JP2006016593A - 電気絶縁性シート、電気絶縁性シートの除電方法、除電装置および製造方法 - Google Patents
電気絶縁性シート、電気絶縁性シートの除電方法、除電装置および製造方法 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】電気絶縁性フィルムの各面の電位を、被測定面の反対面を導体に接触させて測定した背面平衡電位の絶対値の最大値と最小値の差を340[V]以下とし、かつ、見かけ上実質ゼロ電位状態とする。このような好適な帯電状態を得るために、正帯電領域と負帯電領域とが混在している電気絶縁フィルムが配される空間を挟むように正負の極性が変化するイオンを発生させるイオン発生手段を対向配置し、電気絶縁フィルムの両面にそれぞれ極性が互いに異なるイオンを同時に照射することにより、電気絶縁フィルムの表裏それぞれの帯電を除去する。
【選択図】図9
Description
(1)塗布ムラを発生させない帯電状態のシートを提供すること。
(2)1つの面に正負が混在した帯電模様のシートやシートの表面と裏面が逆極性に帯電したシートの除電を行い、各面の帯電量を真に減ずること。
(1)の課題に関して、特に、最近の工程紙、電気絶縁材料等に用いられている比較的厚みの厚いシートに対して、帯電による塗布ムラの発生を防止する必要があった。
(2)の課題に関して、かかる帯電模様を有する電気絶縁性シートを除電するためには、除電器からのイオンをシートSの電界に依存することなく、シート近傍にまで、かつ多量にイオンを照射する必要がある。かかる帯電模様を有する電気絶縁性シートの除電技術として、本出願人は、電気絶縁性シートを移動させながら該電気絶縁性シートにその第1の面の側から時間的に極性が反転する第1のイオン雲を照射し、前記電気絶縁性シートの第2の面の側から前記第1のイオン雲と実質的に逆極性の時間的に極性の反転する第2のイオン雲を前記第1のイオン雲と同時に照射する電気絶縁性シートの除電方法を提案した(特願2004−221441号)。
本発明の目的は、上述した従来の技術の上記問題点を解決し、電気絶縁性シート、特に厚手の電気絶縁性シートに形成されるコーティング膜の塗布ムラ、塗布はじきが発生しにくい電気絶縁性シートやかかる電気絶縁性シートの除電方法、除電装置および製造方法を提供することにある。
前記電気絶縁性シートに前記第1および第2のイオン生成電極から実質的に逆極性の単極性のイオン雲の対を同じに生成し、これを前記電気絶縁性シートに同時に照射する電気絶縁性シートの除電方法であって、
前記第1および前記第2のイオン生成電極に属する電極先端の間のシートの法線方向における距離をd1[mm]、前記第1および前記第2のイオン生成電極に印加する交流電圧の周波数をf[Hz]、前記第1のイオン生成電極と第2のイオン生成電極との電位差の実効値を2V[V]、前記電気絶縁性シートの厚みをt[m]とするときに、
90×d1≦V≦530×d1
0.0425×d1 2×f≦V≦0.085×d1 2×fの関係が成り立ち、かつ、前記除電ユニットの数N[個]が、N≦0.0006/t(ただし、小数点以下は切り上げとし、最小値を2とする。)を満たし、かつ、前記電気絶縁性シートの移動方向の2/3以上の部分において、前記各除電ユニットの前記台1および第2のイオン生成電極ごとに、1[個]以上の前記除電ユニットにおいて、そのイオン生成電極の直下を当該部分が通過する際の当該前記除電ユニットの当該イオン生成電極の電位の極性が、残りの前記各除電ユニットにおいて、そのイオン生成電極の直下を当該部分が通過する際の残りの前記各除電ユニットにおける都外イオン生成電極の電位の極性とは反対の極性となるように、前記各除電ユニットの前記第1および第2のイオン生成電極ごとに前記交流電圧を印加することを特徴とする電気絶縁性シートの除電方法が提供される。
前記電気絶縁性シートに前記第1および第2のイオン生成電極から実質的に逆極性の単極性のイオン雲の対を同じに生成し、これを前記電気絶縁性シートに同時に照射する電気絶縁性シートの除電方法であって、
前記第1および前記第2のイオン生成電極に属する電極先端の間のシートの法線方向における距離をd1[mm]、前記第1および前記第2のイオン生成電極に印加する滑らかに極性が変化する交流電圧の周波数をf[Hz]、前記第1のイオン生成電極と第2のイオン生成電極との電位差の実効値を2V[V]、前記電気絶縁性シートの厚みをt[m]とするときに、
90×d1≦V≦530×d1
0.0425×d1 2×f≦V≦0.085×d1 2×f
の関係が成り立ち、かつ、前記除電ユニット数N[個]がN>0.0006/tを満たし、かつ、前記電気絶縁性シートの移動方向の2/3以上の部分において、前記各除電ユニットの前記第1および第2のイオン生成電極ごとに、(N−0.0006/t)/2[個]以上(ただし、小数点以下は切り上げとし、最小値を1とする)の前記各除電ユニットにおいて、そのイオン生成電極の直下を当該部分が通過する際の当該前記除電ユニットの当該イオン生成電極の電位の極性が、残りの前記各除電ユニットにおける当該イオン生成電極の直下を当該部分が通過する際の前記残りの前記各除電ユニットの前記第1のイオン生成電極の電位の極性とは反対の極性となるように、前記各除電ユニットの前記第1および第2のイオン生成電極ごとに前記交流電圧を印加することを特徴とする電気絶縁性シートの除電方法が提供される。
前記電気絶縁性シートに前記第1および第2のイオン生成電極から実質的に逆極性の単極性のイオン雲の対を同じに生成し、これを前記電気絶縁性シートに同時に照射する電気絶縁性シートの除電方法であって、
前記第1および前記第2のイオン生成電極に属する電極先端の間のシートの法線方向における距離をd1[mm]、前記第1および前記第2のイオン生成電極群に印加する滑らかに極性が変化する交流電圧の周波数をf[Hz]、前記第1のイオン生成電極と第2のイオン生成電極との電位差の実効値を2V[V]、前記電気絶縁性シートの厚みをt[m]とするときに、
90×d1≦V≦530×d1
0.085×d1 2×f<V
の関係が成り立ち、かつ、前記除電ユニットの数N[個]が、N≦0.0003/t(ただし、小数点以下は切り上げとし、最小値を2とする)を満たし、かつ、前記電気絶縁性シートの移動方向の2/3以上の部分において、前記各除電ユニットの前記第1及び第2のイオン生成電極ごとに、1[個]以上の前記各除電ユニットにおいて、そのイオン生成電極の直下を当該部分が通過する際の当該前記除電ユニットの当該イオン生成電極の電位の極性が、残りの前記各除電ユニットにおいて、そのイオン生成電極の直下を当該部分が通過する際の前記残りの前記各除電ユニットにおける当該イオン生成電極の電位の極性とは反対の極性となるように、前記各各除電ユニットの前記第1および第2のイオン生成電極ごとに前記交流電圧を印加することを特徴とする電気絶縁性シートの除電方法が提供される。
前記電気絶縁性シートに前記第1および第2のイオン生成電極から実質的に逆極性の単極性のイオン雲の対を同じに生成し、これを前記電気絶縁性シートに同時に照射する電気絶縁性シートの除電方法であって、
前記第1および前記第2のイオン生成電極に属する電極先端の間のシートの法線方向における距離をd1[mm]、前記第1および前記第2のイオン生成電極に印加する滑らかに極性が変化する交流電圧の周波数をf[Hz]、前記第1のイオン生成電極と第2のイオン生成電極との電位差の実効値を2V[V]、前記電気絶縁性シートの厚みをt[m]とするときに、
90×d1≦V≦530×d1
0.085×d1 2×f<V
の関係が成り立ち、かつ、対をなしている前記第1および前記第2のイオン生成電極の組の数N[個]がN>0.0003/tを満たし、かつ、前記電気絶縁性シートの移動方向の2/3以上の部分において、前記各除電ユニットの前記第1および第2のイオン生成電極ごとに(N−0.0003/t)/2[個]以上(ただし、小数点以下は切り上げとし、最小値を1とする)の前記各除電ユニットにおいて、そのイオン生成電極の直下を当該部分が通過する際の当該前記除電ユニットの当該イオン生成電極の電位の極性が、残りの前記各除電ユニットにおける当該イオン生成電極の直下を当該部分が通過する際の前記残りの前記各除電ユニットの前記第1のイオン生成電極の電位の極性とは反対の極性となるように、前記各除電ユニットの前記第1および第2のイオン生成電極ごとに前記交流電圧を印加することを特徴とする電気絶縁性シートの除電方法が提供される。
1.5×d1×f≦V<0.085×d1 2×fの関係が成り立つように前記各除電ユニットの第1及び第2のイオン生成電極に前記交流電圧を印加することを、を満たすことを特徴とする請求項10または11記載の電気絶縁性シートの除電方法が提供される。
前記電気絶縁性シートに前記第1および第2のイオン生成電極から実質的に逆極性の単極性のイオン雲の対を同じに生成して、前記電気絶縁性シートに同時に照射する電気絶縁性シートの除電方法であって、
移動している電気絶縁性シートを、該シートの移動方向に間隔を置いて設けられ、その法線方向の両側からを挟んで対向配置された第1および第2のイオン生成電極を有する除電ユニットの前記第1および第2のイオン生成電極に、互いに実質的に逆極性の滑らかに極性が変化する交流電圧を印加することにより、
前記電気絶縁性シートに各除電ユニットごとに前記第1および前記第2のイオン生成電極から実質的に逆極性のイオン雲の対を同時に生成し、これを前記電気絶縁性シートに同時に照射する電気絶縁性シートの除電方法であって、
前記第1および前記第2のイオン生成電極に属する電極先端の間のシートの法線方向における距離をd1[mm]、イオン生成電極に印加する交流電圧の周波数を50[Hz]以上60[Hz]以下、第1および第2のイオン生成電極に印加する実効交流電圧をV[V]、前記電気絶縁性シートの厚みt[m]をとするときに、
V<1.45・d1・t−1/2 を満足する条件で除電することを特徴とする電気絶縁性シートの除電方法が提供される。
それぞれ電気絶縁性シートの移動経路を挟んで対向して配置された第1および第2のイオン生成電極とを有し、互いに前記シートの移動方向に間隔を置いて設けられた少なくとも2個の除電ユニットと、前記各除電ユニットの前記第1および第2のイオン生成電極に互いに実質的に逆極性の交流電圧を印加する交流電源と、前記電気絶縁性シートの厚みの入力を受け付ける入力手段と、該入力手段により入力された厚みの値に基づいて前記交流電源の印加電圧を制御する制御手段とを備えた電気絶縁性シートの除電装置が提供される。
電気絶縁性シートの製造方法であって、上記いずれかの除電方法または、除電装置を用いて前記電気絶縁性シートを除電することを特徴とする電気絶縁性シートの製造方法が提供される。
上記いずれかの電気絶縁性シートの除電方法を用いて電気絶縁性シートを除電し、前記除電した電気絶縁性シートの少なくとも片面に離型層をコーティングすることを特徴とするコーティング済み電気絶縁性シートの製造方法が提供される。
前記離型層をシリコーン系樹脂を用いて形成することを特徴とするコーティング済み電気絶縁性シートの製造方法が提供される。
第1のシールド電極5g−1の開口部は、第1のイオン生成電極5d−1の先端近傍にフィルムSに向かって開口し、フィルムSの移動方向において、開口幅を有する.したがって、第1および第2のシールド電極5g−1、5h−1は、第1および第2のイオン生成電極5d−1、5f−1との間に適切な電位差をあたえられたときに、それぞれのイオン生成電極5d−1、5f−1における放電を助ける機能を有する。
(1)フィルム表裏の帯電がバランスしており、見かけ上実質ゼロ電位であって、シート各部における第1面および第2面の背面平衡電位の合計がほぼゼロであること。すなわち、フィルムの各部における背面平衡電位の合計が−10[V]〜+10[V]である状態にする。測定方法は前述のとおりである。
(2)フィルム表裏面それぞれに存在する電荷密度が十分小さく、背面平衡電位の絶対値の最大値と最小値の差が340[V]以下、より好ましくは200[V]以下であり、正と負の帯電周期が20mm以上の状態とする。
これを繰り返すことにより、フィルムSの各面の正の静電荷と負の静電荷を除電することができる。これによって、フィルムは大いに除電された状態となる。 さらに、特願2004−221441号にて指摘したように、各除電ユニットの第1および第2のイオン生成電極5d−1、5f−1に属する電極先端の間のシートの法線方向における距離d1[mm]、第1および第2のイオン生成電極5d−1、5f−1の各イオン生成電極に印加する交流電圧の周波数f[Hz]、実効交流電圧V[V]の関係において、次の2つの除電モードが存在する。
(1)イオンを強制的にフィルム面に照射するが、イオンがイオン生成電極−フィルム間で1つの単極性のイオン雲を形成するのに十分な広がりを持ち、多段の除電ユニットにより構成される除電ゲート全体に広がる単一の極性のイオン雲を形成するモード。このモードを弱充電モードと呼称する。
(2)イオンをより強力にフィルム面に照射することで、イオンが、各除電ユニットの第1および第2のイオン生成電極間に集中し、各除電ユニットごとに、逆極性のイオン雲対を形成するモード。このモードを強充電モードと呼称する。
この(1)および(2)の充電モードを分ける境界は、対向する各除電ユニットの第1および第2のイオン生成電極間距離d1[mm]、印加電圧V[V]ならびにその周波数f[Hz]によって決定される。
放電電流が増加する強制照射が発生する下限が90×d1≦(V1+V2)/2=Vであること、上限はコロナ放電から火花放電に以降するV≦530×d1であることを見出した。本関係式は、印加する交流電圧の周波数にほとんど依存せず、第1および第2にイオン生成電極の法線方向電極間距離d1[単位:mm]と第1および第2のイオン生成電極間の電位差に依存することを見出した。印加極性の時間的な変化がないか、ゆっくりした極性の変化のとき、つまり、直流電源を使用した場合本式が有効に使用される。
p=A・V2・(d1 2)−1・t
V2=(p・A−1・d1 2・t−1) V∝d1・t−1/2となり
pを一定値以下にするため、イオン生成電極への印加電圧V[V]は V<B・d1・t−1/2 を満足するように設定すれば良い(A、Bは定数)。なお、交流印加電圧Vは第1および第2のイオン生成電極に印加する実効電圧の絶対値を示している。
(1)塗布ムラ1:ハンドコートテスト
絶縁フィルムにアイソパーH(溶媒100%。エクソン株式会社の商品名)、あるいは、シリコーン離型塗剤(溶媒トルエン。信越化学(株)製KS847H 10重量部、PL−50T 0.1重量部、トルエン 100重量部)を塗布して、塗布ムラ(塗布を局所的にはじく領域)が生じないかを調べた。フィルムは金属板の上に置き、ワイヤー直径0.25[mm]のメタリングバーで約0.3[m/秒]の速さでハンドコートし、金属板上に静置した後金属板から剥がす際に目視にて塗布ムラを確認し、以下の3段階で評価した。
○:塗布ムラなし
△:僅かにムラが確認できるが、品質上問題がない。
×:塗布ムラあり
(2)電気絶縁シートの各面の背面平衡電位測定:絶縁フィルムの被評価面とは逆の面を金属ロール(直径10[cm]のハードクロムメッキロール)に密着させ、電位を測定した。絶縁フィルムと金属ロールの界面の間に実質的にギャップがない状態にまでぴったりと接触させて測定するこの状態で電位計(モンロー社製モデル244)センサ(モンロー社製プローブ1017、開口部直径1.75[mm])をフィルム上2[mm](2[mm]位置においた時の視野はモンロー社カタログより直径約6[mm]の範囲となる)の位置におき、金属ロールを低速回転(リニアモータを使用し、約0.3[m/分]で低速回転させながら電位を測定し、背面平衡電位P[V]を得た。
◎:200[V]以下
○:200[V]を越える〜340[V]以下
×:340[V]を越える
実施例および比較例を以下に示す。
実施例1
電気絶縁性シートSとして幅1100[mm]、長さ6000mの厚さ38[μm]の2軸延伸されたポリエチレンテレフタレートフィルム(「東レ株式会社製ルミラー」。品番38S28)を用いた。ロール状の電気絶縁性フィルムロールを巻出し、除電装置を通した後、シリコーン離型塗剤(信越化学社製)を塗工、その後、乾燥機で溶剤を完全に除去した後、巻取部でロール状に巻き取った。
実施例2〜4および比較例1〜2
電気絶縁性フィルムSとして幅200[mm]、厚さ125、75、38[μm]の2軸延伸されたポリエチレンテレフタレートフィルム(「東レ株式会社製ルミラー」38S10、75K20、125T60)を用いた。
電気絶縁性フィルムSとして幅200[mm]、厚さ12、38,75,188[μm]の2軸延伸されたポリエチレンテレフタレートフィルム(「東レ株式会社製ルミラー、12P60、38S10、75K20、188S10)を用い、移動速度90[m/分]で走行させた。
電気絶縁性シートSとして幅1000[mm]、長さ2000mの厚さ38,75,188[μm]の2軸延伸されたポリエチレンテレフタレートフィルム(「東レ株式会社製ルミラー」を用いた。ロール状の絶縁フィルムロールを巻出し、除電装置を通した後、シリコーン離型塗剤(信越化学社製)を塗工、その後、乾燥機で溶剤を完全に除去した後、巻取部でロール状に巻き取った。フィルム移動速度は69m/分に設定した。塗布ムラ(塗布を局所的にはじく領域)の有無を目視で観察し、次の評価を行った。
○:塗布ムラなし
×:塗布ムラあり
除電装置は、実施例1と同様の除電装置を用いたが、隣接するイオン生成電極先端同士の距離d2が23mm、d1が20,25[mm]、イオン生成電極に印加する周波数50Hzとした。除電装置はイオン生成電極の向きがフィルム移動方向に直交するようにフィルムを挟んで設置した。除電ユニット数Nは10[個]とし、イオン生成電極に2.0〜4.4[kV]の交流電圧を印加し、各除電ユニットの第1のイオン生成電極5d−k(k=1〜10)と第2イオン生成電極5f−k(k=1〜10)に印加する電圧が互いに位相が逆になるよう、電源内部の昇圧トランスの入力を切り替えた。さらに、電源に印加電圧を調整するボリューム(ボリュームの目盛には印加電圧と共にその印加電圧でフィルムの背面平衡電位の絶対値の最大値と最小値の差が200[V]となるフィルム厚みが表示されている。これによって、フィルム厚みを入力することで適切な印加電圧を設定できるようになっている)を取り付け、フィルム厚みに応じて印加電圧を調整できるようにした。また、シールド電極5g−k(k=1〜10)、5h−k(k=1〜10)はともに接地とした。
信越化学(株)製PL−50T 0.1重量部
トルエン 95重量部
酢酸エチル 5重量部
なお、シリコーンのコーティングはグラビアロールを用いて行った。
各パラメーターの条件と結果を表5、表6に示す。なお、シート各部における第1の面の背面平衡電位と第2の面の背面平衡電位の合計はいずれも−10[V]以上〜+10[V]以下であった。
電気絶縁性フィルムSとして幅200[mm]、厚さ75[μm]の2軸延伸されたポリエチレンテレフタレートフィルム(「東レ株式会社製ルミラー75K20」を用い、移動速度90[m/分]で走行させた。除電方法として、図6,7に示す電極が対向した除電器を用い、電極がフィルムの走行方向に対して直交するように、かつ、フィルムの面と平行になるようにフィルムを挟んで設置した。除電ユニットの数Nは、10[個]とした。上下のイオン生成電極先端同士の間隔d1は25[mm]とした。また、フィルムは電極間の略中央を通るようにした。隣接するイオン生成電極先端同士の間隔d2[mm]は25mmとし、イオン生成電極5d−k(k=1〜10)、5f−k(k=1〜10)に接続する電源5c、5eには周波数60[Hz]の交流電源を用い、互いに位相が逆になるよう、電源内部の昇圧トランスの入力を切り替えた。各除電ユニットの第1および第2のイオン生成電極に実効電圧2.0〜4.0[kV]を印加し、シールド電極5g−k(k=1〜10)、5h−k(k=1〜10)はともに接地とした。
S:電気絶縁性フィルム
100:電気絶縁性フィルムの第1の面
200:電気絶縁性フィルムの第2の面
102:電気絶縁性フィルムの第1の面に存在する負の静電荷
101:電気絶縁性フィルムの第1の面に存在する正の静電荷
202:電気絶縁性フィルムの第2の面に存在する負の静電荷
201:電気絶縁性フィルムの第2の面に存在する正の静電荷
5:除電器
5b:ガイドロール
5c:第1の交流電源
5d:第1のイオン生成電極
5d−1〜5d−n:第1のイオン生成電極
5e:第2の交流電源
5f:第2のイオン生成電極
5f−1〜5f−n:第2のイオン生成電極
5g:第1のシールド電極
5g−1〜5g−n:第1のシールド電極
5h:第2のシールド電極
5h−1〜5h−n:第2のシールド電極
d0:第1のイオン生成電極の先端と第2のイオン生成電極の先端との間のシートの移動方向における間隔[mm]
d1:第1および第2のイオン生成電極先端の間のシート法線方向における距離[mm]
d2:隣接される各除電ユニットの第1のイオン生成電極の先端のシート移動方向における間隔[mm]
d3:第1および第2のシールド電極の間のシート法線方向における最短距離[mm]
d4:第1および第2のシールド電極の開口部のシートの移動方向における幅[mm]
500:電気力線
400:導体側の誘導電荷
10:電気導体の支持台
12:コーティング塗工面
13:ダイヘッドコーター部
14:バックアップロール
15:搬送ロール
16:ダイ
17:背面平衡電位の分布曲線
18:背面平衡電位の絶対値の分布曲線
19:塗布厚みの分布曲線
Claims (22)
- 電気絶縁性シートの面内の各部における、第1の面の背面平衡電位と第2の面の背面平衡電位とのそれぞれの絶対値の最大値と最小値の差が340[V]以下であり、かつ、前記第1の面および前記第2の面の背面平衡電位の合計が−10[V]以上10[V]以下であることを特徴とする電気絶縁性シート。
- 電気絶縁性シートの面内の各部における、第1の面の背面平衡電位と第2の面の背面平衡電位とのそれぞれの絶対値の最大値と最小値の差が200[V]以下であり、かつ、前記第1の面および前記第2の面の背面平衡電位の合計が−10[V]以上10[V]以下であることを特徴とする電気絶縁性シート。
- 前記第1の面および前記第2の面の背面平衡電位が前記シートの長手方向に沿って周期的に変化する電気絶縁性シートであって、1周期が20mm以上200mm以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の電気絶縁性シート。
- 電気絶縁性シートの面内の各部における、第1の面の背面平衡電位および第2の面の背面平衡電位が、それぞれ−340[V]以上340[V]以下であり、かつ、前記第1の面および前記第2の面の背面平衡電位の合計が−10[V]以上10[V]以下であることを特徴とする電気絶縁性シート。
- 前記第1の面の背面平衡電位および前記第2の面の背面平衡電位が、それぞれ、−200[V]以上200[V]以下であることを特徴とする請求項4に記載の電気絶縁性シート。
- 電気絶縁性シートを移動させながら該電気絶縁性シートにその第1の面の側から時間的に極性が反転する単一極性の第1のイオン雲を照射し、前記電気絶縁性シートの第2の面の側から前記第1のイオン雲と実質的に逆極性の時間的に極性の反転する単一極性の第2のイオン雲を前記第1のイオン雲と同時に照射する電気絶縁性シートの除電方法であって、
前記電気絶縁性シートの面内の各部における、前記第1の面の背面平衡電位および前記第2の面の背面平衡電位のそれぞれの絶対値の最大値と最小値の差が340[V]以下であり、かつ、前記第1の面および前記第2の面の背面平衡電位の合計が−10[V]以上10[V]以下となるように前記第1のイオン雲および前記第2のイオン雲を前記電気絶縁性シートに照射することを特徴とする電気絶縁性シートの除電方法。 - 前記電気絶縁性シート面内の各部における、前記第1の面の背面平衡電位および前記第2の面の背面平衡電位の絶対値の最大値と最小値の差が、200[V]以下となるように前記第1のイオン雲および前記第2のイオン雲を前記電気絶縁性シートに照射することを特徴とする請求項7に記載の電気絶縁性シートの除電方法。
- 電気絶縁性シートを移動させながら該電気絶縁性シートにその第1の面の側から時間的に極性が反転する第1のイオン雲を照射し、前記電気絶縁性シートの第2の面の側から前記第1のイオン雲と実質的に逆極性の時間的に極性の反転する第2のイオン雲を前記第1のイオン雲と同時に照射する電気絶縁性シートの除電方法であって、前記電気絶縁性シートの面内の各部における、前記第1の面の背面平衡電位および前記第2の面の背面平衡電位が、それぞれ−340[V]以上340[V]以下であり、かつ、前記第1の面および前記第2の面の背面平衡電位の合計が−10[V]以上10[V]以下となるように前記第1のイオン雲および前記第2のイオン雲を前記電気絶縁性シートに照射することを特徴とする電気絶縁性シートの除電方法。
- 前記電気絶縁性シート面内の各部における、前記第1の面の背面平衡電位および前記第2の面の背面平衡電位が、それぞれ−200[V]以上200[V]以下となるように前記第1のイオン雲および前記第2のイオン雲を前記電気絶縁性シートに照射することを特徴とする請求項8に記載の電気絶縁性シートの除電方法。
- 移動している電気絶縁性シートを、該シートの移動方向に間隔をおいて設けられ、その法線方向の両側から挟んで対向配置された第1および第2のイオン生成電極を有する少なくとも2個の除電ユニットの前記第1及び第2のイオン生成電極に互いに実質的に逆極性の滑らかに極性が変化する交流電圧を印加することにより、前記各除電ユニット毎に前記第1および前記第2のイオン生成電極から実質的に逆極性の単極性のイオン雲の対を同時に生成し、これを前記電気絶縁性シートに同時に照射する電気絶縁性シートの除電方法であって、
前記第1および前記第2のイオン生成電極の先端の間のシートの法線方向における距離をd1[mm]、前記第1および前記第2のイオン生成電極に印加する交流電圧の周波数をf[Hz]、前記第1のイオン生成電極と第2のイオン生成電極との電位差の実効値を2V[V]、前記電気絶縁性シートの厚みをt[m]とするときに、
90×d1≦V≦530×d1
0.0425×d1 2×f≦V≦0.085×d1 2×f
の関係が成り立ち、かつ、前記除電ユニットの数N[個]が、N≦0.0006/t(ただし、小数点以下は切り上げとし、最小値を2とする。)を満たし、かつ、前記電気絶縁性シートの移動方向の2/3以上の部分において、前記各除電ユニットの前記第1および前記第2のイオン生成電極ごとに、1[個]以上の前記各除電ユニットにおいて、そのイオン生成電極の直下を当該部分が通過する際の当該前記除電ユニットの当該イオン生成電極の電位の極性が、残りの前記各除電ユニットにおいて、そのイオン生成電極の直下を当該部分が通過する際の前記残りの前記各除電ユニットにおける当該イオン生成電極の電位の極性とは反対の極性となるように、前記各除電ユニットの前記第1および第2のイオン生成電極ごとに前記交流電圧を印加することを特徴とする電気絶縁性シートの除電方法。 - 移動している電気絶縁性シートを、該シートの移動方向に間隔をおいて設けられ、その法線方向の両側から挟んで対向配置された第1および第2のイオン生成電極を有する少なくとも2個の除電ユニットの前記第1及び第2のイオン生成電極に互いに実質的に逆極性の滑らかに極性が変化する交流電圧を印加することにより、前記各除電ユニット毎に前記第1および前記第2のイオン生成電極から実質的に逆極性の単極性のイオン雲の対を同時に生成し、これを前記電気絶縁性シートに同時照射する電気絶縁性シートの除電方法であって、
前記第1および前記第2のイオン生成電極の先端の間のシートの法線方向における距離をd1[mm]、前記第1および前記第2のイオン生成電極に印加する交流電圧の周波数をf[Hz]、前記第1のイオン生成電極と第2のイオン生成電極との電位差の実効値を2V[V]、前記電気絶縁性シートの厚みをt[m]とするときに、
90×d1≦V≦530×d1
0.0425×d1 2×f≦V≦0.085×d1 2×f
の関係が成り立ち、かつ、前記除電ユニットの数N[個]がN>0.0006/tを満たし、かつ、前記電気絶縁性シートの移動方向の2/3以上の部分において、前記各除電ユニットの前記第1および前記第2のイオン生成電極ごとに、(N−0.0006/t)/2[個]以上(ただし、小数点以下は切り上げとし、最小値を1とする)の前記各除電ユニットにおいて、そのイオン生成電極の直下を当該部分が通過する際の当該前記除電ユニットの当該イオン生成電極の電位の極性が、残りの前記各除電ユニットにおける当該イオン生成電極の直下を当該部分が通過する際の前記残りの前記各除電ユニットの前記第1のイオン生成電極の電位の極性とは反対の極性となるように、前記各除電ユニットの前記第1および第2の各イオン生成電極に前記交流電圧を印加することを特徴とする電気絶縁性シートの除電方法。 - 移動している電気絶縁性シートを、該シートの移動方向に間隔をおいて設けられ、その法線方向の両側から挟んで対向配置された第1および第2のイオン生成電極を有する少なくとも2個の除電ユニットの前記第1及び第2のイオン生成電極に互いに実質的に逆極性の滑らかに極性が変化する交流電圧を印加することにより、前記各除電ユニット毎に前記第1および前記第2のイオン生成電極から実質的に逆極性の単極性のイオン雲の対を同時に生成し、これを前記電気絶縁性シートに同時照射する電気絶縁性シートの除電方法であって、
前記第1および前記第2のイオン生成電極の先端の間のシートの法線方向における距離をd1[mm]、前記第1および前記第2のイオン生成電極に印加する交流電圧の周波数をf[Hz]、前記第1のイオン生成電極と第2のイオン生成電極との電位差の実効値を2V[V]、前記電気絶縁性シートの厚みをt[m]とするときに、
90×d1≦V≦530×d1
0.085×d1 2×f≦V
の関係が成り立ち、かつ、前記除電ユニットの数N[個]が、N≦0.0003/t(ただし、小数点以下は切り上げとし、最小値を2とする)を満たし、かつ、前記電気絶縁性シートの移動方向の2/3以上の部分において、前記各除電ユニットの前記第1および第2のイオン生成電極ごとに、1[個]以上の前記各除電ユニットにおいて、そのイオン生成電極の直下を当該部分が通過する際の当該前記除電ユニットの当該イオン生成電極の電位の極性が、残りの前記各除電ユニットにおいて、そのイオン生成電極の直下を当該部分が通過する際の前記残りの前記各除電ユニットにおける当該イオン生成電極の電位の極性とは反対の極性となるように、前記各除電ユニットの前記第1および第2のイオン生成電極ごとに前記交流電圧を印加することを特徴とする電気絶縁性シートの除電方法。 - 移動している電気絶縁性シートを、該シートの移動方向に間隔をおいて設けられ、その法線方向の両側から挟んで対向配置された第1および第2のイオン生成電極を有する少なくとも2個の除電ユニットの前記第1及び第2のイオン生成電極に互いに実質的に逆極性の滑らかに極性が変化する交流電圧を印加することにより、前記各除電ユニット毎に前記第1および前記第2のイオン生成電極から実質的に逆極性の単極性のイオン雲の対を同時に生成し、これを前記電気絶縁性シートに同時照射する電気絶縁性シートの除電方法であって、
前記第1および前記第2のイオン生成電極の先端の間のシートの法線方向における距離をd1[mm]、前記第1および前記第2のイオン生成電極に印加する交流電圧の周波数をf[Hz]、前記第1のイオン生成電極と第2のイオン生成電極との電位差の実効値を2V[V]、前記電気絶縁性シートの厚みをt[m]とするときに、
90×d1≦V≦530×d1
0.085d1 2f≦V
の関係が成り立ち、かつ、前記除電ユニットの数N[個]がN>0.0003/tを満たし、かつ、前記電気絶縁性シートの移動方向の2/3以上の部分において、前記各除電ユニットの前記第1および第2のイオン生成電極ごとに、(N−0.0003/t)/2[個]以上(ただし、小数点以下は切り上げとし、最小値を1とする)の前記各除電ユニットにおいて、そのイオン生成電極の直下を当該部分が通過する際の当該前記除電ユニットの当該イオン生成電極の電位の極性が、残りの前記各除電ユニットにおける当該イオン生成電極の直下を当該部分が通過する際の前記残りの前記各除電ユニットの前記第1のイオン生成電極の電位の極性とは反対の極性となるように、前記各除電ユニットの前記第1および第2の各イオン生成電極に前記交流電圧を印加することを特徴とする電気絶縁性シートの除電方法。 - 前記第1および前記第2のイオン生成電極に印加する交流電圧の周波数fが50Hz以上60Hz以下であり、かつ、d1が20mm以上60mm以下であり、さらに、
1.5×d1×f≦V<0.085×d1 2×fの関係が成り立つように前記各除電ユニットの第1及び第2のイオン生成電極に前記交流電圧を印加することを、を満たすことを特徴とする請求項10または11記載の電気絶縁性シートの除電方法。 - 前記第1および前記第2のイオン生成電極に印加する交流電圧の周波数fが50Hz以上60Hz以下であり、かつ、d1が20mm以上60mm以下であり、さらに、0.085×d1 2×fV<0.17×d1 2×fの関係が成り立つように前記各除電ユニットの第1および第2のイオン生成電極に前記交流電圧を印加することを特徴とする請求項12または13を満たすことを電気絶縁性シートの除電方法。
- 移動している電気絶縁性シートを、該シートの移動方向に間隔をおいて設けられ、その法線方向の両側からを挟んで対向配置された第1および第2のイオン生成電極を有する少なくとも2個の除電ユニットの前記第1及び第2のイオン生成電極に互いに実質的に逆極性の滑らかに極性が変化する交流電圧を印加することにより、
前記各除電器ユニットごとに、前記第1および前記第2のイオン生成電極から実質的に逆極性の単極性のイオン雲の対を同時に生成して、前記電機絶縁性シートに同時に照射する電気絶縁性シートの除電方法であって、
前記各除電ユニットの前記第1および前記第2のイオン生成電極の電極先端の間のシートの法線方向における距離をd1[mm]、イオン生成電極に印加する前記滑らかに極性が変化する交流電圧の周波数を50[Hz]以上60[Hz]以下、第1および第2のイオン生成電極に印加する実効交流電圧をV[V]、前記電気絶縁性シートの厚みt[m]をとするときに、
V<1.45・d1・t−1/2 を満足する条件で除電することを特徴とする電気絶縁性シートの除電方法。 - それぞれ電気絶縁性シートの移動経路を挟んで対向して配置された第1および第2のイオン生成電極とを有し、互いに前記シートの移動方向に間隔を置いて設けられた少なくとも2個の除電ユニットと、前記各除電ユニットの前記第1および第2のイオン生成電極に互いに実質的に逆極性の交流電圧を印加する交流電源と、前記電気絶縁性シートの厚みの入力を受け付ける入力手段と、該入力手段により入力された厚みの値に基づいて前記交流電源の印加電圧を制御する制御手段とを備えた電気絶縁性シートの除電装置。
- 電気絶縁性シートの製造方法であって、請求項6〜16のいずれかに記載の除電方法または、請求項17記載の除電装置を用いて前記電気絶縁性シートを除電することを特徴とする電気絶縁性シートの製造方法。
- 請求項6〜16のいずれかに記載の電気絶縁性シートの除電方法を用いて電気絶縁性シートを除電し、前記除電した電気絶縁性シートの少なくとも片面に離型層をコーティングすることを特徴とするコーティング済み電気絶縁性シートの製造方法。
- 前記離型層をシリコーン系樹脂を用いて形成することを特徴とする請求項19記載のコーティング済み電気絶縁性シートの製造方法。
- 電気絶縁性シートの搬送手段と、前記シートのコーティング手段と、前記搬送手段により形成された前記電気絶縁性シートの移動経路に設けられた請求項17記載の除電装置とを備えていることを特徴とする電気絶縁性シートのコーティング装置。
- 請求項6〜16のいずれかに記載の除電方法または、請求項17記載の除電装置を用いて電気絶縁性シートを除電し、その後除電済みの前記電気絶縁性シートをコーティングすることを特徴とするコーティング済みシートの製造方法。
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