターン露光について説明する。上記のように二
つの露光機構の位置ずれを検出後、基板104上に塗布
されたフォトレジスト100に対して露光を行う。ま
ず、基板104をステージ102上に固定する。その
後、二つの機構において上記に示したような方法で別々
に露光を行う。露光の順番は、第1、第2どちらの露光
機構が先でも良い。
【0030】一方を先に露光した後、もう一方の機構で
露光する前に、上記のようにして取得した位置ずれ情報
と、先に読み込んである露光パターンデータにおいて後
露光する露光機構の位置とを比較して両者の距離を算出
し、これに基づいて装置またはステージを移動させてか
ら、もう一方の機構での露光を行う。
【0031】フォトレジスト100への露光が全て終わ
ったら、フォトレジスト100を現像することによって
基板104上にフォトレジストパターンを作製する。上
記のようにフォトレジストパターン作製後、これをマス
クにして基板104に対してエッチング、蒸着、リフト
オフなどの作業を行うことで光の波長以下のパターンも
含む、任意のデバイスパターンの作製が可能である。
【0032】デバイスプロセス中、光の波長以下のパタ
ーン幅が必要とされないパターン層においては従来使用
されているアライナーやステッパーなどの光リソグラフ
ィー装置、方法を用い、光の波長以下のパターン幅も含
まれる層があるときには、本発明の装置、方法を用いる
というように、デバイスパターン作製層によって使い分
けることもできる。以上のように、二つの異なる露光機
構を、相対露光中心位置検出を行いそれをもとに露光を
行うことにより、同一デバイスパターン作製層中で、太
いパターン、特に塗りつぶしなどのパターンにおいて、
露光時間の短縮になり、しかも細いパターンも高精度
で、かつ太いパターンも細いパターンも一度の現像で同
一基板上に高精度で作製できる。特に光の波長以下のパ
ターンを含む構成を有するデバイス作製において非常に
有効である。
【0033】
【実施例】以下に、本発明の実施例について説明する。 [実施例1]図2に、本発明の実施例1のパターン露光
装置の構成例を示す。図3、図4は図2の一部拡大図
で、位置ずれ検出時の各露光機構の位置関係を示したも
のである。本実施例においては、発明の実施の形態で記
載した第1の露光機構に相当する先端に直径30nmの
大きさの開口を有する近接場プローブを用いる近接場プ
ローブ露光機構と、第2の露光機構に相当するレーザ描
画機構の二つの露光機構を用いる。
【0034】以下、この実施例のパターン露光装置を用
いてフォトレジストパターンの作製を行い、ガラス基板
上のCr膜をパターンニングすることで作製する、エキ
シマ露光装置用のマスク作製方法、装置及びこれらを用
いて作製するデバイスであるマスクについて述べる。ま
ず、フォトマスクパターンをマスクCADによって作成
する。本実施例では、ポジ型のフォトレジストを用い、
CAD上に記載のあるところで露光用光を照射するもの
とする。
【0035】所望のフォトマスクCADデータをコンピ
ュータ101に取り込む。このとき、作成マスクCAD
パターン線幅が800nm以上のものは、レーザ描画機
構220を、800nm未満のものは近接場プローブ露
光機構210を用いるようにCADパターンを自動的に
2種類に分類する。次に、図3、図4に示すように近接
場プローブ露光機構210のプローブホルダー211
に、Siの異方性エッチングを利用した半導体プロセス
を用いることによって四角錐の頂点に光に対する微小開
口を作製したプローブ212を取り付ける。
【0036】このプローブ212には遮光膜としてAu
をスパッタによって100nmの厚さにコーティングし
た後、四角錐の頂点方向からドライエッチングすること
によって、頂点に開口径30nmの光学的微小開口が形
成されている。また、プローブ212には光導波路21
3が接続されており、光導波路213には光ファイバー
214が接続されている。この光ファイバー214に光
を入射することで、プローブ212先端の微小開口近傍
に近接場が形成される。
【0037】光導波路213付のプローブ212取り付
けの際には、プローブ212先端に形成されている微小
開口のz方向の位置が、レーザ描画機構220のレンズ
ホルダの下辺221とレーザビーム焦点位置222の間
になるように取り付ける。取り付け位置がレンズホルダ
の下辺221とレーザビーム焦点位置222のちょうど
中間付近が、プローブ走査のz方向の稼動範囲が広がる
ためより好ましい。
【0038】次に、レーザ描画機構220と近接場プロ
ーブ露光機構210の露光中心の位置ずれ検出を以下の
方法で行う。図6にxyステージ242上の座標を示
す。xyステージ242固有の原点を、xyステージ2
42の隅で図6中左下の(x0,y0)とし、これを座
標の基準とする。
【0039】位置ずれ検出機構200をxyステージ2
42上に設置する。これには上面に直径200nmの、
光に対する位置ずれ検出用開口201が形成されてい
る。位置ずれ検出機構200設置後、レーザ干渉計(図
示せず)にて位置ずれ検出機構200の位置を測定し、
それをもとに位置ずれ検出用開口201の位置を求め
る。
【0040】本実施例において、位置ずれ検出用開口2
01の位置は測定結果より(xi,yi)であった。こ
の位置ずれ検出用開口201は、ガラス基板上に蒸着し
たAlをFIBにて位置ずれ検出機構200上面の中心
に切削することによって作製する。この位置ずれ検出用
開口201の下にはフォトダイオード202が配置して
あり、位置ずれ検出用開口201からの透過光量を測定
する。
【0041】次に、光学顕微鏡で観察しながら、レーザ
描画機構220の露光中心が位置ずれ検出用開口201
の位置(xi,yi)近傍となるよう、xyステージ2
42を移動する。このときのxyテージ242の移動量
を、レーザ干渉計217によって測定する。本実施例で
は測定結果が(△L´x,ΔL´y)であった(図15
参照)。
【0042】発明の実施の形態に記述したように、レー
ザビーム焦点位置222を位置ずれ検出用開口201を
有する面203に合わせた(図3参照)後、位置ずれ検
出用開口201付近を2次元的に走査しながら光量測定
を行い、そのプロファイルからレーザビームの露光中心
位置を検出する。
【0043】図5(a)にこのときの2次元透過光量像
を、図5(c)に、図5(a)中の一点鎖線での断面プ
ロファイルを示す。図5(a)では、暗いところが透過
光量の少ないところ、明るいところが多いところを表
す。図5(c)での縦軸は光量を、横軸はx座標を表
す。図5(a)の中心座標は、(xi+△L´x,yi
+△L´y)である。
【0044】ビームのx座標における露光中心位置ずれ
は、図5(c)のように透過光量像からの断面像におい
て、(最大光量値)+(最小光量値)を2で割った値の
等光量線と、光量プロファイルとが交差した2つのx座
標の平均値から求める。露光中心のy座標における露光
中心位置ずれも同様にして検出する。この検出結果よ
り、レーザ描画機構220の露光中心座標は位置検出用
開口の座標(xi,yi)に対して (xi+△L´x+△αx,yi+△L´y+△αy) となる。
【0045】一方、近接場プローブ露光機構210で
は、プローブ212のz方向の位置制御手段として、プ
ローブ212背面方向から位置制御用光源230からの
位置制御用光231(赤色レーザ、波長636nm)を
入射させて、プローブ212から反射した反射光を2分
割センサ232によって検出するAFM制御を用いる
(図4参照)。
【0046】光学顕微鏡観察により、zステージ240
を用いてマイクロメートルオーダーまでプローブ212
と位置ずれ検出用開口201との距離を近づけながら、
xyステージ242を用いて近接場プローブ露光機構2
10のxy平面での位置をマイクロメートルオーダーで
合わせる。
【0047】レーザ描画機構220での位置合わせ時か
らのxyステージ242の移動量をレーザ干渉計217
により測定する。ここでは(△Lx,△Ly)移動させ
た(図15参照)。ここで、プローブ212を共振周波
数で振動させながらプローブ212と位置ずれ検出用開
口201との距離を、zステージ240を用いて近づけ
ていく。そしてカンチレバー振幅の増減により表面形状
を測定するタッピングAFMモードにて、位置ずれ検出
用開口201近傍のAFM観察を行う。
【0048】図5(b)にそのAFM像を、図5(d)
に、図5(b)中の一点鎖線での断面図を示す。図5
(b)では、暗いところがz軸方向の高さが低いとこ
ろ、明るいところが高いところを表す。図5(d)での
縦軸はz方向の高さを、横軸はx座標を表す。
【0049】近接場プローブ露光機構210のx座標に
おける露光中心位置は、図5(d)のようなAFM像か
らの断面像において、(最高値)−(最低値)を2で割
った値の等高線と、断面プロファイルとが交差した2つ
のx座標の平均値とする。露光中心のy座標も同様にし
て検出する。図5(d)より、近接場プローブ露光機構
210の露光中心座標は、位置検出用開口の座標(x
i,yi)に対して、 (xi+△L´x+△Lx+△βx,yi+△L´y+
△Ly+△βy)となる。
【0050】以上のようにして検出した2つの露光中心
位置データからレーザ描画機構220と近接場プローブ
露光機構210の露光中心位置ずれを算出し、コンピュ
ータ101に記憶させる。本実施例では、レーザ描画機
構220に対する近接場プローブ露光機構210露光中
心のxy平面上での位置ずれ量は、 (△Lx+△βx−△αx,△Ly+△βy−△αy) であることがわかった。
【0051】露光中心位置測定時のz方向の移動につい
ては、ステッピングモータを用いる。レーザ干渉計24
1による分解能1nmの外部位置検出機能を用いてフィ
ードバック制御を行うことにより、精度良い移動、位置
計測が行える。xyステージ242の移動についてもレ
ーザ干渉計217を用い、同様に行う。次に、フォトマ
スク基板250をxyステージ242上に載せ、真空チ
ャックにてxyステージ242に固定する。このフォト
マスク基板250とは、ガラス基板上にCr膜を100
nm成膜したものの上にg線用ポジ型フォトレジスト2
51をスピンコーターで膜厚100nmの厚さにコート
したものである。
【0052】次に、露光の手順を述べる。露光を行う際
には、レーザ描画機構220、近接場プローブ露光機構
210での露光は別々に、続けて行う。露光の順番はど
ちらからでも良いが、本実施例はレーザ描画機構220
での露光を先に行う。まず、レーザ焦点位置222をフ
ォトレジスト251表面にあわせる。コンピュータ10
1からのCADデータ上でのパターン線幅800nm以
上の描画指定開始位置にレーザビーム焦点位置222が
くるようにxyステージ242を動作させ、AOM(音
響光学変調器)224制御を行うことで露光用光源22
5からのレーザビームを、マスクCAD上に記載のある
ところで照射する。
【0053】ここで、xyステージ242上の露光開始
点を(xss,yss)とする。xyステージ242を (xss+△L´x+△αx,yss+△L´y+△α
y) と移動させることにより、ビーム描画機構220の露光
中心位置がxyステージ242上の露光開始点の位置と
なる。ここで、ビーム描画機構220での露光を開始す
る。
【0054】以後、露光パターンデータを(x,y)と
すると、xyステージ242を ( x+△L´x+△αx, y+△L´y+△αy
) と移動させてビーム描画機構220にて露光を行う。露
光用光としては、青色SHGレーザ(波長430nm)
を用いる。露光せずにレーザビーム焦点位置222だけ
移動させる場合は、AOM224制御によってレーザビ
ームを照射せずにxyステージ242を動かす。
【0055】レーザ描画機構220での線幅800nm
以上のパターンの露光が終わったら、始めに測定してお
いた二つの露光機構の位置ずれ量の値を元に、xyステ
ージ242を移動させ、近接場プローブ露光機構210
による線幅800nm未満のパターンの露光を行う。
【0056】レーザ描画機構220でのパターン露光の
最後の位置が(xl,yl)で、近接場プローブ露光機
構210でのパターン露光の開始位置を(xs,ys)
とすると、レーザ描画機構終了位置から (xs−xl+△Lx+△βx−△αx,ys−yl+
△Ly+△βy−△αy) の距離xyステージ242を移動させてフォトレジスト
251とプローブ212との距離制御を行ってから、近
接場プローブ露光機構210での露光を行っていく。以
後、パターンデータを(x,y)とすると、xyステー
ジ242を (x+△L´x+△Lx+△βx,y+△L´y+△L
y+△βy) と移動させて近接場プローブ露光機構210にて露光を
行うことで、潜像901を作製する。
【0057】フォトレジスト251とプローブ212と
の距離制御は、上記の位置ずれ検出用開口201との距
離制御と同様に行う。フォトレジスト251の表面がプ
ローブ212に接触したら露光用光源215からの露光
用光を照射し、プローブ212とフォトレジスト251
間との距離を一定に保ちながら走査する。露光用光源2
15として波長430nmの青色SHGレーザからの光
を用いる。これを、AOM216制御によって、CAD
データで露光指定のあるところにのみ照射して線幅80
0nm未満のパターンの露光を行う。
【0058】フォトレジストパターンの露光が全て終わ
ったら、フォトレジスト251の現像を行うことにより
フォトマスク基板250上にフォトレジストパターンを
作製する。このフォトレジストパターンをエッチングマ
スクとして、ウェットエッチングを行うことによりCr
パターンを作製後、残ったレジストをリムーブして、エ
キシマリソグラフィ用のフォトマスクを作製する。この
ような手順を行うことにより、大きなパターン、特に塗
りつぶしなどのパターンにおいて、露光時間の短縮にな
り、しかも太いパターンと細いパターンとの位置あわせ
も高精度に行うことができる。本実施例では本発明のパ
ターン露光装置、パターン作製方法を用いて作製したデ
バイスとしてエキシマ露光用のマスクを挙げたが、本発
明はこれに限定されるものではない。本発明のパターン
露光装置、パターン作製方法と、通常の光リソグラフィ
ー工程、ドーピング、金属蒸着、酸化物成膜、エッチン
グ、リフトオフなど、通常の半導体プロセスを組み合わ
せることにより、金属配線を行って単電子デバイス、半
導体レーザなどの電子デバイスとしたり、また、SWS
( Sub Wavelength Structure )やフォトニック結晶な
どの光学デバイスを作製することができ、これらのデバ
イスも本発明のデバイスに含まれる。
【0059】[実施例2]図7に、本発明の実施例2に
おける2つのプローブ露光機構を有するパターン露光装
置の構成例を示す。図8は、図7の一部拡大図である。
この2つのプローブ露光機構とは、1つは先端に直径5
0nmの光に対する微小開口を有しているプローブ21
2を用いた近接場プローブ露光機構210、もう1つは
先端に直径500nmの光に対する大開口を有している
プローブを用いた大開口プローブ露光機構420であ
る。
【0060】露光に用いるプローブの作製方法は以下の
とおりである。光ファイバーの先端を化学エッチングに
よって先鋭化し、Alを100nmの厚さに蒸着する。
光ファイバーの長さ方向に対して垂直方向から抵抗加熱
蒸着を行うことにより、プローブ先端のみに微小開口が
形成される。このようにして開口径50nmの近接場プ
ローブ露光機構210用のプローブ212を形成する。
開口径が500nmの大開口プローブ422は、以上の
ようにして作製した開口径50nmのプローブの先端を
ガラス基板に蒸着したTi薄膜に押し付け走査すること
で先端部分の金属を取り除く。このような方法でプロー
ブ先端開口径を広げた。
【0061】プローブホルダー211に先端開口径が5
0nmのプローブ212を、プローブホルダー421に
先端開口径が500nmのプローブ422をそれぞれ取
り付ける。このとき、できるだけ2つのプローブの開口
のz座標位置を揃えるとよい。
【0062】次に、大開口プローブ露光機構420と近
接場プローブ露光機構210の露光中心の位置ずれ検出
を以下の方法で行う。xyステージ242上に位置ずれ
検出機構200を設置する。これは、フォトクロミック
材のジアリールエテン結晶400である。この結晶は、
波長633nmの光を照射するとピンク色から青色にな
るという性質を持っている。
【0063】このジアリールエテン結晶400表面に対
し、光学顕微鏡観察によりxyステージ242を移動さ
せてxy位置を決め、zステージ240によって大開口
プローブ422とジアリールエテン結晶400を近づけ
ていく。その際、プローブホルダー421に接続されて
いるピエゾ素子425に対して、コンピュータ101か
らの制御信号によって電圧印加を行い、ピエゾ素子を伸
ばしておく。一方、プローブ212側のプローブホルダ
ー211に接続されているピエゾ素子415に対して、
逆に縮めておく。
【0064】大開口プローブ422に貼り付けてある圧
電素子423に対して一定電圧を印加して抵抗値を検出
しながら、zステージ240を近づけていく。大開口プ
ローブ422とジアリールエテン結晶400の間に原子
間力が働く領域にまで近づくと、大開口プローブ422
が歪み、それによって圧電素子423が歪むことによっ
て抵抗値が変化する。この変化量を読み取り、大開口プ
ローブ422とジアリールエテン結晶400とが接触し
たら波長633nmの赤色レーザ424からの光を照射
する。このとき、大開口プローブ422は接触した個所
一点でのみ照射する。すると、ピンク色の結晶表面上で
光が照射された付近が青色に変化する。
【0065】次に、大開口プローブ露光機構420側の
ピエゾ素子425を縮めてxyステージ242の移動に
よっても大開口プローブ422先端が位置ずれ検出機構
にぶつからないようにした後で、光学顕微鏡観察により
プローブ212先端の微小開口位置が大開口プローブ露
光機構420での露光位置にほぼ合うようにxyステー
ジ242を移動させて調節する。このときのxy方向の
ステージ移動量は、レーザ干渉計による測定の結果、
(△Lx, △Ly )であった。
【0066】次に、近接場プローブ露光機構210側の
圧電素子413の抵抗値変化をもとにしたAFM測定を
行いながら、近接場プローブ露光機構210側のピエゾ
素子415を伸ばしていき、プローブ212先端の微小
開口と、ジアリエーテルエテン結晶400表面が、近接
場領域にまで達したら、大開口プローブ露光機構420
での露光部付近でxyステージ242を用いて2次元走
査させることにより、SNOM像を取得する。
【0067】SNOM像の取得方法は、以下のとおりで
ある。He−Cdレーザ407(波長442nm)から
のレーザ光を、ハーフミラー408、レンズ410、A
OM216、光カプラ409を通してプローブ212に
入射することによって先端開口近傍に近接場を発生させ
る。プローブ212とジアリールエテン結晶400を上
記の方法で近接場領域にまで接近させることにより、ジ
アリールエテン結晶400表面で散乱された散乱光は、
微小開口を通してプローブ212、フィルタ405を通
って光電子増倍管406によって検出される。プローブ
走査を2次元で行うことにより、2次元SNOM像を取
得する。このようなSNOM像取得方式を、イルミネー
ション−コレクションモード(ICモード)という。I
Cモードで取得したSNOM像は、試料表面の反射光強
度を測定している。したがって、SNOM像を取得する
ことによって、ジアリールエテン結晶400表面のピン
ク色と青色の場所が、反射光強度の違いとなってSNO
M像に現れる。 (図9参照)図9(a)は取得したSNOM像を、
(b)は、図9(a)中の一点鎖線での断面図を示す。
図9(a)では、暗いところが反射光量の少ないとこ
ろ、明るいところが多いところを表す。図9(b)での
縦軸は光量を、横軸はx座標を表す。取得したSNOM
像の断面プロファイルから、近接場プローブ露光機構2
10と大開口プローブ露光機構420との露光中心の位
置ずれを測定する。図9より、2つの露光機構の位置ず
れ量は、近接場プローブ露光機構210の露光中心(x
j,yj)に対して、 (△Lx+△x3、△Ly+△y3) であった。
【0068】次に、基板401の上に、フォトレジスト
403をスピンコートによって80nmの厚さに塗布し
たものをxyステージ242上に載せ、真空チャックに
てxyステージ242に固定する。露光を行う際には、
大開口プローブ露光機構420、近接場プローブ露光機
構210での露光は別々に行う。露光の順番はどちらか
らでも良い。
【0069】露光の手順としては、実施例1と同様、露
光パターンデータからそれぞれの露光位置に対し、上記
2つの露光機構の露光中心位置検出時に行ったように、
xyステージ242を移動させたり、zステージ24
0、ピエゾ素子415,425を操作したりしてそれぞ
れのプローブとフォトレジスト403との位置決めを行
う。露光時はAOM(音響光学変調器)216、416
を制御して露光用光源からのレーザビームを照射する。
露光用光源として、波長442nmのHe−Cdレーザ
407からの光を用いる。露光せずにプローブ位置だけ
移動させる場合は、AOM216、416制御によって
露光用光を照射せずにxyステージ242を動かす。
【0070】一方の露光機構での露光が終わったら、初
めに測定しておいた二つの露光機構の位置ずれ量 (△Lx+△x3、△Ly+△y3) の分xyステージ242を移動させ、ピエゾ素子41
5,425を伸び縮みさせて、もう一方のプローブ露光
機構による露光を行う。このようにして、大小2つのパ
ターン幅のものが混在しているときにでも、精度良く、
スループット良くフレキシブルなパターンの作製が可能
となる。
【0071】新しくプローブを代えて露光を行うときに
は、新しくプローブを付け替える前にArイオンレーザ
(波長488nm)の光をジリアリールエテン結晶40
0に対して照射すれば、元のピンク色に戻るので、再度
上記と同様にして位置ずれを検出することができる。
【0072】なお、本実施例では2つの露光機構とし
て、大開口プローブ露光機構と近接場プローブ露光機構
を用いた場合について述べたが、本発明はこれに限るも
のではない。別例として、実施例1に示したようなビー
ム描画機構と近接場プローブ露光機構を用いたものでも
良い。
【0073】[実施例3]実施例1とは二つの露光機構
の相対露光中心位置測定方法が異なる、実施例3につい
て説明する。装置は、実施例1と同様先端に直径30n
mの大きさの開口を有する近接場プローブを用いる近接
場プローブ露光機構と、レーザ描画機構の二つの露光機
構を有している構成である。
【0074】フォトレジスト251露光の際のパターン
データ作成、プローブ212作製、プローブ212取り
付け、位置ずれ検出用開口201を有する位置ずれ検出
機構200の設置は実施例1と同様に行う。また、装置
構成は図2、3、4と同様である。レーザ描画機構22
0と近接場プローブ露光機構210の露光中心の位置ず
れ検出は、位置ずれ検出用開口201を利用して以下の
方法で行う。
【0075】まず、実施例1と同じようにレーザ描画機
構220での露光中心検出を行う。図10(a)にこの
ときの2次元透過光量を、図10(c)に、図10
(a)中の一点鎖線での断面図を示す。図10(a)で
は、暗いところが透過光量の少ないところ、明るいとこ
ろが多いところを表す。図10(c)での縦軸は光量
を、横軸はx座標を表す。
【0076】図10(a)の中心座標を(xi+△L´
x,yi+△L´y)とすると、レーザ描画機構220
での露光中心座標は、位置検出用開口の座標(xi,y
i)に対して (xi+△L´x+△αx,yi+△L´y+△αy) であった。
【0077】次に、近接場プローブ露光機構210の露
光中心位置ずれの検出方法として、レーザ描画機構22
0と同様、位置ずれ検出用開口201に対して光を照射
し、フォトダイオード202によって照射位置を検出す
る方法を用いる。プローブ212のxy座標を、光学顕
微鏡観察により位置ずれ検出用開口201にほぼ合うよ
うにxyステージ242を移動させて調節する。このと
きのxy方向の移動量は、レーザ干渉計での測定の結
果、(△Lx,△Ly)であった。
【0078】位置ずれ検出用開口を有する面203に対
し、プローブ212を近接場の存在する距離まで近接さ
せ、露光用光源215からのレーザ光をAOM216を
通してプローブ212に入射する。プローブ212先端
の微小開口から近接場を発生させ、位置ずれ検出用開口
201付近を2次元に走査することによって位置ずれ検
出用開口201を透過する光の2次元透過光量像を取得
する。
【0079】これを図10(b)に示す。図10(d)
に、図10(c)中の一点鎖線での断面図を示す。図1
0(b)では、暗いところが透過光量の少ないところ、
明るいところが多いところを表す。図10(d)での縦
軸は光量を、横軸はx座標を表す。図10(d)より、
近接場プローブ露光機構210の露光中心座標は位置検
出用開口の座標(xi,yi)に対して (xi+△L´x+△Lx+△βx,yi+△L´y+
△Ly+△βy) である。以上のようにして検出した2つの位置中心デー
タからレーザ描画機構220と近接場プローブ露光機構
210の露光中心位置ずれを算出し、コンピュータ10
1に記憶させる。
【0080】本実施例では、レーザ描画機構220に対
する近接場プローブ露光機構210露光中心のxy平面
上での位置ずれ量は、 (△Lx+△βx−△αx,△Ly+△βy−△αy) である。以上のように位置ずれ量を検出したら、実施例
1と同様の手順で露光を行うことにより、大きなパター
ン、特に塗りつぶしなどのパターンにおいて、露光時間
の短縮になり、しかも太いパターンと細いパターンとの
位置あわせも高精度に行うことができる。
【0081】なお、本実施例では2つの露光機構とし
て、ビーム描画機構と近接場プローブ露光機構を用いた
場合について述べたが、本発明はこれに限るものではな
く、実施例2に示すような大開口プローブ露光機構と近
接場プローブ露光機構を用いたものでも良い。また、本
実施例では位置ずれ検出手段として、位置ずれ検出用開
口を用いる場合について述べたが、この代わりに、実施
例2で述べたようなフォトクロミック材料を用いること
もできる。
【0082】[実施例4]図11は、本発明の実施例4
における大開口プローブ露光機構と近接場プローブ露光
機構とから成るパターン露光装置の概略を表した構成図
である。本実施例は、実施例2とは二つの露光機構の相
対露光中心位置測定方法が異なる。本実施例の装置は、
実施例2と同様、先端に直径30nmの大きさの開口を
有する近接場プローブを用いる近接場プローブ露光機構
と、レーザ描画機構の二つの露光機構、という、2つの
プローブ露光機構を有している構成となっている。
【0083】次に、大開口プローブ露光機構420と近
接場プローブ露光機構210の露光中心の位置ずれ検出
を以下の方法で行う。図11において、xyステージ2
42上に位置ずれ検出機構を設置する。この位置ずれ検
出機構は、光構造変化材800であるフッ化系アクリレ
ートモノマーに、デオキサントン系光重合開始剤と光重
合促進剤を添加したものによって構成されている。この
物質は、波長441nmの光を照射すると光構造変化が
おきて凹部を形成するという性質を持っている。
【0084】さて、この光構造変化材800表面に対
し、実施例2と同様に大開口プローブ露光機構によって
波長441nmの青色レーザ824からの光を照射す
る。このとき、大開口プローブ422が光構造変化材8
00に接触した一点でのみ照射する。すると、光構造変
化材800表面上で光が当たったところの構造が変化
し、凹部が形成される。
【0085】次に、実施例2と同様の手順でプローブ2
12のxy座標が大開口プローブ露光機構420での露
光の位置にほぼ合うようにxyステージ242を移動さ
せて調節し、AFM機能による表面形状観察を行う。こ
のときのxyステージ242の移動量は、レーザ干渉計
による測定結果より、 (△Lx,△Ly) であった。
【0086】図12(a)は取得したAFM像を、
(b)は、図12(a)中の一点鎖線での断面図を示
す。図12(a)では、暗いところが低いところ、明る
いところが高いところを表す。図12(b)での縦軸は
z方向の高さを、横軸はx座標を表す。取得したAFM
像の断面プロファイルから、近接場プローブ露光機構2
10と大開口プローブ露光機構420との露光中心の位
置ずれを測定する。この場合、2つの露光機構の位置ず
れ量は、近接場プローブ露光機構210の露光中心(x
j,yj)に対して、 ( △Lx+△x3、△Ly+△y3) であった。このようにして位置ずれを検出したあと、実
施例2と同様の手順でフォトレジストに対して露光を行
う。
【0087】このようにして、大小2つのパターン幅の
ものが混在しているときにでも、精度良く、スループッ
ト良くフレキシブルなパターンの作製が可能となる。な
お、本実施例では2つの露光機構として、大開口プロー
ブ露光機構と近接場プローブ露光機構を用いた場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限るものではなく、実施
例1に示すようなビーム描画機構と近接場プローブ露光
機構を用いたものでも良い。
【0088】[実施例5]図13に、本発明の実施例5
における大開口プローブ露光機構と近接場プローブ露光
機構との2つのプローブ露光機構から成るパターン露光
装置の概略を表した構成図を示す。この2つのプローブ
露光機構とは、1つは先端に直径50nmの光に対する
微小開口を有しているプローブを用いた近接場プローブ
露光機構、もう1つは先端に直径500nmの光に対す
る大開口を有しているプローブを用いた大開口プローブ
露光機構である。
【0089】フォトレジスト401露光の際のパターン
データ作成、プローブ作製、プローブ取り付けは実施例
2と同様に行う。大開口プローブ露光機構420と近接
場プローブ露光機構210の露光中心の位置ずれ検出を
以下の方法で行う。
【0090】位置ずれ検出機構300は、その上面に位
置ずれ検出用開口201を、その下には発光素子807
を有しており、発光素子807からの光を位置ずれ検出
用開口201に入射することができる構成になってい
る。本実施例では、発光素子として面発光レーザを用い
る。
【0091】発光素子位置ずれ検出機構300に対し
て、実施例2と同様に位置ずれ検出用開口201に対し
てそれぞれのプローブ先端を近づけていく。xyステー
ジ242によって、プローブで位置ずれ検出用開口20
1付近を2次元走査しながら、位置ずれ検出用開口20
1を通った発光素子807からの光をプローブ先端開口
で検出し、フィルター405、805、光電子増倍管4
06、806を通すことによってそれぞれの露光機構で
の2次元透過光量像が取得できる。これを図14に示
す。
【0092】図14(a)に大開口プローブ露光機構4
20での2次元透過光量像を、図14(c)に、図14
(a)中の一点鎖線での断面図を示す。図14(a)で
は、暗いところが透過光量の少ないところ、明るいとこ
ろが多いところを表す。図14(c)での縦軸は光量
を、横軸はx座標を表す。
【0093】図14(a)の中心座標を(xi+△L´
x,yi+△L´y)とすると、大開口プローブ露光機
構420での露光中心座標は、位置検出用開口の座標
(xi,yi)に対して (xi+△L´x+△αx,yi+△L´y+△αy) であった。
【0094】同様にして、近接場プローブ露光機構21
0の露光中心位置ずれを検出する。図14(b)に近接
場プローブ露光機構210での2次元透過光量像を、図
14(d)に、図14(b)中の一点鎖線での断面図を
示す。図14(b)では、暗いところが透過光量の少な
いところ、明るいところが多いところを表す。図14
(d)での縦軸は光量を、横軸はx座標を表す。図14
(d)より、近接場プローブ露光機構210の露光中心
座標は位置検出用開口の座標(xi,yi)に対して (xi+△L´x+△Lx+△βx,yi+△L´y+
△Ly+△βy) である。
【0095】以上のようにして検出した2つの位置中心
データから大開口プローブ露光機構420と近接場プロ
ーブ露光機構210の露光中心位置ずれを算出し、コン
ピュータ101に記憶させる。本実施例では、大開口プ
ローブ露光機構420に対する近接場プローブ露光機構
210露光中心のxy平面上での位置ずれ量は、 (△Lx+△βx−△αx,△Ly+△βy−△αy) である。
【0096】以上のように位置ずれ量を検出したら、実
施例2と同様の手順で露光を行うことにより、大きなパ
ターン、特に塗りつぶしなどのパターンにおいて、露光
時間の短縮になり、しかも太いパターンと細いパターン
との位置あわせも高精度に行うことができる。
【0097】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、微細なパターンと線幅の太いパターンあるいは大面
積の塗りつぶしパターン等が混在している場合において
も、高精度で、スループットの飛躍的な向上を図ること
ができるパターン露光装置及びパターン作製方法を実現
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるパターン露光装置
の概略を表した構成図。
【図2】本発明の実施例1におけるレーザビーム描画機
構と近接場プローブ露光機構とから成るパターン露光装
置の概略を表した構成図。
【図3】レーザ描画機構の露光中心位置測定時の図2の
一部を拡大した図。
【図4】近接場プローブ露光機構の露光中心一速定時の
図2の一部を拡大した図。
【図5】本発明の実施例1における位置検出用開口から
の透過光量と形状の測定結果を表した図。
【図6】本発明の実施例1におけるxyステージ上での
座標を表した図。
【図7】本発明の実施例2における大開口プローブ露光
機構と近接場プローブ露光機構とから成るパターン露光
装置の概略を表した構成図。
【図8】図7の一部を拡大した図。
【図9】本発明の実施例2におけるジアリールエテン結
晶からの反射光量と形状の測定結果を表した図。
【図10】本発明の実施例3における位置検出用開口か
らの透過光量測定結果を表した図。
【図11】本発明の実施例4における大開口プローブ露
光機構と近接場プローブ露光機構とから成るパターン露
光装置の概略を表した構成図。
【図12】本発明の実施例4における光構造変化材の表
面形状の測定結果を表した図。
【図13】本発明の実施例5における大開口プローブ露
光機構と近接場プローブ露光機構とから成るパターン露
光装置の概略を表した構成図。
【図14】本発明の実施例5における位置検出用開口を
通った光量をプローブで検出した結果を表した図。
【図15】本発明の実施例における二つの露光機構の露
光中心位置ずれ測定時のxyステージの動きを表した
図。
【符号の説明】
100:フォトレジスト 101:コンピュータ 102:ステージ 103:位置ずれ検出機構 104:基板 105:レンズ 110:第1の露光機構 111:プローブ 112:細パターン露光用レーザ 113:プローブ支持台 120:第2の露光機構 121:プローブ 200:位置ずれ検出機構 201:位置ずれ検出用開口 202:フォトダイオード 203:位置ずれ検出用開口を有する面 210:近接場プローブ露光機構 211:プローブホルダー 212:プローブ 213:光導波路 214:光ファイバー 215:露光用光源 216:AOM 217:レーザ干渉計 220:レーザ描画機構 221:レンズホルダの下辺 222:レーザビーム焦点位置 224:AOM 225:露光用光源 230:位置制御用光源 231:位置制御用光 232:2分割センサ 240:zステージ 241:レーザ干渉計 242:xyステージ 250:フォトマスク基板 251:フォトレジスト 300:位置ずれ検出機構 400:ジアリールエテン結晶 401:基板 403:フォトレジスト 405:フィルタ 406:光電子増倍管 407:He−Cdレーザ 408:ハーフミラー 409:光カプラ 410:レンズ 413:圧電素子 414:赤色レーザ 415:ピエゾ素子 416:AOM 420:大開口プローブ露光機構 421:プローブホルダー 422:大開口プローブ 423:圧電素子 424:赤色レーザ 425:ピエゾ素子 800:光構造変化材 805:フィルター 806:光電子増倍管 807:発光素子 824:Arイオンレーザ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/30 514A

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】線幅の細いパターン露光が可能な第1の露
    光機構と、該第1の露光機構よりも線幅の太いパターン
    露光を行う第2の露光機構とを備え、 該第1の露光機構と該第2の露光機構との相対位置関係
    を相対位置検出手段によって検出し、該検出した位置関
    係に基づいてパターン露光する構成を有することを特徴
    とするパターン露光装置。
  2. 【請求項2】前記第1の露光機構が、微小開口を有する
    近接場露光用プローブを備えた走査型露光機構であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のパターン露光装置。
  3. 【請求項3】前記近接場露光用プローブは、線幅が10
    0nm以下のパターン作製を行うために、先端に100
    nm以下の微小開口を有することを特徴とする請求項2
    に記載のパターン露光装置。
  4. 【請求項4】前記第2の露光機構が、レンズを用いて光
    を集光する走査型レーザ描画機構であることを特徴とす
    る請求項1に記載のパターン露光装置。
  5. 【請求項5】前記第2の露光機構が、先端に100nm
    以上の大きさの開口を有するプローブを備えた走査型露
    光機構であることを特徴とする請求項1に記載のパター
    ン露光装置。
  6. 【請求項6】前記相対位置検出手段によって検出された
    相対位置に基づいて、前記2つの露光機構の相対位置補
    正を行う相対位置補正手段を有することを特徴とする請
    求項1〜5のいずれか1項に記載のパターン露光装置。
  7. 【請求項7】前記相対位置検出手段が、 相対位置検出用開口と、 前記相対位置検出用開口を透過する光を検出する光検出
    器と、 前記相対位置検出用開口と、前記2つの露光機構を相対
    移動させる2次元走査機構構と、 前記光検出器によって検出した情報から前記2つの露光
    機構の相対位置を算出する手段と、 を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項
    に記載のパターン露光装置。
  8. 【請求項8】前記2つの露光機構の相対位置を算出する
    手段が、 前記相対位置検出用開口を透過する光を測定することに
    よって得られた前記第2の露光機構の露光中心と、 前記近接場露光用プローブと該相対位置検出用開口との
    間に作用する力を検出する手段による前記相対位置検出
    用開口形状の測定によって得られた前記第1の露光機構
    の露光中心と、 を比較して前記相対位置を算出するように構成されてい
    ることを特徴とする請求項7に記載のパターン露光装
    置。
  9. 【請求項9】前記2つの露光機構の相対位置を算出する
    手段が、前記相対位置検出用開口に対して露光光の入射
    方向と反対側から照射された光によって、前記2つの露
    光機構のそれぞれが有する先端に開口の形成されたプロ
    ーブとの間で生じた散乱光を検出し、前記相対位置を算
    出するように構成されていることを特徴とする請求項7
    に記載のパターン露光装置。
  10. 【請求項10】前記相対位置検出手段が、 前記2つの露光機構と、光構造変化材料を相対移動させ
    る2次元走査機構を備え、 前記光構造変化材料に対し、前記第2の露光機構によっ
    て光構造変化材料の感度波長の光を照射する一方、 前記近接場露光用プローブと該光構造変化材料との間に
    作用する力を検出する手段によって該光構造変化材料の
    表面形状を測定し、 前記測定した結果に基づいて前記2つの露光機構の相対
    位置を算出するように構成されていることを特徴とする
    請求項1〜6のいずれか1項に記載のパターン露光装
    置。
  11. 【請求項11】前記相対位置検出用開口が、前記第1の
    露光機構の近接場露光用プローブの微小開口径よりも大
    きい開口径を有することを特徴とする請求項7〜9のい
    ずれか1項に記載のパターン露光装置。
  12. 【請求項12】前記相対位置検出用開口が、前記第1の
    露光機構の近接場露光用プローブの微小開口径よりも大
    きく、前記第2の露光機構で作製可能な最小線幅よりも
    小さい開口径を有することを特徴とする請求項7〜9の
    いずれか1項に記載のパターン露光装置。
  13. 【請求項13】前記相対位置検出手段が、 前記2つの露光機構と、フォトクロミック材料を相対移
    動させる2次元走査機構を備え、 前記フォトクロミック材料に対して、前記第2の露光機
    構によって該フォトクロミック材料の感度波長の光を照
    射する一方、 前記第1の露光機構によって前記フォトクロミック材料
    の表面色の測定を行い、 前記測定した結果に基づいて前記2つの露光機構の相対
    位置を算出するように構成されていることを特徴とする
    請求項1〜6のいずれか1項に記載のパターン露光装
    置。
  14. 【請求項14】線幅の細いパターン露光が可能な露光機
    構によってパターン露光を行う第1の露光工程と、該第
    1の露光機構よりも線幅の太いパターン露光が可能な露
    光機構によってパターン露光を行う第2の露光工程を有
    し、 前記いずれか一方の露光工程によるパターン露光を行な
    った後、予め検出しておいた前記各露光工程における2
    つの露光機構の相対位置関係に基づいて、これら2つの
    露光機構の相対位置補正を行い、もう一方の露光工程に
    よるパターン露光を行うことを特徴とするパターン作製
    方法。
  15. 【請求項15】前記第1および第2の露光工程が、同一
    のフォトレジストに対して前記パターン露光を行う露光
    工程であることを特徴とする請求項14に記載のパター
    ン作製方法。
  16. 【請求項16】前記第1の露光工程が、微小開口を有す
    る近接場露光用プローブを備えた走査型露光機構を用い
    た露光工程であることを特徴とする請求項14または請
    求項15に記載のパターン作製方法。
  17. 【請求項17】前記近接場露光用プローブは、線幅が1
    00nm以下のパターン作製を行うために、先端に10
    0nm以下の微小開口を有することを特徴とする請求項
    16に記載のパターン作製方法。
  18. 【請求項18】前記第2の露光工程が、レンズを用いて
    光を集光するレーザ描画を用いる露光工程であることを
    特徴とする請求項14〜17のいずれか1項に記載のパ
    ターン作製方法。
  19. 【請求項19】前記第2の露光工程が、先端に100n
    m以上の大きさの開口を有するプローブを用いた露光工
    程であることを特徴とする請求項14〜17のいずれか
    1項に記載のパターン作製方法。
  20. 【請求項20】前記検出された2つの露光機構の相対位
    置関係に基づいて、前記2つの露光機構の相対位置補正
    を行うことを特徴とする請求項14〜19のいずれか1
    項に記載のパターン作製方法。
  21. 【請求項21】前記2つの露光機構の相対位置関係の検
    出が、 相対位置検出用開口と、前記2つの露光機構を相対移動
    させる2次元走査機構を備え、 前記相対位置検出用開口を透過する光を測定することに
    よって得られた前記第2の露光機構の露光中心と、 前記近接場露光用プローブと該相対位置検出用開口との
    間に作用する力を検出する手段による前記相対位置検出
    用開口形状の測定によって得られた前記第1の露光機構
    の露光中心と、 を比較して前記相対位置を算出することにより行われる
    ことを特徴とする請求項14〜20のいずれか1項に記
    載のパターン作製方法。
  22. 【請求項22】前記2つの露光機構の相対位置関係の検
    出が、 相対位置検出用開口と、前記2つの露光機構を相対移動
    させる2次元走査機構を備え、 前記相対位置検出用開口に対して露光光の入射方向と反
    対側から照射された光によって、前記2つの露光機構の
    それぞれが有する先端に開口の形成されたプローブとの
    間で生じた散乱光を検出し、前記相対位置を算出するこ
    とにより行われることを特徴とする請求項14〜20の
    いずれか1項に記載のパターン作製方法。
  23. 【請求項23】前記2つの露光機構の相対位置関係の検
    出が、 前記2つの露光機構と、光構造変化材料を相対移動させ
    る2次元走査機構を備え、 前記光構造変化材料に対し、前記第2の露光機構によっ
    て光構造変化材料の感度波長の光を照射する一方、 前記近接場露光用プローブと該光構造変化材料との間に
    作用する力を検出する手段によって該光構造変化材料の
    表面形状を測定し、 前記測定した結果に基づいて前記2つの露光機構の相対
    位置を算出することにより行われることを特徴とする請
    求項14〜20のいずれか1項に記載のパターン作製方
    法。
  24. 【請求項24】前記相対位置検出用開口が、前記第1の
    露光機構の近接場露光用プローブの微小開口径よりも大
    きい開口径を有することを特徴とする請求項21〜22
    のいずれか1項に記載のパターン作製方法。
  25. 【請求項25】前記相対位置検出用開口が、前記第1の
    露光機構の近接場露光用プローブの微小開口径よりも大
    きく、前記第2の露光機構で作製可能な最小線幅よりも
    小さい開口径を有することを特徴とする請求項21〜2
    2のいずれか1項に記載のパターン作製方法。
  26. 【請求項26】前記2つの露光機構の相対位置関係の検
    出が、 前記2つの露光機構と、フォトクロミック材料を相対移
    動させる2次元走査機構を備え、 前記フォトクロミック材料に対して、前記第2の露光機
    構によって該フォトクロミック材料の感度波長の光を照
    射する一方、 前記第1の露光機構によって前記フォトクロミック材料
    の表面色の測定を行い、 前記測定した結果に基づいて前記2つの露光機構の相対
    位置を算出することにより行われることを特徴とする請
    求項14〜20のいずれか1項に記載のパターン作製方
    法。
  27. 【請求項27】 請求項7〜13のいずれかの装置及び
    それに対応した請求項20〜26のいずれかの方法を用
    いて作製したフォトレジストパターンを利用して作製さ
    れた構造物を含むことを特徴とするデバイス。
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