JP2006004128A - 干渉確認装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】工作機械で生じるすべての干渉関係について、その干渉の有無を正確且つ効率的に確認することができる干渉確認装置を提供する。
【解決手段】干渉確認装置1は、工具,ワーク及び工作機械を構成する構造体に係る3次元モデルデータを記憶したモデルデータベース10と、工具,ワーク及び構造体との相互間における干渉関係を定義した干渉データを記憶する干渉データ記憶部11と、工作機械のプログラム解析部43から送信される構造体の動作指令、並びにモデルデータベース10及び干渉データ記憶部11に格納された各データを基に、工具,ワーク及び構造体が相互に干渉するか否かを判定する干渉確認処理部12とを備える。尚、干渉確認処理部12には、構造体を動作させる駆動機構部27,28,29,30を制御するために実行されるブロックよりも少なくとも1ブロック分だけ進んだブロックの動作指令がプログラム解析部43から送信される。
【選択図】図1

Description

本発明は、工具及びワークをそれぞれ保持する2つの構造体を少なくとも含む複数の構造体と、当該複数の構造体の内、動作可能に設けられた構造体を駆動する駆動機構部と、加工プログラムに基づき前記駆動機構部を制御する制御装置とを備えた工作機械において、前記動作可能な各構造体の動作によって、当該構造体,他の構造体,工具及びワークが相互に干渉するか否かを確認する干渉確認装置に関する。
工作機械の一つである旋盤は、ベッド,主軸台,主軸,サドル,刃物台や心押台といった複数の構造体と、サドル,刃物台及び心押台を移動させる送り機構部などを備えて構成され、前記刃物台に工具が保持され、前記主軸にワークが保持される。また、マシニングセンタは、ベッド,コラム,主軸頭,主軸,サドルやテーブルといった複数の構造体と、コラム,主軸頭,サドル及びテーブルを移動させる送り機構部などを備えて構成され、前記主軸に工具が保持され、前記テーブルにワークが保持される。そして、前記送り機構部は、制御装置により適宜加工プログラムに従って、その作動が制御される。
この加工プログラムは、ワークの設計形状に従って作成され、作成後、実加工の前に、これに誤りがあるか否かが確認される。そして、誤りがある場合にはその部分が訂正され、誤りが無い場合には、当該加工プログラムを用いた連続加工が行われる。このように、加工プログラムを事前に確認するのは、誤りがある場合には、工具,ワーク及びその他の構造体が相互に干渉するといった重大な事故を生じるおそれがあるからである。
そして、従来、この確認(干渉確認)は、工作機械を運転して、確認対象の加工プログラムを、ワークの加工を伴わない試運転のモードで実行し、画像表示装置上に適宜表示される工具の送り方向などをオペレータが確認することで行なわれていた(特開平2−59256号公報参照)。
具体的には、工作機械の制御装置が、まず、加工プログラムをブロック毎に順次解析して工具の移動位置及び送り速度を認識し、認識した移動位置及び送り速度を基に工具の移動方向,移動量及び移動方法(切削送りか早送りか)を算出する。この後、算出した移動方向及び移動量を基にこれらを画像表示装置上にベクトル表示し、その表示色(切削送りの時は白色、早送りのときは赤色)により移動方法を表示する。尚、加工プログラムの解析は、工具の移動を制御すべく実行されるブロックよりも進んだ(先の)ブロックを解析するようになっており、画像表示装置上には、工具のこれから先の移動方向及び移動方法が順次表示される。
そして、オペレータは、上記のようにして表示される表示画面を確認して、工具の移動方向,移動量及び移動方法を把握し、これがワークと干渉するかしないか(加工プログラム中に誤りがあるか否か)を確認する。
特開平2−59256号公報
ところが、上記従来例では、工具の移動方向,移動量及び移動方法をベクトルで表示したものであるので、この表示からだけでは、オペレータが移動後の工具とワークとの位置関係を正確に予測することができず、この結果、干渉の有無を正確に判断することができないという問題があった。
また、工作機械において干渉を生じるのは、工具とワークとの間だけではなく、例えば、刃物台が移動する際に他の構造体と干渉したり、主軸がその軸中心に回転してワークが所定の回転角度位置に割り出される際に、当該ワークが工具や他の構造体と干渉するなど、工具又はワークと構造体との間や各構造体間においても生じる可能性があるが、上記従来例では、これらの干渉関係を確認することができない。
このように、上記従来例では、工作機械で生じ得るすべての干渉関係を、正確且つ効率的に確認することはできなかった。
本発明は、以上の実情に鑑みなされたものであって、工作機械で生じるすべての干渉関係について、その干渉の有無を正確且つ効率的に確認することができる干渉確認装置の提供をその目的とする。
上記目的を達成するための本発明は、
工具及びワークをそれぞれ保持する2つの構造体を少なくとも含む複数の構造体と、
該複数の構造体の内、動作可能に設けられた構造体を駆動する駆動機構部と、
加工プログラムをブロック毎に順次解析して、前記動作可能な構造体に係る動作指令を少なくとも抽出する解析処理部、及び該解析処理部によって順次抽出された動作指令を基に制御信号を生成して、生成した制御信号を基に前記駆動機構部の作動を制御する制御実行処理部を有する制御装置とを備えた工作機械において、
前記駆動機構部によって駆動され前記制御装置によってその作動が制御される前記動作可能な各構造体の動作によって、該構造体,他の構造体,工具及びワークが相互に干渉するか否かを確認する装置であって、
前記工具,ワーク及び各構造体の3次元形状を定義した形状データ、並びに該工具,ワーク及び各構造体について設定された移動軸及び/又は回転軸に関する情報を少なくとも含んで構成される3次元モデルデータを記憶したモデルデータ記憶部と、
前記工具,ワーク及び各構造体との相互間における干渉関係を定義した干渉データを記憶する干渉データ記憶部と、
前記制御装置の制御実行処理部において実行されるブロックよりも少なくとも1ブロック分進んだブロックの動作指令を前記解析処理部から順次受信し、受信した動作指令及び前記モデルデータ記憶部に格納された3次元モデルデータを基に、該動作指令に係る構造体を動作させた状態の3次元モデルデータを生成し、生成した3次元モデルデータ及び前記干渉データ記憶部に格納された干渉データを基に、該構造体の動作によって該構造体,他の構造体,工具及びワークが相互に干渉するか否かを判定するとともに、前記生成した3次元モデルデータで前記モデルデータ記憶部に格納された3次元モデルデータを更新する干渉判定処理部とを備えてなることを特徴とする干渉確認装置に係る。
この発明によれば、工具,ワーク及び各構造体の3次元形状を定義した形状データ、並びにこれら工具,ワーク及び各構造体について設定された移動軸及び/又は回転軸に関する情報を少なくとも含んで構成される3次元モデルデータが、予め適宜生成された後、モデルデータ記憶部に格納される。
尚、前記構造体としては、例えば、工作機械が旋盤であるときには、ベッド、ベッド上に配設された主軸台、主軸台によって回転自在に支持された主軸、主軸に取り付けられ、ワークを保持するチャック、ベッド上に移動可能に配設されたサドル、サドル上に配設され、工具を保持する刃物台、ベッド上に移動可能に配設された心押台、心押台に保持された心押軸などが該当する。また、工作機械がマシニングセンタである場合には、ベッド、ベッド上に配設されたコラム、コラムに移動可能に支持された主軸頭、主軸頭によって回転自在に支持され、工具を保持する主軸、ベッド上に移動可能に配設され、ワークを保持するテーブルなどが該当する。更に、一般的に、切りくずや切削液などの侵入を防止すべく、カバー体が設けられるが、このような場合には、当該カバー体も前記構造体に該当する。
前記形状データは、工具,ワーク及び構造体の3次元形状を構成する各頂点の座標値たる頂点座標データ、2つの頂点を結んで構成される稜線の方程式データ、前記稜線と前記2つの頂点とを関連付ける稜線データ、稜線により囲まれて形成される面の方程式データ、及び前記面と前記稜線とを関連付ける面データなどからなる。
前記移動軸及び/又は回転軸に関する情報とは、工具,ワーク及び構造体が工作機械上でどのように動作(移動や回転)するのかを定義した情報である。例えば、構造体が刃物台である場合には、これが主軸の軸線方向に移動することを示す情報であり、刃物台に保持された工具の場合には、これが刃物台とともに移動することから、主軸の軸線方向に移動することを示した情報となる。また、構造体が主軸である場合には、これがその軸中心に回転することを示す情報であり、主軸に装着されたチャックやこれに保持されたワークの場合には、これらがそれぞれ主軸とともに回転することから、主軸の軸中心に回転することを示した情報となる。
前記干渉データ記憶部には、予め適宜設定された、工具,ワーク及び各構造体との相互間における干渉関係を定義した干渉データが格納される。構造体は、それ単独で工作機械に配設されることもあるが、通常、その複数が組み付けられた状態でベッドに配設され、工具やワークは、必ず適宜構造体に保持される。したがって、同一の組立物を構成する工具,ワーク及び各構造体間において干渉関係は生じず、異なる組立物を構成する工具,ワーク及び各構造体間においてのみ干渉関係が成立する。
例えば、旋盤の場合、主軸台,主軸,チャック及びワークが一体的に設けられ、サドル,刃物台及び工具が一体的に設けられることから、主軸台,主軸,チャック及びワーク間、並びに刃物台及び工具間では干渉関係は生じず、主軸台,主軸,チャック及びワークと、刃物台及び工具との間で干渉関係が生じる。また、工具とワークとの間における干渉は、工具によるワークの加工(即ち、干渉ではない)とみなすことができるが、厳密に言うと、工具の刃部とワークとの間に生じる干渉でなければ、これを加工とみなすことはできず、干渉である。
上記干渉データは、工具,ワーク及び各構造体との相互間で生じる、このような干渉関係を定義するためのデータであり、予め適宜設定された後、干渉データ記憶部に格納される。
そして、前記干渉判定処理部は、制御装置の解析処理部から受信した動作可能な構造体に係る動作指令(移動位置や回転角度位置、移動速度など)、モデルデータ記憶部に格納された3次元モデルデータ、及び干渉データ記憶部に格納された干渉データを基に、動作可能な構造体の動作によって当該構造体,他の構造体,工具及びワークが相互に干渉するか否かを判断する処理を行う。
具体的には、干渉判定処理部は、駆動機構部の作動を制御すべく制御装置の制御実行処理部によって実行されるブロックよりも少なくとも1ブロック分進んだブロックの動作指令を解析処理部から順次受信し、受信した動作指令及びモデルデータ記憶部に格納された3次元モデルデータを基に、当該動作指令に係る構造体を動作させた状態の3次元モデルデータをブロック毎に生成する。
次に、生成した3次元モデルデータ及び干渉データ記憶部に格納された干渉データを基に、ブロック毎に、干渉データにより定義される干渉関係について、前記構造体の動作により当該構造体,他の構造体,工具及びワークが相互に干渉するか否か(即ち、これらの各3次元モデルデータ間で接触又は重なり合う部分が存在するか否か)を判定するとともに、前記生成した3次元モデルデータでモデルデータ記憶部に格納された3次元モデルデータを更新する。
例えば、各構造体の3次元モデルデータ間や、工具又はワークの3次元モデルデータと構造体の3次元モデルデータとの間で重なり合う部分が生じている場合には、各構造体間や、工具又はワークと構造体との間で干渉すると判定され、また、工具の3次元モデルデータとワークの3次元モデルデータとが重なり合っている場合には、この重なり合いが、工具の刃部とワークとの間に生じたものでなければ、当該工具とワークとが干渉すると判定され、また、このように工具の刃部とワークとの間に生じた重なり合いであっても、送り速度が一定速度以上であると、当該工具とワークとが干渉すると判定される。
また、工具の3次元モデルデータとワークの3次元モデルデータとが重なり合っている場合に、これを干渉と判断しなかった場合には、即ち、当該工具によるワークの加工と判断した場合には、3次元モデルデータを更新するに当たり、その重なり合う領域(干渉(切削)領域)を算出して、この領域をワークから削除するように当該ワークの3次元モデルデータを更新する。
このようにして、干渉判定処理部により、工具,ワーク及び各構造体が相互に干渉するか否かが判定される。
尚、前記干渉判定処理部は、その処理を実行するに当たり、動作可能な構造体に係る動作指令を制御装置の解析処理部から受信するのではなく、加工プログラムをブロック毎に順次解析して、制御装置の制御実行処理部において実行されるブロックよりも少なくとも1ブロック分進んだブロックの動作指令を抽出するように構成されていても良い。
また、干渉判定処理部は、干渉すると判定された場合にアラームを出力するように構成されていることが好ましい。
また、干渉確認装置は、画像表示装置を更に備え、干渉判定処理部は、前記動作指令及び前記モデルデータ記憶部に格納された3次元モデルデータを基に、該動作指令に係る構造体を徐々に動作させた状態の3次モデルデータ及びこれに応じた3次元画像データを順次生成し、該動作開始から動作終了までに生成された3次元画像を順次前記画像表示装置に表示させるように構成されていることが好ましい。
尚、前記加工プログラムとしては、予め作成された後、制御装置の適宜記憶部内に格納されたり、制御装置に適宜入力されたものや、MDI機能によって制御装置に適宜手動入力されたものなどを挙げることができる。
斯くして、本発明に係る干渉確認装置によれば、干渉判定処理部において、工具,ワーク及び構造体の3次元モデルデータを用い、干渉データにより定義される工具,ワーク及び各構造体間の干渉関係について、その干渉の有無を自動的に確認するようにしているので、あらゆる干渉関係について正確且つ効率的に干渉確認を行うことができる。
また、制御実行処理部で実行されるブロックよりも進んだ(先の)ブロックの動作指令に従って干渉判定を行うようにしているので、制御実行処理部による制御の下、駆動機構部が駆動されて構造体が実際に動作する前に、干渉の有無を予め確認することができ、干渉が生じるのを確実に防止することができる。
また、干渉判定処理部を、干渉すると判定された場合にアラームを出力するように構成すれば、このアラーム出力によって、アラーム音が鳴ったり、アラームランプが点灯するので、オペレータは、干渉が生じることを認識して、例えば、駆動機構部の作動(構造体の動作)を停止させるなど、その対応を迅速に採ることができる。
また、干渉確認装置に画像表示装置を設けて、この画像表示装置上に、動作指令に従って動作する構造体やその他の構造体、ワーク、工具の3次元画像を表示するようにすれば、オペレータは、これらの画像を通じて、構造体の動作状態を視覚的に認識することができ、都合が良い。また、干渉が生じる個所を容易に特定することもできる。
以下、本発明の具体的な実施形態について、添付図面に基づき説明する。尚、図1は、本発明の一実施形態に係る干渉確認装置などの概略構成を示したブロック図である。
図1に示すように、本例の干渉確認装置1は、図2に示したNC旋盤20に設けられており、モデルデータベース10,干渉データ記憶部11,干渉確認処理部12,画像データ生成部13,表示制御部14及び画像表示装置15などから構成される。
まず、前記NC旋盤20について説明する。
図1及び図2に示すように、NC旋盤20は、ベッド21と、ベッド21上に配設された主軸台(図示せず)と、主軸台(図示せず)によって水平な軸中心に(Z軸回り(C軸方向)に)回転自在に支持された主軸22と、主軸22に取り付けられたチャック23と、Z軸方向に移動可能にベッド21上に配設された第1サドル24と、Z軸と水平面内で直交するY軸方向に移動可能に第1サドル24上に配設された第2サドル25と、Y軸及びZ軸の双方と直交するX軸方向に移動可能に第2サドル25上に配設された刃物台26といった構造体の他、第1サドル24をZ軸方向に移動させる第1送り機構部27、第2サドル25をY軸方向に移動させる第2送り機構部28、刃物台26をX軸方向に移動させる第3送り機構部29、主軸22を軸中心に回転させる主軸モータ30、各送り機構部27,28,29及び主軸モータ30の作動を制御する制御装置40、前記画像表示装置15としても機能する操作盤などを備えて構成される。
尚、前記チャック23は、チャック本体23aと、チャック本体23aに取り付けられ、ワークWを把持する複数の把持爪23bとからなり、前記刃物台26は、刃物台本体26aと、刃物台本体26aに配設され、工具Tを保持する工具主軸26bとを備える。また、工具Tは、工具本体Taと、工具本体Taに取り付けられ、ワークWを加工するためのチップ(刃部)Tbとから構成される。
前記制御装置40は、前記モデルデータベース10,干渉データ記憶部11,干渉確認処理部12,画像データ生成部13及び表示制御部14の他、プログラム記憶部41,オフセット量記憶部42,プログラム解析部(解析処理部)43,解析結果記憶部44及び駆動制御部(制御実行処理部)45などから構成される。
前記プログラム記憶部41には、予め作成されたNCプログラムが格納され、前記オフセット量記憶部42には、工具オフセット量及びワーク原点オフセット量などが格納される。尚、工具オフセット量は、前記刃物台26に保持される工具T毎に格納され、ワーク原点オフセット量は、チャック23に把持されるワークW毎に格納される。
前記プログラム解析部43は、プログラム記憶部41に格納されたNCプログラムをブロック毎に順次解析して、刃物台26(第1サドル24,第2サドル25)の移動位置や送り速度、主軸モータ30の回転速度などに関する動作指令を抽出し、抽出した動作指令を解析結果記憶部44に格納するとともに、干渉確認処理部12に送信する処理を行う。
前記駆動制御部45は、解析結果記憶部44から前記動作指令を順次読み出して、主軸22の回転や刃物台26の移動などを制御する処理を行う。具体的には、主軸22の回転については、前記主軸モータ30からフィードバックされる現在回転速度データ及び前記動作指令を基に制御信号を生成し、生成した制御信号を主軸モータ30に送信してこれを制御する。また、刃物台26の移動については、オフセット量記憶部42に格納された、刃物台26に保持された工具Tの工具オフセット量及びチャック23に把持されたワークWのワーク原点オフセット量、前記各送り機構部27,28,29からフィードバックされる刃物台26の現在位置データ、並びに前記動作指令を基に、制御信号を生成し、生成した制御信号を各送り機構部27,28,29に送信してこれを制御する。
また、駆動制御部45は、生成した制御信号を画像データ生成部13にも送信するように構成されるとともに、後述のようにして干渉確認処理部12から送信されたアラーム信号を受信すると、各送り機構部27,28,29及び主軸モータ30の作動を停止させるように構成されている。
尚、図3に示すように、プログラム解析部43では、駆動制御部45で実行されるブロックよりも数ブロック分だけ進んだ(先の)ブロックが順次解析されるようになっている。
次に、前記干渉確認装置1について説明する。上記のように、当該干渉確認装置1は、モデルデータベース10,干渉データ記憶部11,干渉確認処理部12,画像データ生成部13,表示制御部14及び画像表示装置15を備える。尚、干渉確認処理部12及び表示制御部14が、特許請求の範囲に言う干渉判定処理部として機能する。
前記モデルデータベース10には、3次元CADシステムなどを用いて予め適宜生成された、少なくとも工具T,ワークW,主軸22,チャック23,第1サドル24,第2サドル25及び刃物台26に係る3次元モデルデータが格納される。この3次元モデルデータは、工具T,ワークW,主軸22,チャック23,第1サドル24,第2サドル25及び刃物台26の3次元形状を定義した形状データ、並びに工具T,ワークW,主軸22,チャック23,第1サドル24,第2サドル25及び刃物台26について設定された移動軸及び/又は回転軸に関する軸データを少なくとも含んで構成される。
前記形状データは、工具T,ワークW,主軸22,チャック23,第1サドル24,第2サドル25及び刃物台26の3次元形状を構成する各頂点の座標値たる頂点座標データ、2つの頂点を結んで構成される稜線の方程式データ、前記稜線と前記2つの頂点とを関連付ける稜線データ、稜線により囲まれて形成される面の方程式データ、及び前記面と前記稜線とを関連付ける面データなどからなり、例えば、3次元形状が図4に示すような形状の場合には、図5に示すような形状データとなる。
前記軸データは、工具T,ワークW,主軸22,チャック23,第1サドル24,第2サドル25及び刃物台26がNC旋盤20上でどのように動作(移動や回転)するのかを定義したデータである。例えば、主軸22の軸データは、主軸22がC軸方向に回転することからC軸であり、また、主軸22に接続しているチャック23やワークWについても、当該主軸22の回転に伴いC軸方向に回転することから、C軸となる。また、第1サドル24の軸データは、第1サドル24がZ軸方向に移動することからZ軸であり、第2サドル25の軸データは、第2サドル25がY軸方向に移動し且つ第1サドル24の移動に伴いZ軸方向に移動することから、Y軸及びZ軸であり、刃物台26の軸データは、刃物台26がZ軸方向に移動し且つ第1サドル24及び第2サドル25の移動に伴いZ軸及びY軸方向に移動することから、X軸,Y軸及びZ軸である。また、工具Tの軸データは、刃物台26と同様に、X軸,Y軸及びZ軸となる。尚、図6に、主軸22,チャック23及びワークWのデータ構成を示している。
前記干渉データ記憶部11には、予め設定された、工具T,ワークW,主軸22,チャック23,第1サドル24,第2サドル25及び刃物台26との相互間における干渉関係を定義した干渉データが格納される。
NC旋盤20では、主軸22,チャック23及びワークWが一体的となった状態で主軸22が主軸台(図示せず)に支持され、第1サドル24,第2サドル25,刃物台26及び工具Tが一体的となった状態で第1サドル24がベッド21上に配設される。したがって、主軸22,チャック23及びワークW間、並びに第1サドル24,第2サドル25,刃物台26及び工具T間においては、それぞれ干渉関係は生じず、主軸22,チャック23及びワークWと、第1サドル24,第2サドル25,刃物台26及び工具Tとの間においてのみ干渉関係が成立する。
また、工具TとワークWとの間における干渉は、工具TによるワークWの加工(即ち、干渉ではない)とみなすことができるが、工具TのチップTbとワークWとの間に生じる干渉でなければ、これを加工とみなすことはできず、干渉である。
そこで、干渉データは、具体的には、図7に示すように、工具T,ワークW,主軸22,チャック23,第1サドル24,第2サドル25及び刃物台26の内、一体的となるもの同士を1つの同じグループにグループ分けするとともに、これらが干渉関係又は切削関係のいずれを構成するのかを示すためのデータとして設定されている。
そして、この干渉データにより、主軸22,チャック23及びワークWが第1グループにグループ分けされ、第1サドル24,第2サドル25,刃物台26及び工具Tが第2グループにグループ分けされる。尚、上述のように、第1グループの各構成物間及び第2グループの各構成物間では干渉を生じず、第1グループの各構成物と第2グループの各構成物との間でのみ干渉関係が生じ、また、異なるグループに属する構成物同士の干渉であっても、これらの構成物が互いに切削関係を構成する場合には、即ち、当該各干渉構成物が工具TのチップTb及びワークWである場合には、干渉ではない。
前記干渉確認処理部12は、プログラム解析部43から送信された刃物台26の移動位置や送り速度、主軸モータ30の回転速度に関する動作指令を加工プログラムのブロック毎に順次受信し、受信した動作指令、並びにモデルデータベース10及び干渉データ記憶部11に格納された各データを基に、工具T,ワークW,主軸22,チャック23,第1サドル24,第2サドル25及び刃物台26が相互に干渉するか否かを判断する第1処理と、前記受信した動作指令及びモデルデータベース10に格納された各データを基に、工具T,ワークW,主軸22,チャック23及び刃物台26などの3次元画像データを生成する第2処理とを同時並行的に実行する。
前記第1処理については、図8及び図9に示すような処理を順次実行するように構成されており、まず、モデルデータベース10に格納された工具T,ワークW,主軸22,チャック23,第1サドル24,第2サドル25及び刃物台26の3次元モデルデータ、並びに干渉データ記憶部11に格納された干渉データを読み込んで、適宜記憶部(図示せず)に格納した後(ステップS1)、当該記憶部(図示せず)内の干渉データを参照して、工具T,ワークW,主軸22,チャック23,第1サドル24,第2サドル25及び刃物台26が属するグループをそれぞれ認識するとともに、これらが切削関係及び干渉関係のいずれを構成するのかを認識する(ステップS2)。
次に、カウンタnを1にセットし(ステップS3)、加工プログラムの1ブロック目について、プログラム解析部43から送信された刃物台26(第1サドル24,第2サドル25)の移動位置や送り速度、主軸モータ30の回転速度に関する動作指令を受信する(ステップS4)。
ついで、前記適宜記憶部(図示せず)に格納された3次元モデルデータ、並びにステップS4で受信した刃物台26の移動位置及び主軸モータ30の回転速度を基に、第1サドル24,第2サドル25及び刃物台26を移動させた状態且つ主軸22を回転させた状態の3次元モデルデータを生成する。このとき、工具TやワークW、チャック23については、これらの各軸データを参照することで、刃物台26とともに移動したり、主軸22とともに回転することを認識し、これら刃物台26や主軸22の動作に合わせた3次元モデルデータを生成する。尚、工具T,ワークW,主軸22,チャック23,第1サドル24,第2サドル25及び刃物台26の配設位置関係は、当該工具T,ワークW,チャック23及びNC旋盤20の機種(構成)などに応じて予め適宜設定されたデータが参照される。
この後、前記適宜記憶部(図示せず)に格納された干渉データ、及びステップS5で生成した3次元モデルデータを基に、第1サドル24,第2サドル25及び刃物台26の移動並びに主軸22の回転により、工具T,ワークW,主軸22,チャック23,第1サドル24,第2サドル25及び刃物台26が相互に干渉するか否か、即ち、異なるグループに属する各構成物の3次元モデルデータ間で(第1グループに属する主軸22,チャック23及びワークWの3次元モデルデータと、第2グループに属する第1サドル24,第2サドル25,刃物台26及び工具Tの3次元モデルデータとの間で)接触又は重なり合う部分が存在するか否かを確認する(ステップS6)。
ステップS6で接触又は重なり合うと判断した場合には、ステップS7に進み、その接触又は重なり合いが、互いに切削関係を構成する構成物同士間に生じたものであるのか、即ち、工具TのチップTbとワークWとの間に生じたものであるのかを確認し(ステップS7)、そうであると判断した場合には、ステップS8に進んで、ステップS4で受信した刃物台26の送り速度及び主軸モータ30の回転速度を基に、送り速度が最大切削送り速度以内であるか否かを確認する(ステップS8)。
ステップS8で送り速度が最大切削送り速度以内であると判断した場合には、ステップS9に進み、前記3次元モデルデータの接触又は重なり合いは、工具TによりワークWが加工されることによって生じたものであると判断して、その重なり合う領域(干渉(切削)領域)をブーリアン演算により算出する(ステップS9)。
一方、ステップS7で接触又は重なり合いが、互いに切削関係を構成する構成物同士間に生じたものでない(工具TのチップTbとワークWとの間に生じたものでない)と判断した場合には、主軸22,チャック23及びワークWと、第1サドル24,第2サドル25,刃物台26及び工具Tとの間で干渉を生じると判断して、また、ステップS8で送り速度が最大切削送り速度以上であると判断した場合には、工具TによるワークWの加工とみなすことはできず、干渉であると判断して、アラーム信号を駆動制御部45及び表示制御部14に送信して(ステップS10)、駆動を停止させ、一連の処理を終了する。
また、ステップS6で接触又は重なり合う部分は存在しない(干渉は生じない)と判断した場合、及びステップS9の処理を終えると、ステップS11に進み、前記ステップS5で生成した3次元モデルデータで前記適宜記憶部(図示せず)に格納された3次元モデルデータを更新するとともに、工具TとワークWとの間に切削部分があったと判断された場合には、ワークWの3次元モデルデータについて、ステップS9で算出した切削領域をワークWから削除するように当該3次元モデルデータを更新する(ステップS11)。
この後、上記処理をカウンタnを更新しつつ、加工プログラムの全ブロックについて実施した後(ステップS12,S13)、一連の処理を終了する。
次に、前記第2処理について説明すると、前記プログラム解析部43からブロック毎に順次送信される刃物台26の移動位置や送り速度、主軸モータ30の回転速度に関する動作指令を受信して、受信した動作指令及びモデルデータベース10に格納された工具T,ワークW,主軸22,チャック23及び刃物台26の3次元モデルデータを基に、刃物台26を徐々に移動させた状態且つ主軸22を徐々に回転させた状態の3次元モデルデータ及びこれに応じた3次元画像データを順次生成し、生成した3次元画像データを表示制御部14に送信する。
このとき、上記と同様に、工具TやワークW、チャック23については、これらの各軸データを参照することで、刃物台26とともに移動したり、主軸22とともに回転することを認識し、これら刃物台26や主軸22の動作に合わせた3次元モデルデータ及びこれに応じた3次元画像データを生成する。また、切削領域がある場合には、当該切削領域をブーリアン演算により算出して、この領域をワークWから削除するように当該ワークWの3次元モデルデータを更新しながらこれに応じた3次元画像データを生成する。
前記画像データ生成部13は、駆動制御部45から送信された実動作(実際の動作)に係る制御信号を受信して、刃物台26の移動位置や送り速度、主軸モータ30の回転速度を認識し、認識した移動位置,送り速度及び回転速度、並びにモデルデータベース10に格納された工具T,ワークW,主軸22,チャック23及び刃物台26の3次元モデルデータを基に、実動作対応させて、刃物台26を徐々に移動させた状態且つ主軸22を徐々に回転させた状態の3次元モデルデータ及びこれに応じた3次元画像データを生成し、生成した3次元画像データを表示制御部14に送信する。
このとき、上記と同様、工具TやワークW、チャック23については、各軸データを基にこれらの動作(挙動)を認識して3次元モデルデータ及び3次元画像データを生成する。また、工具TとワークWとの干渉領域(切削領域)を算出して、この切削領域をワークWの3次元モデルデータから削除しつつこれに応じた3次元画像データを生成する。
尚、工具T,ワークW,主軸22,チャック23及び刃物台26の配設位置関係は、当該工具T,ワークW,チャック23及びNC旋盤20の機種(構成)などに応じて予め適宜設定されたデータが参照される。
前記表示制御部14は、干渉確認処理部12及び画像データ生成部13から送信された3次元画像データを受信して、例えば、図9及び図10に示すように、干渉確認処理部12からの3次元画像データ(干渉確認用の画像)をサブ表示(符号Sで示した部分)とし、画像データ生成部13からの3次元画像データ(実動作の画像)をメイン表示(符号Mで示した部分)として画像表示装置15上に表示するとともに、干渉確認処理部12から送信されたアラーム信号を受信すると、例えば、サブ表示Sの表示画像を点滅させるなどしてアラーム表示をする。
尚、図9は、そのサブ表示Sに表示されているように、ワークWが工具Tにより加工される状態を示したものであり、図10は、そのサブ表示Sに表示されているように、ワークWと工具Tとが干渉する状態を示したものである。また、刃物台26は、その形状が大きいため、工具主軸26bの一部分のみが表示されている。
以上のように構成された本例の干渉確認装置1によれば、少なくとも工具T,ワークW,主軸22,チャック23,第1サドル24,第2サドル25及び刃物台26に係る3次元モデルデータがモデルデータベース10内に予め格納され、工具T,ワークW,主軸22,チャック23,第1サドル24,第2サドル25及び刃物台26との相互間における干渉関係を定義した干渉データが干渉データ記憶部11内に予め格納される。
干渉確認処理部12では、プログラム解析部43から加工プログラムのブロック毎に順次送信された刃物台26の移動位置や送り速度、主軸モータ30の回転速度に関する動作指令、並びにモデルデータベース10及び干渉データ記憶部11に格納された3次元モデルデータ及び干渉データを基に、工具T,ワークW,主軸22,チャック23,第1サドル24,第2サドル25及び刃物台26が相互に干渉するか否かが判断されて、干渉することが確認された場合には、アラーム信号が表示制御部14及び駆動制御部45に送信されるとともに、前記動作指令及び3次元モデルデータを基に、工具T,ワークW,主軸22,チャック23及び刃物台26の3次元画像データが生成される。
また、画像データ生成部13では、駆動制御部45から送信された制御信号(刃物台26の移動位置や送り速度、主軸モータ30の回転速度)、及びモデルデータベース10に格納された3次元モデルデータを基に、工具T,ワークW,主軸22,チャック23及び刃物台26の3次元画像データが生成される。
そして、表示制御部14により、干渉確認処理部12及び画像データ生成部13によってそれぞれ生成された、動作開始から動作終了(NCプログラムの第1ブロックから最終ブロック)に至るまでの工具T,ワークW,主軸22,チャック23及び刃物台26の3次元画像データが、図9及び図10に示すような表示画像として画像表示装置15上に順次表示される。
尚、画像データ生成部13によって生成される3次元画像データは、刃物台26や主軸22の実際の動作と同期したものであるため、メイン表示され、干渉確認処理部12によって生成される3次元画像データは、加工プログラムが数ブロック分だけ進んだ(先の)刃物台26や主軸22の動作状態を示したものであるため、サブ表示される。
また、前記干渉確認処理部12から送信されたアラーム信号は、駆動制御部45によって受信され、各送り機構部27,28,29及び主軸モータ30の作動が停止される。また、表示制御部14によって受信されると、サブ表示S側の表示画像が点滅せしめられてアラーム表示される。
このように、本例の干渉確認装置1によれば、干渉確認処理部12において、工具T,ワークW,主軸22,チャック23,第1サドル24,第2サドル25及び刃物台26の3次元モデルデータを用い、干渉データにより定義される、工具T,ワークW,主軸22,チャック23,第1サドル24,第2サドル25及び刃物台26間の干渉関係について、その干渉の有無を自動的に確認するようにしているので、あらゆる干渉関係について正確且つ効率的に干渉確認を行うことができる。
また、各送り機構部27,28,29及び主軸モータ30を制御すべく、駆動制御部45で実行されるブロックよりも進んだブロックの動作指令に従って干渉判定を行い、干渉すると判定された場合には、各送り機構部27,28,29及び主軸モータ30の作動を停止させるようにしているので、各送り機構部27,28,29及び主軸モータ30が駆動されて刃物台26や主軸22が実際に動作する前に干渉の有無を予め確認することができ、干渉が生じるのを確実に防止することができる。
また、オペレータは、画像表示装置15上に表示される、工具T,ワークW,主軸22,チャック23及び刃物台26の3次元画像を見ることで、現在の刃物台26や主軸22の動作状態、及びこれから先の刃物台26や主軸22の動作状態を確認することができ、都合が良い。これは、実際の工具T,ワークW,主軸22,チャック23及び刃物台26を見る場合、これらの位置関係や、加工領域を閉塞するカバー体に設けられたのぞき窓の位置などによって、視認し難いことがあるからである。また、干渉が生じる個所を容易に特定することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明の採り得る具体的な態様は、何らこれに限定されるものではない。
上例では、工作機械としてNC旋盤20を一例に挙げて説明したが、本例の干渉確認装置1は、マシニングセンタなど各種の工作機械に設けることが可能である。また、工作機械の軸構成についてもあらゆる軸構成のものに適用可能である。
また、上例では、工具T,ワークW,主軸22,チャック23及び刃物台26の3次元画像を画面表示するように構成したが、これに限られるものではなく、第1サドル24や第2サドル25の画像、刃物台26全体の画像を表示するようにしても良い。
また、前記干渉確認処理部12は、前記第1処理及び第2処理を、プログラム解析部43から送信された動作指令に基づいて実行するように構成したが、これに限られるものではなく、プログラム記憶部41に格納されたNCプログラムを直接読み込み、これをブロック毎に順次解析して、刃物台26の移動位置や送り速度、主軸モータ30の回転速度などに関する動作指令を抽出し、抽出した動作指令を基に前記第1処理及び第2処理を実行するように構成することもできる。尚、この場合においても、干渉確認処理部12は、駆動制御部45で実行されるブロックよりも数ブロック分だけ進んだブロックを順次解析するように構成される。
また、プログラム解析部43を、これが、MDI機能によって、キーボードなどから適宜手動入力されたNCプログラムを受信して解析するように構成することもでき、このようにすれば、MDI機能により入力されたNCプログラムについても、上記と同様にして、干渉確認処理部12により干渉確認を行うことができる。
また、モデルデータベース10に格納される3次元モデルデータは、どのようにして生成されたものであっても良いが、干渉判定を高精度に行うために、簡易的に生成されたものよりも、正確に作成されたものを用いることが好ましい。
尚、3次元モデルデータ生成方法としては、次のようなものがある。以下、簡単に説明する。
1つ目としては、まず、所定間隔を隔てて設けられた2つのCCDカメラによりX軸,Y軸及びZ軸の直交3方向から適宜構造体を撮像して、各方向についてそれぞれ2つの当該構造体の2次元画像データを生成し、ついで、生成された各方向毎の2つの2次元画像データを基に、3次元空間内における構造体の外形線(輪郭線)の座標位置を三角測量法により算出し、次に、各方向についてそれぞれ算出された輪郭線の座標位置と、各CCDカメラ間の相対的な位置関係を基に、当該各輪郭線をそれぞれ稜線とする前記構造体の3次元形状を推定して、当該3次元形状を定義する形状データを少なくとも含む3次元モデルデータを生成する方法が挙げられる。
また、2つ目としては、工具形状やチャック形状についてであるが、平面形状の座標値とその奥行きを入力したり、回転軸を中心とした縦断面形状の座標値を入力して、この入力値を基に3次元モデルデータを生成する方法が挙げられる。
本発明の一実施形態に係る干渉確認装置などの概略構成を示したブロック図である。 本実施形態に係る干渉確認装置が設けられるNC旋盤の概略構成を示した正面図である。 プログラム解析部で解析されるブロックと、駆動制御部で実行されるブロックとの関係を示した説明図である。 3次元モデルデータのデータ構成を説明するための説明図である。 3次元モデルデータのデータ構成を説明するための説明図である。 各構造体と軸データとの関係を説明するための説明図である。 本実施形態に係る干渉データ記憶部に格納される干渉データのデータ構成を示した説明図である。 干渉確認処理部における一連の処理を示したフローチャートである。 干渉確認処理部における一連の処理を示したフローチャートである。 画像表示装置上に表示される表示画面の一例を示した説明図である。 画像表示装置上に表示される表示画面の一例を示した説明図である。
符号の説明
1 干渉確認装置
10 モデルデータベース
11 干渉データ記憶部
12 干渉確認処理部
13 画像データ生成部
14 表示制御部
15 画像表示装置
20 NC旋盤
22 主軸
23 チャック
24 第1サドル
25 第2サドル
26 刃物台
27 第1送り機構部
28 第2送り機構部
29 第3送り機構部
30 主軸モータ
40 制御装置
41 プログラム記憶部
42 オフセット量記憶部
43 プログラム解析部
44 解析結果記憶部
45 駆動制御部
T 工具
W ワーク

Claims (4)

  1. 工具及びワークをそれぞれ保持する2つの構造体を少なくとも含む複数の構造体と、
    該複数の構造体の内、動作可能に設けられた構造体を駆動する駆動機構部と、
    加工プログラムをブロック毎に順次解析して、前記動作可能な構造体に係る動作指令を少なくとも抽出する解析処理部、及び該解析処理部によって順次抽出された動作指令を基に制御信号を生成して、生成した制御信号を基に前記駆動機構部の作動を制御する制御実行処理部を有する制御装置とを備えた工作機械において、
    前記駆動機構部によって駆動され前記制御装置によってその作動が制御される前記動作可能な各構造体の動作によって、該構造体,他の構造体,工具及びワークが相互に干渉するか否かを確認する装置であって、
    前記工具,ワーク及び各構造体の3次元形状を定義した形状データ、並びに該工具,ワーク及び各構造体について設定された移動軸及び/又は回転軸に関する情報を少なくとも含んで構成される3次元モデルデータを記憶したモデルデータ記憶部と、
    前記工具,ワーク及び各構造体との相互間における干渉関係を定義した干渉データを記憶する干渉データ記憶部と、
    前記制御装置の制御実行処理部において実行されるブロックよりも少なくとも1ブロック分進んだブロックの動作指令を前記解析処理部から順次受信し、受信した動作指令及び前記モデルデータ記憶部に格納された3次元モデルデータを基に、該動作指令に係る構造体を動作させた状態の3次元モデルデータを生成し、生成した3次元モデルデータ及び前記干渉データ記憶部に格納された干渉データを基に、該構造体の動作によって該構造体,他の構造体,工具及びワークが相互に干渉するか否かを判定するとともに、前記生成した3次元モデルデータで前記モデルデータ記憶部に格納された3次元モデルデータを更新する干渉判定処理部とを備えてなることを特徴とする干渉確認装置。
  2. 工具及びワークをそれぞれ保持する2つの構造体を少なくとも含む複数の構造体と、
    該複数の構造体の内、動作可能に設けられた構造体を駆動する駆動機構部と、
    加工プログラムをブロック毎に順次解析して、前記動作可能な構造体に係る動作指令を少なくとも抽出する解析処理部、及び該解析処理部によって順次抽出された動作指令を基に制御信号を生成して、生成した制御信号を基に前記駆動機構部の作動を制御する制御実行処理部を有する制御装置とを備えた工作機械において、
    前記駆動機構部によって駆動され前記制御装置によってその作動が制御される前記動作可能な各構造体の動作によって、該構造体,他の構造体,工具及びワークが相互に干渉するか否かを確認する装置であって、
    前記工具,ワーク及び各構造体の3次元形状を定義した形状データ、並びに該工具,ワーク及び各構造体について設定された移動軸及び/又は回転軸に関する情報を少なくとも含んで構成される3次元モデルデータを記憶したモデルデータ記憶部と、
    前記工具,ワーク及び各構造体との相互間における干渉関係を定義した干渉データを記憶する干渉データ記憶部と、
    前記加工プログラムをブロック毎に順次解析し、前記制御装置の制御実行処理部において実行されるブロックよりも少なくとも1ブロック分進んだブロックの動作指令を抽出し、抽出した動作指令及び前記モデルデータ記憶部に格納された3次元モデルデータを基に、該動作指令に係る構造体を動作させた状態の3次元モデルデータを生成し、生成した3次元モデルデータ及び前記干渉データ記憶部に格納された干渉データを基に、該構造体の動作によって該構造体,他の構造体,工具及びワークが相互に干渉するか否かを判定するとともに、前記生成した3次元モデルデータで前記モデルデータ記憶部に格納された3次元モデルデータを更新する干渉判定処理部とを備えてなることを特徴とする干渉確認装置。
  3. 前記干渉判定処理部は、干渉すると判定された場合にアラームを出力するように構成されてなることを特徴とする請求項1又は2記載の干渉確認装置。
  4. 画像表示装置を更に備え、
    前記干渉判定処理部は、
    前記動作指令及び前記モデルデータ記憶部に格納された3次元モデルデータを基に、該動作指令に係る構造体を徐々に動作させた状態の3次モデルデータ及びこれに応じた3次元画像データを順次生成し、該動作開始から動作終了までに生成された3次元画像を順次前記画像表示装置に表示させるように構成されてなることを特徴とする請求項1乃至3記載のいずれかの干渉確認装置。
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