JP2001135566A - 微細パターン作製方法 - Google Patents
微細パターン作製方法Info
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- G03F1/00—Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
- G03F1/50—Mask blanks not covered by G03F1/20 - G03F1/34; Preparation thereof
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- Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
Abstract
させることができ、露光時間の短縮化が可能となり、ま
た、デバイスの作製が容易となるコントラストの大きい
微細パターンを形成することができる微細パターン作製
方法を提供する。 【解決手段】微細パターン作製方法において、フォトマ
スクの遮光膜を、基板上のフォトレジストに接触させた
後、さらに押し付け、遮光膜によって形成された微小開
口と前記フォトレジストとの距離を近付けてから、エバ
ネッセント光によってフォトレジストを露光するように
構成する。
Description
法に関し、特に、フォトプロセスの自由度、及び歩留ま
りを向上させることができ、露光時間の短縮化が可能と
なり、また、デバイスの作製が容易となるコントラスト
の大きい微細パターンを形成する微細パターン作製方法
の実現を目指すものである。
ッサの高速化・大集積化の進展とともに、光リソグラフ
ィーのさらなる微細化は必要不可欠のものとなってい
る。一般に光リソグラフィー装置における微細加工限界
は、用いる光の波長程度である。このため、光リソグラ
フィー装置に用いる光の短波長化が進み、現在は近紫外
線レーザーが用いられ、0.1μm程度の微細加工が可
能となっている。
ーであるが、0.1μm以下の微細加工を行なうために
は、レーザーのさらなる短波長化、その波長域でのレン
ズ開発等解決しなければならない課題も多い。一方、光
による0.1μm以下の微細加工を可能にする手段とし
て、近接場光学顕微鏡(以下SNOMと略す)の構成を
用いた微細加工装置が提案されている。例えば、100
nm以下の大きさの微小開口から滲み出るエバネッセン
ト光を用いてレジストに対し、光波長限界を越える局所
的な露光を行なう装置である。
ソグラフィー装置では、いずれも1本(または数本)の
加工プローブで一筆書きのように微細加工を行なってい
く構成であるため、あまりスループットが向上しないと
いう問題点を有していた。これを解決する方法として、
光マスクに対してプリズムを設け、全反射の角度で光を
入射させ、全反射面から滲み出るエバネッセント光を用
いて光マスクのパターンをレジストに対して一括して転
写する(特開平08−179493号公報)という提案
がなされている。
プリズムを用いたエバネッセント光による一括露光装置
では、プリズム・マスクとレジスト面との間隔を100
nm以下に設定することが必須である。しかしながら、
実際はプリズム・マスクや基板の面精度に限界があり、
プリズム・マスク面全面にわたってレジスト面との間隔
を100nm以下に設定することが難しい。これを解決
する方法として、マスクを弾性体で構成してレジスト面
形状に対してならうようにマスクを弾性変形させること
により、マスク全面をレジスト面に密着させ、マスク上
の金属薄膜に形成されている微小開口パターンから滲み
出るエバネッセント光によりレジスト露光を行う(特開
平11−145051号公報)という提案がなされてい
る。
光を用いた露光において、フォトマスク上の遮光部の厚
さを100nm程度とすれば、入射光のうち、遮光膜を
透過する直接透過光をほぼ100%遮光することがで
き、微小開口パターン形成部分に対向する部分以外のレ
ジスト表面が露光することを防止することができる。し
かし、さらに線幅の小さいパターンを形成するために
は、微小開口パターンの開口幅を小さくする必要があ
る。微小開口パターンの開口幅が小さくなるにつれ、エ
バネッセント光の光量が減少する。また、同じ開口幅で
あっても、金属薄膜の膜厚が大きいほど、エバネッセン
ト光の光量が減少する。これは、光波長より小さい幅の
通り路の長さが長いほどエバネッセント光が滲み出しに
くいことによる。
クでの露光について示した図である。遮光膜厚が厚い
と、ガラス基板101上に遮光膜102によって作られ
た微小開口113から滲み出すエバネッセント光110
の光量が減少してしまい、基板104上に塗布されたフ
ォトレジスト103に対しての、エバネッセント光11
0によるフォトレジスト反応部107ができにくくな
る。したがって、微細パターン転写のためには長時間の
露光が必要となる。また、フォトマスクが、エバネッセ
ント光が滲み出す大きさの微小開口と、伝播光が通過す
る大きさの開口が混在しているパターンを有している場
合には、長時間の露光を行っていると、露光用光105
の伝播光111によるフォトレジストの反応部106が
広がってしまうため、正確な微細パターン転写が行えな
い。
ォトマスクを使用すると、遮光膜下でも遮光膜からの透
過光112によって、フォトレジストの露光が行われて
しまうため、遮光膜のあるところと遮光膜のないところ
での露光量の差が、遮光膜部が厚いフォトマスクを使用
するときよりも小さくなる。従ってフォトレジストを露
光する際の許容露光量が狭い範囲に制限され、プロセス
の自由度が下がり、フォトプロセスの歩留まりが低下す
る。また、基板上のフォトレジストには、コントラスト
の小さいパターンが転写されるため、これを用いてのデ
バイス製造が困難となる。
ォトプロセスの自由度、及び歩留まりを向上させること
ができ、露光時間の短縮化が可能となり、また、デバイ
スの作製が容易となるコントラストの大きい微細パター
ンを形成することができる微細パターン作製方法を提供
することを目的とするものである。
成するため、つぎの(1)〜(9)のように構成した微
細パターン作製方法を提供する。 (1)遮光膜による転写元微細パターンを有するフォト
マスクを用い、該遮光膜によって形成された微小開口か
ら染み出すエバネッセント光によって基板上のフォトレ
ジストを露光し、前記転写元微細パターンを前記基板上
のフォトレジストに転写して、微細パターンを形成する
微細パターン作製方法であって、前記フォトマスクの遮
光膜を、前記基板上のフォトレジストに接触させた後、
さらに押し付け、前記遮光膜によって形成された微小開
口と前記フォトレジストとの距離を近付けてから、前記
エバネッセント光によってフォトレジストを露光するこ
とを特徴とする微細パターン作製方法。 (2)前記遮光膜によって形成された微小開口と前記フ
ォトレジストとの距離を、1nm以上近づけることを特
徴とする上記(1)に記載の微細パターン作製方法。 (3)前記フォトレジストが、ネガ型であることを特徴
とする上記(1)または上記(2)に記載の微細パター
ン作製方法。 (4)前記フォトレジストが、3層構造を有し、基板上
の1層目が耐ドライエッチング性の膜厚100nm以上
の有機材料層であり、その上の2層目が酸素RIE(R
eactive Ion Etching)耐性のある
物質による薄膜層であり、その上の3層目が膜厚100
nm以下で露光光に感光する像形成用のフォトレジスト
層であることを特徴とする上記(1)または上記(2)
に記載の微細パターン作製方法。 (5)前記3層目のフォトレジスト層が、ネガ型である
ことを特徴とする上記(4)に記載の微細パターン作製
方法。 (6)前記フォトレジストが、2層構造を有し、前記基
板上の1層目が耐ドライエッチング性の膜厚100nm
以上の有機材料層であり、その上の2層目が100nm
以下の膜厚を有し、酸素RIE耐性のある物質で、かつ
露光光に感光する像形成用のフォトレジストの特性を有
する層であることを特徴とする上記(1)または上記
(2)に記載の微細パターン作製方法。 (7)前記2層目の酸素RIE耐性のある物質で、かつ
露光光に感光する像形成用のフォトレジストの特性を有
する層が、ネガ型であることを特徴とする上記(6)に
記載の微細パターン作製方法。 (8)前記遮光膜の膜厚が、遮光膜を透過する透過光が
フォトレジストを露光しない厚さを有することを特徴と
する上記(1)〜(7)のいずれかに記載の微細パター
ン作製方法。 (9)前記遮光膜の膜厚が、該遮光膜の膜厚をLとし、
使用する遮光膜材料の消衰係数をk、フォトレジスト感
度をEth、露光波長をλ、露光時間をt、露光光量を
Pとしたとき、少なくとも、次式(1)を満たすことを
特徴とする上記(8)に記載の微細パターン作製方法。 L>lnA・λ/2πk(A=P・t/Eth)・・・(1) (ここで、ln:自然対数である。)
態である微細パターン作製方法を表す図面である。フォ
トマスクとして、露光用の光を透過させるガラス基板1
01上の片側に、微細パターン転写用の元パターンを、
露光用光を遮光する遮光膜102で形成する。遮光膜材
料としては、露光用光を通さない、微細元パターンとし
て加工が容易であるなどの理由から、AuやAl(アル
ミニウム)、Cr等の金属が良い。特に、固くて傷が付
きにくく、フォトマスクをフォトレジストに押し付ける
際にフォトマスクに付着したフォトレジスト残さを酸化
剤の入った洗浄液で洗い流すことができる、化学的に安
定しているCrがより望ましい。
がフォトレジストを露光しないような厚さとする。使用
する遮光膜材料の消衰係数をk、フォトレジスト感度を
Eth、露光波長をλ、露光時間をt、露光光量をPと
すると、遮光膜の膜厚Lは、 L>lnA・λ/2πk(A=P・t/Eth)・・・(1) (ここで、ln:自然対数である。)を満たすものであ
れば効率のよいパターン形成が実現される。しかし、遮
光膜の作製において、膜厚が薄い方が正確、容易である
ので、(1)式を満たす、最小の値であることが望まし
い。
103を塗布する。前述のフォトマスク上の微小開口1
13から滲み出たエバネッセント光110は、マスクか
ら距離が遠ざかるにつれて指数関数的に減衰する。ま
た、フォトレジスト103に当たったエバネッセント光
110は伝搬光となり、散乱されるようにレジスト中に
広がり、露光パターン幅を広げることになることを考慮
すると、フォトレジスト103の厚さは、100nm以
下が望ましい。レジスト103の材料としては、通常の
半導体プロセスに用いられるフォトレジスト材料を選択
すれば良い。これらのレジスト材料に対して露光可能な
光波長はおおむね200〜500nmの範囲にあるが、
特に350〜450nmの範囲にあるg線、i線対応の
フォトレジストを選択すれば、種類も多く、比較的安価
であるため、プロセス自由度も高く、コストが低減でき
る。
03を露光可能な波長の光を照射するものを用いる必要
がある。例えばフォトレジスト103として前述のg
線、i線対応のフォトレジストを選択した場合、露光と
しては、HeCdレーザー(光波長:325nm、44
2nm)、GaN系の青色半導体レーザー(同:〜41
0nm)や、赤外光レーザーの第2高調波(SHG)レ
ーザーや第3高調波(THG)レーザー、水銀ランプ
(g線:436nm, i線:365nm)を用いれば
良いが、単色光であるレーザ光を露光光としたときに、
フォトマスク上のパターンに周期性があった場合互いに
干渉を起こしパターンが正確にフォトレジストに転写さ
れない現象が観察されたので、水銀ランプのようなイン
コヒーレント光を露光光として用いることがより望まし
い。
ーン作製方法の詳細について、図1を用いて説明する。
まず、図1(a)のように、フォトマスクのガラス基板
101上の遮光膜102がある側をフォトレジスト10
3に接近させる。図1(b)のように、遮光膜102と
フォトレジスト103が接触してから、さらに遮光膜1
02によってフォトレジスト103を塑性変形させて、
フォトマスク上の微小開口113とフォトレジスト10
3との距離を近づける(図1(c))。このように、フ
ォトマスク上の遮光膜をフォトレジストに押し付けるこ
とによって、フォトレジストの非露光部の体積が減るた
めに、遮光膜が厚くても微小開口113とフォトマスク
を近接させることができる。従って、フォトレジスト露
光のためのエバネッセント光強度が高いまま露光を行う
ことができるため、露光、現像時間の短縮になり、露光
光量の選択幅が広がるので、フォトプロセスの歩留まり
向上につながる。また、遮光膜が厚いため、遮光膜を透
過する露光用光がフォトレジストを露光する現象を防ぐ
ことができる。したがって、遮光膜の有無による現像後
のフォトレジストパターンのコントラストが大きくなる
ので、その後のデバイスプロセスが容易になる。
トに近づける方法としては、ポンプなどを使用してフォ
トマスクとフォトレジスト間を減圧したり、フォトマス
クとフォトレジストのどちらか一方を固定しておき、残
る一方の側から固体、液体、気体を利用して加圧する方
法、マスクアライナーを用いる方法が考えられる。ここ
で、マスクアライナーとは、例えば、フォトマスクを低
圧チャックで固定しておき、フォトレジストが塗布され
た基板が搭載されたステージを、マイクロメーターを用
いてフォトマスクに近づけていくというものである。ス
テージは球状物体に乗っており、基板上のフォトレジス
トとフォトマスク全体が均一に接触できる構成になって
いる。次に、図1(d)のようにガラス基板101上の
遮光膜102がない側から、露光用光105を照射する
ことによってフォトレジスト103の露光を行う。
型でも良い。しかし、遮光膜部分を押し付けることによ
り、遮光膜に接しているところが塑性変形を起こし、図
1(e)のように体積が小さくなるので、露光用光で照
射部分が現像によって溶解するポジ型では、基板104
上に作製される微細パターンのアスペクト比が小さくな
る。したがって、その後のデバイスプロセスを考える
と、基板104上に作製される微細パターンのアスペク
ト比がより大きくなるネガ型の方がより望ましい。ネガ
型では、露光用光が照射された部分、つまり、フォトレ
ジスト反応部111が耐現像性を有し、現像してもそれ
によって溶解することがない。図1では、フォトレジス
トとしてネガ型のものを使用した様子を示している。
2のない部分の下のネガ型フォトレジスト103が、耐
現像性となる。そしてフォトマスクを剥がし図1
(e)、現像を行う図1(f)ことにより、基板104
上のレジスト残留部と非残留部とのコントラストが高い
転写パターンを得ることができる。このようにエバネッ
セント光による露光を行なった後は、通常のプロセスを
用いて基板104の加工を行う。例えば、レジストを現
像した後、エッチングを行うことにより、基板104に
対して基板上のレジストに形成された微細パターンに応
じた微小パターンを形成する。基板104上のフォトレ
ジストパターンコントラストが大きいため、このデバイ
スプロセスの自由度、歩留まりも向上する。
ターン作製方法の構成を示す。同図において、まず、S
i基板301上にg線対応のネガ型フォトレジスト30
2を膜厚60nmとなるようにスピンコータを用いて塗
布する。その後、プリベークを行う。ガラス基板303
の片側に、膜厚60nmのCr薄膜を蒸着して、EB
(Electon Beam)描画装置で転写元微細パ
ターンである遮光膜304を作製したフォトマスクを、
図3(a)のように、マスクアライナー(MA−10、
ミカサ社製)のマスク固定チャック305に取り付け、
真空ポンプ306でチャックを減圧することによって固
定する。
料台307に置き、試料台307を、試料台の上下の駆
動装置に連動させてあるマイクロメーター308でフォ
トマスクに近づけていく。図3(b)のように、フォト
レジスト302がフォトマスク上のCr薄膜による遮光
膜304に接触してから、マイクロメーター308をさ
らに操作して、遮光膜304とネガ型フォトレジスト3
02との距離をさらに5nm近づける。
用光309(〜10mW)でフォトレジスト302を1
秒間照射し、エバネッセント光310による露光を行っ
た後、フォトマスクとフォトレジスト302を剥がし、
フォトレジスト302の現像、ポストベークを行う。フ
ォトマスク上のエバネッセント光310の染み出し口で
ある微小開口311と、フォトレジスト302が接近し
ているため、エバネッセント光310によって露光され
たことによるフォトレジスト反応部312は、フォトマ
スク上の転写元微細パターン304をより正確に転写し
ている。以上のような手順により、より短時間の露光
で、フォトマスク上の転写元微細パターンが、基板上に
はっきりとしたコントラストで転写された。
おける3層レジストを用いた微細パターン作製方法の構
成を示す。同図において、まず、Si基板401上に、
ポジ型フォトレジストを膜厚500nmとなるようにス
ピンコータを用いて塗布する。その後、120℃で30
分加熱して1層目402とする。1層目402の上に、
SOI(Spin On Glass)の有機溶媒溶液
を塗布し、加熱して膜厚100nmの酸化Si薄膜を作
る。これを2層目403とする。2層目403の上に第
3層404の像形成用として、ネガ型フォトレジストを
膜厚50nmで塗布し、110℃で10分プリベークを
行う。
のCr薄膜を蒸着して、EB(Electon Bea
m)描画装置で転写元微細パターンである遮光膜406
を作製したフォトマスクを、マスクアライナーのマスク
固定チャックに取り付け、真空ポンプでチャックを減圧
することによって固定する。Si基板401を、マスク
アライナーの試料台に置き、試料台をマイクロメーター
でフォトマスクに近づけていく(図4(a))。3層目
404のフォトレジストが、フォトマスク上のCr薄膜
による転写元微細パターン406に接触してから、マイ
クロメーターをさらに操作して、さらに5nm近づけ
る。
セント光408で露光することにより、遮光膜406の
パターンを、3層目404内に、フォトレジスト反応部
409として転写する(図4(b))。その後、フォト
マスクと3層目404のフォトレジストを剥がし、3層
目404フォトレジストの現像、ポストベークを行う。
このことによって、フォトマスク上の転写元微細パター
ンが3層目404に転写された(図4(c))。その
後、3層目404に転写された微細パターンをマスクと
して、2層目403をドライエッチングによりパターン
ニングする(図4(d))。このようにして作製した2
層目403の微細パターンをマスクとして、1層目40
2を酸素RIEによって加工する(図4(e))。以上
のような手順で、フォトマスク上の転写元微細パターン
406がSi基板401上によりはっきりとしたコント
ラストで転写された。また、Si基板401上のレジス
トによる微細パターンのアスペクト比が高いため、後の
デバイス加工プロセスが容易な微細パターンを形成する
ことができた。
おける2層レジストを用いた微細パターン作製方法の構
成を示す。同図において、まず、Si基板501上に、
ポジ型フォトレジストを膜厚400nmとなるようにス
ピンコータを用いて塗布する。その後、120℃で30
分加熱して1層目502とする。1層目502の上に、
Si含有ネガ型フォトレジストを膜厚80nmとなるよ
うに塗布後、プリベークしてこれを2層目503とす
る。
のCr薄膜を蒸着して、EB(Electon Bea
m)描画装置で転写元微細パターンである遮光膜506
を作製したフォトマスクを、マスクアライナーのマスク
固定チャックに取り付け、真空ポンプでチャックを減圧
することによって固定する。2層構造レジストが塗布さ
れたSi基板501を、マスクアライナーの試料台に置
き、試料台をマイクロメーターでフォトマスクに近づけ
ていく(図5(a))。2層目504のフォトレジスト
が、フォトマスク上のCr薄膜による転写元微細パター
ン506に接触してから、マイクロメーターを操作し
て、さらに5nm近づける。
ことにより、遮光膜506のパターンを、フォトレジス
ト反応部509として2層目503に転写する(図5
(b))。その後、フォトマスクとフォトレジストを剥
がし、フォトレジストの現像、ポストベークを行う。こ
のことによって、フォトマスク上の転写元微細パターン
が2層目503に転写された(図5(c))。その後、
2層目に転写された微細パターンをマスクとして、1層
目を酸素RIEによって加工する(図5(d))。加工
に酸素RIEを用いることで、2層目に含まれているS
iが酸化され、酸素RIE耐性が増す。以上のような手
順で、フォトマスク上の転写元微細パターンが基板上に
はっきりとしたコントラストで転写された。また、レジ
スト塗布回数が2回に減り、微細パターンの転写回数も
減るため、スループットがより向上した。
ば、微細パターン作製方法において、フォトマスクの遮
光膜を、基板上のフォトレジストに接触させた後、さら
に押し付け、前記遮光膜によって形成された微小開口と
前記フォトレジストとの距離を近付けてから、エバネッ
セント光によってフォトレジストを露光することで、フ
ォトプロセスの自由度、及び歩留まりを向上させること
ができ、露光時間の短縮化が可能となり、また、デバイ
スの作製が容易となるコントラストの大きい微細パター
ンを形成することができる。
方法を表す図である。
る。
法、特に押し付けについて示す図である。
用いた微細パターン作製方法を表す図である。
用いた微細パターン作製方法を表す図である。
Claims (9)
- 【請求項1】遮光膜による転写元微細パターンを有する
フォトマスクを用い、該遮光膜によって形成された微小
開口から染み出すエバネッセント光によって基板上のフ
ォトレジストを露光し、前記転写元微細パターンを前記
基板上のフォトレジストに転写して、微細パターンを形
成する微細パターン作製方法であって、 前記フォトマスクの遮光膜を、前記基板上のフォトレジ
ストに接触させた後、さらに押し付け、前記遮光膜によ
って形成された微小開口と前記フォトレジストとの距離
を近付けてから、前記エバネッセント光によってフォト
レジストを露光することを特徴とする微細パターン作製
方法。 - 【請求項2】前記遮光膜によって形成された微小開口と
前記フォトレジストとの距離を、1nm以上近づけるこ
とを特徴とする請求項1に記載の微細パターン作製方
法。 - 【請求項3】前記フォトレジストが、ネガ型であること
を特徴とする請求項1または請求項2に記載の微細パタ
ーン作製方法。 - 【請求項4】前記フォトレジストが、3層構造を有し、
基板上の1層目が耐ドライエッチング性の膜厚100n
m以上の有機材料層であり、その上の2層目が酸素RI
E(Reactive Ion Etching)耐性
のある物質による薄膜層であり、その上の3層目が膜厚
100nm以下で露光光に感光する像形成用のフォトレ
ジスト層であることを特徴とする請求項1または請求項
2に記載の微細パターン作製方法。 - 【請求項5】前記3層目のフォトレジスト層が、ネガ型
であることを特徴とする請求項4に記載の微細パターン
作製方法。 - 【請求項6】前記フォトレジストが、2層構造を有し、
前記基板上の1層目が耐ドライエッチング性の膜厚10
0nm以上の有機材料層であり、そ上の2層目が100
nm以下の膜厚を有し、酸素RIE耐性のある物質で、
かつ露光光に感光する像形成用のフォトレジストの特性
を有する層であることを特徴とする請求項1または請求
項2に記載の微細パターン作製方法。 - 【請求項7】前記2層目の酸素RIE耐性のある物質
で、かつ露光光に感光する像形成用のフォトレジストの
特性を有する層が、ネガ型であることを特徴とする請求
項6に記載の微細パターン作製方法。 - 【請求項8】前記遮光膜の膜厚が、遮光膜を透過する透
過光がフォトレジストを露光しない厚さを有することを
特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の微細パ
ターン作製方法。 - 【請求項9】前記遮光膜の膜厚が、該遮光膜の膜厚をL
とし、使用する遮光膜材料の消衰係数をk、フォトレジ
スト感度をEth、露光波長をλ、露光時間をt、露光
光量をPとしたとき、少なくとも、次式(1)を満たす
ことを特徴とする請求項8に記載の微細パターン作製方
法。 L>lnA・λ/2πk(A=P・t/Eth)・・・(1) (ここで、ln:自然対数である。)
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31701599A JP2001135566A (ja) | 1999-11-08 | 1999-11-08 | 微細パターン作製方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP31701599A JP2001135566A (ja) | 1999-11-08 | 1999-11-08 | 微細パターン作製方法 |
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---|---|
JP2001135566A true JP2001135566A (ja) | 2001-05-18 |
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ID=18083475
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31701599A Withdrawn JP2001135566A (ja) | 1999-11-08 | 1999-11-08 | 微細パターン作製方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2001135566A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006004177A1 (en) * | 2004-06-30 | 2006-01-12 | Canon Kabushiki Kaisha | Near-field exposure method and device manufacturing method using the same |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1999
- 1999-11-08 JP JP31701599A patent/JP2001135566A/ja not_active Withdrawn
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