JP2006014795A - ミシン - Google Patents

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Abstract

【課題】 針棒糸案内に糸掛けする糸案内糸掛け機構を、構成が簡単で、しかも小スペースに配設可能に小型化すること。
【解決手段】 糸案内糸掛け機構70は、ミシンM側に設けたL形支持板71に第1枢支ピン73で枢着された第1リンク72と、その第1リンク72に第2枢支ピン75で枢着された第2リンク74と、その第2リンク74に第3枢支ピン77で枢着された糸掛けフック部材76とにより、リンク機構として構成され、糸掛けフック部材76の先端部に鎌状(円弧状)に曲げ形成された所定長さを有するフック部76aが形成されている。第2糸移送部材61による糸掛けの最終段階で、下降するラック形成部材68により作動ピン72aが下方に押圧され、糸掛けフック部材76が針棒11の前側を鉛直面と平行な面で揺動し、糸掛け位置に切換えられる。
【選択図】 図15−1

Description

本発明は、糸供給源から繰り出される上糸を糸移送機構により自動的に移送して針棒糸案内等の複数の糸掛け部に糸掛けするミシンに関し、特に針棒糸案内への糸掛けを行う糸案内糸掛け機構をリンク機構で構成することで、糸案内糸掛け機構の構成を簡単化するようにしたものに関する。
従来、ミシンにおいて、糸駒から繰り出される上糸は、複数の糸掛け部(糸調子器、糸取バネ、天秤、針棒糸案内等)に所定の順序及び経路にて糸掛けされ、最終的に、針棒に装着された縫針に至り、糸通し機構を備えている場合には、その糸通し機構により縫針の目孔に自動的に糸通しされ、縫製可能な状態になる。
縫製開始に際して、糸駒の上糸を複数の所定の糸掛け部へ糸掛けするのを、ユーザーの手作業で行うようにしたミシンが種々実用化されているが、特定の糸掛け部として、針棒の下端に設けられた針棒糸案内に上糸を自動的に糸掛けするようにしたミシンが種々提案されている。
例えば、特開2004−65323号公報に記載の糸案内への糸掛け装置は、頭部の下部に設けたベース部材、可動部材、回動アーム、可動部材の下側に枢着されたフック部材等で構成され、ユーザーにより糸カセットを装着部に押し込んで装着したとき、その糸カセットの下方への操作力により、縫針の目孔に糸通しが行われる際、フック部材が第1の待機位置から作用位置に第1揺動により切換えられて上糸と係合した後、スライド移動により上糸を針棒糸案内に糸掛けし、その後第2揺動により第2の待機位置に復帰揺動するようにしてある(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−65323号公報(第12〜17頁、図24〜図27)
特許文献1に記載の糸案内への糸掛け装置においては、ベース部材、可動部材、回動アーム、フック部材等、多数の部材を用いて構成されているため、糸掛け装置が大型化し、組み付けが複雑化するだけでなく、フック部材が水平回動及びスライド移動するため、針棒下端部に大きなスペースを必要とすること、等の問題がある。更に、その糸掛け装置を糸カセットを使用しないミシンに適用する場合には、フック部材が水平回動及びスライド移動するための駆動源を別途必要とし、更に大きな取り付けスペースが必要となる上、コスト高になること、等の問題がある。
請求項1のミシンは、縫針を支持する針棒と、天秤と、上糸の糸供給源と、糸調子器と、天秤と糸調子器を含む複数の糸掛け部と、縫針の目孔に上糸を自動的に通す糸通し機構とを備えたミシンにおいて、糸供給源から延びる上糸を保持しながら移送する糸移送部材を有し、その糸移送部材が縫針の目孔の近傍部に亙って移動可能に構成され、糸移送部材の移動途中において上糸を天秤に糸掛けするとともに、目孔の近傍部に移動されたときに糸通し機構との協働により上糸を縫針の目孔に糸通し可能な糸移送機構と、針棒の下端部に設けられた針棒糸案内と、待機位置と糸掛け位置とに亙って鉛直面と略平行に移動可能な糸掛けフック部材を有し、目孔の近傍部に移動された糸移送部材と天秤との間に渡る上糸を、糸掛けフック部材で引っ掛けて針棒糸案内に糸掛けを行う糸案内糸掛け機構とを備えたものである。
請求項2のミシンは、請求項1の発明において、前記糸案内糸掛け機構は、糸移送機構の昇降駆動される可動部材の下降駆動力で糸掛け駆動されるものである。
請求項3のミシンは、請求項1又は2の発明において、前記糸案内糸掛け機構は糸掛けフック部材を揺動させるリンク機構を備え、糸掛けフック部材はリンク機構を介して鉛直面と平行に揺動可能に構成したものである。
請求項4のミシンは、請求項3の発明において、前記糸移送部材が縫針の目孔の近傍部に移動されたとき、糸掛けフック部材は糸移送部材との干渉を回避するように、リンク機構を介して待機位置から糸渡し位置に揺動するものである。
請求項5のミシンは、請求項1〜4の何れかの発明において、前記糸掛けフック部材は基端部において回動可能に支持され且つ先端部に糸掛け用のフック部を有し、その糸掛けフック部材の待機位置は、縫針を針棒に着脱可能に固定する針抱き部材に対して所定距離だけ上側に設定されているものである。
請求項6のミシンは、請求項1〜5の何れかの発明において、前記針棒糸案内は上糸を導入する導入口と、その導入口に連続する糸案内部と、導入口と糸案内部との間で糸案内部に糸掛けされた上糸が外れないように阻止する阻止用フックを有し、糸掛けフック部材は待機位置から糸掛け位置に切換えられる移動途中において上糸を導入口と阻止用フックを経て糸案内部に糸掛けするものである。
請求項1のミシンによれば、縫針を支持する針棒と、天秤と、上糸の糸供給源と、糸調子器と、天秤と糸調子器を含む複数の糸掛け部と、縫針の目孔に上糸を自動的に通す糸通し機構とを備えたミシンにおいて、糸移送機構と、針棒糸案内と、糸案内糸掛け機構とを備えたので、糸移送機構に有する糸移送部材が縫針の目孔の近傍部に移動される際に、糸掛けフック部材は鉛直面と略平行に移動するので、糸掛けフック部材の移動により、糸移送部材と天秤との間の上糸を引っ掛けて針棒の下端部の針棒糸案内に上糸を確実に糸掛けすることができる。
請求項2のミシンによれば、前記糸案内糸掛け機構は、糸移送機構の昇降駆動される可動部材の下降駆動力で糸掛け駆動されるので、糸案内糸掛け機構に専用の駆動アクチュエータを別途設けることなく、糸移送に際して昇降駆動される糸移送機構の可動部材に連動させて駆動でき、駆動系を省略でき、糸案内糸掛け機構の構成の簡単化をより高めることができる。その他請求項1と同様の効果を奏する。
請求項3のミシンによれば、前記糸案内糸掛け機構は糸掛けフック部材を揺動させるリンク機構を備え、糸掛けフック部材はリンク機構を介して鉛直面と平行に揺動可能であるので、リンク機構を採用することで、糸案内糸掛け機構の構成を格段に簡単化でき、コスト的に、また組付け性においても有利になる。更に、糸案内糸掛け機構の取付けスペースの小型化も図ることができる。その他請求項1又は2と同様の効果を奏する。
請求項4のミシンによれば、前記糸移送部材が縫針の目孔の近傍部に移動されたとき、糸掛けフック部材は糸移送部材との干渉を回避するように、リンク機構を介して待機位置から糸渡し位置に揺動するので、糸移送機構の糸移送部材による糸移送タイミングを、糸案内糸掛け機構の位置切換え作動に合わせる必要がなく、針棒糸案内への糸掛けを、糸移送機構の糸移送と関連付けた最適のタイミングで随時駆動させることができる。その他請求項3と同様の効果を奏する。
請求項5のミシンによれば、前記糸掛けフック部材は基端部において回動可能に支持され且つ先端部に糸掛け用のフック部を有し、その糸掛けフック部材の待機位置は、縫針を針棒に着脱可能に固定する針抱き部材に対して所定距離だけ上側に設定されているので、
針抱き部材で固定された縫針の着脱に際して、何ら糸掛けフック部材に邪魔されることなく縫針の着脱操作を容易に且つ迅速に行うことができる。更に、縫製作業時における針棒回りの視界を糸掛けフック部材で何ら遮られるようなことがなく、縫製作業の進行を妨げることもない。その他請求項1〜4の何れかと同様の効果を奏する。
請求項6のミシンによれば、前記針棒糸案内は上糸を導入する導入口と、その導入口に連続する糸案内部と、導入口と糸案内部との間で糸案内部に糸掛けされた上糸が外れないように阻止する阻止用フックを有し、揺動式フック部材は待機位置から糸掛け位置に切換えられる移動途中において上糸を導入口と阻止用フックを経て糸案内部に糸掛けするので、揺動式フック部材を待機位置から糸掛け位置に切換えるだけの簡単な動作でありながら、上糸を導入口から針棒糸案内の糸案内部に容易に糸掛けできる。
しかも、針棒糸案内においては、阻止用フックにより、糸案内部に一旦糸掛けされた上糸の糸外れを確実に防止することができる。その他請求項1〜5の何れかと同様の効果を奏する。
本発明のミシンは、第1糸移送部材を有する第1糸移送機構と、第2糸移送部材を有する第2糸移送機構と、自動糸通し機構、針棒糸掛け機構等を備え、自動糸通し機構による糸通し直前に揺動式フック部材を鉛直面で揺動させることで、針棒糸案内へ糸掛けする針棒糸掛け機構を、小型化且つシンプルな構成にしてある。
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。
図1〜図3に示すように、ミシンMは、ベッド部1と、ベッド部1の右側部分に立設された脚柱部2と、ベッド部1と対向するように脚柱部2の上部から左方へ延びるアーム部3と、アーム部3の左部に設けられた頭部4とを有する。ベッド部1には針板(図示略)が設けられ、針板の下側に釜機構(図示略)が設けられ、その釜機構に下糸が巻かれたボビンが着脱自在に装着される。脚柱部2の前面には、大型で縦向きの液晶ディスプレイ5が設けられている。
アーム部3には、その上部側を覆う開閉カバー6が開閉可能に取り付けられている。この開閉カバー6はアーム部3の左右全長に亙って設けられ、アーム部3の上側後端部に左右方向向きの軸回りに開閉可能に枢支されている。頭部4の右側において、アーム部3の上部には糸収容凹部7が形成され、その糸収容凹部7に糸立棒8が配設されている。
糸供給源である糸駒9が糸立棒8に装着され、糸収容凹部7に左右横向き姿勢で収容され、この糸駒9から繰り出される上糸10が、糸調子器14、糸取バネ15、天秤13等の複数の糸掛け部を順々に経由して、最終的に針棒11の下端部に装着された縫針19の目孔19aに供給される(図12−1、図13−1参照)。
図3〜図5、図8に示すように、頭部4には、針棒11、押え棒12、天秤13、糸調子器14,糸取りバネ15、自動糸掛け装置16、自動糸通し機構17等が設けられている。針棒11はミシン機枠に上下往復動可能に支持され、針棒11の下端部に針棒糸案内18が設けられると共に、縫針19が装着されている。この針棒11はミシンモータ28を有するミシン駆動機構(図示略)により上下駆動される。
押え棒12は針棒11の後側に配設されてミシン機枠に昇降可能に支持され、押え棒12の下端部に押え足20(図1、図2参照)が装着されている。尚、図1、図2に示すように、アーム部3の前面には、縫製開始スイッチ21、縫製終了スイッチ22、自動糸掛け準備スイッチ23、自動糸掛け開始スイッチ24等が一列状に設けられている。
ここで、針棒11の下端部に設けられた針棒糸案内18について説明する。
図8〜図11に示すように、針棒11の下端に針抱き部材25が取付けられ、針棒糸案内18は、針棒11と針抱き部材25の間に設けられた水平な上側糸案内体26と、これと一体的に連結され、針抱き部材25の下側に位置する水平な下側糸案内体27とからなっている。
但し、上側糸案内体26には、上糸10を導入する導入口26aと、その導入口26aに連続する糸案内部26bが形成されるとともに、糸案内部26bに糸掛けされた上糸10が外れないように、導入口26aと糸案内部26bとの間で阻止する阻止用フック26cが形成されている。
また、下側糸案内体27は、上糸10を単に引っ掛ける糸掛けフックとして形成されている。尚、針抱き部材25には、縫針19の上端部を着脱可能に針棒11に固定する水平状の固定ビス25aが取り付けられている。
図5〜図7に示すように、天秤13は針棒11の前側且つ上側に配設され、後述するように、天秤13の基端部である天秤本体部40の下端部が、ミシン機枠に左右方向向きの軸回りに回動可能に枢支されている。この天秤13は前記ミシン駆動機構により針棒11と同期して上下に揺動駆動される。
糸調子器14は1対の糸調子皿14a,14bを有し、天秤13の右側である糸駒9側(天秤13の上流側)に左右方向向きに配置され、1対の糸調子皿14a,14bは自動糸掛け装置16の第1ガイドフレーム52の上端部分に、左右方向向きの糸調子軸14cを介して取り付けられている。糸取りバネ15は糸調子器14の下側(天秤13の上流側且つ糸調子器14の下流側)の第1ガイドフレーム52の下端部分に、上糸10を弾性付勢可能な状態で取り付けられている。
さて、このミシンMには、図1〜図4、図8、図12−1、図13−1に示すように、糸立棒8に装着された糸駒9から繰り出される上糸10を、自動糸掛け装置16により複数の糸掛け部(糸調子器14、糸取りバネ15、天秤13、針棒糸案内18等)に糸掛け可能に、しかも自動糸通し機構17により縫針19の目孔19aに上糸10を自動的に糸通し可能に準備しておく糸準備経路30と、その糸準備経路30に上糸10を導入可能なようにミシンカバー35に形成された糸導入溝31が設けられている。
次に、糸導入溝31について説明する。
図1〜図4に示すように、アーム部3の上部を覆うミシンカバー35は、上カバー35a、糸導前カバー35b、リヤカバー35c、糸案内カバー35dが設けられ、アーム部3の下前部の大部分にフロントカバー35e等、複数に分割されたカバー部を有し、頭部4の大部分には、大型の面板35fが設けられている。上カバー35aに、前述した糸収容部7が形成されている。
上カバー35aの左端部がアーム部3の左右方向中央部に位置し、この上カバー35aとその左側の糸導前カバー35bとの間に導入溝部34aが形成され、糸導前カバー35bとその後側のリヤカバー35cとの間に導入溝部34bが形成され、糸案内カバー35dとその右側の糸導前カバー35b及びフロントカバー35eとの間に湾曲状の導入溝部34cが形成され、糸案内カバー35dとその下側及び下部左側の面板35fとの間にL形の導入溝部34dが形成されている。
これら導入溝部34a,34b,34cは直列的に繋がり、導入溝部34cの下端から導入溝部34dが繋がっている。そこで、これら複数の導入溝部34a,34b,34c,34dにより糸導入溝31が構成されている。
ここで、天秤13について、簡単に説明しておくと、図5〜図7に示すように、天秤13は、側面視にてその全体が略ヘ字形に形成されると共に、正面視にてクランク状に形成され、図示しない前述したミシン駆動機構により上下に揺動駆動されるように構成されている。
この天秤13は、天秤本体部40に一体形成され、上糸10が縫製可能に掛けられる天秤糸掛け部41と、この天秤糸掛け部41に上糸10を導入する天秤糸導入部42と、この天秤糸導入部42に上糸10を案内する導入案内部43等を有する。
前記天秤糸掛け部41は、天秤先端部13aに設けられた小形の楕円孔形状をなす糸孔であり、天秤本体部40から天秤先端部13aに繋がる糸受部45と、天秤導入部42とからなる隙間から構成される糸導入溝13bに通じている。上糸10はこの糸導入溝13bを通って天秤糸掛け部41へ導かれる。導入案内部43は、糸導入溝13bの開放端である糸導入口13cから天秤導入部42と略同じ長さで糸受部45に対して約120度の角度をなす直線形状部で形成されている。
導入案内部43の端部13dには、導入案内部43に掛けられた上糸10が糸受部45の反対側へ外れないように上糸10を係止する第1糸係止部46が形成され、また、糸受部45の基端部には、糸受部45で受け止められた上糸10が天秤糸導入部42の反対側へ外れないように上糸10を係止する第2糸係止部47が形成されている。
また、天秤糸導入部42と導入案内部43の連結部に、糸受部45の方へ張り出す張出し部48が、側面視にて糸受部45とラップする状態に形成されている。この張出部48により、天秤糸掛け部41に導入された上糸10が、糸受部45と天秤糸導入部42の間を通って抜け出ないようになっている。
さて、このミシンMでは、図5に示すように、天秤13の位置を上昇限界位置近傍の糸引掛け位置に切り換えた状態で、糸準備経路30に上糸10の糸掛けを可能に構成してある。ここで、自動糸掛け準備スイッチ23を操作することで、ミシンモータ28の駆動により、糸引掛け位置に位置しない天秤13を、糸引掛け位置に自動的に移動させることができる。
図5に示すように、天秤13が糸引掛け位置に切り換えられた状態では、導入案内部43が下方程前方へ移行するように、水平方向に対して約80度の傾斜角で傾斜し、天秤糸導入部42が前方程下方へ移行するように、水平方向に対して約20度の傾斜角で傾斜した姿勢となる。糸準備経路30における上糸10は導入案内部43に後側から掛けられる状態となる。
次に、自動糸掛け装置16について説明する。
図8、図9、図12−1〜図12−6、図13−1〜図13−6、図14−1〜図14−6に示すように、自動糸掛け装置16は、糸準備経路30に予めセットされた上糸10を移送して、天秤13を含む複数の糸掛け部(糸調子器14、糸取りバネ15、天秤13、針棒糸案内18等)に糸掛けする第1糸移送部材51を有する第1糸移送機構50と、この第1糸移送機構50を駆動する為の第1ステッピングモータ54(これが第1駆動手段に相当する)と、天秤13よりも下流側の上糸10を縫針19に移送する第2糸移送部材61を有する第2糸移送機構60と、この第2糸移送機構60を駆動する為の第2ステッピングモータ69(第2駆動手段に相当する)とを備えている。ここで、これら第1糸移送機構50と、第2糸移送機構60等で糸移送機構が構成される。
第1糸移送機構50により、第1糸移送部材51が、天秤13の導入案内部43よりも上流側の上糸10を引っ掛けて糸取りバネ15の方へ移送し、その上糸移送途中に上糸10を糸調子器14に糸掛けし、移送後の上糸10を糸取りバネ15に糸掛けし、第1,第2糸移送機構50,60により、第1,第2糸移送部材51,61が、上糸移送途中に上糸10を天秤13の天秤糸掛け部41に糸掛けするように構成されている。
第1糸移送機構50は、ミシン機枠に固定された第1ガイドフレーム52と、第1ガイドフレーム52にガイド支持されて図12−1、図13−1、図14−1に示す待機位置と図12−4、図13−4に示す糸渡し位置とに亙って上下に移動可能な第1糸移送部材51と、第1糸移送部材51を移動駆動する第1駆動機構部(図示略)とを有する。
第1ガイドフレーム52は、針棒11及び天秤13の右側に鉛直姿勢で配設固定され、面が左右方向に向く上下に長い板状フレームであり、上端縁部分が大径の円弧状に、前端縁部分が上下に長い直線状に、下端縁部分が小径の円弧状に連続的に形成されている。
第1ガイドフレーム52の右側面の上端部に、糸調子器14の糸調子皿14a,14bが糸調子軸14cを介して取り付けられ、第1ガイドフレーム52の下端部分にバネ付勢された糸取りバネ15が取り付けられている。第1ガイドフレーム52の下部には、下端から上側に凹むように切欠部52aが形成され、この切欠部52aに糸取りバネ15が臨んでおり、糸取りバネ15は切欠部52aを介して下側から係合する上糸10の糸取り機能を充分に発揮できるようになっている。
第1糸移送部材51の待機位置は、図12−1、図13−1、図14−1に示すように、第1ガイドフレーム52の上端且つ後側の移動開始位置であり、第1糸移送部材51の糸渡し位置は、図12−4、図13−4、図14−4に示すように、第1ガイドフレーム52の下端且つ後側の移動終了位置である。
それ故、第1糸移送部材51は、第1ガイドフレーム52の上端縁部分と前端縁部分と下端縁部分に沿って、上側の待機位置から下側の糸渡し位置まで一気に移動する。第1糸移送部材51には、待機位置において前方に突出状の糸引っ掛け部51aと、その糸引っ掛け部51aを支持する脚部が夫々形成され、第1糸移送部材51は脚部の第1ガイドフレーム52の縁部分との係合を介して、待機位置から糸渡し位置まで移動可能にガイド支持されている。
第1糸移送部材51が待機位置から糸渡し位置へ移動するに際して、予め糸準備経路30に糸掛けされた上糸10の一部を糸引っ掛け部51aに引っ掛けた状態で下方に移送しながら、第1糸移送部材51よりも上流側の上糸10を糸調子器14に糸掛けし、下側の糸渡し位置に移動したとき、その移動が停止する。
このように、第1糸移送部材51が糸渡し位置に達して、上糸移送が停止したとき、糸引っ掛け部51aに引っ掛けられた上糸10が糸取りバネ15の直ぐ下側に移送されている。その後、後述する第2糸移送部材61は継続して下方に移動しているため、上糸10が第2糸移送部材61の移動により、第2糸移送部材61側に引っ張られ、上糸10が糸引っ掛け部51aから外れて切欠部52aに下端から導入され、糸取りバネ15に確実に糸掛けされる。
第1駆動機構部は、図示を省略するが、第1糸移送部材51が連結された無端状のタイミングベルトと、そのタイミングベルトを第1ガイドフレーム52の上端縁部分と前端縁部分と下端縁部分に沿うように案内する案内溝(図示略)を有し、第1ステッピングモータ54(図8参照)によりタイミングベルトが循環駆動されて、第1糸移送部材51がタイミングベルトにより、待機位置と糸渡し位置とに亙って移送駆動される。
次に、糸調子器14を有する糸調子機構55について説明する。
糸調子機構55は、上糸10を挟持して上糸10に張力を付与する為の1対の糸調子皿14a,14bと、固定側の糸調子皿14aに対して可動側の糸調子皿14bを押圧させる圧縮コイルバネ58と、その圧縮コイルバネ58のバネ力を可変調整する張力調整機構と、その張力調整機構を作動させる糸調子ステッピングモータ59からなる。
張力調整機構について説明すると、第1ガイドフレーム52の上端部に左右向きの取付け板55aが固着され、その取付け板55aに固定した前後方向向きの枢支軸に円形の張力調整ギヤ56が回転可能に枢支されている。張力調整ギヤ56の後面に螺旋の一部である円弧カム(図示略)が形成され、その円弧カムに平面視L字状の糸調子板57の右端部が係合連結され、糸調子板57に左方向きのバネ受けピン57aが固着されている。
そのバネ受けピン57aの先端部(左端部)が、第1ガイドフレーム52に固着した糸調子軸14cの内部に右側から部分的に嵌入され、糸調子皿14bと糸調子板57との間に圧縮コイルバネ58が介装されている。糸調子ステッピングモータ59は取付け板55aに後側から固定され、取付け板55aを貫通した駆動軸に駆動ギヤ59aが固定され、その駆動ギヤ59aに張力調整ギヤ56が噛合されている。
それ故、糸調子ステッピングモータ59が駆動されると、駆動ギヤ59aを介して張力調整ギヤ56が回転駆動され、その円弧カムに係合連結された糸調子板57が左右に移動する。糸調子板57が右方に移動する程、圧縮コイルバネ58のバネ力が小さくなり、糸調子器14による張力も小さくなり、最終的には零になる。一方、糸調子板57が左方に移動する程、圧縮コイルバネ58のバネ力が大きくなり、糸調子器14による張力も大きくなる。
第2糸移送機構60は、ミシン機枠に夫々平行に固着された左右1対の第2ガイドフレーム62,63と、第2ガイドフレーム62,63にガイド支持されて図12−1、図13−1、図14−1に示す退入位置と図12−5、図13−5、図14−5に示す突出位置とに亙って移動可能な可動フレーム64と、可動フレーム64にガイド支持され且つ可動フレーム64の移動も加わって図12−1、図13−1、図14−1に示す待機位置と図12−5、図13−5、図14−5に示す糸渡し位置とに亙って移動可能な第2糸移送部材61と、可動フレーム64及び第2糸移送部材61を駆動する第2駆動機構部65とを有する。
第2ガイドフレーム62,63は、針棒12及び天秤13の左側に配設されて、夫々面が左右方向に向く上下に長い板状フレームである。第2ガイドフレーム62,63は所定間隔を空けて対面状に配置され、それら両ガイドフレーム62,63の間に可動フレーム64が退入可能に設けられている。可動フレーム64は、細長い左右1対の可動片を対面状に連結した構造であり、第2糸移送部材61はその支持部61cを介して可動フレーム64に移動可能に支持されている。
第2ガイドフレーム62,63に縦向きのガイド溝62a,63aが夫々形成され、これらガイド溝62a,63aに可動フレーム64が移動可能にガイドされ、また、可動フレーム64の1対の可動片にも縦向きのガイド溝64aが夫々形成され、このガイド溝64aに第2糸移送部材61が支持部61cを介して支持されている。
第2糸移送部材61は、待機位置のときには、図12−1、図13−1、図14−1に示すように、糸引掛け位置に移動した天秤13の直ぐ前側且つ下側の位置で下向き姿勢あり、第2糸移送部材61は、糸渡し位置のときには、図12−5、図13−5、図14−5に示すように、縫針19の前側の位置で水平な後向き姿勢である。
第2糸移送部材61は、糸準備経路30における上糸10を保持可能な左右1対の糸保持部61a,61bを有し、各糸保持部61a,61bは上糸10を係合可能に二股状に形成されている。但し、左側の糸保持部61aは、図示を省略するが、別体の糸挟持片との協働により、上糸10を挟持するように構成されている。
第2糸移送部材61は、待機位置から糸渡し位置へ下降移動する際に、糸準備経路30に糸掛けされた上糸10を、右側の糸保持部61bで保持し且つ左側の糸保持部61aで挟持した状態で下方へ移送し、下側の糸渡し位置に移動すると、第2糸移送部材61の糸保持部61a,61b間で保持された上糸10が、縫針19の目孔19aの直ぐ前側に位置し、左右向きの緊張状態で待機する。
第2駆動機構部65は、駆動ギヤ66、2段ギヤ67a,67b、ラック形成部材68を有し、これらギヤ66,67a,67b及びラック形成部材68と第2ステッピングモータ69は、第2ガイドフレーム62の左側に配設されている。ミシン機枠に第2ステッピングモータ69が固定され、その出力軸に駆動ギヤ66が連結されている。ここで、ラック形成部材68が、第2駆動機構部65の昇降駆動される可動部材に相当する。
2段ギヤ67a,67bは夫々ミシン機枠に回転自在に支持され、出力ギヤ66が2段ギヤ67aの大径ギヤと噛合し、2段ギヤ67aの小径ギヤが2段ギヤ67bの大径ギヤに噛合している。ラック形成部材68は第2ガイドフレーム62,63に対して昇降自在にガイドされ、そのラック68aに2段ギヤ67bの小径のピニオンが噛合している。
第2ステッピングモータ69が駆動されると、その駆動力が駆動ギヤ66、2段ギヤ67a,67b、ラック68aを介してラック形成部材68に伝達され、ラック形成部材68が下降駆動される。ラック形成部材68が下降すると、そのラック形成部材68に複数の滑車及びワイヤ(図示略)を介して連結された可動フレーム64が、ラック形成部材68の約2倍の速度で下方に移動駆動されると共に、可動フレーム64に複数の滑車及びワイヤ(図示略)を介して連結された第2糸移送部材61が、可動フレーム64の約2倍(即ち、ラック形成部材68の約4倍)の速度で下方に移動駆動される。
次に、天秤13から第2糸移送部材61の右側の糸保持部61bに至る上糸10を糸掛けフック部材76で捕捉して、針棒11の下端部に設けた針棒糸案内18に糸掛けする糸案内糸掛け機構70について説明する。但し、この糸案内糸掛け機構70の糸掛けフック部材76は、待機位置に移動した第2糸移送部材61との干渉を回避するように、針棒糸案内18の直ぐ前側において、待機位置から糸渡し位置に揺動可能になっている。
図9、図13−1、図14−1、図15−1、図15−2に示すように、左右方向に延びる水平状のL形支持板71が第2ガイドフレーム62,63の下端部の後端部に固着され、L形支持板71の左端部に側面視クランク状に曲げ形成された第1リンク72の上端部が前後方向向きの第1枢支ピン73で枢支され、第1リンク72の下端部に第2リンク74の左端部が第2枢支ピン75で枢支されている。
第2リンク74の右端部に、糸掛けフック部材76の長さ方向中央部が前後方向向きの第3枢支ピン77で枢支され、糸掛けフック部材76の基端部が、L形支持板71の下面に固着した枢支部材78に前後方向向きの第4枢支ピン79で枢支されている。それ故、これら第1リンク72と第2リンク74と糸掛けフック部材76は、夫々鉛直面と平行に揺動可能なリンク機構で構成されている。
ところで、糸掛けフック部材76の先端部には、鎌状(円弧状)に曲げ形成された所定長さを有するフック部76aが形成されている。そのフック部76aは、図16に示すように、先端部程前方に突出するように形成されている。ここで、針棒糸案内18の直ぐ前側において上糸10は、図14−5に示すように、針棒糸案内18側へ傾斜状に移送され、その上糸10がフック部76aの揺動軌跡内に保持されている。それ故、後述するように、糸掛けフック部材76が揺動した場合、フック部76aで上糸10を引っ掛け、しかも引っ掛けた上糸10を針棒糸案内18の方へ引き込むようになっている。
第1リンク72は図示しないネジリバネにより、正面視にて反時計回りに付勢されているため、糸掛けフック部材76は、常には図15−1に示すように、針棒11に対して右側に退避した待機位置であるが、第2糸移送部材61が糸渡し位置に達する直前に、図15−3に示すように、下降するラック形成部材68の下端が第1リンク72の上端部に設けた作動ピン72aに上側から当接して所定距離だけ下方に押圧するため、第1リンク72が時計回りに回動し、糸掛けフック部材76は、第4枢支ピン79を回動中心として、針棒11の前側を鉛直面と平行な面で円弧状に揺動して、図15−2に示す待機位置から、図15−3に示す糸掛け位置に切換えられる。
このように、糸掛けフック部材76が針棒11の直前を右方から左方に揺動するとき、針棒糸案内18の近傍に移送された上糸10が糸掛けフック部材76のフック部76aに確実に捕捉され、糸掛けフック部材76が上糸10を捕捉した状態で針棒11の前側を移動して糸掛け位置に切換えられる途中で、フック部76aに引っ掛けた上糸10が針棒糸案内18の方へ引き込まれながら糸掛け位置に切換えられるため、糸掛けフック部材76に捕捉された上糸10が針棒糸案内18の上側糸案内体26と下側糸案内体27とに夫々略同時に糸掛けされる。
次に、自動糸通し機構17について簡単に説明する。
図8、図9、図12−1〜図12−6、図13−1〜図13−6、図14−1〜図14−6に示すように、自動糸通し機構17は、針棒11の直ぐ左側近傍に昇降可能に鉛直向きに配設された糸通し軸80と、糸通し軸80の直ぐ左側に鉛直向きに配設されて糸通し軸80と一体的に昇降可能な糸通しガイド軸81と、糸通し軸80と糸通しガイド軸81の上端部分に昇降可能に外嵌された糸通しスライダ82と、糸通し軸80の下端に設けられた糸通しフック(図示略)を有するフック機構83と、糸通し軸80をその下降限界位置で糸通しフックを縫針19の目孔19aに挿通させるために約90度回動させる回動機構(図示略)等を備えている。但し、糸通しスライダ82はラック形成部材68と同期して昇降駆動される。
それ故、自動糸通し機構17は、自動糸掛け装置16の第2糸移送機構60と同期して下降し、第2糸移送部材61が糸渡し位置に移動する直前に、糸通し軸80が下降限界位置に達し、フック機構83の糸通しフックが約90度、往方向に回動して縫針19の目孔19aを挿通したとき、第2糸移送部材61で保持された上糸10が糸通しフックに引っ掛かる。
その後、フック機構83の糸通しフックが約90度、復方向に回動して縫針19の目孔19aから抜ける。このとき、目孔19aに上糸10が通され、その後、糸通し軸80が上昇して元の位置に復帰する。このような糸通しフックと縫針の作動については、特開2004−41355号公報の図16を参照のこと。
ここで、糸準備経路30について説明しておく。
前述のように、糸準備経路30は、糸駒9から延びる上糸10を自動糸掛け装置16で複数の糸掛け部(糸調子器14、糸取りバネ15、天秤13、針棒糸案内18等)に糸掛け可能に準備する経路であり、この糸準備経路30への糸掛けは、予めユーザーによる手動操作により、ミシンカバー35に形成された糸導入溝31から順次導入することで行われる。
図8、図12−1、図13−1に示すように、糸導前カバー35bの右端下部は左側へ凹む凹部36になっており、この凹部36から外部へ臨む糸掛け部材90,91が設けられている。ミシンカバー35内部には、第1ガイドフレーム52と糸掛部材91の間に、受板92に上糸10を適度な押圧力で押圧可能な板状のプリテンショナー93が設けられ、その左側に縦向きの軸状糸掛け部材94が突設され、待機位置における第2糸移送部材61の右側の糸保持部61bの直ぐ下側且つ第2糸移送部材61の移動軌跡の右側に糸掛け部材95が設けられている。
この糸掛け部材95(図13−1参照)は、詳しくは図示しないが、第2糸移送部材61が移送開始されて、上糸10が両糸保持部61a,61bに糸掛けされるために、上糸10を所定位置に軽く一時的に係止させておく為の部材である。また、糸案内カバー35dと面板35fとの間のL形の導入溝部34dの縦溝部分に臨むように糸掛け部材96(図4参照)が設けられている。
糸準備経路30に掛けられた上糸10は次のようになる。上糸10は、糸駒9から左方へ延びて糸掛け部材90に上側から掛かり、糸掛け部材91の下部糸掛け部91aに下側から掛かって上方へ延び、糸掛け部材91の上突出糸掛け部91bに前側から掛かってその右側且つ後側を通って左方へ延びる。
上突出糸掛け部91bから左方へ延びる上糸10は、受板92とプリテンショナー93の間を通って、軸状糸掛け部94に後側から掛かり、続いて、糸引掛け位置の天秤13の導入案内部43に後側から掛かる。軸状糸掛け部94と導入案内部43の間の上糸10は、第1ガイドフレーム52の外周に沿って待機位置から糸渡し位置へ移動する第1糸移送部材51に前側から確実に掛かるような位置にある。
天秤13の導入案内部43に掛けられた上糸10は、前方且つ下方へ延びて糸掛け部材95に掛かって左方へ延び、糸掛け部材96の下部糸掛け部96aに掛かって上方へ延び、糸掛け部材96の上部糸保持部96bに掛かって保持され、上糸10の下流端は、糸掛け部材96に取り付けられたカッター97で切断された状態となる。
このように糸掛けした場合、糸掛け部材95,96の間の上糸10は、第2糸移送部材61の1対の糸保持部61a,61bの移動経路を横断し、第2糸移送部材61の1対の糸保持部61a,61bが夫々の待機位置から夫々の糸渡し位置へ移動する際に、これら1対の糸保持部61a,61bに確実に引っ掛かり、移送されることになる。
次に、このように構成されたミシンMの作用及び効果について説明する。
ミシンMによる縫製途中で上糸10が切れた場合や、糸駒9を交換した場合には、前述した自動糸掛け装置16により上糸掛け操作を行う。そこで、自動糸掛けに際して、自動糸掛準備スイッチ23を操作して、糸引掛け位置に位置しない天秤13を自動的に糸引掛け位置に移動させて停止させる。
次に、糸駒9から延びる上糸10を、ミシンカバー35に形成された糸導入溝31に沿って、導入溝部34a→導入溝部34b→導入溝部34c→導入溝部34dの順に挿入し、最終的に、導入溝部34dの縦溝部分に臨む糸掛け部材96を上側から跨ぐようにUターンさせ、糸掛け部材96の上部糸保持部96bに掛かけて一時的に保持させておき、その下流側部分をカッター97で切断する。
このように、糸掛けのための前準備をしておくことにより、糸導入溝31に挿入された上糸10は、所定の糸準備経路30に予め掛け渡してあるため、天秤13や糸調子器14を含む複数の糸掛け部の各々に自動的に糸掛け可能な状態になっている。即ち、図12−1、図13−1、図14−1に示すように、糸準備経路30にセットされた上糸10は、特に、第1糸移送部材51の移動軌跡を横断し、糸引掛け位置の天秤13の導入案内部43に後側から掛かり、第2糸移送部材61の1対の糸保持部61a,61bの移動経路を横断した状態である
このとき、自動糸掛け開始スイッチ24を操作すると自動糸掛けが開始され、第1ステッピングモータ54と第2ステッピングモータ69とが略同時に駆動され、第1糸移送部材51による糸移送と、第2糸移送部材61による糸移送とが同時に開始される。
その後、図12−2、図13−2、図14−2に示すように、第1糸移送部材51の糸移送により、軸状糸掛け部94と天秤13の導入案内部43の間の上糸10が、糸引っ掛け部51aに引っ掛けられた状態で下方に移送される。
その後、第1糸移送部材51は上糸10を引っ掛けた状態で下方へ移動するとともに、第2糸移送部材61は上糸10を保持した状態で下方へ移動するとき、図12−3、図13−3、図14−3に示すように、第1,第2糸移送部材51,61の下方への移送により、糸駒9からの上糸10が糸調子器14を経て、第1,第2糸移送部材51,61の方へ引っ張られながら繰り出されるため、これら第1,第2糸移送部材51,61間の上糸10のうち、天秤13の導入案内部43に後側から掛けられた上糸10が、導入案内部43により天秤糸導入部42に案内され、天秤糸導入部42により天秤糸掛け部41に導入され糸掛けされる。
これと同時に、軸状糸掛け部材94から第1糸移送部材51へ延びる上糸10が、開状態の糸調子器13の糸調子皿14a,14bの間に糸掛けされる。更に、第1糸移送部材51が、図12−4、図13−4、図14−4に示すように、糸渡し位置に到達して糸移送が停止されたとき、糸引っ掛け部51aに引っ掛けられていた上糸10が、糸取りバネ15の直ぐ下側に移送されている。このとき、第2糸移送部材61は、糸渡し位置に達する手前の位置である。
それ故、第2糸移送部材61による糸移送が続行されているため、糸取りバネ15の直ぐ下側に移送されている上糸10が第2糸移送部材61側に引っ張られるため、図12−5、図13−5、図14−5に示すように、糸取りバネ15の直ぐ下側に移送されていた上糸10が切欠部52aに導入された後、糸取りバネ15に下側から糸掛けされる。
ところで、第2糸移送部材61が糸渡し位置に到達する直前に、つまり第2糸移送部材61による糸掛けの最終段階において、下降するラック形成部材68の下端が糸案内糸掛け機構70の第1リンク72の作動ピン72aを上側から下方に押圧するため、図12−6、図13−6、図14−6、図15−3に示すように、糸掛けフック部材76が針棒11の前側を通過して糸掛け位置に切換えられる。
それ故、前述したように、針棒糸案内18の近傍の上糸10は、下方程、針棒糸案内18側に接近する傾斜状で移送されているため、鉛直面で揺動する糸掛けフック部材76のフック部76aに確実に捕捉され、糸掛けフック部材76が上糸10を捕捉した状態で針棒11の前側を移動して糸掛け位置に切換えられる。その糸掛け位置への切換え途中において、図10に示すように、糸掛けフック部材76に捕捉された上糸10が針棒糸案内18側に引き込まれ、針棒糸案内18に確実に糸掛けされる。
このように、糸掛けフック部材76の糸掛け位置への切換え途中で上糸10が針棒糸案内18に糸掛けされたとき、上糸10が導入口26aと阻止用フック26cを経て糸案内部26bに糸掛けされるので、糸掛けフック部材76を待機位置から糸掛け位置に切換えるだけの簡単な動作でありながら、上糸10を針棒糸案内18の導入口26aから糸案内部26bに容易に糸掛けできる。しかも、針棒糸案内18においては、逆止弁的な阻止用フック26cにより、糸案内部26bに一旦糸掛けされた上糸10の糸外れを確実に防止することができる。
一方、自動糸掛け装置16に同期して自動糸通し機構17の糸通しガイド軸81が下降移動を開始しており、第2糸移送部材61が糸渡し位置に到達すると、糸通しスライダ82と一体的に糸通し軸80と糸通しガイド軸81が下降して下降限界位置に達すると、糸通し軸80と糸通しガイド軸81の下降動作が停止される。このとき、糸通しフックは縫針19の目孔19aと同じ高さ位置である。
その後、糸通しスライダ82が下降することで、回動機構によりフック機構83の糸通しフックが鉛直軸回りに回動して縫針19の目穴19aを挿通し、第2糸移送部材61で保持されている上糸10が糸通しフックに引っ掛ける。その後、フック機構83の糸通しフックが逆方向へ回動して縫針19の目孔19aから抜けて、目孔19aに上糸10が通される。
その後、糸通しスライダ82、糸通し軸80、糸通しガイド軸81が夫々上昇して元の位置に復帰する。また、第1,第2糸移送部材51,61も夫々元の位置へ復帰する。それ故、この時点で、縫製に際して全ての糸掛け部への糸掛けが完了し、縫製可能な状態となる。
以上説明したように、このミシンMによれば、第2糸移送機構60の第2糸移送部材61による糸掛けの最終段階であって、第2糸移送部材61が縫針19の目孔19aの近傍部に移動されたとき、糸掛けフック部材76は、鉛直面と平行に待機位置から糸渡し位置に揺動するので、糸掛けフック部材76の揺動により、第2糸移送部材61と天秤13との間の上糸10を引っ掛けて、針棒11の下端部に設けられた針棒糸案内18に上糸10を確実に糸掛けすることができる。
また、糸案内糸掛け機構70として、第1及び第2リンク72,74と糸掛けフック部材76等でリンク機構で構成したので、リンク機構を採用して、糸掛けフック部材76を鉛直面と平行に揺動させるだけの簡単な構成にしたので、糸案内糸掛け機構70の構成を格段に簡単化でき、コスト的に、また組付け性においても有利になる。更に、糸案内糸掛け機構70の取付けスペースの小型化も図ることができる。
また、糸案内糸掛け機構70は、第2駆動機構部65により第2糸移送機構60の昇降駆動されるラック形成部材68の下降駆動力で糸掛け駆動されるので、糸案内糸掛け機構70に専用の駆動アクチュエータを別途設けることなく、ラック形成部材68に連動させて駆動できるため、駆動系を省略でき、糸案内糸掛け機構70の構成の簡単化をより高めることができる。
また、第2糸移送部材61が縫針19の目孔19aの近傍部に移動されたとき、糸掛けフック部材76は第2糸移送部材61との干渉を回避するように、リンク機構を介して待機位置から糸渡し位置に揺動するので、第2糸移送機構60の第2糸移送部材61による糸移送タイミングを、糸案内糸掛け機構70の位置切換え作動に合わせる必要がなく、針棒糸案内18への糸掛けを、第2糸移送機構60の糸移送と関連付けた最適のタイミングで随時駆動させることができる。
また、糸掛けフック部材76は基端部において回動可能に支持され且つ先端部に糸掛け用のフック部76aを有し、その糸掛けフック部材76の待機位置は、縫針19を針棒11に着脱可能に固定する針抱き部材25に対して所定距離だけ上側に設定されているので、針抱き部材25で固定された縫針19の着脱に際して、何ら糸掛けフック部材76に邪魔されることなく縫針19の着脱操作を容易に且つ迅速に行うことができる。更に、縫製作業時における針棒11回りの視界を糸掛けフック部材76で何ら遮られるようなことがなく、縫製作業の進行を妨げることもない。
また、糸掛けフック部材76は、針棒糸案内18の近傍の上糸10に係合可能なフック部76aを有し、ラック形成部材68の下降時に、第2糸移送部材61により針棒糸案内18の近傍部において針棒糸案内18側に移送された上糸10に係合可能な待機位置からその上糸10をフック部76aで引っ掛けて針棒糸案内18に糸掛けする糸掛け位置に切換え駆動されるので、ラック形成部材68を待機位置から糸掛け位置に切換えるだけるだけの簡単な動作でありながら、糸掛けフック部材76の針棒糸案内18の近傍における上糸10との係合の確実化を図ることができる。
尚、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、例えば、糸案内糸掛け機構70等に、前記以外に種々の変更を付加して実施可能である。また、本発明は、家庭用、更には工業用の種々のミシンに適用することが可能である。
本発明のミシンの斜め上側からの斜視図である。 ミシンの上側からの斜視図である。 ミシンの平面図である。 図2の要部拡大図である。 ミシン(自動糸掛け可能状態)の透視左側面図である。 天秤の左側面図である。 天秤の正面図である。 自動糸掛け装置と自動糸通し機構の右斜め上側からの斜視図である。 自動糸掛け装置と自動糸通し機構の左斜め上側からの斜視図である。 針棒糸案内の斜視図である。 針棒糸案内の平面図である。 自動糸掛け装置と自動糸通し機構(待機状態)の斜視図である。 自動糸掛け装置と自動糸通し機構(糸掛け状態)の斜視図である。 自動糸掛け装置と自動糸通し機構(天秤糸掛け状態)の斜視図である。 自動糸掛け装置と自動糸通し機構(糸取りバネ糸掛け状態)の斜視図である。 自動糸掛け装置と自動糸通し機構(糸渡し状態)の斜視図である。 自動糸掛け装置と自動糸通し機構(針棒糸掛け状態)の斜視図である。 自動糸掛け装置と自動糸通し機構(待機状態)の斜視図である。 自動糸掛け装置と自動糸通し機構(糸掛け状態)の斜視図である。 自動糸掛け装置と自動糸通し機構(天秤糸掛け状態)の斜視図である。 自動糸掛け装置と自動糸通し機構(糸取りバネ糸掛け状態)の斜視図である。 自動糸掛け装置と自動糸通し機構(糸渡し状態)の斜視図である。 自動糸掛け装置と自動糸通し機構(針棒糸掛け状態)の斜視図である。 自動糸掛け装置と自動糸通し機構(待機状態)の側面図である。 自動糸掛け装置と自動糸通し機構(糸掛け状態)の側面図である。 自動糸掛け装置と自動糸通し機構(天秤糸掛け状態)の側面図である。 自動糸掛け装置と自動糸通し機構(糸取りバネ糸掛け状態)の側面図である。 自動糸掛け装置と自動糸通し機構(糸渡し状態)の側面図である。 自動糸掛け装置と自動糸通し機構(針棒糸掛け状態)の側面図である。 自動糸掛け装置と自動糸通し機構(待機状態)の正面図である。 自動糸掛け装置と自動糸通し機構(糸渡し状態)の正面図である。 自動糸掛け装置と自動糸通し機構(針棒糸掛け状態)の正面図である。 糸掛けフックの拡大斜視図である。
符号の説明
M ミシン
9 糸駒
10 上糸
11 針棒
13 天秤
14 糸調子器
16 自動糸掛け装置
17 自動糸通し機構
18 針棒糸案内
19 縫針
19a 目孔
26 上側糸案内体
26a 導入口
26b 糸案内部
26c 阻止用フック
27 下側糸案内体
50 第1糸移送機構
51 第1糸移送部材
54 第1ステッピングモータ
55 糸調子機構
59 糸調子ステッピングモータ
60 第2糸移送機構
61 第2糸移送部材
69 第2ステッピングモータ
70 糸案内糸掛け機構
72 第1リンク
72a 作動ピン
74 第2リンク
76 糸掛けフック部材
76a フック部

Claims (6)

  1. 縫針を支持する針棒と、天秤と、上糸の糸供給源と、糸調子器と、天秤と糸調子器を含む複数の糸掛け部と、縫針の目孔に上糸を自動的に通す糸通し機構とを備えたミシンにおいて、
    前記糸供給源から延びる上糸を保持しながら移送する糸移送部材を有し、その糸移送部材が前記縫針の目孔の近傍部に亙って移動可能に構成され、糸移送部材の移動途中において上糸を天秤に糸掛けするとともに、前記目孔の近傍部に移動されたときに前記糸通し機構との協働により上糸を縫針の目孔に糸通し可能な糸移送機構と、
    前記針棒の下端部に設けられた針棒糸案内と、
    待機位置と糸掛け位置とに亙って鉛直面と略平行に移動可能な糸掛けフック部材を有し、前記目孔の近傍部に移動された糸移送部材と前記天秤との間に渡る上糸を、前記糸掛けフック部材で引っ掛けて前記針棒糸案内に糸掛けを行う糸案内糸掛け機構と、
    を備えたことを特徴とするミシン。
  2. 前記糸案内糸掛け機構は、前記糸移送機構の昇降駆動される可動部材の下降駆動力で糸掛け駆動されることを特徴とする請求項1に記載のミシン。
  3. 前記糸案内糸掛け機構は前記糸掛けフック部材を揺動させるリンク機構を備え、前記糸掛けフック部材はリンク機構を介して鉛直面と平行に揺動可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載のミシン。
  4. 前記糸移送部材が前記縫針の目孔の近傍部に移動されたとき、前記糸掛けフック部材は糸移送部材との干渉を回避するように、前記リンク機構を介して待機位置から糸渡し位置に揺動することを特徴とする請求項3に記載のミシン。
  5. 前記糸掛けフック部材は基端部において回動可能に支持され且つ先端部に糸掛け用のフック部を有し、その糸掛けフック部材の待機位置は、縫針を針棒に着脱可能に固定する針抱き部材に対して所定距離だけ上側に設定されていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のミシン。
  6. 前記針棒糸案内は上糸を導入する導入口と、その導入口に連続する糸案内部と、前記導入口と糸案内部との間で糸案内部に糸掛けされた上糸が外れないように阻止する阻止用フックを有し、前記糸掛けフック部材は待機位置から糸掛け位置に切換えられる移動途中において上糸を導入口と阻止用フックを経て糸案内部に糸掛けすることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載のミシン。
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